JPH023189Y2 - - Google Patents

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JPH023189Y2
JPH023189Y2 JP1984161498U JP16149884U JPH023189Y2 JP H023189 Y2 JPH023189 Y2 JP H023189Y2 JP 1984161498 U JP1984161498 U JP 1984161498U JP 16149884 U JP16149884 U JP 16149884U JP H023189 Y2 JPH023189 Y2 JP H023189Y2
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JP
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coil
rod
swing
permanent magnet
pendulum
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JP1984161498U
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JPS6176379U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コイルと永久磁石とによる磁気的な
駆動機構により振子の揺動を行う振子時計の振子
機構に関する。
(従来技術) 従来、コイルと永久磁石とによる磁気的な駆動
による振子機構は、以下に説明するような機構が
使用されていた。
第3図に示す如く、下板54には、発電コイル
48と駆動コイル50とが一体に捲かれているコ
イル51が固定され、一端に振子44を懸吊し、
他端が上板56と下板54との間に配置された支
持棒46に設けられた支持部46aに揺動自在に
支持される振竿42には、コイル51に対してわ
ずかな空隙を隔てて永久磁石52が固着されてお
り、コイル51と永久磁石52との電磁結合力に
より、振竿42の揺動が行われている。
第5図は振子機構の電子回路の回路図で、
NPN型トランジスタを使用した場合の例を示し
ており、発電コイル48の下端部及び駆動コイル
50の上端部に「・」印が付けてある方は、コイ
ルの捲き始め端を示している。同図において、電
池68のマイナス極はトランジスタ58のエミツ
タ62に接続されており、ブラス極は3つに分岐
され、その1つはトランジスタ58のベース60
にバイアス電流を供給するバイアス抵抗70に接
続され、他の2つは発電コイル48又は駆動コイ
ル50のそれぞれ捲終り又は捲始めのリード線に
接続されている。この発電コイル48の捲始めリ
ード線は結合コンデンサ72を通じてトランジス
タ58のベース60に接続され、駆動コイル50
の捲終りリード線はトランジスタ58のコレクタ
64に接続されている。
次に振子機構の動作原理を説明する。電池68
からバイアス抵抗70を通るバイアス電流は、ト
ランジスタ58のベース60を通り、トランジス
タ58をオン状態寸前にしている。第4図に示す
如く、振竿42がA位置から揺動し、振竿42に
設けた永久磁石52が発電コイル48を交差する
と、永久磁石52の磁束のため発電コイル48に
電流が発生する。発生した電流は結合コンデンサ
72を通じてトランジスタ588のベース60に
供給され、トランジスタ58は完全にオン状態に
なる。トランジスタ58がオン状態になると、駆
動コイル50に電流が流れ、駆動コイル50に磁
束を発生させ、駆動コイル50に発生した磁束に
より、永久磁石52が振竿42の揺動方向へ反撥
作用を受け、振竿42はB位置へ揺動する。B位
置からA位置への振竿42の揺動もまた同様であ
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら上記従来の振子機構では、振子4
4の振角を小さく設定すると、振竿42に固定し
た永久磁石52が発電コイル48を十分に交差で
きないため、振子44が止まつてしまうという問
題があつた。また、上記問題を解消するため、振
竿42の支点と、下板54に固定したコイル51
との距離を離すことが考えられるが、この実施に
よると振子駆動部が長くなつてしまい外観上問題
があつた。
本考案は上記従来の欠点を解決するために為さ
れたものであり、その目的は、振子が、小さい振
角でも揺動可能な振子機構を提供することであ
る。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本考案では、コイルを
発電コイルと駆動コイルとに上下に分割し、前記
第1振竿及び第2振竿のどちらか一方には発電コ
イルに近接対向して永久磁石を固定すると共に、
他方には駆動コイルに近接対向して永久磁石を固
定し、発電コイルに対応する振竿の振角を駆動コ
イルに対応する振竿のそれより大きく設定したこ
とを特徴とした。
(実施例) 以下図面に基づき本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は
本考案の動作説明図をそれぞれ示している。
第1図に示す如く、下板26と上板28との間
には、第1支持棒6の下方に第2支持棒8が縦列
配置されている。第1振竿2の下端には振子14
が着脱自在に懸吊され、上端に設けた第1支点部
2aは前記第1支持棒6に設けられた支持部6a
に揺動自在に支持されており、第1振竿2は前記
支持部6aを揺動支点としている。第1振竿2に
は、第2支持棒8が貫通可能であり、かつ、第1
振竿2の振角が最大になつても第2支持棒8と第
1振竿2が接触しないような透孔24が設けられ
ている。第2振竿4の上端に設けた第2支点部4
aは前記第2支持棒8に接けられた支持部8aに
揺動自在に支持されており、第2振竿4は前記支
持部8aを揺動支点としている。
下板26には、発電コイル10の下方に駆動コ
イル12が縦列配置されている。
第1振竿2には、駆動コイル12に対してわず
かな空隙を隔てて第1永久磁石16が固着されて
おり、第2振竿4の下端には、発電コイル10に
対してわずかな空隙を隔てて第2永久磁石18が
固着されている。
第2振竿4には制御ピン20が設けられてお
り、第1振竿2には前記制御ピン20を挿入かつ
第2振竿4の揺動時でも制御ピン20を側面で係
合可能な係合穴22が設けられている。
本考案の実施例は以上の構成から成り、以下に
その作用を説明する。
第2図に示す如く、第2振竿4に設けた制御ピ
ン20を第1振竿2に設けた係合穴22に挿入す
ることにより、制御ピン20は係合穴22の側面
で係合されるため、第2振竿4は第1振竿2と同
周期で揺動する。このため、第1振竿2の振角が
ある程度小さい場合であつても、第2振竿4の振
角を大きくすることができ、第2振竿4に固着し
た第2永久磁石18が発電コイル10を十分に交
差することができる。これにより、発電コイル1
0に電流を発生・停止させることができ、至いて
は駆動コイル12に磁束を発生・停止させ、第1
振竿2に固着された第1永久磁石16に反撥作用
を受けさせることができ、第1振竿2の揺動を持
続させることができる。
発電コイル10と駆動コイル12とが一体に捲
かれているコイルを使用すると、第2振竿4を駆
動させなければならないため、第2振竿4の振角
を大きくとり、また、第11振竿2も同時に揺動さ
せるため駆動コイル12に発生させる磁束を大き
くしなければならず、電池消耗率が悪くなつてし
まうため、本考案では、発電コイル10と駆動コ
イル12を別個に固定し、駆動コイル12に発生
する磁束により第1振竿2を駆動させるため、駆
動コイル12に発生させる磁束を小さくすること
が可能である。
本実施例では、第2振竿4に制御ピン20、第
1振竿2に制御ピン20を挿入・係合可能な係合
穴22が設けられているが、第1振竿2に前記制
御ピン20、第2振竿4に前記係合穴22を設け
ることにより、第1振竿2と第2振竿4を同周期
で揺動させることもできる。
他の実施例として、駆動コイル12を上板28
に、発電コイル10を下板26に、それぞれ固着
することにより、振子14が小さい振角で揺動し
ても、電池消耗率を悪くせずに時計体部分を短か
くすることが可能である。
本考案では、発電コイル10と駆動コイル12
を別個に固定している構成であるため、回路部分
は従来用いている回路を使用することができる。
また、振子14の振角が大きい場合であつても
使用することが可能である。
(考案の効果) 本考案によれば、コイルを発電コイルと駆動コ
イルとに上下に分割し、第1振竿及び第2振竿の
どちらか一方には発電コイルに近接対向して永久
磁石を固定すると共に、他方には駆動コイルに近
接対向して永久磁石を固定し、発電コイルに対応
する振竿の振角を駆動コイルに対応する振竿のそ
れより大きく設定したので、駆動コイルに対応す
る振竿の振角が小さくても振子の揺動を持続する
ことができる上、駆動部を比較的上方に配置でき
るため、ホールロツクのような振子が長く、振角
が1〜2度しかない時計に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案における実施例を示す断面図。
第2図は本考案の動作説明図。第3図は従来例の
断面図。第4図は従来例の動作説明図。第5図は
振子を揺動する電子回路の回路図。 2……第1振竿、4……第2振竿、6……第1
支持棒、8……第2支持棒、10……発電コイ
ル、12……駆動コイル、14……振子、16…
…第1永久磁石、18……第2永久磁石、20…
…制御ピン、22……係合穴、26……下板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1振竿と第2振竿を縦列配置し、該第1振竿
    と第2振竿のいずれか一方に制御ピン、他方に該
    制御ピンと係合可能な係合穴を設け、下板に固定
    させたコイルと、前記振竿に固定された永久磁石
    の電磁結合力により、同周期で両振竿の揺動を行
    う振子時計の振子機構において、前記コイルを発
    電コイルと駆動コイルとに上下に分割し、前記第
    1振竿及び第2振竿のどちらか一方には発電コイ
    ルに近接対向して永久磁石を固定すると共に、他
    方には駆動コイルに近接対向して永久磁石を固定
    し、発電コイルに対応する振竿の振角を駆動コイ
    ルに対応する振竿のそれより大きく設定したこと
    を特徴とする振子時計の振子機構。
JP1984161498U 1984-10-24 1984-10-24 Expired JPH023189Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984161498U JPH023189Y2 (ja) 1984-10-24 1984-10-24

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JPS6176379U JPS6176379U (ja) 1986-05-22
JPH023189Y2 true JPH023189Y2 (ja) 1990-01-25

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Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5736798B2 (ja) * 1977-07-15 1982-08-05
JPS5949989B2 (ja) * 1981-09-18 1984-12-05 信之 松ケ下 大型移動型枠装置

Family Cites Families (2)

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JPS6139990Y2 (ja) * 1980-08-07 1986-11-15
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JPS6176379U (ja) 1986-05-22

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