JPH0233686B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

Ａ 発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は脱臭歯磨に関する。 (2) 従来の技術 現在市販されている煉歯磨、粉歯磨として、抗
齲蝕作用等を持つ酸素を添加したものが知られて
いる。 (3) 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、市販の煉歯磨等は口臭予防、口
内殺菌および歯垢形成阻止といつた面において十
分な機能を有するとはいえない。 本発明は前記に鑑み、市販されている煉歯磨等
に十分な口臭予防機能、口内殺菌機能および歯垢
形成阻止機能を付与した前記脱臭歯磨を提供する
ことを目的とする。 Ｂ 発明の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本発明は、煉歯磨または粉歯磨に、モンモリロ
ナイトおよびパパインの配合粉末を混合したこと
を特徴とする。 (2) 作 用 モンモリロナイトは食物、煙草等に起因する口
臭を吸着し、またパパインは口臭の発生原因とな
る蛋白質を細かく分解すると共に殺菌作用も発揮
するもので、これにより歯磨と同時に口臭を予防
し、また口内殺菌を行うことができる。さらにパ
パインは口内で溶けて歯と歯の間に進入し、そこ
に存する蛋白質をも前記同様に細かく分解するの
で歯垢の形成を阻止することができる。 (3) 実施例 モンモリロナイトは毒性の無い微細な粉末で、
物理化学的特性として臭の吸着能が活性炭の数倍
であり、これにより口臭を積極的に吸着して強力
な脱臭作用を発揮するものである。その主たる化
学成分はケイ酸70％、アルミナ16.5％、マグネシ
ウム1.94％、酸化鉄1.4％、結晶水8.6％であり、
その他微量の酸化カルシウムおよび酸化マンガン
を含有する。 パパインは、パパイヤの未熟果の乳汁を乾燥し
て得られる無毒な結晶状天然植物酵素で、蛋白質
および類似の化学組成物をアミノ酸に細かく分解
する作用を有する。 したがつて、モンモリロナイトとパパインを併
用すると、モンモリロナイトにより食物、煙草等
に起因する口臭を吸着し、また口臭の発生原因と
なる蛋白質をパパインにより分解することがで
き、これにより歯磨と同時に口臭予防を行うこと
ができる。その上、パパインは殺菌作用も発揮す
るもので、口内殺菌を行う上に有効である。さら
にパパインは口内で溶けて歯と歯の間に進入し、
そこに存する蛋白質をも前記同様に細かく分解す
るので歯垢の形成を阻止することができる。 モンモリロナイトとパパインの配合割合は、例
えばモンモリロナイト90容量％およびパパイン10
容量％である。 脱臭歯磨の調製に当つては、市販の煉歯磨また
は粉歯磨に対して前記配合割合のモンモリロナイ
トおよびパパインの配合粉末を、例えば20容量％
混合する。 この場合、歯を磨くときに煉歯磨等にモンモリ
ロナイトとパパインの配合粉末を混ぜて使用する
ことも可能である。また前記配合粉末のみを用い
て歯を磨いてもよい。 本発明者を実験台として、歯ブラシに煉歯磨を
付け、その煉歯磨の上に前記配合粉末を前記混合
量にて振り掛け、歯磨を４年間に亘り続行したと
ころ、口内がさわやかで口臭も無く、また毎年１
回ないし２回は歯科医院にて歯垢を取つていたの
に、それが不要となり、その上、虫歯の進行もな
く治療も不要であつた。 また第三者を実験台として本発明の効果を調べ
たところ下表の結果が得られた。

【表】 Ｃ 発明の効果 本発明によれば、口臭予防、口内殺菌および歯
垢形成阻止といつた諸機能を十分に発揮し得る脱
臭歯磨を提供することができる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 煉歯磨または粉歯磨に、モンモリロナイトお
   よびパパインの配合粉末を混合したことを特徴と
   する脱臭歯磨。