JPH0237091Y2 - - Google Patents

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JPH0237091Y2
JPH0237091Y2 JP1985131628U JP13162885U JPH0237091Y2 JP H0237091 Y2 JPH0237091 Y2 JP H0237091Y2 JP 1985131628 U JP1985131628 U JP 1985131628U JP 13162885 U JP13162885 U JP 13162885U JP H0237091 Y2 JPH0237091 Y2 JP H0237091Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、公衆電話機等の内部に設けられて該
公衆電話機等に投入された多種類の硬貨を選別で
きる硬貨選別装置に係り、特に、硬貨投入口から
蓄積軌道末端までの距離を最少にして選別できる
硬貨選別装置に関する。
[従来の技術] 従来の公衆電話機等において、多種類の硬貨を
選別する硬貨選別装置を第4図aと第4図bに示
す。
従来、この種の硬貨選別装置としては、第4図
aに示す1枚の軌道板について、1種類の硬貨を
選別する構造のものと、第4図bに示す1枚の軌
道板について数種類の硬貨を選別するものにおい
て、その硬貨の種類の数だけの選別部を有する構
造のものとがあつた。
まず、第4図aに示す従来の硬貨選別装置50
は、投入された硬貨がこれに沿つて導かれる軌道
板51が傾斜して立設され、この軌道板51の上
部に硬貨の投入口52が設けられている。この投
入口52からは予め定められた一種類の硬貨C1
のみ投入することができ、硬貨C1は選別部53
へと導かれる。選別部53は、電子的に硬貨の種
類を検出し、これが適正貨であると以降の蓄積部
54へ送り、不良貨であればこの部分から排出さ
れて返却口から外部へ返却される。蓄積部54で
は、前記選別部53通過後の硬貨C1を一定量蓄
積し、使用者の通話度数に応じて装置内へ収納す
るか、あるいは外部への返却が行なわれる。
次に、第4図bに示す従来の硬貨選別装置60
は、軌道板61上部の投入口62から複数種類例
えば二種類の硬貨C1,C2を投入することがで
きる。投入口62から投入された硬貨C1,C2
は、第1の選別部63aへ送られる。この第1の
選別部63aは電子的に硬貨を検出するもので、
予め定められた選別し得る硬貨C1に一致すれば
以降の第1の蓄積部64aへ送出し、他の種類の
硬貨である場合には、第2の選別部63bへ送出
する。第2の選別部63bは予め定められた種類
の硬貨C2のみ選別するもので、この種類に一致
すれば硬貨は以降の第2の蓄積部64bへ送出す
る。投入された硬貨は、これら第1、第2の選別
部63a,63bによつてC1,C2のみ受け付
けられ、他の種類の硬貨、および不良貨はこれら
第1、第2の選別部から排出されて、装置外部へ
返却される。第1、第2の蓄積部63a,63b
では、硬貨C1,C2を蓄積して使用者の通話度
数に応じた硬貨の収納、あるいは返却がされる。
また、この種の従来の硬貨選別装置60におい
て、他の種類の硬貨の選別を行なわせるために
は、硬貨の種類の数に応じて第3、第4…の蓄積
部を設ける必要がある。
[考案が解決しようとする問題点] これら従来の硬貨選別装置において前記第4図
aの硬貨選別装置50では、ただ一種類の硬貨C
1のみを選別するものであり、複数の種類の硬貨
を使用するには、必要な種類分の硬貨選別装置5
0をユニツトごとに増設しなければならず、設置
スペースが増大すると共に、硬貨投入口も多箇所
に設けられることとなり、装置が扱いにくくなつ
てしまう。
また従来の前記第4図bの硬貨選別装置60
は、投入口62は一箇所のみで複数種類の硬貨C
1,C2を投入できるが、硬貨の種類だけの選別
部を必要とし、すなわち第1の選別部63aでは
硬貨C1、第2の選別部63bでは硬貨C2のみ
しか硬貨を選別できないため、これ以上の硬貨の
種類は受けつけられないため、これもユニツトご
とに増設する必要がある。
また、第2の選別部63bが選別する硬貨C2
は、第1の選別部63aを通つた後、第2の選別
部63bへと移されるため、この選別部63a,
63bには硬貨移行機構が加わり動作も複雑にな
つてしまう。
この考案は、上記の事情に鑑み、多種類の硬貨
を一箇所の投入口から投入でき、しかもこれらを
一箇所の選別部で選別させるもので、装置全体を
小型化し得る硬貨選別装置を提供することを目的
としている。
[問題点を解決するための手段] 次に、上記の問題点を解決するための手段を、
実施例に対応する図面を参照して説明する。
すなわち、本考案は、 軌道板4と;該軌道板4に設けられ投入された
硬貨の種類及び不良硬貨の検出を電気的に行う検
出装置9と;前記軌道板4に設けられ前記検出装
置9の検出した不良硬貨及び余分に投入された硬
貨を排出する排出機構14と;予め定められた種
類の硬貨を蓄積するため前記軌道板4の同一板面
上に段差なくそれぞれ隣り合つて形成された第1
及び第2の蓄積軌道6a,6bと;該第1及び第
2の蓄積軌道6a,6bの入口近傍に設けられ、
前記検出装置9の出力に応じて前記軌道板4の板
面上に該軌道板4に形成されたスリツトより突出
又は退出自在とされる一枚の板体よりなり、前記
検出装置9により検出された硬貨の種類に応じて
前記突出時には硬貨を前記第1の蓄積軌道6aに
案内し前記退出時には硬貨をそのまま通過させて
前記第2の蓄積軌道6bに案内してそれぞれに振
り分ける振り分け機構21と;前記蓄積軌道内に
振り分けられた硬貨を保持するため前記蓄積軌道
の終端部近傍に前記蓄積軌道内へ進退自在に取り
付けられた保持機構23d,24dと;前記蓄積
軌道の終端部の底部に所定の硬貨のほぼ一枚分の
長さにわたつて形成された段部18a,19a
と、を備えた硬貨選別装置にある。
本考案による硬貨選別装置によれば、検出装置
によつて多種類硬貨の検出および不良貨の検出を
行い、排出機構により該不良貨の排出をし、振り
分け機構により複数種類の硬貨を種類別に振り分
け、それぞれ隣り合つた複数の蓄積軌道によつ
て、振り分けられたそれぞれの硬貨をそれぞれ蓄
積し、制御回路によつて前記排出手段および選別
手段を作動させるようにしている。
[実施例] 以下、図示の一実施例に基づいて本考案を説明
する。
第1図はこの考案に係る硬貨選別装置を示す斜
視図、第2図は同装置の裏面図、第3図a,b,
cは同装置の動作を示す図である。
第1図において硬貨選別装置1は、軌道板4
と、この軌道板4に取り付けられる検出部5及び
蓄積部6により大略構成されている。
軌道板4は、その前面4a側が正の勾配で傾斜
するように側板2,2によつて支持されている。
該軌道板4の上部には、検出装置5が設けられ、
ここで硬貨の直径、厚さ、材質等よりその種類が
検出されると共に、不良貨を排出して装置外部へ
返却する。
検出装置5は、硬貨が投入される投入口3の直
下から前記蓄積部6の入口まで硬貨を案内し得る
フラツパ8と、該案内中の硬貨を検出する検出装
置9とから構成される。フラツパ8は、軌道板4
に対し傾斜する支軸10を中心にして軌道板4の
前面側に開閉自在かつ、バネ11により常時軌道
板4方向へ付勢されて軸支されている。また、フ
ラツパ8には、この下端縁に渡り案内ブロツク1
2が取り付けられ、かつ、フラツパ8の前記支軸
10の下部には、排出口13が開口されている。
このブロツク12は硬貨の厚みよりわずかに厚く
形成されており、投入口3から投入された硬貨
は、このフラツパ8と軌道板4との間をブロツク
12上に沿つて矢印A方向へ案内され、前記蓄積
部6へ送出される。
前記検出装置9は、電子回路よりなる制御回路
Aによつて、前記フラツパ8により案内中の硬貨
について、その直径、厚さ、材質等からこの実施
例では最大4種類までの適正硬貨を検出でき、か
つ変形等不良貨の検出を行うものである。
また、軌道板4上には前記フラツパ8の排出口
13の部分に、排出機構14が設けられている。
この排出機構14は、常時排出口13方向に突出
していて、前記検出装置9の制御回路Aによる検
出結果を受けて適正硬貨通過時のみ退避する排出
レバーよりなるもので、不良貨検出時には突出し
て排出口13からこの不良貨を排出する。
この排出機構14の退避動作は、第2図の裏面
図に示すように、軌道板4の裏面4bに取り付け
られた電磁石15によつて行なわれ、該電磁石1
5は制御回路Aによつて作動する。
この軌道板裏面4bの上部には、回動自在かつ
その作動片16aがこの軌道板4の前面4aから
突出してフラツパ8の一部に当接し得るアーム機
構16が取りつけられており、受話機掛け時の外
力(フツキング)を当接部16b部分が受けた時
に、作動片16aは、フラツパ8をその支軸10
を中心として回動させて開放し、このフラツパ8
部分の硬貨を排出させる。
このフラツパ8および前記排出口13から排出
された硬貨は、返却口から装置外部へ返却される
ことになる。
検出部5により適正と判別された硬貨は、フラ
ツパ8の終端8b部分から下段の蓄積部6へ送出
される。
蓄積部6には、軌道板4の前面4a上に所定間
隔で傾斜して設けられた上段端板17、中段端板
18及び左右の下段端板19,20により、硬貨
が転動するための軌道空間が形成されており、こ
れら上段、中段及び下段端板17,18,19間
は、第1の蓄積軌道6aと第2の蓄積軌道6bを
形成し、各々硬貨を蓄積し得る。従つて、上記各
端板17,18,19及び20の板厚は、硬貨の
厚みよりわずかに厚く形成され、かつ上記各端板
17,18,19,20上には薄板状のカバー7
が取付けられ、硬貨表面上を覆つて硬貨の脱落が
防止されている。これら第1の蓄積軌道6a、第
2の蓄積軌道6bは、ほぼ径が等しく種類の異な
る硬貨をそれぞれ2種類ずつ隣り合つて蓄積で
き、蓄積部6は合計4種類の硬貨が蓄積されるも
のである。
これら第1、第2の蓄積軌道6a,6bへ硬貨
を2種類毎に振り分けるのは振り分け機構21に
よつて行なわれる。
振り分け機構21は、上段及び中段端板17,
18の上端部分つまり第1、第2の蓄積軌道6
a,6bの入口に設けられ、軌道板4の前面4a
に突出自在な略<字状の板体より成り、前記検出
装置5の検出結果を受けて、制御回路Aにより第
2図に示す電磁石22によつて動作するもので、
第1の蓄積軌道6aが蓄積し得る2種類の硬貨C
1,C2を検出装置5が検出したときは振り分け
機構21は軌道板4前面4aから突出して該硬貨
C1,C2をB方向へ案内し、第2の蓄積軌道6
bが蓄積する硬貨C3,C4を検出装置5が検出
したときは、振り分け機構21は、軌道板4の前
面4aから裏面4b方向に退避してこれら硬貨C
3,C4をC方向へ案内する。
第1の蓄積軌道6a、第2の蓄積軌道6bの下
端には、硬貨をこれら蓄積軌道内に蓄積させるた
めの第1の収納レバー23、第2の収納レバー2
4、および返却レバー25が設けられている。
第1の収納レバー23、第2の収納レバー24
は、第2図に示すように各々の揺動基部23a,
24aが軌道板4の裏面4bに軸着され、さらに
夫々の作動片23b,24bが軌道板4の前面4
a側に常時突出しており、電磁石26a,26b
が制御回路Aによつて各々動作することによりこ
の各作動片23b,24bはさらに軌道板4上に
突出し得る。これら第1の収納レバー23、第2
の収納レバー24の作動片23b,24bは、前
記中段及び下段端板18,19が形成する第1、
第2の蓄積軌道6a,6bの終端部分から硬貨の
高さ方向に段差Hを隔てて下方に設けられると共
に、この各作動片23b,24bの奥方には硬貨
の厚み分よりわずかに大きい収納孔23c,24
cが設けられており、硬貨収納時、つまり第1、
第2の収納レバー23,24の動作時、夫々の作
動片23b,24bがさらに前方へ突出すれば、
この各収納レバー23,24上の硬貨はこの収納
孔23c,24cから下方にある金庫室(図示
略)の入口の方向すなわち図面のD方向へ落下し
て、この下に設けられる金庫室へ収納される。
また、この第1及び第2の収納レバー23,2
4の中央付近には第1及び第2の保持機構23
d,24dが突出されて設けられており、第1及
び第2収納レバー23,24の動作時のみ、この
第1及び第2の保持機構23d,24dは軌道板
4前面4aから突出し得る。
前記返却レバー25は、第2図に示すように揺
動基部25aが軌道板4裏面4bの下部に軸着さ
れ、該揺動基部25aの上部の左右に突出する左
右の作動片25b,25cが軌道板4上の第1、
第2の蓄積軌道6a,6bの終端から硬貨一枚分
隔てた位置に突出しており、制御回路Aによつて
作動する電磁石28によつてこの各作動片25
b,25cは、同時に軌道板4上から退避する方
向へ動作する。この各作動片25b,25cは軌
道板4に形成された左右の窓口4d,4e内を左
右方向に調節のため移動でき、蓄積する硬貨の径
に合わせて第1及び第2蓄積軌道6a,6bの終
端からの距離を調整できる。
返却レバー25の動作時、第1の蓄積軌道6a
に蓄積された硬貨は、返却口の方向すなわち図面
のE方向へ、また第2の蓄積軌道6bに蓄積され
た硬貨は前記カバー7の排出口7aから軌道板4
の前方すなわち図面のF方向へ排出され、いずれ
も返却口から外部へ返却される。
また、前記中段及び下段端板18,19上面の
軌道面の終端部には、ほぼ硬貨一枚分の長さを有
する一段下つた段部18a,19aが設けられて
いると共に、閉塞されるカバー7のこの部分には
高さ調整用の規制板7b,7cが硬貨の高さ方向
に移動自在に設けられており、第1及び第2の保
持機構23d,24dが軌道板4上に突出した
時、硬貨が振動することをこれら段部18a,1
9aと規制板7b,7cによつて制御できる。
また、前記第1、第2の蓄積軌道6a,6bの
夫々の入口には第1、第2のセンサ27a,27
bが設けられ、これら第1、第2のセンサ27
a,27bは第1、第2の蓄積軌道6a,6bが
蓄積し得る硬貨の枚数を検出するもので、蓄積可
能な枚数を超過した場合、前記排出機構14へ検
知信号を送りこの排出機構14から硬貨を排出す
るようになつている。
次に、以上のように構成された実施例の硬貨選
別装置の作用について説明する。
まず、第3図aに示す硬貨の蓄積状態について
説明する。
図に示すように、前記検出装置5で検出された
適正硬貨は、その種類について振り分け機構21
で選別され、蓄積軌道6内に蓄積されている。第
1の蓄積軌道6aには、やや小径の2種の硬貨C
1,C2が、また第2の蓄積軌道6bには、やや
大径の2種の硬貨C3,C4が蓄積されている。
この状態で、第1のセンサ27aでは硬貨の検出
がされていないから第1の蓄積軌道6aにはさら
にもう一枚の硬貨C1,C2いずれかの蓄積が可
能である。他方第2のセンサ27bはすでに硬貨
C3があることを検出しており、第2の蓄積軌道
6b内に硬貨C3,C4はいずれも蓄積できない
から、前記検出装置5で硬貨C3,C4を検出す
れば、適正硬貨であつてもこの検出装置5から外
部へ返却されることになる。
次に第3図bに示すのは硬貨の収納状態であ
る。蓄積軌道6内に蓄積されたすべての硬貨の種
類、収納の順序、金額等は、前記検出装置5の検
出結果を受けて制御回路Aに記憶されている。硬
貨の収納は、利用者の使用度数により決定される
もので、制御回路Aが収納信号を送出し、第1及
び第2の収納レバー23,24を動作させて図面
のD方向の金庫室(図示略)へ収納する。このと
き収納される1番目の硬貨C2、又は、C4は、
各作動片23b,24bが突出した時のみ突出す
る各収納孔23c、又は、24cから収納され
る。2番目以降の硬貨は、第1、第2の保持機構
23d,24dによつて前記中段及び下段の端板
18,19の段部18a,19aで一時保留され
た後、収納レバー23,24の退避に伴い、再び
転動し、この第1及び第2の収納レバー23,2
4上に乗ることになる。
第1及び第2の収納レバー23,24の作動片
23b,24bは、前記蓄積軌道6a,6bの終
端部から硬貨通路内に突出可能であるが、第1、
第2の保持機構23d,24dは、硬貨の径に合
わせて上下に取付位置を調整できるので、1つの
蓄積軌道で2種類の硬貨の蓄積(例えば、第1の
蓄積軌道6aにおける硬貨C1と硬貨C2)の両
方を保持できる位置に固定することができる。
次に、第3図Cに示すのは硬貨の返却状態であ
る。硬貨の返却は、利用者が通話を終了した後の
送受器掛けによつて行なわれる。返却時、返却レ
バー25の作動片25b,25cは、電磁石28
の作動により軌道板4上から図示の如く退避する
から、第1、第2の蓄積軌道6a,6bに蓄積さ
れた硬貨は、すべて図の矢印E,F方向から排出
されて返却口(図示略)へ返却される。また、こ
の作動片25b,25cは窓口4d,4eを左右
方向に移動可能であり、第1、第2保持機構23
d,24dの位置からこの作動片25b,25c
までの距離を硬貨の径に合わせて調整でき、前述
の収納状態における第1、第2保持機構23d,
24d及び作動片23b,24bの作動も良好に
行なうことができる。
尚、第1の蓄積軌道6aには小径な硬貨群C
1,C2をまた第2の蓄積軌道には、大径の硬貨
群C3,C4を蓄積するようにしたが、逆に第1
の蓄積軌道6aに大径硬貨群、第2の蓄積軌道6
bに小径硬貨群を蓄積することができる。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案による硬貨選別装置
によれば、一枚の軌道板上に検出装置を設け、複
数種類の硬貨について適正硬貨選別を行い、この
選別に基づいて、制御回路により排出機構を作動
させて不良貨の排除をし、さらに振り分け機構を
作動させて前記多種類の硬貨をそれぞれ対応する
複数の蓄積軌道に振り分け、それぞれの蓄積軌道
の終端部のほぼ硬貨一枚分の長さに段差をもたせ
て、異なる直径の硬貨を同一の蓄積軌道内に蓄積
可能にしたので硬貨づまり障害を起すことがな
く、複数類の硬貨を1枚の軌道板の同一板面上で
効率よく選別、蓄積でき、経済的に小形化が図れ
る。
また、本考案によれば、上記複数種類の硬貨を
選別して蓄積する第1の蓄積軌道6aと第2の蓄
積軌道6bを、一枚の軌道板4の同一板面上に段
差なく隣り合つて形成させるようにしたので、厚
さ方向のスペースフアクターが良く、また、検出
装置9からの出力に応じて第1の蓄積軌道6aと
第2の蓄積軌道6bに硬貨を振り分ける振り分け
機構21は、軌道板4の板面上に突出又は退出自
在とされ、突出時には硬貨を第1の蓄積軌道6a
に案内し、退出時には硬貨をそのまま通過させて
第2の蓄積軌道6bに案内させる一枚合板体によ
り形成されているため、該振り分け機構の構造と
動作が簡単で、振り分け作動時における硬貨の流
れに無駄がなく、組立並びに保守が容易で、硬貨
の詰り等による事故も少ないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による硬貨選別装置の一実施
例を示す斜視図、第2図は、同装置の裏面図、第
3図aは、同装置の蓄積状態を示す図、第3図b
は、同装置の収納状態を示す図、第3図cは、同
装置の返却状態を示す図、第4図a,bは、従来
の硬貨選別装置を示す図である。 1……硬貨選別装置、5……検出装置、6……
蓄積軌道、6a……第1の蓄積軌道、6b……第
2の蓄積軌道、14……排出機構、21……振り
分け機構、23d,24d……保持機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軌道板4と;該軌道板4に設けられ投入された
    硬貨の種類及び不良硬貨の検出を電気的に行う検
    出装置9と;前記軌道板4に設けられ前記検出装
    置9の検出した不良硬貨及び余分に投入された硬
    貨を排出する排出機構14と;予め定められた種
    類の硬貨を蓄積するため前記軌道板4の同一板面
    上に段差なくそれぞれ隣り合つて形成された第1
    及び第2の蓄積軌道6a,6bと;該第1及び第
    2の蓄積軌道6a,6bの入口近傍に設けられ、
    前記検出装置9の出力に応じて前記軌道板4の板
    面上に該軌道板4に形成されたスリツトより突出
    又は退出自在とされる一枚の板体よりなり、前記
    検出装置9により検出された硬貨の種類に応じて
    前記突出時には硬貨を前記第1の蓄積軌道6aに
    案内し前記退出時には硬貨をそのまま通過させて
    前記第2の蓄積軌道6bに案内してそれぞれに振
    り分ける振り分け機構21と;前記蓄積軌道内に
    振り分けられた硬貨を保持するため前記蓄積軌道
    の終端部近傍に前記蓄積軌道内へ進退自在に取り
    付けられた保持機構23d,24dと;前記蓄積
    軌道の終端部の底部に所定の硬貨のほぼ一枚分の
    長さにわたつて形成された段部18a,19a
    と、を備えた硬貨選別装置。
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