JPH0235785A - 積層型変位素子 - Google Patents

積層型変位素子

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JPH0235785A
JPH0235785A JP63186147A JP18614788A JPH0235785A JP H0235785 A JPH0235785 A JP H0235785A JP 63186147 A JP63186147 A JP 63186147A JP 18614788 A JP18614788 A JP 18614788A JP H0235785 A JPH0235785 A JP H0235785A
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internal electrode
laminated
electrode
displacement element
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、産業用ロボットのアクチュエータ。
超音波モータ等に使用する電気機械変換素子に関するも
のであり、特に電気機械変換材料からなる薄板を、内部
電極を介して複数枚積層することにより、変位量を増大
させた積層型変位素子の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、x−yステージの位置決め機構や制動ブレーキ等
に用いられている変位用素子に使用する積層型圧電素子
は1所定の形状に加工した圧電セラミック材料からなる
薄板に電極を設けて分極した後、直接若しくは薄い金属
を介して有機系の接着剤で接合する方法が採用されてい
る。しかし上記のように接着剤を使用して積層したもの
は、使用条件により、圧電素子の振動による変位を接着
剤層が吸収したり7高温の環境若しくは長期間の使用に
より接着剤が劣化する等の欠点がある。
このため、最近では積層チップコンデンサ構造方式の積
層型圧電素子が実用化されている。すなわち1例えば特
公昭!59−32040号公報に記載のように、原料粉
末にバインダーを添加、混練したペースト状の圧電セラ
ミック材料を、所定の厚さの薄板に形成し、この薄板の
一方の面若しくは両面に銀−パラジウム等の導電材料を
塗布して内部電極を形成する。上記薄板を所定枚数積層
して圧着し更に所定の形状に加工した後、焼成すること
によってセラミック化し、積層体の両側面に外部電極を
形成したものである。上記構成の積層型圧電素子は、圧
電セラミック材料からなる薄板と内部電極の接合部の密
着性に優れると共に、熱的特性も安定であるため高温環
境においても充分に使用可能であり、また長期間に亘っ
て劣化が極めて少ない等の利点がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記構成の積層型圧電素子においては、電子部品のよう
に電極間に直流高電圧を連続印加して変位を得るという
使用形態の場合には、電極材料として銀系の材料を使用
すると、高湿度雰囲気において所謂マイグレーションを
生じ、遂には絶縁破壊に至るという問題点がある。すな
わち電極を構成するAgは酸化しやすい元素であるが、
高湿度雰囲気においてイオン化(Ag+)L、印加電圧
によって負電極に吸引され、負電極側に堆積する。
このような堆積物は時間の経過と共に杉葉状に成長して
、電極間の絶縁抵抗を低下させ、遂には短絡するのであ
る。このようなマイグレーションを防止する手段として
、電極を例えばPt、Pdのような高融点の貴金属材料
によって形成することも考えられるが、性能の向上はと
もかくとして。
コストが高騰する結果となるので好ましくない。
また銀系材料によって形成した内部電極の露出部分を、
銀より小さなマイグレーション特性を有する金属からな
る膜によって被覆するという提案がされている(例えば
特開昭5z−62s7n公報参照)。
しかしながら積層体に形成した後において露出部分を被
覆する作業は極めて煩雑であると共に、金属膜によって
必ずしも完全に被覆することができず2例えばピンホー
ル等を介して外部の湿気の侵入を許容することがあり、
信頬性の点で未だ不満足な点がある。以上の他にも高湿
度の雰囲気における水分の侵入を防止する手段として2
例えば樹脂材料からなる被膜によるコーティング手段、
金属製容器内に密封する手段等が試みられている。
しかしながら樹脂材料からなる被膜でコーティングして
も、被膜は必ずしも非透水性が完全でないのみならず、
素子の作動により微小なりラックを生じ、若しくはリー
ド線との境界部に若干の隙間を生じ、これらを介して水
分が侵入する場合がある。また金属製容器内に密封した
場合には、素子の変位量が抑制されるのみならず、全体
の体積の増大を招来し、更にコスト高となる欠点がある
何れにしても上記従来の構成のものではマイグレーショ
ンを完全に防止することが困難であり、寿命が著しく短
いという問題点がある。
本発明は、上記従来技術に存在する問題点を解決し、コ
ストの高謄を招来することなく、マイブレ・−ジョンを
完全に防止し得る積層型変位素子を提供するごとを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために2本願の第1の発明において
は、電気機械変換材料からなる薄板をこの薄板の大部分
を被覆するように形成した内部電極を介して複数枚積層
して積層体を形成し、この積層体の側面に前記内部電極
と交互に一層おきに接続すべき一対の外部電極を設けて
なる積層型変位素子において、内部電極の周縁外方にこ
の内部電極を包囲するように非変位部を形成し、内部電
極の一部と外部電極とをリード部を介して電気的に接続
し、前記非変位部に縁部材を一体に設けて内部電極と外
気との接触を遮断するように形成する。という技術的手
段を採用した。
なお上記第1の発明において、内部電極およびリード部
を銀系材料で形成し、外部電極を非銀系材料で形成する
ことができる。
また内部電極を銀系材料で形成し5 リード部および外
部電極を非銀系材料で形成することができる。
また本願の第2の発明においては、上記第1の発明に加
えて、積層体の側面部近傍に形成される非変位部と積層
体の内部に形成される変位部との間に緩衝部を設けると
共に、緩衝部における変位量が非変位部と接する部位に
おける0%から変位部と接する部位における100%ま
で順次増大するように形成する。という技術的手段を採
用した。
なお上記第2の発明において、緩衝部における内部電極
の存在比率が非変位部における0%から変位部における
100%まで順次増大するように形成すると好ましい。
また上記第2の発明において、緩衝部を形成する材料の
圧電歪定数dと薄板を形成する材料の圧電歪定数d0と
の比d/d、の値を、非変位部と接する部位における0
から変位部と接する部位における1まで順次増大するよ
うに形成してもよい。
更に上記第2の発明において、緩衝部を形成する薄板上
に厚さtlなる絶縁層と厚さ1tなる電極層をこの順に
固着し、内部電極の厚さ口こ対して1.+1.=1とな
るように形成すると共に。
絶縁層の厚さ1.を非変位部と接する部位におけるtか
ら変位部と接する部位におけるOまで順次減少するよう
に形成することもできる。
次に本発明においては、電気機械変換材料として圧電材
料若しくは電歪材料を使用することが好ましい。
また薄板上に内部電極、電極層および絶縁層を設ける手
段としては、スクリーン印刷を使用するのが有効である
〔作 用〕
上記の構成により5例えば銀系材料からなる内部電極を
積層体内に完全に密封し、外気との接触を遮断すること
ができるから、外気中に含まれる水分の積層体内への侵
入を阻止することができる。
また積層体の側面部近、傍に形成される非変位部と積層
体の内部に形成される変位部との間に緩衝部を設け、緩
衝部における変位を段階的若しくは連続的に変化するよ
うに形成したことにより、非変位部と変位部との境界に
発生する変位の急激な変化に起因する応力集中を防止す
る作用を期待できる。
〔実施例〕
第1図は本発明の第1実施例を示す要部正面図である。
同図において、1は薄板であり、圧電セラミンク材料に
よって例えばl 1221. Q m m 、厚さ10
0、umの正方形状に形成する。2は内部電極であり、
後述する導電性の材料によって形成し。
薄板lの表面に設ける。次に3は外部電極であり。
Ni、Pt等の非銀系の導電性材料によって形成し3前
記薄板1を例えば100枚積層して形成した積層体の両
側面部に、−層おきに内部電極2の一部とり一ト部(図
示せず)を介して接続し。
対とする。
次に第2図は第1図における薄板lを示す平面図、第3
図は第2図におけるA−A線断面図である。両図におい
て、laは縁部材、2aはリード部である。すなわち内
部電極2は3例えば従来から使用されている銀−パラジ
ウム合金により1例えば1辺9mmに形成すると共に2
 リード部2aを一体に設けて薄板1の縁辺に臨ませる
か、若しくは突出させる。リード部2aの幅w、は例え
ば1mmに形成する。次に縁部材1aは薄板lと同一材
料によって、前記内部電極2の外方に、この内部電極2
を包囲するように1幅Wz=0.5mmの額縁状に形成
する。なお縁部材1aは内部電極2と同一の厚さに形成
するが、縁部材1a、  リード部2aおよび内部電極
2は薄板1の表面に1例えばスクリーン印刷手段によっ
て設けることができる。すなわち、まず!〕b (Zr
、Ti)03粉末に2有機バインダー、可塑剤、好機溶
剤等を添加混合した原材料により1例えばドクターブレ
ード法により厚さ1)00pの薄板1を形成する。
次にこの薄板10表面に1銀−パラジウム合金からなる
ペーストをスクリーン印刷によって固着し第2図および
第3図に示す内部電極2を形成する。
この場合リード部2aも同時に形成する。内部電極2お
よびリード部2aの厚さは3〜.5 tt m前後とす
るのがよい。次に、:の内部電極2の周縁部に縁部材1
aをスクリーン印刷によって形成するのであるが、この
場合には内部電極2およびリード部2aの部分をマスキ
ングして行なうとよい。なお内部電極2およびリード部
2aと縁部材1aの形成順序を逆にしてもよい。上記の
ように形成した薄板1を例えば100枚積層して圧着し
た後。
1050〜1.20 Q℃において1〜5時間焼成する
ことにより、】辺10mm角の焼結積層体を得ることが
できる。なおこの焼結積層体の両側面に設けるべき外部
電極3は1例えばNiメツキまたはNi、Auメツキの
併用等によって形成する。
上記の構成により、銀−パラジウムからなる内部電極2
は、上下面を薄板1により5周縁部を縁部材1aによっ
て完全に遮蔽若しくは密封されるから、外気に全く露出
することがない。従って銀系材料に特有なマイグレーシ
ョンの発生を完全に防止できるのである。
更に内部電極2を恨−パラジウムにより形成し。
リード部2aおよび外部電極3を各々白金およびNiメ
ツキ、すなわち非銀系材料によって形成することにより
、銀系材料からなる内部電極2が外気に全く露出しない
ため、恨のマイグレーションの発生をより完全に防止で
きる。この場合白金からなるリード部2aは微小領域で
あるため、高価な白金の使用量は僅少であり9コスト高
の懸念はない。
次に前記構成の素子は、マイグレーションの発生を完全
に防止し得るという効果を有する一方において若干の改
良点を有する。すなわち第2図および第3図に示すよう
に、内部電極2の重合する部分が変位部を形成するので
あるが、その周縁の縁部材1aを設けた部分には内部電
極2が存在しないため非変位部となり1雨音の境界部に
わいては大きな歪が発生して応力が集中することとなる
このため薄板l若しくは素子全体が割れる場合がある。
また非変位部が変位部の変位を阻害し、圧電セラミック
材料固有の変位を得ることができない場合がある。本願
の第2の発明においては上記の点を更に改良して、電気
機械変換効率および信頼性を更に向上させることを目的
としてなされたものである。上記の目的達成のために、
前記したように、縁部材1aに代表される非変位部と、
内部電極に代表される変位部との間に後記するような緩
衝部を設けたものである。
この緩衝部を設けたことにより、非変位部さ変位部との
境界部に発生する大なる歪を解消し、従って応力集中に
よる薄板1.更には変位素子全体の破壊を防止するので
ある。すなわち上記緩衝部においては、非変位部と接す
る部位においては変位は0であるが、変位部に至る間は
変位が段階的若しくは連続的に変化するように形成しで
あるためである。
第4図ないし第6図は夫々本発明の第2実施例における
緩衝部を形成する例を示す要部拡大平面図であり、同一
部分は第2図および第3図と同一の参照符号で示す。ま
ず第4図において緩衝部Cは内部電極2で代表される変
位部aと縁部材1aで代表される非変位部すとの間に設
ける。21は部分電極であり、縁部材1aと略平行に複
数の縞状に形成すると共に、縞の幅寸法を内部電極2側
から縁部材la側に向かって順次減少するように形成す
る。部分電極21は内部電極2の一部として機能させる
ため2部分電極21相互間および部分電極21と内部電
極2との間には導通部材21、」を設ける。なお第4図
においヱは理解を容易にするため内部電極21部分電極
21および導通部材21aには、断面ではないがハンチ
ングを付して表示しである。
以上の構成により1部分電極21を設けた緩衝部Cにお
いては、内部電極2を設けた変位部aにおける程ではな
いが、夫々の縞の幅に相当する変位を生じ、かつこれら
の変位は縁部材1aを設けた非変位部すと接する部位に
おける0%から、変位部aと接する部位における100
%まで順次増大するから、変位の緩衝作用を期待できる
次に第5図に示すものは1部分電極21を内部電極2側
を底辺とする複数の三角形によって形成したもの、第6
図は部分電極21を複数個の円によって形成すると共に
、変位部aに近い側の直径を大に、非変位部すに近い側
の直径を小に形成したものであり、何れも前記第4図に
示すものと同様の変位緩衝作用がある。
次に上記のよ・うに部分電極21を設けた薄板を前記実
施例と同様に積層して、第1図に示すような積層型変位
素子とした。なお第4図ないし第5図に示す部分電極2
1および導通部材21aは例えばスクリーン印刷によっ
て内部電極2と同時に印刷可能であることは当然である
上記のようにして製作した積層型変位素子に200〜4
00■の電圧を10分間印加して分極処理を行ない特性
を測定した。第7図および第8図は各々変位量と印加電
圧および駆動回数との関係を示す図である。なお比較例
として、上記と同一の圧電セラミック薄板材料を使用し
、前記第4図ないし第6図に示す部分電極21若しくは
緩衝部Cを欠如する構成の積層型変位素子を製作した。
第7図および第8図から明らかなように1本実施例のも
のを示すAは、比較例のものを示すBより。
同一印加電圧に対する変位量が20〜30%大であると
共に、駆動回数すなわち寿命も大幅に向上していること
が認められる。なお第8図におけるB、は絶縁破壊発生
による寿命到達点である。
次に第9図および第10図は各々本発明の第3実施例を
示す要部拡大平面図であり、同一部分は前記第4図ない
し第6図と同一、の参照符号で示す。
まず第9図において、7は孔であり、緩衝部Cの領域に
おける薄板1上の内部電極2に複数個設けるのであるが
、非変位部す側の設置数の方が変位部a側よりも多くな
るように配設する。この場合内部電極2には、理解を容
易にするため断面ではないがハンチングを付して示した
。第9図に示すものは孔7の直径を同一に形成し、設置
間隔を変位部a側と非変位部す側とで異なるようにした
ものである。次に第10図に示す実施例においては緩衝
部Cの領域における薄板1上の内部電極2に設ける孔7
の直径を異に形成し、設置間隔は同一であるが、非変位
部す側の孔7の直径を変位部a側のそれより大に形成し
たものである。なお第9図と第1O図に示すものを組合
せて形成してもよい。上記のような構成の内部電極2を
形成するためには、前記実施例と同様な銀−パラジウム
ペーストのスクリーン印刷手段を適用できるが、この場
合には予めスクリーン上に孔7に相当するマスキングを
しておけばよい。
上記の構成により、緩衝部Cにおいては薄板1上の内部
電極2の存在比率が、非変位部すにおける0%から変位
部aにおける100%まで順次増大するから、緩衝部C
における変位量は内部電極2の存在比率に相当する変位
量となり、非変位部bにおけるOから変位部aにおける
最大変位量まで順次増大する。従って前記実施例と同様
の変位の緩衝作用が期待でき、変位素子全体としての変
位置の増大が可能であり、駆動回数、寿命を大幅に向上
させ得る。
第1)図は本発明の第4実施例を示す要部拡大平面図で
あり、同一部分は前記実施例と同一の符号で示す。第1
)図において非変位部すを薄板1)により、ならびに緩
衝部Cを薄板12〜14によって形成し、変位部aを構
成する薄板1と一体的に固着すると共に、これらの薄板
上に内部電極(図示せず)を設けるゆ薄板1)〜14に
は断面ではないが理解を容易にするためハンチングを付
しである。なお上記薄板1および1)〜14の圧電歪定
数を夫々d0およびdllへ・dI4としたとき+’j
ll憤Oおよびd、□〈dI3〈dl、〈doとなるよ
うに組成の異なる材料によって形成する。
般に緩衝部Cをn個の薄板12〜(1)+n)で形成し
、た場合にdI + 〈d + 2 <  ・・−”〈
’ + Inn < d @となるようにする。従って
nが大である程、相隣る薄板構成材料の圧電歪定数の差
を小さくすることができる。このような構成の薄板l、
1)〜14を形成ずろ6.′、は1例えば薄板1)へ1
4の幅に相当する厚さを有する積層体を形成後、この積
層体の端面と平行に薄板1の厚さに対応する」゛決死ス
ライスし、薄板1と共に厚さ方向にプレスする、二とに
より、第1I図に示すよ−)に一体化することができる
第12図(a) (blは各々前記第1)図に示す構成
の緩衝部Cの形成手段の例を示す平面図である。すなわ
ち前記のは、うに薄板1)−1)4の積層体を形成し、
この積層体の端面と平行に薄板1の17さに対応する寸
法にスライスし、第12図(a)に示すように短辺部を
45″に切断して台形状の緩衝部片IOを形成する。次
に第12図(blに示すようG、二変位部を形成する′
iij板1の四辺に前記緩衝部枠工0を配設して額縁状
Gこ包囲し、プレス加工等41: 、1って一体化する
ことができる。なお前記薄十反1)−・14の積層体を
形成後、スライスせずに第12図falに示すような緩
衝部片10を形成し、プロ)り状の薄板材10aの四側
面に緩衝部片10を圧着した状態でスライスしてもよい
第13図は前記第1)図番コ示す構成の緩衝部Cの形成
手段の他の例を示す平面図である。第13図において、
額縁状に形成した薄板1)〜14を、変位部を形成すべ
き薄板1の周囲に順次配設した後、プレス加工等によっ
て厚さ方向に圧着して一体化する。
上記のようにして薄板1および1)〜14を一体に形成
した後、変位部aおよび緩衝部C上に内部電極(図示せ
ず)を固着し、前記実施例と同様に積層する。
上記の構成により、緩衝部Cにおいては、夫々の薄板1
2〜14を構成する材料の圧電歪定数ddz〜d14に
対応する変位量を生じ、非変位部すにおける0から変位
部aにおける最大値まで順次変位量を増大させることが
できる。従って前記実施例と同様の変位の緩衝作用およ
びこれに付随する効果を期待できるのである。
次に第14図は本発明の第5実施例を示す要部拡大断面
図である。第14図において、8は絶縁層であり、シト
変位部すおよび緩衝部Cを形成する薄板1上に固着する
と共に、緩衝部Cにおいては絶縁層8−ヒに内部電極2
の一部を積層する。なお緩衝部Cにおける絶縁158と
内部電極2の厚さり。
およびt、は、変位部aにおける内部電極2の厚さtと
の関係において、1.+1.=1とt「るように形成す
ると共に、絶縁層8の厚さtIを非変位部すと接する部
位におけるtから、変位部aと接する部位における0ま
で順次連続的に減少するように形成する。この場合上記
1.の変化を段階的若しくは非連続的に変化させてもよ
い。
以上の構成により、緩衝部r、においては、厚さ1 、
なる絶縁層8が存在するから、薄板1に印加される駆動
電圧が変位部aにおける値より小となり、非変位部すと
接する部位におけるOから、変位部aと接する部位にお
ける最大値まで順次連続的若しくは段階的に増大する。
従って変位量も駆動電圧と比例して変化するから、前記
実施例と同様な変位の緩衝作用およびこれに付随する効
果を期待できるのである。
本実施例においては、薄板および内部電極の平面外形輪
郭形状が正方形である場合を示したが正方形以外の円形
、矩形その他の幾何学的形状を任意に選定する、二とが
できる。また薄板を形成する電気機械変換材料としては
1本実施例に示すジルコン酸チタン酸鉛のような圧電セ
ラミック材料のみでなく、他の圧電材料は勿論のこと、
キュリー温度が室温より低いため1分極の必要がなく。
かつ変位量が大であると共にヒステリシスが少ない等の
特徴を有する電歪材nを使用した積層型変位素子につい
ても、前記と全く同様な作用を期待できる。このような
電歪材料としては1例えば。
(Pbo、q+b1.、ao、os4)(Zro、ss
 T’io、zs)o、q、q O++(Pbo、as
 Sro、+s) (Zro、s+ Tlo、za Z
no、o+zsNi、、。sts Nbo。1゜)03
゜(Pbo、ss Sro、+s) (Zro、50 
T :6.3o Z nO−05Nio、os Nbo
、+o)03 等を使用することができる。なお本実施例においては1
例えば第2実施例において、内部電極の一部を構成する
部分電極の構成例として縞、三角円形のものを示し2第
3実施例において内部電極に設ける孔の形として円形の
ものを示したが、これらの形状に限定されることなく、
他の任意の形状を選定することができる。すなわち要す
るに緩衝部における内部電極(部分電極も含む)の存在
比率が、非変位部における0%から変位部における10
0%まで順次増大するように形成すればよい。また部分
電極および内部電極の形成手段としてスクリーン印刷法
を使用した例について記述したが、これに限定せず、メ
ツキ、蒸着、塗布等の他の手段によっても作用は同一で
ある。更に内部電極と外部電極とを電気的に接続するり
一ド部ならびに外部電極を形成する材料としては、Au
Pt、Pd、rr、Rh、Os、Ruの1種若しくは2
種以上またはこれらの合金を使用することができる。な
お一対の外部電極を積層体の対向面に配設する例を示し
たが、隣接面に各々設けてもよ(、−側面に一対を並設
してもよい。
〔発明の効果〕
本発明は5以上記述のよ・)な構成および作用であるか
ら、銀系材料からなる内部電極を完全に密封することが
でき、マイグレーションを完全に防止することができる
。また非変位部と変位部との間に緩衝部を形成するため
、歪の増大若しくは応力集中による割れ等の発生を皆無
とすることができ、信頼性を大幅に向上し得るという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す要部正面図。 第2図は第1図における薄板を示す平面図、第3図は第
2図におけるA −A 線断面図、第4図〜第6図は夫
々本発明の第2実施例における緩衝部を形成する例を示
す要部拡大平面図、第7図および第8図は各々変位量と
印加電圧および駆動回数との関係を示す図、第9図およ
び第10図は各々本発明の第3実施例を示す要部拡大平
面図、第1)図は本発明の第4実施例を示す要部拡大平
面図。 第12図(al (blは各々第1)図に示す構成の緩
衝部の形成手段の例を示す平面図、第13図は第1)図
に示す構成の緩衝部の形成手段の他の例を示す平面図、
第14図は本発明の第5実施例を示す要部拡大断面図で
ある。 1.1)〜14:FiJ板、1a:縁部材、2:内部電
極、7:孔、8:絶縁層、a:変位部1 b:非変位部
、c:緩衝部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電気機械変換材料からなる薄板を,この薄板の大
    部分を被覆するように形成した内部電極を介して複数枚
    積層して積層体を形成し,この積層体の側面に前記内部
    電極と交互に一層おきに接続すべき一対の外部電極を設
    けてなる積層型変位素子において,内部電極の周縁外方
    にこの内部電極を包囲するように非変位部を形成し,内
    部電極の一部と外部電極とをリード部を介して電気的に
    接続し,前記非変位部に縁部材を一体に設けて内部電極
    と外気との接触を遮断するように形成したことを特徴と
    する積層型変位素子。
  2. (2)内部電極およびリード部を銀系材料で形成し,外
    部電極を非銀系材料で形成した請求項(1)記載の積層
    型変位素子。
  3. (3)内部電極を銀系材料で形成し,リード部および外
    部電極を非銀系材料で形成した請求項(1)記載の積層
    型変位素子。
  4. (4)積層体の側面部近傍に形成される非変位部と積層
    体の内部に形成される変位部との間に緩衝部を設けると
    共に,緩衝部における変位量が非変位部と接する部位に
    おける0%から変位部と接する部位における100%ま
    で順次増大するように形成した請求項(1)ないし(3
    )何れかに記載の積層型変位素子。
  5. (5)緩衝部における内部電極の存在比率が非変位部に
    おける0%から変位部における100%まで順次増大す
    るように形成した請求項(4)記載の積層型変位素子。
  6. (6)緩衝部を形成する材料の圧電歪定数dと薄板を形
    成する材料の圧電歪定数d_0との比d/d_0の値を
    ,非変位部と接する部位における0から変位部と接する
    部位における1まで順次増大するように形成した請求項
    (4)記載の積層型変位素子。
  7. (7)緩衝部を形成する薄板上に厚さt_1なる絶縁層
    と厚さt_2なる電極層をこの順に固着し,内部電極の
    厚さtに対してt_1+t_2=tとなるように形成す
    ると共に,絶縁層の厚さt_1を非変位部と接する部位
    におけるtから変位部と接する部位における0まで順次
    減少するように形成した請求項(4)記載の積層型変位
    素子。
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