JPH0237075B2 - Denjudokanetsusochi - Google Patents

Denjudokanetsusochi

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JPH0237075B2
JPH0237075B2 JP7939583A JP7939583A JPH0237075B2 JP H0237075 B2 JPH0237075 B2 JP H0237075B2 JP 7939583 A JP7939583 A JP 7939583A JP 7939583 A JP7939583 A JP 7939583A JP H0237075 B2 JPH0237075 B2 JP H0237075B2
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JP
Japan
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thin plate
magnetic pole
width
electromagnetic induction
heating device
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP7939583A
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English (en)
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JPS59205183A (ja
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Hajime Saito
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は薄板を電磁誘導により加熱する電磁誘
導加熱装置に関する。
一般に、この種の電磁誘導加熱装置には、幅に
比べて長さの長い薄板(ストリツプ)を電磁誘導
を用いて加熱するものがある。このような電磁誘
導加熱装置は薄板の幅方向に薄板と対向するよう
に配設された電磁石を備え、この電磁石は、交流
電流によつて付勢されている。この加熱装置で
は、薄板の幅方向に一様に加熱できることが望ま
しく、且つ、薄板の幅が変化した場合にも一様に
加熱できることが好ましい。
従来、上述した要求に応えるために、薄板の幅
が変化した場合、電磁石を薄板の幅に合せて交換
する加熱装置、あるいは、電磁石に複雑なコイル
巻線を施して、巻線に流される電流を微妙に調整
する加熱装置等が提案されている。
しかしながら、これらの装置ではいずれも装置
としての構造が複雑になると共に、薄板の変化に
迅速に対処できないという欠点がある。特に、電
磁石交換の場合や、運転中の外部条件の変化によ
り温度分布にむらが生じた場合、簡単且つ迅速に
電磁石の再調整を行なえないという欠点もある。
本発明の目的は薄板の幅の変化に迅速且つ容易
に対応できる電磁誘導加熱装置を提供することで
ある。
本発明の他の目的は薄板の幅方向における温度
分布を任意且つ速かに調整できる電磁誘導加熱装
置を提供することである。
本発明によれば、薄板の幅方向に、互いに並列
に且つ薄板と対向するように配列された複数個の
磁極セグメントと、各磁極セグメントを薄板の厚
み方向に、他の磁極セグメントとは独立に移動さ
せるための駆動機構と、複数個の磁極セグメント
を取り囲むように配設された複数個の磁極セグメ
ントに共通なコイルとを有する電磁誘導加熱装置
が得られる。この装置は更に継鉄を介して前記磁
極セグメント磁気的に結合され、板の幅方向に出
入り可能な側磁極要素を備えている。
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。
第1図及び第2図はそれぞれ本発明の一実施例
に係る電磁誘導加熱装置の平面図及び側面図であ
り、幅に比較して長さの長い薄板1が加熱される
べき被加熱薄板として矢印方向に即ち長さ方向に
連続的に送られている。電磁誘導加熱装置を構成
する電磁石2が第1図に示すように、長さ方向を
横切る方向即ち幅方向に配設されている。電磁石
2は第2図に示すように、薄板1の上下に互いに
対向して配置されている。各電磁石2は、現在加
熱される薄板の幅とは無関係に、この加熱装置で
加熱される最大幅の薄板よりも広い幅を有してい
る。尚、配設される電磁石の数は設備の目的に応
じて決定されるから、一組に限定されないことは
言うまでもない。
この種の電磁誘導加熱装置では、薄板1をその
幅方向に一様に加熱することが要求される。この
要求を達成するためには、各電磁石2の発生する
磁場が薄板の幅方向に予め定められた分布を有し
ていることが必要である(特開昭51−138937号公
報)。この幅方向の磁場分布は一様ではなく、且
つ、薄板1の幅が変化すれば、磁場分布も変えな
ければならない。
第3図を参照すると、本発明の一実施例に係る
電磁誘導加熱装置を構成する電磁石のうち、第2
図の線−に沿う部分が一部破断して示されて
いる。また、第4図を参照すると、第3図の線
−に沿う断面図が示されている。第3図及び第
4図では、一つの電磁石2の一部のみを示してい
るが、他の電磁石も同様な構造を有している。
第3図からも明らかな通り、電磁石2の端部は
被加熱薄板1の幅方向端部より左側即ち外側にあ
る。尚、電磁石2の他方の端部も同様な構成を有
している。図示された電磁石2は薄板1の幅方向
に分割され、且つ、並列に配列された複数個の主
磁極要素(以下、セグメントと呼ぶ)5を有し、
各セグメント5は薄板1と対向している。これら
セグメント5は支持枠3内に支持されており、且
つ、セグメント5に共通に、コイル4が施されて
いる。具体的に言えば、各セグメント5は第4図
に示すように、四つの脚部及び橋絡部とを有する
櫛形形状を備えている。両脚部には各セグメント
5に共通にコイル4a,4b,4c,4dが巻回
されており、隣り合う各コイルは互いに逆極性の
電流が流される。
各セグメント5の橋絡部は駆動棒10に連結さ
れ、この駆動棒10は支持枠3の外側に延在して
いる。駆動棒10の側部にはラツクが設けられて
おり、このラツクは駆動機構8を構成するギヤー
と噛合している。更に、各セグメント5の脚部は
支持枠3の内側に設けられた案内機構9により支
持案内されている。
この構成では、駆動機構8を回転させることに
より、セグメント5を薄板1の方向へ接近させる
ことができると共に、薄板1からセグメント5を
遠ざけることができる。この場合、コイル4a,
4b,4c,4dは第3図に示すように、その端
部を継鉄6により支持固定されており、各セグメ
ント5はコイル4a,4b,4c,4dによつて
囲まれた空間内に個々に出し入れされる。また、
セグメント5の移動の際の案内機構9として、摺
動機構を用いれば、振動・雑音等の発生を軽減で
きる。
更に、この実施例に係る電磁石には、第3図に
示すように、板状の側磁極要素7が継鉄6と接触
して設けられ、これによつて、セグメント5と磁
気回路を形成している。第3図からも明らかな通
り、この側磁極要素7は薄板1の幅方向に延在し
ている。この例の場合、側磁極要素7は二組設け
られており、薄板1の幅方向に駆動機構11によ
り移動可能である。継鉄及び各側磁極要素7の薄
板1の移動方向への幅はセグメント5の脚部の幅
と同じ程度であることが望ましい。
この側磁極要素7は薄板1の端部における磁場
を急激に減少させると共に、必要によつては、薄
板1の中央部と逆向きの磁場を発生させるための
ものである。側磁極要素7を用いることにより、
理論的に要求される磁場分布を正確に達成するこ
とができる。
以上述べた通り、本発明によれば、各セグメン
トを薄板方向に個々に移動させることにより、薄
板の幅方向における磁場分布を任意に調整できる
電磁誘導加熱装置が得られる。また、装置の最大
処理幅以内の幅を有する薄板であれば、薄板の幅
が変化しても、装置自体を変更することなく所期
の磁場分布を得ることができる。この場合、特殊
且つ複雑な補助巻線等を必要としない。例えば、
幅方向に薄板を一様に加熱する必要がある場合に
は、一様加熱に必要な磁場分布に応じて各セグメ
ントを移動させればよい。更に、運転中の外部条
件の変化により温度分布にむらが発生した場合に
も、発生時点で関連するセグメントの再調整を行
なうことにより、迅速に修正を行なうことができ
る。また、本発明は一様でない温度分布をも簡単
に実現できる。
各セグメントは遠隔操作によつて移動調整され
てもよい。尚、セグメントの形状は図のように断
面4脚に限らないことは言うまでもない。
又、上記実施例では、板幅の全範囲に渡つて、
電磁石はセグメントに分割された構成であるが、
適用すべき設備に応じて予め板幅の変化の範囲が
知られている時はその最小板幅に合せて電磁石の
一部を分割なしの固定構造とし、板幅の変化する
範囲を可変構造とすることができる。
更に、このセグメント分割による調整機構を電
磁石の片一方側だけに適用するものとし、もう一
方側は予め定められた形状の一体固定構造とする
ことができる。
この場合、加熱されるべき薄板の一方の端はこ
の電磁石の固定構造側に正しく位置決めされて送
られる。もう一方の端は上記可変構造部分に来る
が、前述の如き機構により、板幅が変化しても直
ちに対応して必要な温度分布の加熱が実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の適用される電磁誘導加熱装置
を概略的に示す平面図、第2図は第1図に示され
た電磁誘導加熱装置の側面図、第3図は第2図の
線−に沿う部分を一部破断して示す図、及び
第4図は第3図の線−に沿つて断面された断
面図である。 記号の説明、1:薄板、2:電磁石、3:支持
枠、4,4a,4b:コイル、5:主磁極要素
(セグメント)、6:継鉄、7:側磁極要素、8:
駆動機構、9:案内機構、10:駆動棒、11:
側磁極駆動機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 予め定められた方向に送られる薄板を電磁誘
    導により加熱する電磁誘導加熱装置において、薄
    板の板幅方向に、互いに並列に且つ前記薄板と対
    向するように配列された複数個の磁極セグメント
    と、前記各磁極セグメントを前記薄板の厚み方向
    に、他の磁極セグメントとは独立に移動させるた
    めの駆動機構と、前記複数個の磁極セグメントを
    取り囲むように配設された前記複数個の磁極セグ
    メントに共通なコイルと、両端の磁極セグメント
    に摺接する継鉄を介して薄板の幅方向に出没自在
    に設けられた側磁極要素とを有することを特徴と
    する電磁誘導加熱装置。
JP7939583A 1983-05-09 1983-05-09 Denjudokanetsusochi Expired - Lifetime JPH0237075B2 (ja)

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JP7939583A JPH0237075B2 (ja) 1983-05-09 1983-05-09 Denjudokanetsusochi

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JPS59205183A JPS59205183A (ja) 1984-11-20
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JPS6235490A (ja) * 1985-08-09 1987-02-16 住友重機械工業株式会社 電磁誘導加熱装置
JPH0722875Y2 (ja) * 1988-10-04 1995-05-24 株式会社トーキン 誘導加熱器
JP6323564B2 (ja) 2014-09-05 2018-05-16 新日鐵住金株式会社 金属帯板の誘導加熱装置

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