JPH0234579Y2 - - Google Patents

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JPH0234579Y2
JPH0234579Y2 JP1983087539U JP8753983U JPH0234579Y2 JP H0234579 Y2 JPH0234579 Y2 JP H0234579Y2 JP 1983087539 U JP1983087539 U JP 1983087539U JP 8753983 U JP8753983 U JP 8753983U JP H0234579 Y2 JPH0234579 Y2 JP H0234579Y2
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JP
Japan
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wire
pail pack
concave grooves
welding
outer cylinder
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JP1983087539U
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JPS59192076U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ペイルパツク内溶接用ワイヤの残量
表示装置に関する。
溶接ワイヤは少量ならボビンに巻装した状態で
また多量ならペイルパツクに収容した状態で使用
する。ペイルパツクは金属製もしくは厚紙製の有
底円筒体で、使用時は蓋を外して円錐状のワイヤ
取出し装置を嵌め、該装置を通して溶接ワイヤを
引出して溶接に供する。これらは不透明体である
から内部の溶接ワイヤは見えず、残量を知るには
ワイヤ取出し装置を外したりせねばならず、厄介
である。それ故本考案は簡単な手段でペイルパツ
ク内溶接用ワイヤの残量を外部から目視確認でき
るようにしようとするものである。本考案の溶接
用ワイヤの残量表示装置は、溶接用ワイヤを収容
するペイルパツクの外筒胴部に、内側面が外側に
向けて突出する凹状溝を複数条、高さ方向に向け
て形成し、ペイルパツク内溶接用ワイヤコイルの
上端に置かれる押え部材の外周面の、該凹状溝に
対応する部分に、該凹状溝に案内される複数個の
凸状片を形成し、これらの凹状溝のそれぞれの上
端と下端に孔を形成すると共に、ペイルパツクの
外筒胴部表面に沿つて高さ方向に配置する複数の
指示紐の両端を前記上端、下端の孔からペイルパ
ツク内部に入れ、該両端を前記押え部材に取付け
てなることを特徴とするものである。次に実施例
を参照しながら本考案を説明する。
第1図aは本考案の実施例を示す断面図、同図
bはaのA−A′線断面図、第2図は全体斜視図
を示し、これらの図で10は溶接用ペイルパツク
で外筒12と内筒14からなり、これらの間に溶
接ワイヤWのコイル16を収容する。ワイヤWは
引出したとき捩れがないように予め1ターン当り
略360゜の捩りを、引出すとき生じる捩りとは逆向
きに与えてコイル16にしてあり、このため該コ
イル16のワイヤWは常に膨張しようとしてお
り、これを抑える目的でコイル16の上部に押え
部材18が置かれる。なおこの膨張しようとする
力は上方ばかりでなく、径方向外方へも働らき、
このためコイル16は外筒12側へ延びて内筒1
4との間には図示のように間隙を作るから、内筒
14は省略してもよい。20はワイヤ取出し装置
で円錐状をなし、外筒12の上部開放端に締結バ
ンド22により取付けられる。工場出荷段階では
外筒12の上部には図示しないが円板状の蓋がし
てあり、溶接現場でこの蓋をとり、内部からワイ
ヤWを引き出し、ワイヤ取出し装置20の頂部の
ワイヤ案内孔及びコンジツトチユーブ24等に該
ワイヤを挿通し、然るのちワイヤ取出し装置20
を外筒上部へ図示状態に取付ける。
コンジツトチユーブ24の先端には図示しない
がワイヤ送給装置および溶接トーチなどが設けら
れ、ワイヤWはこれらを通つて溶接部へ供給され
る。溶接進行に伴なつてペイルパツク10内のワ
イヤWはコイル16の上部から逐次引出されて次
第に減少し、押え部材18は下降して行く。しか
し外筒12及びワイヤ取出し装置20はいずれも
不透明体であるからペイルパツク内ワイヤの減少
状態は外部から分らない。多量の溶接を行なう場
合はワイヤWの使用量も多く、そして溶接能率を
上げるためにはペイルパツク内ワイヤが使用され
尽すとき直ちに新しいペイルパツクからワイヤ供
給を開始することが望ましく、或いはまた新たに
溶接を開始するときペイルパツク内ワイヤがどれ
位あるのか確認しておくのが望ましく、これらの
目的でペイルパツク内ワイヤ残量の確認が外部か
ら簡単に行なえるようにしておくことは有効、有
意義である。
そこで図面に示した本考案の実施例では外筒1
2の胴部の上部および下部にそれぞれ孔25,2
6をあけ、またペイルパツク外筒12胴部の表面
の高さ方向に配した布製等からなる目盛付の指示
紐27の両端を孔25,26を通して内部に入れ
て押え部材18に取付け、外筒表面の指示紐27
の移動路の所定個所(図の28位置)で目盛を読
取るようにする。
このようにすると溶接進行につれてワイヤWが
引出され、コイル16の高さが減少するにつれて
押え部材18は下降し、紐27が矢印方向に移動
することにより目盛読取位置28を通過する紐の
目盛は次々にその表示を変える。すなわち目盛読
取り位置28に現われる紐の目盛によりペイルパ
ツク内溶接用ワイヤの残量を指示することができ
る。
また第1図bに示すようにペイルパツクの外筒
胴部に指示紐27の移動路となる縦溝29を形成
し、該縦溝29に位置する押え部材部分を凸状に
して縦溝29に遊嵌するようにしている。
なお紐の目盛は数値目盛でもよいし、色で表示
する方式でもよい。色で表示する場合は「空」に
相当する部分を赤、次の部分を黄、その次の部分
を青とすると、青が目盛読取位置にあれば「まだ
ワイヤは相当に残つている」、黄なら「残りは少
ない」、赤なら「残りは殆んどない」等と表示す
ることができる。色で表示する場合は目盛読取位
置を外筒胴部の上部の孔25位置あるいは下部の
孔26位置にしてもよい。又目盛の代わりに紐2
7の所定部分に指針を取付け、あるいは着色し、
該指針あるいは着色部分の外筒胴部に付した目盛
に沿う移動によりペイルパツク内ワイヤコイルの
残量を指示してもよい。指示紐12をペイルパツ
クに取付けるにはまず紐27を外筒12胴部の孔
25,26を通して第1図の如く配し、ペイルパ
ツク内に溶接用ワイヤを収容したあとワイヤコイ
ルの上端に押え部材18を置き、この押え部材1
8に外筒12胴部縦方向に配した紐17を接着テ
ープで止める、結び付ける等して固定すればよ
い。
以上説明したように本考案によれば、簡単な手
段でペイルパツク内溶接用ワイヤの残量を外部よ
り簡単に確認できるようにすることができ、甚だ
有効である。また本考案では外筒胴部に複数条の
縦溝(内面から見て凹状の溝)を設け、押え部材
の外周面の複数個の凸条片をこれらの凹状溝に遊
嵌させ、これらの凹状溝のそれぞれの上端と下端
に孔を設け、複数の指示紐の両端をこれら上、下
端の孔を通してペイルパツク内に入れ、ペイルパ
ツク内では凹状溝を通つて、押え部材に取付ける
ようにしたので、ペイルパツクからの溶接用ワイ
ヤの繰り出しに伴なう押え部材の下降、指示紐の
移動に際し、該押え部材および指示紐が回動して
捩じれるようなことがなく、ワイヤにより邪魔さ
れることもなく、例えば3個のこれらの凹状溝従
つて指示紐は120゜間隔などで離隔配置しておけ
ば、どちらの方向からもワイヤ残量を確認でき、
実用上甚だ有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案の実施例を示す断面図、同図
bは第1図aのA−A′線矢視図、第2図は本考
案の実施例を示す斜視図で一部は断面としてい
る。 W……溶接用ワイヤ、10……ペイルパツク、
12……外筒、16……コイル、18……押え部
材、25,26……孔、27……指示紐。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 溶接用ワイヤを収容するペイルパツクの外筒胴
    部に、内側面が外側に向けて突出する凹状溝を複
    数条、高さ方向に向けて形成し、 ペイルパツク内溶接用ワイヤコイルの上端に置
    かれる押え部材の外周面の、該凹状溝と対応する
    部分に、該凹状溝に案内される複数個の凸状片を
    形成し、 これらの凹状溝のそれぞれの上端と下端に孔を
    形成すると共に、 ペイルパツクの外筒胴部表面に沿つて高さ方向
    に配置する複数の指示紐の両端を前記上端、下端
    の孔からペイルパツク内部に入れ、該両端を前記
    押え部材に取付けてなることを特徴とする溶接用
    ワイヤの残量表示装置。
JP8753983U 1983-06-08 1983-06-08 溶接用ワイヤの残量表示装置 Granted JPS59192076U (ja)

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JP8753983U JPS59192076U (ja) 1983-06-08 1983-06-08 溶接用ワイヤの残量表示装置

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JP8753983U JPS59192076U (ja) 1983-06-08 1983-06-08 溶接用ワイヤの残量表示装置

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Publication Number Publication Date
JPS59192076U JPS59192076U (ja) 1984-12-20
JPH0234579Y2 true JPH0234579Y2 (ja) 1990-09-18

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ID=30217450

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JP8753983U Granted JPS59192076U (ja) 1983-06-08 1983-06-08 溶接用ワイヤの残量表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57160630U (ja) * 1981-04-01 1982-10-08

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JPS59192076U (ja) 1984-12-20

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