JPH0231898A - 下水汚泥の嫌気性消化方法 - Google Patents

下水汚泥の嫌気性消化方法

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JPH0231898A
JPH0231898A JP1077869A JP7786989A JPH0231898A JP H0231898 A JPH0231898 A JP H0231898A JP 1077869 A JP1077869 A JP 1077869A JP 7786989 A JP7786989 A JP 7786989A JP H0231898 A JPH0231898 A JP H0231898A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 この発明は、下水汚泥の嫌気性消化方法に関するもので
ある。
背景技術 下水処理場で発生する汚泥は、通常約2%の固形分濃度
の状態で排出される。この排出する汚泥の量を減量する
対策の1つとして、従来より汚泥を消化槽に導いてメタ
ン発酵させる方法が行なわれている。
しかしながら、このような従来の方法では、発酵速度が
遅く、かつ汚泥が稀薄な濃度であるため、大きな容量の
消化槽が必要であり、また、消化率が高々40〜50%
であるため、消化により発生した消化ガスのかなりの部
分が、この汚泥の加熱に消費される結果となり、経済性
が極めて低かった。
汚泥消化技術において改善すべき第1の点は。
消化槽の小型化であり、第2の点はプロセス内での熱収
支の改善と消化ガス発生率の向上である。
最近では、固形分濃度的2%の汚泥を4〜6%にまで濃
縮する試みがなされている。このような濃縮により、消
化槽の容積を小さくすると共に熱投を改善して、消化ガ
ス発電によるエネルギー回収を可能にしている。しかし
ながら、このような濃縮方法によっても、経済的な効率
はなお不充分であり、さらに−層の性能向上が望まれて
いる。
メタン発酵の能率向上を図る方法として、50〜55℃
の高温で発酵を行う方法と、メタン発酵の前に汚泥を予
め加熱処理しておく方法が知られている。前者の方法で
は1通常の35℃でのメタン発酵の場合の2〜2.5倍
の発酵速度が得られる。後者の場合では、生汚泥を前も
って120〜180℃の温度で加熱処理しておくことに
よって、消化率を通常の場合の50〜60%増しに向上
させることができると言われている。これらの方法は、
汚泥消化の能率を向上させる方法としては極めて有効な
方法である。しかしながら、汚泥の濃度が4〜6%の場
合には、加熱に多量の熱量が必要となるので、35℃程
度に加温するのが限度であった。したがって、50〜5
5℃の温度でメタン発酵を行なったり、生汚泥を予め1
20〜180℃に加熱したりすることは、大量の熱量が
必要になることから通常の下水処理場では行なうことが
できなかった。
発明の要約 この発明の目的は、消化率、すなわち消化ガス発生率を
向上させるとともに、消化槽の容積を小型化することの
できる嫌気性消化方法を提供することにある。
この発明の嫌気性消化方法は、従来の希薄濃度の汚泥の
代りに脱水汚泥を用いる事を特徴とするものであって、
生汚泥を少くとも10%以上の固形分濃度に脱水し、脱
水した生汚泥を消化汚泥に添加して均一に混練し、混線
した汚泥を所定の温度でメタン発酵させるものである。
この発明において、生汚泥の脱水は好ましくは15%以
上、更に好ましくは20%以上の固形分濃度でなされる
この発明において6脱水した生汚泥は、消化汚泥に添加
する前に、120〜180’Cの温度で加熱処理される
ことが好ましい。
この場合、メタン発酵は発酵速度の大きい50〜55℃
の高温発酵領域で行うのが特に好ましい。
またこの発明は、メタン発酵を酸生成工程とメタン生成
工程とに分離して行なういわゆる二相嫌気性消化方法に
も適用し得る。この場合、生汚泥を10%以上の固形分
濃度に脱水し、脱水した生汚泥を酸生成発酵後の消化汚
泥に添加して均一に混練し、混練した汚泥を酸生成発瀞
させ5次に酸生成発酵の生成物をメタン生成槽に導いて
メタンを生成させる。すなわち酸生成発酵の生成物は、
酸生成発酵後の消化汚泥を脱水機でろ過することにより
脱離液として分離する。得られた脱離液中に含まれる酸
生成発酵の生成物は、メタン発酵槽の中で固定化した生
体触媒と接触することによってメタン生成発酵をさせる
ここで酸生成発摩とは汚泥中の有機物から、有機酸、ア
ルコールおよび炭酸ガス等を生成する発酵をいう、この
二相嫌気性消化方法においても生汚泥を予め加熱処理し
、高温で発酵を行わせるならば性能は一層向上する。
以上の二相消化方式を採用する事によって粘稠な生汚泥
と種汚泥の混線条件を緩和させ、メタン発酵の能率を一
1向上させる事が出来る。
汚泥の固形分濃度が4〜6%以上になると粘度が急激に
高くなり、10%を越えると攪拌機付きの通常のメタン
発酵槽では攪拌動力の消費量が過大になり経済性を失う
、さらに15%を越えると一般的な攪拌器では攪拌が不
可能になる。このため、従来より実用的な濃度としては
、4〜6%以下であると考えられてきた。したがって、
従来は、固形分濃度10%以上の生汚泥を用いて、メタ
ン発酵を行なうということはなされておらず、このよう
なことは不可能であると考えられていた。
本発明者は、固形分20%以上の生汚泥であっても、菌
体濃度を十分に高くシ、かつ生汚泥に菌体をむらなく均
一に混合することによって、メタン発酵が効率良く行な
えることを見い出した。すなわち、この発明は、濃度の
高い種汚泥、すなわち消化汚泥中に少量の高濃度の生汚
泥を添加し。
これを均一に混合して、消化槽中で一定の温度に保つこ
とによりメタン発酵を行なっている。
この発明に従かえば、少くとも10%以上の固形分濃度
に脱水した生汚泥を用いているため、従来よりも小さな
容量の消化槽にすることができる。
また従来と同程度の容量の消化槽を用いた場合には、従
来よりも多量の生汚泥を消化することができる。
またこの発明に従えば、汚泥の固形分濃度が高いので、
加熱すべき水分量が従来よりも少なくなる。したがって
、熱収支の点で従来は実用化されなかった汚泥の熱処理
法とか高温発瀞法を採用することが出来る。
下水処理場には、消化ガス発電の設備が設けられている
場合がある。この発明に従えば、この発電システムから
生じた排熱を用いて、汚泥を加熱することが可能になる
ので、このような処理場においてこの発明は特に有用な
ものとなる。
好適な実施例の説明 Fill and Draw法の実験 Fill and Draw法によって、この発明を検
計した。
種汚泥としては、50〜55℃で消化させたものを固形
分濃度15%に脱水して用いた。生汚泥としては、固形
分濃度21%に脱水したものを用いた。熱処理汚泥とし
ては、生汚泥を約170”Cで30分間加熱処理したも
のを用いた。
実施例1 内容積約10100Oのガス排出口&設けた完全密閉型
の実験用ニーダに1種汚泥200gと生汚泥2.6gを
入れて窒素ガスでニーダのポット内を置換した0次いで
、5分間混線を行なった後、ニーダを53℃の恒温水槽
中につけて静置した。
発生した消化ガスを捕集層に集めて、翌日にガス発生量
とメタン含有率を測定した1次いで、二ダのポットの中
から2.6gの汚泥を抜き取り、新たに2.6gの生汚
泥を加えて、再び5分間混練した。この操作を毎日1回
繰返した。実験は16日間継続して行なった。第1図に
はガス発生量を、第2図には発生したガスのメタン含有
率を示す。
比較例1 300mgの三角フラスコに、200gの種汚泥と、2
.6.の生汚泥とを入れて、窒素ガスでフラスコ内を置
換しながらガラス棒で汚泥を攪拌し混合した。消化ガス
抜出し口の付いたゴム栓でこの三角フラスコに蓋をし、
53℃の恒温水槽につけて静置した0発生した消化ガス
を捕集層に集めて、その翌日にメタン含有率を測定した
1次いで、フラスコの中から2.6gの汚泥を抜き取り
2.6gの生汚泥を新たに加えて再びガラス棒で攪拌し
て混合した。この操作を毎日1回繰返した。実験は16
日間行なった。得られた結果を。
第1図および第2図に示す。
実施例2 実施例1において用いた生汚泥の代わりに、熱処理汚泥
を用い、実施例1と同様にしてガス発生量および発生し
たガスのメタン含有率を測定した。
結果を第1図および第2図に示す。
比較例2 比較例1において用いた生汚泥の代わりに、熱処理汚泥
を用いて、比較例1と同様にして熱処理汚泥を種汚泥中
に混合し消化させてガス発生量とメタン含有率を測定し
た。得られた結果を第1図および第2図に示す。
第1図に示されるように、実験用ニーダを用いて十分に
汚泥を混合した実施例1は、攪拌が十分ではない比較例
1よりもはるかに高いガス発生量を示した。このガス発
生量は、汚泥の有機物1gあたりのガス発生量である。
実施例1のガス発生量は、従来の低い濃度で行なわれて
いる消化の場合のガス発生量とほぼ同じレベルであった
実施例2では、生汚泥を予め加熱処理している。
第1図に示されるように、実施例2のガス発生量は、実
施例1よりもさらに高くなっており、加熱処理により消
化率が向上し、多量のガスが発生したことがわかる。加
熱処理した汚泥を用いた比較例2との比較から、この場
合においても汚泥を十分に混合することが必要であるこ
とがわかる。
ベンチスケール実験 第3図は、この発明に従う第1の具体的な説明のための
工程図である。第3図を参照して、10%以上に脱水し
た生汚泥は、ニーダ1中に添加される。ニーダ1には、
消化槽2から排出された消化汚泥が種汚泥として循環さ
れており、この消化汚泥中に、生汚泥が混合される。ニ
ーダ1とじては、粘度の高いものを混練することのでき
るものが使用され、たとえばコニーダ、またはリボンミ
キサ、ギロチンミキサなどが使用できる。ニーダ1で、
消化汚泥中に生汚泥を混練した汚泥は、次に消化槽2に
送られる。消化槽2では、消化が行なわれ1発生した消
化ガスが抜き出される。所定時間の消化が終わった汚泥
は、再びニーダ1に消化され、一部は廃棄される。ニー
ダ1における消化汚泥/生汚泥との混合割合は大きい方
が安定した結果かえられる。ニーダの効率にもよるが実
際には1〜20が用いられる。
メタン発酵は、通常汚泥中の基質の有機物から有機酸や
アルコールを生成する過程と、有機酸やアルコールから
メタンを生成する過程の2つの過程を経てメタンを生成
すると言われている。生汚泥中の菌体濃度が低いか、ま
たは生汚泥と種汚泥との混合状態が不均一であり、局部
的に菌体濃度が低くなる場合には、有機酸やアルコール
の生成が優勢になり、メタン生成菌の活動が抑制される
メタン発酵の速度は、メタン生成過程が律速であリ、ま
たメタン生成菌はPHや有機酸濃度に非常に敏感である
と言われている。このため、生汚泥中のメタン生成菌の
濃度を常に高く保ち、メタン生成菌の周囲の有機酸やア
ルコールの濃度が成る限度以上にならないように生汚泥
と種汚泥とを混練することが必要である。有機酸やアル
コール濃度が過剰にならないように、生汚泥と種汚泥と
の混合に際しては、循環させる種汚泥の量を増加して菌
体の初期濃度を高めておくことが好ましい。
これによって、酸生成菌とメタン生成菌の共生関係の均
衡が保たれる。
第4図はこの発明に従う第2の具体的な説明のための工
程図であり、種汚泥との混線前に生汚泥を加熱処理する
具体例を示している。第4図を参照して、脱水した生汚
泥は、汚泥予熱器3に供給され予め加熱される。生汚泥
は次に、加熱器4内に供給され120〜180’Cの温
度に加熱される。
この加熱器4は、たとえば蒸気により加熱することがで
きる。このような蒸気には、下水処理場に設置されてい
る消化ガス発電の廃熱から回収した蒸気を用いることが
できる。加熱された汚泥は。
次に第1フラツシユタンク5に入れられる。ここで生汚
泥は100℃に冷却される。第1フラツシユタンクで発
生した飽和蒸気は、汚泥予熱器1に導かれ、生汚泥の予
熱のために用いられる1次に生汚泥は、第2のフラッシ
ュタンク6に入れられ、たとえば55℃に冷却される。
この冷却した生汚泥をニーダ1中に供給し、種汚泥とし
て循環している消化汚泥と混線する。混練した汚泥は、
次に消化槽2に送られ所定の温度、たとえば50〜55
℃でメタン発酵が行なわれる。
発生した消化ガスは抜出し口から取出され、所定時間の
消化を終えた汚泥は、一部が廃棄され、残りはニーダ1
に循環される。
第4図に示すような工程に基いて本ベンチスケール実験
を行なった。消化槽としては第5図に示すようなチュー
ブタイプの消化槽を用いた。第5図を参照して、ジャケ
ット11内にはチューブ12が設けられている。チュー
ブ12の上端には汚泥供給ノズル13と消化ガス排出口
15が設けられている。ジャケット11の底部には、汚
泥排出口14が設けられている。加温ジャケット付きの
ニーダ1で混練された汚泥は汚泥供給ノズル13からチ
ューブ12内に供給される。チューブ12内は、ジャケ
ット11により所定の温度になるよう保たれている。チ
ューブ12内では、消化しながら汚泥は下方に移動する
。一定期間内でチューブ12内を移動した汚泥は、次に
汚泥排出口14から排出される。消化により発生したガ
スはチューブ12の頂部に設けられた消化ガス排出口1
5から排出される。
チューブ12としては、直径160m/+s−長さ35
00m/mのものを用いた。チューブ12内の温度が5
0〜55℃となるようにジャケット11に温水を流して
保温した。汚泥供給ノズル13から供給された汚泥が、
1日間でチューブ12内を通過するように、汚泥供給ノ
ズル12からの汚泥の供給速度を調整した。
50〜55℃に加温されたニーダ1では、種汚泥、すな
わち消化汚泥12.0kgに対し、固形分濃度21%の
生汚泥をあらかじめ160Cで30分間加熱処理したも
のを0.84kgの割合で混線し、6時間に1回の割合
で間けつ的に汚泥供給ノズル13からチューブ12内に
供給した。
以上のようにして、15日間このベンチスケール実験を
行い、消化により発生したガス発生量および発生したガ
ス中のメタン含有率を測定した。
その結果、このシステムによれば、生汚泥中の有機物1
kgあたり、約75onのガスが発生した。
従来の通常の嫌気性消化では、有機物1kgあたり。
約500λのガス発生量であるので、このシステムで得
られたガス発生量はかなり高い値である。
なお、メタン含有率は約60%であり、従来の通常の嫌
気性消化方法とほぼ同程度であった。従来の消化方法に
比べ、単位有機物あたりのガス発生量が著しく向上した
ことから、より実際に近い条件であるベンチスケール実
験からも、この発明の消化方法が優れた方法であること
が明らかである。
第6図は、大規模プラントにこの発明を適用した場合の
消化槽の一例を示す部分切欠断面図である。
この発明においては、汚泥の粘度が高いため、従来のよ
うな攪拌槽中での消化を行なうことができない、したが
って5あらかじめニーダでよく混練した後、第5図に示
したように、汚泥をチューブ中で移動させながら消化す
る方法が有効な方法の1つである。このため、大規模プ
ラントにおいては、第6図に示すような多数のチューブ
を備えた装置を用いることができる。第6図を参照して
、ジャケット21中には複数のチューブ22が入れられ
ている。このチューブ22は、たとえば、直径0 、2
〜1 、0 m、長さ10〜30mのものが用いられる
。ジャケット21の底部には汚泥供給口23が設けられ
ており、この汚泥供給口23には各チューブ22に対応
した汚泥分配ノズル24が設けられている。またジャケ
ット21の底部には。
温水人口27および汚泥排出口25が設けられている。
ジャケット21の上方部には消化ガスを抜き出すための
消化ガス出口26および温水人口28が設けられている
汚泥供給口23から供給された汚泥は、汚泥分配ノズル
24により、それぞれのチューブ22中に押出される。
チューブ22中では、汚泥が徐々に押出されて上昇し、
チューブ22の上方端では、汚泥があふれて、チューブ
22の外壁を通り今度は下方に移動する。チューブ22
の外壁を通り下方に移動した汚泥は、汚泥排出口25よ
り排出されて、一部は廃棄され、残りはニーダに循環さ
れる。
汚泥は、チューブ22中を上昇しかつチューブ22の外
壁を伝わって下降する間に消化する。
このような方式をとることにより、短いチューブでも、
長い滞留時間を確保することができる。なお、ジャケッ
ト21の外壁中には、温水人口27から供給される温水
が通され、この温水は温水出口28から出ていく、この
温水により、ジャケット21の内部が所定の温度に保た
れるようにされている。
第6図に示すような複数のチューブを有した消化槽を用
いることにより、チューブ内での汚泥の移動速度を均一
にすることができ、短絡流のような汚泥の移動の不均一
を防止することができる。
しかしながら、第6図に示す消化槽は、この発明に用い
ることのできる消化槽の一例であって。
この発明は第6図に示す消化槽の使用に限定されるもの
ではない。
この発明は、上述したようにメタン発酵を酸生成工程と
メタン生成工程とに分離して行なう二相嫌気性消化方法
にも適用され得る。第7図は、このような二相嫌気性消
化方法にこの発明を適用した場合の具体的な説明のため
の工程図である。第7図を参照して、脱水された生汚泥
は、ニーダ31に供給される。ここで脱水生汚泥は循環
された消化汚泥に混練される。混線された汚泥は、酸発
酵消化槽32に送られ、メタン発酵プロセスにおける酸
生成工程のみが行なわれる6発酵後の消化汚泥の一部は
脱水機33により脱水した後廃棄される。残りはニーダ
31に循環される。酸生成発酵により、生汚泥中の有機
物は有機酸やアルコール、あるいは炭酸ガスなどに変換
され可溶化される。このため、酸生成工程で生成した有
機酸等は脱離液中に溶解している。脱離液は次に、メタ
ン生成発酵を行なわせるために固定化生体触媒を有する
メタン生成発酵槽44中に供給される。ここでメタン生
成発酵が行なおれ、発生したメタンガスは取出され、メ
タン生成発酵槽34で処理された脱離液は廃棄される。
なお酸発酵消化槽32の構造としては第5図、第6図に
示すようなチューブタイプのものが用いられる。
さらに二相嫌気性消化方法における他の具体例としては
第4図に示すような方法で生汚泥を予め120〜180
℃の温度に加熱処理した後に、前記の二相嫌気性消化を
行うものがある。この場合発酵は50〜55℃の高温領
域で行う事が好ましい、こうする事によって二相嫌気性
消化の効率は一層改善される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、 Fill and Draw法による実験
におけるガス発生量を示す図である。 第2図は、Fill and Draw法による実験に
おいて発生したガスのメタン含有率を示す図である。 第3図は、この発明に従う第1の具体的な説明のための
工程図である。 第4図は、この発明に従う第2の具体的な説明のための
工程図である。 第5図は、第4図に示す工程に従うベンチスケール実験
において使用した消化槽を示す斜視図である。 第6図は、大規模プラントにこの発明を適用した場合の
消化槽の部分切欠斜視図である。 第7図は、この発明に従う第3の具体的な説明のための
工程図である6 第8図は、この発明に従う第4の具体的な説明のための
工程図である。 FIG、1 FIG、2 時間(日) FIG、5 / FIG、6 手続補装置(方式) %式% 事件の表示 平成01年特許原第077869号 発明の名称 下水汚泥の嫌気性消化方法 補正をする者 事件との関係      特許出厘人 4゜ S。 6゜ 補正命令の日付(発送口) 平成1年7月4日 補正の対象 「明細書の図面の簡単な説明の欄」 補正の内容 23ページ第】3〜14行目 「第8図は、この発明に従う第4の具体的な説明のため
の工程図である。」を削除します−X\

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、メタン発酵後の消化汚泥の一部を廃棄すると共に残
    りを循環させ、この循環消化汚泥に生汚泥を添加しメタ
    ン発酵させる下水汚泥の嫌気性消化方法であって、前記
    生汚泥を少くとも10%以上の固形分濃度に脱水し、前
    記脱水した生汚泥を前記循環消化汚泥に添加して均一に
    混練し、前記混練した生汚泥を所定の温度でメタン発酵
    させる各工程を備える下水汚泥の嫌気性消化方法。 2、前記脱水工程が、前記生汚泥を15%以上の固形分
    濃度に脱水する工程を備える請求項1記載の方法。 3、前記脱水工程が、前記生汚泥を20%以上の固形分
    濃度に脱水する工程を備える請求項1記載の方法。 4、前記発酵工程が、50〜55℃でメタン発酵させる
    工程を備える請求項1記載の方法。 5、メタン発酵後の消化汚泥の一部を廃棄すると共に残
    りを循環させ、この循環消化汚泥に生汚泥を添加しメタ
    ン発酵させる下水汚泥の嫌気性消化方法であって、前記
    生汚泥を少くとも10%以上の固形分濃度に脱水し、前
    記脱水した生汚泥を120〜180℃の温度で加熱処理
    し、前記加熱処理後の生汚泥を前記循環消化汚泥に添加
    して均一に混練し、前記混練した汚泥を所定の温度でメ
    タン発酵させる各工程を備える下水汚泥の嫌気性消化方
    法。 6、前記脱水工程が、前記生汚泥を15%以上の固形分
    濃度に脱水する工程を備える請求項5記載の方法。 7、前記脱水工程が、前記生汚泥を20%以上の固形分
    濃度に脱水する工程を備える請求項5記載の方法。 8、前記発酵工程が、50〜55℃でメタン発酵させる
    工程を備える請求項5記載の方法。 ■■メタン発酵を酸生成プロセスとメタン生成■■セス
    とに分離して行なう二相嫌気性消化方法■■って、前記
    酸生成プロセスが、生汚泥を少く■■10%以上の固形
    分の濃度に脱水し、前記脱■■た生汚泥を酸生成発酵後
    の消化汚泥に添加し■■一に混練し、前記混練した汚泥
    を酸生成発酵■■る各工程を備え、前記メタン生成工程
    が、前■■生成発酵の生成物を発酵してメタンを生成さ
    ■■工程を備える二相嫌気性消化方法。 10、前記メタン生成工程が、前記酸生成発酵後■■泥
    をろ過することにより、前記酸生成発酵の■■物をろ液
    として分離し、前記酸生成発酵の生■■から固定化した
    生体触媒によってメタンを生■■せる各工程を備える請
    求項7記載の方法。 11、前記二相嫌気性消化方法であって前記脱水■■生
    汚泥を120〜180℃の温度で加熱処理■■工程を備
    える請求項9または10記載の方法。 12、前記発酵工程が50〜55℃で発酵させる■■を
    備える請求項9、10または11記載の方法。 13、前記二相嫌気性消化方法であって、前記脱水工程
    が前記生汚泥を15%以上の固形分濃度に脱水する工程
    を備える請求項9、10、11または12記載の方法。 14、前記二相嫌気性消化方法であって、前記脱水工程
    が前記生汚扼を20%以上の固形分濃度に脱水する工程
    を備える請求項9、10、11または12記載の方法。
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