JPH0232436Y2 - - Google Patents

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JPH0232436Y2
JPH0232436Y2 JP13899584U JP13899584U JPH0232436Y2 JP H0232436 Y2 JPH0232436 Y2 JP H0232436Y2 JP 13899584 U JP13899584 U JP 13899584U JP 13899584 U JP13899584 U JP 13899584U JP H0232436 Y2 JPH0232436 Y2 JP H0232436Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案は反射モールデイングに係り、主とし
て自動車の車体外側面に取付けられ、他車からの
照光その他があるとこれを反射させ、自己の存在
をアピールすることで、交通安全に寄与できるよ
うにした反射モールデイングに関するものであ
る。
[考案の技術的背景とその問題点] 一般に、ドアエツジの保護、安全の確認等のた
め自動車の車前外側面に、光輝処理させた弾性材
製の保護材、すなわち、反射モールデイング(モ
ール材)を取付けることが行われている。そし
て、反射モールデイングに対しての光輝処理は、
例えば蛍光材料の塗着、配合、反射盤の取付等に
よつており、その構造の多くは、車体面に接着さ
れる帯状の貼付基材表面に、帯状の反射部材を一
体的に接合形成したものとなつている。ところ
が、いずれのものも、他車からの照光によつて反
射させるとするも、入射方向に沿つて反射させる
ものとなつているから、他車の運転者にこれが確
実に認識できるものとはならないことがあつた。
すなわち、第1図に示すように、光源からの入射
角αと、運転者の観測角βとは一致していないか
らであり、入射角αと異ならしめて反射させるこ
とが必要とされるものであつた。また、従来のも
のの多くは、雨天に際し反射モールデイングに水
滴が付着すると反射しないこともあり、危険な事
態を生じることもあるばかりでなく、貼付基材と
反射部材とは接着材を介しての接着構造となつて
いるから、永年使用によつて剥離されることもあ
つた。
[考案の目的] そこで、この考案は叙上の如き従来存した諸欠
点に鑑み、これらを解消すべく案出されたもので
あり、例えば他車からの照光を反射させるにつ
き、入射角とは異なる角度で反射させて運転者が
確実にこれを認識できるものとし、同時に、反射
率の向上を図つて光輝作用を強力なものとすると
共に、永年にわたつてても離脱、剥離することな
く使用可能となるようにすることを目的とするも
のである。
[考案の概要] 上述した目的を達成するため、この考案にあつ
ては、裏面が接着剤を介して所定の貼付面に接着
される弾性材製の帯状貼付基材を形成し、一方、
合成樹脂製の基層の上に、透光性ある合成樹脂に
て微細ガラスビーズを封入して成る反射層を接着
剤層を介して固定した適数の反射部材を形成し、
この反射部材を前記貼付基材の表面に凹設した嵌
合溝内に一体に嵌合固定すると共に、反射部材表
面は凸状あるいは凹状に形成させてあることに存
し、すなわち、微細ガラスビーズによる乱反射
と、嵌合手段による一体構造化とによつて、前記
目的を達成できたものである。
[考案の実施例]〕 以下、図面を参照してこの考案の実施例を説明
すると次の通りである。
図において示される符号1はポリ塩化ビニール
樹脂(P.V.C)の如き合成樹脂、ゴムあるいはゴ
ム類似の弾性材にて形成された帯状の貼付基材で
あり、これ1の裏面に層着した接着剤2を介して
所定の貼付面B、例えば自動車の車体、泥除けで
あつたり、家庭内における階段の段部であつたり
する貼付面Bにしつかりと接着される。
一方、この貼付基材1とは別に反射部材5が形
成され、この反射部材5は、貼付基材1の表面に
凹設してある嵌合溝3内に貼付基材1と一体に嵌
合固定される。反射部材5は、ポリ塩化ビニル樹
脂(P.V.C)の如き合成樹脂製の基層6の上に接
着剤層7を層着し、さらにその上に微細ガラスビ
ーズ9を密状に散布配置させ、このガラスビーズ
9を透光性あるフイルム状の合成樹脂製表面フイ
ルム10にて固定することで反射層8となしたテ
ープ状に形成され、これの幅員は前記嵌合溝3の
内法幅員に対応している。あるいは、反射部材5
自体は、基層6の上に、透光性ある合成樹脂内に
微細ガラスビーズ9を混入して成る反射層8を、
接着剤層7にて固定したテープ状に形成されたも
のであつてもよい。ガラスビーズ9自体は、高屈
折なガラスビーズ状で、その直径を60〜70ミクロ
ンの大きさとして極めて密に配置され、第1図に
示すように、反射層8表面から入射した入射光X
はガラスビーズ9にて屈折され、反射層8と接着
剤層7との境界が反射面となつていることでここ
にて反射され、再度ガラスビーズ9を経るとき屈
折されて、あるいはガラスビーズ9自体にて反射
されて、反射層8表面から反射される反射光Yと
なるようになつている。
貼付基材1と反射部材5とは熱圧着にて、ある
いは接着剤を介して一体に嵌合固定されるもの
で、一体化させる固定手段は特に限定されるもの
ではない。ただ、熱圧着手段を採用すると、極め
て簡単に製造でき、安価な提供を可能とさせると
共に、永年使用、外部からの衝撃、振動その他に
よつて反射部材5が貼付基材1から剥離された
り、脱落したりすることはなく、反射機能は長期
ににわたつて発揮される利点がある。
ここで、第7図を参照して、熱圧着手段の具体
的方法を説明すると、所定の押出成型機Mから押
出される断面略凹字状を呈する十分に熱い状態に
ある貼付基材1の上に、反射部材5を挟着状に押
圧して嵌合溝3内に接合させるものである。すな
わち、例えばロール状にして別に用意されている
反射部材5を、押出成型される貼付基材1の嵌合
溝3内に嵌合されるよう配置すると共に、十分に
熱い状態にある貼付基材1と、これ1に重畳させ
た反射部材5とを上下の押え部材P1,P2相互
間に装入し、その押え圧にて挟着し、一体に接合
するものである。このときの上方にある押え部材
P1は、後述するように、反射部材5表面を凸状
あるいは凹状に形成するに適するような治具を備
えていると共に、嵌合溝3への確実な案内を図る
ガイド手段を有している。なお、押え部材P1自
体は図示の構造に限らず、場合によつてはローラ
ーを利用することも可能である。
また、反射部材5表面は凸状あるいは凹状に形
成させてあり、全体の横断面において反射部材5
部分のみが少なくとも凸状あるいは凹状を呈すれ
ばよく、これは反射部材5自体を凸状あるいは凹
状と成すか、図示のように嵌合溝3奥底面を凸状
あるいは凹状に形成することで得られる。第3
図、第7図、第8図にあつての反射部材5表面は
横断面において凸状の彎曲状となつており、第4
図にあつてのそれは同じく凸状の角状、すなわ
ち、偏平な逆V字形状となつており、第5図にあ
つてのそれは同じく凹状の彎曲状となつており、
第6図にあつてのそれは同じく凹状の角状、すな
わち、偏平なV字形状となつている。横断面にお
いて彎曲状になつていることで、入射光Xを反射
させるにつきその方向に限定されることなく分散
させた反射光Yとなし、観測者からの確認を一層
容易にし、また、横断面において角状になつてい
ることで、入射光Xを反射させるにつき集束さ
せ、強い反射光Yとなすことが可能である。
なお、前述の如く、挟着状の押え圧によつて貼
付基材1と反射部材5との一体接合を図るに際
し、嵌合溝3奥底面を凸状あるいは凹状となし、
これに対応すべく、反射部材5がわのローラーR
2表面を凹状あるいは凸状となしておくのであり
(第7図参照)、こうすることで、凸状あるいは、
凹状の表面を有するものとなる反射部材5を貼付
基材1に極めて簡単、確実に一体化させることが
可能となる。
第8図にあつては、他の実施例が示されてお
り、これは、貼付基材1を長手方向で分割可能に
形成し、各分割部分に反射部材5を一体に嵌合固
定させたものである。そのため、貼付基材1を分
割させるため、1本乃至複数本の反射部材5を有
する各分割部分相互間にV字形の切離溝4を切欠
状に形成しておくものであり、そうすることで、
車体等への貼付取付に際し、単線状、複線状のラ
イン構成となすことができ、場合によつては、切
離溝4にて切離し連続させることで長尺な単線状
のライン構成を可能とさせる。
この考案は以上のように構成されており、これ
が使用に際しては、例えば両面接着テープの如き
接着手段にて貼付基材1裏面に接着剤2を層着
し、この接着剤2を介して自動車の車体、泥除
け、家庭内における階段の段部その他の貼付面B
に貼付するのである。
[考案の効果] したがつて、所定の貼付面Bに貼付しておくこ
とで、照光されたときはこれを入射角αとは異な
る反射角βにて反射させることができ、例えば他
車からの照光に対し、光源としてのライトから照
射される光は、これの入射方向とは異なる方向へ
反射されるから、光源位置とは異なる運転者とし
ての観測者はこれを確実に確認することができ
る。そのため、夜間走行中であつても自己の存在
を強くアピールでき、しかも、それは僅かな光で
あつても強く反射させるから、極めて目ち、交通
安全に大きく役つものである。
すなわち、反射部材5自体は、合成樹脂製の基
層6の上に、透光性ある合成樹脂にて微細ガラス
ビーズ9を封入して成る反射層8を接着剤層7を
介して固定したものであるから、照射された光は
ガラスビーズ9内を通過するときに屈折され、接
着剤層7と反射層8との境界面で反射され、再び
ガラスビーズ9内を通過するときに屈折されるこ
とで、あるいはガラスビーズ9自体にて反射屈折
されることで、入射角αと観測角βとは全く異な
るものとなるのである。更には、反射部材5表面
は凸状あるいは凹状に形成されていることで、入
射角αと観測角βとの差を一層大きくし、他車か
らの確認その他を一層明瞭なものとするのであ
り、これは雨天等で水滴が付着してもその反射機
能は些さかも減殺されず、安全なものである。
また、この反射部材5は、貼付基材1表面に凹
設した嵌合溝3内に一体に嵌合固定されるから、
反射部材5自体は貼付基材1両側の突部分によつ
ても保護され、外部からの衝撃等に対して損傷さ
れることが少なく、反射機能は長期にわたつて発
揮される。
更に、貼付基材1は帯状であり、裏面に層着さ
れる接着剤2を介して所定の貼付面Bに接着され
る弾性材製のものとしてあるから、接着剤Bに凹
凸があつたり、貼付方向に曲りがあつたりしても
これに十分対処可能であり、貼付面Bへの確実な
貼付を担保する等の実用上極めて優れた種々の効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は構造原理を説明するための概略断面図、第2図
は長手方向に沿う縦断面図、第3図は幅員方向に
沿う縦断面図、第4図乃至第6図夫々は他の実施
例における幅員方向に沿う縦断面図、第7図は貼
付基材と反射部材との一体化構成を図る製造時で
の斜視図、第8図は他の実施例における幅員方向
に沿う縦断面図である。 X……入射光、Y……反射光、α……入射角、
β……観測角、B……貼付面、M……押出成型
機、P1,P2……押え部材、1……貼付基材、
2……接着剤、3……嵌合溝、4……切離溝、5
……反射部材、6……基層、7……接着剤層、8
……反射層、9……ガラスビーズ、10……表面
フイルム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 裏面が接着剤を介して所定の貼付面に接着さ
    れる弾性材製の帯状貼付基材を形成し、一方、
    合成樹脂製の基層の上に、透光性ある合成樹脂
    にて微細ガラスビーズを封入して成る反射層を
    接着剤層を介して固定した適数の反射部材を形
    成し、この反射部材を前記貼付基材の表面に凹
    設した嵌合溝内に一体に嵌合固定すると共に、
    反射部材表面は凸状あるいは凹状に形成させて
    あることを特徴とする反射モールデイング。 2 反射部材は、熱圧着にて嵌合溝内に固定され
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の反射モ
    ールデイング。 3 反射部材は、接着剤を介して嵌合溝内に固定
    される実用新案登録請求の範囲第1項記載の反
    射モールデイング。 4 貼付基材は長手方向で分割可能に形成されて
    いて、各分割部分は反射部材が一体に嵌合固定
    されている実用新案登録請求の範囲第1項乃至
    第3項のいずれか記載の反射モールデイング。 5 反射部材表面は横断面において彎曲状になつ
    ている実用新案登録請求の範囲第1項乃至第4
    項のいずれか記載の反射モールデイング。 6 反射部材表面は横断面において角状になつて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項乃至第4項
    のいずれか記載の反射モールデイング。
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