JPH0232192B2 - Jitenshayohensokusosasochi - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は自転車用変速操作装置、詳しくは、位
置決め機構とフリクシヨン機構とを備え、これら
機構の作動を選択的に切換可能とした自転車用変
速操作装置に関する。

（従来の技術） 従来、レバー軸をもつた固定部材に、変速機を
作動させる操作レバーを回動可能に支持するごと
くした自転車用変速操作装置において、複数の係
合部をもつ位置決め部材と前記係合部の少なくと
も一つに係合する係合体とから成る前記レバーの
位置決め機構をもつたものと、前記変速機の復帰
ばねに対抗する回動抵抗を前記レバーに与えるフ
リクシヨン機構をもつたものとが知られている。
所で本願出願人は、先に位置決め機構及びフリク
シヨン機構を共に備え、これら各機構の作動を選
択的に切換可能としたものを提案した。（特願昭
59−67163号、特開昭60−209377号公報） この装置は、前記レバーと位置決め機構と、フ
リクシヨン材をもつた前記フリクシヨン機構と
を、前記レバー軸に螺合する一本の取付ねじによ
り前記レバー軸の軸周りに保持して、前記取付ね
じの締込み及び弛緩により前記位置決め機構及び
フリクシヨン機構の作動を選択的に切換えるか、
又は、前記取付ねじとは別に前記位置決め機構の
変速機構を設けると共に前記取付ねじの締込量を
加減してフリクシヨン機構を作動と不作動とに切
換えるごとく成したものである。

（発明が解決しようとする問題点） 所が、この装置の場合、位置決め機構及びフリ
クシヨン機構を固定部材に保持するための取付ね
じを利用し、この取付ねじの締込許容範囲内での
締込み及び弛緩により前記フリクシヨン機構を作
動と非作動とに切換えるごとく構成したものであ
るため、前記取付ねじを最大締込量に締込むこと
ができなかつたのである。

その結果、変速操作の繰返し及び自転車走行時
の振動などにより前記取付ねじが緩んで、位置決
め機構又はフリクシヨン機構の作動状態から、こ
れら機構が何れも作動しない状態に不測に切換わ
ることがあるばかりか、前記取付ねじが完全に緩
んで、この取付ねじ、前記位置決め機構及びフリ
クシヨン機構が脱落し、紛失するなどの問題があ
つた。

本発明は、従来技術において、位置決め機構及
びフリクシヨン機構を固定部材に保持する保持手
段が緩んで、前記機構が何れも作動しなくなる問
題点と、前記機構が脱落する問題点とを解決しよ
うとするもので、前記位置決め機構及びフリクシ
ヨン機構の作動を切換える切換機構と、前記位置
決め機構及びフリクシヨン機構を固定部材に保持
する保持手段とを各別に設けて、前記保持手段に
より、前記切換機構を、前記位置決め機構及びフ
リクシヨン機構とともに前記固定部材に保持する
ことによつて、位置決め機構及びフリクシヨン機
構の作動が何れも機能しなくなる事態をなくする
と共に、前記各機構が脱落する事態をなくするよ
うにしたのである。

（問題点を解決するための手段） しかして、本発明は、レバー軸をもつた固定部
材に、変速機を作動させる操作レバーを回動可能
に支持すると共に、複数の係合部をもつ位置決め
部材と前記係合部の少なくとも一つに係合する係
合体とから成る前記レバーの位置決め機構と、前
記変速機の復帰ばねに対抗する回動抵抗を前記レ
バーに与えるフリクシヨン機構とを備えた自転車
用変速操作装置であつて、前記位置決め機構及び
フリクシヨン機構の作動を選択的に切換える操作
体をもつた切換機構を設けて、該切換機構の前記
操作体を前記固定部材に対し回転可能に支持する
と共に、前記切換機構と前記位置決め機構及びフ
リクシヨン機構とを、前記固定部材に保持する保
持手段を独立的に設けたものである。

（作用） 前記保持手段により、前記切換機構、位置決め
機構及びフリクシヨン機構を確実に保持して、変
速操作の繰返し及び自転車走行時の振動による前
記操作体の許容量以上の弛緩を防止し、前記位置
決め機構とフリクシヨン機構との何れか一方を常
に作動させ得るようにするのである。

（実施例） 以下本発明装置の実施例を図面に基づいて説明
する。

第１図に示した変速操作装置は、筒状のレバー
軸１１をもつた固定部材１と、前記レバー軸１１
に対し回転自由に支持する操作レバー２と、この
操作レバー２の位置決め機構３と、変速機（図示
せず）の復帰ばねに対抗する回転抵抗を前記レバ
ー２に与えるフリクシヨン機構４とを備えたもの
であつて、前記固定部材１は、自転車のフレーム
に溶接或いはバンド部材などの固定手段を介して
固定するように構成されている。

又、前記操作レバー２は、円筒状のボス部２１
と、このボス部２１の一側から半径方向外方に延
びる操作部（図示せず）とから構成されている。

又、前記位置決め機構３は、前記変速機の変速
段位に相当する複数の係合部３１ａをもつた円筒
状の位置決め部材３１と前記係合部３１ａの一つ
に係合する係合体３２ａをもつた円筒状の係合部
材３２とから成り、前記位置決め部材３１を、前
記レバー軸１１の外周に相対回転不能に支持し
て、この位置決め部材３１の外周に、前記係合部
材３２と、この係合部材３２を前記係合部３１ａ
方向に付勢するばね３３と、このばね３３を支持
する止め輪３４とを設け、前記係合部３１ａと係
合体３２ａとを軸方向に対向させると共に、前記
位置決め部材３１の一端外周に前記レバー２のボ
ス部２１を回転可能に支持し、このボス部２１
に、前記係合部材３２を相対回転不能で、かつ軸
方向移動可能に係止し、前記操作レバー２の操作
時、前記係合部材３２を位置決め部材３１に対し
相対回転させるごとく成し、また、前記ボス部２
１の軸方向一方側への移動を前記止め輪３４で阻
止している。

又、前記フリクシヨン機構４は、リング状のフ
リクシヨン材４１をもち、このフリクシヨン材４
１を前記ボス部２１の一端面に相対回転不能に支
持し、該フリクシヨン材４１の押圧により、前記
レバー２の回転に抵抗を与えるようにしている。

この発明に係る変速操作装置は、以上の如く構
成する装置において、前記位置決め機構３及びフ
リクシヨン機構４の作動を選択的に切換える操作
体５１をもつた切換機構５を設けて、該切換機構
５の前記操作体５１を前記固定部材１に対し回転
可能に支持すると共に、前記切換機構５、位置決
め機構３及びフリクシヨン機構４とを前記固定部
材１に保持する保持手段を設けたのである。

しかして、図示した実施例では、前記位置決め
部材３１の他端を前記レバー軸１１の先端より外
方に突出させて、この突出部内周面に固定ブツシ
ユ１２を相対回転不能に支持し、該ブツシユ１２
の一端部外周に、環状に形成する前記操作体５１
を回転自由に支持し、また他端部外周に、前記操
作体５１の内側面に対向するカム体５２と、この
カム体５２と前記フリクシヨン材４１との間に介
装する間座５３とを相対回転不能に支持して、前
記操作体５１とカム体５２との対向面間に第１、
第２カム面５１ａ，５２ａを設けると共に、前記
位置決め部材３１に設ける軸方向の二つの貫通孔
３１ｂに、前記係合部材３２と前記間座５３とに
当接するレリーズピン５４をそれぞれ挿嵌して、
前記カム体５２及び間座５３の軸方向一方側への
動きを弾性的に止め、また前記ブツシユ１２の中
間部外周に止め輪１３を取付けて、前記操作体５
１の軸方向一方側への動きと、前記カム体５２及
び間座５３の軸方向他方側への動きとを止める一
方、前記レバー軸１１の中心に設けるねじ孔１１
ａに、前記ブツシユ１２の一端面と前記操作体５
１の外面とに当接する頭部６１をもつた取付ねじ
６を螺合し、この取付ねじ６１の締込みにより前
記ブツシユ１２と位置決め部材３１とを前記固定
部材１に設ける段部１ａに押付けて固定し、前記
レバー２と位置決め機構３とフリクシヨン機構４
及び切換機構５を前記固定部材１に保持するので
ある。

以上の構成において、前記切換機構５は、前記
操作体５１とカム体５２と間座５３とレリーズピ
ン５４とから成り、又、前記操作体５１、カム体
５２及び間座５３は、何れも環状に形成して、操
作体５１の中心部には丸孔を設け、またカム体５
２及び間座５３の中心部には非円形孔を設けてい
る。又、前記カム面５１ａ，５２ａは、第３図の
ごとく周方向に向つて軸方向一方側に傾斜する形
状にしている。

又、前記保持手段を構成する取付ねじ６の頭部
６１外周面には、軸方向に延びる凹凸条６２を周
設すると共に、この凹凸条６２を横切る一つの環
状溝６３を設け、又、前記操作体５１に、半径方
向に貫通する二つの横孔５１ａ，５１ａを設け
て、これら横孔５１ａ，５１ａに、略ｃ字形の取
手７の両端部を回動自由に挿嵌し、この取手７の
両端に、前記凹凸条６２と環状溝６３とに選択的
に係合する係合突起７１，７１を設けて、該係合
突起７１，７１の前記凹凸条６２との係合により
前記操作体５１の前記取付ねじ６に対する回転を
阻止し、また前記係合突起７１，７１の前記環状
溝６３との係合により前記操作体５１を、前記取
付ねじ６に対し回転させるごとく成している。

又、前記フリクシヨン機構４は、前記フリクシ
ヨン材４１と、前記間座５３の外周部内側面５３
ａとから成り、前記操作体５１の回転操作で前記
内側面５３ａがフリクシヨン材４１に圧接され、
前記レバー２の回転に抵抗を与えるようにしてい
る。尚、前記フリクシヨン材４１は、その一端面
外周部を環状に形成して、前記ボス部２１の一側
面外周部と対接させると共に、一側面内周部に、
前記ボス部２１に設ける複数の廻り止め凹部２２
と係合する複数の突起４１ａを設けて、前記ボス
部２１との相対回転を防ぐようにしている。

尚、図示した変速操作装置の前記位置決め部材
３１は、前記レバー軸１１に嵌合する筒部３１ｃ
と、この筒部３１ｃの一端から半径方向外方に延
びる円板状のフランジ部３１ｄとから成り、前記
フランジ部３１ｄの内側面に、前記係合部３１ａ
を、半径方向に指向させて、かつ、周方向に所定
間隔を置いて設けている。

又、前記係合部材３２は、環状に形成して、そ
の一側面に前記係合体３２ａを設け、又、周面に
複数の突起３２ｂを設けて、この突起３２ｂを、
前記ボス部２１に設ける複数の係止凹部２３に嵌
合するのである。

尚、図中８は前記段部１ａとボス部２１との間
に介装する座板、９は内向きの環状リツプをもつ
たキヤツプであつて、このキヤツプ９の表面と前
記操作体５１の表面とには、第５図のごとく前記
操作体５１の操作方向及び適正操作位置を示す表
示手段を設けている。

しかして以上の如く構成した操作装置を組立て
る場合、位置決め部材３１と係合部材３２とばね
３３と固定ブツシユ１２とカム体５２と間座５３
とフリクシヨン材４１とを二つの止め輪１３，３
４により予めユニツト化して第１ユニツトＡを形
成し、また取付ねじ６と操作体５１とを取手７に
より予めユニツト化して第２ユニツトＢを形成す
るものである。

そして、座板８、操作レバー２、第１ユニツト
Ａ及びキヤツプ９を順次レバー軸１１の外周りに
挿嵌し、次に第２ユニツトＢの取手７を倒し、こ
の取手７の係合突起７１を取付ねじ６の凹凸条６
２に係合させた状態で前記取付ねじ６をレバー軸
１１のねじ孔１１ａに螺合し、この取付ねじ６を
アーレンキーなどの工具で最大締込量に締込ん
で、該取付ねじ６が不測に緩まないようにするの
である。

又、この取付ねじ６の締込時、操作体５１が取
付ねじ６と共廻いしながら取付ねじ６の螺進方向
に移動し、該操作体５１の第１カム面５１ａ頂部
がカム体５２第２カム面５２ａ頂部に係合して、
操作体５１の取付ねじ６との共廻いが前記カム体
５２により阻止され、この状態で前記取付ねじ６
に締込方向の力を加えると、前記取手７が取付ね
じ６の半径方向外方に付勢されて変位し、取付ね
じ６の締込みが許されるのであり、又、前記取手
７自体の弾性復元力により該取手７が頭部６１側
に変位し、この取手７の動きと前記取付ねじ６の
回転とにより前記凹凸条６２と係合突起７１との
係合位置が順次変つて係合音が鳴るのであり、前
記取付ねじ６の締込みに伴なつて前記操作体５１
がカム体５２に近接する方向に変位して、前記取
付ねじ６が完全に締込まれたとき、前記カム面５
１ａ，５２ａが第４図のごとく完全に係合し、位
置決め機構３が作動する体制になるのである。
又、前記操作体５１は、前記取付ねじ６の頭部６
１と第１ユニツトＡの止め輪１３との間に挾まれ
て、軸方向の移動が阻止され、回転のみ自由にな
つている。

従つて、取付ねじ６が緩まない限り操作体５１
は軸方向に変位しないため、前記位置決め機構３
の作動体制を確実に維持することができると共
に、位置決め機構３及びフリクシヨン機構４の脱
落を確実に防止できるのである。又、前記取手７
は、その係合突起７１を取付ねじ６の凹凸条６２
に係合させて、取付ねじ６の緩みを完全に阻止す
るのである。

又、前記位置決め機構３の作動体制からフリク
シヨン機構４の作動体制に切換える場合は、前記
取手７を取付ねじ６に対し起立し、該取手７の係
合突起７１を取付ねじ６の環状溝６３に係合させ
た状態で、操作体５１を、前記取付ねじ６の締込
方向と反対方向に回動するのであつて、この操作
体５１の回動により、第１及び第２カム面５１
ａ，５２ａの係合位置が順次変つて、カム体５２
が操作体５１に対し離反方向に変位し、このカム
体５２の動きが、間座５３及びレリーズピン５４
を介して係合部材３２に伝わり、該係合部材３２
がばね３３に抗して係合部３１ａに対し離反方向
に変位し、係合体３２ａの係合部３１ａとの係合
が離脱して、位置決め機構３が作動不能となる一
方、前記カム体５２の変位により、前記間座５３
の外周部内側面が、操作レバー２と一体に回転す
るフリクシヨン材４１に圧接され、このフリクシ
ヨン材４１と間座５３との間に所定のフリクシヨ
ンが与えられて、フリクシヨン機構３が作動する
体制となるのである。従つて、このフリクシヨン
機構３を作動させて操作レバー２を操作すること
ができるのである。又、このとき、前記取手７の
係合突起７１を取付ねじ６の凹凸条６２に係合さ
せて、取付ねじ６の緩みを完全に阻止するのであ
る。

又、前記フリクシヨン機構４の作動体制から位
置決め機構３の作動体制に切換える場合は、取手
７の係合突起７１を取付ねじ６の環状溝６３に係
合させて、操作体５１を取付ねじ６の締込方向に
回動するのであつて、この操作体５１の回動によ
り、第１及び第２カム面５１ａ，５２ａの係合位
置が順次変つて、カム体５２が操作体５１に対し
近接方向に変位可能となる。そして、ばね３３の
復元力により前記カム体５２が操作体５１に対し
近接方向に変位すると共に、係合部材３２が係合
部５１ａに対し近接方向に変位して、係合体５２
ａと係合部５１ａとが係合し、位置決め機構３は
作動体制となるのである。

尚、以上説明した実施例では、切換機構５とし
て、軸方向移動不能で、回転のみ可能な操作体５
１と、カム体５２とを用い、これら操作体５１と
カム体５２との間にカム面５１ａ，５２ａを設け
た構造を採用したが、その他、例えば一定範囲の
み軸方向に変位可能な操作体を備え、この操作体
を第１図における固定ブツシユ１２の外周に螺合
して、操作体の螺進又は螺退により位置決め機構
３及びフリクシヨン機構４の作動を選択的に切換
えるようにしてもよいのであつて、その構成は特
に限定されるものでない。

又、保持手段として取付ねじ６を用いたが、そ
の他、例えばナツト或いは止め輪などの止め具を
用いてもよいのであつて、その構成は特に限定さ
れるものでない。前記止め具を用いる場合、例え
ば、第１図におけるレバー軸１１を延長すると共
に、固定ブツシユ１２の貫通孔を、前記延長部を
受入れる大きさに形成して、前記延長部を固定ブ
ツシユ１２の端面より外方に突出させ、この突出
部に前記止め具を取付けるのである。

又、以上の説明では、切換機構５、位置決め機
構３及びフリクシヨン機構４を保持する保持手段
を利用し、この保持手段により操作レバー２を固
定部材１に保持したが、その他、前記操作レバー
２は、前記保持手段とは別の保持手段で保持して
もよい。この場合、例えば第１図における位置決
め部材３１の操作レバー支持側端部を切断してな
くし、前記操作レバー２を直接レバー軸１１に支
持すると共に、前記レバー軸１１に止め輪を取付
けて前記レバー２を保持する一方、前記位置決め
部材３１をレバー軸１１の段部１１ｂに押付ける
ごとく成すのである。

又、前記位置決め機構３及びフリクシヨン機構
４の構成も特に限定されるものでない。

（発明の効果） 以上の如く本発明は、位置決め機構及びフリク
シヨン機構の作動を選択的に切換える操作体をも
つた切換機構を設けて、該切換機構の前記操作体
を固定部材に対し回転可能に支持すると共に、前
記切換位置と位置決め機構及びフリクシヨン機構
とを前記固定部材に保持する保持手段を独立的に
設けたから、前記保持手段を、不測に弛緩しない
構造にでき、この保持手段により、前記三つの機
構を確実に保持することができながら、しかも、
前記切換機構の操作体を、前記保持手段と関係な
しに操作することができるので、位置決め機構及
びフリクシヨン機構の作動が何れも機能しなくな
る事態を防止でき、常に何れか一方の機構が作動
する体制に保つことができるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の一実施例を示す一部を省
略した拡大断面図、第２図は分解図、第３図は操
作体及びカム体のみの斜視図、第４図は操作体と
カム体との係合関係を示す説明図、第５図は一部
を省略した平面図、第６図は取付ねじ及び取手の
みの斜視図、第７図は取付ねじと取手との関係を
示す説明図、第８図は位置決め部材の一部断面
図、第９図は同じく底面図、第１０図は係合部材
の一部断面図、第１１図は同じく平面図である。 １……固定部材、１１……レバー軸、２……操
作レバー、３……位置決め機構、３１……位置決
め部材、３１ａ……係合部、３２ａ……係合体、
４……フリクシヨン機構、５……切換機構、５１
……操作体、６……取付ねじ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ レバー軸をもつた固定部材に、変速機を作動
   させる操作レバーを回動可能に支持すると共に、
   複数の係合部をもつ位置決め部材と前記係合部の
   少なくとも一つに係合する係合体とから成る前記
   操作レバーの位置決め機構と、前記変速機の復帰
   ばねに対抗する回動抵抗を前記操作レバーに与え
   るフリクシヨン機構とを備えた自転車用変速操作
   装置であつて、前記位置決め機構及び前記フリク
   シヨン機構の作動を選択的に切換える操作体をも
   つた切換機構を設けて、該切換機構の前記操作体
   を前記固定部材に対し回転可能に支持すると共
   に、前記位置決め機構及び前記フリクシヨン機構
   とを共に前記固定部材に保持する保持手段を設
   け、前記切換機構を前記保持手段の保持操作とは
   別に切換操作可能に形成してある自転車用変速操
   作装置。