JPH0230173Y2 - - Google Patents

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JPH0230173Y2
JPH0230173Y2 JP1982032646U JP3264682U JPH0230173Y2 JP H0230173 Y2 JPH0230173 Y2 JP H0230173Y2 JP 1982032646 U JP1982032646 U JP 1982032646U JP 3264682 U JP3264682 U JP 3264682U JP H0230173 Y2 JPH0230173 Y2 JP H0230173Y2
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JP
Japan
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cover
cutter
cutting
ring
fixing ring
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JP1982032646U
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JPS58136211U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はダイヤルリングを回転して適宜位置
で止めることにより、カツタの送り量を定めて被
加工物の加工深さを正確に得られるようにしたも
のである。
切削加工装置にも種々の形態のものがあるが、
それぞれ切削加工量を超えないようにするための
配慮を必要とする。これら切削加工装置には、切
削加工量を超えないための装置を取り付けたもの
もあるが、そのようなものがなく、作業者がその
熟練と勘によつて切削加工量を決める種類のもの
もある。
この種の切削加工装置の一例としては、次のよ
うなものがある。第1図においては1は被加工物
であり、この被加工物1の表面2を手作業により
切削加工して符号3で示す形状に加工するものと
する。この場合、最初から手作業で切削加工した
のでは、理想的な状態に加工できないことが多い
ので、第2図に示すようにカツタ4により、形状
3の各部高さに相当する溝5,5,…を加工す
る。次にこの溝5,5,…がなくなるように手作
業により第3図に示すように切削して行き、これ
によつて第4図に示すように加工することにな
る。
このような目的で使用する切削加工装置には従
来、加工量定寸装置が設けられていなかつた。こ
のため加工には熟練を必要とするほか、常に均一
な仕上りが期待できない問題があつた。そこで本
出願人により、この問題を解決した切削加工量定
寸装置が案出され、既に実用新案登録第1620324
号(実公昭60−17287号)として登録されている。
通常、プレス型等の大型の型面を切削によつて
製作する場合には、仕上げ加工前の正規型面に対
する余分な肉厚は部位によつて異なり、従つて切
削量は部位ごとに異なることになる。このため、
一つの部位の切削を終えて次の部位の切削を開始
する前には、工具の切削量を変更するために、ス
ペーサの取替等の煩わしく手間のかかる作業を必
要とし、従つて従来の構造のものでは、切削量の
変動に容易かつ迅速に切替え対応できるものでは
なかつた。
この考案はこれを更に改良し、カツタの送り量
を無段階に、しかもきわめて容易に調整すること
ができ、既存の切削加工装置にも簡単に取付ける
ことができるようにした切削加工量定寸装置を提
供することを目的とするものである。
次に、この考案の一実施例を第5図および第6
図について説明する。6は切削加工装置であつ
て、この切削加工装置6は内部にエアモータを内
蔵しており、先端の回転部7を、この回転部7に
カツタ保持ボルト8によつて取付けたカツタ9と
ともに回転駆動するものである。切削加工装置6
の固定部10には、固定リング11が固定ピス1
2によつて固定されている。
固定リング11には、第6図および第7図に示
すように、前述の固定ピス12を螺合させるため
のねじ孔13と、後述のピン14を挿通する孔1
5とが、放射状および上下方向にそれぞれ複数個
ずつ設けられている。第7図において16は、後
述の表示ブレート17を取付けるねじ孔である。
この固定リング11は、ねじ孔13に螺合される
固定ピン12によつて前述のように切削加工装置
6の固定部10に固定されるものであり、固定リ
ング11の外周部にはねじ18が設けられてい
て、このねじ18にはダイヤルリング19が螺合
している。ダイヤルリング19を回転すると、ね
じ18のピツチに従つて、ダイヤルリング19は
第6図の上下方向に変位することになる。
ダイヤルリング19には、第8図に示すように
外周部に鋸歯状の凹凸20が設けられており、回
転操作をし易くしてある。また上面には回転角を
上下方向の変位置に換算した目盛21が表示され
ていて、ダイヤルリング19の一部を覆うように
ピン22で固定リング11に取付けられた表示プ
レート17の指針部23(第8図参照)との合致
によつて、ダイヤルリング19の変位置を知り得
るようになつている。表示プレート17の下端内
面には、第6図に示すように突起24が設けてあ
つて、この突起24がダイヤルリング19外周部
の凹凸20と係合し、ダイヤルリング19が振動
等によつてみだりに回動したりガタついたりする
のを防ぐようにしてある。
第6図において25はカバーである。このカバ
ー25は図示するように漏斗状をしたもので、カ
ツタ9と回転部7とを覆うものである。このカバ
ー25の上部のフランジ部26には、前述の固定
リング11の孔15に対向する位置に孔27が設
けられており、これらの孔15,27間に前述の
ピン14が挿通され、カバー25はピン14の長
さの範囲内で自由に上下方向に移動できるよう
に、ピン14によつて固定リング11に支持され
ている。そして固定リング11の下面側とカバー
25上部のフランジ25の上面側との間に位置す
るように、圧縮状態のスプリング28がピン14
の外周に巻装され、カバー25を図における下方
に押圧している。これによつてカバー25は、そ
の先端29がカツタ9の先端より若干下方に下降
し、カツタ9全体を覆つた状態になる。
次に、このように構成されたこの装置の使用方
法を説明する。
まず第9図に示すようにスプリング28の弾力
に抗してカバー25の先端29をカツタ9の先端
と同一面にした状態でダイヤルリング19を回転
し、ダイヤルリング19の下縁をカバー25の上
縁に密着させ、このときの表示プレート17の指
針部23が示すダイヤルリング19上の目盛21
をチエツクし、これをゼロ点とする。
次にダイヤルリング19を前記とは逆に回転し
て、前記のチエツクした目盛にカツタ9の切削深
さに相当する数値を加えた寸法の目盛が指針部2
3と一致したところで、ダイヤルリング19の回
転を停止する。このとき、ダイヤルリング19の
下縁とカバー25の上縁との間の隙間の寸法は、
カツタ9の所要切削量と等しくなつている。次に
所定圧力のエアを与えて切削加工装置6のエアモ
ータを作動させる。これにより回転部7が回転
し、カツタ9も回転する。ここでカツタ9を第9
図に示すように被加工物1の表面2に向け、切削
加工装置6をカツタ9が表面2に直交する方向に
向けけて押し下げる。すると、まずカバー25の
先端29がカツタ9の先端と同一面となるように
引込み、カツタ9の先端は被加工物1の表面2の
切削を開始することになる。
切削加工が進行して行くと、カバー25は被加
工物1の表面2に押されて除々に上方に移動し、
カツタ9は相対的に下方に移動して、表面2に溝
5を形成することになる。カバー25の上面はや
がて第10図に示すようにダイヤルリング19の
下面に当接し、それ以上は上方に移動しなくなる
ので、溝5の深さもそれ以上の深さにはならない
ことになる。この場合においてダイヤルリング1
9を回転させてその位置を変えれば、溝5の深さ
を変えることができる。
この考案は、スプリング28の弾力に抗してカ
バー25の先端29をカツタ9の先端と同一面に
した状態でダイヤルリング19を回転させるだけ
で、簡単にゼロ点を知ることができ、かつダイヤ
ルリング19には、その回転角を軸方向の変位量
に換算した目盛を付けたので、ダイヤルリング1
9を回転させて切削加工量を設定するのが容易で
あり、したがつて深さの異なる溝5を切削する際
に、切削量の変更を迅速かつ正確に行なうことが
できる。
さらにカバー25を、カツタ9を突出させる方
向に相対移動可能となるように固定リング11に
取付けるとともに、スプリング28により常時カ
ツタ9を覆う方向に付勢したことにより、切削加
工中、カバー25の先端29が常に被加工物1に
接触しているので、カツタ9が露出することがな
くて安全であり、かつ切粉の飛散を確実に防止す
ることができる。
またダイヤルリング19は固定リング11外周
のねじ18に螺合されることにより固定リング1
1に取付けられており、カバー25はピン14に
より固定リング11に支持され、スプリング28
は固定リング11とカバー25との間においてピ
ン14に巻装されていて、全部の部材が固定リン
グ11に取付けられているので、既存の切削加工
装置の固定部に固定リング11を固定するだけ
で、この考案の切削加工量定寸装置を簡単に取付
けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は切削加工の例を示す説明
図、第5図はこの考案を施した切削加工装置の側
面図、第6図は第5図のものの要部の縦断面図、
第7図は固定リングの平面図、第8図はダイヤル
リングと表示プレートとの関係を示す斜視図、第
9図、第10図は作動状態を示す縦断面図であ
る。 6……切削加工装置、7……回転部、9……カ
ツタ、10……回定部、11……固定リング、1
4……ピン、18……ねじ、19……ダイヤルリ
ング、21……目盛、25……カバー、28……
スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端に回転するカツタを設けた切削加工装置の
    固定部に固定した固定リングと、前記カツタおよ
    び切削加工装置の回転部を覆い、かつ、カツタを
    突出させる方向に一定範囲で相対移動自在に前記
    固定リングに複数のピンにより支持されたカバー
    と、前記固定リングとカバーとの間において前記
    ピンに巻装され、常時カツタを覆う方向に前記カ
    バーを付勢するスプリングと、前記固定リングの
    外周に設けられたねじに螺合され、下縁を前記カ
    バーの上縁に臨ませた、カバーの移動方向と同方
    向に変位可能なダイヤルリングとを備え、前記ダ
    イヤルリングにはその回転角を軸方向の変位量に
    換算した目盛を付けたことを特徴とする切削加工
    量定寸装置。
JP3264682U 1982-03-10 1982-03-10 切削加工量定寸装置 Granted JPS58136211U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3264682U JPS58136211U (ja) 1982-03-10 1982-03-10 切削加工量定寸装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3264682U JPS58136211U (ja) 1982-03-10 1982-03-10 切削加工量定寸装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58136211U JPS58136211U (ja) 1983-09-13
JPH0230173Y2 true JPH0230173Y2 (ja) 1990-08-14

Family

ID=30044242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3264682U Granted JPS58136211U (ja) 1982-03-10 1982-03-10 切削加工量定寸装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5032862B2 (ja) * 2007-02-26 2012-09-26 京セラメディカル株式会社 深さ調整用ドリル
JP6383162B2 (ja) * 2014-03-24 2018-08-29 株式会社三井ハイテック プレス機のスライド下面の加工方法及びその装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56160742U (ja) * 1980-05-02 1981-11-30

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Publication number Publication date
JPS58136211U (ja) 1983-09-13

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