JPH02308837A - スポーツ用保護具 - Google Patents

スポーツ用保護具

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Publication number
JPH02308837A
JPH02308837A JP13247689A JP13247689A JPH02308837A JP H02308837 A JPH02308837 A JP H02308837A JP 13247689 A JP13247689 A JP 13247689A JP 13247689 A JP13247689 A JP 13247689A JP H02308837 A JPH02308837 A JP H02308837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molecular weight
polyolefin
intrinsic viscosity
weight
high molecular
Prior art date
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Pending
Application number
JP13247689A
Other languages
English (en)
Inventor
Takio Tasaka
田坂 多希雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otsuka Chemical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Otsuka Chemical Co Ltd filed Critical Otsuka Chemical Co Ltd
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Publication of JPH02308837A publication Critical patent/JPH02308837A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A42HEADWEAR
    • A42BHATS; HEAD COVERINGS
    • A42B3/00Helmets; Helmet covers ; Other protective head coverings
    • A42B3/04Parts, details or accessories of helmets
    • A42B3/06Impact-absorbing shells, e.g. of crash helmets

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、スポーツ用保護具に関する。
従来の技術及びその問題点 従来、スポーツ用保護具、例えばベルメ用材−用材料と
しては、耐衝撃性に優れた熱可塑性樹脂であるABS樹
脂もしくはポリカーボネー1〜@脂又は熱硬化性樹脂を
ベースとするFRPか一般的であり、用途に応じてこれ
らの材料が使い分(プられている。
ABS樹脂は、成形加工性や耐衝撃性が優れており、通
勤・通学用のヘルメツ1〜に使用されているが、衝撃吸
収性の面からは未だ満足すl〈き性能が得られていない
。ポリカーボネーj〜樹脂は、耐衝撃性や衝撃吸収性に
優れているために野球用ヘルメットに使用されているか
、成形加工性の点に難がある。また熱硬化性樹脂(主に
不飽和ポリエステル樹脂)をベースとするFRPは、耐
貫通性や剛性に優れているために、作業現場での保安用
ヘルメットとして使用されているが、射出成形ができな
いために生産性が悪いという欠点がある。
性能的にはポリカーボネート樹脂が現在のところ最も優
れた材料であるが、安全性を確保するための品質バラツ
キを少なくするためには、(1)予備乾燥(水分を0.
02%以下)が必要、(2)成形温度、射出圧力、金型
温度も高く、しかも最適成形条件範囲が狭いという生産
上の問題、及びポリカーボネートは耐薬品性に難があり
、装飾性を出すために塗装を行なうことがあるが、塗装
に含まれる溶剤によりソルベントクラックを発生し、製
品歩留りが悪いという問題を有しているのが現状である
問題点を解決するための手段 本発明者らは、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂以外
の熱可塑性樹脂で、耐衝撃性及び衝撃吸収性がポリカー
ボネート樹脂と同等以上の性能を有し、しかも成形加工
性及び耐溶剤性の優れた材料はないかと、種々の検討を
した結果、本発明に到達した。
即ち、 (a)135℃デカリン溶媒中で測定した極限
粘度が10へ一40dl/gである超高分子量ポリオレ
フィンと(b)同極限粘度が0.1〜5d1/qである
低分子量乃至高分子量ポリオレフィンとを多段階重合法
により製造してなり、(a)+(b)の総重量当り(a
)が15〜40重量%の割合で含有されており、上記極
限粘度が3.5〜15dl/Fである射出成形可能なポ
リオレフィン樹脂を使用することにより、ポリカーボネ
ート樹脂以上の耐衝撃性と、注目すべきは衝撃吸収性か
大幅に改善されることを見い出し、しかも従来超高分子
量ポリオレフィンで問題となっていた成形加工性(割出
成形できない)の問題も解決できることを兄い出し、本
発明に到達した。
本発明で用いられる射出成形可能なポリオレフィン樹脂
は、チーグラー型触媒の存在下に、少なくとも一つの重
合工程においてオレフィンを重合させて、135℃デカ
リン溶媒中で測定した極限粘度[η]。が10〜40d
l/c+、好ましくは15〜35dl/gの超高分子量
ポリオレフィンを生成させ、その他の重合工程において
水素の存在下にオレフィンを重合させて極限粘度が0.
1〜5 dl/ g、好ましくは0.5〜3d1/Ωの
低分子量乃至高分子量のポリオレフィンを生成させる多
段階重合法により製造されたものである。
超高分子量ポリオレフィンの極限粘度が10dl/g未
満のものは、射出成形品の機械的性質が劣り、一方40
dl/qを越えるものは、フローマークが発生し易く外
観が悪くなるので、好ましくない。
低分子量乃至高分子量のポリオレフィンの極限粘度が0
.1dl/g未満のものは、分子量が低ずぎて射出成形
品の表面にブリードし易く、一方5旧/gを越えると、
溶融流動性か悪くなり、汎用の射出成形機で成形できな
くなるので、好ましくない。
本発明におけるポリオレフィンは、例えばエチレン、プ
ロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、
4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン
等のα−オレフィンの単独重合体又はこれらの共重合体
である。中でもエチレンの単独重合体又はエチレンと他
のα−オレフィンとからなり、エチレンを主成分どして
なる共重合体が、諸機械物性のバランスの持たせ易さの
観点から、好適である。
上記(a)超高分子量ポリオレフィンと(b)低分子量
乃至高分子量のポリオレフィンとの量的割合としては、
(a)+(b)の総重量当り(a)が15〜40重量%
、好ましくは20〜35重量%の割合とするのがよい。
(a)が15重量%未渦部場合は、射出成形品の機械的
性質が劣る傾向にあり、一方40重量%を越えると、射
出成形品に超高分子量ポリオレフィン成分に起因する層
状剥離が発生し、結果として機械的性質の良好な成形品
が得られなくなる傾向となる。
本発明の射出成形用ポリオレフィン樹脂は、上記の如き
量的割合で超高分子量ポリオレフィンと低分子量乃至高
分子量のポリオレフィンとから実質的になるもので、1
35℃デカリン溶媒中で測定した極限粘度が3.5〜1
5dl/c+、好ましくは4〜10dl/gの範囲が望
ましい。極限粘度が3.5dl/g未満のものは、射出
成形品の機械的強度、殊に耐衝撃性が低下する傾向にあ
り、一方15dl/gを越えると、射出成形品に層状剥
離が発生し易く、また射出成形性が低下するため、好ま
しくない。
本発明においては、野球用ヘルメットの如く剛性が要求
される場合には、超高分子量ポリ第1ノフィン樹脂10
0重量部当り繊維状強化材を5〜65重量部重量部会す
るのが望ましい。
ここで繊維状強化材としては、ガラス繊維、炭素繊維、
アルミナ繊維、ボロン繊維、シリコンカーバイド繊維及
びアラミド繊維の如き長繊維を0.5〜6 m/mの繊
維長にカッティングしたちのくチョツプドストランド)
や、チタン酸カリウム、シリコンカーバイド、α−アル
ミナ、カーボングラファイト等のウィスカー状繊維等を
例示できる。
中でも、繊維径が0.1〜2.0μのウィスカー状繊維
強化材(チタン酸カリウム、シリコンカーバイド、カー
ボングラファイト)がヘルメッ1〜の外観(表面粗さが
小さく、光沢性が良好)上望ましく、特にチタン酸カリ
ウム繊維が白色で着色が自由であることと、経済的価格
で入手可能な点から、最適である。
斯かる繊維状強化材を超高分子量ポリオレフィン樹脂1
00重量部当り5〜65重量部の範囲で配合すれば、野
球用ヘルメットに適した物性を得ることができる。即ら
、5重量部以下では、野球用ヘルメッ1〜に必要な剛性
がやや不足する傾向となり、また逆に65重量部以上に
なると、超高分子量オレフィン樹脂特有の耐衝撃性がや
や低下してくるため、低温での衝撃吸収性評価(日本工
業−規格T8133)において割れ発生の傾向が認めら
れるので、好ましくない。
本発明のスポーツ保護具用樹脂組成物においては、上記
ポリ第1ノフイン樹脂成分及び繊維状強化材の他に、耐
衝撃性を低下させない範囲内で、タルク、炭酸カルシウ
ム、クレー、マイカ、ウオラストナイト等の無機充填剤
を併用することもできる。またヘルメット等の保護具と
しての耐候性を向上させる目的で、公知の紫外線吸収剤
、酸化防止剤等を添加することも勿論可能である。更に
装飾性(外観)を改善するために無機乃至有機顔料を添
加することもできる。
発明の効果 本発明により提供されるスポーツ保護具用樹脂組成物は
、ポリカーボネート樹脂のような厳密な予備乾燥が不必
要であり、また最適射出成形条件範囲も広いために成形
が容易であり、更にスポーツ保護具として要求される耐
衝撃性及び衝撃吸収性も従来のポリカーボネート樹脂の
それら以上に優れており、且つ塗装時の溶剤クラックが
ないため、生産性に優れ、安全性に一段と優れた材料で
ある。
従って、本発明は、野球、アイスホッケー、アメリカン
フットボール、アイススケ−1〜、剣道、その他のスポ
ーツ競技に使用されるヘルメッ]〜、マスク、肩当て防
臭、膝当て防具、肘当て防具、和尚て防具等として、軽
量でしかも安全性か従来品以上に優れており、今後の用
途展間か期待できる。。
実   施   例 以下に実施例及び比較例を掲げて本発明をより一層明ら
かにする。
実施例1〜2 射出成形用ポリオレフィン樹脂として、第1段目の重合
により、135℃デカリン溶媒中で測定した極限粘度が
22.3dl/gの超高分子量ポリエチレンを重合した
後、次の重合工程で同極限粘度が0.8dl/CIの低
分子量乃至高分子量ポリエチレンを重合させる多段重合
法により製造された、超高分子量ポリエチレンが25重
量%、低分子量乃至高分子量ポリエチレンが75重量%
からなるポリエチレン樹脂で、その極限粘度が6.Od
l/Ωのリュブマ−15000[三井石油化学工業社製
]100重量部に対して、チタン酸カリウム繊維として
平均繊維径0.3μm、平均繊維長15μm1アスペク
ト比50のテイスモーDをアミノシランカップリング剤
で表面処理したテイスモーD101[大板化学社製]を
、実施例1では11重量部、実施例2ては25重量部、
二軸混練機にてシリンダ一温度200〜270’C、ス
クリュー回転数100rprT1にて、混線押出した後
、ス1〜ランドカットしてペレット化した。
このものを90’Cにて3時間乾燥後(水分率0.1%
以下)、シリンダ一温度240〜2906C1射出圧カ
フ00〜1200kgf/cm2、金型温度60〜11
0’Cの範囲で、硬式野球用ヘルメッ]−の成形を行な
い、1日室温放置後、日本工業規格T8133(昭和4
5年)に規定する方法に準拠して一10±2℃に4時間
以上放置した低温処理後のヘルメットを、人頭模型に装
着した。このヘルメットに速度30m/秒で硬式野球ボ
ールの衝撃を加えた場合の人頭模型に加わる加速度を測
定すると同時に、衝撃の加わった部分の状態を目視観察
した。
比較例 硬式野球用ヘルメット材料として現在使用されているポ
リカーホネート樹脂″パンライトL−1250Z”[帝
人化成社製〕を、120’Cにて5時間以上乾燥しく水
分率0.02%以下)、シリンダ一温度270〜320
’C,射出圧力1200〜1500kgf/Cm2、金
型温度90〜120℃の範囲で、硬式野球用ヘルメット
を射出成形し、実施例1〜2と同様に衝撃吸収性を評価
した。
実施例1〜2及び比較例の評価結果を第1表に示す。
第1表 上記第1表より、現行のポリカーボネートよりも本発明
の材料の方が、人頭模型に加わる衝撃エネルギーが小さ
く(規格値はMaX250g)、衝撃吸収性能がより高
いことがわかる。
(以   」二 )

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)135℃デカリン溶媒中で測定した極限粘
    度が10〜40dl/gである超高分子量ポリオレフィ
    ンと(b)同極限粘度が0.1〜5dl/gである低分
    子量乃至高分子量ポリオレフィンとを多段階重合法によ
    り製造してなり、(a)+(b)の総重量当り(a)が
    15〜40重量%の割合で含有されており、上記極限粘
    度が3.5〜15dl/gである射出成形可能なポリオ
    レフィン樹脂を使用したことを特徴とするスポーツ用保
    護具。
  2. (2)射出成形可能なポリオレフィン樹脂100重量部
    に対して繊維状強化材が5〜65重量部配合された組成
    物を使用する請求項(1)記載のスポーツ用保護具。
  3. (3)ポリオレフィンがポリエチレンであり、繊維状強
    化材がチタン酸カリウム繊維である請求項(1)記載の
    スポーツ用保護具。
JP13247689A 1989-05-24 1989-05-24 スポーツ用保護具 Pending JPH02308837A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06322190A (ja) * 1993-03-24 1994-11-22 Hoechst Ag ポリエチレン射出成形用材料

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06322190A (ja) * 1993-03-24 1994-11-22 Hoechst Ag ポリエチレン射出成形用材料

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