JPH023643A - アズレン誘導体、抗脂血剤及びその製法 - Google Patents

アズレン誘導体、抗脂血剤及びその製法

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JPH023643A
JPH023643A JP15024688A JP15024688A JPH023643A JP H023643 A JPH023643 A JP H023643A JP 15024688 A JP15024688 A JP 15024688A JP 15024688 A JP15024688 A JP 15024688A JP H023643 A JPH023643 A JP H023643A
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Takeshi Tomiyama
剛 冨山
Itaru Tomiyama
冨山 格
Takashi Yanagisawa
隆 柳沢
Masayuki Futamura
二村 雅之
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Kotobuki Seiyaku Co Ltd
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Ajinomoto Co Inc
Kotobuki Seiyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、看視アズレン誘導体、及びその製法並びに該
新規化合物の抗脂血剤としての応用に関する。
従来技術及び問題点 アズレン誘導体のエステルが、抗脂血剤として有用であ
ることを開示した文献としては、特開昭60−1566
11などが知られている。しかしながら、これらは薬効
の持続性や肝臓への影昔などの点で必ずしも満足すべき
ものでなく、より優れた且つ安全性の高い抗脂血剤が望
まれている。
発明の構成 このような事情に対処して、本発明者は、より優れたア
ズレン誘導体を探求していた際、側鎖にグリシンアミド
を有する一連のアズレン誘導体が、薬効の持続性に優れ
、且つ、安全性の点でも従来の化合物に比べて優れてい
る事実に到達したものである。
本発明に係る化合物は、一般式(I):(但し、式中、
R1及びR1は、夫々、水素又は低級アルキル基を表す
。) で示されるアズレン誘導体である。
上記一般式(1)で表わされる化合物のいくつかは次に
例示する。
(1)  N−(アスルンー1−カルボニルミド(化合
物1) (2)  N − ( 3−メチルアズレン−1−カル
ボニル)グリシンアミド(化合物2) (3)  N − ( 3−エチルアズレン−1−力ル
ボニル)グリシンアミド(化合物3) (4)  N − ( 7−イツブロビルアス゛レンー
1ーカルボニル)グリシンアミド(化合物4) (5)  N−(6−イツブロビルアス゛レンー1ーカ
ルボニル)グリシンアミド(化合物5) (6)  N − ( 3−エチル−7−イツブロビル
アズレンー1ーカルボニル〉グリシンアミド(化合物6
)(7)  N−(3−エチル−6−イツブロビルアズ
レンー1ーカルボニル)グリシンアミド(化合物7)上
記(1)、■、   ・(7)の化合物は、化合物1、
化合物2、   ・化合物7として引用される。
一般式1で示される本願化合物は、 一般弐■: (但し、式中、R,及びR,は、夫々、水素又は低級ア
ルキル基を表す。) で示されるアスルンー1ーカルボン酸と、一般式■: H.NCR.COOR.  ・・・・・(III>(但
し、式中、R,は低級アルキル基を表わす。)で示され
るグリシンエステル類を、縮合剤の存在下で反応させ、 一般式(■): (但し、式中、RI及びR1は、夫々、水素又は低級ア
ルキル基を、Rsは低級アルキル基を表す。)で示され
る化合物としたのち、アンモニアと反応させ、一般式(
I): (但し、式中、RI及びR,は、夫々、水素又は低級ア
ルキル基を表す。) で示されるアズレン誘導体を得ることが出来る。
一般式(I)と一般式(I[[)の反応に用いる縮合剤
としては、ジシクロヘキシルカルボジイミドエチルホス
ホリルシアナイド或いはジフェニルホスホリルアジド、
或いはジメチルホルムアミドとオキシ塩化燐より作った
ビルスマイヤー試薬等が用いられる。ジエチルホスホリ
ルシアナイド或いはジフェニルホスホリルアジドの場合
は、当量のトリエチルアミンの様な、アミンの存在下に
行なうことが良い。溶媒としてはジメチルホルムアミド
或いはテトラヒドロフラン等が挙げられる。得られた一
般式(IV)の化合物はアルコール中でアンモニアで反
応することにより、一般式(I)の化合物を得る。
このようにして得られた本願化合物は、優れた低コレス
テロール作用を示し、抗脂血剤として有用である。
本願化合物は抗脂血剤として、経口、非経口いずれの経
路においても投与でき、成人1日当り30mg〜200
mgの範囲で用いることにより、所期の効果が得られる
ものと期待される。
[薬理試験例1コ 本化合物の低コレステロール作用について、薬学雑誌(
92巻 1972年 879〜885p. )に記載き
れている天正明等の方法によりテストした結果を表1に
示す。これは体重100gのウィスター系雄性ラットを
用いて、1群を10匹とし、本化合物を投与した群及び
対照群とに分け、本化合物を1%カルボキシメチルセル
ロースに懸濁して経口投与したものである。
表1 抗脂血作用 表2 計重量増加率 [薬理試験例2コ 本願化合物の肝機能への副作用を検定するため、ウィス
ター系雄性ラットに本願化合物を経口投与し、標準薬と
しては、抗脂血剤として現在臨床で用いられているクロ
フィブレートを用い、計重量の増加率を体重に対する百
分率(%)で表わした。結果を表2に示す。
**:危険率p<0.01 上表から明らかなように、クロフィブレート投与群では
、計重量の増加が認められるが、本願化合物投与群では
、計重量の増加は殆ど認められない。
[製剤例1コ 顆粒剤 化合物6         50mg 乳糖          4 0mg コーンスターチ      57mg メチルセルロース     3m 合    計          150mg上記組成
の混合物を常法により顆粒剤とする。
[製剤例2コ 錠剤 化合物6          30mg乳糖     
       30mgフーンスターデ       
 45mgメチルセルロース       3mgステ
アリン酸マグネシウム   2m 合    計             110mg上
記組成の混合物を常法により錠剤とする。
[実施例1コ N−(アズレン−1−カルボニル)グリシンアミド(化
合物1) (1)N−(アズレン−1−カルボニル)グリシンメチ
ルエステル アズレン1.0gとグリシンメチルエステル・塩酸塩o
、 ss gをジメチルホルムアミド20m1に加え、
0℃にてジフェニルホスホリルアジド1.5mlとトリ
エチルアミン2.1mlを加えたのち、室温で4時間攪
拌後、氷水にあけ、酢酸エチルエステルで抽出する。酢
酸エチル抽出液を水洗、脱水後、乾燥(Na*soa 
) シて溶媒を留去する。残留物をシリカゲルを用いて
カラムクロマトグラフィーを行なう(溶出液:エーテル
)。目的物1.2gを得る。
M、S、(m/e) 243(M”)、 155(B、
?、)(2)N−(アズレン−1−カルボニルアミド (1)で得た化合物1.2gに10%アルコール性アン
モニア液10m1を加え一夜放置する。反応液を減圧濃
縮し、生じた結晶をエーテルで洗浄する。目的物0. 
79 gを得る。
M. S.価/e) 22B(M”)、 155(B.
P.)1、R.(am””) 3310, 3140,
 1689, 1608. 1548。
1416。139B. 1287. 1254. 77
1, 663融点82〜84℃ [実施例1コと同様にして以下の化合物を得た。
[実施例2コ N−(3−メチルアズレン−1−カルボニルシンアミド
(化合物2) M.S.(m/e) 243(M”+1)、 198.
 142(B.P.)、 116. 891、R.(c
m−1) 3364. 1692. 1671. 15
36. 1440。
1362、 1242. 768 融点72〜73℃ [実施例3コ N−(3−エチJレアズレンー1ーカルポニノし)クリ
シンアミド(化合物3) M.S.(m/e) 256(M”)、 242. 1
83(B.P.)、 138, 109。
1、R.(cm−’> 3418. 1692. 16
56, 1614. 1536。
1503、 1443. 1374. 1224徊点7
6〜78℃ [実施例4コ N−(7−イツブロビルアズレンー1ーカルボニル)グ
リシンアミド(化合物4) M.S.(m/e) 271(M”+1)、 226.
 197(B.P.)、 152。
1、R.(am”’)  3358,  1677、 
 1620.  1581.  1530。
1455、  1266、1029.  804融点9
8〜100’C [実施例5コ N−(6−インブロピルアズレンー1−カルボニル)グ
リシンアミド(化合物5) M.S.(m/e) 271(M”+1)、 257.
 183(B.P.)、 140。
115、  84 1、R.(am−’) 3418. 1680. 16
20. 1581, 1548。
1446、 1227. 1035. 843融点11
8〜120℃ [実施例6コ N−(3−エチル−7−イツブロビルアズレンー1ーカ
ルボニル)グリシンアミド(化合物6)M.S.(m/
e) 313(M”−1)、 298. 283(B.
P.)、 225。
196、 165, 139, 115. 761、R
.(cm−’)  3328.   1674.   
1614.   L536.   1461。
142B、  1383. 1317. 1275. 
1248.780融点192〜194℃ [実施例7コ N−(3−エチル−6−イツブロビルアズレンー1−カ
ルボニル)グリシンアミド(化合物7)M、S、(m/
e) 313(M”−1)、 298(B、P、)、 
283.225゜196、165.141.115.9
11、R,(cm−”) 3328.1668.162
0.1584.1515゜1428、 1269. 1
050. 850融点98〜99℃

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、式中、R_1及びR_2は、夫々、水素又は低
    級アルキル基を表す。) で示されるアズレン誘導体。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載のアズレン誘導体を有
    効成分として含有する抗脂血剤。(3)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、式中、R_1、R_2は、夫々、水素又は低級
    アルキル基を表す。以下この項において同じ。)で示さ
    れる化合物と、一般式: NH_2CH_2COOR_3 (但し、式中、R_3は低級アルキル基を表わす。以下
    この項において同じ。) で示される化合物とを、縮合剤の存在下において、反応
    させることによって得られる一般式:▲数式、化学式、
    表等があります▼ で示される化合物を、アンモニアと反応させることを特
    徴とする、 一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示されるアズレン誘導体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2320715A (en) * 1996-12-25 1998-07-01 Kotobuki Seiyaku Co Ltd Derivatives of Carboxyalkyl Azulenes and Azulene-1-Carboxylic Acid

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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