JPH0232672Y2 - - Google Patents

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JPH0232672Y2
JPH0232672Y2 JP278383U JP278383U JPH0232672Y2 JP H0232672 Y2 JPH0232672 Y2 JP H0232672Y2 JP 278383 U JP278383 U JP 278383U JP 278383 U JP278383 U JP 278383U JP H0232672 Y2 JPH0232672 Y2 JP H0232672Y2
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slurry
medium
viscosity
coal
tank
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JP278383U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は石炭スラリの貯蔵装置に係わり、特に
石炭スラリの性状を均一に保持し貯蔵するのに好
適な装置に関する。
ボイラ等の燃焼装置の燃料として使用される石
炭スラリは、石炭と水又は油等の液状媒体及び堺
面活性剤、分散剤等の補助媒体(通称添加剤)を
ミルに供給し、石炭粉砕と媒体の混合を行うこと
によつて製造される。
この石炭スラリは石炭の利用率を上げ、燃焼性
をよくし、かつ流体としての取扱いが、できるよ
うに、石炭濃度に極限まで高濃度化され(石炭濃
度60〜80wt%)、しかも低粘度に成るように工夫
されている。このような高濃度で低粘度の石炭ス
ラリは、特殊な石炭粒径範囲および粒径分布で、
また、堺面活性剤及び分散剤等の添加剤も決めら
れた量でしか用いることはできず、石炭スラリの
製造にあたつては、これら条件を満足させるため
に細心の注意を払つて製造される。この様にして
製造された石炭スラリは装置運用上の都合によ
り、一時的に貯蔵タンクに、、貯蔵して使用する
が、この石炭スラリは物理的及び化学的に不安定
な物質で、これをタンク内で場所内に又は経時に
均一な性状で保持貯蔵することは容易でない。特
に前述の如く、極限の条件で高濃度化、低粘度化
をはかつているため、その性状を均一に維持する
ことは容易でない。
すなわち、石炭粒子の沈降、沈積による石炭濃
度、粒度分布の極所的アンバランスは粘度上昇を
もたらし、タンク底部への石炭粒子の沈積は石炭
粒子の凝集固化をもたらし、石炭粒子の堺面状態
の変化及び添加剤特性の経時的変化は粘度上昇に
つながる。また、石炭スラリはミルの粉砕エネル
ギーにより、70〜80℃までも温度が上昇する場合
があり、水又は油、添加剤等が蒸発及び揮発し、
石炭濃度及び添加剤量が変化し、石炭スラリの性
状が変化する。
ここで、石炭スラリの性状とは、その使用目的
及び取扱法より、石炭濃度、石炭粒度分布、粘度
を基本的には指しているわけてあり、製造時に
は、これら因子を所定値に制御するのは可能であ
るが、タンク貯蔵中には石炭の濃度を除き、これ
らの性状がいかなる原因、すなわち、石炭濃度、
沈降、沈積、添加剤の劣化量、石炭状態の変化等
によるものかをタンク内全体にわたり知ることは
容易でない。
本考案の目的は、前記従来技術の問題点をなく
すためにスラリ媒体を最適量投入しかつタンク内
スラリを均一にして常に最適な性状に制御保持で
きる手段を具備した装置を提供するにある。
すなわち、本考案は、媒体と石炭とからなるス
ラリのタンク1内のスラリ2の性状を均一に保持
し、石炭粒子の沈積を防止する攬拌機4を有する
スラリ貯蔵装置に於いて、前記攬拌機4と粘度計
測とを一体に連動する手段を設け、スラリの性状
の変化を検知し、検知した信号に基づきスラリ2
への媒体15投入量を制御する手段を具備してな
るスラリ貯蔵装置、である。
要するに本考案は攬拌機と粘度計測を一体にし
て連続的にスラリ性状の変化を検知しこの信号で
スラリへの媒体投入量を制御するようにしたもの
である。
次に本考案を実施例について説明する。第2図
は本考案の実施例を示す。スラリ2はスラリタン
ク1にて貯蔵され均一化および沈積防止のためモ
ータ3にて駆動される攬拌羽根4によつて常時あ
るいは間欠的に攬拌される。タンクの形状あるい
は攬拌機の駆動方式・羽根の形状等についてはこ
こでは特に限定しない。
攬拌機の軸部にはトルクメータ5が設置され攬
拌と同時にスラリの粘性による羽根にかかる負荷
が計測できる。この負荷計測器(トルクメータ
5)からの信号を演算器16にて演算し粘度計6
にて粘度の表示確認ができる。さらにこの演算器
16による信号はタンクのレベル計による信号と
共に演算器9に入る。演算器9は演算器6からの
粘度に相当する信号が、予めセツトされた或は遠
方からの設定に基づくタンク内スラリの粘度にな
つた場合は、レベル計の信号に基づき、所定期間
前のスラリ量のレベルと等しくするに必要な媒体
投入量を算出する。次にこの媒体投入量の信号は
コントローラ18を経て媒体供給弁12の開操作
を行ない、流量積算計17により媒体の実投入量
の計測信号をコントローラ18にフイードバツク
させることにつて供給弁12の開操作の継続およ
び閉操作が実施される。粘度調整用の媒体15は
タンク10からポンプ11にて流量積算計17、
供給弁12を経て配管13を通つてスラリタンク
1内に設置された供給ノズル14へ導かれてタン
ク内に投入される。攬拌によりスラリ粘度が安定
した時、演算器9はこの時の粘度と前記所定期間
前の粘度を比較し、この比較結果に基づき媒体の
選択、媒体投入量の算出を行い、その信号を前記
と同様出力する。
スラリの粘度調整を行なう媒体15としては通
常スラリを構成する液体であるが、この他にも界
面活性剤・分散剤・安定剤等の添加剤でもよく、
このうち前2者は粘度を下げる働き、後者は沈積
防止のため粘度が上昇する働きをもつ。すなわ
ち、石炭スラリの高濃度化、低粘度化のために
は、粗粒子間に微粒子を介在させ、石炭粒子の濃
度を高めると共に、これら微粒子による摩擦緩和
により低粘度化する最密充填方式が採用されてい
る。前記所定期間前の石炭スラリ量のレベルと等
しい状態で粘度を比較することにより、粘度が上
昇した場合は、微粒子が凝集していることがわか
る。また、粘度が低下した場合は見掛け上はスラ
リ濃度は等しいが、実際は沈積が生じバルクとし
て濃度は低下していることがわかる。従つて、石
炭スラリの性状の変化を把握し好適な性状に制御
保持できる。媒体がスラリタンクへ投入された
後、攬拌機によるタンク内スラリの均一化がなさ
れなければ、トルクメータ5による信号は正確な
スラリの状況を示すことにならないため、攬拌に
必要な時間のタイマを演算器或はコントローラに
加味して媒体供給量の過投入を防止する必要があ
る。或はトルクメータ5のトルクの変化率により
コントローラ18による媒体供給信号の流量増減
を調整することによつても可能である。すなわ
ち、タンク内スラリの攬拌時粘度変化の時間に対
する遅れに見合つて媒体の投入量を時間的に調整
できる機能を供給弁12とコントローラ18に持
たすことにより粘度検知から媒体投入後の最終目
標粘度とする調整ループの制御が可能となる。要
するにここでは制御の方式は問わず粘度とスラリ
量の検知により媒体投入を実施し最適粘度となる
まで媒体が適量供給できるループを設置すること
がポイントである。
粘度調整にはスラリを構成する要素のうち液体
の方の投入が可能な設備を設けることを特徴とし
たが、もちろん石灰側の投入にても構わない。
またスラリの粘度計測には攬拌機と一体のトル
クメータ等の負荷計測機でなくその他の粘度計を
タンク内或はタンク外のサンプリング等から実測
できる様に設置してもよい。すなわち粘度計設置
の方法については限定しない。
さらに粘度と濃度との関係が一つの関数として
与えられるならばスラリの比重或は濃度を検知す
ることにより間接的に粘度を算出して媒体投入の
制御信号とすることも可能であり、粘度だけに限
定せず、比重或は濃度の計測による制御も含むも
のとする。
本考案の効果として、本考案のスラリ貯蔵装置
により石炭スラリをタンク内に貯蔵中におこる経
時的変化・変化による性状の変化を把握し好適な
性状に制御保持出来ることが確認された。
さらに具体的に述べれば、タンク内のスラリ全
体の性状を把握し特に他の粘度計・比重計を要せ
ずスラリの性状を保持できた。スラリの輸送、燃
焼に好適な性状が保持できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術の実施例を示す。第2図は本
考案によるスラリ粘度制御装置付の貯蔵装置の実
施例を示す。 1……スラリタンク、2……スラリ、3……モ
ータ、4……攬拌羽根、5……トルクメータ、6
……粘度計、7……レベル計、8……結線、9…
…演算器、10……媒体タンク、11……ポン
プ、12……媒体供給弁、13……配管、14…
…媒体投入ノズル、15……媒体、16……粘度
演算器、17……流量積算計、18……コントロ
ーラ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 石炭粒子と液体媒体とからなるスラリタンク
    内のスラリの性状を均一に保持し、石炭粒子の
    沈積を防止する攬拌機とタンクへの媒体を制御
    する媒体供給弁からなる、スラリ貯蔵装置に於
    いて、前記攬拌の負荷を検出し、粘度に相当す
    る出力を与える粘度計と前記スラリタンクのレ
    ベルに相当する出力を与えるレベル計と前記粘
    度計からの出力と前記レベル計からの出力を入
    力し、前記入力によつてスラリの性状の変化を
    検知し、これら検知した信号に基づき、前記媒
    体供給弁の制御出力を与える演算器よりなり、
    石炭スラリの性状の均一性の保持を可能にした
    ことを特徴とするスラリ貯蔵装置。 2 スラリへの媒体の投入量を制御する手段が、
    前記スラリの変化を検知した情報を受け媒体供
    給弁の開閉操作を行うコントローラ、媒体の実
    投入量の計測信号をコントローラにフイドバツ
    クする流量積算計からなる第1項記載のスラリ
    貯蔵装置。
JP278383U 1983-01-14 1983-01-14 スラリ貯蔵装置 Granted JPS59110035U (ja)

Priority Applications (1)

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JP278383U JPS59110035U (ja) 1983-01-14 1983-01-14 スラリ貯蔵装置

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JP278383U JPS59110035U (ja) 1983-01-14 1983-01-14 スラリ貯蔵装置

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JPS59110035U JPS59110035U (ja) 1984-07-25
JPH0232672Y2 true JPH0232672Y2 (ja) 1990-09-04

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JP278383U Granted JPS59110035U (ja) 1983-01-14 1983-01-14 スラリ貯蔵装置

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JP6150769B2 (ja) * 2014-08-07 2017-06-21 三菱重工業株式会社 分散系撹拌装置、鋳型成形システム、粘度管理用情報取得方法及びプログラム
JP7163172B2 (ja) * 2018-12-26 2022-10-31 株式会社クボタ 汚泥可溶化方法及び汚泥可溶化装置

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JPS59110035U (ja) 1984-07-25

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