JPH0230769Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0230769Y2
JPH0230769Y2 JP6806082U JP6806082U JPH0230769Y2 JP H0230769 Y2 JPH0230769 Y2 JP H0230769Y2 JP 6806082 U JP6806082 U JP 6806082U JP 6806082 U JP6806082 U JP 6806082U JP H0230769 Y2 JPH0230769 Y2 JP H0230769Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound wave
electrode
spherical lens
cylindrical body
lower electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6806082U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58170556U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6806082U priority Critical patent/JPS58170556U/ja
Publication of JPS58170556U publication Critical patent/JPS58170556U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0230769Y2 publication Critical patent/JPH0230769Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、超音波顕微鏡、特に所定試料を観察
することのできる超音波顕微鏡等に関する。
近年1GHzに及ぶ超高周波の音波の発生検出が
可能となつたので、水中で約1μmの音波長が実現
できることになり、その結果、高い分解能の音波
撮像装置が得られるようになつた。即ち、凹面レ
ンズを用いて集束音波ビームを作り、1μmに及ぶ
高い分解能を実現するのである。その例は特開昭
50−116058号公報に記載されている。
上記ビーム中に試料をそう入し、試料による反
射超音波を検出して試料の微細領域の弾性的性質
を解明したり、或は試料を機械的に2次元に走査
しながら、この信号の強度をブラウン管の輝度信
号として表示すれば、試料の微細構造を拡大して
みることができる。
第1図は、その超音波顕微鏡の主要構成部を示
す図である。超音波の集束及び送受は球面レンズ
1により行つているが、その構造は円柱状の熔融
石英等をもちいた物質の一面を光学研磨し、その
上に圧電薄膜(ZnO)2を上下電極3によりはさ
む、このようにサンドウイツチ構造になつている
圧電薄膜2に、パルス発振器4から発生されたパ
ルス5を印加して、超音波6を発生させる。ま
た、他端部は口径0.1mmφ〜1.0mmφ程度の凹面状
の半球穴が形成されており、この半球穴と試料と
の間には、超音波6を試料7に伝播させるための
媒質(例えば水)8が満されている。
圧電薄膜2によつて発生した超音波6は円柱の
中を平面波となつて伝播する。この平面波が半球
穴に達すると石英(音速6000m/s)と水(音速
1500m/s)との音速の差により屈折作用が生
じ、試料7面上に集束した超音波6を照射するこ
とができる。逆に試料7から反射されてくる超音
波は球面レンズにより集音整相され、平面波とな
つて圧電薄膜2に達し、ここでRF信号9に変換
される。このRF信号9を受信器10で受信し、
ここでダイオード検波してビデオ信号11に変換
し、CRTデイスプレイ12の入力信号として用
いている。
この様に構成された装置において、試料7が試
料台駆動電源13によりx−y平面内で2次元に
走査していると試料の走査にともなう試料面から
の反射の強弱が2次元的にCRT面12に表示さ
れる。
而して、一般に超音波は物体の表面で一部分は
反射するが、かなりの部分は物体が光学的に透明
かどうかに関係なく、その中にはいつてゆき、物
体内部に存在する硬さや、密度、粘性の違いや欠
陥などを反映したエコーとなつて返つてくる。こ
の性質を利用して試料内部の様相を検出できるの
が超音波顕微鏡である。
本考案は、上述のような構成の超音波顕微鏡に
おいて、球面レンズの保持構造に関するものであ
る。球面レンズ1が超音波を発生するまでの作業
工程を以下にのべる。
すなわち、所定の形状に成形された球面レンズ
1は、まず蒸着装置において、電極3を厚さ2000
〜5000Å程度蒸着する。この電極材料としては金
などが良好である。つぎにスパツタ装置に球面レ
ンズ1を移して、電極3の上面にZnO膜2を所定
の厚さ(1〜2μm)にスパツタする。このスパツ
タ終了後の球面レンズをまた蒸着装置内に移して
ZnO膜2の上面に所定の面積だけ電極3を蒸着す
る。
以上の作業を経過して完成した球面レンズ1を
つぎに、ケース14に取りつけるが、これには接
着材15、あるいはネジ16をもちいて押えつけ
ることによりケース14と球面レンズ1とは固定
することができる。しかしながら下部の電極3を
アース側に接地させなければならない作業があ
る。一般にケース14はアース側になつているた
めに実際の作業としては、第2図に示す如く、電
極3の一部とケースとの間を導電塗料17を塗附
してアース側との導通を得ている。この場合、第
2図に示すようにZnO膜2の一部をはがして、下
部の電極3を露出させた状態で導電性塗料17で
電極3とケース14との間を連結すれば両者の導
通をとることができる。
この作業によつて原理的には球面レンズ1の下
部電極3を接地することができ球面レンズをケー
ス14への取りつけ作業は完了する。
しかしながら、上述の作業中において、ZnO膜
2の一部分を削り取つて下部電極3の一部分を露
出させる作業は、数mm程度の大きさの球面レンズ
1では形状が小さいために作業が困難である。
本考案は、この問題を解決するためになされた
もので、以下考案の詳細を述べる。
それは、球面レンズ1の加工時に、その外周に
金属のリング18をはめこむことにより下部電極
の接地作業は容易になることである。すなわち、
第3図aに示す如く、研磨作業完了後の球面レン
ズ1にリング18を圧入等により機械的に強固に
取りつける。つぎにbに示すごとく、電極取付面
のA面を光学研磨するとリング16も同時に研磨
され両者は平坦に仕上げることができる。
つぎに、蒸着装置において、下部電極3を蒸着
すると、電極3はcに示すようにリング16の上
面にも同時に蒸着される。このことは電極3とリ
ング16とは電気的に導通を実現できることであ
る。この上面にZnO膜2をスパツタし、さらに上
部電極3を蒸着しても下部電極3を接地させるた
めの作業は必要でなく、しかも確実に接地を行う
ことができる。
第4図はこのようにして完成した球面レンズ1
をケース14に取りつけた状態を示すものである
が、側面より止メネジにより、リング16を押え
つけることによりケース14と下部電極3とは確
実に導通を得ることができ、球面レンズを安定に
動作させることが可能となり、本考案の効果には
著しいものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は超音波顕微鏡の概略構成図、第2図は
球面レンズ部の詳細構造図、第3図及び第4図は
本考案の一実施例の説明図である。 1……レンズ、3……電極、14……ケース、
17……導電性塗料、16……リング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 柱状の音波伝搬体の一端に下部電極及び上部電
    極で狭まれた圧電薄膜を設け、他端に凹球面を形
    成した音波レンズを有する超音波顕微鏡におい
    て、前記音波レンズは、前記音波伝搬体の側面に
    導伝性物質よりなる筒体を嵌着し、該筒体の一端
    を音波伝搬体の前記一端と同一平面に形成し、前
    記下部電極を前記筒体と音波伝搬体にわたる前記
    平面に一体に蒸着形成されていることを特徴とす
    る超音波顕微鏡。
JP6806082U 1982-05-12 1982-05-12 超音波顕微鏡 Granted JPS58170556U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6806082U JPS58170556U (ja) 1982-05-12 1982-05-12 超音波顕微鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6806082U JPS58170556U (ja) 1982-05-12 1982-05-12 超音波顕微鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58170556U JPS58170556U (ja) 1983-11-14
JPH0230769Y2 true JPH0230769Y2 (ja) 1990-08-20

Family

ID=30077856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6806082U Granted JPS58170556U (ja) 1982-05-12 1982-05-12 超音波顕微鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58170556U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58170556U (ja) 1983-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0084174B1 (en) Ultrasonic microscope
US4694699A (en) Acoustic microscopy
US4012950A (en) Method of and apparatus for acoustic imaging
JPH0421139B2 (ja)
JPH0230769Y2 (ja)
JPS6070350A (ja) 光学顕微鏡を併設した超音波顕微鏡
Lum et al. A 150-MHz-bandwidth membrane hydrophone for acoustic field characterization
JPS59188551A (ja) 超音波顕微鏡
JPH0233984B2 (ja)
JPH0155408B2 (ja)
JPS58132656A (ja) 超音波顕微鏡
JPH0158458B2 (ja)
JPS5831200Y2 (ja) 超音波集束レンズ
JPS6098799A (ja) 積層型超音波トランスデユ−サ
JPS61253413A (ja) 超音波厚み測定装置
JPS60111152A (ja) 超音波顕微鏡
JPH0323864B2 (ja)
JPS58118958A (ja) 超音波顕微鏡
Kessler Acoustic microscopy-an industrial view
JPS6098353A (ja) 超音波顕微鏡
JPH0338543B2 (ja)
JPS59114458A (ja) 超音波顕微鏡
JPS58129246A (ja) 超音波顕微鏡
JPH0419500Y2 (ja)
JPH0232579B2 (ja)