JP2001208578A - 流量測定装置 - Google Patents

流量測定装置

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JP2001208578A
JP2001208578A JP2000020037A JP2000020037A JP2001208578A JP 2001208578 A JP2001208578 A JP 2001208578A JP 2000020037 A JP2000020037 A JP 2000020037A JP 2000020037 A JP2000020037 A JP 2000020037A JP 2001208578 A JP2001208578 A JP 2001208578A
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flow rate
passage
fluid
valve
flow
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JP2000020037A
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Toshihiko Suzuki
年彦 鈴木
Tomiisa Yamashita
富功 山下
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計測精度を低下させることなく、広範囲で流
量を計測することができる流量測定装置を提供する。 【解決手段】 高流量用通路205と低流量用通路20
4をバイパスする分岐通路200Bを設け、流量が設定
流量より低い状態から高い状態に変化したことが検出さ
れて、パイロット弁制御手段3a2によってパイロット
弁230が弁開されると、伝達通路224から差圧弁2
23の下流側に流体が流れる。そして、差圧弁223の
上流側の流体と下流側の流体とに差圧が生じると、差圧
弁223が弁開する。また、パイロット弁230が開状
態に変化すると、流量計測手段3a1によって、分岐通
路200Bを通過する流体の流量に応じた補正値に基づ
いて、測定した流量を補正し、この補正した値を流量と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にガスなどの
流体の流量を測定する流量測定装置に関し、より詳細に
は、高流量用通路と低流量用通路とが並列に設けられた
流体流路における流体の流量を測定する流量測定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば都市ガス等の集団ガス供給設備に
おいては、各戸に設置されたガスメータによってガス使
用量が計測、表示されるが、近年では、漏洩検出機能と
のリンクを図るためや、計測精度の向上を図るため等の
理由から、在来の膜式のガス流量測定機構に代えて、超
音波式やフルイディック式、フロー式等の電気的に流量
を測定するセンサが測定手段として多用されている。
【0003】しかし、上述したセンサには、その仕様上
の制約から、高い精度で流量を測定できる範囲に限界が
あり、そのため、微少流量から大流量までの広い範囲を
測定範囲とするガスメータにおいては、単一の流量セン
サによって全測定範囲に亘り高い精度で流量を測定する
ことが困難であるという不具合がある。
【0004】そのため、ガス流路上にてセンサによりガ
スの流量を測定するに当たり、比較的高流量において計
測精度の高いセンサと比較的低流量において計測精度の
高いセンサとを使い分けるようにすると、広い範囲で計
測精度の向上を図ることができるので、非常に有用であ
る。
【0005】そこで従来から、高流量用通路に対して低
流量用通路を分岐合流させた部分をガス流路中に設け
て、特にガスの流量が少ない場合には、高流量用通路の
弁体を閉じて低流量用通路にしかガスが流れないように
するという、上述したセンサの使い分けを可能とするの
に有用な技術が既に知られている。
【0006】例えば、ダイヤフラムの両面に作用するダ
イヤフラムの上流側のガス圧力とダイヤフラムの下流側
のガス圧力との差の変化により、ダイヤフラムを上下に
変位させ、このダイヤフラムの上下変位をリンク機構に
より水平方向の直線往復運動に変換すると共に、弁体の
中央に連結された作動部材を水平方向に移動可能に支持
させ、リンク機構により変換された水平方向の直線往復
運動を作動部材に伝達することで、高流量用通路の弁座
に対して弁体を開閉駆動させるようにしている。
【0007】そして、高流量用通路に対して低流量用通
路を分岐合流させた部分をガス流路中に設けるという思
想を利用して、比較的高流量において計測精度の高いセ
ンサと比較的低流量において計測精度の高いセンサとを
使い分けるようにすることを可能とした提案を、本出願
人は過去に、例えば特願平10−359596号等にお
いて既に行っている。
【0008】ちなみに、この特願平10−359596
号では、比較的低流量において計測精度の高い低流量用
センサにより低流量用通路を通過するガスの流量を計測
すると共に、比較的高流量において計測精度の高い高流
量用センサにより、ガス流路のうち高流量用通路及び低
流量用通路が並設されている部分よりも上流側の部分を
通過するガスのうち一部のガスの流量を計測している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した本出願人の過
去の提案は、低流量域から高流量域までの広い範囲にお
いて精度よくガスの流量を測定することができる点で非
常に有用であるが、さらに広い範囲でガスの流量を測定
しようとすると、そのガスメータにおける最大容量に沿
った圧力損失を満足させるために、高流量用通路の断面
積を広げるなどの対策をする必要があった。
【0010】しかしながら、単純に高流量用通路の断面
積を広げると、例えば、流速を計測し、流量に換算する
方式の一般的な電子化ガスメータにおいては、流路を広
げると同一流量では計測部分での流速が下がるため、特
に低い流量域では精度の高い計測ができなくなり、高流
量域の低い流量での検出精度を下げてしまうという不具
合が生じてしまう。
【0011】よって本発明は、上述した問題点に鑑み、
計測精度を低下させることなく、広範囲で流量を計測す
ることができる流量測定装置を提供することを課題とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明によりなされた請求項1記載の流量測定装置は、
図1の第1の基本構成図に示すように、高流量用通路2
05と低流量用通路204とが並列に設けられた流体流
路における流体の流量の増減に応じて前記高流量用通路
205に介設された弁体203を開閉させ、前記弁体2
03の閉弁状態にあっては、低流量計測手段201が出
力する前記低流量用通路204を流れる流体の流量に応
じた低流量信号の値に基づいて、かつ、前記弁体203
の開弁状態にあっては、高流量計測手段202が出力す
る前記高流量用通路205を流れる流体の流量に応じた
高流量信号の値に基づいて、流量計測手段3a1によっ
て前記流体流路における流体の流量を測定する流量測定
装置において、前記高流量用通路205と前記低流量用
通路204をバイパスし、前記低流量用通路204の最
大流量よりも高い最大流量での前記流体の通過を可能と
する分岐通路200Bと、前記分岐通路200Bの所定
箇所に介在し、該所定箇所の上流側の流体と下流側の流
体との差圧に基づいて前記分岐通路200Bを開閉する
差圧弁223と、前記差圧弁223をバイパスし、前記
差圧弁223の下流側に前記分岐通路200Bの最大流
量よりも低い最大流量での前記流体の通過を可能とする
伝達通路224と、前記伝達通路224に介在し、前記
伝達通路224を開閉するパイロット弁230と、前記
パイロット弁230を開閉する条件である設定流量を記
憶する設定流量記憶手段5と、前記流量計測手段3a1
にて測定した前記流量と前記設定流量記憶手段5が記憶
している前記設定流量とに基づいて、前記流量が前記設
定流量より低い状態から高い状態に変化したことを検出
したとき、かつ、前記流量が前記設定流量より高い状態
から低い状態に変化したことを検出したとき、該検出し
た変化に応じた開閉状態に前記パイロット弁230の開
閉を制御するパイロット弁制御手段3a2と、を備え、
前記流量計測手段3a1は、前記パイロット弁230が
開状態に変化すると、前記分岐通路200Bを通過する
前記流体の流量に応じた補正値に基づいて、測定した前
記流量を補正し、該補正した値を前記流量とすることを
特徴とする。
【0013】上記請求項1に記載した本発明の流量測定
装置によれば、計測した流量が設定流量より低い状態か
ら高い状態に変化したことが検出されて、パイロット弁
制御手段3a2によってパイロット弁230が弁開され
ると、伝達通路224から差圧弁223の下流側に流体
が流れる。そして、差圧弁223の上流側の流体と下流
側の流体とに差圧が生じると、差圧弁223が弁開す
る。また、パイロット弁230が開状態に変化すると、
流量計測手段3a1によって、分岐通路200Bを通過
する流体の流量に応じた補正値に基づいて、測定した流
量が補正され、この補正された値が流量となる。
【0014】よって、高流量用通路205と低流量用通
路204をバイパスする分岐通路200Bが設けられ、
高流量用通路205と低流量用通路204を流れる流体
の流量が、設定流量より低い状態から高い状態に変化し
たことを検出すると、分岐通路200Bにおける流体の
通過が可能となり、測定した流量は分岐通路200Bを
通過する流体の流量に応じた補正値に基づいて補正され
るので、低流量域から高流量域までの広い範囲に、分岐
通路200Bを流れる流量の範囲を追加することとな
る。従って、流量が設定流量より低い状態から高い状態
に変化すると、分岐通路200Bにおける流体の通過が
可能となることで、圧力損失を下げられることが可能と
なるため、さらに広い範囲で流量を精度良く計測するこ
とができる。
【0015】上記課題を解決するためになされた請求項
2記載の発明は、図1の第1の基本構成図に示すよう
に、請求項1に記載の流量測定装置において、前記設定
流量は、前記パイロット弁230を弁開する条件である
弁開流量と、前記パイロット弁230を弁閉する条件で
あり、かつ前記弁開流量よりも低い流量である弁閉流量
とを有して構成することを特徴とする。
【0016】上記請求項2に記載した本発明の流量測定
装置によれば、パイロット弁制御手段3a2によって、
流量が弁開流量より低い状態から高い状態に変化したこ
とを検出したときにパイロット弁230の弁開、また、
流量が前記弁閉流量より高い状態から低い状態に変化し
たことを検出したときにパイロット弁230の弁閉がそ
れぞれ制御される。
【0017】よって、パイロット弁230を弁閉する条
件である弁閉流量を、弁開する条件である弁開流量より
も小さく設定することで、パイロット弁230の開閉動
作にヒステリシスを持たせているため、例えば、設定流
量付近で動作する燃焼器が設置されて設定流量を上下す
る流量が連続して計測されても、パイロット弁230の
開閉が繰り返されることがなくなる。従って、パイロッ
ト弁230が開閉を繰り返すことがなくなるので、計測
精度をより一層向上させることができるとともに、流量
測定装置における低消費電力化を図ることができる。
【0018】上記課題を解決するためになされた請求項
3記載の発明は、図1の第1の基本構成図に示すよう
に、請求項1又は2に記載の流量測定装置において、前
記差圧弁223の上流側に、前記分岐通路200Bを流
れる流体の流量に応じた分岐流量信号を出力する分岐流
量計測手段222をさらに備え、前記流量計測手段3a
1は、前記パイロット弁230が開状態のとき、前記分
岐流量計測手段222が出力した前記分岐流量信号に応
じた補正値に基づいて、測定した前記流量を補正するこ
とを特徴とする。
【0019】上記請求項3に記載した本発明の流量測定
装置によれば、パイロット弁230が開状態のとき、分
岐流量計測手段222にて分岐通路200Bを流れる流
体の流量に応じた分岐流量信号が出力されると、この出
力された分岐流量信号に応じた補正値に基づいて測定し
た流量が、流量計測手段3a1によって補正される。よ
って、分岐流量計測手段222が計測した分岐通路20
0Bを通過する流量が、高流量用通路205及び低流量
用通路204を計測した流量に補正値として反映される
ため、流量計測手段3a1にて計測する流量の精度を向
上させることができる。従って、流量測定装置における
高流量域での計測精度をより一層向上させることができ
る。
【0020】上記課題を解決するため本発明によりなさ
れた請求項4記載の流量測定装置は、図2の第2の基本
構成図に示すように、高流量用通路205と低流量用通
路204とが並列に設けられた流体流路における流体の
流量の増減に応じて前記高流量用通路205に介設され
た弁体203を開閉させ、前記弁体203の閉弁状態に
あっては、低流量計測手段201が出力する前記低流量
用通路204を流れる流体の流量に応じた低流量信号の
値に基づいて、かつ、前記弁体203の開弁状態にあっ
ては、高流量計測手段202が出力する前記高流量用通
路205を流れる流体の流量に応じた高流量信号の値に
基づいて、流量計測手段3a1によって前記流体流路に
おける流体の流量を測定する流量測定装置において、前
記高流量用通路205と前記低流量用通路204をバイ
パスし、前記低流量用通路204の最大流量よりも高い
最大流量での流体の通過を可能とする分岐通路200B
と、前記分岐通路200Bの所定箇所に介在し、前記弁
体203が開状態へ変化した後に、該所定箇所の上流側
の流体と下流側の流体との差圧に基づいて弁を開状態に
変化する差圧弁223と、前記差圧弁223をバイパス
し、前記差圧弁223の下流側に前記分岐通路200B
の最大流量よりも低い最大流量でのガスの通過を可能と
する伝達通路224と、前記差圧弁223の上流側に、
前記分岐通路200Bを流れる流体の流量に応じた分岐
流量信号を出力する分岐流量計測手段222と、を備
え、前記流量計測手段3a1は、前記分岐流量計測手段
222が出力した前記分岐流量信号に応じた値を補正値
として測定した前記流量を補正し、該補正した値を前記
流量とすることを特徴とする。
【0021】上記請求項4に記載した本発明の流量測定
装置によれば、差圧弁223が閉状態のときに、分岐通
路200Bに流れる流体は、伝達通路224から差圧弁
223の下流側に流体が流れる。そして、高流量用通路
205の弁体203が開状態に変化した後に、分岐通路
200Bの差圧弁223の上流側の流体と下流側の流体
とに差圧が生じると、差圧弁223が弁開する。また、
分岐流量計測手段222にて分岐通路200Bを流れる
流体の流量に応じた分岐流量信号が出力されると、この
出力された分岐流量信号に応じた補正値に基づいて、流
量計測手段3a1によって測定した流量が補正され、こ
の補正された値が流量となる。
【0022】よって、高流量用通路205と低流量用通
路204をバイパスする分岐通路200Bが設けられ、
高流量用通路205と低流量用通路204を流れる流体
の流量が、分岐流量計測手段222が出力した分岐通路
200Bを流れる流体の流量に応じた分岐流量信号に応
じた値を補正値として補正されるので、低流量域から高
流量域までの広い範囲に、分岐通路200Bを流れる流
量の範囲を追加することとなる。従って、高流量用通路
205の弁体203が開状態に変化した後に、差圧弁2
23の上流側の流体と下流側の流体とに差圧が生じて差
圧弁223が弁開されることで、圧力損失を下げること
が可能となるため、さらに広い範囲で流量を精度良く計
測することができる。
【0023】上記課題を解決するため本発明によりなさ
れた請求項5記載の流量測定装置は、図3の第3の基本
構成図に示すように、高流量用通路205と低流量用通
路204とが並列に設けられた流体流路における流体の
流量の増減に応じて前記高流量用通路205に介設され
た弁体203を開閉させ、前記弁体203の閉弁状態に
あっては、低流量計測手段201が出力する前記低流量
用通路204を流れる流体の流量に応じた低流量信号の
値に基づいて、かつ、前記弁体203の開弁状態にあっ
ては、高流量計測手段202が出力する前記高流量用通
路205を流れる流体の流量に応じた高流量信号の値に
基づいて、流量計測手段3a1によって前記流体流路に
おける流体の流量を測定する流量測定装置において、前
記高流量用通路205と前記低流量用通路204をバイ
パスし、前記低流量用通路204の最大流量よりも高い
最大流量での流体の通過を可能とする分岐通路200B
と、前記分岐通路200Bの所定箇所に介在し、前記弁
体203が開状態へ変化した後に、該所定箇所の上流側
の流体と下流側の流体との差圧に基づいて弁を開状態に
変化する差圧弁223と、前記差圧弁223をバイパス
し、前記差圧弁223の下流側に前記分岐通路200B
の最大流量よりも低い最大流量でのガスの通過を可能と
する伝達通路224と、前記差圧弁223の閉状態から
開状態、及び開状態から閉状態への弁状態の変化を検出
する変化検出手段240と、を備え、前記流量計測手段
3a1は、前記変化検出手段240が閉状態から開状態
への変化を検出すると、前記変化検出手段240が開状
態から閉状態への変化を検出するまで、予め定めた前記
分岐通路200Bを通過する前記流体の流量に応じた補
正値に基づいて、測定した前記流量を補正し、該補正し
た値を前記流量とすることを特徴とする。
【0024】上記請求項5に記載した本発明の流量測定
装置によれば、差圧弁223が閉状態のときに、分岐通
路200Bに流れる流体は、伝達通路224から差圧弁
223の下流側に流体が流れる。そして、高流量用通路
205の弁体203が開状態に変化した後に、分岐通路
200Bの差圧弁223の上流側の流体と下流側の流体
とに差圧が生じると、差圧弁223が弁開する。そし
て、変化検出手段240によって差圧弁223が閉状態
から開状態へ変化したことが検出されると、変化検出手
段240が差圧弁223の開状態から閉状態への変化を
検出するまで、流量計測手段3a1によって分岐通路2
00Bを通過する流体の流量に応じた補正値に基づい
て、測定した流量が補正され、この補正された値が流量
となる。
【0025】よって、高流量用通路205と低流量用通
路204をバイパスする分岐通路200Bが設けられ、
分岐通路200Bの差圧弁223の上流側の流体と下流
側の流体とに差圧によって差圧弁223が弁開したこと
を検出すると、高流量用通路205と低流量用通路20
4を流れる流体の流量が、分岐通路200Bを通過する
流体の流量に応じた補正値に基づいて補正されるので、
低流量域から高流量域までの広い範囲に、分岐通路20
0Bを流れる流量の範囲を追加することとなる。従っ
て、高流量用通路205の弁体203が開状態に変化し
た後に、差圧弁223の上流側の流体と下流側の流体と
に差圧が生じて差圧弁223が弁開されることで、圧力
損失を下げることが可能となるため、さらに広い範囲で
流量を精度良く計測することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る流量測定装置
の一実施の形態を、図4〜図6の図面を参照して説明す
る。
【0027】ここで、図4は本発明の一実施形態に係る
流量測定装置の概略構成を一部断面で示す説明図であ
り、図5は図4のCPUが行う処理概要の一例を示すフ
ローチャートであり、図6は流量と圧力損失との相関関
係を示す図である。
【0028】図4において、流量測定装置は、ガスメー
タ本体2、マイクロコンピュータ(μCOM)3、及
び、不揮発性メモリ(NVM)5を有して構成してい
る。
【0029】ガスメータ本体2は、ガスが流入される入
口Xと、ガスが流出される出口Yと、入口Xから連なる
流体流路を主通路200Aと分岐通路200Bに分岐す
る隔壁200と、主通路200Aに連なる圧力室Aと、
出口Yに連なる圧力室Cと、これら圧力室A及び圧力室
C間を個別に並列接続する圧力室B及び圧力室Dと、圧
力室B及び圧力室C間を開閉する弁体203と、圧力室
B及び圧力室D内のガスの圧力差に応じて往復変位する
ダイヤフラム207と、このダイヤフラム207の変位
を弁体203に開閉用の動力として伝達するリンク機構
206とを有している。
【0030】ガスメータ本体2はさらに、分岐通路20
0Bに連なる圧力室Eと、圧力室Cに連なる圧力室G
と、これら圧力室E及び圧力室G間を個別に並列接続す
る圧力室F及び圧力室Hと、圧力室F及び圧力室G間を
開閉する弁体223と、圧力室F及び圧力室H内のガス
の圧力差に応じて往復変位するダイヤフラム227と、
このダイヤフラム227の変位を弁体203に開閉用の
動力として伝達するリンク機構226とを有している。
【0031】なお、図4中210は圧力室Dと圧力室C
との間を開閉する遮断弁、211はガス漏洩の発生時等
に遮断弁210を強制閉弁させる電磁ソレノイド、23
0は圧力室Hと圧力室Gとの間を開閉するパイロット
弁、231は圧力室Hから圧力室Gにガスを流すときに
通常が弁閉状態のパイロット弁230を強制に弁開させ
る電磁ソレノイドを各々示す。
【0032】また、圧力室Aと圧力室Dとの接続部に
は、筒状の通路を構成しこの通路内を通過するガスの流
量を計測する低流量用流量センサ201(低流量計測手
段に相当)が設けられており、主通路200Aの入口に
は、ここを通過するガスを主流路202Bと測定用副流
路202Aとの二手に分ける導入管202Cが接続され
ていて、このうち測定用副流路202Aには、この測定
用副流路202Aを通過するガスの流量を計測する高流
量用流量センサ202(高流量計測手段に相当)が設け
られている。
【0033】分岐通路200Bの入口には、ここを通過
するガスを主流路222Bと測定用副流路222Aとの
二手に分ける導入管222Cが接続されていて、このう
ち測定用副流路222Aには、この測定用副流路222
Aを通過するガスの流量を計測する分岐流量用流量セン
サ222(分岐流量計測手段に相当)が設けられてい
る。
【0034】主通路200Aにおいて、弁体203が閉
状態の場合、入口Xから出口Yに向かうガスの流路が、
圧力室A→圧力室D→圧力室Cを経由する低流量用通路
204の1経路のみとなるため、主通路200Aを流れ
る全てのガスが、導入管202C及び低流量用センサ2
01を通過することになる。また、弁体203が開状態
の場合は、入口Xから出口Yに向かうガスの流路が、上
述した低流量用通路204に、圧力室A→圧力室B→圧
力室Cを経由する高流量用通路205を加えた2経路と
なるため、主通路200Aを流れる全てのガスが、全て
のガスが導入管202Cを通過することになる。
【0035】分岐通路200Bにおいて、パイロット弁
230が開状態の場合、入口Xから出口Yに向かうガス
の流路が、圧力室E→圧力室H→圧力室Gを経由する伝
達通路224の1経路のみとなる。また、パイロット弁
230が開状態、かつ、弁体223が開状態の場合は、
入口Xから出口Yに向かうガスの流路が、上述した伝達
通路224に、圧力室E→圧力室F→圧力室Gを経由す
る分岐主通路225を加えた2経路となる。そして、分
岐通路200Bを流れる全てのガスが、全てのガスが導
入管222Cを通過することになる。
【0036】なお、本実施形態では、低流量用流量セン
サ201及び高流量用流量センサ202、並びに分岐流
量用流量センサ222のいずれも、超音波振動子を有す
る一対の送受波器を備えた超音波式センサにより構成さ
れており、低流量用流量センサ201が計測流量に応じ
た信号レベルで出力する低流量信号や、高流量用流量セ
ンサ202が計測流量に応じた信号レベルで出力する高
流量信号や、分岐流量用流量センサ222が計測流量に
応じた信号レベルで出力する分岐流量信号は、所定のサ
ンプリング周期毎にμCOM3によりサンプリングされ
て、このサンプリング周期の間に入口Xから出口Yに向
けて流れるガスの流量、即ち、時間流量をμCOM3が
割り出すために用いられる。
【0037】ダイヤフラム207は、上述した時間流量
が所定の標準流量以下となる程、入口Xから出口Yに向
けて流れるガスの流量が低いと、圧力室Dに連なる低流
量圧力室213内のガス圧力と圧力室Bに連なる高流量
圧力室214内のガス圧力との圧力差が小さくなるた
め、スプリング208のばね荷重により図4中下方に変
位する。
【0038】これに対し、上述した時間流量が標準流量
を上回る程、入口Xから出口Yに向けて流れるガスの流
量が高いと、低流量圧力室213内のガス圧力を高流量
圧力室214内のガス圧力が大きく上回って両者の圧力
差が大きくなるため、ダイヤフラム207はスプリング
208のばね荷重に抗して図4中上方に変位する。
【0039】リンク機構206は、ダイヤフラム207
が図4中下方に変位すると弁体203を図4中右方に変
位させて圧力室B及び圧力室C間を閉状態とし、ダイヤ
フラム207が図4中上方に変位すると弁体203を図
4中左方に変位させて圧力室B及び圧力室C間を図4に
示す開状態とする。
【0040】また、ダイヤフラム227は、パイロット
弁230が閉状態のときは、圧力室Hに連なる下流圧力
室233内のガス圧力と圧力室Fに連なる上流圧力室2
34内のガス圧力とに圧力差が生じないため、スプリン
グ228のばね荷重により図4中下方に変位する。
【0041】これに対し、パイロット弁230が弁開状
態に変化すると、圧力室Hから圧力室Gに向けてガスが
流れるため、下流圧力室233内のガス圧力を上流圧力
室234内のガス圧力が大きく上回って両者の圧力差が
大きくなり、ダイヤフラム227はスプリング228の
ばね荷重に抗して図4中上方に変位する。
【0042】リンク機構226は、ダイヤフラム227
が図4中下方に変位すると弁体223を図4中右方に変
位させて圧力室F及び圧力室G間を閉状態とし、ダイヤ
フラム227が図4中上方に変位すると弁体223を図
4中左方に変位させて圧力室F及び圧力室G間を図4に
示す開状態とする。
【0043】μCOM3は、中央処理ユニット(CP
U)3aと、読み出し書き込み自在のメモリ(RAM)
3bと、プログラムや固定データを格納した読み出し専
用のメモリ(ROM)3cとで構成されており、このμ
COM3には、ガスメータ本体2の低流量用流量センサ
201、高流量用流量センサ202、分岐流量用流量セ
ンサ222、電磁ソレノイド211,231、並びに、
流量などを表示する表示部212と、不揮発性メモリ
(NVM)5とが接続されている。
【0044】RAM3bには、データエリア及び各種処
理作業に用いるワークエリアがあり、このワークエリア
には、各種フラグエリア、バッファエリア等が設けられ
ている。ROM3cには、CPU3aに各種処理動作を
行わせるための制御プログラムが格納されている。
【0045】NVM5には、入口Xから出口Yに向かう
ガスの流量を割り出すために高流量用センサ202から
の高流量信号の値に乗じる、高流量信号の値によって段
階的に値が異なる複数の流量算出係数からなる流量算出
係数群や、パイロット弁230を開閉する条件である設
定流量などが記憶格納されている。
【0046】なお、本実施の形態のNVM5には、設定
流量として、パイロット弁230を弁開する条件である
弁開流量Q’(例えば、50[m3/h])、パイロッ
ト弁230を弁閉する条件である弁閉流量Q”(例え
ば、40[m3/h])が記憶格納されている。よっ
て、以上の説明からも明らかなように、NVM5が特許
請求の範囲に記載の設定流量記憶手段として機能してい
る。
【0047】次に、図4に示すCPU3aが行う本発明
に係る処理概要の一例を、図5に示すフローチャートを
参照して以下に説明する。
【0048】図5において、電源部(不図示)から電力
が供給されてCPU3aが起動されることで、ステップ
S1において、初期処理が実行されると、RAM3bの
各種格納エリアに初期値が格納され、その後ステップS
2に進む。
【0049】ステップS2において、流量Q計測処理が
実行されることで、低流量用流量センサ201が出力し
た低流量信号、及び高流量用流量センサ202が出力し
た高流量信号に基づいて、各通路の断面積とサンプリン
グ周期とにより定まる所定の流量換算係数を乗じて、サ
ンプリング周期の間に入口Xから出口Yに向かって流れ
たガスの流量Qが計測されてRAM3bに格納されると
ともに、流量Qは表示部212に出力され、その後ステ
ップS3に進む。そして、表示部212に流量Qが表示
される。
【0050】ステップS3において、RAM3bに格納
している計測した流量Qが、NVM5に格納されている
弁開流量Q’(例えば、50[m3/h])以上となっ
たか否かが判定される。流量Qが弁開流量Q’以上では
ない、つまり、流量Qが弁開流量Q’より小さいと判定
された場合は(ステップS3でN)、ステップS2に戻
り、一連の処理を繰り返すこととなる。一方、流量Qが
弁開流量Q’以上であると判定された場合は(ステップ
S3でY)、ステップS4に進む。
【0051】ステップS4において、パイロット弁開処
理が実行されることで、電磁ソレノイド231に弁開信
号が出力され、その後ステップS5に進む。そして、出
力された弁開信号に応じて、電磁ソレノイド231によ
ってパイロット弁230が弁開される。
【0052】ステップS5において、流量q計測処理が
実行されることで、ステップS2と同様に、流量用流量
センサ201が出力した低流量信号、及び高流量用流量
センサ202が出力した高流量信号に基づいて流量Qが
計測されるとともに、分岐流量用流量センサ222が出
力する分岐流量信号に基づいて、分岐通路200Bを流
れる流量qが計測され、流量Qと流量qがRAM3bに
それぞれ格納され、その後ステップS6に進む。
【0053】ステップS6において、流量Q補正処理が
実行されることで、分岐通路200Bを流れる流量qを
補正値とし、この流量qが低流量用流路204及び高流
量用流路205を流れる流量Qに加算される(流量Q=
流量Q+流量q)ことで流量Qが補正され、この補正さ
れた流量QがRAM3bに格納されるとともに、流量Q
が表示部212に出力され、その後ステップS7に進
む。そして、表示部212に流量Qが表示される。
【0054】ステップS7において、RAM3bに格納
されている流量Qが、NVM5に格納されている弁閉流
量Q”(例えば、40[m3/h])以下となったか否
かが判定される。流量Qが弁閉流量Q”以下ではない、
つまり弁開流量Q”より大きいと判定された場合は(ス
テップS7でN)、ステップS5に戻り、一連の処理を
繰り返すこととなる。一方、流量Qが弁閉流量Q”以下
であると判定された場合は(ステップS7でY)、ステ
ップS8に進む。
【0055】ステップS8において、パイロット弁閉処
理が実行されることで、電磁ソレノイド231に弁閉信
号が出力され、その後ステップS2に戻り、一連の処理
を繰り返すこととなる。そして、出力された弁閉信号に
応じて、電磁ソレノイド231によってパイロット弁2
30が弁閉される。
【0056】以上の説明から、ステップS2、S5、並
びにS6によって流量を計測し、ステップS4及びS8
でパイロット弁230の開閉を制御していることからも
明らかなように、CPU3aが、特許請求の範囲に記載
の流量計測手段、及びパイロット弁制御手段としてそれ
ぞれ機能している。
【0057】次に、上述した構成による実施の形態の動
作(作用)の一例を、図面を参照して説明する。なお、
図6の縦軸は圧力損失、横軸は入口Xから出口Yに向か
って流れる流量をそれぞれ示しており、実線A及び破線
A’は本実施の形態、1点破線Bは従来、2点破線Cは
他の実施の形態における流量と圧力損失との相関関係を
示している。
【0058】入口Xから出口Yに向かって流れるガスが
少ないときは、弁体203が閉状態であるので、主通路
200Aの低流量用流路204のみをガスが流れるた
め、低流量用流量センサ201が出力した低流量信号に
基づいて流量Qが計測される(ステップS2)。
【0059】入口Xから出口Yに向かって流れるガスが
増加すると、低流量圧力室213内のガス圧力を高流量
圧力室214内のガス圧力が大きく上回って両者の圧力
差が大きくなり、弁体203が弁開状態に変化するの
で、主通路200Aの低流量用流路204及び高流量用
通路205の双方をガスが流れるため、低流量用流量セ
ンサ201が出力した低流量信号、及び高流量用流量セ
ンサ202が出力する高流量信号に基づいて流量Qが計
測される(ステップS2)。
【0060】そして、入口Xから出口Yに向かって流れ
るガスがさらに増加して、計測した流量Qがパイロット
弁230を弁開する条件である弁開流量Q’以上となる
と、パイロット弁230が弁開される(ステップS
4)。そして、このパイロット弁230が開状態に変化
したことで、下流圧力室233内のガス圧力を上流圧力
室234内のガス圧力が大きく上回って両者の圧力差が
大きくなると、弁体223(差圧弁)が閉状態から開状
態に変化するので、分岐通路200Bの伝達通路224
と分岐主通路225をガスが流れるようになる。
【0061】その結果、低流量用流路204及び高流量
用通路205を計測した流量Qに、分岐通路200Bを
流れる流量qが補正値として加算されることで、低流量
用流路204、高流量用通路205に分岐通路200B
を流れる流量qが加算された流量Qが計測される(ステ
ップS5〜S6)。
【0062】また、入口Xから出口Yに向かって流れる
ガスが減少して、計測した流量Qがパイロット弁230
を弁閉する条件である弁閉流量Q”以下となると、パイ
ロット弁230が弁閉されることで(ステップS8)、
分岐通路200Bに流れるガスが遮断されるため、低流
量用流量センサ201が出力した低流量信号、及び高流
量用流量センサ202が出力する高流量信号に基づいて
流量Qが計測されるようになる(ステップS2)。
【0063】以上説明したように、主通路200Aを流
れる流量が、設定流量である弁開流量Q’より低い状態
から高い状態に変化したことが検出されて、CPU(パ
イロット弁制御手段)3aによってパイロット弁230
が弁開されると、伝達通路224から弁体(差圧弁)2
23の下流側に流体が流れる。そして、弁体(差圧弁)
223の上流側の流体と下流側の流体とに差圧が生じる
と、弁体(差圧弁)223が弁開する。また、パイロッ
ト弁230が開状態に変化すると、CPU(流量計測手
段)3aによって、分岐通路200Bを通過するガスの
流量を補正値として、測定した流量が補正され、この補
正された値が流量となる。
【0064】よって、高流量用通路205と低流量用通
路204をバイパスする分岐通路200Bが設けられ、
高流量用通路205と低流量用通路204を流れる流体
の流量が、設定流量より低い状態から高い状態に変化し
たことを検出すると、分岐通路200Bにおける流体の
通過が可能となり、測定した流量は分岐通路200Bを
通過する流体の流量に応じた補正値に基づいて補正され
るので、低流量域から高流量域までの広い範囲に、分岐
通路200Bを流れる流量の範囲を追加することとな
る。
【0065】従って、流量が設定流量である弁開流量
Q’より低い状態から高い状態に変化すると、分岐通路
200Bにおける流体の通過が可能となることで、図6
の実線Aに示すように、流量Q’にて圧力損失が下げら
れるため、2点破線Bに示す従来の装置のように、流量
が増加するにしたがって圧力損失が増加することを防止
することができるので、さらに広い範囲で流量を精度良
く計測することができる。
【0066】また、パイロット弁230を弁閉する条件
である弁閉流量Q”を、弁開する条件である弁開流量
Q’よりも小さく設定することで、図6の破線A’に示
すように、パイロット弁230の開閉動作にヒステリシ
スを持たせているため、例えば、弁開流量Q’(設定流
量)付近で動作する燃焼器が設置されて弁開流量Q’を
上下する流量が連続して計測されても、パイロット弁2
30の開閉が繰り返されることがなくなる。従って、パ
イロット弁230が開閉を繰り返すことがなくなるの
で、計測精度をより一層向上させることができるととも
に、流量測定装置における低消費電力化を図ることがで
きる。
【0067】なお、上述した本実施の形態では、パイロ
ット弁230を弁開する条件である弁開流量Q’を、パ
イロット弁230を弁閉する条件である弁閉流量Q”を
弁開流量Q’より小さく設定しているが、本発明はこれ
に限定するものではなく、弁開流量Q’と弁閉流量Q”
を同一の設定流量とすることもできる。
【0068】この場合、図5に示すステップS7を流量
Q<弁開流量Q’に変更することで対応することができ
る。すると、パイロット弁230は設定流量Q’に基づ
いて開閉を行うようになるので、図6に示す流量と圧力
損失との相関関係は実線Aのみで示されるようになる
が、流量Q’にて圧力損失が下げられるため、2点破線
Bに示す従来の装置のように、流量が増加するにしたが
って圧力損失が増加することを防止することができるの
で、さらに広い範囲で流量を精度良く計測することがで
きる。
【0069】また、上述した本実施の形態では、ガスメ
ータ本体2に分岐通路200Bを流れる流量を計測する
分岐流量用流量センサ222を設けた場合について説明
したが、本発明はこれに限定するものではなく、分岐流
量用流量センサ222を設けずに実現することもでき
る。
【0070】例えば、図4中の分岐流量用流量センサ2
22を削除した場合、分岐通路200Bを流れる流量は
計測されないため、分岐通路200Bを流れる流量に応
じた補正値で、主通路200Aを計測した流量を補正す
る必要がある。この場合、分岐通路200Bを流れる流
量に応じた係数KnをNVM5に予め格納しておき、図
5に示すフローチャートのステップS5〜S6を以下の
ように変更することで対応することができる。
【0071】詳細には、まず、上述したステップS5の
流量q計測処理を、流量用流量センサ201が出力した
低流量信号、及び高流量用流量センサ202が出力した
高流量信号に基づいて流量qを計測して、RAM3bに
格納するように変更する。そして、上述したステップS
6の流量Q補正処理を、計測した流量qにNVM5が記
憶している係数Knを乗じて補正した値を流量Qとして
RAM3bに格納するように変更する(流量Q=流量q
×係数Kn)。
【0072】このように分岐流量用流量センサ222を
削除すると、上述した本実施の形態よりも分岐通路20
0Bに流れた流量の計測精度は若干低下するが、ガスメ
ータ本体2に用いるセンサを削減することができるた
め、装置の構造を簡単化することが可能となるので、計
測精度を低下させることなく、広範囲で流量を計測する
ことができる流量測定装置のコストダウンを図ることが
できる。
【0073】さらに、上述した本実施の形態では、伝達
通路224にパイロット弁230を設置して、主通路2
00Aの流量に応じてパイロット弁230を開閉するよ
うにした場合について説明したが、本発明はこれに限定
したものではなく、パイロット弁230を設置せずに実
現させることもできる。
【0074】パイロット弁230を無くした構造の場
合、ダイヤフラム227に加わるスプリング228のば
ね荷重を、ダイヤフラム207に加わるスプリング20
8のばね荷重より高く設定して、弁体203が開状態へ
変化した後に、差圧に応じて弁体(差圧弁)223を開
状態に変化させるようにすることで対応することができ
る。そして、この構成に以下に示す2つの構成のうち、
何れか一方を追加することで、パイロット弁230を設
置しない実施の形態を実現することができる。
【0075】まず、上述した本実施の形態と同様に、分
岐流量用流量センサ222を設置する構成とした場合
は、弁体(差圧弁)223が閉状態のときに、分岐通路
200Bに流れる流体は、伝達通路224から差圧弁2
23の下流側に流体が流れる。そして、高流量用通路2
05の弁体203が開状態に変化した後に、分岐通路2
00Bの差圧弁223の上流側の流体と下流側の流体と
に差圧が生じると、弁体(差圧弁)223が弁開する。
また、分岐流量用流用センサ(分岐流量計測手段)22
2にて分岐通路200Bを流れる流体の流量に応じた分
岐流量信号が出力されると、この出力された分岐流量信
号に応じた補正値に基づいて、CPU(流量計測手段)
3aによって測定した流量が補正され、この補正された
値が流量となる。
【0076】よって、高流量用通路205と低流量用通
路204をバイパスする分岐通路200Bが設けられ、
高流量用通路205と低流量用通路204を流れる流体
の流量が、分岐流量用流用センサ(分岐流量計測手段)
222が出力した分岐通路200Bを流れる流体の流量
に応じた分岐流量信号に応じた値を補正値として補正さ
れるので、低流量域から高流量域までの広い範囲に、分
岐通路200Bを流れる流量の範囲を追加することとな
る。
【0077】従って、高流量用通路205の弁体203
が開状態に変化した後に、弁体(差圧弁)223の上流
側の流体と下流側の流体とに差圧が生じて差圧弁223
が弁開されることで、図6の1点破線Cに示すように、
点破線Bに示す従来の装置よりも、流量の増加に応じた
圧力損失を小さくすることができるため、従来の装置よ
りもさらに広い範囲で流量を精度良く計測することがで
きる。
【0078】また、分岐流量用流量センサ222を設置
しない構成とした場合は、図4に示す低流量圧力室21
3内に、上方に変位したダイヤフラム207に反応して
弁開信号をμCOM3に出力する近接センサ等からなる
開閉センサ240(変化検出手段に相当)を追加するこ
とで対応することができる。
【0079】弁体(差圧弁)223が閉状態のときに、
分岐通路200Bに流れる流体は、伝達通路224から
弁体(差圧弁)223の下流側に流体が流れる。そし
て、高流量用通路205の弁体203が開状態に変化し
た後に、分岐通路200Bの弁体(差圧弁)223の上
流側の流体と下流側の流体とに差圧が生じると、弁体
(差圧弁)223が弁開する。そして、開閉センサ(変
化検出手段240)によって弁体(差圧弁)223が閉
状態から開状態へ変化したことが検出されると、CPU
(流量計測手段)3aによって分岐通路200Bを通過
する流体の流量に応じた補正値に基づいて、測定した流
量が補正され、この補正された値が流量となる。
【0080】よって、高流量用通路205と低流量用通
路204をバイパスする分岐通路200Bが設けられ、
分岐通路200Bの弁体(差圧弁)223の上流側の流
体と下流側の流体とに差圧によって弁体(差圧弁)22
3が弁開したことを検出すると、高流量用通路205と
低流量用通路204を流れる流体の流量が、分岐通路2
00Bを通過する流体の流量に応じて補正(上述した係
数Knなど)されるので、低流量域から高流量域までの
広い範囲に、分岐通路200Bを流れる流量の範囲を追
加することとなる。
【0081】従って、高流量用通路205の弁体203
が開状態に変化した後に、弁体(差圧弁)223の上流
側の流体と下流側の流体とに差圧が生じて弁体(差圧
弁)223が弁開されることで、図6の1点破線Cに示
すように、点破線Bに示す従来の装置よりも、流量の増
加に応じた圧力損失を小さくすることができるため、従
来の装置よりもさらに広い範囲で流量を精度良く計測す
ることができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明の流量測定装置によれば、高流量用通路と低流量
用通路をバイパスする分岐通路が設けられ、高流量用通
路と低流量用通路を流れる流体の流量が、設定流量より
低い状態から高い状態に変化したことを検出すると、分
岐通路における流体の通過が可能となり、測定した流量
は分岐通路を通過する流体の流量に応じた補正値に基づ
いて補正されるので、低流量域から高流量域までの広い
範囲に、分岐通路を流れる流量の範囲を追加することと
なる。従って、流量が設定流量より低い状態から高い状
態に変化すると、分岐通路における流体の通過が可能と
なることで、圧力損失を下げられることが可能となるた
め、さらに広い範囲で流量を精度良く計測することがで
きるという効果を奏する。
【0083】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、パイロット弁を弁閉する条
件である弁閉流量を、弁開する条件である弁開流量より
も小さく設定することで、パイロット弁の開閉動作にヒ
ステリシスを持たせているため、例えば、設定流量付近
で動作する燃焼器が設置されて設定流量を上下する流量
が連続して計測されても、パイロット弁の開閉が繰り返
されることがなくなる。従って、パイロット弁が開閉を
繰り返すことがなくなるので、計測精度をより一層向上
させることができるとともに、流量測定装置における低
消費電力化を図ることができるという効果を奏する。
【0084】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明の効果に加え、分岐流量計測手段が
計測した分岐通路を通過する流量が、高流量用通路及び
低流量用通路を計測した流量に補正値として反映される
ため、流量計測手段にて計測する流量の精度を向上させ
ることができる。従って、流量測定装置における高流量
域での計測精度をより一層向上させることができるとい
う効果を奏する。
【0085】以上説明したように請求項4に記載した本
発明の流量測定装置によれば、高流量用通路と低流量用
通路をバイパスする分岐通路が設けられ、高流量用通路
と低流量用通路を流れる流体の流量が、分岐流量計測手
段が出力した分岐通路を流れる流体の流量に応じた分岐
流量信号に応じた値を補正値として補正されるので、低
流量域から高流量域までの広い範囲に、分岐通路を流れ
る流量の範囲を追加することとなる。従って、高流量用
通路の弁体が開状態に変化した後に、差圧弁の上流側の
流体と下流側の流体とに差圧が生じて差圧弁が弁開され
ることで、圧力損失を下げることが可能となるため、さ
らに広い範囲で流量を精度良く計測することができると
いう効果を奏する。
【0086】以上説明したように請求項5に記載した本
発明の流量測定装置によれば、高流量用通路と低流量用
通路をバイパスする分岐通路が設けられ、分岐通路の差
圧弁の上流側の流体と下流側の流体とに差圧によって差
圧弁が弁開したことを検出すると、高流量用通路と低流
量用通路を流れる流体の流量が、分岐通路を通過する流
体の流量に応じた補正値に基づいて補正されるので、低
流量域から高流量域までの広い範囲に、分岐通路を流れ
る流量の範囲を追加することとなる。従って、高流量用
通路の弁体が開状態に変化した後に、差圧弁の上流側の
流体と下流側の流体とに差圧が生じて差圧弁が弁開され
ることで、圧力損失を下げることが可能となるため、さ
らに広い範囲で流量を精度良く計測することができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流量測定装置の第1の基本構成を示す
図である。
【図2】本発明の流量測定装置の第2の基本構成を示す
図である。
【図3】本発明の流量測定装置の第3の基本構成を示す
図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る流量測定装置の概略
構成を一部断面で示す説明図である。
【図5】図4のCPUが行う処理概要の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図6】流量と圧力損失との相関関係を示す図である。
【符号の説明】
3a1 流量計測手段(CPU) 3a2 パイロット弁制御手段(CPU) 5 設定流量記憶手段(NVM) 200B 分岐通路 201 低流量計測手段(低流量用流量センサ) 202 高流量計測手段(高流量用流量センサ) 203 弁体 204 低流量用通路 205 高流量用通路 222 分岐流量計測手段(分岐流量用流量セン
サ) 223 差圧弁(弁体) 224 伝達通路 230 パイロット弁 240 変化検出手段(開閉センサ)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高流量用通路と低流量用通路とが並列に
    設けられた流体流路における流体の流量の増減に応じて
    前記高流量用通路に介設された弁体を開閉させ、前記弁
    体の閉弁状態にあっては、低流量計測手段が出力する前
    記低流量用通路を流れる流体の流量に応じた低流量信号
    の値に基づいて、かつ、前記弁体の開弁状態にあって
    は、高流量計測手段が出力する前記高流量用通路を流れ
    る流体の流量に応じた高流量信号の値に基づいて、流量
    計測手段によって前記流体流路における流体の流量を測
    定する流量測定装置において、 前記高流量用通路と前記低流量用通路をバイパスし、前
    記低流量用通路の最大流量よりも高い最大流量での前記
    流体の通過を可能とする分岐通路と、 前記分岐通路の所定箇所に介在し、該所定箇所の上流側
    の流体と下流側の流体との差圧に基づいて前記分岐通路
    を開閉する差圧弁と、 前記差圧弁をバイパスし、前記差圧弁の下流側に前記分
    岐通路の最大流量よりも低い最大流量での前記流体の通
    過を可能とする伝達通路と、 前記伝達通路に介在し、前記伝達通路を開閉するパイロ
    ット弁と、 前記パイロット弁を開閉する条件である設定流量を記憶
    する設定流量記憶手段と、 前記流量計測手段にて測定した前記流量と前記設定流量
    記憶手段が記憶している前記設定流量とに基づいて、前
    記流量が前記設定流量より低い状態から高い状態に変化
    したことを検出したとき、かつ、前記流量が前記設定流
    量より高い状態から低い状態に変化したことを検出した
    とき、該検出した変化に応じた開閉状態に前記パイロッ
    ト弁の開閉を制御するパイロット弁制御手段と、 を備え、 前記流量計測手段は、前記パイロット弁が開状態に変化
    すると、前記分岐通路を通過する前記流体の流量に応じ
    た補正値に基づいて、測定した前記流量を補正し、該補
    正した値を前記流量とすることを特徴とする流量測定装
    置。
  2. 【請求項2】 前記設定流量は、前記パイロット弁を弁
    開する条件である弁開流量と、前記パイロット弁を弁閉
    する条件であり、かつ前記弁開流量よりも低い流量であ
    る弁閉流量とを有して構成することを特徴とする請求項
    1に記載の流量測定装置。
  3. 【請求項3】 前記差圧弁の上流側に、前記分岐通路を
    流れる流体の流量に応じた分岐流量信号を出力する分岐
    流量計測手段をさらに備え、 前記流量計測手段は、前記パイロット弁が開状態のと
    き、前記分岐流量計測手段が出力した前記分岐流量信号
    に応じた補正値に基づいて、測定した前記流量を補正す
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の流量測定装
    置。
  4. 【請求項4】 高流量用通路と低流量用通路とが並列に
    設けられた流体流路における流体の流量の増減に応じて
    前記高流量用通路に介設された弁体を開閉させ、前記弁
    体の閉弁状態にあっては、低流量計測手段が出力する前
    記低流量用通路を流れる流体の流量に応じた低流量信号
    の値に基づいて、かつ、前記弁体の開弁状態にあって
    は、高流量計測手段が出力する前記高流量用通路を流れ
    る流体の流量に応じた高流量信号の値に基づいて、流量
    計測手段によって前記流体流路における流体の流量を測
    定する流量測定装置において、 前記高流量用通路と前記低流量用通路をバイパスし、前
    記低流量用通路の最大流量よりも高い最大流量での流体
    の通過を可能とする分岐通路と、 前記分岐通路の所定箇所に介在し、前記弁体が開状態へ
    変化した後に、前記所定箇所の上流側の流体と下流側の
    流体との差圧に基づいて弁を開状態に変化する差圧弁
    と、 前記差圧弁をバイパスし、前記差圧弁の下流側に前記分
    岐通路の最大流量よりも低い最大流量でのガスの通過を
    可能とする伝達通路と、 前記差圧弁の上流側に、前記分岐通路を流れる流体の流
    量に応じた分岐流量信号を出力する分岐流量計測手段
    と、 を備え、 前記流量計測手段は、前記分岐流量計測手段が出力した
    前記分岐流量信号に応じた値を補正値として測定した前
    記流量を補正し、該補正した値を前記流量とすることを
    特徴とする流量測定装置。
  5. 【請求項5】 高流量用通路と低流量用通路とが並列に
    設けられた流体流路における流体の流量の増減に応じて
    前記高流量用通路に介設された弁体を開閉させ、前記弁
    体の閉弁状態にあっては、低流量計測手段が出力する前
    記低流量用通路を流れる流体の流量に応じた低流量信号
    の値に基づいて、かつ、前記弁体の開弁状態にあって
    は、高流量計測手段が出力する前記高流量用通路を流れ
    る流体の流量に応じた高流量信号の値に基づいて、流量
    計測手段によって前記流体流路における流体の流量を測
    定する流量測定装置において、 前記高流量用通路と前記低流量用通路をバイパスし、前
    記低流量用通路の最大流量よりも高い最大流量での流体
    の通過を可能とする分岐通路と、 前記分岐通路の所定箇所に介在し、前記弁体が開状態へ
    変化した後に、該所定箇所の上流側の流体と下流側の流
    体との差圧に基づいて弁を開状態に変化する差圧弁と、 前記差圧弁をバイパスし、前記差圧弁の下流側に前記分
    岐通路の最大流量よりも低い最大流量でのガスの通過を
    可能とする伝達通路と、 前記差圧弁の閉状態から開状態、及び開状態から閉状態
    への弁状態の変化を検出する変化検出手段と、 を備え、 前記流量計測手段は、前記変化検出手段が閉状態から開
    状態への変化を検出すると、前記変化検出手段が開状態
    から閉状態への変化を検出するまで、予め定めた前記分
    岐通路を通過する前記流体の流量に応じた補正値に基づ
    いて、測定した前記流量を補正し、該補正した値を前記
    流量とすることを特徴とする流量測定装置。
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