JPH0230666Y2 - - Google Patents

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JPH0230666Y2
JPH0230666Y2 JP1984187543U JP18754384U JPH0230666Y2 JP H0230666 Y2 JPH0230666 Y2 JP H0230666Y2 JP 1984187543 U JP1984187543 U JP 1984187543U JP 18754384 U JP18754384 U JP 18754384U JP H0230666 Y2 JPH0230666 Y2 JP H0230666Y2
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air duct
air
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duct
dew
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、空調装置のエアダクト表面に結露
が生じても、このエアダクト表面の露が人体に触
れないようにする空調装置のエアダクト装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来、第6図に示すエアダクト4′にあつて、
高温多湿の室内で長時間にわたつて空調装置を作
動させると、合成樹脂の射出成形あるいはブロー
成形で形成されているエアダクト4′は断熱性が
悪いため、湿つた外気が室内に入るとエアダクト
4′の表面が冷えて結露し、エアダクト4′の表面
から水滴が滴下することがある。
従つて、この第6図図示の断熱性の悪いエアダ
クト4′では、エアダクト4′の表面である結露面
に人体のはいているズボン等が触れたり、エアダ
クト4′の表面から人体の足元へ水滴が滴下する
ことにより、ズボン等が濡れるという問題があ
る。
そこで、このような問題を解消するべく、例え
ば実開昭55−125816号公開公報(実願昭54−
25894号)が提案されている。
即ち、この公報に開示された構造は、エアダク
トをチユーブ状とし、中間空気層である隙間を形
成するように内外のチユーブを配設した二重構造
とすることにより、結露は内側チユーブの表面の
みに生じ、外側チユーブの表面には生じないよう
に成されている。
また、本件出願人の先の出願に係る実願昭58−
37812号「車両用エアダクト」では、エアダクト
表面が結露しないようにするため、エアダクトの
殻体を紙質材料で形成することを提案している。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、第6図図示のエアダクト4′では、前
述したようにエアダクト4′表面の結露により、
人体のズボン等が濡れるという問題がある。
また、このような問題を解消すべく構成された
実開昭55−125816号公開公報では、エアダクトの
全周にわたつて所定の中間空気層を形成するよう
に外側チユーブを配設して二重構造とする必要が
あるため、内外各チユーブの製造が難しく、コス
トが増加するとともに、所定の中間空気層を形成
するために、内外の各チユーブを適正に配設して
取付ける必要があるため、その適正な配設・取付
作業も熟練等を必要とし、これら各作業が容易で
はなく、その作業性が低下するという問題があ
る。
そこでこの考案の課題は、エアダクト表面の結
露に人体が触れないようにするためのエアダクト
カバーの取付構造を工夫することにより、極めて
簡単な構造で、かつ取付けを容易にすることであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
そのためこの考案は、空調装置のエアダクトに
おける人体が触れる側のダクト側面部、及びダク
ト下面に隙間をもたせて部分的にエアダクトカバ
ーを取付けるとともに、このエアダクトカバーに
おける前記ダクト下面に対向する部位を樋状の露
受け殻体としたことを特徴とするものである。
〔作用〕
上述の手段によれば、エアダクトカバーをエア
ダクトにおける必要な部位である、人体に触れる
ダクト側面部及び下面の二部位のみに部分的に取
付けるのみでよいため、極めて簡単な構造とする
ことができ、しかもこれによりエアダクトカバー
の製造・配設・取付作業を極めて容易に行うこと
ができる。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいて、この考案の実施例
を説明する。
第1図から第4図までの図面はこの考案の一実
施例を示しており、また第5図は空調装置のレイ
アウトを示した図面である。
そして、第5図図示の空調装置は、ブロア1に
矢印Aのように吸込まれた空気は、エバポレータ
2で冷やされ、ヒータ・ユニツト3、エアダクト
4,4を通過後、吹出口40,40から室内へ吹
出されるようになつている。
従つて、合成樹脂の射出成形あるいはブロー成
形で形成された断熱性の悪いエアダクト4の表面
が冷やされ、車外より湿つた外気が室内へ入る
と、エアダクト4の表面に結露を生じることにな
る。
そこで、第1図及び第2図に示すように、空調
装置のエアダクト4における人体が触れる恐れの
ある側のダクト側面部5に、所定の隙間6をもた
せて合成樹脂で成形したエアダクトカバー7を設
ける。
詳しくは、第3図から分かるように、エアダク
ト4のダクト側面部5にネジ穴部8を凸状に出つ
張らせて設け、このネジ穴部8にネジ9をねじ込
むことによつて、エアダクトカバー7をエアダク
ト4に取付けることができる。
そして、前記ネジ穴部8の出つ張り高さによ
り、所定の隙間6を容易に形成することができ、
エアダクト4の断熱性能を向上することができる
ものであり、エアダクト4の表面に結露が生じて
も、これが人体のズボン等に触れることを防止で
きるため、ズボン等が濡れることを防止できる。
また、前記エアダクトカバー7には、第1図及
び第2図から分かるように、エアダクト4の下面
10に対向する部位にも所定の隙間6をもたせて
樋状の露受け殻体(フランジ等)11が一体的に
形成してあり、この露受け殻体11が、エアダク
ト4の下面10に発生した露の滴下を溜めて集め
るための受け皿(樋)の役目を果たし、露が人体
の足元に滴下することを防止できる。
一方、前記エアダクトカバー7は、エアダクト
4における必要部位である人体に触れる恐れのあ
るダクト側面部5に対向する部位、及び露による
水滴が滴下する下面10に対向する部位の二部位
のみに、部分的に所定の隙間6をもたせて取付け
る構造となつている。
そして、このエアダクトカバー7は第3図に示
すようにネジ9等でエアダクト4に極めて容易に
取付けることができ、しかもこの取付けにより、
所定の隙間6をも容易に形成することができると
ともに、エアダクト4の取付け後にエアダクトカ
バー7を取付けることもでき、前記エアダクト4
自体の取付作業にも何らの影響は及ぼさないもの
である。
従つて、エアダクト4自体、及びエアダクトカ
バー7のいずれの取付作業も熟練等を必要とせ
ず、この各取付作業性を向上することができる。
また、エアダクトカバー7は、エアダクト4の
全周ではなく、部分的に必要部位のみに配設して
取付ける構造でよいため、極めて簡単な構造とす
ることができるとともに、これにより、エアダク
ト4及びエアダクトカバー7の製造が容易とな
り、コストを低減することができ、しかもこれら
の配設・取付等の全ての作業を極めて容易に行う
ことができる。
〔考案の効果〕
この考案は上述のように、エアダクトにおける
必要部位であるダクト側面部及び下面に対向する
部位に隙間をもたせて部分的にエアダクトカバー
を取付けたものであつて、エアダクトの断熱性能
を向上してエアダクト表面への結露の程度を弱め
ることができ、人体のズボン等が結露面に触れた
り、露の滴下を防止することができるとともに、
このようなエアダクトカバーの機能を、極めて簡
単な構造で、しかも製造・配設・取付け等の各作
業を容易とした構造で確実に果たすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図までの図面は、この考案の一
実施例を示しており、第1図は第2図の−線
断面図、第2図はエアダクトにエアダクトカバー
を取付けた状態を示す斜視図、第3図はエアダク
トへのエアダクトカバーの取付け詳細断面図、第
4図はエアダクトカバーの斜視図、第5図は空調
装置のレイアウトを示す図面、第6図は従来のエ
アダクト形状を示す第2図相当斜視図である。 4……エアダクト、5……ダクト側面部、6…
…隙間、7……エアダクトカバー、10……エア
ダクトの下面、11……露受け殻体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空調装置のエアダクトにおける人体が触れる側
    のダクト側面部、及びダクト下面に隙間をもたせ
    て部分的にエアダクトカバーを取付けるととも
    に、このエアダクトカバーにおける前記ダクト下
    面に対向する部位を樋状の露受け殻体としたこと
    を特徴とする空調装置のエアダクト装置。
JP1984187543U 1984-12-11 1984-12-11 Expired JPH0230666Y2 (ja)

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JP1984187543U JPH0230666Y2 (ja) 1984-12-11 1984-12-11

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JP1984187543U JPH0230666Y2 (ja) 1984-12-11 1984-12-11

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JPS61101354U JPS61101354U (ja) 1986-06-28
JPH0230666Y2 true JPH0230666Y2 (ja) 1990-08-17

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JP1984187543U Expired JPH0230666Y2 (ja) 1984-12-11 1984-12-11

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JPS61101354U (ja) 1986-06-28

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