JPH0235838Y2 - - Google Patents

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JPH0235838Y2
JPH0235838Y2 JP1986004053U JP405386U JPH0235838Y2 JP H0235838 Y2 JPH0235838 Y2 JP H0235838Y2 JP 1986004053 U JP1986004053 U JP 1986004053U JP 405386 U JP405386 U JP 405386U JP H0235838 Y2 JPH0235838 Y2 JP H0235838Y2
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JP
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frame
paper machine
insert blade
blade
insert
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JP1986004053U
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【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、抄紙機のワイヤパートのインサート
ブレード抜差し作業を1人で支障なく行なうこと
の出来るインサートブレードの抜差し作業用装置
に関するものである。
【従来の技術とその背景】
抄紙機のワイヤパートでは、ヘツドボツクスか
ら流出した紙料懸濁液がワイヤ上に幅方向に亘つ
て均一に散布されると共に大部分の水がワイヤ下
へ脱水される。この脱水には古くからテーブルロ
ールが使用されてきたが、最近、脱水フオイルが
紙の地合を壊すことなく多量の水を脱水出来るこ
とからテーブルロールに代わつて使用されるよう
になつてきており、特に高速抄紙マシンでは脱水
フオイルの使用は絶対的な条件ともなつている。 脱水フオイルの種類には固定式フオイルとイン
サートブレードを抜差し可能な抜差し式脱水フオ
イルとがある。この抜差し式脱水フオイルはイン
サートブレード(以下、単にブレードとのみ言う
ことがある)の本数の増減とブレード角度の調整
とにより脱水量の調節が容易であることから、脱
水フオイルの中で多く使用されている。そしてこ
の抜差し式脱水フオイルを使用する抄造において
は、品種毎の製品品質の均一化を容易にするた
め、通常、ヘツドボツクス条件は常に一定にし、
抄替のときの脱水量の調節はブレード本数の増減
及びブレード角度の調整によつてのみ行なうよう
にしている。そのため各品種によりブレード本数
及びブレード角度が標準化されており、抄替時は
切り替えようとする品種に定められた標準に従つ
てブレードの抜差し作業が行なわれている。ブレ
ードの抜差し作業は、上記の如き脱水量の調節の
他、ストリーククの発生時に行なうブレード掃除
や、抄替時でなく抄紙運転中に行なう脱水量の調
節ためにも行なわれる。ブレードは抄紙機のワイ
ヤの走行方向に直角に配されており、従つてその
抜差し作業は抄紙機の操作側からワイヤ走行方向
に対し直角になされる。 従来、このブレード抜差し作業用の装置として
は特別なものはなく、抄紙機のワイヤパートの操
作側側方に沿つて設けられている少し高い作業用
足場だけであつた。なお、多くの場合この足場は
他の作業用も兼ねてワイヤパート全体に亘つてい
る。
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、このような作業用足場があるだ
けでは、その抜差し作業の実施には次のような
種々の問題点があつた。 すなわち、この抜差し作業を1人で実施すると
きは、ブレードが可成りな長尺なためこれを水平
に動揺なく保持することは不可能であり、自重に
より撓んで動揺する。従つてブレードをワイヤパ
ートから抜き出す場合も差し入れる場合も、ブレ
ードが近接する種々な物体を擦つてブレードが損
傷したり、或はブレードのワイヤパート側の先端
がワイヤの下面に強く当つてワイヤを損傷したり
ストリークを発生させたりし、更に、ブレードを
ワイヤパートの所定の狭小な箇所に差し入れる操
作は、1人では先端が動揺して非常に実施し難い
のである。又、この抜差し作業を、上記作業用足
場に1人とワイヤパートと反対側の少し離れた位
置に置いた踏台上の1人との計2人で実施すると
きは、上記1人の場合の問題点はほぼ解消される
が、2人の作業員を必要とする点で作業性が極め
て悪いなど、従来の作業用足場だけでは上記の如
き問題点があつた。
【問題点を解決するための手段】
本考案は、上記従来の問題点を解決し、1人で
も何らの支障なくブレードの抜差し作業を容易に
実施することのできる抜差し作業用装置の提供を
目的に検討した結果、なされたものである。すな
わち本考案は、抄紙機のワイヤパートの操作側側
方に沿つて設けられている作業用足場の抄紙機と
反対側に設置されたレールに係合して移動する台
車に、ワイヤーパートと直角方向の長さが不使用
時には縮小可能なインサートブレード載置用の架
台が使用時のインサートブレード載置面をワイヤ
パートのインサートブレードの位置とほぼ同じ高
さに設けられていることを特徴とするインサート
ブレードの抜差し作業用装置に関するものであ
る。
【構成の説明】
以下に本考案を図面により詳細に説明する。 第1図は本考案装置の1例の設置状態を示す側
面説明図、第2図は第1図の本考案装置の不使用
時の状態を示す部分側面説明図、第3図は本考案
装置の他の1例を一部を省略して示す側面説明
図、第4図は第3図の装置の平面説明図である。 図面中、1は本考案に係るインサートブレード
の抜差し作業用装置であつて、台車2とインサー
トブレード載置用の架台3とから主に構成されて
いる。抄紙ラインには通常作業用足場7が第1図
に示す如く抄紙機のワイヤパート6の操作側側方
に沿つて手摺8と共に設けられている。本考案装
置では、ワイヤパート6の抜差し式脱水フオイル
部分に当る区間の作業用足場7の抄紙機と反対側
にある手摺8の更に外側にレール4が設置され、
台車2はこのレール4に係合して移動するように
設置されている。架台3はワイヤパート6に直角
に抜き差しされるブレード9を一時的に載置する
ものであるから、使用時にはワイヤパート6と直
角方向及び平行にそれぞれ或る程度の長さ及び幅
を有するインサートブレード載置面が形成されて
いる。その長さはブレード9の長さの撓みを極力
小さくするために好ましくはほぼ1/2以上の長さ
である。又、その幅は約1m位であると、約8本
のブレード9を同時に載置することが出来る。こ
のような架台3が第1図に示す如く使用時のブレ
ード獣置面をワイヤパート6のブレード9の位置
とほぼ同じ高さに、好ましくはワイヤパート6の
ブレード9の下面より10〜30mm程度低くして台車
2に設けられているのである。そしてこの架台3
は不使用時にはワイヤ替え等の抄紙機又はその付
近における他の作業の邪魔にならないように上記
長さが縮小可能なように構成されている。 次に架台3におけるこのような長さの縮小可能
な構成の態様について説明する。 先ず折込み型の架台3は次の構成を有する。す
なわち、第1図に示す如く、水平な2つの架台半
載体3a,3a′から主として成り、該架台半載体
3a,3a′はそれぞれの鉛直端面で接した状態か
ら接続部で下方にのみ突状に折り込み可能に例え
ば蝶番で接続線をワイヤパート6と平行にして接
続されており、抄紙機側の架台半載体3a′では抄
紙機寄りの位置で台車2のフレーム2aの上部に
抄紙機と反対側の部分が下方回わりとなるように
回転可能に取り付けられており、抄紙機側の架台
半載体3a′の接続部寄りの位置と台車2のフレー
ム2aの下部との間に着脱自在に装着されて上記
2つの架台半載体3a,3a′で水平な1つのブレ
ード載置面を形成させるように支持する支持棒5
を備えている構成である。この折込み型の架台3
は不使用時には支持棒5を取り外すことにより第
2図の如く折り込んでワイヤパート6と直角方向
の長さを縮小することが出来る。 スライド型の架台3は次の構成を有する。すな
わち、第3図に示す如く、中央部架台3bと2つ
の端部架台3c,3cとから主として成り、中央
部架台3bは両側縁部にスライド用外管3b′,3
b′を有していて抄紙機寄りの位置で台車2のフレ
ーム2aの上部に該位置よりも抄紙機と反対側の
部分が下方回わりとなるように回転可能に取り付
けられており、2つの端部架台3c,3cはそれ
ぞれ両側縁部にスライド用内管3c′,3c′を有し
ていて、第4図に示す如く、それぞれのスライド
用内管3c′を中央部架台3bのスライド用外管3
b′にスライド可能に挿入されており、中央部架台
3bの抄紙機と反対側寄りの位置と台車2のフレ
ーム2の下部との間に着脱自在に装着されて中央
部架台3bと2つの端部架台3c,3cとで1つ
の水平なブレード載置面を形成させるように支持
する支持棒5を備えている構成である。このスラ
イド型の架台3は不使用時には両側の端部架台3
をそれぞれ深く挿入して長さを或る程度縮小した
状態で、折込み型の架台3と同様に支持棒5を取
り外し、中央部架台3bを回転させてほぼ鉛直方
向にさせる。この場合、抄紙機から遠い方の端部
架台3cが下方廻わりに回転するときに飛び出さ
ないように適宜に係止具を設けておくのが好まし
い。 なお、上記いずれの態様の架台3においても、
支持棒5の代わりに伸縮自在なエアシリンダーを
用いてもよい。
【使用方法】
本考案装置を使用するブレードの抜差し作業は
次のように実施する。 先ず、架台3をその態様に従つて使用時の状態
に構成する。次いで作業用足場7から台車2をワ
イヤパート6のブレード9の抜差し作業を必要と
する箇所の側方に移動させる。この場合、ブレー
ド9の本数増し又は取替えなどのときに新ブレー
ド9をブレード載置面に載置しておくのは当然で
ある。次に作業用足場7に立つてワイヤパート6
からのブレード9の抜差し又はワイヤパート6へ
のブレード9の差入れを行なえば良い。
【効果】
本考案に係るインサートブレードの抜差し作業
用装置は抄紙機の作業用足場に沿つて設けられて
いるレールに係合して移動せしめられるから、作
業用足場から本考案装置を移動せしめてワイヤパ
ート沿いの任意の箇所に配置せしめることは極め
て容易である。又、架台は作業用足場の抄紙機と
反対側にあつて且つ使用時における架台の長さは
充分に長いので、抜差し作業中にブレードが撓ん
だり動揺することは全くなく安定している。しか
も使用時における架台のブレード載置面はワイヤ
パートのブレードの位置と殆んど同じか、僅かに
低い位置にしてあるので、抜差し作業中にブレー
ドやワイヤを損傷させたりストリークを発生させ
たりすることがなく、又ブレードの差入れ作業は
極めて容易であるから、前記作業を只1人で実施
出来るのである。そして不使用時には、支持棒を
取り外して架台が折込み型のときは折り込み、ス
ライド型のときはスライドさせ回転させてワイヤ
パートと直角方向の長さ縮小させておくことによ
り、抄紙機は又はその付近における他の作業の邪
魔にならないのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の1例の設置状態を示す側
面説明図、第2図は第1図の本考案装置の不使用
時の状態を示す部分側面説明図、第3図は本考案
装置の他の1例を一部を省略して示す側面説明
図、第4図は第3図の装置の平面説明図である。 1……本考案に係るインサートブレードの抜差
し作業用装置、2……台車、2a……フレーム、
3……架台、3a,3a′……架台半載体、3b…
…中央部架台、3b′……スライド用外管、3c…
…端部架台、3c′……スライド用内管、4……レ
ール、5……支持棒、6……ワイヤパート、7…
…作業用足場、8……手摺、9……インサートブ
レード(ブレード)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 抄紙機のワイヤパート6の操作側側方に沿つ
    て設けられている作業用足場7の抄紙機と反対
    側に設置されたレール4に係合して移動する台
    車2に、ワイヤーパート6と直角方向の長さが
    不使用時には縮小可能なインサートブレード載
    置用の架台3が使用時のインサートブレード載
    置面をワイヤパート6のインサートブレード9
    の位置とほぼ同じ高さに設けられていることを
    特徴とするインサートブレードの抜差し作業用
    装置1。 2 インサートブレード載置用の架台3が使用時
    における長さがインサートブレード9の長さの
    ほぼ1/2以上の長さを有するものである実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載のインサートブ
    レードの抜差し作業用装置1。 3 インサートブレード載置用の架台3が、水平
    な2つの架台半載体3a,3a′から主として成
    り、該架台半載体3a,3a′はそれぞれの鉛直
    端面で接した状態から接続部で下方にのみ突状
    に折れ込み可能に接続線をワイヤパート6と平
    行にして接続されており、抄紙機側の架台半載
    体3a′では抄紙機寄りの位置で台車2のフレー
    ム2aの上部に抄紙機と反対側の部分が下方回
    わりとなるように回転可能に取り付けられてお
    り、抄紙機側の架台半載体3a′の接続部寄りの
    位置と台車2のフレーム2aの下部との間に着
    脱自在に装着されて上記2つの架台半載体3
    a,3a′で水平な1つのインサートブレード載
    置面を形成せしめるように支持する支持棒5を
    備えている構成のものである実用新案登録請求
    の範囲第1項又は第2項に記載のインサートブ
    レードの抜差し作業用装置1。 4 インサートブレード載置用の架台3が、中央
    部架台3bと2つの端部架台3c,3cとから
    主として成り、中央部架台3bは両側縁部にス
    ライド用外管3b′,3b′を有していて抄紙機寄
    りの位置で台車2のフレーム2aの上部に該位
    置よりも抄紙機と反対側の部分が下方回わりと
    なるように回転可能に取り付けられており、2
    つの端部架台3c,3cはそれぞれ両側縁部に
    スライド用内管3c′,3c′を有していてそれぞ
    れのスライド用内管3c′を中央部架台3bのス
    ライド用外管3b′にスライド可能に挿入されて
    おり、中央部架台3bの抄紙機と反対側寄りの
    位置と台車2のフレーム2aの下部との間に着
    脱自在に装着されて中央部架台3bと2つの端
    部架台3c,3cとで1つの水平なインサート
    ブレード載置面を形成せしめるように支持する
    支持棒5を備えている構成のものである実用新
    案登録請求の範囲第1項又は第2項に記載のイ
    ンサートブレード抜差し作業用装置1。
JP1986004053U 1986-01-17 1986-01-17 Expired JPH0235838Y2 (ja)

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JP1986004053U JPH0235838Y2 (ja) 1986-01-17 1986-01-17

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JPS62118197U JPS62118197U (ja) 1987-07-27
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5882913A (ja) * 1981-11-10 1983-05-18 Toyota Motor Corp ラインの部品供給コンベヤへの積込方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60130280U (ja) * 1984-02-09 1985-08-31 株式会社神戸製鋼所 ホイストレ−ル切替装置

Patent Citations (1)

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JPS62118197U (ja) 1987-07-27

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