JPH02305783A - エレベーターの自動救出運転装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、エレベータ−制御装置の安全回路が動作し
た後、自動的に低速救出運転を行う装置に関するもので
ある。

［従来の技術］ 第５図は従来のエレベータ−の自動救出運転装置を示す
回路図である。

図中、（１）はエレベータ−制御装置の安全回路が動作
すると閉成する安全リレー接点、　（２ａ）（２ｂ）は
かごが走行中は開放し停止すると閉成する停止リレー接
点、（２ｃ）はかごが走行中は閉成し停止すると開放す
る停止リレー接点、（３ａ）（３ｂ）は自動運転時閉成
する自動運転リレー接点、（４）はかごが戸開領域にい
ると開放する戸開領域リレー接点、（５）は自動低速救
出運転（以下自動低速運転という）の要否を判断する自
動低速運転要求リレーで、（５ａ）はその常開接点、（
６）は自動低速運転要求リレー（５）が付勢されると他
の制御回路（図示しない）により動作する起動指令リレ
ー（図示しない）の常開接点、（７）は付勢されると自
動低速運転を指令する自動低速運転リレーで、（７ａ）
はその常開接点である。

従来のエレベータ−の自動救出運転装置は上記のように
構成され１次のように動作する。

今、エレベータ−は正常に自動運転しているとすると、
安全リレー接点（１）は開放し、自動運転リレー接点（
３ａ）（３ｂ）は閉成している。また、かごが走行して
いれば、停止リレー接点（２ａ）　（２ｂ）は開放し、
同接点（２ｃ）は閉成している。

次に、かごが走行中にエレベータ−制御装置の安全回路
が動作すると、安全リレー接点（１）は閉成する。同時
に、他の制御回路（図示しない）から急停止指令が発せ
られ、かごは急停止する。このとき、かごが戸開領域外
に停止すると５戸開領域りＩ／−接点（４）及び停止リ
レー接点（２ａ）は閉成する。これで、（＋）　　（１
）−（２ａ）　　（３ａ）　　（４）　　（５）−（−
）の回路で、自動低速運転要求リレー（５）は付勢され
接点（５ａ）の開成により自己保持する。このリレー（
５）の付勢により、上記起動指令リレーが付勢され、接
点（６）は閉成する。このとき、停止リレー接点（２ｂ
）は閉成しているので、（＋）−（２ｂ）　−（６）　
−（３ｂ）　−（７）　−（−）の回路で、自動低速運
転リレー（７）は付勢され、接点（７ａ）は閉成する。

これで、自動低速運転が指令され、かごは救出運転に移
行する。かごが走行を開始すれば、停止リレー接点（２
ｃ）は閉成し、自動低速運転リレー（７）は自己保持す
る。そして、かごが最寄り階は戸開領域に達すると、ブ
レーキが作用してかごは停止し、乗客は最寄り階から救
出される。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のような従来のエレベータ−の自動救出運転装置で
は、安全回路の動作によりかごが急停止したとき、戸開
領域外にあると、自動的に低速運転に移行して最寄り階
に停止させるようにしているため、安全回路動作時の故
障モードによっては、かごの走行速度が高いとき、及び
かご内の乗客量の大小によって、かごが戸開領域に達し
て停止指令が出ても１戸開領域に停止できないことがあ
る。

このような場合、かごは再起動し、同じ速度で走行を開
始し、次の最寄り階の戸開領域を目指すが。

上記と同様に戸開領域に停止できないことになり、乗客
を速やかに救出することができず、何度も同じ動作を繰
返し、乗客に不安感を与えるという問題点がある。

この発明は上記問題点を解決するためになされたもので
、自動低速運転における最寄り階の戸開領域内停止不能
をなくし、乗客に不安感を与えず、速やかに救出ができ
るようにしたエレベータ−の自動救出運転装置を提供す
ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係るエレベータ−の自動救出運転装置は、自
動低速運転の回数を計数し、２回目以降の自動低速運転
の際は、走行速度を下げてかごを走行させるようにした
ものである。

［作　用コ この発明においては、２回目以降の自動低速運転は走行
速度を下げるようにしたため、かごは最寄り階に停止し
やすくなる。

［実施例コ 第１図〜第４図はこの発明の一実施例を示す図で、第１
図は全体構成図、第２図はブロック回路図、第３図及び
第４図は自動低速運転動作を示すフローチャートである
。なお、第５図はこの実施例にも共用される。

第１図中、（１１）はかごの走行に関する安全を確認す
る安全回路、　（１２）はかごが戸開領域にいるかどう
かを検出する戸開領域検出回路、（１３）は安全回路（
１１）が動作して急停止したかごに低速運転指令を与え
、戸開領域検出回路（１２）が動作すると停止指令を与
える自動低速救出運転手段、（１４）は」二記運転指令
及び停止指令により動作してかご巻上用電動機（１５）
を駆動及び停止させる駆動装置、（１６）は自動低速運
転の回数を計数する計数手段、（１７）は計数手段（１
６）の出力に応じてかごの速度を設定する速度設定手段
である。

第２図中、　（２１）はマイクロコンピュータ（以下マ
イコンという）で、ＣＰ　Ｕ　（２］、Ａ）、メモリ（
２１，８）、入力回路（２１Ｃ）及び出力回路（２１０
）を有し、入力回路（２１Ｃ）は安全回路（１１）及び
戸開領域検出回路（１２）に接続され、出力回路（２１
０）は１ｆｌＡ動装置（１４）に接続されている。、 次に、この実施例の動作を第３図及び第４図を参照して
説明する。このフローチャートのプログラムはマイコン
（２１）のメモリ（２１Ｂ）に記憶されている。

まず、自動低速運転リレー（７）が付勢されると、ステ
ップ（３０）でカウンタＣＮＴを零に、かご速度ＶＰを
第１の速度ＳＰＩに、それぞれ初期設定する。

次に、ステップ（３１）で自動低速運転リレー（７）が
消勢されたかを判断する。現在自動低速運転リレー（７
）は付勢されているため、ステップ（３３）へ進み、カ
ウンタＣＮＴが零であるかを判断する。

現在カウンタＣＮＴは零に初期設定されているので、ス
テップ（３７）　（速度設定手段）へ進んで第１の速度
ＳＰＩが設定されたままとなる。これで、既述のように
自動低速運転が指令され、廃動装置（１４）を介して電
動機（１５）が駆動され、かごは最寄り階の戸開領域を
目指して走行する。かごが最寄り階の戸開領域に達する
と、戸開領域検出回路（１２）が動作し、戸開領域リレ
ー接点（４）が開放し、自動低速運転要求リレー（５）
は消勢され、停止指令が出てかごは急停止する。また、
起動指令リレー１１点（６）は開放する。かごが停止す
ると、停止リレー接点（２ｃ）は開放するので、自動低
速運転リレー（７）は消勢する。

これで、ステップ（３１）からステップ（３２）（計数
手段）へ進み、カウンタＣＮＴを１に設定し、ステップ
（３３）でカウンタＣＮＴが零であるかを判断するが、
カウンタＣＮＴは零ではないので、ステップ（３４）へ
進んで、カウンタＣＮＴが１であるかを判断する。現在
カウンタＣＮＴは１であるので、ステップ（３ｇ）　（
速度設定手段）へ進んでかご速度ＶＰは第１の速度ＳＰ
Ｉの１／２の第２の速度ＳＰ２に設定され、次の自動低
速運転の指令を待つ。

かごが戸開領域に達して停止指令が出され、かごが戸開
領域内で停止できたときは、戸開指令が出て戸が開き、
乗客はその階に救出される。

さて、停止指令によりかごは停止するが、かご内の乗客
量、故障モード、主索の滑り等により、かごが戸開領域
外に停止した場合は、安全確認ができないため、戸を開
くことはできず１乗客を救出することはできない。この
ような場合、既述と同様に自動低速運転要求リレー（５
）及び自動低速運転リレー（７）が付勢されて、自動低
速運転が再開される。このときの速度は、１回目の走行
後に設定された第２の速度ＳＰ２となり、第１の速度の
１／２の速度で次の最寄り階の戸開領域を目指して走行
する。

最寄り階の戸開領域に進入すると、上述と同様の動作が
行われるが、自動低速運転リレー（７）の消勢により、
ステップ（３１）からステップ（３２）（計数手段）へ
進み、カウンタＣＮＴを２に設定する。

次いで、ステップ（３３）〜（３５）と進み、ステップ
（３９）（速度設定手段）で速度ｖｐは第３の速度ｓｐ
３に設定され、再び次の自動低速運転の指令を待つ。

２回目の走行で戸開領域に停止できなかった場合、３回
目まで走行可能であるが、これでも戸開領域に停止でき
ない場合は、３回目の自動低速運転リレー（７）の消勢
時、ステップ（３１）〜（３６）と進み、ステップ（３
６）からステップ（４０）へ進んで、救出不能と判断し
、起動阻止指令を発すると共に、監視盤（図示しない）
等に警報を発報する。

［発明の効果］ 以に説明したとおりこの発明では、自動低速運転の回数
を計数し、２回目以降の自動低速運転の際は、走行速度
を下げてかごを走行させるようにしたので１戸開領域内
停止不能をなくし、乗客に不安感を与えず、速やかに救
出できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図はこの発明によるエレベータ−の自動救
出運転装置の一実施例を示す図で、第１図は全体構成図
、第２図はブロック回路図、第３図及び第４図は自動低
速運転動作を示すフローチャート、第５図は従来のエレ
ベータ−の自動救出運転装置を示す回路図である。 図中、（１１）は安全回路、（１２）は戸開領域検出回
路、　（１３）は自動低速救出運転手段、（１５）はか
と巻上用電動機、（１６）は計数手段、　（１７）は速
度設定手段、（２１）はマイクロコンピュータである。 なお、図中同一符号は同一部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 制御装置の安全回路が動作した後、かごを自動的に起動
   して最寄り階まで低速で走行させて戸開領域で上記かご
   を停止させる自動低速救出運転を行うようにしたものに
   おいて、上記自動低速救出運転の回数を計数する計数手
   段を設け、上記回数が２回目以降の上記自動低速救出運
   転の際は上記かごの走行速度を低下した値に設定する速
   度設定手段を備えたことを特徴とするエレベーターの自
   動救出運転装置。