JPH0233307Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0233307Y2
JPH0233307Y2 JP15193583U JP15193583U JPH0233307Y2 JP H0233307 Y2 JPH0233307 Y2 JP H0233307Y2 JP 15193583 U JP15193583 U JP 15193583U JP 15193583 U JP15193583 U JP 15193583U JP H0233307 Y2 JPH0233307 Y2 JP H0233307Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating body
arm
flywheel
braking
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15193583U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6060028U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15193583U priority Critical patent/JPS6060028U/ja
Publication of JPS6060028U publication Critical patent/JPS6060028U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0233307Y2 publication Critical patent/JPH0233307Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、間欠回転する回転体の停止時の慣性
回転にもとづく停止位置ずれを抑制するようにし
た回転体の間欠駆動装置に関する。
背景技術 昼夜連続作動の防犯カメラに接続するビデオテ
ープレコーダは、ビデオテープをコマ送りしなが
ら長時間記録しており、テープ送り用のキヤプス
タンは間欠駆動する必要があるため、印加電圧の
極性に応じて正転と逆転が可能な直流モータがキ
ヤプスタンモータとして用いられる。ところで、
この種の直流モータの間欠駆動には、直流モータ
の回転角度に応じた数のパルスを発生するパルス
発生器の出力を、間欠送り量に対応するパルス数
が設定された制御回路に供給し、パルス発生器が
発生したパルスが制御回路の設定パルス数に達し
たときに、直流モータへの通電を断ち、それと同
時に逆極性電圧を印加して直流モータの慣性回転
を制動する構成とされている。
しかるに、上記従来の間欠駆動装置は、直流モ
ータの慣性回転を制動するために逆極性電圧を印
加しても、キヤプスタンにかかるテープ送り負荷
の変動等の影響で、実際に直流モータが慣性回転
を停止するまでの制動に要する回転角度がばらつ
きやすく、このため間欠送り精度が余りよくない
等の欠点があつた。
これに対し、キヤプスタンの回転ムラを防止す
るための円板状のフライホイールに、板ばねの先
端部に設けた制動部材を圧接せしめ、キヤプスタ
ンが間欠回転するときには常時ほぼ一定の回転負
荷を与えることにより、直流モータの停止時にお
ける慣性回転を極力抑えるようにした回転体の間
欠駆動装置が知られている。しかし、このもの
は、板ばねのばね力が直接回転負荷を決定する構
造であるため、板ばね自体がもつばね力特性(特
に低ばね力の場合)等の不安定要素を取り除かな
い限り、回転負荷の精度に限界があり、微妙な回
転停止位置ずれが避けられないという欠点があつ
た。また、板ばね先端の制動部材は、フライホイ
ールの面に1箇所当接させてあるだけであり、こ
のためフライホイールの軸に対して偏心方向の力
を及ぼしやすく、制動部材の当りも変動しやすい
等の欠点があつた。さらにまた、制動部材として
はフエルト材を使用していたため、温度、湿度に
よる特性のばらつきや摩耗や長期使用による経年
劣化が避けられない等の欠点があつた。
考案の開示 本考案は、上記欠点を除去したものであり、間
欠回転する回転体に、一対の制動部材を一定の低
荷重で常時当接せしめ、回転体制動時の慣性回転
のばらつきを抑えるとともに、ばねの力をアーム
の腕の長さ比に応じて分割して制動部材の荷重と
することにより、ばね力の変動がブレーキ力の変
動につながる影響を少なくした回転体の間欠駆動
装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本考案は、軸周り間
欠的に回転駆動される円板状の回転体と、該回転
体の一方の面上で軸対称位置にある2箇所に押圧
当接される一対の制動部材と、それぞれ長腕部と
短腕部を有し、該両腕部の末端が同軸枢支され、
長腕部の先端に前記各制動部材が固着された一対
のアームと、該各アームの短腕部に一端が係止
し、長腕部先端の制動部材が前記回転体の面に当
接する方向に附勢するばねとから構成したことを
要旨とするものである。
本考案によれば、一対の制動部材がばね力によ
り円板状の回転体の一方の面上に、軸対称位置に
ある2箇所に押圧当接し、常時回転体に対して回
転負荷を与えているため、間欠駆動された回転体
の停止時に回転負荷が制動力となつて作用し、回
転体の慣性回転による停止位置ずれを防止するこ
とができ、しかも制動部材は軸対称位置2箇所で
回転体に当接しているから、回転体の回転方向の
正逆に関係なく、均等な制動力の付与が可能であ
り、さらにばね力は、アームの腕の長さ比で分割
した値が荷重として回転体に作用する構成である
から、ばね力の変動がブレーキ力の変動につなが
る影響は少なく、これにより一定の低荷重による
回転負荷を、常に良好に発生させ、間欠回転精度
を高めることができる等の優れた効果を奏する。
考案を実施するための最良の形態 以下、本考案の実施例について、図面を参照し
て説明する。第1図ないし3図は、それぞれ本考
案の回転体の間欠駆動装置の一実施例を示す斜視
図、平面図及び側面図である。
図中、間欠駆動装置1は、ビデオテープレコー
ダに用いたキヤプスタン2を間欠的に回転駆動す
るための装置であり、キヤプスタン2を出力軸と
する直流モータ2aは、印加電圧の極性に応じて
正転又は逆転する。直流モータ2aは、両端がL
字形の取り付け部を形成する保持部材3を保持し
ているベース(図示せず)に保持されており、キ
ヤプスタン2の回転を平滑化するためにキヤプス
タン2に同軸結合させた円板状のフライホイール
2bが、僅から隙間を有して保持部材3に対向し
ている。
保持部材3は、その一端部両側に一対のアーム
4が、共通の軸5を中心に回転自在に枢支してあ
る。これらのアーム4は、ともに長腕部4aと短
腕部4bが末端部どうし一体化されてL字形状に
成形されたものである。各長腕部4aの先端は、
保持部材3の中央両側にフライホイール2bの軸
に関して対称の位置に位置しており、それぞれ含
油樹脂材からなる制動部材6がビス止め固定して
ある。制動部材6のほぼ中央部には、ピン突部6
aが一体形成してあり、このピン突部6aが前記
フライホイール2bの下面に一定の低荷重で当接
することになる。すなわち、短腕部4bの先端と
保持部材3のほぼ中央部両側に形成した折曲部3
aの間には、引張りばね7が張設してあり、各長
腕部4aは、軸5を中心に上方への回転力が附勢
された状態にある。この場合、引張りばね7のば
ね力Fは、長腕部4aの腕の長さLに対する短腕
部4bの腕の長さの比/Lによつて分割され、 結局/LFなる力がピン突部6aを介してフライ ホイール2bに荷重として付与される。
なお、折曲部3aは、長腕部4aの下動限界位
置を規制するストツパ部材を兼ねており、長腕部
4aの上動限界位置を規制するための可動のスト
ツパ部材8が、保持部材3の中央部近傍で折曲部
3aとは対称の位置に枢支してある。この可動の
ストツパ部材8は、直流モータ2aの間欠回転駆
動時ではなく連続回転駆動時に、電磁プランジヤ
9によつて回動せしめ、制動部材6のピン突部6
aをフライホイール2bから離間させるのに用い
られる。ばね10は、電磁プランジヤ9の通電解
除に伴ない可動のストツパ部材8を復帰させるた
めに設けたものである。
いま、直流モータ2aを間欠的に回転駆動する
場合、電磁プランジヤ9は通電されておらず、こ
のため可動のストツパ部材8は、長腕部4aの先
端よりも上方の非係止位置にある。従つて、長腕
部4a先端の制動部材6は、ピン突部6aがフラ
イホイール2bの底面に当接し、引張りばね7の
ばね力(厳密にはその水平方向の分力)Fにアー
ム4の腕の長さ比/Lを乗じた/LFなる力が、一 定の低荷重としてピン突部6aを介してフライホ
イール2bに作用する。
従つて、フライホイール2bが間欠回転すると
きに、回転負荷として作用する摩擦力は、上記力
/LFにピン突部6aとフライホイール2b間の 動摩擦係数μを乗じた値μ/LFとなる。本実施 例の場合、制動部材6として含油樹脂材を使用し
ているため、上記動摩擦係数μの値は小さく、従
つて得られる摩擦力としては小さな値となる。事
実、この摩擦力にフライホイール2bの軸中心か
らピン突部6aまでの回転半径を乗じて得られる
負荷トルクは、数10g・cmのオーダであり、この
小さな負荷トルクが変動することなく常に一定の
値として作用するのが望ましい。
この点に関し、上記間欠駆動装置1は、引張り
ばね7の力Fをアーム4の腕の長さ比/Lで分割 しているので、ばね力の変動自体も微少変動に封
じ込めてしまうことができ、ばね力の変動でさ
え、ピン突部6aの当接位置の上下動が殆んど予
想されない以上、きわめて少ないと考えられるた
め、ピン突部6aがフライホイール2bに及ぼす
荷重は、低い値ながらきわめて変化の少ない一定
値となる。
従つて、フライホイール2bの慣性回転に対し
て、常に同一条件下で一定の低荷重の回転負荷を
与えることができ、フライホイール2bの回転停
止位置ずれを良好に防止することができる。
また、アーム4を支持する軸5は、常に引張り
ばね7により一定方向に附勢された状態で軸承さ
れるため、軸5とアーム4の孔がガタつくことは
なく、しかもこのガタに強い構造はフライホイー
ル2bの回転方向の正逆に関係なく、いずれの回
転方向に対しても有効である。
また、ピン突部6aは、フライホイール2bの
下面に2箇所軸対称位置に当接させてあるので、
フライホイール2bが回転バランスを崩す慮れは
なく、アンバランスな回転負荷が発生する余地は
ない。
さらにまた、制動部材6としては含油樹脂材を
用いているので、摩擦係数μが小さい分耐摩耗性
は優れており、昼夜連続で作動させるビデオテー
プレコーダ等に好適であり、摩擦音も少ないので
静粛な動作が可能である。
以上説明したように、上記構成になる間欠駆動
装置1によれば、一対の制動部材6がばね力によ
りフライホイール2bの下面上、軸対称位置にあ
る2箇所に押圧当接し、常時フライホイール2b
に対して回転負荷を与えているため、間欠駆動さ
れたフライホイール2bの停止時に回転負荷が制
動力となつて作用し、フライホイール2bの慣性
回転による停止位置ずれを防止することができ、
しかも制動部材6は軸対称位置2箇所でフライホ
イール2bに当接しているから、フライホイール
2bの回転方向の正逆に関係なく、均等な制動力
の付与が可能であり、さらにばね力Fは、アーム
4の腕の長さ比/Lで分割した値が荷重としてフ ライホイール2bに作用する構成であるから、ば
ね力の変動がブレーキ力の変動につながる影響は
少なく、これにより一定の低荷重による回転負荷
を、常に良好に発生させ、間欠回転精度を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし3図は、それぞれ本考案の回転体
の間欠駆動装置の一実施例を示す斜視図、平面図
及び側面図である。 1……間欠駆動装置、2……キヤプスタン、2
a……直流モータ、2b……フライホイール、4
……アーム、4a……長腕部、4b……短腕部、
6……制動部材、7……引張りばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸周りに間欠的に回転駆動される円板状の回転
    体と、該回転体の一方の面上で軸対称位置にある
    2箇所に押圧当接される一対の制動部材と、それ
    ぞれ長腕部と短腕部を有し、該両腕部の末端が同
    軸枢支され、長腕部の先端に前記各制動部材が固
    着された一対のアームと、該各アームの短腕部に
    一端が係止し、長腕部先端の制動部材が前記回転
    体の面に当接する方向に附勢するばねとから構成
    してなる回転体の間欠駆動装置。
JP15193583U 1983-09-30 1983-09-30 回転体の間欠駆動装置 Granted JPS6060028U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15193583U JPS6060028U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 回転体の間欠駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15193583U JPS6060028U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 回転体の間欠駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6060028U JPS6060028U (ja) 1985-04-26
JPH0233307Y2 true JPH0233307Y2 (ja) 1990-09-07

Family

ID=30336551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15193583U Granted JPS6060028U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 回転体の間欠駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6060028U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6060028U (ja) 1985-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2499699A (en) Wire and tape driving means
US4649306A (en) Direct drive motor having adjustable bearing for spindle
JPH0233307Y2 (ja)
KR910001706A (ko) 자기 기록 재생 장치
JPS61145379U (ja)
US2988257A (en) Capstan drive assembly
US4252284A (en) Drive reversing mechanism
US4017904A (en) Tape driving device including pinch roller and tape guide mounting means
JP2932733B2 (ja) 駆動力伝達装置
KR850001602A (ko) 테이프 레코오더의 캡스턴 마찰구동장치
US3135476A (en) High-resolution tape-transport system for magnetic recorders
JPH056583Y2 (ja)
US3711003A (en) Capstan drive arrangemnet for high-speed intermittent tape drive
JPH0316113Y2 (ja)
KR900008921Y1 (ko) 브레이크 장치를 구비한 전동기
JPH067466Y2 (ja) テ−プレコ−ダ
JPS5814473Y2 (ja) アクセス軸の軸振れ防止機構
JPH0337155Y2 (ja)
JPH0312042Y2 (ja)
JPH0422419Y2 (ja)
JPS5921097B2 (ja) 磁気記録再生装置
KR890006620Y1 (ko) Vtr의 디스크 브레이크 장치 및 백 텐션 조정장치
JPS6295775A (ja) 情報記録再生装置
JPS60107759A (ja) リ−ル台の高さ調整装置
JPH047031B2 (ja)