JPH0231300B2 - - Google Patents
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- JPH0231300B2 JPH0231300B2 JP60218573A JP21857385A JPH0231300B2 JP H0231300 B2 JPH0231300 B2 JP H0231300B2 JP 60218573 A JP60218573 A JP 60218573A JP 21857385 A JP21857385 A JP 21857385A JP H0231300 B2 JPH0231300 B2 JP H0231300B2
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- defrosting
- coil
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- compression capacity
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は外気を熱源としたヒートポンプ暖房運
転が成されると共に、空気調和負荷の大小に応じ
て圧縮機の圧縮能力が高低調節される空気調和機
において、自動除霜が可能な除霜装置に関する。
転が成されると共に、空気調和負荷の大小に応じ
て圧縮機の圧縮能力が高低調節される空気調和機
において、自動除霜が可能な除霜装置に関する。
(従来の技術)
外気熱源方式の空気調和機は暖房運転中に熱源
側コイルに着霜が生じて暖房能力が低下すること
はひろく知られているが、従来の一般的な除霜装
置は実公昭53−29231号公報にも開示されている
ように、着霜によつて熱源側コイルの着霜部の温
度が低下する現象を利用し、所定の温度以下にな
れば着霜と判断して冷凍回路を逆サイクルにして
除霜運転するようにしたものである。
側コイルに着霜が生じて暖房能力が低下すること
はひろく知られているが、従来の一般的な除霜装
置は実公昭53−29231号公報にも開示されている
ように、着霜によつて熱源側コイルの着霜部の温
度が低下する現象を利用し、所定の温度以下にな
れば着霜と判断して冷凍回路を逆サイクルにして
除霜運転するようにしたものである。
(発明が解決しようとする問題点)
上述した除霜装置は単に着霜状態を温度変化で
検出して除霜運転を行わせる方式であるので、こ
のままでは所定温度以下になれば常に除霜運転を
行うので、タイマと組合わせて例えば60分程度の
インタバルをとり、温度と時間との両面で除霜制
御を行わせるようにしたものが最近多く用いられ
ている。
検出して除霜運転を行わせる方式であるので、こ
のままでは所定温度以下になれば常に除霜運転を
行うので、タイマと組合わせて例えば60分程度の
インタバルをとり、温度と時間との両面で除霜制
御を行わせるようにしたものが最近多く用いられ
ている。
しかしながら、このような除霜制御装置であつ
ても以下に述べる如く実用上の問題を有してい
た。
ても以下に述べる如く実用上の問題を有してい
た。
すなわち、空気調和負荷に応じて能力が自動調
節される可変能力形圧縮機を備えた空気調和機
は、暖房負荷によつて圧縮能力が変化するので、
それに伴つて蒸発器として作用する熱源側コイル
の蒸発温度が大きく変化することになり、殊に高
出力で運転している場合には吸入圧力の低下によ
つて蒸発温度が大巾に低下する現象を来す結果、
設定温度値を下まわる状態となつて恰も着霜量が
多くなつて除霜を要するのと同じこととなり、除
霜を必要としないにもかゝわらず、徒らに除霜運
転に入ると云う不都合があつた。
節される可変能力形圧縮機を備えた空気調和機
は、暖房負荷によつて圧縮能力が変化するので、
それに伴つて蒸発器として作用する熱源側コイル
の蒸発温度が大きく変化することになり、殊に高
出力で運転している場合には吸入圧力の低下によ
つて蒸発温度が大巾に低下する現象を来す結果、
設定温度値を下まわる状態となつて恰も着霜量が
多くなつて除霜を要するのと同じこととなり、除
霜を必要としないにもかゝわらず、徒らに除霜運
転に入ると云う不都合があつた。
一方、ヒートポンプ空気調和機における熱源側
コイルの着霜状態を第7図に図示する如く領域A
は非常に着霜したすいが、領域Bは領域Aに比し
着霜しにくく、しかも温度が低くなるにしたがつ
て着霜の発達がさらに遅くなることが知られてお
り、従つて低温、低湿度の外気条件では着霜の発
達が非常に遅くなり、除霜運転を行う必要がない
にもかゝわらず、外気温度低下及び圧縮機の高能
力に伴う熱源側コイルの温度低下によつて、前記
除霜制御装置は着霜が相当量に達していると判断
してしまつて、依然として一定時間ごとに除霜運
転を繰り返すことになり、不必要に頻繁な除霜運
転が成される不都合がある。
コイルの着霜状態を第7図に図示する如く領域A
は非常に着霜したすいが、領域Bは領域Aに比し
着霜しにくく、しかも温度が低くなるにしたがつ
て着霜の発達がさらに遅くなることが知られてお
り、従つて低温、低湿度の外気条件では着霜の発
達が非常に遅くなり、除霜運転を行う必要がない
にもかゝわらず、外気温度低下及び圧縮機の高能
力に伴う熱源側コイルの温度低下によつて、前記
除霜制御装置は着霜が相当量に達していると判断
してしまつて、依然として一定時間ごとに除霜運
転を繰り返すことになり、不必要に頻繁な除霜運
転が成される不都合がある。
このような点から、温度以外に湿度も検出し、
湿度が低下するにしたがつて、除霜運転開始温度
を低下させるようにするならば、頻繁な除霜運転
を防止できるが、湿度を正確に検出することは難
かしいし、湿度検出のための装置は高価であると
いう問題があつた。
湿度が低下するにしたがつて、除霜運転開始温度
を低下させるようにするならば、頻繁な除霜運転
を防止できるが、湿度を正確に検出することは難
かしいし、湿度検出のための装置は高価であると
いう問題があつた。
本発明はかゝる従来の装置が不必要な除霜運転
を行う頻度が高い欠点があるのに対処してその改
善をはかるべく成されたものであつて、特に除霜
開始の基準温度(設定温度)を圧縮機が高能力で
運転しているときには低下させ、低出力で運転し
ているときには上昇させるように自動補正を行う
ことで不必要な除霜運転に入らせないようにする
と共に、除霜に入るときに着霜量を一定させるこ
とによつて除霜・運転回数を減少させ積算暖房能
力の向上をはからうとするものである。
を行う頻度が高い欠点があるのに対処してその改
善をはかるべく成されたものであつて、特に除霜
開始の基準温度(設定温度)を圧縮機が高能力で
運転しているときには低下させ、低出力で運転し
ているときには上昇させるように自動補正を行う
ことで不必要な除霜運転に入らせないようにする
と共に、除霜に入るときに着霜量を一定させるこ
とによつて除霜・運転回数を減少させ積算暖房能
力の向上をはからうとするものである。
さらに第2番目の発明においては、着霜の有無
程度が前回の除霜に要した時間との間に関係を有
していることに着目して、前回、除霜時間が基準
となる除霜時間(設定値)に対する長短によつ
て、特に前回行われた除霜の時間が短いときに
は、次に行われる除霜のための除霜開始温度を下
げることによつて、着霜量が殊に少いときには除
霜に入らせる時点を遅らせるようにすることを付
加せしめてなり、もつて不必要な除霜運転を排除
し、積算暖房能力の増大をはかる利点をより一層
増進せしめようとするものである。
程度が前回の除霜に要した時間との間に関係を有
していることに着目して、前回、除霜時間が基準
となる除霜時間(設定値)に対する長短によつ
て、特に前回行われた除霜の時間が短いときに
は、次に行われる除霜のための除霜開始温度を下
げることによつて、着霜量が殊に少いときには除
霜に入らせる時点を遅らせるようにすることを付
加せしめてなり、もつて不必要な除霜運転を排除
し、積算暖房能力の増大をはかる利点をより一層
増進せしめようとするものである。
(問題点を解決するための手段)
しかして本発明は第1図及び実施例を示す第3
図によつて明らかな如く、空気調和負荷に応じて
圧縮能力が高低調節される圧縮機1、対空気形の
熱源側コイル3、減圧器4、利用側コイル5を備
え、ヒートポンプ暖房運転が成される空気調和機
において、後述するコイル温度検出手段8と、圧
縮能力検出手段9と、除霜開始温度設定手段10
と、基準温度変更指令手段11と、除霜運転指令
手段12と、除霜手段13とにより除霜装置を構
成したものである。
図によつて明らかな如く、空気調和負荷に応じて
圧縮能力が高低調節される圧縮機1、対空気形の
熱源側コイル3、減圧器4、利用側コイル5を備
え、ヒートポンプ暖房運転が成される空気調和機
において、後述するコイル温度検出手段8と、圧
縮能力検出手段9と、除霜開始温度設定手段10
と、基準温度変更指令手段11と、除霜運転指令
手段12と、除霜手段13とにより除霜装置を構
成したものである。
コイル温度検出手段8は前記熱源側コイル3の
着霜部の温度を検出するものであつて、温度をア
ナログ電気信号として出力する回路等に形成され
る。
着霜部の温度を検出するものであつて、温度をア
ナログ電気信号として出力する回路等に形成され
る。
圧縮出力検出手段9は、前記コイル温度検出手
段8の検出作動に同期させて、圧縮機1の圧縮能
力を検出するものであつて、圧縮機1のモータが
インバータ方式によつて無段階的に回転制御され
る形態のものでは、制御指令要素である周波数
(Hz)をアナログ電気信号として出力する回路に
形成される。
段8の検出作動に同期させて、圧縮機1の圧縮能
力を検出するものであつて、圧縮機1のモータが
インバータ方式によつて無段階的に回転制御され
る形態のものでは、制御指令要素である周波数
(Hz)をアナログ電気信号として出力する回路に
形成される。
除霜開始温度設定手段10は、除霜が必要な着
霜状態は熱源側コイル3の着霜部の温度低下例え
ば−12℃以下で現われるとして、除霜開始の基準
温度を−12℃に設定する構成であつて、可変抵抗
器を要素として温度をアナログ電気信号で出力す
る回路等により形成される。
霜状態は熱源側コイル3の着霜部の温度低下例え
ば−12℃以下で現われるとして、除霜開始の基準
温度を−12℃に設定する構成であつて、可変抵抗
器を要素として温度をアナログ電気信号で出力す
る回路等により形成される。
基準温度変更指令手段11は、圧縮能力検出手
段9で検出した圧縮能力に対し負係数を持つ一次
関数関係の温度値を演算して、除霜開始温度設定
手段10の前記基準温度を圧縮能力が大きいとき
は低下させ、逆に小さいときは上昇させる温度変
更指令信号を発するようになつている。
段9で検出した圧縮能力に対し負係数を持つ一次
関数関係の温度値を演算して、除霜開始温度設定
手段10の前記基準温度を圧縮能力が大きいとき
は低下させ、逆に小さいときは上昇させる温度変
更指令信号を発するようになつている。
除霜開始指令手段12と、コイル温度検出手段
8が検出したコイル温度信号と、除霜開始温度設
定手段10からの基準温度信号とを比較して、該
基準温度信号値が前記コイル温度信号値以下にな
つたときに除霜運転指令信号を発信するよう形成
されている。
8が検出したコイル温度信号と、除霜開始温度設
定手段10からの基準温度信号とを比較して、該
基準温度信号値が前記コイル温度信号値以下にな
つたときに除霜運転指令信号を発信するよう形成
されている。
最後に除霜手段13は、除霜運転指令手段12
が発信する除霜運転指令信号により作動し、熱源
側コイル3を除霜終了指令が与えられるまで加熱
する構成であつて、例えば冷凍回路の四路切換弁
を冷房サイクル側に切換え、かつ、熱源側コイル
3用のフアンを停止すると共に、圧縮機1を定格
出力で運転するなどの操作を行わせて、熱源側コ
イル3の着霜部を冷媒自体で加熱し除霜せしめる
機能を有する。
が発信する除霜運転指令信号により作動し、熱源
側コイル3を除霜終了指令が与えられるまで加熱
する構成であつて、例えば冷凍回路の四路切換弁
を冷房サイクル側に切換え、かつ、熱源側コイル
3用のフアンを停止すると共に、圧縮機1を定格
出力で運転するなどの操作を行わせて、熱源側コ
イル3の着霜部を冷媒自体で加熱し除霜せしめる
機能を有する。
さらに本発明における第2番目の発明において
は、前述の構成に対して、除霜運転の基準時間、
すなわち、標準的な着霜量に対する除霜に適切な
除霜時間例えば4分を設定するクロツクパルス回
路を要素とした基準除霜時間設定手段14と、前
回に行われた除霜運転に要した時間を例えば除霜
手段13の作動時間の検出により計測すると共
に、これを次の除霜開始の前まで記憶する除霜時
間計測手段15と、除霜時間計測手段15が計測
した実際の除霜時間と基準除霜時間設定手段14
が設定した基準時間とを比較し、その差に対応し
た温度補正値を演算して、前回の実際の除霜時間
の方が基準時間よりも短いときに、除霜開始温度
設定手段10の基準温度(設定値)を前記温度補
正値だけ低下させる温度補正指令信号を発する基
準温度補正指令手段16とを付加せしめてなる構
成としたものであつて、第2図に図示される通り
である。
は、前述の構成に対して、除霜運転の基準時間、
すなわち、標準的な着霜量に対する除霜に適切な
除霜時間例えば4分を設定するクロツクパルス回
路を要素とした基準除霜時間設定手段14と、前
回に行われた除霜運転に要した時間を例えば除霜
手段13の作動時間の検出により計測すると共
に、これを次の除霜開始の前まで記憶する除霜時
間計測手段15と、除霜時間計測手段15が計測
した実際の除霜時間と基準除霜時間設定手段14
が設定した基準時間とを比較し、その差に対応し
た温度補正値を演算して、前回の実際の除霜時間
の方が基準時間よりも短いときに、除霜開始温度
設定手段10の基準温度(設定値)を前記温度補
正値だけ低下させる温度補正指令信号を発する基
準温度補正指令手段16とを付加せしめてなる構
成としたものであつて、第2図に図示される通り
である。
なお、前記除霜運転指令手段12としては、例
えば第2図に示される如く、除霜の完了を前記着
霜部が設定温度に達したことによつて判定し得る
除霜解除温度設定手段17と、除霜運転を許容す
る限度時間例えば10分を設定する最大除霜時間設
定手段18と、前記除霜手段13に除霜運転指令
を出力する着霜運転指令出力手段19と、設定条
件と除霜運転に関する温度、時間との間の比較を
行わせる各比較器20,21,22とから構成し
ている。
えば第2図に示される如く、除霜の完了を前記着
霜部が設定温度に達したことによつて判定し得る
除霜解除温度設定手段17と、除霜運転を許容す
る限度時間例えば10分を設定する最大除霜時間設
定手段18と、前記除霜手段13に除霜運転指令
を出力する着霜運転指令出力手段19と、設定条
件と除霜運転に関する温度、時間との間の比較を
行わせる各比較器20,21,22とから構成し
ている。
(作用)
本発明は熱源側コイル3の着霜状況を検出する
場合に、そのときの圧縮機の能力が高能力か低能
力かを検出して基準温度変更指令手段11の作動
により除霜開始温度設定手段10の基準温度を高
出力では下げ、低出力では上げるようにしたこと
によつて、特に高出力で運転しているときの熱源
側コイル3温度低下現象を恰も着霜によるものと
誤判断して不必要な除霜運転に入るのを未然に防
止する機能を有する。
場合に、そのときの圧縮機の能力が高能力か低能
力かを検出して基準温度変更指令手段11の作動
により除霜開始温度設定手段10の基準温度を高
出力では下げ、低出力では上げるようにしたこと
によつて、特に高出力で運転しているときの熱源
側コイル3温度低下現象を恰も着霜によるものと
誤判断して不必要な除霜運転に入るのを未然に防
止する機能を有する。
さらに第2番目の発明は、着霜量の状態が、前
回の除霜に要した時間に関係を有する点に着目し
て、前回の除霜に要した時間が基準除霜時間より
も短かければ、基準温度補正指令手段16によつ
て今回の除霜開始温度を下げ、除霜に入らないよ
うにすると共に、着霜量をほゞ一定にして除霜時
間を基準除霜時間に近付け安定させることが可能
である。
回の除霜に要した時間に関係を有する点に着目し
て、前回の除霜に要した時間が基準除霜時間より
も短かければ、基準温度補正指令手段16によつ
て今回の除霜開始温度を下げ、除霜に入らないよ
うにすると共に、着霜量をほゞ一定にして除霜時
間を基準除霜時間に近付け安定させることが可能
である。
かくして、頻繁な除霜運転の発生を減少させて
積算暖房能力の向上安定化を果すものである。
積算暖房能力の向上安定化を果すものである。
(実施例)
以下、本発明の1実施例について添付図面にも
とづき説明する。
とづき説明する。
第3図は本発明の1実施例に係る分離形冷暖房
機の冷凍回路図であつて、室外ユニツト0には、
圧縮機1、四路切換弁2、対空気形の熱源側コイ
ル3、減圧器4例えばキヤピラリチユーブ、熱源
側コイル3用の熱源側フアン6及びアキユームレ
ータ23が装備されており、室内ユニツトIに
は、利用側コイル5及び該コイル用の利用側フア
ン7が装備されていて、両ユニツトO,I間を液
管24、ガス管25で接続すると共に、図示の配
管接続を行わせて可逆冷凍サイクルを形成し、冷
房運転時には熱源側コイル3が凝縮器、利用側コ
イル5が蒸発器に夫々作用し、また、暖房運転時
には前述とは逆の関係で作用するようになつてい
る。
機の冷凍回路図であつて、室外ユニツト0には、
圧縮機1、四路切換弁2、対空気形の熱源側コイ
ル3、減圧器4例えばキヤピラリチユーブ、熱源
側コイル3用の熱源側フアン6及びアキユームレ
ータ23が装備されており、室内ユニツトIに
は、利用側コイル5及び該コイル用の利用側フア
ン7が装備されていて、両ユニツトO,I間を液
管24、ガス管25で接続すると共に、図示の配
管接続を行わせて可逆冷凍サイクルを形成し、冷
房運転時には熱源側コイル3が凝縮器、利用側コ
イル5が蒸発器に夫々作用し、また、暖房運転時
には前述とは逆の関係で作用するようになつてい
る。
上述の冷凍回路を備えた冷暖房機においては、
冷房、暖房時及び除霜時に後述のマイクロコンピ
ユータ26(第4図)によつて制御される圧縮機
能力制御手段31と同じく暖房運転時の除霜を必
要とするときに制御される除霜手段13を有する
が、圧縮機能力制御手段31としては、例えば圧
縮機1のモータ1Mに印加する交流電圧の周波数
を30Hz乃至120Hzの間で多段階的に増減変化させ、
かつ、これに併せて電圧値も変化し得るインバー
タ31が使用され、室外ユニツトOに装備してい
る。
冷房、暖房時及び除霜時に後述のマイクロコンピ
ユータ26(第4図)によつて制御される圧縮機
能力制御手段31と同じく暖房運転時の除霜を必
要とするときに制御される除霜手段13を有する
が、圧縮機能力制御手段31としては、例えば圧
縮機1のモータ1Mに印加する交流電圧の周波数
を30Hz乃至120Hzの間で多段階的に増減変化させ、
かつ、これに併せて電圧値も変化し得るインバー
タ31が使用され、室外ユニツトOに装備してい
る。
一方、除霜手段13は、四路切換弁2のソレノ
イドに対して冷房サイクル側に切換える出力を与
えるリレー(図示せず)と、熱源側フアン6の運
転を停止させるリレー(図示せず)とから構成さ
れて、室外ユニツトOに装備している。
イドに対して冷房サイクル側に切換える出力を与
えるリレー(図示せず)と、熱源側フアン6の運
転を停止させるリレー(図示せず)とから構成さ
れて、室外ユニツトOに装備している。
一方、前記マイクロコンピユータ26は第4図
に示す如く主に中央演算装置(マイクロプロセツ
サ)27と、メモリ(記憶装置)28と、マイク
ロプロセツサ27内に計時機構を形成するのに使
用するクロツク信号を発生するクロツク発生器2
9と、入出力信号処理回路(インターフエース)
30とから構成されている。
に示す如く主に中央演算装置(マイクロプロセツ
サ)27と、メモリ(記憶装置)28と、マイク
ロプロセツサ27内に計時機構を形成するのに使
用するクロツク信号を発生するクロツク発生器2
9と、入出力信号処理回路(インターフエース)
30とから構成されている。
上記インターフエース30には、コイル温度検
出手段8、例えば室外ユニツトOの熱源側コイル
3の着霜部に配設したサーミスタからのコイル温
度信号がデイジタル信号として入力されるように
なつている。
出手段8、例えば室外ユニツトOの熱源側コイル
3の着霜部に配設したサーミスタからのコイル温
度信号がデイジタル信号として入力されるように
なつている。
ここで第4図の回路図及び第5図のフローチヤ
ートを参照しながら冷暖房機の除霜運転の制御態
様を以下説明する。
ートを参照しながら冷暖房機の除霜運転の制御態
様を以下説明する。
運転スイツチ(図示せず)の投入により暖房運
転操作がなされる(ステツプ(イ))と、冷暖房機は
暖房運転に入るが、運転後10分程度経過して安定
運転に至るまでの間、前記インバータ31に周波
数変化が発せられている間及び周波数変化後の温
度が安定するまでの所定時間(30秒程)は、コイ
ル温度検出手段8による温度検出を休止させるな
ど通常運転時と同じような制御を禁止する時間ガ
ードをかける(スイツチ(ロ))。
転操作がなされる(ステツプ(イ))と、冷暖房機は
暖房運転に入るが、運転後10分程度経過して安定
運転に至るまでの間、前記インバータ31に周波
数変化が発せられている間及び周波数変化後の温
度が安定するまでの所定時間(30秒程)は、コイ
ル温度検出手段8による温度検出を休止させるな
ど通常運転時と同じような制御を禁止する時間ガ
ードをかける(スイツチ(ロ))。
10分経過等によりマイクロプロセツサ26が時
間ガードの解除を判断する(ステツプ(ハ))とコイ
ル温度検出手段8が検出したコイル温度(Te)
をマイクロプロセツサ27によつて設定秒毎の周
期で入力させる(ステツプ(ニ))。
間ガードの解除を判断する(ステツプ(ハ))とコイ
ル温度検出手段8が検出したコイル温度(Te)
をマイクロプロセツサ27によつて設定秒毎の周
期で入力させる(ステツプ(ニ))。
このステツプ(ニ)と同時に圧縮機1の能力のチエ
ツク(この場合は制御周波数(Hz)のチエツクに
なる)を行つて(ステツプ(ホ))、続いて除霜開始
を要する時点として予め設定されている基準温度
(但し初期値がある)(X)を圧縮機出力に対応さ
せた基準温度(Td)に変化させるための演算
(ステツプ(ヘ))をマイクロプロセツサ27におい
て行わせる。
ツク(この場合は制御周波数(Hz)のチエツクに
なる)を行つて(ステツプ(ホ))、続いて除霜開始
を要する時点として予め設定されている基準温度
(但し初期値がある)(X)を圧縮機出力に対応さ
せた基準温度(Td)に変化させるための演算
(ステツプ(ヘ))をマイクロプロセツサ27におい
て行わせる。
この場合、ステツプ(ニ)がコイル温度検出手段
8、ステツプ(ホ)が圧縮能力検出手段9、ステツプ
(ヘ)が基準温度変更指令手段11に夫々相当するも
のであり、基準温度変更指令手段11は具体例と
して次の如き演算を行う。
8、ステツプ(ホ)が圧縮能力検出手段9、ステツプ
(ヘ)が基準温度変更指令手段11に夫々相当するも
のであり、基準温度変更指令手段11は具体例と
して次の如き演算を行う。
Td=−aF−|X|
但し、a:定数で1/16
F:運転周波数(Hz)
X:変更前の基準温度(−12℃)
Td:除霜開始基準温度
ここで一例をあげると、インバータ31の出力
周波数が30〜120Hzの範囲のうちで60Hzであると
すると、Td=−60/16−12≒−16 但し小数点一位で四捨五入する。
周波数が30〜120Hzの範囲のうちで60Hzであると
すると、Td=−60/16−12≒−16 但し小数点一位で四捨五入する。
の演算結果が得られ、−16℃に変更される。
次いで、ステツプ(ニ)で検出して入力されている
温度(Te)とステツプ(ヘ)で演算した除霜開始基
準温度(Td)との比較を行わせる(ステツプ
(ト))。
温度(Te)とステツプ(ヘ)で演算した除霜開始基
準温度(Td)との比較を行わせる(ステツプ
(ト))。
このステツプ(ト)が除霜運転指令手段12におけ
る比較器21(第2図)に相当するものであり、
また変更前の基準温度(X)のうち、冷暖房機設
計の時点で初期値として設計基準温度(−12℃)
を設定する手段が除霜開始温度設定手段10(第
2図)に相当する。
る比較器21(第2図)に相当するものであり、
また変更前の基準温度(X)のうち、冷暖房機設
計の時点で初期値として設計基準温度(−12℃)
を設定する手段が除霜開始温度設定手段10(第
2図)に相当する。
前記ステツプ(ト)における比較結果がTe≦Tdで
あると、マイクロプロセツサ27から除霜運転指
令信号を発信させ(ステツプ(チ))て、除霜手段1
3を作動せしめる(ステツプ(リ))。
あると、マイクロプロセツサ27から除霜運転指
令信号を発信させ(ステツプ(チ))て、除霜手段1
3を作動せしめる(ステツプ(リ))。
このステツプ(チ)が除霜運転指令手段12に相当
するものであり、かくして除霜手段13の作動に
よつて、四路切換弁2は冷房サイクル側に切り換
ると同時にインバータ31の出力周波数を最低の
30Hzに変更させ、さらに熱源側コイル3のフアン
6及び利用側コイル5のフアン7を停止させてホ
ツトガスによる除霜運転に入らせる。
するものであり、かくして除霜手段13の作動に
よつて、四路切換弁2は冷房サイクル側に切り換
ると同時にインバータ31の出力周波数を最低の
30Hzに変更させ、さらに熱源側コイル3のフアン
6及び利用側コイル5のフアン7を停止させてホ
ツトガスによる除霜運転に入らせる。
なお、インバータ31は約40秒経過すると出力
周波数を標準の90Hzに増加するように強制して変
更せしめられる。
周波数を標準の90Hzに増加するように強制して変
更せしめられる。
かくして加熱能力の大きい除霜運転が成され高
温ガスが熱源側コイル3に流れることにより該コ
イル3に付着した霜が融かされる。
温ガスが熱源側コイル3に流れることにより該コ
イル3に付着した霜が融かされる。
除霜が完全に成されたことを温度検知器等、公
知の手段によつて検知し、除霜完了指令信号が発
せられる(ステツプ(ヌ))と、除霜手段13の作動
を解除させてもとの暖房運転に復させる(ステツ
プ(ル))。
知の手段によつて検知し、除霜完了指令信号が発
せられる(ステツプ(ヌ))と、除霜手段13の作動
を解除させてもとの暖房運転に復させる(ステツ
プ(ル))。
このようにして、除霜が必要かどうかを判断す
るに際して、その時点における圧縮機1の能力を
チエツクし、出力が高能力であるときには除霜開
始温度を低下させて蒸発温度の低下現象に対応し
得るようにしているので、不必要に除霜運転に入
るのを回避することができる。
るに際して、その時点における圧縮機1の能力を
チエツクし、出力が高能力であるときには除霜開
始温度を低下させて蒸発温度の低下現象に対応し
得るようにしているので、不必要に除霜運転に入
るのを回避することができる。
次に第6図は本発明の2番目の発明に係る例の
フローチヤートであつて、ステツプ(イ)乃至ステツ
プ(ト)は第5図々示の場合と同様であつて、ステツ
プ(ト)以降の作動態様について説明する。
フローチヤートであつて、ステツプ(イ)乃至ステツ
プ(ト)は第5図々示の場合と同様であつて、ステツ
プ(ト)以降の作動態様について説明する。
ステツプ(ト)における比較結果がTe≦Tdである
と、実際の除霜開始審準温度の補正をマイクロプ
ロセツサ27により行わせ(ステツプ(ヲ))、次
回のステツプ(ヘ)における基準温度(X)を実態に
即した値X=−aF−|Te|になるよう補正す
る。
と、実際の除霜開始審準温度の補正をマイクロプ
ロセツサ27により行わせ(ステツプ(ヲ))、次
回のステツプ(ヘ)における基準温度(X)を実態に
即した値X=−aF−|Te|になるよう補正す
る。
これは、時間ガード解除(ステツプ(ハ))後に
Te<Tdとなつていた場合、基準温度(Td)の
変化は(X)の値を変化させることによつて行つ
ているために実際の除霜開始時の温度に相当する
(X)を求める必要があるからである。
Te<Tdとなつていた場合、基準温度(Td)の
変化は(X)の値を変化させることによつて行つ
ているために実際の除霜開始時の温度に相当する
(X)を求める必要があるからである。
ステツプ(ヲ)に続いて除霜運転指令信号の発
信号(ステツプ(チ))を経、除霜手段13を作動せ
しめる(ステツプ(リ))。
信号(ステツプ(チ))を経、除霜手段13を作動せ
しめる(ステツプ(リ))。
このステツプ(リ)の作動に同期して分単位に整理
した除霜運転時間(td)のカウント開始(ステツ
プ(ウ))を行わせるものであつて、ステツプ(ワ)
が除霜時間計測手段15に相当する。
した除霜運転時間(td)のカウント開始(ステツ
プ(ウ))を行わせるものであつて、ステツプ(ワ)
が除霜時間計測手段15に相当する。
マイクロプロセツサ27は予め設定されている
除霜解除温度(Tf)とコイル検出温度(Te)と
の比較を行わせ(ステツプ(カ))、また、除霜運転
時間(td)と最大除霜時間(tf)例えば10分とを
比較して(ステツプ(ヨ))、Te>TfであるかTe
≦Tfで、かつtd>tfであると、すなわち、除霜が
終つてコイル温度(Te)が上昇しているか、あ
るいは10分経過したかで前記除霜運転指令信号の
発信を解除せしめて除霜を完了させ、もとの暖房
運転に復させる(ステツプ(ル))。
除霜解除温度(Tf)とコイル検出温度(Te)と
の比較を行わせ(ステツプ(カ))、また、除霜運転
時間(td)と最大除霜時間(tf)例えば10分とを
比較して(ステツプ(ヨ))、Te>TfであるかTe
≦Tfで、かつtd>tfであると、すなわち、除霜が
終つてコイル温度(Te)が上昇しているか、あ
るいは10分経過したかで前記除霜運転指令信号の
発信を解除せしめて除霜を完了させ、もとの暖房
運転に復させる(ステツプ(ル))。
なお、前記除霜解除温度(Tf)の設定を行う
ものが除霜解除温度設定手段17であり、この温
度(Tf)とコイル検出温度(Te)とを比較する
のが除霜運転指令手段10の比較器20である。
ものが除霜解除温度設定手段17であり、この温
度(Tf)とコイル検出温度(Te)とを比較する
のが除霜運転指令手段10の比較器20である。
また、前記最大除霜時間(tf)を設定するもの
が除霜運転指令手段12における最大除霜時間設
定手段18であつて、前記両時間(td)、(tf)間
の大小差を比較するのが除霜運転指令手段12の
比較器22である。
が除霜運転指令手段12における最大除霜時間設
定手段18であつて、前記両時間(td)、(tf)間
の大小差を比較するのが除霜運転指令手段12の
比較器22である。
しかして、暖房運転への復帰(ステツプ(ル))
と相前後して、除霜運転時間(td)と予め設定し
ている基準除霜時間(tm)とを入力としこ温度
補正信号の演算〔2(td−tm)〕、ならびにこの演
算結果を前記設定温度(Td)に加算する設定変
更をマイクロプロセツサ27で行わせ(ステツプ
(タ))、次の除霜運転に待機せしめる。
と相前後して、除霜運転時間(td)と予め設定し
ている基準除霜時間(tm)とを入力としこ温度
補正信号の演算〔2(td−tm)〕、ならびにこの演
算結果を前記設定温度(Td)に加算する設定変
更をマイクロプロセツサ27で行わせ(ステツプ
(タ))、次の除霜運転に待機せしめる。
この場合、基準除霜時間(tm)を設定するも
のが基準除霜時間設定手段14であつて、冷暖房
機設計時点において予め設定されている。
のが基準除霜時間設定手段14であつて、冷暖房
機設計時点において予め設定されている。
また、Td+2(td−tm)の演算ならびに設定
変更を行うステツプ(タ)が基準温度補正指令手
段16に相当する。
変更を行うステツプ(タ)が基準温度補正指令手
段16に相当する。
例えば、前回の除霜時間(td)が3分であると
2(3−4)=−2、5分であると2(5−4)=2
の演算結果を求めて、これを設定温度(Td)例
えば−16℃に対し加算させた−18℃あるいは−14
℃の値が次の除霜開始温度となるのである。
2(3−4)=−2、5分であると2(5−4)=2
の演算結果を求めて、これを設定温度(Td)例
えば−16℃に対し加算させた−18℃あるいは−14
℃の値が次の除霜開始温度となるのである。
このことは実際の除霜時間が基準除霜時間
(tm)よりも短いときには除霜開始温度を2℃低
下させ、逆に長いときには2℃上昇させるための
信号を発して比較した時間差の長短に応じて補正
値を変化しようとする機能を有していることを明
示している。
(tm)よりも短いときには除霜開始温度を2℃低
下させ、逆に長いときには2℃上昇させるための
信号を発して比較した時間差の長短に応じて補正
値を変化しようとする機能を有していることを明
示している。
このようにして前回の除霜に要した時間が基準
除霜時間(tm)よりも長いときには着霜量が多
いと判断して除霜開始基準温度を高く設定変更
し、逆に短いときには着霜量が少いと判断して除
霜開始基準温度を低く設定変更することとなり、
従つて戸外環境の変動にかゝわりなく除霜開始時
の着霜量を一定させ、かつ、除霜時間も略々、一
定させることが可能となり、殊に低温、低湿時の
除湿誤作動を回避し得る。
除霜時間(tm)よりも長いときには着霜量が多
いと判断して除霜開始基準温度を高く設定変更
し、逆に短いときには着霜量が少いと判断して除
霜開始基準温度を低く設定変更することとなり、
従つて戸外環境の変動にかゝわりなく除霜開始時
の着霜量を一定させ、かつ、除霜時間も略々、一
定させることが可能となり、殊に低温、低湿時の
除湿誤作動を回避し得る。
この除霜開始基準温度の補正が圧縮出力の大小
に応じて成される基準温度変更と相俟つて行われ
ることによつて、不必要な除霜運転の排除がより
一層実情に即して行われることとなる。
に応じて成される基準温度変更と相俟つて行われ
ることによつて、不必要な除霜運転の排除がより
一層実情に即して行われることとなる。
(発明の効果)
本発明は以上詳述したように、圧縮出力が高低
調節される空気調和機において、圧縮出力の変化
によつて熱源側コイルの蒸発温度が変動する現象
が除霜開始に影響を与えないように、除霜開始基
準負荷を高出力時には下げ、低出力時には上げる
制御を行わせているので、除霜が必要でないのに
運転に入つたり、早過ぎる除霜運転が成されたり
するのを避けて適正な除霜タイミングを得ること
ができる。
調節される空気調和機において、圧縮出力の変化
によつて熱源側コイルの蒸発温度が変動する現象
が除霜開始に影響を与えないように、除霜開始基
準負荷を高出力時には下げ、低出力時には上げる
制御を行わせているので、除霜が必要でないのに
運転に入つたり、早過ぎる除霜運転が成されたり
するのを避けて適正な除霜タイミングを得ること
ができる。
さらに第2番目の発明は、前回の除霜に要した
時間をバロメータとして基準除霜時間よりも短か
つたときには着霜量が少い条件下にあると判断し
て次回の除霜開始温度を低下させるように制御す
ることをさらに付加せしめることによつて、殊に
低温低湿度の状態で着霜が生じないとき誤判断し
て除霜に入る不都合は解消され、必要なときにの
み除霜が行われるので頻繁な除霜運転は排除して
積算暖房能力向上、安定させる。
時間をバロメータとして基準除霜時間よりも短か
つたときには着霜量が少い条件下にあると判断し
て次回の除霜開始温度を低下させるように制御す
ることをさらに付加せしめることによつて、殊に
低温低湿度の状態で着霜が生じないとき誤判断し
て除霜に入る不都合は解消され、必要なときにの
み除霜が行われるので頻繁な除霜運転は排除して
積算暖房能力向上、安定させる。
また本発明は、空気調和機における製品の性能
バラツキによる除霜開始タイミングの差を補償し
て信頼性を高め得る効果も奏する。
バラツキによる除霜開始タイミングの差を補償し
て信頼性を高め得る効果も奏する。
第1図は本発明の構成を明示するブロツク図、
第2図は本発明の第2番目の発明の構成を明示す
るブロツク図、第3図は本発明の1実施例に係る
冷暖房機の装置回路図、第4図は同じく制御回路
概要図、第5図及び第6図は、第1図及び第2図
に夫々対応する作動説明フローチヤート、第7図
は着霜領域と着霜が少い領域とを対比して示す温
度−湿度線図である。 1……圧縮機、3……熱源側コイル、4……減
圧器、5……利用側コイル、8……コイル温度検
出手段、9……圧縮能力検出手段、10……除霜
開始温度設定手段、11……基準温度変更指令手
段、12……除霜運転指令手段、13……除霜手
段、14……基準除霜時間設定手段、15……除
霜時間計測手段、16……基準温度補正指令手
段。
第2図は本発明の第2番目の発明の構成を明示す
るブロツク図、第3図は本発明の1実施例に係る
冷暖房機の装置回路図、第4図は同じく制御回路
概要図、第5図及び第6図は、第1図及び第2図
に夫々対応する作動説明フローチヤート、第7図
は着霜領域と着霜が少い領域とを対比して示す温
度−湿度線図である。 1……圧縮機、3……熱源側コイル、4……減
圧器、5……利用側コイル、8……コイル温度検
出手段、9……圧縮能力検出手段、10……除霜
開始温度設定手段、11……基準温度変更指令手
段、12……除霜運転指令手段、13……除霜手
段、14……基準除霜時間設定手段、15……除
霜時間計測手段、16……基準温度補正指令手
段。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 空気調和負荷に応じて圧縮能力が高低調節さ
れる圧縮機1、対空気形の熱源側コイル3、減圧
器4、利用側コイル5を備え、ヒートポンプ暖房
運転が成される空気調和機において、 前記熱源側コイル3の着霜部の温度を検出する
コイル温度検出手段8と、 前記コイル温度検出手段8の検出作動に同期さ
せて前記圧縮機1の圧縮能力を検出する圧縮能力
検出手段9と、 除霜が必要な着霜状態は前記熱源側コイル3の
着霜部の温度低下に現われるとして、除霜開始の
基準温度を設定する除霜開始温度設定手段10
と、 前記圧縮能力検出手段9で検出した圧縮能力に
対し負係数を持つ一次関数関係の温度値を演算し
て、前記除霜開始温度設定手段10の基準温度を
前記圧縮能力が大きいときは低下させ、逆に小さ
いときは上昇させる温度変更指令信号を発する基
準温度変更指令手段11と、 前記コイル温度検出手段8が検出したコイル温
度信号と、前記除霜開始温度設定手段10からの
基準温度信号とを比較して、該基準温度信号値が
前記コイル温度信号値以下になつたときに除霜運
転指令信号を発信する除霜運転指令手段12と、 前記除霜運転指令手段12が発信する除霜運転
指令信号により作動し、前記熱源側コイル3を除
霜終了指令が与えられるまで加熱する除霜手段1
3とからなることを特徴とする空気調和機の除霜
装置。 2 空気調和負荷に応じて圧縮能力が高低調節さ
れる圧縮機1、対空気形の熱源側コイル3、減圧
器4、利用側コイル5を備え、ヒートポンプ暖房
運転が成される空気調和機において、 前記熱源側コイル3の着霜部の温度を検出する
コイル温度検出手段8と、 前記コイル温度検出手段8の検出作動に同期さ
せて前記圧縮機1の圧縮能力を検出する圧縮能力
検出手段9と、 除霜が必要な着霜状態は前記熱源側コイル3の
着霜部の温度低下に現われるとして、除霜開始の
基準温度を設定する除霜開始温度設定手段10
と、 除霜運転の基準時間を設定する基準除霜時間設
定手段14と、 前回に行われた除霜運転に要した時間を計測し
記憶する除霜時間計測手段15と、 前記除霜時間計測手段15が計測した時間と、
前記基準除霜時間設定手段14が設定した基準時
間とを比較し、その差に対応した温度補正値を演
算して、除霜時間計測手段15が計測した時間の
方が前記基準時間よりも短いときに、前記除霜開
始温度設定手段10の基準温度を前記温度補正値
だけ低下させる温度補正指令信号を発する基準温
度補正指令手段16と、 前記圧縮能力検出手段9で検出した圧縮能力に
対し負係数を持つ一次関数関係の温度値を演算し
て前記除霜開始温度設定手段10の第1温度変更
指令信号により温度補正された基準温度を、さら
に前記圧縮能力が大きいときは低下させ、逆に小
さいときは上昇させる第2温度変更指令信号を発
する基準温度変更指令手段11と、 前記コイル温度検出手段8が検出したコイル温
度信号と、前記除霜開始温度設定手段10からの
温度補正後の基準温度信号とを比較して、該基準
温度信号値が前記コイル温度信号値以下になつた
ときに除霜運転指令信号を発信する除霜運転指令
手段12と、 前記除霜運転指令手段12が発信する除霜運転
指令信号により作動し、前記熱源側コイル3を除
霜終了指令が与えられるまで加熱する除霜手段1
3とからなることを特徴とする空気調和機の除霜
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60218573A JPS6277538A (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 空気調和機の除霜装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60218573A JPS6277538A (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 空気調和機の除霜装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6277538A JPS6277538A (ja) | 1987-04-09 |
JPH0231300B2 true JPH0231300B2 (ja) | 1990-07-12 |
Family
ID=16722062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60218573A Granted JPS6277538A (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 空気調和機の除霜装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6277538A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04223999A (ja) * | 1990-12-22 | 1992-08-13 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 無人搬送車のテーブル昇降装置 |
JP2005282894A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Mitsubishi Electric Corp | 除湿機 |
WO2017134807A1 (ja) * | 2016-02-05 | 2017-08-10 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008014593A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気調和機 |
JP2014202367A (ja) * | 2013-04-01 | 2014-10-27 | 株式会社デンソー | 冷凍サイクル装置 |
US11486595B2 (en) * | 2017-10-17 | 2022-11-01 | Swegon Operations Ab | Defrosting cycle control |
SE542349E (en) * | 2017-10-17 | 2023-09-12 | Swegon Operations Ab | Method for defrosting of an Air Handling Unit |
-
1985
- 1985-09-30 JP JP60218573A patent/JPS6277538A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04223999A (ja) * | 1990-12-22 | 1992-08-13 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 無人搬送車のテーブル昇降装置 |
JP2005282894A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Mitsubishi Electric Corp | 除湿機 |
WO2017134807A1 (ja) * | 2016-02-05 | 2017-08-10 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
JPWO2017134807A1 (ja) * | 2016-02-05 | 2018-09-13 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
CN108603706A (zh) * | 2016-02-05 | 2018-09-28 | 三菱电机株式会社 | 空调装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6277538A (ja) | 1987-04-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |