JPH02308123A - 長尺ルーフミラーレンズアレイ - Google Patents
長尺ルーフミラーレンズアレイInfo
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- JPH02308123A JPH02308123A JP1129839A JP12983989A JPH02308123A JP H02308123 A JPH02308123 A JP H02308123A JP 1129839 A JP1129839 A JP 1129839A JP 12983989 A JP12983989 A JP 12983989A JP H02308123 A JPH02308123 A JP H02308123A
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Landscapes
- Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、複写機、ファクシミリ、イメージスキャナ等
の等倍画像読取りに用いられる長尺ルーフミラーレンズ
アレイに関する。
の等倍画像読取りに用いられる長尺ルーフミラーレンズ
アレイに関する。
従来の技術
まず、従来におけるルーフミラーレンズアレイの全体構
成について説明する。第5図において、物体面1からの
光は、光路分離ミラー2の上面ミラー2aにより反射さ
れた後、レンズアレイ3中のレンズ4を通過してルーフ
ミラーアレイ5のルーフミラー6により2回反射された
後、再び、レンズアレイ3を通過して今度は光路分離ミ
ラー2の下面ミラー2bにより反射されて下方の像面7
上に結像し、これにより物体面lの情報を読取ることが
できる。第6図は、このようなルーフミラーレンズアレ
イを実際のハウジング8に組み込んだ状態における縦断
側面図を示したものである。
成について説明する。第5図において、物体面1からの
光は、光路分離ミラー2の上面ミラー2aにより反射さ
れた後、レンズアレイ3中のレンズ4を通過してルーフ
ミラーアレイ5のルーフミラー6により2回反射された
後、再び、レンズアレイ3を通過して今度は光路分離ミ
ラー2の下面ミラー2bにより反射されて下方の像面7
上に結像し、これにより物体面lの情報を読取ることが
できる。第6図は、このようなルーフミラーレンズアレ
イを実際のハウジング8に組み込んだ状態における縦断
側面図を示したものである。
この場合、レンズアレイ3、絞り板9、ルーフミラーア
レイ5はそれぞれ熱可塑性樹脂を用いて射出成形法等の
方法により成形加工されてなるものであるが、この他に
、熱硬化性樹脂、さらには、樹脂以外のガラスや金属等
からなる材料を用いて加工することもできる。ただし、
レンズアレイ3の材料としては、透明材料を用いる。
レイ5はそれぞれ熱可塑性樹脂を用いて射出成形法等の
方法により成形加工されてなるものであるが、この他に
、熱硬化性樹脂、さらには、樹脂以外のガラスや金属等
からなる材料を用いて加工することもできる。ただし、
レンズアレイ3の材料としては、透明材料を用いる。
上述したようなルーフミラーレンズアレイを構成するレ
ンズアレイ3、ルーフミラーアレイ5、絞り板9を各々
複数個速設してなる長尺サイズのルーフミラーアレイ、
いわゆる、長尺ルーフミラーレンズアレイなるものがあ
る。この長尺ループミラーレンズアレイとしては、例え
ば、第7図に示すように、レンズアレイ3及び絞り板9
をそれぞれ4個連設し、ルーフミラーアレイ5を3個連
設して構成することができる。そして、この場合、絞り
板9の一方の面に一定間隔で形成された位置決め孔9b
に、レンズアレイ3に形成された位置決めビン3bを係
合させる一方で、その絞り板9の反対側の面に形成され
た位置決め孔9aに、ルーフミラーアレイ5に形成され
た位置決めビン5aを係合させ、これによりそれぞれ直
線状に複数個連ねた状態にして一体化構成したものとな
っている。
ンズアレイ3、ルーフミラーアレイ5、絞り板9を各々
複数個速設してなる長尺サイズのルーフミラーアレイ、
いわゆる、長尺ルーフミラーレンズアレイなるものがあ
る。この長尺ループミラーレンズアレイとしては、例え
ば、第7図に示すように、レンズアレイ3及び絞り板9
をそれぞれ4個連設し、ルーフミラーアレイ5を3個連
設して構成することができる。そして、この場合、絞り
板9の一方の面に一定間隔で形成された位置決め孔9b
に、レンズアレイ3に形成された位置決めビン3bを係
合させる一方で、その絞り板9の反対側の面に形成され
た位置決め孔9aに、ルーフミラーアレイ5に形成され
た位置決めビン5aを係合させ、これによりそれぞれ直
線状に複数個連ねた状態にして一体化構成したものとな
っている。
発明が解決しようとする課題
このような長尺ルーフミラーレンズアレイにおいては、
特に、温度や湿度等の周囲環境の変化により全長が変化
しやすいという問題がある。すなわち、レンズアレイ3
や絞り板9等は吸湿や温度変化に追従して全長が変化す
る恐れがある。これによL、第8図に示すように、絞り
板9の接合部lOで示した部分の光束絞り孔11の領域
が変化して合成光量分布が変化したL、また、そのよう
な絞り板9の接合部10が光束絞り孔11の間にあった
ときにはその光束絞り孔11間の距離が変動して合成光
量分布が変化するという問題が生じる。
特に、温度や湿度等の周囲環境の変化により全長が変化
しやすいという問題がある。すなわち、レンズアレイ3
や絞り板9等は吸湿や温度変化に追従して全長が変化す
る恐れがある。これによL、第8図に示すように、絞り
板9の接合部lOで示した部分の光束絞り孔11の領域
が変化して合成光量分布が変化したL、また、そのよう
な絞り板9の接合部10が光束絞り孔11の間にあった
ときにはその光束絞り孔11間の距離が変動して合成光
量分布が変化するという問題が生じる。
課題を解決するための手段
そこで、このような問題点を解決するために、請求項1
記載の発明は、絞り板とルーフミラーアレイとをほぼ同
一の吸水膨張率を有する光学部材により形成し、絞り板
を配列ピッチの整数倍の長さに設定すると共にこの絞り
板の一定間隔をなした位置に位置決め部を形成し、レン
ズアレイ及びルーフミラーアレイをそれぞれ前記絞り板
と同一の配列ピッチの整数倍の長さに設定すると共にこ
れらレンズアレイ及びルーフミラーアレイにそれぞれ絞
り板に形成された位置決め部に係合する位置決め部を形
成した。
記載の発明は、絞り板とルーフミラーアレイとをほぼ同
一の吸水膨張率を有する光学部材により形成し、絞り板
を配列ピッチの整数倍の長さに設定すると共にこの絞り
板の一定間隔をなした位置に位置決め部を形成し、レン
ズアレイ及びルーフミラーアレイをそれぞれ前記絞り板
と同一の配列ピッチの整数倍の長さに設定すると共にこ
れらレンズアレイ及びルーフミラーアレイにそれぞれ絞
り板に形成された位置決め部に係合する位置決め部を形
成した。
請求項2記載の発明は、絞り板とルーフミラーアレイと
をほぼ同一の吸水膨張率を有する光学部材により形成し
、絞り板を配列ピッチの整数倍の長さに設定すると共に
この絞り板の一定間隔をなした位置に位置決め部を形、
成し、レンズアレイ及びルーフミラーアレイをそれぞれ
絞り板と同一の配列ピッチの整数倍長さに設定すると共
にこれらレンズアレイ及びルーフミラーアレイにそれぞ
れ絞り板に形成された位置決め部に係合する位置決め部
を形成し、 絞り板及びルーフミラーアレイの吸水膨張率とは異なる
吸水膨張率を有する材料により形成されたレンズアレイ
の組付は分割数Nを、長尺ルーフミラーアレイの全長を
し、レンズアレイの吸水膨張率をWa、絞り板の吸水膨
張率をWs、必要とされる相対湿度変化量をH、レンズ
アレイと絞り板との組付は誤差量をΔl、レンズアレイ
と絞り板との位置ズレ許容量をXとしたとき、■。
をほぼ同一の吸水膨張率を有する光学部材により形成し
、絞り板を配列ピッチの整数倍の長さに設定すると共に
この絞り板の一定間隔をなした位置に位置決め部を形、
成し、レンズアレイ及びルーフミラーアレイをそれぞれ
絞り板と同一の配列ピッチの整数倍長さに設定すると共
にこれらレンズアレイ及びルーフミラーアレイにそれぞ
れ絞り板に形成された位置決め部に係合する位置決め部
を形成し、 絞り板及びルーフミラーアレイの吸水膨張率とは異なる
吸水膨張率を有する材料により形成されたレンズアレイ
の組付は分割数Nを、長尺ルーフミラーアレイの全長を
し、レンズアレイの吸水膨張率をWa、絞り板の吸水膨
張率をWs、必要とされる相対湿度変化量をH、レンズ
アレイと絞り板との組付は誤差量をΔl、レンズアレイ
と絞り板との位置ズレ許容量をXとしたとき、■。
の関係を満たすように設定した。
作用
請求項1記載の発明によL、絞り板とルーフミラーアレ
イとをほぼ同一の光学部材で形成し、絞り板を配列ピッ
チの整数倍で連設して長尺化し、その絞り板と同一の配
列ピッチをもったレンズアレイ及びルーフミラーアレイ
をそれぞれ連設して長尺化し、これらそれぞれ長尺化さ
れた絞り板とルーフミラーアレイとレンズアレイとを位
置決め部にて一体化構成することによって、周囲環境の
変化により絞り板やルーフミラーアレイさらにはレンズ
アレイに全長の変化が生じた場合における、レンズ配列
ピッチに依存して周期的に発生する合成光量ピッチムラ
の変動を抑制することができる。
イとをほぼ同一の光学部材で形成し、絞り板を配列ピッ
チの整数倍で連設して長尺化し、その絞り板と同一の配
列ピッチをもったレンズアレイ及びルーフミラーアレイ
をそれぞれ連設して長尺化し、これらそれぞれ長尺化さ
れた絞り板とルーフミラーアレイとレンズアレイとを位
置決め部にて一体化構成することによって、周囲環境の
変化により絞り板やルーフミラーアレイさらにはレンズ
アレイに全長の変化が生じた場合における、レンズ配列
ピッチに依存して周期的に発生する合成光量ピッチムラ
の変動を抑制することができる。
請求項2記載の発明によL、レンズアレイの組付は分割
数Nを前述したような関係式を満たすように設定するこ
とによL、仕様、用途に応じて合理的な設定を行うこと
ができる。
数Nを前述したような関係式を満たすように設定するこ
とによL、仕様、用途に応じて合理的な設定を行うこと
ができる。
実施例
本発明の一実施例を第1図ないし第4図に基づいて説明
する。まず最初に、本発明のような構成にした理由につ
いて説明する。第3図(a)は、周囲環境の変化によL
、絞り板9に対しレンズアレイ3が光軸からΔXだけ移
動した際のレンズアレイ3の単一レンズの光量分布りの
変化の様子を、ルーフミラーアレイ5を中心にして展開
して示したものであL、この移動により光量分布しは実
線部から破線部に移動したものとなる。また、この時、
合成光量分布TL(ハツチング部分は接合部)は第3図
(b)に示したようになる。一方、第4図(a)は、周
囲環境の変化によL、絞り板9に対しルーフミラーアレ
イ5が光軸からΔXだけ移動した際のレンズアレイ3の
単一レンズの光量分布りの変化の様子を示したものであ
る。また、第4図(b)はこの時の合成光量分布TL(
ハツチング部分は接合部)を表わしたものである。
する。まず最初に、本発明のような構成にした理由につ
いて説明する。第3図(a)は、周囲環境の変化によL
、絞り板9に対しレンズアレイ3が光軸からΔXだけ移
動した際のレンズアレイ3の単一レンズの光量分布りの
変化の様子を、ルーフミラーアレイ5を中心にして展開
して示したものであL、この移動により光量分布しは実
線部から破線部に移動したものとなる。また、この時、
合成光量分布TL(ハツチング部分は接合部)は第3図
(b)に示したようになる。一方、第4図(a)は、周
囲環境の変化によL、絞り板9に対しルーフミラーアレ
イ5が光軸からΔXだけ移動した際のレンズアレイ3の
単一レンズの光量分布りの変化の様子を示したものであ
る。また、第4図(b)はこの時の合成光量分布TL(
ハツチング部分は接合部)を表わしたものである。
従って、これら第4図(a)(b)から、レンズアレイ
3の移動よりもルーフミラーアレイ5の移動による方が
、レンズアレイ3の接合部における合成光量分布TLの
変化量が大きいことがわかる。
3の移動よりもルーフミラーアレイ5の移動による方が
、レンズアレイ3の接合部における合成光量分布TLの
変化量が大きいことがわかる。
このようなことから本発明では、合成光量分布TLの変
化量に大きく左右するルーフミラーアレイ5を絞り板9
とほぼ同一の吸湿特性を示す材料により形成し、レンズ
アレイ3をこれらとは異なる材料により形成することに
よって、吸湿の形状変化による性能の低下を防止するよ
うにした。
化量に大きく左右するルーフミラーアレイ5を絞り板9
とほぼ同一の吸湿特性を示す材料により形成し、レンズ
アレイ3をこれらとは異なる材料により形成することに
よって、吸湿の形状変化による性能の低下を防止するよ
うにした。
次に、本発明に係る構成について説明する。なお、長尺
ルーフミラーレンズアレイの全体構成については従来技
術(第5図ないし第8図参照)で述べたのでここでの説
明は省略し、同一部分については同一符号を用いる。
ルーフミラーレンズアレイの全体構成については従来技
術(第5図ないし第8図参照)で述べたのでここでの説
明は省略し、同一部分については同一符号を用いる。
絞り板9とルーフミラーアレイ5とはほぼ同一の吸水膨
張率を有する図示しない光学部材(例えば、樹脂等)に
より形成されている。単一の絞り板9は一定の配列ピッ
チを有する光束絞り孔11を有している。その絞り板1
1の全長は配列ピッチの整数倍の長さに設定されておL
、また、その絞り板9の一定間隔をなした表裏両面の位
置には位置決め部としての凹部12が形成されている。
張率を有する図示しない光学部材(例えば、樹脂等)に
より形成されている。単一の絞り板9は一定の配列ピッ
チを有する光束絞り孔11を有している。その絞り板1
1の全長は配列ピッチの整数倍の長さに設定されておL
、また、その絞り板9の一定間隔をなした表裏両面の位
置には位置決め部としての凹部12が形成されている。
そして、前記絞り板9は、その長手方向に3個連設され
ることにより長尺絞り板13を形成している。
ることにより長尺絞り板13を形成している。
また、レンズアレイ3及びルーフミラーアレイ5は、そ
れぞれ前記絞り板9と同一の配列ピッチの整数倍の長さ
に設定されている。これらレンズアレイ3及びルーフミ
ラーアレイ5には、それぞれ前記絞り板9に形成された
凹部12に係合する位置決め部としての凸部14.15
が形成されている。そして、これらレンズアレイ3及び
ルーフミラーアレイ5は、それぞれ長手方向に3個連設
されることによL、長尺レンズアレイ16、長尺ルーフ
ミラーアレイ17を形成している。
れぞれ前記絞り板9と同一の配列ピッチの整数倍の長さ
に設定されている。これらレンズアレイ3及びルーフミ
ラーアレイ5には、それぞれ前記絞り板9に形成された
凹部12に係合する位置決め部としての凸部14.15
が形成されている。そして、これらレンズアレイ3及び
ルーフミラーアレイ5は、それぞれ長手方向に3個連設
されることによL、長尺レンズアレイ16、長尺ルーフ
ミラーアレイ17を形成している。
さらに、前記レンズアレイ3は、前記絞り板9及び前記
ルーフミラーアレイ5の吸水膨張率とは異なる吸水膨張
率を有する材料により形成されている。この場合、レン
ズアレイ3の組付は分割数をNとすると、 ■ の関係を満たすようにした。
ルーフミラーアレイ5の吸水膨張率とは異なる吸水膨張
率を有する材料により形成されている。この場合、レン
ズアレイ3の組付は分割数をNとすると、 ■ の関係を満たすようにした。
ただし、L:ルーフミラーアレイ
Wa:レンズアレイの吸水膨張率
Ws:絞り板の吸水膨張率
H:必要とされる相対湿度変化量
ΔQ:レンズアレイと絞り板との組付は誤差量
X:レンズアレイと絞り板との位置ズ
レ許容量
とする。
このような構成において、絞り板9を3個連設して長尺
絞り板13を形成する場合、それらの接合は光束絞り孔
11間に位置するサン部分で行い、また、それらの接合
部Aの形状は、光束絞り孔11の厚み方向で2分し重複
させるようにする。このように絞り板9が接合一体化さ
れた長尺絞り板13を基準とし、ルーフミラーアレイ5
に形成された凸部14をその長尺絞り板13の凹部12
で係合する。この場合、ルーフミラーアレイ5の接合部
での精度は、機械的組付けにより精度を確保でき安定保
持できる場合には特に問題とはならないが、高精度、高
信頼性を要求される場合にはその接合部に隣接するルー
フミラー6の稜線部の相対的な倒れ(レンズの偏心に相
当する)を補正する必要がある。この時用いる接着剤と
しては、シアノアクリレート系瞬間接着剤、加熱硬化型
接着剤(2液温合型エポキシ等)、UV硬化型接着剤等
を用いる。
絞り板13を形成する場合、それらの接合は光束絞り孔
11間に位置するサン部分で行い、また、それらの接合
部Aの形状は、光束絞り孔11の厚み方向で2分し重複
させるようにする。このように絞り板9が接合一体化さ
れた長尺絞り板13を基準とし、ルーフミラーアレイ5
に形成された凸部14をその長尺絞り板13の凹部12
で係合する。この場合、ルーフミラーアレイ5の接合部
での精度は、機械的組付けにより精度を確保でき安定保
持できる場合には特に問題とはならないが、高精度、高
信頼性を要求される場合にはその接合部に隣接するルー
フミラー6の稜線部の相対的な倒れ(レンズの偏心に相
当する)を補正する必要がある。この時用いる接着剤と
しては、シアノアクリレート系瞬間接着剤、加熱硬化型
接着剤(2液温合型エポキシ等)、UV硬化型接着剤等
を用いる。
また、このように絞り板9にルーフミラーアレイ5を係
合し長尺一体化したものに、(1)式に示したような組
付は分割数Nの条件を満足するレンズアレイ3の中央付
近に設けられた凸部15を絞り板9の円形の凹部12に
係合させると共に、その端部付近に設けられた凸部12
を絞り板9の横長な凹部12に係合させる。
合し長尺一体化したものに、(1)式に示したような組
付は分割数Nの条件を満足するレンズアレイ3の中央付
近に設けられた凸部15を絞り板9の円形の凹部12に
係合させると共に、その端部付近に設けられた凸部12
を絞り板9の横長な凹部12に係合させる。
このようにして絞り板9とレンズアレイ3を係合させる
ことによL、その接合面における回転を規制することが
でき、これによL、レンズアレイ3のそれぞれの隣接す
るレンズ4間の光軸倒れ(偏心)を防止することができ
る。この場合、隣接するレンズアレイ3間に隙間を設け
であるが、これはレンズアレイ3の吸湿により変動する
伸びによL、絞り板9、ルーフミラーアレイ5の長さを
超えない条件としてこのように設定したものである。ま
た、レンズアレイ3の材料としては、光の透過性、色分
散等の理由により一般にPMMAが用いられておL、こ
のPMMAは他の樹脂材料に比べ吸湿性が高く全長の変
化が大きい性質がある。もし、絞り板9、ルーフミラー
アレイ5をレンズアレイ3とほぼ同一の吸湿特性を有す
る材料で構成した場合にはルーフミラーアレイ5の反射
面の吸湿による変化が大きく性能劣化が生じることにな
る。そこで、本発明では、上述したように、絞り板9、
ルーフミラーアレイ5は低吸湿材料により形成し、レン
ズアレイ3のみを環境変化により変動する材料により形
成したのである。
ことによL、その接合面における回転を規制することが
でき、これによL、レンズアレイ3のそれぞれの隣接す
るレンズ4間の光軸倒れ(偏心)を防止することができ
る。この場合、隣接するレンズアレイ3間に隙間を設け
であるが、これはレンズアレイ3の吸湿により変動する
伸びによL、絞り板9、ルーフミラーアレイ5の長さを
超えない条件としてこのように設定したものである。ま
た、レンズアレイ3の材料としては、光の透過性、色分
散等の理由により一般にPMMAが用いられておL、こ
のPMMAは他の樹脂材料に比べ吸湿性が高く全長の変
化が大きい性質がある。もし、絞り板9、ルーフミラー
アレイ5をレンズアレイ3とほぼ同一の吸湿特性を有す
る材料で構成した場合にはルーフミラーアレイ5の反射
面の吸湿による変化が大きく性能劣化が生じることにな
る。そこで、本発明では、上述したように、絞り板9、
ルーフミラーアレイ5は低吸湿材料により形成し、レン
ズアレイ3のみを環境変化により変動する材料により形
成したのである。
発明の効果
本発明は、ルーフミラーアレイを絞り板とほぼ同一の吸
湿特性を有する材料により形成し同一の長さで係合し長
尺化した後、これに複数個のレンズアレイを係合し長尺
化したので、周囲環境変化によりこれらの全長に変化が
生じてレンズアレイの個々のレンズの配列ピッチに依存
して周期的に発生する光量ムラの変動を抑制することが
できるものである。
湿特性を有する材料により形成し同一の長さで係合し長
尺化した後、これに複数個のレンズアレイを係合し長尺
化したので、周囲環境変化によりこれらの全長に変化が
生じてレンズアレイの個々のレンズの配列ピッチに依存
して周期的に発生する光量ムラの変動を抑制することが
できるものである。
また、レンズアレイの組付は分割数Nを、長尺ルーフミ
ラーアレイの全長をし、レンズアレイの吸水膨張率をW
a、絞り板の吸水膨張率をWs、必要とされる相対湿度
変化量をH,レンズアレイと絞り板との組付は誤差量を
Δl、レンズアレイと絞り板との位置ズレ許容量をXと
したとき、■ の関係を満たすように設定したので、仕様や用途に応じ
てその組付は分割数を合理的に設定することが可能であ
L、これにより任意の材料の組合せにも容易に適用させ
ることができるものである。
ラーアレイの全長をし、レンズアレイの吸水膨張率をW
a、絞り板の吸水膨張率をWs、必要とされる相対湿度
変化量をH,レンズアレイと絞り板との組付は誤差量を
Δl、レンズアレイと絞り板との位置ズレ許容量をXと
したとき、■ の関係を満たすように設定したので、仕様や用途に応じ
てその組付は分割数を合理的に設定することが可能であ
L、これにより任意の材料の組合せにも容易に適用させ
ることができるものである。
第1図は本発明の一実施例を示す分解斜視図、第2図は
それを一体化して構成した場合の縦断側面図、第3図(
a)はレンズアレイが光軸から位置ズレした場合におけ
る単一レンズの光量分布を示す説明図、第3図(b)は
その合成光量分布を示す波形図、第4図(a)はルーフ
ミラーアレイが光軸から位置ズレした場合における単一
レンズの光量分布を示す説明図、第4図(b)はその合
成光量分布を示す波形図、第5図は従来におけるルーフ
ミラーレンズアレイの構成を示す斜視図、第6図はそれ
をハウジングに組み込んだ状態を示す縦断側面図、第7
図は従来における長尺ルーフミラーレンズアレイの縦断
側面図、第8図はその絞り板の接合部の様子を示す斜視
図である。 2・・・光路分離ミラー、3・・・レンズアレイ、4・
・パレンズ、5・・・ルーフミラーアレイ、6・・・ル
ーフミラー、8・・・ハウジング、9・・・絞り板、1
1・・・光束絞り孔、12,14.15・・・位置決め
郡山 願 人 株式会社 リ コ −、¥55図 」 J、6図
それを一体化して構成した場合の縦断側面図、第3図(
a)はレンズアレイが光軸から位置ズレした場合におけ
る単一レンズの光量分布を示す説明図、第3図(b)は
その合成光量分布を示す波形図、第4図(a)はルーフ
ミラーアレイが光軸から位置ズレした場合における単一
レンズの光量分布を示す説明図、第4図(b)はその合
成光量分布を示す波形図、第5図は従来におけるルーフ
ミラーレンズアレイの構成を示す斜視図、第6図はそれ
をハウジングに組み込んだ状態を示す縦断側面図、第7
図は従来における長尺ルーフミラーレンズアレイの縦断
側面図、第8図はその絞り板の接合部の様子を示す斜視
図である。 2・・・光路分離ミラー、3・・・レンズアレイ、4・
・パレンズ、5・・・ルーフミラーアレイ、6・・・ル
ーフミラー、8・・・ハウジング、9・・・絞り板、1
1・・・光束絞り孔、12,14.15・・・位置決め
郡山 願 人 株式会社 リ コ −、¥55図 」 J、6図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、光路分離ミラーと、この光路分離ミラーの長手方向
に沿ってルーフミラーが一定の配列ピッチをもって直線
状に多数個連続して形成されたルーフミラーアレイと、
このルーフミラーアレイと前記光路分離ミラーとの間に
位置し前記ルーフミラーの配列ピッチに対応して形成さ
れたレンズを有するレンズアレイと、このレンズアレイ
と前記ルーフミラーアレイとの間に位置し前記配列ピッ
チに対応して光束絞り孔を有する絞り板と、これら各部
材を一体化形成するハウジングとよりなり、前記ルーフ
ミラーアレイと前記レンズアレイと前記絞り板とが前記
長手方向に複数個連設されてなる長尺ルーフミラーレン
ズアレイにおいて、前記絞り板と前記ルーフミラーアレ
イとをほぼ同一の吸水膨張率を有する光学部材により形
成し、前記絞り板を前記配列ピッチの整数倍の長さに設
定すると共にこの絞り板の一定間隔をなした位置に位置
決め部を形成し、前記レンズアレイ及び前記ルーフミラ
ーアレイをそれぞれ前記絞り板と同一の配列ピッチの整
数倍の長さに設定すると共にこれらレンズアレイ及びル
ーフミラーアレイにそれぞれ前記絞り板に形成された前
記位置決め部に係合する位置決め部を形成したことを特
徴とする長尺ルーフミラーレンズアレイ。 2、光路分離ミラーと、この光路分離ミラーの長手方向
に沿ってルーフミラーが一定の配列ピッチをもつて直線
状に多数個連続して形成されたルーフミラーアレイと、
このルーフミラーアレイと前記光路分離ミラーとの間に
位置し前記ルーフミラーの配列ピッチに対応して形成さ
れたレンズを有するレンズアレイと、このレンズアレイ
と前記ルーフミラーアレイとの間に位置し前記配列ピッ
チに対応して光束絞り孔を有する絞り板と、これら各部
材を一体化形成するハウジングとよりなり、前記ルーフ
ミラーアレイと前記レンズアレイと前記絞り板とが前記
長手方向に複数個速設されてなる長尺ルーフミラーレン
ズアレイにおいて、前記絞り板と前記ルーフミラーアレ
イとをほぼ同一の吸水膨張率を有する光学部材により形
成し、前記絞り板を前記配列ピッチの整数倍の長さに設
定すると共にこの絞り板の一定間隔をなした位置に位置
決め部を形成し、前記レンズアレイ及び前記ルーフミラ
ーアレイをそれぞれ前記絞り板と同一の配列ピッチの整
数倍の長さに設定すると共にこれらレンズアレイ及びル
ーフミラーアレイにそれぞれ前記絞り板に形成された前
記位置決め部に嵌合する位置決め部を形成し、 前記絞り板及び前記ルーフミラーアレイの吸水膨張率と
は異なる吸水膨張率を有する材料により形成された前記
レンズアレイの組付け分割数Nを、長尺ルーフミラーア
レイの全長をL、レンズアレイの吸水膨張率をWa、絞
り板の吸水膨張率をWs、必要とされる相対湿度変化量
をH、レンズアレイと絞り板との組付け誤差量をΔl、
レンズアレイと絞り板との位置ズレ許容量をXとしたと
き、 (L/2N)・(Wa−Ws)・H−Δl≦Xの関係を
満たすように設定したことを特徴とする長尺ルーフミラ
ーレンズアレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1129839A JP2859641B2 (ja) | 1989-05-23 | 1989-05-23 | 長尺ルーフミラーレンズアレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1129839A JP2859641B2 (ja) | 1989-05-23 | 1989-05-23 | 長尺ルーフミラーレンズアレイ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02308123A true JPH02308123A (ja) | 1990-12-21 |
JP2859641B2 JP2859641B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=15019512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1129839A Expired - Fee Related JP2859641B2 (ja) | 1989-05-23 | 1989-05-23 | 長尺ルーフミラーレンズアレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2859641B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009037199A (ja) * | 2007-07-06 | 2009-02-19 | Seiko Epson Corp | レンズアレイ、ラインヘッドおよびそれを用いた画像形成装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6449812U (ja) * | 1987-09-18 | 1989-03-28 | ||
JPS6449814U (ja) * | 1987-09-18 | 1989-03-28 |
-
1989
- 1989-05-23 JP JP1129839A patent/JP2859641B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6449812U (ja) * | 1987-09-18 | 1989-03-28 | ||
JPS6449814U (ja) * | 1987-09-18 | 1989-03-28 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009037199A (ja) * | 2007-07-06 | 2009-02-19 | Seiko Epson Corp | レンズアレイ、ラインヘッドおよびそれを用いた画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2859641B2 (ja) | 1999-02-17 |
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