JPH0233388Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0233388Y2 JPH0233388Y2 JP1981154763U JP15476381U JPH0233388Y2 JP H0233388 Y2 JPH0233388 Y2 JP H0233388Y2 JP 1981154763 U JP1981154763 U JP 1981154763U JP 15476381 U JP15476381 U JP 15476381U JP H0233388 Y2 JPH0233388 Y2 JP H0233388Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amplifier
- voltage divider
- circuit
- resistance
- gain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 4
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 3
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、非反転の増幅回路において、増幅回
路の利得を高精度で切換えることができる回路に
関するものである。
路の利得を高精度で切換えることができる回路に
関するものである。
測定器などにおいては、入力回路に用いた増幅
器の利得を可変することにより測定レンジを選択
するようにしたものが多い。このような測定器の
うち、高入力インピーダンスを必要とする測定器
は、通常、入力回路に非反転の増幅回路を用いて
いる。
器の利得を可変することにより測定レンジを選択
するようにしたものが多い。このような測定器の
うち、高入力インピーダンスを必要とする測定器
は、通常、入力回路に非反転の増幅回路を用いて
いる。
一方、高精度の測定器を実現するには、測定器
の各部の誤差要因を解決しなければならない。例
えば、入力換算で0.1μVの程度の分解能を必要と
するような測定器においては、その測定器の測定
レンジ回路すなわち増幅器の利得切換え回路部分
について次の要因に対処しなければならない。
の各部の誤差要因を解決しなければならない。例
えば、入力換算で0.1μVの程度の分解能を必要と
するような測定器においては、その測定器の測定
レンジ回路すなわち増幅器の利得切換え回路部分
について次の要因に対処しなければならない。
(イ) 利得調整用の可変抵抗器の接点に生ずる熱起
電力の影響防止 (ロ) 抵抗分圧器の分圧点へ流入する測定信号以外
の電流の防止 (ハ) 抵抗分圧器に使用する利得調整用の可変抵抗
器の分解能の確保 第1図及び第2図は従来から使用されている増
幅器の利得切換え回路を示す図である。第1図及
び第2図において、R1〜R10は抵抗、S1〜S4はス
イツチ素子、U1,U2は増幅器である。なお、抵
抗R2,R4,R7,R9は利得調整用の可変抵抗器で
ある。第1図及び第2図の回路において、抵抗
R1〜R5及びR6〜R10は直列に接続され抵抗分圧器
を構成する。この抵抗分圧器は、一端が増幅器
U1,U2の出力端子に接続され他端が回路アース
に接続される。そして各分圧点は、スイツチ素子
S1〜S4を介して増幅器U1,U2の反転入力端子へ
接続される。
電力の影響防止 (ロ) 抵抗分圧器の分圧点へ流入する測定信号以外
の電流の防止 (ハ) 抵抗分圧器に使用する利得調整用の可変抵抗
器の分解能の確保 第1図及び第2図は従来から使用されている増
幅器の利得切換え回路を示す図である。第1図及
び第2図において、R1〜R10は抵抗、S1〜S4はス
イツチ素子、U1,U2は増幅器である。なお、抵
抗R2,R4,R7,R9は利得調整用の可変抵抗器で
ある。第1図及び第2図の回路において、抵抗
R1〜R5及びR6〜R10は直列に接続され抵抗分圧器
を構成する。この抵抗分圧器は、一端が増幅器
U1,U2の出力端子に接続され他端が回路アース
に接続される。そして各分圧点は、スイツチ素子
S1〜S4を介して増幅器U1,U2の反転入力端子へ
接続される。
このように構成された第1図及び第2図の回路
は以下のような欠点を有している。上述した(イ)の
要因について、第1図の回路では、可変抵抗器
R2,R4の接点に数μVの熱起電力が発生し、これ
が増幅器U1の反転入力端子へ加わり測定電圧に
加算されるため高精度化は望めない。一方第2図
の回路では、可変抵抗器R7,R9の接点に生ずる
熱起電力は測定電圧に加算されないので、その影
響は少なくなる反面、R7,R9の調整がそれぞれ
独立とならないので、増幅器の利得調整が難かし
い。次に上述した(ロ)の要因について、第1図と第
2図は、どちらも特別に高絶縁化しなければなら
ない増幅器の反転入力端子へ固定抵抗素子のみで
なく可変抵抗素子も接続される構成となつている
ので、プリント板などへ実装する上で複雑となり
好ましいことではない。次に上述の(ハ)の要因につ
いて、第1図及び第2図のどちらも同じ位い小さ
な抵抗値の可変抵抗器を必要とする。その理由を
第3図で説明する。第3図は第1図及び第2図の
増幅回路の原理図であるが、その増幅度は(1+
R11/R12)で表わされる。従つて一般にR12はR11よ り小さい値に設定される。第1図及び第2図を見
ると、第3図の抵抗R12に相当する部分に可変抵
抗器が設けられているため、この可変抵抗器は小
さな抵抗値をとらざるを得ないことになる。可変
抵抗器において、小さな抵抗値(数オーム)を安
定に取り出すことは、接点の接触抵抗などにより
困難な面が多い。
は以下のような欠点を有している。上述した(イ)の
要因について、第1図の回路では、可変抵抗器
R2,R4の接点に数μVの熱起電力が発生し、これ
が増幅器U1の反転入力端子へ加わり測定電圧に
加算されるため高精度化は望めない。一方第2図
の回路では、可変抵抗器R7,R9の接点に生ずる
熱起電力は測定電圧に加算されないので、その影
響は少なくなる反面、R7,R9の調整がそれぞれ
独立とならないので、増幅器の利得調整が難かし
い。次に上述した(ロ)の要因について、第1図と第
2図は、どちらも特別に高絶縁化しなければなら
ない増幅器の反転入力端子へ固定抵抗素子のみで
なく可変抵抗素子も接続される構成となつている
ので、プリント板などへ実装する上で複雑となり
好ましいことではない。次に上述の(ハ)の要因につ
いて、第1図及び第2図のどちらも同じ位い小さ
な抵抗値の可変抵抗器を必要とする。その理由を
第3図で説明する。第3図は第1図及び第2図の
増幅回路の原理図であるが、その増幅度は(1+
R11/R12)で表わされる。従つて一般にR12はR11よ り小さい値に設定される。第1図及び第2図を見
ると、第3図の抵抗R12に相当する部分に可変抵
抗器が設けられているため、この可変抵抗器は小
さな抵抗値をとらざるを得ないことになる。可変
抵抗器において、小さな抵抗値(数オーム)を安
定に取り出すことは、接点の接触抵抗などにより
困難な面が多い。
以上の説明のように従来の回路は、入力換算で
0.1μV程度の分解能を必要とする精密な測定器に
適さない。
0.1μV程度の分解能を必要とする精密な測定器に
適さない。
本考案は既述した背景のもとになされたもので
ある。第4図は本考案に係る増幅器の利得切換え
回路の1例を示す図である。第4図において、
R21〜R26は抵抗を表わし、このうちR21とR24は
利得調整用の可変抵抗器、その他は固定抵抗素子
である。S5,S6はスイツチ素子、U4は増幅器で
ある。抵抗R21〜R23及びR24〜R26は、それぞれ
直列に接続され抵抗分圧器を構成する。この2つ
の抵抗分圧器はともに増幅器U4の出力端子と回
路アース間に接続される。なお、本考案におい
て、各可変抵抗器は増幅器U4の出力端子へ接続
される構成となつている。また各抵抗分圧器の分
圧点は、スイツチ素子S5,S6を介して増幅器U4
の反転入力端子へ接続されている。
ある。第4図は本考案に係る増幅器の利得切換え
回路の1例を示す図である。第4図において、
R21〜R26は抵抗を表わし、このうちR21とR24は
利得調整用の可変抵抗器、その他は固定抵抗素子
である。S5,S6はスイツチ素子、U4は増幅器で
ある。抵抗R21〜R23及びR24〜R26は、それぞれ
直列に接続され抵抗分圧器を構成する。この2つ
の抵抗分圧器はともに増幅器U4の出力端子と回
路アース間に接続される。なお、本考案におい
て、各可変抵抗器は増幅器U4の出力端子へ接続
される構成となつている。また各抵抗分圧器の分
圧点は、スイツチ素子S5,S6を介して増幅器U4
の反転入力端子へ接続されている。
このように構成された第4図の回路の利得は次
の通りである。スイツチ素子S6がオン(S5はオ
フ)のとき、増幅回路の増幅度は
R24+R25+R26/R26で決定される。またスイツチ素 子S5がオン(S6はオフ)のとき、増幅度は
R21+R22+R23/R23で決定される。
の通りである。スイツチ素子S6がオン(S5はオ
フ)のとき、増幅回路の増幅度は
R24+R25+R26/R26で決定される。またスイツチ素 子S5がオン(S6はオフ)のとき、増幅度は
R21+R22+R23/R23で決定される。
以上のような本考案に係る回路によれば、次の
効果が得られる。
効果が得られる。
(1) 各測定レンジの利得の調整は、可変抵抗器
R21,R24で独立に行なうので調整が容易であ
る。
R21,R24で独立に行なうので調整が容易であ
る。
(2) 可変抵抗器R21,R24の接点の熱起電力は測
定電圧に加算されないので、熱起電力の影響は
少なくなる。
定電圧に加算されないので、熱起電力の影響は
少なくなる。
(3) 可変抵抗器R21とR24は、第3図で示すR11側
に設けられているため、比較的大きな抵抗値の
ものを使用でき、従来の回路と比べ安定な抵抗
値とすることができる。
に設けられているため、比較的大きな抵抗値の
ものを使用でき、従来の回路と比べ安定な抵抗
値とすることができる。
(4) プリント板などへ実装上、特別に高絶縁化し
なければならない増幅器U4の反転入力端子へ
可変抵抗器が接続されていないので、製造が容
易である。
なければならない増幅器U4の反転入力端子へ
可変抵抗器が接続されていないので、製造が容
易である。
以上のように本考案によれば、高精度の入力回
路を実現できる。なお、第4図では、測定レンジ
として2レンジ分だけの例で説明したが、更に抵
抗分圧器を追加してレンジ数を増やすことができ
るのは明らかである。
路を実現できる。なお、第4図では、測定レンジ
として2レンジ分だけの例で説明したが、更に抵
抗分圧器を追加してレンジ数を増やすことができ
るのは明らかである。
第1図、第2図、第3図は従来回路の欠点を説
明するための図、第4図は本考案に係る増幅器の
利得切換え回路の1例を示す図である。 R21〜R26……抵抗、S5,S6……スイツチ素子、
U4……増幅器。
明するための図、第4図は本考案に係る増幅器の
利得切換え回路の1例を示す図である。 R21〜R26……抵抗、S5,S6……スイツチ素子、
U4……増幅器。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 抵抗分圧器を増幅器の出力端子と回路アース間
に設け、この抵抗分圧器の分圧点と前記増幅器の
反転入力端子とをスイツチ素子を介して接続する
ようにした非反転増幅回路において、 前記抵抗分圧器として利得調整用の可変抵抗器
と2以上の固定抵抗素子とを直列に接続した構成
とし、この抵抗分圧器を複数個具備し、各抵抗分
圧器の可変抵抗器を増幅器の出力端子へ接続し他
端の固定抵抗素子を回路アースに接続するように
し、各抵抗分圧器における固定抵抗素子同士の接
続点である分圧点の電位をスイツチ素子を介して
選択的に前記増幅器の反転入力端子へ導入するよ
うにした増幅器の利得切換え回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15476381U JPS5859221U (ja) | 1981-10-16 | 1981-10-16 | 増幅器の利得切換え回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15476381U JPS5859221U (ja) | 1981-10-16 | 1981-10-16 | 増幅器の利得切換え回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5859221U JPS5859221U (ja) | 1983-04-21 |
JPH0233388Y2 true JPH0233388Y2 (ja) | 1990-09-07 |
Family
ID=29947356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15476381U Granted JPS5859221U (ja) | 1981-10-16 | 1981-10-16 | 増幅器の利得切換え回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5859221U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS531031A (en) * | 1976-06-23 | 1978-01-07 | Ritzerfeld Gerhard | Electrostatic xerographic copying or reproducing apparatus |
JPS5693408A (en) * | 1979-12-27 | 1981-07-29 | Nec Corp | Variable gain amplifier |
-
1981
- 1981-10-16 JP JP15476381U patent/JPS5859221U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS531031A (en) * | 1976-06-23 | 1978-01-07 | Ritzerfeld Gerhard | Electrostatic xerographic copying or reproducing apparatus |
JPS5693408A (en) * | 1979-12-27 | 1981-07-29 | Nec Corp | Variable gain amplifier |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5859221U (ja) | 1983-04-21 |
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