JPH0236465Y2 - - Google Patents

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JPH0236465Y2
JPH0236465Y2 JP6318684U JP6318684U JPH0236465Y2 JP H0236465 Y2 JPH0236465 Y2 JP H0236465Y2 JP 6318684 U JP6318684 U JP 6318684U JP 6318684 U JP6318684 U JP 6318684U JP H0236465 Y2 JPH0236465 Y2 JP H0236465Y2
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JP
Japan
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valve
valve body
valve stem
tension spring
insertion hole
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JP6318684U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は排水弁を電磁石により開放させて排水
を行なわしめる洗濯機等の排水制御装置に係わ
り、特にその排水弁及び電磁石間に排水弁凍結時
の電磁石の焼損を防止し得るスプリングを具えた
構造のものに関する。
〔考案の技術的背景〕
従来よりこの種洗濯機等の排水制御装置として
は、実公昭51−21545号に示す様に洗濯機の排水
路中に位置せられる排水弁の弁体にその背部から
スリーブ状を成す弁棒の先端フランジ部分を宛が
つて、更にそのフランジ部分に圧縮スプリングを
圧接させることにより弁体を常時閉塞方向に付勢
する様になし、そして一方、弁棒内には上記圧縮
スプリングよりばね定数の大なる引張スプリング
を挿通せしめて、その一端部を前記弁体に予めイ
ンサート成形して設けた補強板の突出片部に連結
し、他端部を電磁石の通電時に吸引される作動片
に連結することによつて、通常は該電磁石により
引張スプリングを介して弁棒を、ひいては弁体を
けん引して排水弁を開放状態になさしめ、そして
排水弁凍結時には電磁石が弁体はけん引できない
が引張スプリングを伸長させることによつて作動
片だけは吸引できる様にし、以て該電磁石の焼損
を防止する様にしたものが存する。
〔背景技術の問題点〕
然しながら上述の如くした従来のものの場合、
第一に引張スプリングの一端部を連結するのに補
強板という別部品が必要で、しかもその補強板に
は湿気の多い使用環境を考慮して逐一防錆処理を
施なければならず、更に該補強板を弁体に逐一イ
ンサート成形しなければならないこともあつて全
体にコスト高となる問題点があり、加えて該補強
板に対する引張スプリング一端部の連結自体も、
弁体に連設されたベローをめくりながら補強板の
突出片部先端に存する小孔に引張スプリング一端
部のフツク部を掛止させるという煩しさのあるも
ので、作業が捗らない問題点を有していた。
〔考案の目的〕 本考案は上述の事情に鑑みてなされたものであ
り、従つてその目的は、安価に且つ作業性良く製
造できる洗濯機等の排水制御装置を提供するにあ
る。
〔考案の概要〕
本考案は、弁体を有すると共に該弁体に設けら
れた溝部に先端のフランジ部分を嵌合させて該弁
体に連結されたスリーブ状の弁棒を有し且つ該弁
棒の前記フランジ部分を圧して前記弁体を常時閉
塞方向に付勢する圧縮スプリングを有する排水弁
と、ばね定数が前記圧縮スプリングより大で一端
部にフツク部を有し該フツク部を前記弁棒に設け
られた挿通孔に挿通させて該挿通孔とは異なる角
度位置に設けられた係止溝に係止させることによ
り該弁棒に連結され且つ全体に該弁棒内に位置さ
れた引張スプリングと、通電時に吸引する作動片
を有し該作動片に前記引張スプリングの他端部を
連結した電磁石とを具備して成るものにて、それ
らにより従来の補強板を、又、該補強板に施した
防錆処理並びに該補強板のインサート成形をすべ
て不要ならしめ、併せて引張スプリング一端部の
連結作業自体容易に行ない得る様にしたことを特
徴とするものである。
〔考案の実施例〕
以下本考案の一実施例につき第1図乃至第7図
を参照して説明するに、先ず第1図に於いて、1
は脱水兼用洗濯機の外箱であり、その内部には外
槽2を弾性吊持機構3により支持して配設し、そ
して外槽2内には内槽4を、又、内槽4内にはパ
ルセータ5を夫々回転可能に配設している。6は
外槽2の専ら外底部略中央に配設した制御機構中
枢部、7はその一方側(図中左側)に配設したモ
ータで、該モータ7の回転力を上記制御機構中枢
部6を介して洗濯時にはパルセータ5に伝えてこ
れを正逆回転させ、脱水時にはパルセータ5及び
内槽4に伝えてこれらを共に一方向へ高速回転さ
せる様にしている。そして一方、8は第2図にも
示す様に制御機構中枢部6の他方側(図中右側)
に配設した電磁石、9は電磁石6取付部近傍の外
槽2底隅部に貯留水位検知用のエアトラツプ10
と共に形設した排水口で、該排水口9及びエアト
ラツプ10に共通に排水弁11を装着している。
ここで、排水弁11は詳細には第3図に示す様に
弁箱12と弁蓋13及び弁体14と弁棒15並び
に圧縮スプリング16を有して成るもので、その
うち弁箱12にその弁孔17部分から外上方へと
延設した入水口部18を前記排水口9及びエアト
ラツプ10に連ね、他方、外下方へと延設した出
水口部19を排水ホース20に連ねている。又、
弁体14には第4図に示す様に弁孔17周囲の弁
座21側の面の周囲部にリツプ部22を突設し、
それとは反対側の面の周囲部にはベロー23を延
設していて、その間に環状の溝部24を形設して
いる。これに対し、弁棒15にはその先端部の外
周囲にフランジ25を突設していて、該フランジ
25部分を上記溝部24に嵌合させることによ
り、弁棒15を弁体14に連結し、又、該フラン
ジ25部分には前記圧縮スプリング16の一端部
を圧接させることにより、該フランジ25部分を
介して弁体14にそのリツプ部22が弁座21に
圧接して弁孔17を閉塞する力を付与している。
而して又、弁棒15は全体にはスリーブ状を成す
様に作製させられたもので、その先端部には上記
フランジ25の他に軸方向貫通孔状の挿通孔26
と有底状の係止溝27とを例えば第5図乃至第7
図に示す如く90度角位置を異ならせて形設してい
る。尚、弁蓋13は上記弁棒15を挿通させ且つ
圧縮スプリング16を圧し更にベロー23の開口
端縁部を弁箱12の開口端部との間で挾圧しなが
ら該弁箱12に被着せられている。以上に対し、
28は引張スプリングで、これは上記排水弁11
の圧縮スプリング16よりばね定数が大なるもの
であり、その一端部には前記挿通孔26の長さA
より大なる長さB(A<B)を有する直状部29
を介して係止溝27の深さCより小なる直径D
(C>D)を有する円形のフツク部30を形設し
ていて、該フツク部30を直状部29と共に挿通
孔26に挿通せしめて一旦先方に突出させ、その
後90度回動させて引くことにより該フツク部30
を係止溝27に挿入せしめて係止させている。斯
くして引張スプリング28の一端部を弁棒15に
連結しているのであり、同時に引張スプリング2
8の全体を弁棒15内に位置させている。又、そ
の弁棒15の先端部にはその内方から漸次幅を挾
くして挿通孔26に連なる傾斜部31を形設して
おり、これによつて上記引張スプリングフツク部
30の挿通孔26への挿通を案内し容易に挿通で
きる様にしている。32は前記電磁石8の作動片
で、これは該電磁石8の通電時に吸引せられるも
のであり、その先端部に上記引張スプリング28
の他端部を連杆33を介して連結している。尚、
34は上記連杆33に側方から連結した前記制御
機構中枢部6のブレーキ装置35に於けるブレー
キレバーであり、36は電磁石8を覆つた防音・
防湿用のカバーである。
さて、以上の様な構成とした本実施例の場合、
電磁石8が通電されると、作動片32が吸引され
ることによつて通常は連杆33を介して更に収縮
状態のままの引張スプリング28を介して弁棒1
5を、ひいては弁体14を圧縮スプリング16の
付勢力に抗してけん引し、弁孔17を開放させ
る。これに対して排水弁11が凍結状態にあると
き、弁体14は弁座21に結着して動かず、作動
片32は連杆33を介し引張スプリング28を伸
張させて吸引される。斯様に排水弁11が連結状
態にあつても電磁石8は作動片32の吸引をし得
ることから、その焼損を防止し得るものであり、
安全ならしめ得る。
而して上述の如く安全ならしめる構造に於い
て、本実施例の場合、弁体14には従来とは異な
り補強板などインサート成形しておらず、その面
倒なインサート成形を不要ならしめ、且つ補強板
自体も不要ならしめ得るもので、更に補強板に施
した防錆処理等も不要ならしめ、斯くしてコスト
の底廉化に寄与し得るものであり、又、その補強
板に代わつて弁体14に連結する弁棒15はその
先端部のフランジ25部分を弁体14に形設した
溝部24に嵌合させることによつて連結するとい
うものであるから、その作業も容易にできる。そ
して又、引張スプリング28のフツク部30の連
結についても、該フツク部30を弁棒15の挿通
孔26に挿通させて後該挿通孔26とは異なる角
度位置に設けられた係止溝27に係止させるとい
うだけのことで連結させ得るもので、従来の様な
煩しさはなく、作業性の改善を達成できる。
尚、引張スプリング28のフツク部30は円形
のものには限られず、第8図に示す様な三角形の
フツク部37又は第9図に示す様なL字形のフツ
ク部38に変えて実施する様にしても良い。
その他、排水弁11は全体に横向きでなく縦向
きに変えて実施する様にしても良く、又、全体も
脱水兼用洗濯機には限られず二槽式洗濯機に適用
して実施する様にしても良く、更に洗濯機以外そ
れと同様の事情を有する他の機器の排水制御装置
に適用して実施する様にしても良いなど、本考案
は要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し
得る。
〔考案の効果〕
以上にて明らかな様に本考案の洗濯機等の排水
制御装置は、弁体を有すると共に該弁体に設けら
れた溝部に先端のフランジ部分を嵌合させて該弁
体に連結されたスリーブ状の弁棒を有し且つ該弁
棒の前記フランジ部分を圧して前記弁体を常時閉
塞方向に付勢する圧縮スプリングを有する排水弁
と、ばね定数が前記圧縮スプリングより大で一端
部にフツク部を有し該フツク部を前記弁棒に設け
られた挿通孔に挿通させて該挿通孔とは異なる角
度位置に設けられた係止溝に係止させることによ
り該弁棒に連結され且つ全体に該弁棒内に位置さ
れた引張スプリングと、通電時に吸引する作動片
を有し該作動片に前記引張スプリングの他端部を
連結した電磁石とを具備して成るものにて、それ
らにより従来の補強板を、又、該補強板に施した
防錆処理並びに該補強板のインサート成形をすべ
て不要ならしめ、併せて引張スプリング一端部の
連結作業自体容易に行ない得、更に弁体に対する
弁棒の連結作業等も容易に行ない得るというもの
であるから、安価に且つ作業性良く製造できると
いう優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案の一実施例を示し、
第1図は本装置を装備した脱水兼用洗濯機の縦断
側面図、第2図は本装置部分の下面図、第3図は
同部分の縦断面図、第4図は排水弁弁体周りの拡
大縦断面図、第5図は弁棒先端部及び引張スプリ
ングの斜視図、第6図は第5図の−線に沿う
挿通孔部分の横断面図、第7図は同−線に沿
う係止溝部分の縦断面図であり、そして第8図及
び第9図は夫々本考案の異なる実施例を示した第
4図相当図である。 図中、8は電磁石、11は排水弁、14は弁
体、15は弁棒、16は圧縮スプリング、24は
溝部、25はフランジ、26は挿通孔、27は係
止溝、28は引張スプリング、30はフツク部、
32は作動片、33は連杆、37及び38は夫々
フツク部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁体を有すると共に該弁体に設けられた溝部に
    先端のフランジ部分を嵌合させて該弁体に連結さ
    れたスリーブ状の弁棒を有し且つ該弁棒の前記フ
    ランジ部分を圧して前記弁体を常時閉塞方向に付
    勢する圧縮スプリングを有する排水弁と、ばね定
    数が前記圧縮スプリングより大で一端部にフツク
    部を有し該フツク部を前記弁棒に設けられた挿通
    孔に挿通させて該挿通孔とは異なる角度位置に設
    けられた係止溝に係止させることにより該弁棒に
    連結され且つ全体に該弁棒内に位置された引張ス
    プリングと、通電時に吸引する作動片を有し該作
    動片に前記引張スプリングの他端部を連結した電
    磁石とを具備して成る洗濯機等の排水制御装置。
JP6318684U 1984-04-27 1984-04-27 洗濯機等の排水制御装置 Granted JPS60176792U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6318684U JPS60176792U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 洗濯機等の排水制御装置

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JP6318684U JPS60176792U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 洗濯機等の排水制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS60176792U JPS60176792U (ja) 1985-11-22
JPH0236465Y2 true JPH0236465Y2 (ja) 1990-10-03

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ID=30593089

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JP6318684U Granted JPS60176792U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 洗濯機等の排水制御装置

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