JPH0234263A - ダイカスト装置及びダイカスト方法 - Google Patents

ダイカスト装置及びダイカスト方法

Info

Publication number
JPH0234263A
JPH0234263A JP18265288A JP18265288A JPH0234263A JP H0234263 A JPH0234263 A JP H0234263A JP 18265288 A JP18265288 A JP 18265288A JP 18265288 A JP18265288 A JP 18265288A JP H0234263 A JPH0234263 A JP H0234263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
squeeze
lubricant
plunger
product cavity
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18265288A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07112614B2 (ja
Inventor
Fumio Kondo
文男 近藤
Fumitaka Takehisa
竹久 文隆
Kiyoshi Yoshikawa
澄 吉川
Hiromi Takagi
博己 高木
Mitsuyoshi Yokoi
光義 横井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP63182652A priority Critical patent/JPH07112614B2/ja
Publication of JPH0234263A publication Critical patent/JPH0234263A/ja
Publication of JPH07112614B2 publication Critical patent/JPH07112614B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 C産業上の利用分野〕 本発明はダイカスト装置およびダイカスト方法に関し、
特に複雑形状を存する製品のダイカス1−に用いて有効
である。
〔従来の技術〕
従来より複雑形状をした製品のダイカストを行う方法と
して、製品キャビティ内に充填された溶湯を、その溶湯
が凝固する前にスクイズプランジャにより加圧を行い、
溶湯内の巣の発生を抑制するものが知られていた(特公
昭59−13942号公報、特公昭59−30503号
公報、特公昭5B−55858号公報および特公昭60
−2947号公報)。
この従来方法は第15図に示すように固定型I01もし
くは可動型100のいずれが一方にスクイズプランジャ
103を配設し、このスフ・イズブランジャに103に
より溶湯の押圧を行う。
この第15図図示の従来方法は、厚肉製品の複雑な形状
の鋳造には優れたものであり、がっひけ巣等の発生も抑
制できるものである。
しかしながら、近年ダイカスト製品の用いられる環境の
変化により、この従来方法によるダイカスト製品であっ
ても、巣等の発生が問題となることが生じてきた。すな
わち、ダイカスト品を熱処理した場合に、ダイカスト品
中に閉じ込められた微小の巻き込み巣が加熱に伴い膨張
し、それによって製品の外形が微妙に変化するという問
題である。このように、ダイカスト品で熱処理を受ける
製品に用いられ、かつその製品が精密な精度を要求する
ものである場合には、従来のようにスクイズプランジャ
による押圧を行ったものであっても、その巻き込み巣発
生防止等が十分ではない。
本発明者らが、この従来方法によるダイカスト品につき
、特にその巻き込み巣発生状況について検討したところ
、スクイズプランジャ(03に対向する部位周辺に巻き
込み巣200が発生していることが認められた。第16
図はスクイズプランジャで溶湯を押圧する前の状態を示
し、スクイズプランジャ103に対向する部位周辺に巻
き込み巣200が発生している。これは、スクイズプラ
ンジャ103の摺動性確保のためにスクイズプランジャ
103先端側に向けて吹きつけられた離型剤201が巻
き込み単200発生に大きな影響を及ぼしているもので
あると認められる。
そこで、本発明者らはこのスクイズプランジャ103に
吹きつけられる雌型剤201が巻き込み巣200に及ぼ
す影響を実験により測定した。本発明者らは潤滑剤を第
15図のようにスクイズプランジ+103側に多量に吹
きつけるのではなく、最小限の離型剤をスクイズプラン
ジャ103先端に塗布し、その状態でダイカストを行う
こととした。その結果、このように離型剤の量を最少と
したものにおいては、ダイカスト品に生ずる巻き込み巣
200は大幅に減少し、ダイカスト品を熱処理しでも、
その精密性には何ら悪影響を及ぼさないことが認められ
た。しかしながらスクイズプランジャ103に摺動不良
が生じることが認められた。また、離型剤をスクイズプ
ランジャ103先端に刷毛塗りするものとした場合には
、ダイカスト工程を15乃至20回繰り返した後、スク
イズプランジャ103に摺動不良が生じることが認めら
れた。しかも、ダイカスト工程を20回程度行うたびに
スクイズプランジヤニo3に離型剤を刷毛塗りし、スク
イズプランジャ103に摺動不良が生じないようにして
、ダイカストを行うようにした場合であっても、スクイ
ズプランジャは3゜0回から700回のダイカスト工程
によりその寿命がつきることが認められた。
このように、本発明者らの実験検討によれば、スクイズ
プランジャに塗布される離型剤の世は巻き込み単200
発生に多くの影響を及ぼすものであるものの、離型剤は
スクイズプランジャ103の寿命を保つ上で特に重要で
あることが確かめられた。
ここで、離型剤はスクイズプランジャ103のみならず
、固定型101および可動型100の内面にも必要とさ
れるものである。しかしながら、スクイズプランジャ1
03に供給される離型剤の量は、他の固定型101およ
び可動型100に供給される離型剤の量に比べて大幅に
多くしなければない。スクイズプランジャ103に供給
される離型剤の■を、他の固定型101および可動型1
00に供給される離型剤の量と同程度としたのでは、ス
クイズプランジャ103は直ちに摺動不良を生ずること
が認められている。これは、スクイズプランジャ103
は製品キャビティ105内に高圧かつ高温の溶湯を充填
させた状態で、溶湯側に押し出されるものであるため、
その潤滑性が特に要求されるものであるからである。
換言すれば、ダイカスト方法において、スフ・イズプラ
ンジャ103の使用をやめれば、特別な量の離型剤吹き
つけが不要となる。ただこの場合、スクイズプランジャ
による押圧が行なわれないため、ダイカスト島全体の製
品密度は低下してしまうことになる。
第17図に、スクイズプランジャにょる押圧を行った効
果の一例を示す。第17図より明らかなように、スフ・
イズプランジャ103にょる押圧を受けないダイカスト
品300はスクイズプランジャ103による押圧を受け
たダイカスト品301に比べて、その製品密度が低下し
ていることが確かめられる。
〔発明が解決しようきする課題〕
本発明は上記点に鑑みて案出されたもので、ダイカスト
においてスクイズプランジャによるン容湯押圧を行いつ
つ、スクイズプランジャに供給される潤滑剤の世を的も
育に制御し、スクイズプランジャの摺動性を確保し、か
つ潤滑剤に伴う巻き込み巣発生等の抑制を行うようにす
ることを目的とする。
この目的を達成するため、本発明者らはまずスクイズプ
ランジャに潤滑剤が確実に吹きつけられるようにするこ
とに着目した。第18図は本発明者らが提案した内容を
示すが、この図ではスクイズシリンダ107に環状溝3
10を形成し、この環状溝310より潤滑剤をスクイズ
プランジャ103先端に向けて吹き出すようにしたもの
である。
これにより、スクイズプランジャ103の先端部には潤
滑膜311が形成される。
しかしながら、この第18図図示装置では、スクイズシ
リンダ107先端部308において潤滑が必ずしも十分
になされず、ダイカスト品がスクイズシリンダ107よ
り取り外されにくくなるという問題がある。
第19図も、本発明者らが提案した内容を示し、この第
19図図示例ではスクイズシリンダ107の先端部分に
潤滑剤吹き付け孔312を形成し、この吹き付け孔31
2より潤滑剤をスクイズプランジャ103の先端に向け
て吹き出すようにしたものである。しかしながら、この
第19図図示例では潤滑剤吹き付け通路312の先端部
分に溶湯が流入し、通路312を閉塞してしまうという
不具合が認められた。
本発明は上記検討結果に基づき、潤滑剤をスクイズプラ
ンジャ先端部に導く潤滑剤通路をスクイズプランジ中の
内部に形成するという構成を採用する。スクイズプラン
ジャ内に形成された潤滑通路よりスクイズプランジャ先
端とスクイズシリンダ内面との間の空隙に向けて潤滑剤
を吹き出すようにする。
〔作用〕
上記構成により、潤滑剤はスクイズシリンダとスクイズ
プランジャの双方に直接吹き付けられることになり、そ
の吹き付け性が向上する。すなわち、潤滑剤はスクイズ
プランジャ先端外周面とスクイズシリンダ内面との間の
狭い空隙に向けて吹き出されるため、その空隙内を潤滑
剤が確実に充満することとなり、スクイズプランジャお
よびスクイズシリンダの双方に確実に潤滑剤が付着する
しかも、上記空隙に向けて潤滑剤が吹き出されるため、
潤滑剤の使用量を少量に保つことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図を用いて説明する。
第1図はダイカスト装置を示し、図中401は固定プラ
テンで、図示しない装置ベース上に固定されている。4
00は可動プラテンで、装置ベース上を図中左右方向に
移動可能となっている。固定プラテン401には固定型
101が固定されており、一方可動プラテン400には
可動型100が固定されている。本実施例においては、
固定型101側に射出シリンダ120が設けられており
、かつ射出シリンダ120内に射出プランジャ121が
摺動自在に配設されている。射出プランジ+121が後
端側(図中右側)に変位した状態の位置に溶湯注入口1
22が開口している。
可動型100側には図示してない複数の押出ピンが製品
キャビティ105に向けて突出可能に配設されている。
また、可動型lOOにはスクイズシリンダ107が製品
キャビティ105に直接露出するように配設されており
、かっこのスクイズシリンダ107内にスクイズプラン
ジャ103が摺動自在に配設されている。スクイズプラ
ンジャ103の後端部には加圧ピストン410が形成さ
れており、この加圧ピストン410は加圧シリンダ41
1内に摺動自在に配設される。そして、加圧シリンダ4
】1に供給される油圧は制御弁420によって切換制御
される。なお、製品キャビティ105と真空排気装置5
00とを結ぶ通路5゜lを開閉するカットオフビン13
0の後端部にも同様に加圧ピストン421が形成され、
この加圧ピストンも加圧シリンダ422内に摺動自在に
配設される。そして、制御弁420からの油圧に応じ、
カットオフビン130の前進後退が切換制御される。
可動型100のうち射出シリンダ120と対向する位置
にはスプールコア140が射出シリンダ120側に向け
て突出形成されている。このスプールコア140は射出
シリンダ120より射出された溶湯を製品キャビティ1
05側へ導くものである。従って、スプールコア140
は溶湯が直接衝突する部位となり、固定型100の中で
も最も高温となる部位である。このスプールコア140
に潤滑ピン150が配設されている。この潤滑ピン15
0は潤滑剤を高圧空気とともに、スプールコア140側
に吹きつけるものである。本例において、この潤滑ピン
はスプールコア140を取り囲むように3箇所配設され
ている(第1図には潤滑ピン150は1本のみ記載)。
第2図に示すようにスクイズプランジャ103の内部に
も潤滑剤通路153が形成されている。
この潤滑剤通路153の開口端154はスクイズプラン
ジャ103の側面に6箇所に分岐して開口している。ま
た、スクイズシリンダ107のうち、製品キャビティ1
05例の内面にはスリット155が形成されており、こ
のスリット155により、スクイズシリンダ107とス
クイズプランジャ103との間に1mm程度の空隙15
6が形成されるようになっている。そして、第3図に示
すように潤滑剤通路153の開口端154はスリット1
55の端部より空隙15Gに向けて潤滑剤を吹き出すよ
うになっている。また、潤滑剤通路開口端154の径d
(第6図図示)は本例において21nI11程度として
いる。ここで、2m111程度としたのは径dが小さす
ぎる場合に、潤滑剤の残渣により通路開口端154がつ
まる恐れがあるからである。また、この径dをあまり大
きくしたのでは空隙156側に吹き出される潤滑剤の流
速が小さくなるからである。
なお、上述のように開口端154はスクイズプランジャ
103の周面に周方向に等間隔離れて6箇所形成されて
いる。これは、開口端154より吹き出される潤滑剤が
スクイズプランジャ103の外面全面に渡って均一に分
布することができるようにするためである。開口端15
4より吹き出される潤滑剤には十分な流速が必要とされ
るが、この流速を確保しようとすれば、開口端154よ
り吹き出される潤滑剤の分布角度が狭くなってしまう。
そこで、本例では開口端154の数を6箇所とし、開口
端より吹き出される潤滑剤の流速と、潤滑剤の分布とを
ともに達成できるようにしている。
潤滑剤通路153は、第1図に示すように通路160と
連通し、本通路160を介し潤滑剤タンク170内の潤
滑剤が供給されるようになっている。潤滑剤通路160
へ供給される潤滑剤の量は謁1里バルブ161により調
節される。本例においてスクイズプランジャ103より
吹き出される潤滑剤の量は1回当たり0.1 cc程度
としているため、この調量バルブはバラツキ0.005
cc/回程度の高精度のものとしている。
潤滑ピン150に供給される潤滑剤も調量バルブ162
により高精度に調量される。潤滑ピン150は潤滑通路
163を介して潤滑剤が供給される。この潤滑ピン15
0側に供給される潤滑剤の量は本例では1回当たり2.
5 ccから3 cc程度としている。タンク170の
上面部にはポンプ171が配設され、このポンプにより
タンク170内の潤滑剤201が調量バルブ161,1
62側へ供給されるようになっている。
また、図示しないが潤滑ピン150およびスクイズプラ
ンジャ103には高圧空気通路が連通しており、従って
、潤滑剤通路160,163より供給された潤滑剤は、
高圧の空気とともに潤滑剤通路153および潤滑ビン1
50内を開口端側に向かって吹き出されることになる。
次に、上記構成よりなる装置を用いたダイカスト方法を
説明する。
まず、潤滑工程を説明する。この潤滑工程においては、
可動型100が可動プラテン400とともに、第1図中
左方向に変位し、製品キャビティ105が開かれる。こ
の状態で第3図に示すようにスクイズプランジャ103
が加圧シリンダ411内の油圧を受けて前進してくる。
スクイズプランジャ103は潤滑剤通路153の開口端
154が空隙156に開口する位置まで前進することと
なる。この状態で図示しない高圧空気通路が開かれ、4
気圧程度の空気が潤滑剤通路153内を開口端154に
向けて吹き出されることになる。このとき、調量バルブ
161により調量された所定量(0,Icc)の潤滑剤
が潤滑剤通路153に供給され、従って、高圧空気とと
もに開口端154から吹き出されることなる。なお、本
例において、潤滑剤201はシリコンオイル等を含む液
状の潤滑剤である。
潤滑剤は開口端154より空隙156に向けて吹き出さ
れ、空隙156内を充満することになる。
この際、スクイズシリンダ107およびスクイズプラン
ジャ103は前回行われたダイカストの熱を受けて高温
となっているため、潤滑剤中の油分および水分はこのス
クイズプランジャ103およびスクイズシリンダ107
の熱を受けて、蒸発することになる。そして、蒸発され
た成分は高圧空気の吹き出しの影響を受けて、外部へ吹
き出されることになる。この状態では、固定型101と
可動型100とは引き離されているため、蒸発された成
分は製品キャビティ105の外部に吹き出されることに
なる。そして、シリコンオイル等の潤滑剤成分が潤滑剤
の膜となってスクイズプランジャ103の先端部外面お
よびスクイズシリンダ107のスリット155内面に付
着することになる。
この潤滑工程においては、潤滑ピン150も可動型10
0より突出し、潤滑剤201をスプールコア140に向
けて吹きつけることとなる。潤滑ピン150も上記スク
イズプランジャ103と同様に高圧空気の空気流れを受
けて潤滑剤が吹き出される。本例では潤滑ピン150が
3本配設され、この3本の潤滑ピン150からの吹き出
し潤滑剤量は総量で2.5 cc〜3.0 cc程度と
なっている。このように、潤滑ピン150から吹き出さ
れる潤滑剤の量はスクイズプランジャ103に吹き出さ
れる潤滑剤に比べて多くなっているが、スプールコア1
40が加圧プランジャ103部分に比べて高温となって
いることから、この潤滑剤も良好に蒸発させることがで
きる。したがって、潤滑剤201より油分および水分が
蒸発し、シリコンオイル等の潤滑剤成分が潤滑剤の膜と
なり、スプールコア140上に塗布されることになる。
この際、蒸発した油分および水分が型外に吹き出される
ことは上述のスクイズプランジャ103例の潤滑剤と同
様である。
潤滑が終了した後、スクイズプランジャ103は加圧ピ
ストン410および加圧シリンダ411の油圧を受けて
、スクイズシリンダ107の内部に引き込まれる。また
、同時に潤滑ピン150およびカットオフビン130も
加圧シリンダ422内の加圧を受けて可動型100内に
引き込められる。また、この潤滑工程途中にあっては射
出プランジャ121が第1図中右方向に引き込められる
次に、キャビティ形成工程について説明する。
図示しない油圧シリンダの押圧力を受けて、可動プラテ
ン400および可動型100が第1図中右方向に変位す
る。この変位により可動型100が固定型101と当接
し、両者間に製品キャビティ105が形成される。
製品キャビティ105が形成された後、射出プランジャ
121は第1図中右方向に後退しており、その状態では
溶湯注入口122が開口している。
従って、この注入口122よりアルミニウム合金等の溶
湯を射出シリンダ120内に注入する。そして、直ちに
射出プランジャ121を図示しない油圧シリンダにより
前進させ、所定の位置まで前進した所で射出プランジャ
121を停止させる。
射出プランジャ121が停止した状態で真空ポンプ50
0が作用し、排気通路501を介して製品±ヤビティ1
05内の空気が排気される。この真空ポンプの作用によ
り、製品キャビティ内の圧力は所定の圧力まで真空引き
される。
この真空引きが終わった後、射出工程に移る。
直ちに射出プランジャ121を図示しない油圧シリンダ
により高速前進させる。この前進により射出シリンダ1
20内の溶湯がスプールコア140にむけて射出される
。射出された溶湯はしたがって、まずスプールコア14
0にIi突し、次いで製品キャビティ105側へ流れる
ことになる。
ここで、スプールコアには前述の潤滑工程により吹きつ
けられた潤滑剤が塗布されているため、この潤滑剤が溶
湯衝突時に巻き上げられ、次いで溶湯に先立って製品キ
ャビティ105側へ流入することになる。従って、スプ
ールコア140に塗布された潤滑剤は溶湯に先立って製
品キャビティに供給され、固定型101および可動型1
00の内面に塗布されることになる。このようにして、
潤滑剤を供給しつつ、製品キャビティ105内を溶湯に
て充填させることができる。
次にスクイズ工程について説明する。
第2図に示すように、スプールコア140部分ト製品キ
ャビティ105との間にはその断面積が狭くなった人口
部471が形成されている。この入口部471により溶
湯の射出通路を狭めることにより、溶湯を高速で製品キ
ャビティ105内に射出するためである。
製品キャビティ105内に溶湯が充填された後は、この
通路面積が小さくなっている入口部471での溶湯の凝
固が最初になされることになる。
スクイズプランジャ103はこの入口部471での凝固
が完了する前に製品キャビティ105側に押し出される
。すなわち、射出プランジャ121の変位を受け、その
所定時間後に制御弁420が油圧を切換え、加圧ピスト
ン410を第1図中右方向に押し出す。
このスクイズプランジャ103の押し出し位置では、第
4図に示すように、製品キャビティ105内に溶湯55
0が充満していることとなるが、製品キャビティ105
内の溶湯550は表面において、凝固層551が形成さ
れている。従って、スクイズプランジャ103はこの凝
固751551を巻き込むようにして製品キャビティ1
05側に押し出されることになる。いずれにせよ、溶湯
550が存在する状態で、スクイズプランジャ103が
前進するため、溶湯550が良好に押圧される。
しかも、このスフ・イズプランジャ103による加圧は
第5図に示ずように溶湯550の凝固が完了するまで継
続されるため、凝固時に発生ずるひけ巣の抑制が極めて
良好になされる。また、第5図に示すようにスクイズプ
ランジャ103は潤滑剤通路の開口端154がスリット
155内に露出しない状態までで前進量が指定される。
これにより、空隙156内の合金により開口端154が
閉塞させられることがなくなる。
なお上述の潤滑工程にて説明したように、スクイズプラ
ンジャ103の先端部には適正な潤滑剤の膜が形成され
ているため、このスクイズ工程および次工程である取り
出し工程においてスクイズプランジャ103の摺動変位
は良好になされることになる。なお本例では、このよう
にスクイズプランジャ103の摺動変位が良好になされ
るにも関わらず、潤滑剤による巻き込み巣等の発生が抑
制されるものであるが、この効果については後述する。
次に取り出し工程について説明する。製品キャビティ1
05内で溶湯の凝固が完了した後、図示しない油圧シリ
ンダの駆動力を受け、可動プラテン400および可動型
100が第1図中に左方向に変位する。また、同時にス
クイズプランジャ103は加圧ピストン410の変位を
受け、スクイズシリンダ107の内部に引き戻されるこ
とになる。その後図示しない押出ピンおよび潤滑ビン1
50を製品キャビティ105側へ突き出させる。
この押出ピンおよび潤滑ビン150の移動により、可動
型100よりダイカスト品を取り外すことができ、取り
外されたダイカスト品は図示しない搬送装置により製品
キャビティ105より外部に取り出される。
以上の各工程を一連に行うことにより、ダイカスト工程
がなされ、しかる後次回のダイカスト工程に引き継がれ
る。第20図は本性の1サイクル工程を示した図である
次に、本発明の要部であるスクイズプランジャ103に
供給される潤滑剤について説明する。上述のごとく、本
例においては、1回当たりO,l ccの潤滑剤をスク
イズプランジャ103とスクイズシリンダ107との間
の空隙156に供給するようにしている。これは、本発
明者らの実験検討に基づいて定められた値である。
第7図に潤滑剤の量とスクイズプランジャ摺動力および
ダイカスト品のうちスクイズプランジャ対向部に形成さ
れた巻き込み巣の量を表わすガス量との関係を示す。図
中実線Xがダイカスト品中に含まれるガス量を示し、実
線Yはスクイズブランジャ摺動抵抗を示す。この図より
明らかなように、潤滑剤の使用量を増やせば、ダイカス
ト品中に含まれるガス量が増大することになる。ここで
、ダイカスト高中存在するガス量が2.5cc/100
gAε以上となれば、巻き込み巣発生量が顕著となり、
特にダイカスト品に熱処理等を加える場合には、その巻
き込み巣部の膨張等によりダイカスト品の精密加工が保
持できないことになる。したがって、ダイカスト品を熱
処理を受ける精密加工品に用いる場合には、限界ガス量
として2.5 cc /100 gA1以下にしなけれ
ばならない。この基準を十分に満足できる値としてスク
イズプランジャ103に供給される潤滑剤の量は0.2
5cc/回以下とすることが望まれる。
ただ、潤滑剤201の使用量をあまり減少させすぎると
、潤滑不良が生じスクイズプランジャ103の摺動に要
する力が急増することになる。第7図より明らかなよう
に潤滑剤201の使用量を0.075cc/回以下とし
た状態では、スクイズプランジャ103の摺動に要する
抵抗力が急増し、実用的でないことが確かめられた。こ
の摺動抵抗力が増大した状態では、スクイズプランジャ
103の摺動不良に伴いダイカスト品にひけ巣が発生す
ることになり、さらにスクイズプランジャ103のかじ
りつき等の不具合が生じるものである。従って、本例に
おいては限界摺動力100kgf以下とするためにも、
スクイズプランジャ103に供給される潤滑剤201の
量は0.08cc/回以上とすることが望まれる。
上記各要因に基づいて、本例においては潤滑剤201の
使用量を0.1 cc 7回としているのであるが、こ
のように潤滑剤使用量を定めた場合には長期間のダイカ
ストの使用に関わらずガス量および摺動力を所定値以下
に保持できることが確かめられた。第8図はダイカスト
回数の増加に伴うガス量および摺動力の軽微変化を示す
が、この第8図に示すようにダイカストの回数を重ねて
もスクイズプランジャ103の摺動力およびダイカスト
品に含まれるガス量はほとんど変化しないことが確かめ
られた。なお、本発明者らの使用実績によれば、ダイカ
ストプランジャ103は2万回以上のダイカストに耐え
られることが確かめられている。
さらにスクイズプランジャ103の摺動力が軽減できた
ことにより、スクイズプランジャ103の前進量が確実
に制御できることになる。第9図はこの前進量制御の効
果を示す。第9図(A)は本例の潤滑剤の吹き付け工程
を用いたダイカストにおける、スクイズプランジャ10
3の前進量を示す。この場合、スクイズプランジャ10
3はその前進量が17mmとなるように加圧ピストン4
工0により制御される。そしてこの第9図(A)に示す
ようにスクイズプランジャ103の前進量はほとんど全
ての場合において17mm±llll11に納められ、
17鴫±lIn11より大きく外れる前進量をした場合
は、100回のダイカスト工程中1回も認められなかっ
た。
一方、第9図(B)は第15図図示の従来のダイカスト
方法における、スクイズプランジャlO3の前進量を示
したものである。この第15図図示例では、上述したよ
うに潤滑剤201の吹きつけが直接的ではないため、ス
クイズプランジャ103に供給される潤滑剤の付着量も
一定には保持されないことになる。第9図(B)に示す
ように、スクイズプランジャ103の前進量を15mm
となるように加圧ピストン410が制御した場合であっ
ても、実際の変位量は1OffInから19mmまで幅
広(ばらついてしまうことになる。
このように、本例のダイカスト装置によれば、スクイズ
プランジャ103に供給される潤滑剤の量が常に一定に
制御され、その結果、良好なスクイズ工程が達成される
ことが認められる。
さらに、本発明者らはスクイズプランジャ103外面お
よびスクイズシリンダ107内面に確実に潤滑油が保持
されているか否かを調べるべくダイカスト品のうちスク
イズプランジャ103に対向する部位の成分分析を行っ
た。この成分分析は第5図における凝固層表面555の
成分分析をフーリエ変換赤外分光法(Fourier−
transform Infrared 5pectr
oscopy)  (F T −I R)で行ったもの
である。第10図にこの実験結果を示す。第10図中横
軸は吸収スペクトルの波長を示し、縦軸には透過率がと
っである。また、第1O図中実線には凝固層表面555
部分の潤滑皮膜の成分を示し、実線りは潤滑剤を350
度に加熱した場合における波長分布状態を示し、実線M
潤滑剤の現状態における波長分布状態を示す。この第1
0図実線り、 Mより明らかなように、潤滑剤201に
はCH,基(図中a)、5iCHzjJ(図中b)、C
O基(図中C)およびCH基(図中d)が認められ、こ
れと同じ波長ピークが凝固層表面からも認められている
。従ってこの成分分析結果よりもスクイズプランジャ1
03外面およびスクイズシリンダ107内面には潤滑剤
が確実に付着していることが確かめられる。
このように、本例のダイカスト装置ではスクイズプラン
ジャ103とスクイズシリンダ107との間の空隙15
6に潤滑剤201を的確に供給することができるが、こ
のことはまたスクイズシリンダ107におけるスリット
155の形状にも影響される。ここで、本例においては
スリット155の幅は1+nm程度としであるが、この
スリット部形状も本発明者らの実験検討により定められ
たものである。第11図ないし第13図はスリット15
5形状を種々変更したスクイズシリンダ107を示す。
そして、これら各形状のスクイズシリンダ107を用い
てダイカストを行った場合の連続使用可能回数を第14
図に示す。第14図中スリット厚さを1.0 Inmと
したのは、第11図図示形状のスクイズシリンダ107
であり、第14図中スリット厚さを0.5 ramとし
たのは、第し2図図示形状のスクイズシリンダ107で
あり、また第14図中スリット厚さを0.1 mとした
のは、第13図図示形状のスクイズシリンダ107であ
る。
この第14図より明らかなように、スリット厚さを1.
0−としたものは5000回以上のダイカスト工程にお
いても十分な耐久性が確認されたが、スリット厚さを0
.5 tmおよび0.1 mとしたものでは、50回以
内のダイカスト回数でスクイズプランジャ103に摺動
不良が発生した。これはスリット155の厚さが薄い場
合にはスクイズプランジャ103とスクイズシリンダ1
07との間の空隙156の厚さが小さくなることを意味
し、従って、この空隙156を介して、潤滑剤201が
十分にゆきわたらなくなるからであると考えられる。
従って、本例におけるダイカスト装置では上述のように
空隙156の厚さを1. Oyaと規定しているのであ
る。なお、この空隙156をあまり大きくしたのでは潤
滑剤がスクイズプランジャ103の先端部外面およびス
クイズシリンダ107のスリット155内面に付着しに
くくなり、スクイズプランジャ103の加圧工程が良好
になされないことになる。また、上述したようにスクイ
ズプランジャ103は凝固層551を押圧しつつ前進す
るものであるため(第4図図示)、空隙156の厚さが
大きくなりすぎ、凝固層551が発生しないような状態
では、スクイズプランジャ103の前進が良好に制御で
きないことになるからでる。
もっとも、本発明においては、空隙156の厚さは1.
0 ttmに限定されるべきものではなく、スクイズプ
ランジャ103の変位に影響を与えない範囲適宜設定す
ることができる。
また、本発明は」二連の例に限らず、種々の態様がある
ことはもちろんである。
たとえば、潤滑剤通路開口端154の形状も、上述の円
形に限ることなく楕円形や三角形状と他の形状にしてよ
いことはもちろんである。また、潤滑剤通路開口端15
4は同一面内に開口する必要はなく、スクイズプランジ
ャ103の軸方向に多少ずれた位置に開口するようにし
てもよい。
さらに第10図実線例ではスクイズシリンダ107のス
リット155に傾斜を設けたが、この傾斜は必ずしも必
要としない。
また、第3図乃至第6図図示例ではスクイズプランジャ
103の先端面を球形したが、この先端面は平面として
もよくまた必要に応じ凹面としてもよい。
また、上述の例ではスクイズシリンダ107を可動型1
00に配設したが、これは固定型101側に配設するよ
うにしてもよい。また、上述の例ではスクイズシリンダ
107を可動型100とは別体に形成したが、このスク
イズシリンダ107は可動型100の一部として一体に
形成してもよい。また必要に応じ、スリット155にリ
ブ等を形成してもよい。
さらに上述の例では射出シリンダ120を固定型101
側に配設したが、この射出シリンダ120を可動型10
0側に配設するようにしてもよい。
また上述の例ではスクイズプランジャ103および潤滑
ピン150から供給される潤滑剤は、液体の潤滑剤を高
圧空気と混合したものとしていたが、例えば、固体潤滑
剤の微粒子を供給するようにしたり、もしくは潤滑剤の
蒸気を供給するようにしてもよい。
さらにまた上述の例では第3図に示すように、スクイズ
プランジャ103を前進を停止させ、その状態で潤滑を
行うようにしていたが、潤滑剤通路開口端154からの
潤滑剤の吹き出しをスクイズプランジャ103の前進途
中もしくは行進途中または、前進時、後退時の中間停止
中のように任意の状態で行うようにしてもよい。
さらに上述の例では固定型101と可動型100への離
型剤の供給をスプールコア140に潤滑剤を吹きつける
ことにより行ったが、固定型101および可動型100
の型面に直接離型剤を吹きつけるようにしてもよい。
また、上述の例では製品キャビティ105の真空排気を
行うようにしたが、この真空排気は必ずしも必須のもの
ではなく、必要に応じて廃止してよい。
また、上述の例ではスクイズプランジャ103と潤滑ピ
ン150には同じ潤滑剤を供給しているが別々の潤滑剤
をそれぞれ独立した装置で供給してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のダイカスト装置およびダ
イカスト方法によれば、スクイズプランジャに十分な量
の潤滑剤を確実に供給することができ、スクイズプラン
ジャの摺動不良等が良好に防止できる。
しかも、本発明のダイカスト装置およびダイカスト方法
ではスクイズプランジャに供給される潤滑剤の量を必要
以上に多く用いることがなく、その結果、潤滑剤の多量
使用に伴うダイカスト品の巻き込み巣発生等が極めて良
好に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わるダイカスト装置の一実施例を示
す断面図、第2図は第1図の可動型および固定型部分を
模式的に示す断面図、第3図乃至第5図はスクイズプラ
ンジャの変位を示す断面図、第6図は第1図図示スクイ
ズプランジャの断面図、第7図は第1図図示装置におけ
る潤滑剤使用量とスクイズプランジャの摺動抵抗力およ
びダイカスト品に含まれるガス量の関係を示す説明図、
第8図はダイカストの回数とスクイズプランジャの摺動
抵抗力の経時変化およびダイカスト品に含まれるガス量
の経時変化の関係を示す説明図、第9図は第1図図示装
置と従来装置との間におけるスクイズプランジャ前進量
の変化割合を示す説明図、第10図は潤滑剤およびスク
イズ部潤滑皮膜の成分分析を示す説明図、第11図乃至
第13図はそれぞれスクイズシリンダのスリット部を示
す断面図、第14図は第11乃至第13図図示スクイズ
シリンダと連続使用回数との関係を示す説明図、第15
図は従来のダイカスト装置を示す断面図、第16図は第
15図図示ダイカスト装置による巻き込み巣発生状態を
示す断面図、第17図はスクイズプランジャを用いたダ
イカストの効果を示す図、第18図および第19図はそ
れぞれ本発明完成にいたる途中で本発明者らの考案した
ダイカスト装置の要部を示す断面図、第20図は末法の
1サイクル工程を示す説明図である。 100・・・可動型、101・・・固定型、103・・
・スクイズプランジャ2105・・・製品キャビティ、
107・・・スクイズシリンダ、120・・・射出シリ
ンダ。 121・・・射出プランジャ、150・・・潤滑ピン、
153・・・潤滑通路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固定型と、 この固定型と当接し固定型とともに製品キャビティを形
    成する可動型と、 前記固定型および前記可動型の少なくともいずれか一方
    に形成され、前記製品キャビティと連通する射出シリン
    ダと、 この射出シリンダ内に摺動自在に配設され、射出シリン
    ダ内の溶湯を前記製品キャビティ側へ射出する射出スリ
    ーブと、 前記固定型および前記可動型の少なくともいずれか一方
    に形成され、前記製品キャビティに直接対向するスクイ
    ズシリンダと、 このスクイズシリンダ内に摺動自在に配設され、スクイ
    ズシリンダ中に流入した溶湯を前記製品キャビティ側へ
    押圧するスクイズプランジャとを備え、 前記スクイズシリンダのうち前記製品キャビティ側部分
    において前記スクイズシリンダと前記スクイズプランジ
    ャとの間に所定の空隙を形成するとともに、 前記スクイズプランジャ中に潤滑剤通路を形成し、この
    潤滑剤通路より潤滑剤を前記スクイズシリンダと、前記
    スクイズプランジャとの間の空隙に吹き付け可能とした
    ことを特徴とするダイカスト装置。
  2. (2)前記潤滑剤通路は前記スクイズプランジャの側面
    に開口し、潤滑剤を前記スクイズシリンダと前記スクイ
    ズプランジャとの間に形成された空隙のうち前記製品キ
    ャビティ部側と反対側の部位から前記製品キャビティ側
    に向けて吹き出すものであることを特徴とする請求項1
    記載のダイカスト装置。
  3. (3)請求項1記載のダイカスト装置において、さらに
    前記可動型および前記固定型の少なくともいずれか一方
    に前記製品キャビティ内の空気を排気する排気装置を配
    設したことを特徴とする。
  4. (4)請求項1ないし3いずれか記載のダイカスト装置
    において、前記固定型および前記可動型のいずれか一方
    であって、前記射出シリンダと前記製品キャビティとを
    結ぶ通路途中に、この通路に向けて潤滑剤を吹き付ける
    潤滑剤吹付装置を設けたことを特徴とする。
  5. (5)固定型と、 この固定型と当接して、固定型とともに製品キャビティ
    を形成する可動型と、 前記製品キャビティに溶湯を射出する射出プランジャと
    、 前記製品キャビティに対向し前記製品キャビティ側へ移
    動可能なスクイズプランジャとを用いるダイカスト方法
    であって、 前記固定型と前記可動型とを引き離した状態で、前記ス
    クイズプランジャが前記製品キャビティ側へ変位し、前
    記スクイズプランジャ内に形成された潤滑剤通路より潤
    滑剤を前記スクイズプランジャの先端部側へ吹き出すス
    クイズ潤滑工程と、前記可動型と前記固定型とを当接さ
    せて、前記製品キャビティを形成し、前記スクイズプラ
    ンジャを前記製品キャビティとは反対側の方向へ引き込
    めるキャビティ形成工程と、 溶湯を前記射出プランジャにより前記製品キャビティ側
    へ射出する射出工程と、 前記スクイズプランジャを前記製品キャビティ側へ変位
    させ、前記製品キャビティ内の溶湯を押圧するスクイズ
    工程と、 前記固定型と前記可動型とを引き離し、前記製品キャビ
    ティ内で凝固した製品を前記製品キャビティより取り出
    す取り出し工程とを有するダイカスト方法。
  6. (6)請求項5記載のスクイズ方法において、前記キャ
    ビティ形成工程中に前記製品キャビティ内の空気を排気
    する排気工程を合わせて行うことを特徴とする。
  7. (7)請求項5もしくは6記載のスクイズ方法において
    、 前記潤滑工程中に、前記射出プランジャと前記製品キャ
    ビティとを結ぶ通路途中にも潤滑剤を合わせて吹付ける
    ことを特徴する。
JP63182652A 1988-07-21 1988-07-21 ダイカスト装置及びダイカスト方法 Expired - Fee Related JPH07112614B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63182652A JPH07112614B2 (ja) 1988-07-21 1988-07-21 ダイカスト装置及びダイカスト方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63182652A JPH07112614B2 (ja) 1988-07-21 1988-07-21 ダイカスト装置及びダイカスト方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0234263A true JPH0234263A (ja) 1990-02-05
JPH07112614B2 JPH07112614B2 (ja) 1995-12-06

Family

ID=16122058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63182652A Expired - Fee Related JPH07112614B2 (ja) 1988-07-21 1988-07-21 ダイカスト装置及びダイカスト方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07112614B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008023580A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Mazda Motor Corp 成型金型装置
JP2010120019A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Toyota Motor Corp ダイカスト鋳造型
JP2015155113A (ja) * 2014-01-16 2015-08-27 株式会社デンソー 鋳造方法、及び、鋳造装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4929215U (ja) * 1972-06-15 1974-03-13
JPS504610A (ja) * 1973-05-17 1975-01-18
JPS566824A (en) * 1979-06-29 1981-01-24 Tone Koji Kk Fixing device for steel wire in boring hole
JPS5828687U (ja) * 1982-05-10 1983-02-24 株式会社ダイセン ぶらんこ
JPS602947A (ja) * 1983-06-20 1985-01-09 Fujitsu Ltd レジスト塗布方法
JPS6120654A (ja) * 1984-07-06 1986-01-29 Nippon Denso Co Ltd ダイカスト方法及びダイカスト装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4929215U (ja) * 1972-06-15 1974-03-13
JPS504610A (ja) * 1973-05-17 1975-01-18
JPS566824A (en) * 1979-06-29 1981-01-24 Tone Koji Kk Fixing device for steel wire in boring hole
JPS5828687U (ja) * 1982-05-10 1983-02-24 株式会社ダイセン ぶらんこ
JPS602947A (ja) * 1983-06-20 1985-01-09 Fujitsu Ltd レジスト塗布方法
JPS6120654A (ja) * 1984-07-06 1986-01-29 Nippon Denso Co Ltd ダイカスト方法及びダイカスト装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008023580A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Mazda Motor Corp 成型金型装置
JP2010120019A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Toyota Motor Corp ダイカスト鋳造型
JP2015155113A (ja) * 2014-01-16 2015-08-27 株式会社デンソー 鋳造方法、及び、鋳造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07112614B2 (ja) 1995-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62127150A (ja) ダイカスト鋳造金型への離型剤塗布方法
JP2504099B2 (ja) ダイカスト方法およびダイカスト装置
US4949775A (en) Die casting arrangements
JP4258044B2 (ja) 無孔質ダイキャスト装置
JPH0234263A (ja) ダイカスト装置及びダイカスト方法
JP4885384B2 (ja) 鍛造製品の製造方法
KR100537493B1 (ko) 가압식 다이캐스팅 장치 및 이를 이용한 다이캐스팅 방법
JP3430607B2 (ja) ダイカスト金型の潤滑剤塗布方法および塗布装置
EP0653969B1 (en) A moulding device
JP2700032B2 (ja) 金型鋳造法
HU226152B1 (hu) Öntõgép és öntési eljárás
JPS6120654A (ja) ダイカスト方法及びダイカスト装置
KR20000009993A (ko) 스퀴즈 병용 진공다이캐스팅을 이용한 에어컨용 회전사판 제조방법
JPH03128159A (ja) ダイカスト装置
CN104815974B (zh) 一种液态金属模锻成型装置及其使用方法
JPS6049851A (ja) ダイカスト方法
WO1994002271A1 (en) A moulding device
JPH03128158A (ja) 真空ダイカスト装置における離型剤の塗布方法及びその真空ダイカスト装置
JPS635862A (ja) プランジヤ加圧鋳造装置
KR870000178B1 (ko) 다이케스팅 방법
JP2004216390A (ja) 金型成形方法
JPH04162951A (ja) アルミニウム合金鋳物のダイカスト法における局部加圧方法
JPH10146662A (ja) ダイカスト方法およびダイカスト装置
JP2004255390A (ja) 半凝固金属の成形方法及びその成形装置
KR19980034780U (ko) 세미 솔리드 캐스팅장치

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees