JPH0232470A - シソーラス編集装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、情報検索において必須なシソーラスの構築・
更新作業を効率化するためのシソーラス編集装置に関す
る。

〔従来の技術〕

従来、情報検索用シソーラスの構築・更新作業は、殆ん
ど人手に頼って行われているため、構築・更新には、膨
大な労力が必要であり、また、更新の周期が長くなる問
題があった。これらの作業を支援する機能としては、従
来、用語間の上位・下位関係での矛盾、循環等の検査機
能が提供されている程度であった。

なお、この種の技術として関連するものに、例えばｒＪ
ＩＣ８Ｔファイルの用語統計分析とシソーラス作成の利
用」（情報管理、ｖｏｌ、２９．Ｎα１２，１９８７）
に開示された技術を挙げることができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来技術には、下記の如き問題点が
あった。

すなわち、上記従来技術においては、商用データベース
、社内データベース等でシソーラスを使用した情報検索
を行う際には、ユーザのニーズに合せてシソーラスを効
率的に構築・更新できる機能が必要である。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、従来の技術における上述の如き問題点を
解消し、基本シソーラスに専門分野のシソーラス専断た
なシソーラスを追加する際に生ずる膨大な労力を要する
構築・更新作業を、複数のシソーラス間における概念の
対応関係を機械処理で判定することにより、効率化する
手段を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の上述の目的は、シソーラスの構築・更新を支援
するシソーラス編集装置において、複数のシソーラスを
原データとし、複数のシソーラスに共通して登録されて
いる語彙、すなわち、共通語彙を抽出する共通語彙抽出
部と、複数のシソーラスで共通の語彙を持たないトリー
構造を抽出する独立構造抽出部と、前記共通諸量の各々
のシソーラスにおける上位・下位構造の対応関係によっ
て共通諸費の概念関係を判定する概念関係判定部と、ユ
ーザの指示で概念関係の判定およびトリー構造と諸量の
追加、削除、移動、複写が可能な編集支援インタフェー
ス部と、該編集支援インタフェース部から入力された指
示によって概念関係が一致すると判定された共通諸費に
ついて、それらの共通諸量の原シソーラスにおける上部
構造を統合するとともに、下位構造の和集合に対応する
トリー構造を作成する一致概念統合部と、該一致概念統
合部で作成されたトリー構造と、前記概念関係判定部あ
るいは編集支援インタフェース部から入力された指示に
よって概念関係が一致しないと判定された共通諸量を含
む原シソーラスにおけるトリー構造と、前記独立構造抽
出部から得られたトリー構造とを合成して新シソーラス
を作成する自動統合部を具備することを特徴とするシソ
ーラス編集装置によって達成される。

〔作用〕

本発明に係るシソーラス編集装置においては、複数のシ
ソーラスを原データとし、シソーラス間で共通する語彙
の抽出を行い、共通語彙を持たないトリー構造と、前記
共通諸費の各々のシソーラスにおける上位・下位構造の
対応関係によって判別される概念の対応関係に従って、
シソーラスの統合を行うものである。なお１本発明に係
るシソーラス編集装置において、曖昧な概念構造を抽出
する曖昧関係概念抽出部を設けた場合には、これから得
られる情報を基に、統合を自動的に実行する自動統合部
、もしくは、半自動的に統合を実行する編集支援インタ
フェース部を用いることにより、シソーラスの構築・更
新を効率化することを可能としたものである。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図は１本発明の一実施例であるシソーラス編集装置
の構成を示すブロック図である。図中。

記号１は異なったシソーラスから前記共通語３を含むト
リー構造を抽出する共通語彙抽出部、２は該共通語彙抽
出部１で抽出される共通諸量の概念関係の判定を、その
上位トリー構造・下位トリー構造により行う概念関係判
定部を示している。共通諸量が、異なったシソーラスの
最上位に位置する場合、その共通語量の概念関係は完全
一致と判定し、共通語量の直上位の概念関係が完全一致
する場合にも、その共通語量の概念関係は完全一致と判
定する。また、共通語量が上位トリー構造・下位トリー
構造で同一の語欠を持たない場合、当該共通諸量の概念
関係一致しないと判定する。

３は複数のシソーラスにおいて当該シソーラスにのみ存
在する諸量で構成されているトリー構造を抽出する独立
構造抽出部、４は上位トリー構造のみによっては概念関
係判定部２で共通語量の概念関係が、■完全一致する。

■部分一致する。■一致しないのいずれかに一意には判
定できない概念関係を持つ共通語量とそのトリー構造の
抽出を行う曖昧関係概念抽出部を示している。

５は該曖昧関係概念抽出部４で抽出される概念関係に曖
昧さを持つ共通語量のそれぞれの原シソーラスにおける
トリー構造を階層表示するとともに、ユーザからの指示
を受は曖昧な概念関係についてその関係の判定と、その
概念の下位に位置する語３の新シソーラスでの位置の指
定ができる機能を有する編集支援インタフェース部、６
は該編集支援インタフェース部５を通してユーザから概
念関係が完全一致すると指定された場合は、その諸量と
トリー構造を一致概念統合部７に送り、概念関係が一致
しないと指定された場合は、その語欠とトリー構造を自
動統合部８に送り、また、概念関係が部分一致すると指
定された場合は、編集支援インタフェース部５を通して
ユーザの指示を受けてトリー構造を編集する機能を有す
る編集制御部を示している。

上記一致概念統合部７は、前述の概念関係判定部２と編
集支援インタフェース部５において完全一致すると判定
された概念を示す諸量の上部構造の統合を行うとともに
、下位構造の和集合に対応するトリー構造を作成する。

自動統合部８は、致概念統合部７で作成されたトリー構
造と、概念関係判定部２と編集支援インタフェース部５
で判定された一致しない概念のトリー構造と、独立構造
抽出部３で抽出される独立したトリー構造と、編集制御
部６で編集したトリー構造を合成して新シソーラスを作
成する。

第２図（ａ）〜（８）に上記各手段の動作フローを示す
。すなわち、同図（ａ）は共通諸量抽出部１〜概念関係
判定部２の動作フロー、同図（ｂ）は独立構造抽出部３
の動作フロー、同図（Ｑ）は一致概念統合部７の動作フ
ロー、同図（ｄ）は編集制御部６の動作フロー、同図（
ｅ）は自動統合部８の動作フローを示している。なお、
上記各手段の動作フローをつなげると、全体の処理の流
れが理解されるようになっているが、詳細については、
後述する全体の動作説明のなかで説明する。

以下、上述の如く構成された本実施例の動作例を、シソ
ーラスにおける具体的なトリー構造の統合例を用いて説
明する。

第３図は、複数シソーラス間で概念の対応関係が完全一
致する語欠を持つトリー構造の例、第４図は、概念の対
応関係が一致しない諸量を持つトリー構造の例、第５図
は独立なトリー構造の例、第６図は概念の対応関係が部
分一致する諸量を持つトリー構造の例を示している。

まず、第３図に示す例の場合、共通語彙抽出部１は、統
合を実施するシソーラス（ａ）９．シソーラス（ｂ）１
０から共通語量（機械部品）（バネ）（板バネ）とそれ
らの諸量を含むトリー構造 （機械部品（バネ（板バネ、空気バネ）））（機械部品
（バネ（板バネ、コイルスプリング）））を抽出する（
第２図（ａ）ステップ２１〜２３）。

概念関係判定部２では、上記共通語彙抽出部１で抽出し
た共通語ｔ（機械部品）（バネ）（板バネ）について、
その上位トリー構造により、その概念関係を判定する。

（機械部品）の場合、双方のシソーラスで最上位にある
ため完全一致すると判定する（同ステップ２４）。次に
、（バネ）の概念は直上位の概念（機械部品）が完全一
致するため完全一致と判定し、同様に、（板バネ）につ
いても完全一致と判定する（同ステップ２５）。

一致概念統合部７は、概念関係判定部２で概念関係が完
全一致すると判定された共通語量を含むトリー構造 （機械部品（バネ（板バネ、空気バネ）））（機械部品
（バネ（板バネ、コイルスプリング）））の統合を行い
、新たなトリー構造 （機械部品（バネ（板バネ、空気バネ。

コイルスプリング）乃 を作成する（第２図（Ｑ）ステップ２８）。

次に、第４図に示す例の場合、共通語紮抽出部１では、
双方のシソーラスで共通する語ｌ＆（模型）とその語彙
を含むトリー構造 （趣味娯楽用品（模型（プラモデル）））（試験計測（
模型（空力模型、３次元モデル）））を抽出する。この
場合、概念関係判定部２は、共通諸量（模型）の上位ト
リー構造・下位トリー構造が双方のシソーラスで異なる
ため、（模型）の概念関係は一致しないと判定する（ス
テップ２１〜２３）。

次に、第５図に示す例の場合は、双方のシソーラスで共
通する諸量を持たないトリー構造が存在するため（ステ
ップ２１〜２２）、独立構造抽出部３は双方のシソーラ
スから上位に共通語食を持たない諸量のトリー構造 （医師（開業医、家庭医、眼科医）） （文字言語（欧文）） を抽出する。

また、第６図に示す例の場合、共通語彙抽出部１は、双
方のシソーラスで共通する語ｌ＆（木材）とその語彙を
含むトリー構造 （木材（原木２合成木材、パルプ材））（建材（木材（
ｙＫ木木台合成木材秋田形）））を抽出する。概念関係
判定部２では、この場合に上位構造によって概念の対応
関係を一意に判定できないため（ステップ２４〜２６）
、曖昧関係概念抽出部４により、この共通諸量（木材）
の対応関係を曖昧と判定し、共通諸量（木材）とそのト
リー構造を抽出する。編集制御部６は、編集支援インタ
フェース部５を通して入力されるユーザからの概念関係
が部分一致であるとの指定（ステップ２９）と、上記共
通諸費（木材）の下位構造の諸量のポインティング指示
等の操作によりトリー構造 （木材（パルプ材）） （建材（木材（［木２合成木材、秋田杉）））を編集す
る（ステップ３２）。

自動統合部８は、一致概念統合部７．概念関係判定部２
．独立構造抽出部３．Ｉｇ集制御部６で作成されたトリ
ー構造を合成して、シソーラス（ａ）９、シソーラス（
ｂ）１０を統合した新シソーラス１１を構築する（ステ
ップ３３）。

上記各実施例によれば、従来膨大な労力を要したシソー
ラスの構築・更新が、異なったシソーラスを機械支援で
統合することにより、容易化、効率化できる利点がある
。

なお、上記実施例は、本発明の一例として示したもので
あり、本発明はこれに限定されるべきものではない。

〔発明の効果〕

以上説明した如く、本発明によれば、シソーラスの構築
・更新を支援するシソーラス編集装置において、複数の
シソーラスを原データとし、複数のシソーラスに共通し
て登録されている語彙、すなわち、共通諸費を抽出する
共通語案抽出部と、複数のシソーラスで共通の諸量を持
たないトリー構造を抽出する独立構造抽出部と、前記共
通諸量の各々のシソーラスにおける上位・下位構造の対
応関係によって共通諸量の概念関係を判定する概念関係
判定部と、ユーザの指示で概念関係の判定およびトリー
構造と諸量の追加、削除、移動、複写が可能な編集支援
インタフェース部と、該編集支援インタフェース部から
入力された指示によって概念関係が一致すると判定され
た共通諸費について、それらの共通諸量の原シソーラス
における上部構造を統合するとともに、下位構造の和集
合に対応するトリー構造を作成する一致概念統合部と、
該一致概念統合部で作成されたトリー構造と、前記概念
関係判定部あるいは編集支援インタフェース部から入力
された指示によって概念関係が一致しないと判定された
共通諸量を含む原シソーラスにおけるトリー構造と、前
記独立構造抽出部から得られたトリー構造とを合成して
新シソーラスを作成する自動統合部を具備するように構
成したので、従来膨大な労力を要した、シソーラスの構
築・更新作業を、複数のシソーラス間における概念の対
応関係を機械処理で判定することで、効率化できるとい
う顕著な効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例であるシソーラス編集装置の
構成を示すブロック図、第２図はその各部の動作フロー
チャート、第３図〜第６図は統合対象である原シソーラ
スを示す図である。 １：共通語儒抽出部、２：概念関係判定部、３：独立構
造抽出部、４：曖昧関係概念抽出部、５：編集支援イン
タフェース部、６：編集制御部、７：一致概念統合部、
８：自動統合部、９，１０：原シソーラス、１１：新シ
ソーラス。 特許出願人日本電信電話株式会社 第 図 （その１） （その２） 第 図 （その３）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）シソーラスの構築・更新を支援するシソーラス編
   集装置であって、複数のシソーラスを原データとし、複
   数のシソーラスに共通して登録されている語彙、すなわ
   ち、共通語彙を抽出する共通語彙抽出部と、複数のシソ
   ーラスで共通の語彙を持たないトリー構造を抽出する独
   立構造抽出部と、前記共通語彙の各々のシソーラスにお
   ける上位・下位構造の対応関係によって共通語彙の概念
   関係を判定する概念関係判定部と、ユーザの指示で概念
   関係の判定およびトリー構造と語彙の追加、削除、移動
   、複写が可能な編集支援インタフェース部と、該編集支
   援インタフェース部から入力された指示によって概念関
   係が一致すると判定された共通語彙について、それらの
   共通語彙の原シソーラスにおける上部構造を統合すると
   ともに、下位構造の和集合に対応するトリー構造を作成
   する一致概念統合部と、該一致概念統合部で作成された
   トリー構造と、前記概念関係判定部あるいは編集支援イ
   ンタフェース部から入力された指示によって概念関係が
   一致しないと判定された共通語彙を含む原シソーラスに
   おけるトリー構造と、前記独立構造抽出部から得られた
   トリー構造とを合成して新シソーラスを作成する自動統
   合部を具備することを特徴とするシソーラス編集装置。
2. （２）前記各手段に加えて、概念の対応関係に曖昧さを
   生ずる上部構造を持つ共通語彙とそれらの共通語彙を含
   むトリー構造を抽出する曖昧関係概念抽出部を設けると
   ともに、前記編集支援インタフェース部に、前記曖昧関
   係概念抽出部で抽出された語彙の各々の原シソーラスに
   おける周辺構造を表示する機能を設けたことを特徴とす
   る、特許請求の範囲第１項記載のシソーラス編集装置。