JPH0234631A - サーモトロピック液晶性ポリペプチド - Google Patents

サーモトロピック液晶性ポリペプチド

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Publication number
JPH0234631A
JPH0234631A JP63184097A JP18409788A JPH0234631A JP H0234631 A JPH0234631 A JP H0234631A JP 63184097 A JP63184097 A JP 63184097A JP 18409788 A JP18409788 A JP 18409788A JP H0234631 A JPH0234631 A JP H0234631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
temperature
copolymer
optical recording
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63184097A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Takino
滝野 宏昭
Masao Honma
本間 正男
Ryoichi Higuchi
樋口 量一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Ajinomoto Co Inc filed Critical Ajinomoto Co Inc
Priority to JP63184097A priority Critical patent/JPH0234631A/ja
Publication of JPH0234631A publication Critical patent/JPH0234631A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は示温材、ノツチフィルター 光記録材料などに
応用される。
〔従来の技術及び問題〕
サーモトロピックコレステリンク液晶性高分子は温度変
化によりコレステリックピッチが変化し選択反射波長が
変化する。また、温度を急激に変化させ、コレステリッ
ク相から結晶相に変化させることによりピッチを固定し
特定の選択反射波長を持つものを得ることができる。
これらの性質を利用し示温材、ノツチフィルター 光記
録材料などえの応用が考えられている。
示温材として使用するためには多様な温度でサーモトロ
ピックコレステリンク液晶となることが必要であるしノ
ツチフィルター 光記録材料などとして使用するために
は加工性などのてんでより低温で液晶相を示すことが望
ましい。
サーモトロピックコレステリック液晶性を示すような液
晶性高分子としては、グルタミン酸−γ−ベンジルーグ
ルタミン酸−丁−アルキル共重合体(特開昭62−11
6629)や(+)−3−メチルアジピン酸とビフェノ
ールとの共重合体(渡辺順次 高分子加工34巻1号3
9頁)などが知られているが液晶性を示す温度が100
℃以上と高温であったり高価な光学活性体を原料としな
ければならないなどの問題があった6 〔発明が解決しようとする課題〕 従来から知られているポリアミノ酸共重合体やポリエス
テルは液晶性を示す温度が高いとか高価な光学活性基を
原料に使用しなければならないという欠点があった。
本発明の課題は安価な光学活性基を用い、より低温で液
晶性をしめずサーモトロピック液晶性高分子を発明する
ことである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達するために、本発明者らは、鋭意研究し下
記一般式で表されるアスパラギン酸−β−ベンジル−グ
ルタミン酸−γ−アルキル共重合体をみいだした。
(式中Rは炭素数5から30の直鎖または分岐のアルキ
ル基を示し、m/nは0.1 〜3を示し、m + n
は10〜5000である。)この共重合体はつぎのよう
にして合成される。
アスパラギン酸−β−ベンジルエステル NCAおよび
グルタミン酸−γ−アルキルエステルNCAを適当なモ
ル比でエチレンジクロライド、クロロホルム、ジオキサ
ン、アセトニトリル、トルエン、ジメチルホルムアミド
などに仕込みトリエチルアミン、エタノールアミンなど
の各種アミンをを開始剤として共重合を行うことにより
得られる。
グルタミン酸エステルNCAは特公昭43−15836
に記載の方法でまたアスパラギン酸エステルNCAは 
J、  A、  C,S、   82. 2268 (
1960)  R,H,Karlsonらの方法により
容易に合成できる また、上記一般式中のm / nはいろいろの大きさの
物が容易に合成可能であるが、以下の実施例に示される
ように0.1−3の範囲を越えると液晶性を示さなくな
ってしまう。
また、上記一般式中のベンジルエステル単位およびアル
キルエステル単位はともにL体であるかまたはともにD
体であることが必要でそうでないときには液晶性を示さ
ない。
〔作用〕
本発明の共重合体はサーモトロピック液晶となる。
本発明の共重合体のあるものは温度変化によりコレステ
リックピッチが変化し選択反射波長が変化し示温材とし
てしようできる。温度を急激に変化させ、コレステリッ
ク相から結晶相に変化させることによりピッチを固定し
特定の選択反射波長を持つものを得ることができるので
、ノツチフィルター 光記録材料などに使用できる。
実施例 1 30m1サンプル管に、L−アスパラギン酸−β−ベン
ジルエステル NCAおよびL−グルタミン酸−丁−ド
デシルエステル NCAを重合後のコポリマーの重さが
1.0gとなりまたモル比が315となるようにように
加えた。さらにエチレンジクロライドを9.0g加え、
スターラーで攪拌して溶解させた。この溶液にNCA/
)リエチルアミンのモル比が100となるように IM
 トリエチルアミン ジオキサン溶液を加え、−晩さら
に攪拌を続けて重合を行ない、無色透明の高粘度ポリマ
ー溶液を得た。なお重合の終了はIRにより1860 
c m−1付近のNCA@取がないことにより確認した
実施例 2 実施例1で合成したポリマー溶液を、カバーグラス上に
パスツールピペットで3〜4滴下し、約30分風乾した
。試料をカバーグラスで覆い、加熱ステージ付きの顕微
鏡で、ピンセットを用いてシェアーをかけなから昇温(
10’C/分)し、直交ニコル下観察を行なったところ
58℃から液晶相を示した。
また、このポリマー溶液を、カバーグラスにパスツール
ピペットを用いて3〜4滴落し、風乾した。さらにアル
ミホイル(膜厚15μm)で作ったスペイサ−を乗せ、
カバーグラスで挟んだ。これをホットステージ上で昇温
し、液晶転移温度以上の所定の温度としてコポリマーを
液晶状態とした。これをピンセットでシェアーを5〜6
度かけて配向させた後、所定の温度で約30〜40分放
置し、ホットステージより取り出し空気中で急冷してカ
ラーフィルムを得た。このフィルムを吸光光度計を用い
、2枚のカバーグラスをリファレンスとして吸光度を測
定した。所定の温度及び最大吸収波長を以下に示す。
温度 (’C)  波長 nm 80.0     395 82.5     425 85.0     450 87.5     500 90、0    530 92.5     590 95.0     610 97.5     650 100.0     720 実施例 3 L−アスパラギン酸−β−ベンジルエステルNCAおよ
びL−グルタミン酸−丁−ドデシルエステル NCAを
重合後のコポリマーの重さが1.0gとなりまたモル比
が1/7.1/3.1/1. 5/3.3/1となるよ
うににした他は実施例1の方法と同様にしてポリマー溶
液を得た。
実施例 4 実施例 3で合成したポリマーの液晶転移温度を実施例
2と同様の方法で測定した。
モル比   液晶転移温度(°C) 1/7     48 1/3     56 1/1     64 5/3     95 3/1   液晶にならない 実施例 5 L−アスパラギン酸−β−ベンジルエステルNCAおよ
びL−グルタミン酸−γ−オクタデシルエステル NC
Aを重合後のコポリマーの重さが1.0gとなりまたモ
ル比が1/1となるようににした他は実施例1の方法と
同様にしてポリマー溶液を得た。合成したポリマーの液
晶転移温度を実施例2と同様の方法で測定したところ5
7℃であった。
〔発明の効果〕
本発明のアスパラギン酸−β−ベンジル−グルタミン酸
−γ−アルキル共重合体はサーモトロピック液晶性を示
しアルキル基の炭素数や共重合比を変えることにより液
晶温度範囲をコントロールすることができ、100℃以
下の温度で液晶となる共重合体を得ることができた。
このように本発明の共重合体は示温材、ノンチフィルタ
ー 光記録材料などに使用できる。
【図面の簡単な説明】
図1に実施例1で得られたL−アスパラギン酸−β−ベ
ンジル−L−グルタミン酸−丁−ドデシル共重合体の赤
外吸収スペクトルを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式で表されるアスパラギン酸−β−ベン
    ジル−グルタミン酸−γ−アルキル共重合体。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは炭素数5から30の直鎖または分岐のアルキ
    ル基を示し、m/nは0.1〜3を示し、m+nは10
    〜5000である。)
JP63184097A 1988-07-23 1988-07-23 サーモトロピック液晶性ポリペプチド Pending JPH0234631A (ja)

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JP (1) JPH0234631A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997048782A1 (en) * 1996-06-15 1997-12-24 Smith & Nephew Plc Biodegradable liquid crystalline polymers
JP6112010B2 (ja) * 2011-05-12 2017-04-12 味の素株式会社 ポリα−アミノ酸およびそれを用いた強誘電体メモリ素子

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997048782A1 (en) * 1996-06-15 1997-12-24 Smith & Nephew Plc Biodegradable liquid crystalline polymers
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