JPH0234335A - 印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、プリント基板などにクリームはんだなど高
粘度印刷液体によシ印刷する印刷装置に関し、特に印刷
パターンの開口部を設けたマスクを用いた手段にかかわ
る。

〔従来の技術〕

第９図は例えば実開昭６１−６２０３４号公報に示され
た従来のスクリーン印刷装置の斜視図である。

図において、１はクリームはんだ２により印刷するスキ
ージ、３はこのスキージｌを保持するスキージホルダ、
４は上記スキージ１を上下移動させるスキージ上下用シ
リンダ、５はクリームはんだ２を元に戻すスクレーパ　
６はこのスクレーパ５を上下移動させるスクレーパ上下
用シリンダ、７はスキージ１及びスクレーパ５を前後移
動させるストローク用シリンダ、８はクリームはんだ２
を所定の位置のみに通過印刷させるスクリーンで、フレ
ーム９に保持されている。

上記従来の印刷装置による印刷状態を、第１０図に断面
図で示す。スクリーン８には開口部８ａが設けられ印刷
のパターンが形成されている。１０はクリームはんだ２
によシ所定のパターンの印刷がされるプリント基板であ
る０ 上記従来の印刷装置による印刷動作は、次のようになる
。まず、シリンダ６によシスクレーパ５を上昇させ、シ
リンダ４によシスキージ１を下降しスクリーン８に接触
させる。この状態で、図示しない適当な手段で適量のク
リームはんだ２をスキージ１の前方の適当な位置に供給
する０ついで、シリンダ７によシスキージ１をスクリー
ン８上を滑らせながら矢印方向へ移動させる。すると、
供給されであるクリームはんだ２をスキージ１が回転運
動を与え、この回転運動によシフリームはんだ２はスク
リーン８の開口部８ａを通過し、基板１０に所定パター
ンの印刷をする。

次ニ、シリンダ６によシスクレーパ５を下降させ、シリ
ンダ４によシスキージ１を上昇させる。

つづいて、シリンダ７によシスクレーパ５を矢印とは反
対方向に後退させ、クリームはんだ２を元に戻し、１回
の印刷工程を終る。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記のような従来の印刷装置では、第１０図のように、
クリームはんだ２が基板１０の所定印刷位置の外にもは
み出して印刷されるにじみ１２が生じたり、スクリーン
８の開口部８ａの幅が微細化していると、クリームはん
だ２が抜は切れず、抜は不良１３が起とシ、微少量を精
度高く印刷できないという問題点があった。このため、
電子部品をプリント基板に実装する工程で、はんだ付は
不良が生じることがあった。

この発明は、このような問題点を解決するためになされ
たもので、印刷液体のにじみや抜は不良をなくし、微少
量の印刷液体でも高精度に印刷できる印刷装置を得るこ
とを目的としている。

〔課題を解決するだめの手段〕

この発明にかかる印刷装置は、マスクに印刷パターンの
開口部を設け、この開口部に挿入されるピストンを設け
、このピストンの上昇及び下降により、高粘度印刷液体
を開口部に吸引光てん及び押出しするようにし、上記ピ
ストンとマスクを別個に上下移動させる上下駆動手段と
、ピストン部に振動子を結合し、マスクの開口部へ吸入
時と、押出し上昇時にピストンを介し印刷液体に振動を
加えるようにしたものである。

〔作用〕

この発明においては、ピストンの上昇によシマスフの開
口部に高粘度印刷液体が充てんされ、ピストンの下降に
よシ印刷液体を押出し、抜は不良がなくされる。また、
印刷液体には充てん時と押出し上昇時にピストンを介し
振動を加えることにより、上層の粘度を低下させ気泡の
混入や糸引き現象をなくシ、高精度の印刷ができる。

〔実施例〕

第１図はこの発明による印刷装置の一実施例の斜視図で
ある。図において、２０は印刷装置の架台、２１は高粘
度印刷液体である゛クリームはんだ２を収容した供給容
器２２からなる印刷液体供給部、２３はクリーナ部で、
マスク２８の下面に付着した余分のクリームはんだ２を
かき落すスクレーパ２４と、このスクレーパ２４によシ
かき落されたクリームはんだ２を受は収納する受は箱２
５とからなる。２６は架台２０上に固定され、基板１０
を案内し、Ｘ軸方向に搬送・位置決め手段（図示は略す
）によル所定の位置にさせるだめの一対の搬送レール、
２７はマスク２８部を設けた印刷ヘッド、２９はこの印
刷ヘッドを支持し移動位置決めするだめの直交ロボット
で、Ｘ、Ｙ、Ｚ軸方向にそれぞれ移動させる第１アーム
２９ａ、第２アーム２９ｂ。

第３アーム２９ｃを有している。

印刷ヘッド２７は第２図に示すように構成されている。

取付金具３０に固定されたマスク２８には、第２図（ｂ
）に平面図で示すように印刷パターンをなす複数の長方
形状の開口部２８ａが設けられている。

３１は取付金具３２に固定された振動子、３３はこの振
動子３１に結合支持され振動が加えられる保持板で、上
記各開口部２８ａに断面同形状にされ挿入される複数の
ピストン３４の上端部をはめ込み固着している。３５は
支持枠３６に上下動可能に支持され、取付金具３０を固
定したテーブルで、上下駆動源例えば電動機３７によシ
上下移動される。

３８は支持枠３６に上下動可能に支持され、取付金具３
２を固定したテーブルで、上下駆動源例えば電動機３９
により上下移動される。

上記支持枠３６は第１図のように、直交ロボット２９の
第３アーム２９ｃに取付けられている。

１記−実施例の装置の動作は、次のようになる。

まず、直交ロボット２９によシ印刷ヘッド２７を印刷流
体供給部２１上に移動する。テーブル３８により保持板
３３を下降させ、ピストン３４の下面をマスク２８の下
面に揃えるか少し突出させ、この状態で、クリームはん
だ２上に下降し接触させる。

ついで、振動子３１によりマスク２８とピストン３４に
振動を加える。

これにより、第３図に点線で示す上層領域４０のクリー
ムはんだ２の粘度が低下される。つづいて、テーブル３
８によシ保持板３３を介しピストン３４を少し上昇させ
ると、粘度低下した上層領域４０のクリームはんだ２を
マスク２８の各開口部２８ａに吸へする。こうして、開
口部２８ａには外気の気泡が混入することなく、クリー
ムはんだ２が充てんされる。

直交ロボット２９により印刷ヘッド２７を上昇させ、振
動子３１の振動を中止する。つづいて、印刷ヘッド２７
を直交ロボット２９により、クリーナ部２３上に移動し
、第４図に示すように、印刷ヘッド２７をＸ軸方向に移
動させると、マスク２８の下面に付着している余分なり
リームはんだ２が、スクレーパ２４の先端によりかき落
される。

次に、あらかじめ搬送レール２６に案内搬入され、位置
決めされである基板１ｏの所定位置の上方に、印刷ヘッ
ド２７を直交ロボット２９によシ移動し、位置決めして
下降させ、マスク２８下面を基板１０上面に接触させる
。

こうして、第５図に鎖線で示すように、基板１０上面に
接した状態のマスク２８を、実線で示すように上昇させ
るとともに、振動子３１を振動させピストン３４を共振
させる。

すると、第６図に示すように、ピストン３４の下面３４
ａけ近の上層領域４１のクリームはんだ２に振動が与え
られ粘度を低下させる。この状態でピストン３４を上昇
させると、第７図に示すように、ピストン下面３４ａが
クリームはんだ２に糸引きを生じることなく分離される
。

こうして、第８図に示すような微小なパターンであって
も、クリームはんだ２のにじみや、抜は不良を生じるこ
となく分離され、微少量のクリームはんだ２の高精度の
印刷ができる。

なお、上記実施例では、マスク２８の開口部２８ａとピ
ストン３４の断面は長方形の場合を示したが、これに限
らず、例えば円形などの場合にも適用できるものである
。

また、上記実施例では、マスク２８の開口部２８ａとピ
ストン３４は複数組設けだが、−組の場合にも適用でき
るものである。

さらに、上記実施例では、高粘度印刷液体としてクリー
ムはんだ２を用いたが、これに限らず、振動によシ粘度
が低下する印刷液体であれば、例えば高分子材料であっ
ても適用できる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、マスクに印゛刷パタ
ーンの開口部を設け、この開口部に挿入されるピストン
を設け、このピストンの上昇、下降により、高粘度印刷
液体を開口部に吸引、押出しをするようにし、ピストン
部には吸引時及び押出し上昇時に振動を与え、印刷液体
を局部的に粘度低下するようにしたので、印刷液体が気
泡混入することなく上記開口部に充てんされ、印刷液体
のにじみや、抜は不良をなくし、微少量の印刷液体でも
高精度な印刷ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による印刷装置の一実施例の斜視図、
第２図（ａ）は第１図の印刷ヘッドの斜視図、第２図（
ｂ）は第２図（ａ）のマスクの上面斜視図、第３図は第
１図の印刷液体供給部でマスクの開口部にクリームはん
だを充てんしている状態を示す断面図、第４図はマスク
の開口部に充てんされたクリームはんだの余分を第１図
のクリーナ部で除去する状態を示す断面図、第５図は第
４図の状態からマスクの開口部のクリームはんだを基板
上に押出している状態を示す断面図、第６図及び第７図
は第５図の状態からピストンを引上げ開始している状態
及び離脱上昇した状態を示す断面図、第８図は第７図の
状態からマスク、ピストン部が上昇され基板上にクリー
ムはんだが印刷された状態を示す斜視図、第９図は従来
のスクリーン印刷装置の斜視図、第１Ｏ図は第９図のス
クリーン上のクリームはんだを基板に印刷している状態
を示す断面図である。 ２・・・高粘度印刷液体（クリームはんだ）、１０・・
・被印刷体（基板）、２１・・・印刷液体供給部、２２
・・・供給容器、２３・・・クリーナ部、２４・・・ス
クレーパ、２５・・・受は箱、２８・・・マスク、２８
ａ・・・開口部、２９・・・３方向駆動手段（直交ロボ
ット）、３１・・・振動子、３３・・・保持板、３４・
・・ピストン、３５・・・チーフル、３７・・・電動機
、３８・・・テーブル、３９・・・電動機なお、図中同
一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　被印刷材に対する印刷パターンの開口部が設けられた
   マスク、このマスク上方に配置された支持板に固着され
   て下方に出され、マスクの開口部と同一断面形状にされ
   ていて開口部に上下動可能に挿入されており、上昇によ
   り高粘度印刷液体を開口部に吸入充てんし、下降により
   この印刷液体を押出し上記被印刷材上に印刷するピスト
   ン、供給容器に上記印刷液体をためており、下降した上
   記マスク及びピストンの下面に印刷液体を接しさせ上記
   開口部に吸入させる印刷液体供給部、上記マスクの下面
   に付着した余分の印刷液体をスクレーパによりかき落さ
   せるクリーナ部、下端で上記支持板を支持しており、上
   記印刷液体を上記開口部に吸入時及び上記被印刷材に押
   出し上昇時に、上記ピストン部に振動を加える振動子、
   上記マスクを支持しており上下移動させる第１の上下駆
   動手段、上記振動子を介し上記保持板を支持しており上
   下移動させる第２の上下駆動手段、及びこれら第１及び
   第２の上下駆動手段を支持しており、直交３軸方向の移
   動により、上記ピストンが組合わされたマスク部を所定
   位置に移動させる３方向駆動手段を備えた印刷装置。