JPH0232636Y2 - - Google Patents

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JPH0232636Y2
JPH0232636Y2 JP1983193749U JP19374983U JPH0232636Y2 JP H0232636 Y2 JPH0232636 Y2 JP H0232636Y2 JP 1983193749 U JP1983193749 U JP 1983193749U JP 19374983 U JP19374983 U JP 19374983U JP H0232636 Y2 JPH0232636 Y2 JP H0232636Y2
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valve
liquid supply
metering valve
metering
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、多段階に閉弁して全体として液体を
定量給液しうる定量弁装置に関する。
従来の技術 一般に、給油所等おいて、給液出荷ラインを介
してローリ車に油液を給液する場合には、給液終
了時に上記ライン中の定量弁を二段階又は多段階
に閉弁するようにして急激な給液終了を避けるよ
うにしている。これは給液終了時のライン中のウ
オータハンマー発生等を防止すると共に、全体と
しての給液量(定量)精度を高めるためである。
従来の定量弁としては、上記二段階閉弁を行な
わせる機構としては特公昭52−45227号公報に記
載されている如く空圧式のものがある。
又他の従来例としては、特公昭48−20053号公
報に記載されている如く定量弁の弁体を同心の主
弁体と副弁体の二重構造とし複数の液圧室及びこ
れらの間を連通する複数の配管を設けて、外部機
構なしに各液圧室の液圧差等により主弁及び副弁
を二段閉弁させるものもあつた。
考案が解決しようとする課題 前記空圧式の定量弁装置によれば定量弁の機構
以外に外部機構としてのコンプレツサを駆動し続
けなければならないという課題があつた。
また、前記他の従来の定量弁装置では、上記の
如く定量弁の機構が複雑になるという課題があつ
た。
又上記各従来例では、定量弁の二段閉弁の各弁
開状態において液体の定流量を確保する手段が特
に設けられていないか、或いは設けられていても
機能が不十分で流量値が変動し易く高精度の定量
給液制御を行なう上で支障をきたすという課題が
あつた。
そこで、本考案は、上記課題を解決した定量弁
装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び作用 本考案は、供給ライン中に定量弁及び定量計が
配され、定量計から計測された積算流量が所定積
算流量に達すると出力される制御信号に基付いて
定量弁の弁開状態が多段階に変化して多段開弁あ
るいは多段閉弁する定量弁において、 定量計に備えられ、給液ラインを流れる流量に
応じた流量パルスを出力する流量発信器と、定量
弁の弁体の動作制御用の液圧室及び給液ラインの
定量弁の弁体より上流側部分との間を連通する第
1の連通路と、第1の連通路に配された第1の電
磁弁と、液圧室及び給液ラインの定量弁の弁体よ
り下流側部分との間を連通する第2の連通路と、
第2の連通路に配された第2の電磁弁と、流量発
信器から出力される流量パルスに基づき定量弁を
通過する液体の流量値を求め、定量弁を通過する
液体の流量値が設定された各弁開状態に夫々対応
する所定流量範囲より大のとき第1の電磁弁を開
弁させる信号を出力し、その後所定流量範囲内と
なつたときには第1の電磁弁を開弁する信号の出
力を停止し、且つ流量値が設定された弁開状態に
夫々対応する所定流量範囲より小のとき第2の電
磁弁を開弁させる信号を出力し、その後所定流量
範囲内となつたとき第2の電磁弁を開弁させる信
号の出力を停止する制御部とを設けたものであ
る。
そのため、本考案は、定量弁としては一の弁体
及び一の液圧室のみを設け、液圧室とラインの上
流側及び下流側とを夫々接続する一対の連通路に
各第1及び第2の電磁弁を設け、この一対の電磁
弁を逐次開閉制御することのみにより定量弁の多
段閉弁をさせると共に、各弁開状態において流体
の流量値を所定範囲内に収まるよう制御して、定
量弁の構成及び動作を簡単化し、しかも第1,2
の電磁弁の開閉時間を変えるだけで容易に設定流
量を変更すると共に、上記各開弁状態における定
流量制御を高精度に行なうようにしたものであ
る。
実施例 第1図は本考案になる定量弁装置の一実施例の
概略構成図、第2図は上記装置による単位時間当
りの給液流量の変化を示す図である。
図中、定量弁装置1は、定量弁装置は、定量弁
1と、定量弁2と、後述する制御部10とよりな
る。定量弁1は定量計2(流量発信器2aを有す
る)と直列状態で給液ライン(図示せず)中に配
される。定量弁1は弁本体3内に弁部4(弁座3
a及び弁体5よりなる)、弁体5に固着されたダ
イアフラム6、ダイアフラムの上側に画成された
液圧室3b、及び弁体を下方へ付勢するバネ7等
を有する。
8−1は第1の電磁弁で、定量弁1の一次室3
c及び液圧室3b間を連通する第1の連通路9−
1途中に介在される。8−2は第2の電磁弁で、
二次室3d及び液圧室3b間を連通する第2の連
通路9−2途中に介在される。
10は制御部で、プリセツトカウンタ11及び
一対の汎用の上下限警報付電圧計12−1,12
−2を有する。この場合プリセツトカウンタ11
は給液量積算回路11a、1段及び2段流量時出
力回路11b,11cを有し、又電圧計12−1
は設定流量判定回路12−1a、流量増加出力回
路12−1b、及び流量減少出力回路12−1c
を有し、他の電圧計12−2も同様の回路12−
2a,12−2b,12−2cを有する。尚上記
電圧計12−1,12−2はこれに限らず汎用の
上下限警報付電圧計でもよく、これらは汎用であ
るためきわめて安価である。
次に上記装置の動作を第2図と併せて説明す
る。第1図中の制御部10のプリセツトカウンタ
11に給液量データが設定器(図示せず)により
プリセツトされる。そして操作ボツクスのスター
トスイツチ(共に図示せず)を押動することによ
り給液スタート信号が入来し、プリセツトカウン
タ11が作動開始する。従つて、第1図の2段流
量時出力回路11cからアナログ信号bが電圧計
12−2に供給される。このとき定量計2からの
流量パルス信号がないので上記アナログ信号bの
電圧は低く電圧計12−2の流量増加出力回路1
2−2bから開弁信号cが第2の電磁弁8−2に
供給され、第2の電磁弁8−2が開弁する。従つ
て、第1図中、第2の連通路9−2を介して液圧
室3bの液が二次室3dに導出し、液圧室3bの
液圧が低下する。従つて、弁体5が液圧室3bの
液圧及びバネ7のバネ力に抗して上動し弁部4が
全開状態となる。従つて、第2図中直線Aの如
く、液が定量計2、弁部4を流れ始める。流量パ
ルス信号の周波数の増大と共に2段流量時出力回
路11cからのアナログ信号bの電圧も上昇す
る。
そして、一時間当たりの流量が所定流量Fm3
hとなつたとき、設定流量判定回路12−2aで
アナログ信号bが第2段所定電圧範囲内に達した
ことが判定されて、上記開弁信号cの出力が停止
され、第2の電磁弁8−2は閉弁復帰する。従つ
て、液圧室3bの液圧は一定となり、弁部4は、
く、以後上記全開状態を保持し、第2図中直線B
の如く定量弁1の流量/hは定流量となり、給液
が続行される。この間、流量発信器2aからの流
量パルス信号がプリセツトカウンタ11の給液量
積算回路11aで積算計数される。そしてこの積
算流量が所定積算流量に達するまでの間、次に述
べる如く定流量処理がなされ、上記所定流量F
m3/hが例えば95〜110m3/hの範囲に収まるよ
う制御される。
上記したように流量パルス信号はプリセツトカ
ウンタ11で積算されると共に、2段流量時出力
回路11cから流量パルス信号に基付くアナログ
信号bが電圧計12−2の設定流量判定回路12
−2aに出力されている。そしてここで実際の流
量/hが上記所定流量F(95〜110)m3/hより大
か小かが判定される。もし実際の流量の/h例え
ば90m3/hのときはアナログ信号bの電圧が下
り、上記最小流量よりも小さいから、流量増加出
力回路12−2bから下限警報としての上記開弁
信号cが出力され第2の電磁弁8−2が開弁す
る。そして上記の場合と同様に液圧室3bの液圧
が低下して弁体5が幾分上動し、流量90m3/hの
値は増加する。
そして、上記流量90m3/hが増加して上記最小
流量Fmin.(95m3/h)より大になると、アナロ
グ信号bも前記第2段所定電圧範囲内に達するの
で第1図の開弁信号cが出力停止され、第2の電
磁弁8−2は閉弁復帰する。
又逆に上記実際の流量/hが上記所定流量F
m3/hの最大流量110m3/hよりも大となつて例
えば115m3/hに達したとする。すると、、アナロ
グ信号bの電圧は前記第2段所定電圧範囲の上限
を越えて高くなるので、第1図中、流量減少回路
12−2cから上限警報としての第2の開弁信号
dが出力され、第1の電磁弁8−1が開弁する。
従つて、一次室3cの液圧が第1の連通路9−1
を介して液圧室3bに導入し、液圧室3bの液圧
が上昇し、弁体5が下動開始し弁部4の開度が絞
られ、上記流量115m3/hの値は減少する。
そして、上記流量115m3/hが減少して上記最
大流量Fmax.(110m3/h)より小になると、アナ
ログ信号bが前記第2段所定電圧範囲内の電圧に
なるので第1図の開弁信号dが出力停止され、第
1の電磁弁8−1は閉弁する。かくして、上記動
作が繰返され、実際流量は定流量F(95〜110m3
h)の範囲に収まるように保持される。流量がこ
の範囲に継続的に納まつている場合は電磁弁8−
1,8−2は何れも閉弁している。
次に、第2図中直線Bの状態での給液の続行に
伴い、第1図のプリセツトカウンタ11の積算流
量が所定値に達する。すると、今度は1段流量時
出力回路11bからアナログ信号aが電圧計12
−1に供給される(このとき、アナログ信号bの
出力は停止している)。この場合、アナログ信号
aは設定流量判定回路12−1aにおける第1段
所定範囲の上限よりも高いので、流量減少出力回
路12−1cから開弁信号dが第1の電磁弁8−
1にのみ供給され、これを開弁させる。従つて、
弁部4が全開状態から半開状態となり、同図中直
線Cの如く、液の流量/hが減少し始める。
そして、第2図中、所定流量Gm3/hになつた
ときアナログ信号aは第1段所定電圧範囲内の電
圧になるので、上記開弁信号dの出力が停止さ
れ、第1の電磁弁8−1は閉弁復帰する。従つ
て、液圧室3bの液圧は一定となり、弁部4は以
後上記半開状態を保持し、第2図中直線Dの如く
定量弁1の流量は所定流量Gm3/hとなり、給液
が続行される。
そして、この積算流量が、プリセツトカウンタ
11にプリセツトされた給液量に達するまでの
間、次に述べる如く定流量処理がなされ、上記所
定流量Gm3/hが例えば15〜25m3/hの範囲に収
まるように制御される。
その制御方法は上記定流量Fm3/hを95〜110
m3/hの範囲に保つた場合と全く同様である。即
ち、例えば実際流量/hが最小流量15m3/hより
小になると流量増加出力回路12−1bから開弁
信号cが出力され流量増加方向へ補正され、又実
際流量/hが最大流量25m3/hより大になると、
流量減少出力回路12−1cから開弁信号dが出
力され流量減少方向へ補正される。かくして実際
流量/hは15〜25m3/hの範囲に納まるよう保持
される。実際流量/hが継続的にこの範囲に収ま
つている場合は電磁弁8−1,8−2は何れも閉
弁している。
次に、第2図中直線Dの状態での給液量が全体
としてプリセツトされた給液量即ち定量に達する
と、第1図中プリセツトカウンタ11から所定信
号が出力され、これにより電圧計12−1の流量
減少回路12−1cから開弁信号dが出力され第
1の電磁弁8−1がその間開弁する。従つて弁部
4が上記半開状態から閉弁して全閉状態に戻る。
従つて、第2図中直線Eの如く流量/hが減少し
ゼロとなり、定量給液が終了する。
上記流量弁装置によればプリセツトカウンタ1
1以外には、1個の弁体5及び1個の液圧室3b
を設け、且つ一対の電磁弁8−1,8−2、一対
の連通路9−1,9−2、一対の上下限警報付電
圧計12−1,12−2を設けるのみでよく、そ
の構成及び動作がきわめて簡単であり設置スペー
スも小さくてよい。又計測流量値に基付き単に一
対の電磁弁8−1,8−2を利用して容易に第2
図中直線B,Dの如き定流量状態を保持すること
ができ、容易に定量給液を行なうことができ且つ
その精度を向上しうる。
又、設定流量を変更する際は、電磁弁8−1,
8−2の開弁時間を変えるけで液圧室3bの圧力
を変更して容易に設定流量を変更できる。従つ
て、制御部10からの制御信号による遠隔操作に
より設定流量を変更できる。
尚上記実施例では、定量弁1が開弁時には1段
階で全開状態になつているが、給液液体がガソリ
ン等の所謂白油の場合には、静電気発生防止のた
め、開弁時においても開弁時と同様に二段階に開
弁させるようにしてもよい。
上記実施例では制御部10として、プリセツト
カウンタ11及び一対の電圧計12−1,12−
2(又は電流計)を使用しているが、これに限ら
ずマイコンを使用することもでき、以下その動作
を第3図〜第5図に示すフローチヤートにより説
明する。尚この実施例では、定量弁1を開弁する
際にも二段階に開弁させるようにしている。
第3図中、ステツプ21で全体給液量のプリセ
ツト設定があつたか否かが判定され、設定されて
いる場合にはステツプ22の如く設定された給液
量データが取込まれる。そして操作ボツクスのス
タートスイツチの押動によりステツプ23の如く
給液スタート信号の入来が判別される。これによ
りステツプ24で、定量弁1用の第1段開弁信号
が出力される。
次に、ステツプ25で所定積算流量に達したか
否かが判別され、所定量に達するまでは、ステツ
プ26のプログラムにより第1段定流量処理がな
される。
ステツプ26の詳細を第4図に基付き説明すれ
ば、第4図中、まずステツプ41で流量パルスデ
ータが取込まれ、しかる後ステツプ42において
この流量パルスデータに基付く実際の流量/hが
上記所定流量G(15〜25m3/h)の最小流量15
m3/hより大か否かが判別される。そして実際の
流量/hが給液開始に際しては0m3/hであり、
給液中においても例えば10m3/hのときは上記最
小流量よりも小さいから、ステツプ46の如く、
弁8−2の開弁信号が出力され電磁弁8−2が開
弁する。そして弁体5が上動開始し、流量0m3
h又は10m3/hの値は増加し始める。このプログ
ラムは、第3のステツプ25に直前にリターン
し、上記流量0m3/h又は10m3/hが15m3/hよ
り大となるまで、上記ステツプ41,42,46
が繰返される。
かくして、上記流量0m3/h又は10m3/hが増
加して上記最小流量15m3/hより大になると、第
4図中ステツプ42においてこれが判別され、弁
8−2の開弁信号が出力停止され(第4図中ステ
ツプ43)、電磁弁8−2は閉弁する。
すると、第4図中の次のステツプ44におい
て、今度は上記実際の流量/hが上記所定流量G
m3/hの最大流量25m3/hより小か否かが判別さ
れる。そして上記の如く増加した流量が例えば増
加しすぎて30m3/hに達した場合この流量は上記
最大流量よりも大である。
すると、ステツプ47の如く、弁8−1の開弁
信号が出力され、第1の電磁弁8−1が開弁す
る。従つて、弁体5が下動開始し弁部4の開度が
絞られ、上記流量30m3/hの値は減少し始める。
このフローは、上記ステツプ46の場合と同様
に、上記流量30m3/hが25m3/hより小となるま
で繰返される。
かくして、上記流量30m3/hが減少して上記最
大流量25m3/hより小になると、第4図中ステツ
プ44においてこれが判別され、弁8−1の開弁
信号が出力停止され(第4図中ステツプ45)、
電磁弁8−1は閉弁する。かくして、上記第1段
定流量処理26の各ステツプが繰返され、実際流
量/hは所定流量G(15〜25m3/h)の範囲に収
まるよう保持される。
次に、第2図中、直線Hでの給液に伴い積算流
量が所定流量に達すると、これが第3図中ステツ
プ25で判別され、ステツプ27の如く定量弁装
置1用の第2段開弁信号が出力され、ステツプ2
8で、積算流量が所定積算量に達するまではステ
ツプ29のプログラムにより第2段定流量処理が
なされる。
ステツプ29の詳細は、第5図に示されている
が、手順は第4図のステツプ26の場合と全く同
様である。即ち、例えば実際流量/hが最小流量
95m3/hより小の場合はステツプ56を介して流
量増加方向へ補正され、又最大流量110m3/hよ
り大の場合はステツプ57を介して流量減少方向
へ補正される。そして、基本的にはステツプ5
2,53,54,55を経由して所定流量F(95
〜110m3/h)の範囲に収まるよう保持される。
次に、第3図中ステツプ28で所定積算流量に
達したことが判別されると、ステツプ30の如く
定量弁1用の第2段開弁信号が出力停止する。
これ以後、第3図中、ステツプ31で全体の積
算流量がプリセツト設定された給液量、即ち定量
に達したか否かが判別され、定量に達しない場合
はステツプ32(第4図に詳しく示す)により上
記ステツプ26の場合と全く同様にして第1設定
流量処理がなされる。
そして、第3図中ステツプ31で給液量が定量
に達したことが判別されると、ステツプ33の如
く第1段開弁信号が出力停止する。そして、ステ
ツプ34で電磁弁8−1が所定時間のみ開弁し
て、定量弁装置1が全閉し、定量給液が終了す
る。
尚、上記実施例では定量弁装置を2段閉弁する
ものとして説明したが、2段以上の多段開弁ある
いは多段閉弁する装置にも適用できるのは勿論で
ある。
考案の効果 上述の如く、本考案になる定量弁装置によれ
ば、定量弁としては一の弁体、及び一の液圧室の
みを設け、液圧室とラインの上流側及び下流側と
を夫々接続する一対の連通路に各第1及び第2の
電磁弁を設け、この一対の電磁弁を逐次開閉制御
することのみにより定量弁の多段閉弁をさせると
共に、各弁開状態において流体の流量値を所定範
囲内に収まるよう制御しているため、定量弁の構
成及び動作がきわめて容易であり設置スペースも
低減しえ、又上記各弁開状態における定流量制御
を容易に行ないうると共に、定流量精度を向上し
うる。さらに本考案は、第1の電磁弁又は第2の
電磁弁のいずれか一方を開弁して、弁体の動作制
御用の液圧室に一次圧力又は二次圧力を導入し、
液圧室内の圧力を制御することにより、弁体を動
作させることができるため、設定流量を変更する
際は制御部により第1,2の電磁弁の開弁時間を
変えるだけ液圧室の圧力を変更して設定流量を変
更できる。そのため、作業者が設置現場まで出向
かずとも遠隔操作により設定流量を変更でき、し
かも第1,2の電磁弁の開閉のタイミングを変え
るだけの簡単な構成で実現できる等の特長を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる定量弁装置の一実施例の
概略構成図、第2図は上記装置による単位時間当
りの給液流量の変化を示す図、第3図〜第5図は
上記装置の他の実施例の制御部のフローチヤート
図である。 1……定量弁、2……定量計、3b……液圧
室、4……弁部、5……弁体、6……ダイアフラ
ム、8−1,8−2……電磁弁、9−1,9−2
……連通路、10……制御部、11……プリセツ
トカウンタ、12−1,12−2……電圧計、2
6,32……第1段定流量処理ステツプ、29…
…第2段定流量処理ステツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 給液ライン中に定量弁及び定量計が配され、該
    定量計から計測された積算流量が所定積算流量に
    達すると出力される制御信号に基付いて該定量弁
    の弁開状態が多段階に変化して多段開弁あるいは
    多段閉弁する定量弁装置において、 前記定量計に備えられ、前記給液ラインを流れ
    る流量に応じた流量パルスを出力する流量発信器
    と、 前記定量弁の弁体の動作制御用の液圧室と前記
    給液ラインの該定量弁の弁体より上流側部分との
    間を連通する第1の連通路と、 該第1の連通路に配された第1の電磁弁と、 前記液圧室と前記給液ラインの前記定量弁の弁
    体より下流側部分との間を連通する第2の連通路
    と、 該第2の連通路に配された第2の電磁弁と、 前記流量発信器から出力される流量パルスに基
    づき前記定量弁を通過する液体の流量値を求め、
    前記定量弁を通過する液体の流量値が設定された
    前記各弁開状態に夫々対応する所定流量範囲より
    大のとき前記第1の電磁弁を開弁させる信号を出
    力し、その後前記所定流量範囲内となつたときに
    は前記第1の電磁弁を開弁する信号の出力を停止
    し、且つ該流量値が設定された弁開状態に夫々対
    応する所定流量範囲より小のとき前記第2の電磁
    弁を開弁させる信号を出力し、その後前記所定流
    量範囲内となつたとき前記第2の電磁弁を開弁さ
    せる信号の出力を停止する制御部とを設けた構成
    としてなる定量弁装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4320611Y1 (ja) * 1965-07-10 1968-08-30
JPS4943088A (ja) * 1972-08-30 1974-04-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4320611Y1 (ja) * 1965-07-10 1968-08-30
JPS4943088A (ja) * 1972-08-30 1974-04-23

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JPS60101499U (ja) 1985-07-10

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