JPH0233039Y2 - - Google Patents

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JPH0233039Y2
JPH0233039Y2 JP1984040762U JP4076284U JPH0233039Y2 JP H0233039 Y2 JPH0233039 Y2 JP H0233039Y2 JP 1984040762 U JP1984040762 U JP 1984040762U JP 4076284 U JP4076284 U JP 4076284U JP H0233039 Y2 JPH0233039 Y2 JP H0233039Y2
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JP
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shot
finch
dust
heat exchanger
partition plate
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JP1984040762U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はシヨツトの分散機構を改良したシヨツ
トクリーニング式熱交換器に関するものである。
一般に含塵排ガスから熱回収を行う熱交換器に
おいては、ダストによる熱交換器エレメントの閉
塞を防止する構造が必要である。特に熱交換器エ
レメントが、熱交換面積の大きいフインチユーブ
の場合には、ダストが付着し易いため、種々の対
策が講じられている。
このダストの除去機構としては、熱交換器の上
方から大量のシヨツト(小さな鋼球)を自然落下
させて、衝突時の衝撃力により付着したダストを
除去する方法が効果的である。
このようなシヨツトクリーニング式の熱交換器
は、従来例えば第1図に示すように構成されてい
る。
この熱交換器は、ケーシング1の側面に設けた
吸気ダクト2から含塵排ガス3が流入して、ケー
シング1内にフインチユーブ4を多段に配置した
フインチユーブ群5と熱交換して、排気ダクト6
から排出される。このとき、含塵排ガス3中に含
まれるダストがフインチユーブ4の表面に付着し
て次第に堆積してくる。これを防ぐためにケーシ
ング1の上部に設けたシヨツト供給管7から多量
のシヨツト8を投入落下させると、シヨツト8は
半球状のシヨツト分散器9に衝突して四方に均一
分散する。均一に分散したシヨツト8は、フイン
チユーブ群5の間を衝突しながら落下し、付着し
たダストを叩き落して表面をクリーニングする。
落されたダストはシヨツト8と共にシヨツト回収
ホツパー10に集められる。
上記構造では、シヨツト8を均一に分散させる
ために、シヨツト分散器9とフインチユーブ群5
の最上段との距離を十分長くとらなければなら
ず、このためケーシング1の上部フード11を高
く形成する必要がある。またケーシング1の下部
は含塵排ガス3の風向と垂直に風切板12……が
設けられ、含塵排ガス3の流通が阻止されている
が、上部フード11はシヨツト8を均一に分散さ
せるため風切板12を設けることができない。
このため、含塵排ガス3の一部は上部フード1
1をバイパスしてしまい、フインチユーブ群5と
有効に熱交換できず、その効率が低下する問題が
あつた。
更に最上段のフインチユーブ4は、シヨツト分
散器9との距離が長いことから、その落下速度が
大きく、衝撃力も大きくなるため、長期間運転し
ているうちに、次第にフインが変形、摩耗してし
まうなどの欠点があつた。
本考案はかかる点に鑑み種々研究を行つた結
果、含塵排ガスの上部フード側へのバイパスを阻
止して熱交換効率の向上を図ると共に、最上段の
フインチユーブに加わるシヨツトの衝撃力を緩和
して、フインの変形、摩耗を防止したシヨツトク
リーニング式熱交換器を開発したものである。
即ち本考案は、シヨツト供給管を上部に設けた
ケーシング内にフインチユーブ群を配置し、これ
とシヨツト供給管との間にシヨツト分散器を設け
たシヨツトクリーニング式熱交換器において、前
記フインチユーブ群の最上段とシヨツト分散器と
の間に、格子状に形成した枠体の各ます目を夫々
ホツパー状に形成して、その下端にシヨツト通過
孔を夫々開孔したことを特徴とするものである。
以下本考案の実施例を図面を参照して詳細に説
明する。
第2図および第3図は本考案の一実施例を示す
ものである。ケーシング1内に、フインチユーブ
4を多段に取付けたフインチユーブ群5が配置さ
れている。前記フインチユーブ4としては、例え
ばヒートパイプや、内部に水が流通する循環パイ
プ構造のものが用いられる。
ケーシング1は、その上部に上部フード11
が、下部にシヨツト回収ホツパー10が形成さ
れ、上部フード11の上部にはシヨツト供給管7
が取付けられている。更にケーシング1の側面に
は吸気ダクト2と排気ダクト6が取付けられ、内
部を含塵排ガス3が流通するようになつている。
またケーシング1の吸気ダクト2と排気ダクト6
に連通する開口部には、夫々金網13,13が設
けられていると共に、フインチユーブ群5の下方
には、含塵排ガス3の風向と垂直に複数枚の風切
板12が立設されている。
14はシヨツト分散用仕切板で、フインチユー
ブ群5の最上段と、半球状をなすシヨツト分散器
9との間に水平に配置されている。前記シヨツト
分散用仕切板14は第3図に示すように、m×n
に格子状に形成された枠体15の、m×n個の各
ます目16が夫々ホツパー状に形成され、その下
端に夫々シヨツト通過孔17……を開孔したもの
で、上部フード11の内壁面に密着して水平に取
付けられている。
次に上記構成をなすシヨツトクリーニング式熱
交換器の作用について説明する。
吸気ダクト2を通つてケーシング1内に流入し
た含塵排ガス3は、フインチユーブ群5と接触し
て熱交換が行われる。このとき含塵排ガス3は、
ケーシング1内の上部がシヨツト分散用仕切板1
4により上部フード11と仕切られ、また下部は
風切板12……が設けられているので、含塵排ガ
ス3はバイパスせずにフインチユーブ群5を全量
通過して有効に熱交換が行われる。
またフインチユーブ4にダクトが付着したと
き、シヨツト供給管7から、シヨツト8を供給し
て落下させると、シヨツト8は半球状をなすシヨ
ツト分散器9に衝突して、四方に均一に分散し、
シヨツト分散用仕切板14に落下する。落下した
シヨツト8はm×n個に格子状に仕切られ、ホツ
パー状になつた各ます目16に均一に分散され、
その内側を滑り落ちて、下端のシヨツト通過孔1
7を通り、フインチユーブ群5に落下する。この
場合、ます目の数m×nが多い程、従来の分散状
態に近づけることができる。
また、シヨツト分散器9に衝突して落下したシ
ヨツト8は、一旦、シヨツト分散用仕切板14に
衝突してからフインチユーブ群5に落下するの
で、落下速度の鉛直方向成分が少なくなり、最上
段のフインチユーブ4の変形や摩耗を防止するこ
ともできる。
なお具体的な実施例として、フインチユーブ4
の管群配列を1辺100mmの正三角形配列としたフ
インチユーブ群5をケーシング1内に取付け、フ
インチユーブ群5の上方に、枠体15の大きさが
縦1500mm×横1500mmで、n=m=8の64個のます
目16……を形成したシヨツト分散用仕切板14
を水平に取付けた。またこのシヨツト分散用仕切
板14とシヨツト分散器9との距離を400mmとし
て熱交換器を組立てた。
この熱交換器に含塵排ガス3を通して熱交換を
行つたところ、熱交換効率は従来のものに比べて
約10%向上させることができた。また粒径3〜7
mmのシヨツト8を用いてダストのクリーニングを
行つたところ、ほぼ均一にダストを除去すること
ができた。
第4図は本考案の他の実施例を示すもので、シ
ヨツト分散器9とシヨツト分散用仕切板14との
間に複数段のダミーパイプ18……を水平に配置
したものである。
この構造のものは、シヨツト分散器9に衝突し
て散乱したシヨツト8が途中で更にダミーパイプ
18……に衝突して散乱するので、シヨツト分散
用仕切板14に均一に分散させることができる。
即ち、ダミーパイプ18のない構造では、フイン
チユーブ群5に落下したシヨツト8は上段側では
均一ではなく、管群の間を跳ね返りながら落下し
て下段側で均一になつて行くが、ダミーパイプ1
8を設けることにより、上段側でも均一な散乱状
態を得ることができる。
以上説明した如く、本考案に係るシヨツトクリ
ーニング式熱交換器によれば、シヨツト分散用仕
切板をフインチユーブ群の最上段とシヨツト分散
器との間に配置することにより、含塵排ガスの上
部フード側へのバイパスを阻止して熱交換効率を
向上させることができると共に、最上段のフイン
チユーブに加わるシヨツトの衝撃力を緩和してフ
インの変形,摩耗を防止することができるなど顕
著な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のシヨツトクリーニング式熱交換
器の縦断面図、第2図は本考案の一実施例による
シヨツトクリーニング式熱交換器の縦断面図、第
3図は第2図のシヨツト分散用仕切板を示す斜視
図、第4図は本考案の他の実施例によるシヨツト
クリーニング式熱交換器の要部拡大縦断面図であ
る。 1……ケーシング、3……含塵排ガス、5……
フインチユーブ群、7……シヨツト供給管、8…
…シヨツト、9……シヨツト分散器、11……上
部フード、12……風切板、14……シヨツト分
散用仕切板、16……ます目、18……ダミーパ
イプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シヨツト供給管を上部に設けたケーシング内
    に、フインチユーブ群を配置し、これと前記シ
    ヨツト供給管との間にシヨツト分散器を設けた
    シヨツトクリーニング式熱交換器において、前
    記フインチユーブ群の最上段とシヨツト分散器
    との間に、格子状に形成した枠体の各ます目を
    夫々ホツパー状に形成して、その下端にシヨツ
    ト通過孔を夫々開孔したシヨツト分散用仕切板
    を水平に設置したことを特徴とするシヨツトク
    リーニング式熱交換器。 (2) シヨツト分散器とシヨツト分散用仕切板との
    間にダミーパイプを水平に設けたことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載のシヨ
    ツトクリーニング式熱交換器。
JP4076284U 1984-03-22 1984-03-22 シヨツトクリ−ニング式熱交換器 Granted JPS60154794U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4076284U JPS60154794U (ja) 1984-03-22 1984-03-22 シヨツトクリ−ニング式熱交換器

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JP4076284U JPS60154794U (ja) 1984-03-22 1984-03-22 シヨツトクリ−ニング式熱交換器

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Publication Number Publication Date
JPS60154794U JPS60154794U (ja) 1985-10-15
JPH0233039Y2 true JPH0233039Y2 (ja) 1990-09-06

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ID=30549955

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JP4076284U Granted JPS60154794U (ja) 1984-03-22 1984-03-22 シヨツトクリ−ニング式熱交換器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54151704A (en) * 1978-05-22 1979-11-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Device for removing soot

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