JPH02303498A - モノクローナル抗体 - Google Patents

モノクローナル抗体

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JPH02303498A
JPH02303498A JP1125567A JP12556789A JPH02303498A JP H02303498 A JPH02303498 A JP H02303498A JP 1125567 A JP1125567 A JP 1125567A JP 12556789 A JP12556789 A JP 12556789A JP H02303498 A JPH02303498 A JP H02303498A
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JP
Japan
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pneumocystis carinii
cell
human
monoclonal antibody
antigen
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Application number
JP1125567A
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English (en)
Inventor
Takashi Amegai
雨貝 孝
Yoshitsugu Matsumoto
芳嗣 松本
Minoru Yamada
稔 山田
Yukio Yoshida
幸雄 吉田
Jiro Imanishi
二郎 今西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 LL上匹見■土1 本発明はモノクローナル抗体、詳しくはヒト・ニューモ
シスチス・カリニ(Pneumocystiscari
nii )の栄養型(trophozoHe)の膜抗原
及び嚢子(cyst )の膜抗原に特異反応性を有する
モノクローナル抗体に関する。
【股立且韮 ニューモシスチス・カリニは、いわゆる日和見感染病原
体(opportunistic pathogcn)
の−ツテあり、広くヒトや他の哺乳動物等の宿主の肺等
に存在しており、宿主が針車な場合は不顕性感染の形を
とっているが、例えば宿主が抵抗力の弱い小児、先天的
免疫不全児や白血病やその他の癌の治療のためステロイ
ド剤や制癌剤等の1Ω与を受けている場合、また自己免
疫疾患のため免疫抑制剤の長rF1投与を受けている場
合に免疫能が低下するために、肺胞内で急激に増殖して
顕在化し、極めて小筒な肺炎にニュー[シスチス・カリ
ニ肺炎)を発症さぼる。この肺炎の診断は通常極めて困
難であり、その確定診断は間胸肺生検、閉鎖的肺生検、
気管支鏡生検等の生検によらねばならず、かかる生検は
患者にとり大変なl!韓及び菖蒲を与え、川篤な患者で
は困難である。この様な現状からより安全に且つ♀朋に
確実に上記肺炎の診断を行なうための免疫血清学的診断
法の確立が要望されており、補体結合反応を利用する方
法や蛍光抗体法等の患者血清中の抗体を検索する技術が
報告されているが、本肺炎患者自体の免疫能低下が発症
原因の主なものであるため満足な結果は得られていない
。また近年上記免疫学的診断のための純粋な抗原を作製
するための集シスh法やシスト純化法が確立され[猪飼
ら、寄生生学雑誌、第28巻、第2号、第71〜80頁
(1979年)]、これにより(すられる抗原を用いた
オクデロニイ(Ouchterlony)法や免疫電気
泳動法による抗体の検索技術が訳みられた[灰塚ら、広
大医誌、27:  315〜326.1979]。
しかし尚診断法としての好成績【よ1qられていない。
発明が解決しようとする課題 上記現状に鑑み、本発明者らもニューモシスチス・カリ
ニ肺炎を早期に確実にしかも安全に診断できる免疫学的
診断法の確立を目的として鋭意研究を重ねた結果、誘発
喀痰中のど1〜・二l−モシスチス・カリニ由来抗原と
の特異選択的反応性をfiシ、該抗原の検出・測定に有
効な特定のtツクロープール抗体の作成に成功し、ここ
に本発明を完成するに至った。
課題を解決するための手段 即ち本発明は、ヒト・ニューモシスチス・カリニ由来抗
原で免疫した哺乳動物の免疫IBKiと哺乳りJ物の骨
髄腫細胞との融合4I胞(ハイブリドーマ)により産生
され、ヒト・ニューモシスチス・カリニの栄改を膜抗原
及び嚢子膜抗原に特異反応性を打することを特徴とづる
モノクローナル抗体に係る。
本発明のモノクローナル抗体は、後記に詳述する通り、
特定の免疫細胞と骨髄腫細胞との細胞融合により作成さ
れ、選別されたハイブリドーマのiSMにより(7られ
ること及びヒト・ニューモシスチス・カリニの栄養型膜
抗原及び嚢子膜抗原と特異的に結合することを特徴とす
る。
上記本発明モノクローナル抗体は、その特異性を利用し
て、各種免疫測定法における特異抗体どして利用でき、
これにより部用な操作で容易迅速且つ安全に、しかも高
精度、高感度で正確に特定抗原の定情を可能とし、かく
してヒト・ニューし一シスデス・カリニ肺炎の早期詮所
技術を提供できる。
以下、本発明モノクローナル抗体の製jΔ法につき3T
述する。
本発明モノクローナル抗体は特定の融合細胞により収得
される。該融合細胞を得るための一方の親細胞としては
、ヒト・ニューモシスチス・カリニ由来抗原で免疫した
哺乳動物の免疫細胞を用いる。該免疫細胞は、ヒト・ニ
ューモシスチス・カリニ由来抗原を免疫抗原として用い
て通1贋の方法に従い調製される。ここで免疫抗原とし
てはヒ1〜・ニューモシスチス・カリニ病原体自体シス
トであってもよく、該病原体で感染した吐乳動物の感染
組織例えば肺組織やその精製物であってもよく、更には
之等のフラグメントをハブテンとして通常の方法に従い
担体と結合さVたものであってもよい。特に好ましい免
疫抗原としてはヒト・ニュー上シスチス・カリニ感染叩
乳動物の肺よりシスト耗化法に従って集めたシスト又は
該シストの膜成分分離上清を挙げることができる。また
上記免疫抗原で免疫する吐乳動物としては特に限定はな
いが、細胞融合に用いる他方の親細胞とする骨W111
!細胞との適合性を考處して選択されるのが望ましく、
一般にはマウス、ヌードマウス、ラットなどを使用する
のがよい。免疫方法は一般的手法に従うことができ、例
えば上記免疫抗原を通常の緩衝液や生理食塩水に懸濁さ
せたものあるいはこれとフロイントの補助液等との混合
液を吐乳動物に腹腔内、皮下等の適当な経路で投与して
一次刺激後、必要に応じて同様の操作を繰返せばよい。
免疫抗原の投与量は、該抗原の種類、投与経路、吐乳動
物の種類等に応じて適宜決定されるが、該抗原としてシ
ストの膜成分分離上清を用いてこれをマウスに腹腔内投
与する場合は、通常総1す与最が1回あたり19埒〜I
FF/マウス程度とするのがよく、病原体自体(シスト
)を同様に用いる場合1よ、通ff1llQ与ffi 
1 回アタ’)約I X 10 〜i x106fl!
J/マウスとするのが適当である。引続く細胞融合に用
いる免疫細胞は、上記最終投与の約3日後に摘出した牌
臓細胞が好適である。
またF記免疫細胞と融合させる他方の親綱111として
の骨髄Il!細胞(ミエローマ細胞)どしては、既にI
Xt立されている公知の各種1胞株、例えばマウスに3
3けるN51−八g 4/1 [Eur、J、lm1u
no1..6:511−519 (19γ6)J、 P
3 (P3x 63八g 8.6.5.33 [Nat
ure。
256.495−497  (1975)l、 P3−
01(Current  Topicsin  Hic
robiology  and  I+++munol
ogy、81:1−1−7(197]、HPCll−4
5,6TGl、7[Ccll、8:405−415  
(1976)]  、’5P210−八o14  [N
ature、276:269−270(1978)] 
 、 FO[J。
1mmuno1.Heth、、35:l−21(198
0)]、X  G3.6.5.3 [JImmunol
、、123:1548−1550  (1979]] 
 、519415XXOBU、 l[J、 Exp、 
Hed、 、 148:313−323(1978)]
、X45等や、ラットにおける210. RCY3.八
g1.2.3[Nature。
277:131−133 (1979]] 、 Y3.
 Ag1.2. ’3等をいずれも使用できる。
上記免疫11I胞と骨髄腫細胞との融合反応は、基本的
には公知の方法、例えばオイ(Ol)及びヘルツエンベ
ルブ(lerzenberg )の方法[Se!ect
edMethods in Ce1lular Imm
unology、 351−371.W、II。
Freeman & Co、、US^出版(1980)
 ]等に準じて、融合促進剤としては通常用いられるポ
リエチレングリコール(PE(6)やセンダイウィルス
(HV J )等を使用でき、更に所望により融合効・
率を高めるためにジメチルスルホキシド等の補助剤を添
加使用することもできる。免疫細胞とf)ffJi肝細
胞どの使用比は、通常の方法と変りがなく、例えば骨髄
腫細胞に対し、免疫細胞を約1〜10倍用いればよい。
上記融合時の培地としては、この種の細胞培養に使用さ
れる通常の各種栄養培地をいずれも使用できる。その代
表例としては例えばRPMI−1640培地、その他ダ
ルベツコ改賀MEM培地笠を例示でき、2等培地に【よ
通常用られるように例えば牛胎児血清(Fe2)、非必
須アミノ酸混合液、ピルビン酸すトリウム、2−メルカ
プ1〜エタノール等の血液補液を添加しておくこともで
きる。融合は、上記免疫細胞と骨髄ルr+細胞との所定
けを血清を含まない上記培地内でよく混ぜて遠沈し、上
清を除去した後、予め37℃程度に加温したPEG、例
えば平均分子8約1000〜6000のものを、培地に
約30〜60%(W/V)の1度どなるように加えたも
のを細胞の沈渣に滴下して混ぜ合づことにより行なわれ
る。これを37℃で60秒ないし数分間反応させ。
適当な培地を逐次添加して10分@接室温におき遠沈し
、上清を除去する操作を行なうことにより、所望のハイ
ブリドーマが形成される。
得られた所望ハイブリドーマの分離は、通常の選択用培
地、例えばトIAT1a地(ヒボキサンチン、ミノプテ
リン及びチミジンを含むJ?1jfi )を用いて行な
われる。該HAT培地での細胞培養は、ハイブリドーマ
以外の細胞(未融合細胞)が死滅ガるのに充分な時間、
通゛常数日〜数週間を要して行なわれる。本発明におけ
る上記ハイブリドーマの選択は、好ましくは、上記1(
AT培地での培a後、更にJ8差物をHT培地(ヒボキ
サンチン及びチミジンを含む培地)で数日〜数週間j8
7!することにより行なわれる。
かくして(qられるハイブリドーマについて、通常の限
界希釈法に従い、[i的とする抗体の産1株の検索及び
単一クローン化を行なう。該[1的抗体産生株の検索は
、ニューモシスチス・カリニ栄養型又は貰子の細胞膜に
対する交n反応性を模式1することにより実施される。
イの方法【よ例えば[しISA 法 [Engvall
、[、、Heth、[nzymol、、  70. 4
19−439 (1980)] 、プラーク法、スポッ
ト法、凝集反応性、オクテロニイ法、ラジオイムノアッ
セイ(RIA)法等の一般の抗体の検出に利用される各
種方法に従うことができる([ハイブリドーマ法とモノ
クローナル抗体」、株式会社R&Dプランニング発行、
pp30〜53、昭和57年3月5日)。
より具体的には、ニューモシスチス・カリニ感染吐乳動
物の肺をシスト純化法[猪飼はが、寄生史学雑誌、第2
8巻、第2号、第71−80頁(1979年)]にて精
製したものを、例えばコレステロール、レシチン等を用
いてプレートにコーティング(塗抹)し、該プレート上
で上記ニューモシスチス・カリこと被検抗体(上記バイ
ブリド−7の培養土m)とを反応させ、この反応物の存
在を、通常の方法例えば前記融合にマウスの細胞を用い
た場合は、FITC(フルオレッセインイソヂAシアナ
ート)−抗マウスγ−グロブリンを用いた蛍光抗体法等
によりv11認する(上記反応物は蛍光色素により染色
される)。°上記ハイブリドーマの分離及び[1的抗体
産生株の検索操作(1、これらを数回繰返して行なうの
が望ましく、これにより目的Fτ体産生株の単一クロー
ン化を行ないL7る。
かくして得られる目的抗体産生株(ハイブリドーマ)は
、通常の培地で継代培養でき、また液体窒素中で容易に
長期間安定に保存することができる。
該ハイブリドーマの例としてはTl−5、A 20〜1
0、D6−1、Fll−28を挙げることができる。こ
れらのハイブリドーマは、工業技術院微生物工業技術研
究所に平成元年5月12日付で寄託され、それぞれ受託
番号:微工仙菌奇第10716.10717゜1071
8及び10719号が付与されている。
1記ハイブリドーマからの本発明モノクローナル抗体の
製造は、常法に従い該ハイブリドーマを培養し、培養上
清から分館iする方法、あるいは上記ハイブリドーマを
これと適合性のある吐乳flJ物に投与し、I!J殖さ
せ、該動物の腹水より分離づ′る方法等の通常の方法に
より実施できる。前者の方法は特に高純度のものを得る
のに適しており、後者の方法は大旦産生に適している。
上記で製造された本発明のモノクローナル抗体(よ、更
に精製することもでき、例えば硫安分画法、DEAEセ
ルロースカラムクロマトグラフィーなどのグル濾過法な
どの通常の分離手段によりIg両分をili [1する
ことにより本発明のモノクローナル抗体を収得できる。
かくして得られる本発明モノクローナル抗体は、後記す
る通り、ヒト・ニューモシスチス・カリニの栄養1′!
及び貰子の細胞膜抗原と特異選択的に反応′IJるもの
であり、その利用によってニューモシスチス・カリニ肺
炎の診断、治療等に有用なものである。
以下本発明を具体的に説明するために実施例及び試験例
を記載するが、本発明はそれに限定されるものではない
実施例 (1)ヒト・ニューモシスチス・カリニ抗原の調製ヒト
・ニューモシスチス・カリニ感染ヒト肺よリシスト純化
法に従いシストを分離精製し、これを生理食塩水に 1
%(V/V)となるように懸濁した。
(2)免疫化 上記(1)で調製した懸濁液(抗原液)の1容量部を同
最のフロイント完全アジュバントと混合してエマルジョ
ンとし、その1−を8ALB/C系マウスの腹腔内に投
与し一次抗原刺激とした。該−次抗原刺激の40日後に
、同一の抗原液の1#11!を単独に投与して、二次抗
原刺激とし、その3日後のマウスの牌11a細胞を免疫
細胞とした。
(3)細胞融合 上記(2)で免疫したマウスの牌臓細胞を取りだし単細
胞浮遊液を調製した。該牌臓細胞及びマウスミエローマ
細胞(P3x 63.八g8/6.5.3)を1:2と
なるように混合し、イーグルMEM培地で洗浄後、遠心
分離し、沈渣に50%ボリエヂレングリコール(MW4
000)を滴下し、37℃で90秒間インキュベートし
て、37℃f7)RPM I −1640培Jaヲ20
1d滴下した後、10分間放置して融合懸濁液を得た。
予め3時間前にフィーダーとして正常マウスM rJa
 l Ilaを96穴マイクロプレートの各ウェルに、
!1X105個/ウェルとなるように蒔種調製した。
これに上記融合細胞懸濁液0.1d (2X 10” 
lil胞/ウェル)をHAT選択培地(10−4Mヒボ
キサンチン、4x10  Mアくノブテリン、1.6X
 10−5Mチミジン及び10%FC5を含むRPM 
I 1640培地)に懸濁したものを加え、2〜31]
間隔で各ウェルの1」A丁培地の半量を交換しながら細
胞を増殖させた。2週間後置ウェルの培地をI−I T
培地(10−’Mヒボキサンヂン、1.6X 10’M
チミジン及び10%FC3を含むRPM l−1640
培地)に交換し、更にiu間細胞の増殖を行わせ、次い
で増殖細胞を24穴プレートに移し、10%FC3を含
むRPMj −1640培地にて7口開培養をR1続し
て、融合細胞の一次スクリーニングを行なった。該スク
リーニングは培養上清を用い、後記する塗床標本による
蛍光抗体法にて、特にヒト・ニューモシスチス・カリニ
の嚢子膜抗原に強い蛍光を与え、かつ栄養型膜抗原にも
蛍光を与えるウェルのlll1胞を選び出した。
上記スクリーニングにより選択された各ウェルの細胞を
、次いで上記と同様にフィーダーを加えた96穴プレー
トの各ウェルに平均0,3個/ウェルで蒔き、10%F
C8を含むRPMI−[40培地で2週間培養し、培養
された25ウエルの細胞を上記と同様のスクリーニング
操作に供し二次スクリーニングして、ヒト・ニューモシ
スチス・カリニの五子膜抗原に強い蛍光を与え、かつ栄
養型膜抗原にも蛍光を与える18ウエルの細胞を(りた
(4)スクリーニング(塗抹標本による蛍光抗体法)無
蛍光スライドグラス(HへTSUNI旧、IND、 、
 Lid、)に、ヒト・ニューモシスチス・カリニ感染
ヒト肺からの試料を塗抹し、10〜20分乾燥後、該ス
ライドグラスに37℃下に7セトンを10分間接触竹用
させた。同温度で30分間乾燥10、スライドグラス上
を冷すンl!l塩a衝液(以下rPBsJと略す)で3
〜4回洗浄し、これに前記(3)の各ウェル内培養細胞
上清100庫を滴下接触させ、モイストチェンバー内で
31℃下1時間放置して反応させた。次いで上記スライ
ドグラスを4℃下に冷PBSで1時間を要して頻回にP
BSを交換しつつ洗浄した後、これにPBSで20倍希
釈したFITCラベル−ウナギ抗マウス免疫グロブリン
抗体(DAKO社5ff)  0.1ai!を滴下し、
■イストヂエンバー内で31℃下1時間放置して反応ざ
Iた。更に上記と同様にPBSを頻回に交換しつつ冷P
BSで4℃下に1時間を要してスライドグラス上反応物
を洗浄し、グリセリン−PBS (9: 1重り比)混
液1滴を加えて反応物を封入し、このスライドグラスに
つき、蛍光顕m鏡下で蛍光の6無乃至強度を鏡検し、強
い蛍光の見られるものを陽性゛としてスクリーニングし
た。
上記操作はニューモシスチス・カリニ感染マウス及びラ
ッ]・の由来の塗抹標本を用いても同様にして実施した
。また対比のため正常組織由来の肺の塗抹標本を5作成
して同様に行なった。
(5)モノクローン細胞株による本発明上ツク[]−ナ
ル抗体の製造 ■)上記(4)のスクリーニング操作によりヒト・ニュ
ー[シスデス・カリニ抗原に対し反応し、マウス及びラ
ット・ニューモシスチス・カリニ抗原に対し殆ど反応し
ない抗体を産生じているつ1ル内のI[I胞(A20−
10 、 DG−1、Fll−28、I 1−5)を1
0%FO8を含むRPM r −1640培地で培古し
、その1×107個を1週間前にブリステン(Pres
tene、アルドリッチ社製)  0.5rrd!を腹
腔内に投与したBALB/c系マウスのl1ulW内に
投与し、1週間後より3日おきに腹水を採取することに
より本発明のモノクローナル抗体を得た。
以下、本川migにおいて、本発明モノクローナル抗体
を、それを産生ずるモノクローンl1ll胞株(ハイブ
リドーマ)と同一名称で呼ぶことにする。
■)上記で製造された七ツクローナル抗体F11−28
の20a2に最II 18度33%になるように飽和硫
酸アンモニウムを加えて、4℃で一谷夜攪拌した優、遠
心法12 (10,OOOrpm 30分間)して分離
し、沈澱をPBSに溶解し、PBSで4日間透析してマ
ウスの免疫グロブリン分画を得た。
I[1)k記■)と同様にして、抗体A 20−10、
DG−1及び11−5についても、マウスの免疫グロブ
リン分画を(qた。
試験例 (1)免疫グロブリンのクラスの同定 上記実施例で得た各モノクリ−ナル抗体のクラスまたは
サブクラスを、ウサギで作成された抗マウス1gクラス
特異抗体(マイルズ社¥J)を用いてオクテロニイ法に
従い検討した。
その結果、本発明モノクローナル抗体A 20−10は
IQG  、DG−1はl gM 、−F 11−28
はI Q fvl、11−5はIqG2bであることが
IIg認された。
(2)免疫グロブリン軽tri (Iight cha
inlの同定上記実施例で得られた各Lツクローナル抗
体の軽鎖のクラスを、ウサギ抗マウスに鎖抗体を用いて
、オクテロニイ法に従い検討した。
その結果、本発明モノクローナル抗体Δ20−10、D
G−1、Fll−28および11−5の軽tnl(iに
ぐあることがW認された。
(3)シスト標本を用いた蛍光抗体法による解析ヒト、
ラット、マウスのニューモシスチス・カリニのシスト標
本に対する本発明のモノクロ−ナル抗体及び特開昭60
−2394”26号公報記載のしノク臼−ナル抗体の反
応特異性を、前述した蛍光抗体法にtlF、じて検討し
た。反応の強さは抗体の希釈倍率で表現した。
本発明の抗ヒト・ニューモシスチス・カリニ・Lツク[
」−ナル抗体F N−28はヒ1〜・ニューモシスチス
・カリニには強< (X15625侶)反応づるが、ラ
ット及びマウス・ニューモシスチス・カリニにははと/
νど反応しなかった(X5.x5倍)。
抗うッ1〜・二〕−シシスチス・カリニ・七ツクローフ
ル抗体(八RPC−34)はラット・ニューモシスチス
・カリニには強< (X 15G25倍)反応するが、
ヒト及びマウス・ニューモシスチス・カリニにはtJと
んど反応しなかった(−、X5倍)。抗マウス・二:1
−モシスチス・カリニ・モノクローナル抗体(AHPC
−lN2−8)ではマウス及びラット・ニューモシスチ
ス・カリニに強く反応(X 3+25倍)づるが、ヒ1
〜・ニューモシスチス・カリニには弱い反応(X5倍ン
しか見られなかった。
(4)ウェスタン・プロット・アツヒイ試料調製パーコ
ール密度勾配法によりじト、ラットおよびマウスのニュ
ーモシスチス・カリニのシストを分離精製した。これを
そのまま又はザイモリアーぎ(zymolyasc :
キリン麦酒社製)で処理したものを、0.01%ブロモ
フェノールブルーを含有づる2%SO8,0,1Mジチ
オスレイト−ル[DDT]、10%グリセリン含右0.
IIVlリス−塩酸緩衝液[pH6,8]中で100℃
2分間加熱処理した。
乞L1久盗1 上記で調製した試料の9%アクリルアミドゲルを用いる
ドデシルklす1−リウムーポリアクリルアミドゲル電
気泳動(SDS−PAGE)を、不連続SDSトリスー
グリシン緩衝液系を用いて行った[ Laemml i
、 u、 K、 、 Nature、 227.680
−685(1970)]。
イムノブロッティング 雷気泳動的移行払[Towbin、 11、等 Pr0
C,Natl。
Acad、Sci、 (U、S、八、) 76.435
0−4354(1979)]を用いC上記のS I) 
S −P A G Eゲルからニトロセルロースへのプ
ロッティングを20%メタノールを含む1−リス−グリ
シン緩衝液系で行った。二lヘロセルロース膜をP [
3Sで洗浄模、ブロックエース(実印fl、業社製)を
用いてブロックした。PBSで洗浄した後、抗ヒト・ニ
ューモシスチス・カリニ抗体を20%ブロックエースを
含むPBSで100侶に希釈して、〒温にて60分間反
応した。0.05%トウイー ン20 (Tween 
20)を含むPBSで4回洗浄した後、ヨード1′25
で標識した抗マウスに鎖1gG(ヤギ)を20%ブロッ
クエースを會むPBSで200倍に希釈して空温にて3
0分間反応した。0.05%トウィーン20を含むPB
Sで洗浄した後、オートラジオグラフィーを行った。分
子量測定の基準マーカーは、レインボーマーカー(アマ
−ジャム社製)を用いた。
その結宋、抗ヒト・ニューモシスチス・カリニモノクロ
−プル抗体F 14−28は、ヒト・ニューモシスチス
・カリニ由来の試料に対しては約80にの分子量に相当
する位置で反応したが、ラットおよびマウス・ニューモ
シスチス・カリニ由来の試料では反応しなかった。
抗ラット・ニューモシスチス・カリニ抗体ARPC−3
4は、ヒト・ニューモシスチス・カリニ由来の試料に反
応しなかったが、ラッj・ニューモシスチス・カリニ由
来で、ザイ[リアーゼ処理したムのに対しては約100
K、約75におよび約61にの分子量に相当する位置で
反応し、ザイ七すアーゼ処I11!lなしでは約120
におよび約52にで反応した。また、マウス・ニューモ
シスチス・カリニ由来の試料に対しては、ザイモリアー
ゼ処理したものでは反応しなかったが、ザイモリアーゼ
処理なしでは、約125K、約75におよび約56にで
反応した。
抗マウス・ニューモシスチス・カリニ抗体へNPC−1
1E12−8は、ヒト・ニューモシスチス・カリニ由来
の試料に反応しなかったが、ラット・ニューモシスチス
・カリニ由来の試料でザイモリアーゼ処理なしでは約6
2にで反応し、ザイモリアーゼ処理したものでは反応し
なかった。マウス・ニューモシスチス・カリニ由来の試
料で、ザイモリアーゼ処I11! <t Lでは約12
0におよび約58にで反応し、ザイモリアーゼで処理し
たものでは、約78におよび約63にで反応した。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヒト・ニューモシスチス・カリニ由来抗原で免疫
    した哺乳動物の免疫細胞と哺乳動物の骨髄腫細胞との融
    合細胞により産生され、ヒト・ニューモシスチス・カリ
    ニの栄養型膜抗原及び■子膜抗原に特異反応性を有する
    ことを特徴とするモノクローナル抗体。
  2. (2)前記哺乳動物がマウスであることを特徴とする請
    求項1記載のモノクローナル抗体。
  3. (3)前記ヒト・ニューモシスチス・カリニ由来抗原が
    、ヒト・ニューモシスチス・カリニ感染ヒト肺よりシス
    ト純化法に従い分離精製したシストであることを特徴と
    する請求項1又は2のいずれか一項に記載のモノクロー
    ナル抗体。
  4. (4)前記融合細胞がI1−5であることを特徴とする
    請求項1記載のモノクローナル抗体。
  5. (5)前記融合細胞がA20−10であることを特徴と
    する請求項1記載のモノクローナル抗体。
  6. (6)前記融合細胞がD6−1であることを特徴とする
    請求項1記載のモノクローナル抗体。
  7. (7)前記融合細胞がF11−28であることを特徴と
    する請求項1記載のモノクローナル抗体。
JP1125567A 1989-05-18 1989-05-18 モノクローナル抗体 Pending JPH02303498A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998039424A1 (en) * 1997-03-05 1998-09-11 Isis Innovation Limited Dna encoding pneumocystis carinii protease

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WO1998039424A1 (en) * 1997-03-05 1998-09-11 Isis Innovation Limited Dna encoding pneumocystis carinii protease

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