JPH0230657Y2 - - Google Patents

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JPH0230657Y2
JPH0230657Y2 JP5376186U JP5376186U JPH0230657Y2 JP H0230657 Y2 JPH0230657 Y2 JP H0230657Y2 JP 5376186 U JP5376186 U JP 5376186U JP 5376186 U JP5376186 U JP 5376186U JP H0230657 Y2 JPH0230657 Y2 JP H0230657Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、特に住宅用に用いて好適なセントラ
ル冷暖房装置に関するものである。
「従来の技術」 従来、住宅用のセントラル冷暖房装置として
は、フアンコイルユニツト方式のものと冷温風方
式のものがよく知られている。前者は、第2図に
示すように、建家の一角に冷温水を製造する熱源
機1を配設し、かつ、各居室2に、上記熱源機1
に冷温水配管3によつて連絡された各フアンコイ
ルユニツト4をそれぞれ設置したもので、熱源機
1で製造された冷温水を各フアンコイルユニツト
4に供給して、該各フアンコイルユニツト4から
の冷温風により各居室2の冷暖房を行うようにし
たものである。また、後者は、第3図に示すよう
に、建家の一角に冷温風を製造する熱源機5を配
設し、該熱源機5からの冷温風をフアン6によつ
て給気ダクト7を通じて各居室2に送つて各居室
2の冷暖房を行い、各居室2からの空気を還気ダ
クト8を通じて熱源機5に循環させるようにした
ものである。なお、図中9は廊下、10は天井裏
である。
「考案が解決しようとする問題点」 ところが、上記フアンコイルユニツト方式にお
いては、各居室2にフアンコイルユニツト4を設
置する設置スペースが必要となり、さらに、各居
室2に対して冷温水配管3を施工しなければなら
ず、その際、床のコンクリート増打やピツト工事
が必要となるといつた問題があつた。
また、上記冷温風方式の場合も次のような問題
があつた。
(a) 各居室2に対して給気ダクト7と還気ダクト
8を施工しなければならないが、各ダクト7,
8内の圧力は高くなるため、該ダクト7,8と
しては鉄板製のスパイラルダクトを使用しなけ
ればならず、しかも、その場合、該ダクト7,
8を通すためにはかなりのスペースが必要とな
るから、例えば共同住宅のように階高を低くす
る建家においてはダクト工事ができず、本方式
を採用できない。
(b) 熱源機5の出口に設けたフアン6により各居
室2に冷温風を送るものであるから、複数の居
室2の内一室のみの冷暖房を行う場合にもフア
ン6を作動させなければならず、省エネルギー
の点から不利となる。
(c) 給気ダクト7は加圧されているため空気の漏
れが多く、熱効率が悪い。
(d) 給気ダクト7の吹出し口に設けたダンパによ
り風量を制御するため、制御性が悪い。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
居室内に機器を設置する必要がなく、かつ、共同
住宅のように階高の低い建家においても有効に使
用することができると共に、省エネルギー上有利
で熱効率、制御性も良好なセントラル冷暖房装置
を提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本考案は、天井裏
を有する廊下と該廊下に隣接する複数の居室とを
有する建家において、上記天井裏に、上記居室の
壁に設けられた還気口によつて居室に連通する還
気路と、該還気路に連通口によつて連通し、上記
居室の壁に設けられた給気口によつて居室に連通
する給気路とを形成し、かつ、上記還気口に、上
記居室から還気路へ非使用時に空気が流入しない
ように空気を遮断する還気ダンパを取付けると共
に、上記給気口に、上記給気路内の空気を居室内
に送り、かつ空気量を調整する給気フアンと非使
用時に空気が流入しないように空気を遮断する給
気ダンパとを設け、かつ、上記連通口に、熱源機
に連絡された熱交換装置を配設したものである。
「作用」 本考案のセントラル冷暖房装置においては、熱
源機で製造された冷温水を熱交換装置に導き、居
室内から還気路に流入した空気を該熱交換装置に
より冷却あるいは加熱して給気路を通じて各居室
に送り、各居室の冷暖房を行う。そして、各居室
の冷暖房の発停及び能力の調整は、給気フアンを
操作することにより居室毎に行うことができる。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を第1図を参照して説
明する。
図中11は各居室、12は廊下、13は該廊下
12の天井裏である。上記各居室11の廊下12
側の壁11aには、上記天井裏13に連通する還
気口14と給気口15とがそれぞれ設けられ、か
つ、上記天井裏13は仕切板16によつて区画さ
れて、上記還気口14に連通する還気路17と、
上記給気口15に連通すると共に仕切板16に形
成された連通口16aによつて上記還気路17に
も連通する給気路18とが形成されており、上記
還気路17及び給気路18の内周面には、グラス
ウール保温帯に表面処理を行つた断熱材が張設さ
れている。そして、上記還気口14には、電磁石
を利用した風圧ダンパから成る還気ダンパ19
(還気ユニツト)が着脱自在に設けられ、かつ、
上記給気口15には、各居室11の壁11aに設
けられた切換スイツチ20aにより吹込み風量が
3段階に切換えられる給気フアン20と上記還気
ダンパ19と同様の給気ダンパ21とから成る給
気フアンユニツト22が着脱自在に設けられてい
る。
また、建家の一角には冷温水を製造する熱源機
23が設置される一方、上記天井裏13内の仕切
板16の連通口16aには冷温水コイル(熱交換
装置)24が配設され、該冷温水コイル24は循
環ポンプ25を備えた冷温水配管26により上記
熱源機23に連絡されている。
しかして、上記構成のセントラル冷暖房装置で
は、熱源機23において製造された冷温水が循環
ポンプ25によつて冷温水配管26を通じて冷温
水コイル24に循環ささせられる。そして、各居
室11の各給気口15に設けた各給気フアン20
を作動させると、居室11内の空気は還気口14
から還気路17に入り、冷温水コイル24により
冷却もしくは加熱されて給気路18を通じて給気
口15から各居室11内に送り込まれ、各居室1
1の冷暖房がなされる。
ここで、上記冷暖房装置では、各居室11の各
給気フアン20をそれぞれ作動することにより、
各居室11内へ冷温風を送り込むことができるよ
うになつているから、例えば一室のみの冷暖房を
行う場合には該一室の給気フアン20のみを作動
し、他の居室11用の給気フアン20は停止して
動力費を節減することができ、また、上記各給気
フアン20と循環ポンプ25及び熱源機23は相
互に連繋作動するようになつており、無駄な動力
が消費されず省エネルギーを図ることができる。
さらに、冷暖房を必要としない場合には各還気ダ
ンパ19と給気ダンパ21を閉止して各居室11
間の空気の混合を防止し、熱損失を抑えることが
でき、また、冷暖房の度合の制御は、給気フアン
20による風量調整と熱源機23のON−OFFの
みで効果的に行うことができる。
さらにまた、上記冷暖房装置においては、居室
11内に従来のフアンコイルユニツト4のような
機器を設置する必要がない上、冷温水配管26は
熱源機23と天井裏13の冷温水コイル24との
間において施工するのみであるから、配管長さが
短く配管作業は容易であり、水漏れのおそれは極
めて少ない。また、従来は無駄な空間となること
が多かつた天井裏13に還気路17と給気路18
を形成して天井裏13を有効利用し、しかも、該
還気路17と給気路18の形成に際しては間仕
切、天井の軽量鉄骨や床スラブ面を構造材として
利用しているから、設備費を大幅に低減すること
ができる上、共同住宅の如く階高の低い建物に対
しても本装置を容易に設備できる。
また、上記給気フアンユニツト22と還気ダン
パ19は容易に着脱できるようになつているか
ら、その保守点検が極めて容易であると共に、設
置も仕上げを壊すことなく簡単に行うことができ
る。さらに、還気路17と給気路18の内部は常
に陰圧となつているから外部への空気の漏れはほ
とんどない。
ところで、上記実施例において、熱源機23及
び冷温水コイル24を各種のヒートポンプユニツ
トにより構成することができる。また、冷温水コ
イル24に加湿器を付設したり、還気路17に開
閉ダンパ27を介して外気導入ダクト28を接続
し、該ダクト28に外気導入フアン29を取付け
て外気を還気路17に取入れるようにしたりし
て、居室11の空気の清浄度を保つようにし、別
の空気調和設備としてもよい。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案のセントラル冷暖
房装置は、天井裏に還気路と給気路を形成すると
共に熱交換装置を設け、各居室の給気口にそれぞ
れ給気フアンを設けたものであるから、階高の低
い共同住宅等の建家においても有効に使用するこ
とができ、かつ、居室に機器を設置する必要がな
い上、個々の居室毎に発停及び風量調整を行うこ
とができ、制御性が良好であると共に、高い省エ
ネルギー効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す構成図、第2
図は従来のフアンコイルユニツト方式の構成図、
第3図は同冷温風方式の構成図である。 11……居室、12……廊下、13……天井
裏、14……還気口、15……給気口、17……
還気路、16a……連通口、18……給気路、1
9……還気ダンパ、20……給気フアン、21…
…給気ダンパ、23……熱源機、24……冷温水
コイル(熱交換装置)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 天井裏を有する廊下と該廊下に隣接する複数の
    居室とを有する建家において、上記天井裏には、
    上記居室の壁に設けられた還気口によつて居室に
    連通する還気路と、該還気路に連通口によつて連
    通し、上記居室の壁に設けられた給気口によつて
    居室に連通する給気路とが形成され、かつ、上記
    還気口には、上記居室から還気路へ流入する空気
    を遮断及び開放する還気ダンパが取付けられると
    共に、上記給気口には、上記給気路内の空気を居
    室内に送り、かつ空気の量を調整する給気フアン
    とその空気を遮断及び開放する給気ダンパとが設
    けられ、かつ、上記連通口には、熱源機に連絡さ
    れた熱交換装置が配設されて成ることを特徴とす
    るセントラル冷暖房装置。
JP5376186U 1986-04-10 1986-04-10 Expired JPH0230657Y2 (ja)

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JP5376186U JPH0230657Y2 (ja) 1986-04-10 1986-04-10

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JP5376186U JPH0230657Y2 (ja) 1986-04-10 1986-04-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62167025U JPS62167025U (ja) 1987-10-23
JPH0230657Y2 true JPH0230657Y2 (ja) 1990-08-17

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ID=30880121

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