JPH0230878Y2 - - Google Patents

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JPH0230878Y2
JPH0230878Y2 JP1986049806U JP4980686U JPH0230878Y2 JP H0230878 Y2 JPH0230878 Y2 JP H0230878Y2 JP 1986049806 U JP1986049806 U JP 1986049806U JP 4980686 U JP4980686 U JP 4980686U JP H0230878 Y2 JPH0230878 Y2 JP H0230878Y2
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radio wave
anechoic chamber
wave absorbing
wall surface
absorbing materials
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案、電波吸収材の取付け構造に係わり、
更に詳しくは電波暗室に於ける電波吸収体の取付
けを容易にした電波吸収材の取付け構造に関する
ものである。
〔従来技術〕
近年、コンピユーターや、ワールドプロセツサ
ー等のOA機器(オフイス・オートメーシヨン機
器)類、その他IC回路(集積回路)を使用して
いる電気製品の発達により、その製品から発振さ
れている電磁波障害が問題となつている。
即ち、OA機器類及びIC回路を使用している電
気製品からは、一定の周波数で電磁波が発振され
ており、この電磁波がOA機器類や電気製品を互
いに近接した位置で使用する場合には誤作動を起
こさせたり、またその近傍にてテレビをみたり、
ラジオを聞く場合には、テレビの画像やラジオの
音声等の電波に多大な影響を及ぼしているのが現
状である。
そこで、近年では電磁波障害を少なくするため
に、OA機器類及びIC回路を使用している電気製
品から発振される電磁波の周波数が一定の規格内
に入つているか否かを検査し、一定の規格内に入
つている物のみを市場の流通過程に乗せるように
されている。
ところで、従来ではOA機器類及びIC回路を使
用している電気製品から発振されている電波の発
振量を測定するために、低周波数帯域の電波吸収
材を室内に敷設した電波暗室が使用されている。
この電波暗室では、室内が広い自由空間となるよ
うに、できるだけ電波吸収性能の良い電波吸収材
を使用しなければならず、従つて、従来では電磁
波の電界成分を誘電性損失材料で、磁界成分を磁
性損失材料で吸収する電波吸収材が使用されてい
る。
従来の電波吸収材1a,1bとしては、例えば
第4図に示すように、四角錐状の突起2を表面に
設けたものや、第5図に示すように波形状の突起
3を表面に設けたものが知られている。
これらの電波吸収材1a,1bの構成材料とし
ては、発泡ポリウレタン或いは発泡ポリスチロー
ルを母材とし、誘電性損失材料としてカーボンブ
ラツク等を含有したもので、この電波吸収材1
a,1bの裏面を接着剤等を介して電波暗室の内
壁面に貼着させることにより使用するものであ
る。
ところで、従来のこのような電波吸収材1a,
1bを電波暗室の内壁面に取付ける場合、電波吸
収材1a,1bと電波暗室の内壁面とに接着剤を
介在させて取付けていた。然しながら、接着剤を
使用して電波吸収材1a,1bを取付ける場合に
は、工事に多くの手間と時間を要し、また電波吸
収材1a,1bの貼換え時は、夫々の電波吸収材
1a,1bを壊さなければならず、経費がかかる
等の問題があつた。
またこのような問題を解決する対策として、磁
石等も考えられるが、磁石から発振される電磁波
により電波障害をお越し、電波暗室での電波吸収
性能に悪影響を及ぼし、実用化は難しい。
〔考案の目的〕
この考案は、かかる従来の問題点に着目して案
出されたもので、その目的とするところは電波暗
室の内壁面に、その目的とするところは電波暗室
の内壁面に、電波吸収性能に悪影響を及ぼすこと
なく電波吸収材を取付けることが出来ると共に、
電波吸収材の取付け作業も簡単にしかも電波吸収
材を破壊させることなく取付けることが出来る電
波吸収材の取付け構造を提供するものである。
〔考案の構成〕
この考案は上記目的を達成するため、電波暗室
の内壁面に、複数の電波吸収材の裏面側を取付け
る構造において、前記電波暗室の内壁面と、複数
の電波吸収材の裏面側とに、フツクとループとか
ら成る布フアスナーを設け、電波暗室の内壁面に
対して、複数の電波吸収材の裏面側を着脱自在に
取付けるようにしたことを要旨とするものであ
る。
〔考案の実施例〕
以下添付図面に基いて、この考案の実施例を説
明する。
なお、以下の説明で、上記従来例と同一構成要
素は同一符号を付して説明する。
第1図は、この考案を実施した電波吸収材11
の裏面12を示し、この裏面12には、フツクと
ループとから成る布フアスナー13(商標名:マ
ジツクテープ)の一方が接着剤(ゴム系接着剤、
ウレタン系やエポキシ系接着剤等)を介して所定
の間隔を隔てて帯状に配設されている。また、第
2図は電波暗室14の屋内パースであつて、この
電波暗室14の内壁面15(天井、床面、側壁
面)には、前記フツクとループとから成る布フア
スナー13の他方が接着剤(ゴム系接着剤、ウレ
タン系やエポキシ系接着剤等)を介して所定の間
隔を隔てて帯状に配設されている。
このように、電波暗室14の内壁面15の所定
位置に予め布フアスナー13の他方を配設してお
き、そして電波吸収材11を取付ける場合には、
布フアスナー13相互を圧着することにより簡単
に取付けられるものである。
また布フアスナー13は上記のように、帯状に
平行に取付ける他、第3図に示すように井桁状に
配設することも可能であり、更に布フアスナー1
3の寸法及び間隔は、電波吸収材11の大きさや
重量により任意に変えて取付けるものである。こ
れにより天井や、垂直な壁面に取付けても、十分
な保持力を発揮でき、取付けた後に剥離するよう
なこともない。従つて少なくとも電波吸収材11
の大きさや重量等に対して、布フアスナー13は
保持能力を発揮出来る接着力を有する接着面積を
有するものであれば良い。
なお、電波吸収材11の構成材料としては、誘
電性損失材料含有する発泡ポリウレタン或いは発
泡ポリスチロールを母材とし、誘電性損失材料と
してカーボンブラツク等を含有したものを使用す
るものである。
〔考案の効果〕
この考案は、上記のように電波暗室の内壁面
に、複数の電波吸収材の裏面側を取付ける構造に
おいて、前記電波暗室の内壁面と、複数の電波吸
収材の裏面側とに、フツクとループとから成る布
フアスナーを設け、電波暗室の内壁面に対して、
複数の電波吸収材の裏面側に着脱自在に取付ける
ようにしたため、電波暗室の内壁面に対して電波
吸収材を容易に取付け、取外しが出来るので、最
も良い電波吸収材の配列を短時間に見出すことが
出来、また従来に比べて施行費用のコストダウン
を図ることが出来る上、補修工事も容易に行うこ
とが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を実施した電波吸収体の取付
け側の側面図、第2図は電波暗室の屋内パース、
第3図は布フアスナーの配設構造の他の実施例を
示す斜視図、第4図及び第5図は従来の電波吸収
材の斜視図である。 11……電波吸収体、12……取付け側の裏
面、13……布フアスナー、14……電波暗室、
15……電波暗室の内壁面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電波暗室の内壁面に、複数の電波吸収材の裏面
    側を取付ける構造において、前記電波暗室の内壁
    面と、複数の電波吸収材の裏面側とに、フツクと
    ループとから成る布フアスナーを設け、電波暗室
    の内壁面に対して、複数の電波吸収材の裏面側を
    着脱自在に取付けるようにしたことを特徴とする
    電波吸収材の取付け構造。
JP1986049806U 1986-04-04 1986-04-04 Expired JPH0230878Y2 (ja)

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JP1986049806U JPH0230878Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04

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JP1986049806U JPH0230878Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04

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JPS62162894U JPS62162894U (ja) 1987-10-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0334952Y2 (ja) * 1988-06-13 1991-07-24
JP2011155274A (ja) * 2011-03-07 2011-08-11 Nippon Light Metal Co Ltd 電波試験室

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58144896U (ja) * 1982-03-25 1983-09-29 ティーディーケイ株式会社 電波暗室の電波吸収壁体構造
JPS60166198U (ja) * 1984-04-11 1985-11-05 三菱電機株式会社 電磁遮蔽室

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JPS62162894U (ja) 1987-10-16

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