JPH023544A - 自動変速機を備えた車両の制御装置 - Google Patents

自動変速機を備えた車両の制御装置

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JPH023544A
JPH023544A JP63151311A JP15131188A JPH023544A JP H023544 A JPH023544 A JP H023544A JP 63151311 A JP63151311 A JP 63151311A JP 15131188 A JP15131188 A JP 15131188A JP H023544 A JPH023544 A JP H023544A
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JP
Japan
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throttle
change gear
state
speed change
control means
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Application number
JP63151311A
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English (en)
Inventor
Kazufumi Arino
有野 和文
Shiyuuji Mitsui
修司 満居
Koichiro Waki
孝一郎 脇
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、アクセルペダルの操作量に基づいて、スロ
ットル弁を電気的に制御する所謂スロットルエレキと自
動変速機を備えた車両の制御装置に関する。
[従来の技術] 従来、特開昭61−200345号公報に示されるよう
に、アクセルペダルの操作量に基づいて、スロットル弁
を電気的に制御する所謂スロットルエレキを備えた車両
においては、このスロットルエレキにフェイル状態、例
えば、アクセルペダルの踏み込み量が少ないにも拘らず
スロットル弁が大きく開いて、制御不能状態が発生する
虞が有る。即ち、アクセルペダルとスロットル弁との間
に故障が生じた場合、フェイルセイフとして駆動モータ
とスロットル弁との間のクラッチを切り、モータからの
駆動出力がスロットル弁に伝達されないよう構成されて
いる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、例えば、スロットル弁が機械的に操作で
き、非故障時にもある程度良好な運転性が得られるため
、運転者に故障の認識がなされず、エンジンの性能が充
分に発揮されない状態で、走行が継続される可能性があ
った。
この発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、こ
の発明の目的は、スロットル弁の電子的な制御系が故障
した場合に、走行性を積極的に悪化させ、運転者による
故障認識が確実に行なわれ、早期の修理を促すことが出
来るようにした、自動変速機を備えた車両の制御・装置
を提供する事である。
[課題を解決するための手段] 上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明
に係わる自動変速機を備えた車両の制御装置は、アクセ
ルペダルの操作量に基づいてスロットル弁を電気的に駆
動制御するスロットル制御手段と、自動変速機の変速比
を走行状態に応じて自動的に制御する変速機制御手段と
、前記スロットル制御手段の故障状態を検出する検出手
段と、この検出手段によりスロットル制御手段が故障状
態であると検出された場合に、前記変速機制御手段をし
て、自動変速機の変速比を高速状態に固定させる固定手
段とを具備する事を特徴としている。
[作用] 以上のように構成される自動変速機を備えた車両の制御
装置においては、検出手段により、スロットル制御手段
が故障状態であると検出された場合には、固定手段が変
速機制御手段を介して、自動変速機の変速比を高速側に
固定することになる。この結果、車両の駆動車輪に伝達
されるエンジンの駆動トルクは、小さいものとなり、走
行性能が極端に悪化するため、運転者に故障の確実な認
識なされることになる。
[実施例] 以下に、この発明に係わる自動変速機を備えた車両の制
御装置の一実施例の構成を、添付図面を参照して、詳細
に説明する。
第1図は、この一実施例の制御装置10をターボチャー
ジャ式エンジンに適用した実施例を示している。
このエンジン12は、ピストン14を夫々摺動自在に収
納した例えば4本めシリンダ16を備えている。各シリ
ンダ16においては、シリンダ16の内壁と、ピストン
14の上面と、シリンダヘッド18の下面とに囲まれた
空間により、燃焼室20が規定される。このシリンダ1
6には、端がエアクリーナ22を介して大気に連通され
、他端が吸気弁24を介して燃焼室20に接続され、こ
のエアクリーナ22を介して清浄化された空気を燃焼室
20内に供給するための吸気通路26が、取り付けられ
ている。
また、このシリンダ16には、一端が排気弁28を介し
て燃焼室20に接続され、他端が触媒装置30を介して
大気に開放され、燃焼室20内で混合気が燃焼されて生
成された排気ガスを排出する排気通路32が、取り付け
られている。この排気通路32に介設された触媒装置3
0は、排気ガスを浄化するために設けられている。
更に、吸気通路26の後述する排気式過給装置38の下
流側に位置したインタークーラ40より更に下流側に位
置して、吸入空気量を規定するためのスロットル弁34
が配設されている。このスロットル弁34より下流側に
位置した状態で、燃料を燃焼室20に向けて噴射供給す
る燃料噴射弁36とが配置されている。このようにして
、排気式過給装置38により過給され、インタークーラ
40により冷却された吸入空気は、燃料噴射弁36から
噴射された燃料と混合された混合気の状態で、燃焼室2
0内に吸気されることになる。
また、このエンジン12には、上述したように、排気式
過給装置(ターボチャージャ)38が接続されている。
この過給圧装置38は、スロットル弁34上流側の吸気
通路26の部分と、触媒装置3o上流側め排気通路32
の部分とに跨って配置され、排気ガスの排気エネルギ、
により吸気を過給するために設けられている。
また、上述したスロットル弁34には、これを駆動制御
するためのスロットルアクチュエータ42が接続されて
いる。このスロットルアクチュエータ42の詳細は第2
図に示されており、後述する。ここで、このこのスロッ
トルアクチュエータ42には、これを介してスロットル
弁34の開度量を電子的に制御するための、この発明の
特徴を成す電子制御装置(以下、単にECUと呼ぶ。
)10が接続されている。
ここで、このECUl 0は、上述したスロットル弁3
4を電子的に制御するコントローラとして機能する他、
燃料噴射弁36を介しての燃料噴射を実行する電子燃料
噴射システム43を電子的に制御するエンジンコントロ
ールユニットとして機能し、且つ、後述する電子制御式
自動変速機(以下、単にATと呼ぶ。)44を自動制御
するATコントローラ(以下、単にATCと呼ぶ、)と
しても機能するよう構成されている。
また、第1図に示すように、このAT44はATCとし
て機能するECU 10よって制御されるよう接続され
ている。周知のように、このAT44の内部には、ロッ
クアツプ機構を備えたトルクコンバータ46と、オーバ
ドライブ機構を備えた遊星ギア部48と、それらの為の
ソレノイドパルプ、油圧回路等が含まれた油圧制御部5
0とを備えて構成されている。ECUIOとAT44と
の間には、前記ソレノイドバルブを開閉して油圧回路を
駆動する信号の他に、この信号によるシフト結果状態を
示すシフト信号(後述のSQL 1〜5OL4)等の信
号がある。また、AT44の出力軸には、車速センサ5
2が設けられている。
また、第2図に示すように、スロットルアクチュエータ
42内には、スロットル弁34を駆動するDCサーボモ
ータ54が配設されている。更に、アクセルペダル56
には、その踏込み量を検知するアクセルポジションセン
サ58が取り付けられている。このスロットルアクチュ
エータ42は、スロットル弁34の自動車における役割
の重大性に鑑みて、所謂フェールセーフ機能を有したも
のである。
図示するように、アクセル踏込み量を検知するアクセル
ポジションセンサ58はフェールセーフのだめに2つあ
り、参照符合58aで示されるセンサが主でアクセルペ
ダル56に直接取り付けられており、58bで示される
センサがバックアップ用(サブ)で、アクセルペダル5
6によりワイヤを介して駆動される第1のプーリ60に
取り付けられている。これらのセンサ58a、58bは
夫々ポテンショメータから構成されており、その出力は
アクセルペダル56を一杯踏込んだときのアクセル踏込
み量に対する実際の踏み込み量の割合が電圧値に変換さ
れたものである。また、スロットル弁34には、別のワ
イヤによりリンクされた状態で係合片62が接続されて
いる。
また、このスロットルアクチュエータ42は、電磁ソレ
ノイド64と、第2のプーリ66と、この電磁ソレノイ
ド64が励磁されたときにDCサーボモータ54の回転
力を第2のプーリ66に伝える電磁クラッチ68とを備
えている。ここで、この第2のプーリ66はワイヤによ
り第3のプーリ72とリンクしている。また、このスロ
ットルアクチュエータ42は、スロットル弁34のスロ
ットル開度とスロットル開閉速度とを検出するために、
スロットルセンサ70を更に備えている。
このスロットルセンサ70は、符合70aで示される主
センサと、符合70bで示される副センサとから構成さ
れている。この主センサ70aは、駆動側の第2のプー
リ66の回転量及び回転速度を検出してECUl 0に
帰還するよう構成されている。一方、副センサ70bは
、従動側のスロットル弁34の角度と角速度とを検出し
てECU 10に帰還するよう構成されている。このス
ロットルセンサ7oの副センサ70bは、スロットル弁
34の全開状態から全閉状態の検出と、スロットル弁3
4の電子制御が故障したときにスロットル弁34が第1
のプーリ60により直接機械的に駆動されるときの実際
のスロットル開度を検出するために設けられている。
尚、第1のプーリ60.第3のプーリ72と係合片62
とは、同一回転軸を中心にして回動するものであるが、
第2図においては、説明の便宜上、回転運動を直線運動
に変換して表わしている。
第1のプーリ60と係合片62とは、その係合位置まで
に遊びがあり、そして通常、係合片62は第3のプーリ
72と係合状態にあるように設定されている。また、E
CUIOが自己診断により、スロットル弁34を自動制
御することをOKと判断したときは、クラッチ68は接
続の状態に設定される。従って、アクセルペダル56を
踏むと、そのアクセル踏込み量は主センサ58aと副セ
ンサ58bとにより検知されると同時に、それらの検知
信号がECUl 0に送られる。また、実際に駆動され
たスロットル弁34のスロットル開度は、スロットルセ
ンサ70の主センサ70aと副センサ70bとにより検
知されると同時に、それらの検知信号がECUIOに送
られる。
そして、ECUIOでは、後述の制御により、最終目標
スロットル開度が第3図に実線で示す関係等から演算さ
れ、その結果がスロットルアクチュエータ42に送られ
る。スロットルアクチュエータ42においては、この最
終目標スロットル開度を示す情報をD/A変換してモー
タ54を回転させるとともに、回転センサ70からの帰
還信号に基づいて、所定回転位置になるようにサーボコ
ン十ロールが行なわれる。
即ち、サーボモータ54はその最終目標スロットル開度
を達成するに必要な量だけ駆動して第3のブー972を
回転させるので、ワイヤを介して第3のブー972に係
合する係合片62が回転し、スロットル弁34がこの最
終目標スロットル開度を達成するに必要な量だけ開かれ
る。ここで、係合片62が回転すると、この係合片62
は第1のプーリ60に対して逃げることになるので、通
常状態では、第1のプーリ60によってスロットル弁3
4が直接開閉されることはない。
ここで、上述したECUIOは、AT44の制御動作を
司る第1のCPU74と、電子燃料噴射システム43の
制御を司る第2のCPU76とを有するように構成され
ている。これら第1及び第2のCPU74.76には、
夫々に入力回路78.80が接続されており、各入力回
路78゜80には、少なくとも、スロットル弁34の電
子制御に注目すれば、アクセルセンサ58の主センサ5
8a及び副センサ58bと、スロットルセンサ70の主
センサ70a及び副センサ70bとが、夫々の検知信号
が入力されるように接続されている。
これら第1及び第2のCPU74.76は、対応する入
力回路78.80から入力された信号に基づいて、また
、相互に信号を入出力することにより、夫々、AT44
及び電子燃料噴射システム43の制御に必要な情報を演
算すると共に、共通の出力回路82を介して、対応する
出力信号をAT44及び電子燃料噴射システム43に出
力するものである。
ここで、第1及び第2のCPU74.76には、故障検
出用の第3のCPU84が接続されている。この第3の
CPU84は、第1及び第2のCPU74.76から信
号を受け、制御の故障状態を検出するよう構成されてお
り、特に、この一実施例においては、この第3のCPU
84は、スロットルアクチュエータ42の故障検出動作
を後述する制御手順により実行するように構成されてい
る。また、この第3のCPU84は、故障状態を検出し
た際には、この検出した故障状態に応じた制御信号を出
力回路82を介して、AT44及び電子燃料噴射システ
ム43に出力すると共に、サーボモータ54及び電磁ソ
レノイド64にも出力するよう構成されている。
一方、この出力回路82には、フェイルセーフ回路85
が接続されており、このフェイルセーフ回路85は、図
示しないフェイル検出回路において少なくともスロット
ルアクチュエータ42に関する制御回路が異常(例えば
、スロットル開度の検出値とアクセル踏み込み量の検出
値とが大きく異なる場合)と検出されたときに、電磁ソ
レノイド64を消磁するように制御する。この結果、所
定の遊び量だけアクセルペダル56を踏込んだ以降に第
1のプーリ60と係合片62とが互いに機械的に係合し
て、以後、スロットル弁34は、アクセルペダル56と
の結合により、第3図に破線で示すように、直接、機械
的に開閉される。
ここで、このECUIOの出力回路82と、電子燃料噴
射システム43及びAT44との間の具体的な接続状態
は、第4図に示すように設定されている。即ち、上述し
たサーボモータ54に接続された状態で、モータドライ
ブ回路86が備えられており、このモータドライブ回路
86は、第1または第2のCPU74.76からの制御
信号に応じて、サーボモータ54を駆動する駆動信号を
出力するように構成されている。
また、この出力回路82は第1のトランジスタ88と第
2のトランジスタ90とを備えている。
この第1のトランジスタ88は、電磁ソレノイド64の
励磁・消磁を切り替えるために設けられており、これの
ベースには制御信号が入力されるように接続されている
。一方、これのコレクタは電磁ソレノイド64のコイル
の一端に接続されており、このコイルの他端は、図示し
ない電源に接続されている。尚、これのエミッタはアー
スされている。
このようにして、この第1のトランジスタ88のベース
にOFF信号、即ち、ローレベルの制御信号が入力され
ている限りにおいて、この第1のトランジスタ88はO
FFされており、従って、電磁ソレノイド64に電流は
流れず消磁されている。この結果、クラッチ68は非結
合状態に設定され、サーボモータ54の駆動力が第2の
プーリ66に伝達されないように設定されている。
一方、第1のトランジスタ88のベースにON信号、即
ち、ハイレベルの制御信号が入力されると、この第1の
トランジスタ88はON状態(導通状態)にもたらされ
、従って、電磁ソレノイド64に電流が流れ励磁される
ことになる。この結果、クラッチ68は結合状態に設定
され、サーボモータ54の駆動力が第2のプーリ66に
伝達されるよう設定されている。
また、第2のトランジスタ90は、後述する故障診断の
制御手順において、故障状態であると診断された場合に
、安全走行を確保すべく、電子燃料噴射システム43に
おいて、出力を低下させるために部分的に減筒運転すべ
く、所定のシリンダへの燃料カットを実行させると共に
、AT44において、車輪への伝達トルクを低下させる
ために、ギヤ比を高速側(オーバトップ用のギヤ比)に
設定するために設けられている。
ここで、この第2のトランジスタ9oのベースには、制
御信号が入力されるように接続されている。一方、これ
のコレクタは電子燃料噴射システム43における燃料カ
ットを実行する駆動部分への電源入力部に接続されると
共に、AT44においてオーバトップ状態を達成させる
第4のシフト信号5OL4と同様の内容の信号として入
力されるように油圧制御部50に接続されている。尚、
これのエミッタはアースされている。
このようにして、この第2のトランジスタ90のベース
にOFF信号、即ち、ローレベルの制御信号が入力され
ている限りにおいて、この第2のトランジスタ90はO
FFされており、従って、これからフェイル信号が出力
されない状態となる。この結果、電子燃料噴射システム
43においては燃料カットされず、また、AT44にお
いては通常のギヤ比制御が実行されるよう設定されてい
る。
一方、第2のトランジスタ90のベースにON信号、即
ち、ハイレベルの制御信号が入力されると、この第2の
トランジスタ90はON状態にもたらされ、従って、こ
れからフェイル信号が出力さることとなる。この結果、
電子燃料噴射システム43においては所定のシリンダに
おいて燃料カットされ、また、AT44においてはギヤ
比がオーバトップに固定されるよう設定されている。
以下に、第5図を参照して、第3のCPU84における
故障診断手順を説明する。
この故障診断手順は、所定時間毎に割り込み実行される
ものであり、この制御手順が起動されると、先ず、ステ
ップS10において、第1のトランジスタ88にローレ
ベル信号が出力されているか否かが判別される。このス
テップSIOにおいてNoと判断された場合、即ち、第
1のトランジスタ88にハイレベル信号が出力されてお
り、この第1のトランジスタ88のONに伴ない電磁ソ
レノイド64が励磁して、クラッチ68が接続されてい
ると判断される場合は、未だ、故障を検出していない状
態であるので、ステップS14、に飛んで、故障状態を
判断する。
即ち、このステップS14においては、アクセルセンサ
58の中で、アクセルペダル56の踏み込み量を直接に
検出している主センサ58aの出力信号の値が、20%
以内であるか否かが判別される。このステップS14に
おいて、YESと判断された場合、即ち、アクセルペダ
ル56の踏み込み量(割合)が20%以下の小さいと判
断される場合には、引き続くステップS16において、
スロットルセンサ70の中で、スロットル弁34の開度
を直接に検出している副センサ70bの出力信号の値が
、80%以上であるか否かが判別される。
このステップS16において、YESと判断された場合
、即ち、検出されたアクセルペダル56の踏み込み量は
20%以下と小さいにも拘らず、検出されたスロットル
開度が80%以上と大きいと判断される場合は、フェイ
ル状態であるので、引き続くステップ318において、
出力回路82からフェイル信号を出力すべく、第1のト
ランジスタ88ノベースににローレベルの制御信号を、
また、第2のトランジスタ90のベースに、ハイレベル
の制御信号を、夫々出力し、この第1のトランジスタ8
0をOFFすると共に、第2のトランジスタ90をON
させてリターンする。
一方、上述したステップS14又はステップS16にお
いて、Noと判断された場合、即ち、アクセルセンサ5
8の主センサ58aの出力値が20%より大きいか、又
は、スロットルセンサ70の副センサ70bの出力値が
80%より小さい場合には、両センサ58a、70bの
出力値が大きく掛は離れていない状態にもたらされたも
のと判断し、ステップSL2に飛ぶ。このステップSL
2においては、第2のトランジスタ90はOFFされて
、上述したように、電子燃料噴射システム43において
は燃料カットされず、また、AT44においては通常の
ギヤ比制御が実行されることになる。このようにステッ
プS12において第2のトランジスタ90をOFFさせ
る制御動作を実行してリターンする。
また、上述したステップSIOにおいて、YESと判断
された場合、即ち、第1のトランジスタ88にローレベ
ル信号が出力されており、この第1のトランジスタ88
のOFFに伴ない電磁ソレノイド64が消磁して、クラ
ッチ68が切られていると判断される場合は、既に故障
状態になった後の状態であると判断して、ステップS1
8に飛び、フェイルセイフを作動させる。
以上のようにして、一連の故障診断手順が完了する。
次に、第6図を参照して、電子燃料噴射システム43に
おけるフェイルセイフ制御手順を説明する。
先ず、ステップS20において、第2のトランジスタ9
0がONL、たかが判別される。このステップS20に
おいて、YESと判断された場合、即ち、第2のトラン
ジスタ90がONして、フェイル信号が出力された場合
には、ステップS22において、4本ある中の所定のシ
リンダ16に対して、燃料カット動作を実行してリター
ンする。
このようにして、エンジン本体12は部分的にしか出力
が出ないようになり、出力低下により更に走行性能が悪
化し、より確実に運転者による故障認識がなされること
になる。
一方、ステップS20においてNoと判断された場合、
即ち、第2のトランジスタ9oがOFFしている場合に
は、これからフェイル信号が出力されないので、スロッ
トルアクチュエータ42は正常に動作しているとみなし
、ステップS24において、電子燃料噴射システム43
で本来の燃料噴射動作を実行させて、リターンする。
また、この一実施例においては、上述したように、安全
走行を確保するフェイルセイフとして、エンジン出力の
強制的な低下を図ると共に、AT44を介して車輪への
トルクの伝達を低める動作が実施されるものである。以
下に、第7図を参照して、AT44におけるフェイルセ
イフ制御手順を説明する。
先ず、ステップS30において、上述したステップS2
0と同様に、第2のトランジスタ9oがONしたかが判
別される。このステップS30において、YESと判断
された場合、即ち、第2のトランジスタ90がONL、
て、フェイル信号が出力された場合には、ステップS3
2において、第4のシフト信号5OL4と同様の信号を
出力して、AT44でオーバトップ用のギヤ比が強制的
に設定されるように実行してリターンする。
このようにして、現在の走行状態に関係無く、ギヤ比は
オーバトップ用の最も小さい値に設定されることになる
ので、エンジン本体12から車輪へ伝達されるトルクが
小さく設定されることになる。従って、上述したように
、例え、アクセルペダル56を踏み込んでいない状態に
おいて、スロットル弁34が全開状態となるような故障
状態が発生したとしても、減筒運転によりエンジン出力
は低下すると共に、設定ギヤ比がオーバトップ用に固定
されることになるので、車輪への伝達トルクは小さくな
され、確実に運転者が故障を認識出来ると共に、ブレー
キによる車速抑制が容易になることになる。
一方、ステップS30においてNoと判断された場合、
即ち、第2のトランジスタ90がOFFしている場合に
は、これからフェイル信号が出力されないので、スロッ
トルアクチュエータ42は正常に動作しているとみなし
、ステップS34において、AT44で本来のギヤ比切
り替え動作を実行させて、リターンする。
以上詳述したように、この一実施例においては、アクセ
ルセンサ58からの検出結果と、スロットルセンサ70
からの検出結果とが大きく掛は離れている場合には、ス
ロットルアクチュエータ42自身が故障していると判断
されるので、これを介してのフェイルセイフ動作が不可
能であると判断して、電子燃料噴射システム43を介し
て減筒運転させて出力を低下させると共に、AT44を
介してギヤ比をオーバトップ用に固定して、車輪への伝
達トルクを小さくするように設定されている。
また、この一実施例においては、上述したように、スロ
ットルアクチュエータ42以外の箇所で、フェイルセイ
フ動作が実行されると、運転者は、運転中において大幅
な出力の低下感を感じると共に、アクセルペダル56を
踏み込んでも出力の増大感が得られないので、車両に故
障が生じた事を認識することが出来ることになり、運転
者自身による安全運転が実行されることになる。
この発明は、上述した一実施例の構成に限定されること
なく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能
であることは言うまでもない。
上述した一実施例においては、スロットルアクチュエー
タ42以外の箇所でのフェイルセイフ動作を、電子燃料
噴射システム43とAT44との2箇所で実行するよう
に説明したが、この発明はこのような構成に限定される
ことなく、少なくとも、AT44において実行されるよ
うにすれば、所期の効果が達成されるものである。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明に係わる自動変速機を備
えた車両の制御装置は、アクセルペダルの操作量に基づ
いてスロットル弁を電気的に駆動制御するスロットル制
御手段と、自動変速機の変速比を走行状態に応じて自動
的に制御する変速機制御手段と、前記スロットル制御手
段の故障状態を検出する検出手段と、この検出手段によ
りスロットル制御手段が故障状態であると検出された場
合に、前記変速機制御手段をして、自動変速機の変速比
を高速状態に固定させる固定手段とを具備する事を特徴
としている。
従って、運転状態を大幅に悪化させて運転者に確実に故
障の認識がなされ、早期の修理を促すようにした、自動
変速機を備えた車両の制御装置が提供される事になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係わる制御装置の一実施例を備えた
車両のエンジンの構成を概略的に示す図; 第2図はスロットルアクチュエータの構成と制御装置(
ECU)のブロック構成をと示す図;第3図はアクセル
踏み込み量とスロットル開度との相関関係を示す線図; 第4図は制御装置(ECU)の出力回路とAT及び電子
燃料噴射システムとの接続状態を示す図: 第5図は制御装置(ECU)における故障診断制御手順
を示すフローチャート; 第6図は電子燃料噴射システムにおけるフェイルセイフ
制御手順を示すフローチャート;そして、 第7図は自動変速機におけるフェイルセイフ制御手順を
示すフローチャートである。 図中、10・・・コントロールユニット(ECU)  
 !2・・・エンジン本体、14・・・ピストン、16
・・・シリンダ、18・・・シリンダヘッド、20・・
・燃焼室、22・・・エアクリーナ、24・・・吸気弁
、26・・・吸気通路、28・・・排気弁、30・・・
触媒装置、32・・・排気通路、34・・・スロットル
弁、36・・・燃料噴射弁、38・・・排気式過給装置
、40・・・インタークーラ、42・・・スロットルア
クチュエータ、43・・・電子燃料噴射システム、44
・・・電子式自動変速機(AT) 、46・・・トルク
コンバータ、48・・・遊星ギヤ部、50・・・油圧制
御部、52・・・車速センサ、54・・・サーボモータ
、56・・・アクセルペダル、58・・・アクセルセン
サ、58a・・・主センサ、58b・・・副センサ、6
0・・・第1のプーリ、62・・・係合片、64・・・
電磁ソレノイド、66・・・第2のプーリ、68・・・
クラッチ、70・・・スロットルセンサ、70a・・・
主センサ、70b・・・副センサ、72・・・第3のプ
ーリ、74・・・第1のCPU、76・・・第2のCP
U、7B・・・第1の入力回路、80・・・第2の入力
回路、82・・・出力回路、84・・・第3のCPU、
85・・・フェイルセイフ回路、86・・・モータドラ
イブ回路、88・・・第1のトランジスタ、90・・・
第2のトランジスタである。 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 アクセルペダルの操作量に基づいてスロツトル弁を電気
    的に駆動制御するスロツトル制御手段と、 自動変速機の変速比を走行状態に応じて自動的に制御す
    る変速機制御手段と、 前記スロツトル制御手段の故障状態を検出する検出手段
    と、 この検出手段によりスロツトル制御手段が故障状態であ
    ると検出された場合に、前記変速機制御手段をして、自
    動変速機の変速比を高速状態に固定させる固定手段とを
    具備する事を特徴とする自動変速機を備えた車両の制御
    装置。
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