JPH0230923Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0230923Y2 JPH0230923Y2 JP1982130609U JP13060982U JPH0230923Y2 JP H0230923 Y2 JPH0230923 Y2 JP H0230923Y2 JP 1982130609 U JP1982130609 U JP 1982130609U JP 13060982 U JP13060982 U JP 13060982U JP H0230923 Y2 JPH0230923 Y2 JP H0230923Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- delay line
- ultrasonic delay
- transducer
- glass
- resin adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Description
本考案は、トランスデユーサーを付設したガラ
ス超音波遅延線に関するものである。 ガラス超音波遅延線は、その小型軽量及び優れ
た周波数特性等を生かしてテレビ、VTR等の分
野に多数使用されている。このガラス超音波遅延
線は、通常ガラスブロツクを五角形又は六角形状
の柱状体とし、入出力用のトランスデユーサーを
付設せしめた後に薄く切断して製造されており、
厚さは１mm程度のものが多く、割れを防止するこ
と及び異物の付着を防止することから容器体に入
れて使用されている。 第１図は、このトランスデユーサーを付設した
ガラス超音波遅延線の部分正面図である。 このガラス超音波遅延線は、薄く切断したガラ
ス薄板１の左肩部を45゜の傾斜で切断し、２個の
トランスデユーサー２Ａ，２Ｂを付設しており、
外部回路からのリード線によりこのトランスデユ
ーサー上の端子３Ａ，３Ｂ，３Ｃ，３Ｄに接続さ
れている。 本考案は、このようなガラス超音波遅延線のス
プリアス低下を目的としたものであり、多角形状
のガラス薄板にトランスデユーサーを付設し、該
トランスデユーサーにリード線を接合した端子の
部分を金属粉又は金属化合物粉を混入した比重が
1.5以上の樹脂接着剤で被うことを特徴としたガ
ラス超音波遅延線である。 第２図は、本考案のガラス超音波遅延線の実施
例の部分正面図であり、ガラス薄板１１とトラン
スデユーサー１２Ａ，１２Ｂ、リード線を接合し
た端子１３Ａ，１３Ｂ，１３Ｃ，１３Ｄとからな
り、この端子１３Ａ，１３Ｂ上に本考案の金属粉
又は金属化合物粉を混合した樹脂接着剤の被覆層
１４Ａ，１４Ｂを形成したところを示している。 なお、端子１３Ｃ，１３Ｄはアース側端子のた
め樹脂接着剤で被つていないが、被つても何ら悪
影響はない。 又、第１図、第２図ともに図をわかりやすくす
るためにリード線は示していないが、通常、ガラ
ス超音波遅延線を収納する容器に設けられたピン
等の入出力端子とガラス超音波遅延線のトランス
デユーサー部分の接合用端子との間に設けられ
る。 本考案の金属粉又は金属化合物を混合した樹脂
接着剤に用いる金属粉又は金属化合物は種々のも
のが使用できるが、比重の高い金属材料が好まし
く、又、金属粉又は金属化合物粉とすることが好
ましく、微粉状、微粒状、繊維状等の各種形態の
ものが使用できる。 又、樹脂接着剤も、ガラス超音波遅延線の性能
を劣化させないものであれば使用でき、エポキシ
樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、シリコ
ン樹脂、フツ素樹脂、スチロール樹脂等種々のも
のが使用でき、必要に応じて、増粘剤、溶剤、硬
化速度調整剤等を添加しても良い。中でも作業
性、耐湿性等の点からみてエポキシ樹脂が好まし
い。 本考案の金属粉又は金属化合物粉を混入した樹
脂接着剤は、特にその比重を1.5以上とするよう
にすることによりスプリアス低減の効果が大き
い。 これは、トランスデユーサーのハンダのところ
で反射する振動をその背後に高密度の被覆層を設
けて吸収することによりスプリアス低減の効果が
得られるものであり、この被覆層を形成する樹脂
接着剤の比重を1.5以上とするとその効果が大き
い。 特にＷ，WO3，ZrO2のように比重の大きい粉
末を多重に樹脂接着剤に混入することによりその
効果は著しく増加する。即ち、振動を吸収しやす
い特性を有する樹脂接着剤を、ハンダ等のトラン
スデユーサーにリード線を接合した部分に被覆し
て振動を吸収するものであるが、それだけでは該
接合部と樹脂接着剤との音響インピーダンスが異
なるためそれらの境界面で振動が反射され易い。
特にハンダの場合、音響インピーダンスが樹脂接
着剤の数倍〜10倍と大きいので、それを整合する
ため樹脂接着剤にＷ，WO3，ZrO2等の比重の大
きい金属粉又は金属化合物粉を混入して音響イン
ピーダンスを整合させ、境界面での反射を抑制す
る。このようにして、樹脂接着剤による振動吸収
の効果と、比重の大きい金属粉又は金属化合物混
入による振動反射抑制の効果により、本考案はス
プリアスの低減に優れた作用効果を有するもので
ある。 実施例として第２図の構造のガラス超音波遅延
線に各種比重のエポキシ接着剤を被覆した場合の
スプリアスの低減度とその比重を第１表に示す。
ス超音波遅延線に関するものである。 ガラス超音波遅延線は、その小型軽量及び優れ
た周波数特性等を生かしてテレビ、VTR等の分
野に多数使用されている。このガラス超音波遅延
線は、通常ガラスブロツクを五角形又は六角形状
の柱状体とし、入出力用のトランスデユーサーを
付設せしめた後に薄く切断して製造されており、
厚さは１mm程度のものが多く、割れを防止するこ
と及び異物の付着を防止することから容器体に入
れて使用されている。 第１図は、このトランスデユーサーを付設した
ガラス超音波遅延線の部分正面図である。 このガラス超音波遅延線は、薄く切断したガラ
ス薄板１の左肩部を45゜の傾斜で切断し、２個の
トランスデユーサー２Ａ，２Ｂを付設しており、
外部回路からのリード線によりこのトランスデユ
ーサー上の端子３Ａ，３Ｂ，３Ｃ，３Ｄに接続さ
れている。 本考案は、このようなガラス超音波遅延線のス
プリアス低下を目的としたものであり、多角形状
のガラス薄板にトランスデユーサーを付設し、該
トランスデユーサーにリード線を接合した端子の
部分を金属粉又は金属化合物粉を混入した比重が
1.5以上の樹脂接着剤で被うことを特徴としたガ
ラス超音波遅延線である。 第２図は、本考案のガラス超音波遅延線の実施
例の部分正面図であり、ガラス薄板１１とトラン
スデユーサー１２Ａ，１２Ｂ、リード線を接合し
た端子１３Ａ，１３Ｂ，１３Ｃ，１３Ｄとからな
り、この端子１３Ａ，１３Ｂ上に本考案の金属粉
又は金属化合物粉を混合した樹脂接着剤の被覆層
１４Ａ，１４Ｂを形成したところを示している。 なお、端子１３Ｃ，１３Ｄはアース側端子のた
め樹脂接着剤で被つていないが、被つても何ら悪
影響はない。 又、第１図、第２図ともに図をわかりやすくす
るためにリード線は示していないが、通常、ガラ
ス超音波遅延線を収納する容器に設けられたピン
等の入出力端子とガラス超音波遅延線のトランス
デユーサー部分の接合用端子との間に設けられ
る。 本考案の金属粉又は金属化合物を混合した樹脂
接着剤に用いる金属粉又は金属化合物は種々のも
のが使用できるが、比重の高い金属材料が好まし
く、又、金属粉又は金属化合物粉とすることが好
ましく、微粉状、微粒状、繊維状等の各種形態の
ものが使用できる。 又、樹脂接着剤も、ガラス超音波遅延線の性能
を劣化させないものであれば使用でき、エポキシ
樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、シリコ
ン樹脂、フツ素樹脂、スチロール樹脂等種々のも
のが使用でき、必要に応じて、増粘剤、溶剤、硬
化速度調整剤等を添加しても良い。中でも作業
性、耐湿性等の点からみてエポキシ樹脂が好まし
い。 本考案の金属粉又は金属化合物粉を混入した樹
脂接着剤は、特にその比重を1.5以上とするよう
にすることによりスプリアス低減の効果が大き
い。 これは、トランスデユーサーのハンダのところ
で反射する振動をその背後に高密度の被覆層を設
けて吸収することによりスプリアス低減の効果が
得られるものであり、この被覆層を形成する樹脂
接着剤の比重を1.5以上とするとその効果が大き
い。 特にＷ，WO3，ZrO2のように比重の大きい粉
末を多重に樹脂接着剤に混入することによりその
効果は著しく増加する。即ち、振動を吸収しやす
い特性を有する樹脂接着剤を、ハンダ等のトラン
スデユーサーにリード線を接合した部分に被覆し
て振動を吸収するものであるが、それだけでは該
接合部と樹脂接着剤との音響インピーダンスが異
なるためそれらの境界面で振動が反射され易い。
特にハンダの場合、音響インピーダンスが樹脂接
着剤の数倍〜10倍と大きいので、それを整合する
ため樹脂接着剤にＷ，WO3，ZrO2等の比重の大
きい金属粉又は金属化合物粉を混入して音響イン
ピーダンスを整合させ、境界面での反射を抑制す
る。このようにして、樹脂接着剤による振動吸収
の効果と、比重の大きい金属粉又は金属化合物混
入による振動反射抑制の効果により、本考案はス
プリアスの低減に優れた作用効果を有するもので
ある。 実施例として第２図の構造のガラス超音波遅延
線に各種比重のエポキシ接着剤を被覆した場合の
スプリアスの低減度とその比重を第１表に示す。
【表】
又、第３図は、ガラス超音波遅延線の他の形態
を示す正面図で五角形型、６角形型等を示したも
ので、この外、公知の種々の形態のものが使用で
き、正面に向いている主表面に切り込みを形成し
たもの、吸音剤を島状に形成したもの等も使用で
きる。 なお、これらのガラス超音波遅延線は通常大き
なラスブロツクとして形成され、トランスデユー
サーを付設した後、所望厚みに薄く切断され、リ
ード線を付けて容器体に収納されて用いられる。
本考案のガラス超音波遅延線は、この外種々の応
用が可能なものである。
を示す正面図で五角形型、６角形型等を示したも
ので、この外、公知の種々の形態のものが使用で
き、正面に向いている主表面に切り込みを形成し
たもの、吸音剤を島状に形成したもの等も使用で
きる。 なお、これらのガラス超音波遅延線は通常大き
なラスブロツクとして形成され、トランスデユー
サーを付設した後、所望厚みに薄く切断され、リ
ード線を付けて容器体に収納されて用いられる。
本考案のガラス超音波遅延線は、この外種々の応
用が可能なものである。
第１図は、従来例の部分正面図、第２図は、本
考案の実施例の部分正面図、第３図は、ガラス超
音波遅延線の他の形態を示す正面図。 １，１１……ガラス超音波遅延線、２Ａ，２
Ｂ，１２Ａ，１２Ｂ……トランスデユーサー、１
４Ａ，１４Ｂ……被覆層。
考案の実施例の部分正面図、第３図は、ガラス超
音波遅延線の他の形態を示す正面図。 １，１１……ガラス超音波遅延線、２Ａ，２
Ｂ，１２Ａ，１２Ｂ……トランスデユーサー、１
４Ａ，１４Ｂ……被覆層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 多角形状のガラス薄板にトランスデユーサー
を付設し、該トランスデユーサーにリード線を
接合してなるガラス超音波遅延線において、ト
ランスデユーサーにリード線を接合した端子の
部分を金属粉又は金属化合物粉を混入した比重
が1.5以上の樹脂接着剤で被うことを特徴とし
たガラス超音波遅延線。 (2) 樹脂接着剤が酸化金属粉を含むことを特徴と
する実用新案登録請求の範囲第１項記載のガラ
ス超音波遅延線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13060982U JPS5996931U (ja) | 1982-08-31 | 1982-08-31 | ガラス超音波遅延線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13060982U JPS5996931U (ja) | 1982-08-31 | 1982-08-31 | ガラス超音波遅延線 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5996931U JPS5996931U (ja) | 1984-06-30 |
| JPH0230923Y2 true JPH0230923Y2 (ja) | 1990-08-21 |
Family
ID=30295555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13060982U Granted JPS5996931U (ja) | 1982-08-31 | 1982-08-31 | ガラス超音波遅延線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5996931U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2588905B2 (ja) * | 1987-09-24 | 1997-03-12 | 昭和電線電纜株式会社 | ガラス遅延線の音波吸収剤 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5529890B2 (ja) * | 1971-12-31 | 1980-08-07 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5529890U (ja) * | 1978-08-17 | 1980-02-26 | ||
| JPS5764923U (ja) * | 1980-10-06 | 1982-04-17 |
-
1982
- 1982-08-31 JP JP13060982U patent/JPS5996931U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5529890B2 (ja) * | 1971-12-31 | 1980-08-07 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5996931U (ja) | 1984-06-30 |
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