JPH02304584A - 現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真複写機等に用いられる現像装置に関
し、詳しくは現像剤担体が内部の磁石体の磁力によって
周面に現像剤を吸着して搬送し、ケーシングの開口部で
現像剤担体に近接して回転する像担体の周面に形成され
た静電像を搬送する現像剤によってトナー像に現像する
現像装置に関する。

〔従来の技術〕

上述のような現像装置には現像剤担体を覗かせているケ
ーシングの開口部の現像剤搬送方向下流側縁から現像剤
特にトナーが吹き出して現像装置外に漏洩し易いと言う
問題がある。この問題は、現像剤搬送方向と像担体の移
動方向が同じ場合に著しい。この問題を解消するために
、現像装置ケーシングの像担体に接近するように伸びた
開口縁に磁石を設け、この磁石に現像剤のキャリアを吸
着させて、そのキャリアによりケーシングと像担体の間
隙を塞いでトナーの漏洩を防止するようにした現像装置
が特開昭５４−６５５４５号公報によって知られている
。しかしこれには、トナーの漏洩防止を十分にしようと
すればトナー像が乱され易くなり、トナー像を乱さない
ようにしようとすればトナーの漏洩防止効果が不十分に
なると言う問題がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明は、トナーの漏洩を十分防止することができて、
しかもトナー像を乱す惧れのない現像装置の提供を目的
とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、現像剤担体が内部の磁石体の磁力によって周
面に現像剤を吸着して搬送し、ケーシングの開口部で現
像剤担体に近接して回転する像担体の周面に形成された
静電像を搬送する現像剤によってトナー像に現像する現
像装置において、磁石体が静止して現像剤担体が回転す
ることにより現像剤の前記搬送を行い、前記開口部の現
像剤搬送方向下流側ケーシングに前記磁石体の磁極と対
向して引き合う磁石をケーシングと現像剤担体との間隙
を塞ぐ現像剤壁を形成するように設けたことを特徴とす
る現像装置にあり、この構成によって前記目的を達成す
る。

〔作用〕

すなわち、本発明の現像装置は、現像剤担体内部の静止
磁石体の磁極と現像剤担体を覗かせる開口部の現像剤搬
送方向下流側ケーシングに設けた磁石とによってケーシ
ングと現像剤担体の間隙を塞ぐ現像剤壁を形成するよう
にしているから、現像剤壁によって現像装置内部からの
トナーの吹き出しを阻止することができ、また現像剤壁
の高さすなわちケーシングまたは磁石と現像剤担体との
間隙を適当なものにすることによって現像領域を通過し
た余剰現像剤を現像剤壁を通し円滑に現像装置内部に戻
すことができて、現像装置からのトナーの漏洩を効果的
に防止することができ、現像領域での現像剤の搬送方向
と像担体面の移動方向が逆方向のときは勿論であるが、
現像が安定して良好に行われる同方向のときも現像した
トナー像を乱す惧れかない。そして、本発明の現像装置
は、現像剤担体内部の磁石体が静止であるから、現像剤
の層厚規制位置、現像領域、現像剤壁形成位置、現像剤
担体の吸着現像剤が更新される位置等の磁束密度や磁力
線の方向をそれぞれ適当にするように磁極を配置するこ
とができ、したがって現像領域の現像剤の条件を良好に
して現像することができる。

〔実施例〕

以下、本発明を図示例によって説明する。

第１図および第２図はそれぞれ本発明現像装置の例を示
す断面図である。

第１図および第２図の現像装置は、トナーホッパー１の
トナーがトナー補給手段２により隔ｌ！３に設けた　−
　　　　　トナー通路を通して第１混合室４に供給され
、第１混合室４の混合供給手段５がトナーホッパーｌか
らのトナーと現像剤溜り９から入り込んで来る現像剤と
を混合して一部は隔壁６に設（才だ図示していない孔を
通して現像剤溜り９に送り込むと共に、残りは隔壁６′
に設けた　−　　　　　孔を通して第２混合室７に送り
込み、第２混合室７の混合供給手段８が送り込まれｔ；
現像剤をさらに混合して現像剤溜り９に送り出し、現像
剤溜り９で撹拌手段ｌＯが現像剤を撹拌して現像剤の均
一化混合とトナーの摩擦帯電とを行い、矢印方向に回転
する非磁性金属材料のスリーブから成る現像剤担体１１
が内部の静止磁石体１２の磁力によって周面に現像剤溜
り９の現像剤を吸着して搬送し、その現像剤の層厚を現
像剤担体１１の周面に近接している穂立規制部材１３が
規制して、層厚を規制された現像剤層が矢印方向に回転
する像担体１５との接近位置すなわち現像領域Ｅを通過
する際に図示していない静電像形成手段によって像担体
１５に形成された静電像をトナー像に現像し、現像領域
Ｅを通過した余剰の現像剤が現像剤溜り９に戻ると言っ
た王台に現像を行う。

これらの現像装置は、像担体１５に現像剤担体１１を臨
ませている現像装置ケーシングの開口部の現像剤搬送方
向下流側に磁石体１２の磁極ＳまたはＮと対向して引き
合う磁石１４を設けている。この磁石１４が磁石体１２
の磁極ＳまたはＮと共同して、現像装置ケーシングと現
像剤担体１１の間隙を塞ぐような現像剤壁Ｗを形成する
。この現像剤壁Ｗは現像領域Ｅを通過した余剰現像剤が
磁石１４と磁石体１２の磁極ＳまたはＮとで形成する磁
界の作用を受けることによって自然に形成され、この現
像剤壁Ｗを構成する現像剤は次々に搬送されて来る余剰
現像剤と順次入れ換わっている。すなわち、現像剤壁Ｗ
は、現像領域Ｅを通過した余剰現像剤が磁石１４と磁石
体１２の磁極ＳまたはＮの対向位置を通過する際に一旦
現像剤壁Ｗを形成してから現像剤溜り９に戻ると言った
ように形成されるものであるから、ケーシングまたは磁
石１４と現像剤担体１１の間隙を適当に設定しさえすれ
ば、円滑に余剰現像剤が現像剤溜り９に戻ることを妨げ
ることはない。そして、この現像剤壁Ｗは、撹拌手段１
０によって沸き立っているように撹拌されている現像剤
溜り９の現像剤が逆流して吹き出すことを阻止する。

なお、ケーシングの開口の反対側からの吹き出しは穂立
規制部材１３によって阻止されている。したがって、静
電像を現像したトナー以外の現像剤の現像装置からの漏
洩は防止される。

第１図は現像剤壁Ｗが２ケ所に形成される例を示してい
るが、いずれか１ケ所に形成するものでも十分に目的を
達成するようにできる。そして、１ケ所に形成するもの
が第２図の例のように開口部の入口部分に形成するもの
であってもよい。また本発明の現像装置は、トナーとキ
ャリアとから成る２成分現像剤を用いる図示例に限らず
、磁性トナーから成るｌ成分現像剤を用いるものでもよ
い。また、トナーが撹拌手段を有する現像剤溜りに直接
供給されるものでもよいし、穂立規制部材の形状や現像
剤担体内部の磁石体の磁極数等が図示例のものに限定さ
れないことは言うまでもない。

〔発明の効果〕

本発明の現像装置は、現像剤担体内部の静止磁石体の磁
極と現像剤担体を覗かせる開口部の現像剤搬送方向下流
側ケーシングに設けた磁石とによってケーシングと現像
剤担体の間隙を塞ぐ現像剤壁を形成するようにしている
から、トナーの漏洩を防止して、しかもトナー像を乱す
惧れもないと言う優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はそれぞれ本発明現像装置の例を示
す断面図である。 ｌ・・・トナーホッパー　　２・・・トナー補給手段９
・・・現像剤溜り　　　　１０・・・撹拌手段１１・・
・現像剤担体　　　　１２・・・磁石体１３・・・穂立
規制部材

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 現像剤担体が内部の磁石体の磁力によって周面に現像剤
   を吸着して搬送し、ケーシングの開口部で現像剤担体に
   近接して回転する像担体の周面に形成された静電像を搬
   送する現像剤によってトナー像に現像する現像装置にお
   いて、磁石体が静止して現像剤担体が回転することによ
   り現像剤の前記搬送を行い、前記開口部の現像剤搬送方
   向下流側ケーシングに前記磁石体の磁極と対向して引き
   合う磁石をケーシングと現像剤担体との間隙を塞ぐ現像
   剤壁を形成するように設けたことを特徴とする現像装置
   。