JPH02305114A - 音声符号化方式 - Google Patents

音声符号化方式

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JPH02305114A
JPH02305114A JP1124403A JP12440389A JPH02305114A JP H02305114 A JPH02305114 A JP H02305114A JP 1124403 A JP1124403 A JP 1124403A JP 12440389 A JP12440389 A JP 12440389A JP H02305114 A JPH02305114 A JP H02305114A
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八塚 陽太郎
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野村 隆裕
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飯塚 茂
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はディジタル入力音声信号を低ビツトレートに符
号化する音声符号化方式に関する。
(従来の技術) ディジタル海事衛星通信システムや5cpcによるディ
ジタル・ビジネス衛星通信システムなどのように周波数
帯域の制限や送信電力の制限の厳しいシステムにあって
は、低ビツトレートで、かつ高品質な符号化処理音声が
得られ、しかも伝送符号誤りの影響が非常に少ない音声
符号化・復号化方式が要求されている。
このような背景から種々の音声符号化・復号化方式が既
に提案され、代表的な方式として、フレームごとに予測
係数を算出する予測器を用い標本値間の相関を取り除い
た残差信号を適応量子化器を用いて符号化する適応予測
符号化(APC)方式、複数個のパルスを音源としてL
PC合成フィルタを駆動するマルチパルス駆動線形予測
符号化(MPEC)方式、及び、残差信号パターンを音
源にしてLPG合成フィルタを駆動するCodeExc
ited Linear Predictive Co
ding (CE L P )方式等がある。
ここでは、従来の音声符号化・復号化方式として適応予
測符号化方式(例えば特開昭60−116000又は同
62−234435 )を例にとり詳しく説明する。
第2図(a)及び(b)は、従来の適応予測符号化方式
の構成図であり、同図(a)は符号器の構成図、同図(
b)は復号器の構成図をそれぞれ示す。
まず、動作を説明する。ディジタル入力信号は、符号化
入力端子1を介してLPG分析器2と短時間予測器6に
入力される。LPG分析器2ではディジタル入力信号を
もとにフレーム毎に短時間スペクトル分析(以下、rL
PC分析」と称す)を行い、そこで得られたLPGパラ
メータをLPGパラメータ符号器3を介して符号化し、
多重回路30を介して受信側の復号器へ伝送する。
又、LPGパラメータ符号器3の出力を’L P Gパ
ラメータ復号器4を介して復号し、その出力からLPC
パラメータ・短時間予測パラメータ変換器5を介して短
時間予測パラメータを得る。そして、この短時間予測パ
ラメータを短時間予測器6、雑音整形フィルタ19、局
部復号用の短時間予測器24に設定する。
引算器11では、この短時間予測パラメータを使用した
短時間予測器6の出力をディジタル入力信号から差し引
くことにより、音声波形の隣接サンプル間の相関を取り
除き短時間予測残差信号を得る。この短時間予測残差信
号は、ピッチ分析器7と長時間予測器10に入力される
。ピッチ分析器7では短時間予測残差信号をもとにフレ
ーム毎にピッチ分析を行い、そこで得られたピッチ周期
とピッチパラメータをピッチパラメータ符号器8を介し
て符号化し、多重回路30を介して受信側の復号器へ伝
送する。一方、ピッチ周期とピッチパラメータをピッチ
パラメータ復号器9を介して復号し、長時間予測器10
、雑音整形フィルタ19、局部復号用の長時間予測器2
3に設定する。
引算器12では、このピッチ周期とピッチパラメータを
使用した長時間予測器1oの出力を短時間予測残差信号
から差し引くことにより、音声信号のピッチによる繰り
返し波形の相関を取り除き理想的に白色化された長時間
予測残差信号を得る。この長時間予測残差信号から雑音
整形フィルタ19の出力を引算器17を用いて差し引き
、最終予測残差信号としてこれを適応量子化器16で量
子化、符号化し、多重回路30を介して受信側の復号器
へ伝送する。又、この符号化された最終予測残差信号は
逆量子化器18を介して復号化・逆量子化され引算器2
0及び加算器21に入力される。引算器20では、この
量子化された最終予測残差信号から適応量子化器16の
入力信号である最終予測残差信号を差し引くことにより
量子化雑音を得、これを雑音整形フィルタ19に入力す
る。
サブフレーム毎に量子化ステップサイズを更新するため
に、前述の長時間予測残差信号はRMS計算回路13で
RMS値が計算され、RMS値符号器14で符号化され
て、その出力レベルを基準レベルとし、併せて近傍のレ
ベルを符号器14内に記憶しておく。そして、RMS値
符号器14の出力信号はRMS値復号器15を介して復
号され、特にこの基準レベルに対応した量子化されたR
MS値を基準RMS値とし、これにあらかじめ用意して
おいた基本ステップサイズを掛は合せることにより適応
量子化器16のステップサイズを決定する。一方、逆量
子化器18の出力信号である量子化された最終予測残差
信号に局部復号用長時間予測器23の出力を加算器21
を介して加算する。更に、これを局部復号用長時間予測
器23に入力すると共に、局部復号用短時間予測器24
の出力を加算器22を介して加算し、これを局部復号用
短時間予測器24の入力とする。この様な過程によって
局部復号されたディジタル入力信号が得られる。この局
部復号されたディジタル入力信号と元のディジタル入力
信号との差を誤差信号として引算器26を介して求める
。サブフレーム間に渡って、この誤差信号の電力を最小
誤差電力検出器27で計算する。そして、あらかじめ用
意されている全ての基本ステップサイズと記憶しておい
た基準レベルの近傍レベルについても同様な一連の動作
を行い、以上得られた誤差信号電力の内で最小な電力を
与える符号化RMSレベルと基本ステップサイズを選択
しこれを多重回路30を介して受信側の復号器へ伝送す
る。なお、ステップサイズの符号化に際してはステップ
サイズ符号器29を用いている。
第2図(b)は、従来の適応予測符号化方式に用いる復
号器のブロック図である。
復号器では、復号器入力端子32を介して入力された信
号は、最終残差信号に関する信号、RMS値やステップ
サイズに関する信号、及び、LPCパラメータやピッチ
周期・ピッチパラメータに関する信号に多重分離回路3
3を用いて分離され、各々、適応逆量子化器36、RM
S値復号器35、ステップサイズ復号器34、LPCパ
ラメータ復号器38、及び、ピッチパラメータ復号器3
7に入力される。
RMS値復号器35を用いてRMS値を復号し、これと
、基本ステップサイズ復号器34を介して得られた基本
ステップサイズとを適応逆量子化器36に設定する。そ
して、受信された最終予測残差信号に関する信号を適応
逆量子化器36を用いて逆量子化し、量子化された最終
予測残差信号を得る。一方、LPGパラメータ復号器3
8を介して復号しLPGパラメータ・短時間予測パラメ
ータ変換器39を介して得られた短時間予測パラメータ
を、合成フィルタを形成する一方の予測器である短時間
予測器43とポスト雑音整形フィルタ44に設定し、更
に、ピッチパラメータ復号器37を介して復号されたピ
ッチ周期とピッチパラメータを合成フィルタを形成する
他方の予測器である長時間予測器42に設定する。
加算器40では、長時間予測器42の出力を適応逆量子
化器35の出力に加算し、その出力を長時間予測器42
の入力とすると共に、更にこれに短時間予測器43の出
力を加算器41を介して加算することにより、再生音声
信号を得る。そして、この信号は短時間予測器43に入
力すると共に、ポスト雑音整形フィルタ44に入力され
雑音整形が行われる。更に、その信号はレベル調整器4
5にも入力され、ポスト雑音整形フィルタ44の出力と
比較することによりレベル調整を行う。
従来の符号器側の適応量子化器16は、単に引算器17
の出力である最終予測残差信号を入力として受は取り、
サンプル毎に量子化(以下、「スカラー量子化」と称す
)している。このスカラー量子化器の動作を説明するた
めに、例として、第3図に示す様な入出力特性を持つ1
bit量子化を取り上げる(これは、ちょうど適応量子
化器16の入力と逆量子化器18の出力の関係に相当す
る)。
Ib1tのスカラー量子化は、入力された信号Xの正負
の符号だけを観察し、正の入力(X≧0)には正の出力
(+y)を、逆に負の入力(x<O)には負の出力(−
y)を量子化された信号としている。
次に、適応量子化器16として、ベクトル量子化を用い
た場合について、簡単にその原理を説明する。ベクトル
量子化は2段階の過程が必要であり、1つは、量子化を
する前にあらかじめコートブックを作る過程、もう1つ
は、そのコートブックを用いて実際の入力信号を量子化
する過程である2前者のコートブック作成過程では、あ
らかじめ、学習すべき入力信号を決定し、その信号を一
定の時間区間ごとに区切り、限られた数のパターンを用
いて、その区切られた信号を分布の偏りを考慮して表現
した時に、全体としての歪が最も小さくなる様に適切な
パターンを決定する。ところが、このコートブックを一
般の入力音声信号に適用するには、多くの学習すべき入
力信号が必要である。また、後者の量子化過程では、コ
ードブック内の数多くのパターンと一定時間で区切った
新たな入力信号とを比較(パターンマツチング)し、最
も歪の少ない(類似性の高い)パターンを決定し、その
コードに受信側に伝送する。
(発明が解決しようとする課題) 前述した様に、一般に、適応量子化器16としては、ス
カラー量子化器か、ベクトル量子化器が用いられている
。ところが、スカラー量子化器を用いた場合、各サンプ
ルにおいてはS/Nの点で最適な量子化を行っていても
、ある程度の時間内で観察するとS/Nの点で最適では
ない量子化結果になることが多いと言う問題点かあワた
また、ベクトル量子化器を用いた場合、ある程度の時間
内におけるS/Nは最適になる様に量子化できるものの
、予めコートブックを作り、それからコードブック内の
数多くのパターンと入力信号との比較(パターンマツチ
ング)を行う必要がある。例えば、mサンプルの入力信
号をp bitでベクトル量子化する場合、量子化に要
する時間は2D回のパターンマツチングに要する時間と
同等となる。また、メモリー量については、mX2’個
の実数メモリが必要となる。このように、ベクトル量子
化器では、−Mに膨大な処理時間がかかり、かつ数多く
のパターンを格納するための膨大なメモリが必要である
という問題点があった。
本発明の目的は、上述した従来の問題点を解決するため
になされたもので、ベクトル量子化はどの処理時間とメ
モリーとを必要とせず、かつベクトル量子化とほぼ同等
の良好な音声品質が得られる音声符号化方式を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の特徴は、ディジタル入力音声信号を直接もしく
は該ディジタル入力音声信号と予測信号との差である残
差信号を量子化器により量子化・符号化し、該符号化さ
れたディジタル入力音声信号もしくは前記符号化された
残差信号を局部復号したのち、前記ディジタル入力音声
信号と該局部復号されたディジタル入力音声信号との誤
差電力を用いて前記量子化器を制御する音声符号化方式
前記量子化すべき複数のサンプルを一単位として該一単
位の一部を、前記量子化器の入力信号に関係なくサンプ
ル毎の量子化を行うスカラー量子化器の出力として取り
うる全てのコードに量子化し、前記一単位のうち残りの
サンプルは該スカラー量子化器で量子化を行い、前記符
号化されたディジタル入力音声信号もしくは前記符号化
された残差信号を局部復号し、該局部復号された復号信
号と前記ディジタル入力音声信号との誤差電力をそれぞ
れ求め、該誤差電力が最小もしくは前記ディジタル入力
音声信号と誤差電力との比が最大となる前記コードに対
応する量子化器カバターンを選択するように前記量子化
器を制御して量子化することにある。
(実施例) 以下に、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
なお、以下では本発明の特徴を明確にするため、本発明
と従来との相違点について説明する。
従って、本発明の特徴部分である量子化方法について詳
述し、その他の構成については説明の重複を省くために
省略する。また、ここでは、音声符号化方式として適応
予測符号化方式を例に取るが、量子化・符号化手段、符
号器側で局部復号する復号手段及び入力信号と復号手段
により復号された信号との誤差電力を求める手段を有す
る他の符号化方式にも適用できる。
第1図は本発明による音声符号化方式の符号器の構成図
である。
符号器内の適応量子化器16として、r −bit量子
化器を、nサンプルを一単位として引算器17の出力で
ある最終予測残差信号を量子化をすることを考える。ま
た、本発明では一単位のnサンプルの一部を量子化器の
入力信号に関係なくサンプル毎のスカラー量子化器の出
力として取りうる全てのコードに量子化するものである
が、ここでは説明を分り易くするため、一単位(nサン
プル)のうちm個のサンプルは従来のサンプル毎に量子
化を行うスカラー量子化で量子化を行うものとする。
nサンプルの内m個(n > m )の任意のサンプル
については、従来通りr−bit量子化を行う。すると
、(n−m)サンプルがまだ量子化されていないために
、2r (n−m)通りの量子化コードに対応する量子
他出力パターンが考えられる。そこで、この2r(n−
111)通りの量子他出力パターン全てについて局部復
号し、その内で入力信号との誤差電力が最も小さい、も
しくはディジタル入力音声信号対誤差電力比(以下、r
S/E比」と称す)が最も大きくなる量子化コードに対
応する量子他出力パターンを選択する。そして、これら
の操作を1サブフレーム間行う。さらに、これら1サブ
フレ一ム間の一連の操作を、あらかじめ用意されている
全ての基本ステップサイズと記憶しておいた基準レベル
の近傍レベルについても同様に行い、以上得られた誤差
信号電力の内で最小の電力を与えるもしくは、以上得ら
れたS/E比の内で最大のS/E比を与える符号化RM
Sレベルと基本ステップサイズ、及び、量子他出力パタ
ーンを選択し受信側の復号器へ伝送する。
具体的に説明するために、例えば、符号器内の適応量子
化器16としては、従来と同様に第3図に示す入力Xに
対して出力Yが、 x>o  :  Y=+y x<o  :  Y=−y となる様な入出力特性を持つ1bit量子化器を仮定す
る。また、1サブフレームを4サンプル(n=4)ずつ
に分け、4サンプルを単位として引算器17の出力であ
る最終予測残差信号を量子化する場合を考える。そして
、その4サンプルの内2サンプル目と4サンプル目につ
いては従来通り1bit量子化(m=2)を行う。する
と、1サンプル目と3サンプル目がまだ量子化されてい
ないために、表1に示す様に4通りの量子他出力パター
ンが考えられる。そこで、この4通りの量子他出力パタ
ーン全てについて局部復号し、その内で入力信号との誤
差電力が最も小さい、もしくは、SZE比が最も大きく
なる量子化コードに対応する量子他出力パターンを選択
する。
以下余白 表  1 量子他出力パターン 本発明による量子化方法を第1図を用いて詳説する。
(1)まず、表1の量子他出力パターン(a)の量子化
方法について説明する。
■適応量子化器16は、引算器17からの最終予測残差
信号を4サンプル取り込む。その4サンプルの内最初の
1サンプル目としては、例えば表1のように取り込んだ
サンプルを無視して、量子化された最終予測残差信号が
正の値(+y)を取る様に、それに対応するコードが逆
量子化器18にセットされる。
この符号化された最終予測残差信号のコードは逆量子化
器18を介して復号化・逆量子化され引算器20及び加
算器21に入力される。引算器20では、この量子化さ
れた最終予測残差信号から適応量子化器16の入力信号
である最終予測残差信号を差し引くことにより量子化雑
音を得、これを雑音整形フィルタ19に入力する。一方
、逆量子化器18の出力信号である量子化された最終予
測残差信号に局部復号用長時間予測器23の出力を加算
器21を介して加算する。更に、これを局部復号用長時
間予測器23に入力すると共に、局部復号用短時間予測
器24の出力を加算器22を介して加算し、これを局部
復号用短時間予測器24の入力とする。
この局部復号されたディジタル入力信号と元のディジタ
ル入力信号との差を誤差信号として引算器26を介して
求める。そして、その誤差電力な最小誤差電力検出器2
7で計算する。
■次の2サンプル目は従来通り1bit量子化を行う。
すなわち、入力Xが正であれば、出力が+yとなるスカ
ラー量子化を行う。
■そして、3サンプル目としてはやはり取り込んだサン
プルを無視して、量子化された最終予測残差信号が正の
値(+y)を取る様に、それに対応するコードが逆量子
化器18にセットされる。
■最後の4サンプル目は、従来通り1bit量子化を行
う。なお、記載しなかったが2〜4サンプル目も1サン
プル目と同様に局部復号され、誤差信号が求められる。
このようにして、上述の4サンプル分の量子化コードに
対応する量子他出力パターン、すなわち量子他出力パタ
ーン(a)の誤差電力が最小誤差電力検出器27で計算
される。
(2)次に、量子他出力パターン(b)について量子化
し、誤差電力を求める。
■最初の1サンプル目としては取り込んだサンプルを無
視して、量子化された最終予測残差信号が正の値(+y
)を取る様に、それに対応するコードが逆量子化器18
にセットされる。
■次の2サンプル目はやはり従来通り1bit量子化を
行う。
■3サンプル目としては取り込んだサンプルを無視して
、量子化された最終予測残差信号が今度は負の値(−y
)を取る様に、それに対応するコードが逆量子化器18
にセットされる。
■ik後の4サンプル目はやはり従来通り1bitff
i子化を行う。
これらの4サンプルについても同様に局部復号され、そ
の誤差電力も最小誤差電力検出器27で゛計算される。
(3)さらに、量子他出力パターン(C)について量子
化し、誤差電力を求める。
量子他出力パターン(C)は、上述の量子他出力パター
ン(a)及び(b)とは異なり、4サンプルの内1サン
プル目及び3サンプル目は取り込んだサンプルを無視し
て、量子化された最終予測残差信号が負の値(−y)、
正の値(+y)をそれぞれ取る様に、それに対応するコ
ードが逆量子化器18にセットされる。イ旦し、2サン
プル目と4サンプル目はやはり従来通り1bit量子化
を行う。そして、これらの4サンプルについても同様に
局部復号され、その誤差電力も最小誤差電力検出器27
で計算される。
(4)最後に、量子他出力パターン(d)が量子化され
、誤差電力が求められる。
4サンプルの内1サンプル としては、取り込んだサンプルを無視して、量子化され
た最終予測残差信号が共に負の値(−y)を取る様に、
それに対応するコードが逆量子化器18にセットされる
。2サンプル やはり従来通りibit量子化を行う。そして、これら
の4サンプルについても同様に局部復号され、その誤差
電力も最小誤差電力検出器27で計算される。
(5)量子化パターン選択器47において、以上の4通
りの量子他出力パターン(a)〜(d)の内で最小の誤
差電力を与える量子他出力パターンもしくはS/E比が
最も大きくなる量子他出力パターンを選択する。これら
の操作を1サブフレーム間行い、その際の“誤差電力も
最小誤差電力検出器27で計算され、量子化パターン選
択器47において1サブフレ一ム分く一単位)の量子化
コードに対応する量子他出力パターンが選択される。
ここで、最小の誤差電力を与える量子他出力パターンを
選択するようにした場合には、ディジタル入力音声信号
の大きさに関係なく量子他出力パターンが選択される。
一方、S/E比が最も大きくなる量子他出力パターンを
選択する場合には、ディジタル入力音声信号の大きさが
考慮されたものとなる。
(6)さらに、これら1サブフレ一ム間の一連の操作を
、あらかじめ用意されている全ての基本ステップサイズ
と記憶しておいた基準レベルの近傍レベルについても同
様に行い、以上得られた誤差信号電力の内で最小な電力
を与える、もしくは以上得られたS/E比の内で最大の
S/E比を与える符号化RMSレベルと基本ステップサ
イズ及び量子化器カバターンを選択しこれを多重回路3
0を介して受信側の復号器へ伝送する。なお、受信側に
配置されている復号器は、第2図(b)で示した従来の
復号器を用いてそのまま復号できる。
上述のように、本発明は一単位のnサンプルの一部を量
子化器の入力信号に関係なくサンプル毎のスカラー量子
化器の出力として取りうる全てのコードに量子化し、2
.r (n−m)通りの量子他出力パターン全てについ
て局部復号し、そのうちで入力信号との誤差電力が最も
小さい、もしくはディジタル入力音声信号対誤差電力比
が最も大きくなる量子化コードに対応する量子化器カバ
ターンを選択するものである。従って、本発明ではγ(
n−m)通りの量子化器カバターンの処理ですむため、
従来のベクトル量子化はどの処理時間を必要とせず、か
つ予め求めておいたコートブックを蓄積しておくような
メモリはまったく必要としない。また、本発明では、2
r(n−m)通りの量子化器カバターンの局部復号信号
と入力信号との誤差電力が最も小さくなるもしくはS/
E比が最も大きくなる量子化器カバターンを選択してい
るため、従来のベクトル量子化とほとんど遜色ないくら
い良好な音声品質が得られる。
なお、本発明の特徴である量子化器の入力信号に関係な
くサンプル毎のスカラー量子化器の出力として取りうる
全てのコードに量子化する一単位あたりのサンプルは、
少なくとも1サンプル行えば良い。なお、スカラー量子
化するm個のサンプルの位置としては、nサンプルのど
の位置のサンプルでも良い。
また、上述の説明では、適応予測符号化を例に取り説明
したが、本発明は、MPEC方式やCEL方式等他の音
声符号化方式にも適用できる。
(発明の効果) 以上のように、本発明は、量子化すべき複数のサンプル
の一部を量子化器の入力信号に関係なくサンプル毎のス
カラー量子化器の出力として取りうる全てのコードに量
子化し、局部復号された復号信号と前記ディジタル入力
音声信号との誤差電力が最小もしくはディジタル入力音
声信号と誤差電力との比が最大となる量子化コードに対
応する量子化器カバターンを選択することにより、従来
の復号器を何ら変更することなく、従来のベクトル量子
化器よりも処理時間が非常に少なく、かつコートブック
用のメモリーが全く必要なく、ベクトル量子化とほぼ同
等の良好な再生音声品質が得られる。
従って、本発明による音声符号化方式は、低ビツトレー
トの高能率音声符号化方式を実現することが可能となり
、その効果が極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の音声符号化方式の符号器のブロック図
、 第2図(a)及び(b)は従来の音声符号化・復号化方
式の符号器と復号器のブロック図、第3図は1bit量
子化器の入出力特性図である。 1・・・符号器入力端子、  2・・・LPG分析器、
3・・・LPGパラメータ符号器、 4.38・・・LPGパラメータ復号器、5.39・・
・LPGパラメータ・短時間予測パラメータ変換器、 6、24.43・・・短時間予測器、 7・・・ピッチ分析器、 8・・・ピッチパラメータ符号器、 9.37・・・ピッチパラメータ復号器、10.2:)
、42・・・長時間予測器、11、12.17.20.
26・・・引算器、13・・・RMS計算回路、  1
4・・・RMS値符号器、15、35・・・RMS値復
号器、16・・・適応量子化器、18、36・・・逆量
子化器、  19・・・雑音整形フィルタ、21、22
.40.41・・・加算器、25・・・局部復号端子、
27・・・最小誤差電力検出器、 28・・・RMS値スデステップサイズ選択器9・・・
ステップサイズ符号器、 30・・・多重回路、     32・・・符号器入力
端子、33・・・多重分離回路、 34・・・ステップサイズ復号器、 44・・・ポスト雑音整形フィルタ、 45・・・レベル調整器、 47・・・量子化パターン選択器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ディジタル入力音声信号を直接もしくは該ディジタル入
    力音声信号と予測信号との差である残差信号を量子化器
    により量子化・符号化し、該符号化されたディジタル入
    力音声信号もしくは前記符号化された残差信号を局部復
    号したのち、前記ディジタル入力音声信号と該局部復号
    されたディジタル入力音声信号との誤差電力を用いて前
    記量子化器を制御する音声符号化方式において、 量子化を複数のサンプルを一単位として扱い、該一単位
    の一部を、前記量子化器の入力信号に関係なくサンプル
    毎の量子化を行うスカラー量子化器の出力として取りう
    る全てのコードに量子化し、前記一単位のうち残りのサ
    ンプルは該スカラー量子化器で量子化を行って、複数の
    量子化出力パターンを得、 前記符号化されたディジタル入力音声信号もしくは前記
    符号化された残差信号を局部復号し、該局部復号された
    復号信号と前記ディジタル入力音声信号との誤差電力を
    それぞれ求め、 該誤差電力が最小もしくは前記ディジタル入力音声信号
    と誤差電力との比が最大となる前記コードに対応する量
    子化出力パターンを選択することを特徴とする音声符号
    化方式。
JP1124403A 1989-05-19 1989-05-19 音声符号化方式 Expired - Fee Related JP2551147B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02309820A (ja) * 1989-05-25 1990-12-25 Sony Corp デイジタル信号処理装置
JP2010532489A (ja) * 2007-06-15 2010-10-07 フランス・テレコム デジタルオーディオ信号の符号化

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