JPH0230171Y2 - - Google Patents

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JPH0230171Y2
JPH0230171Y2 JP1982055224U JP5522482U JPH0230171Y2 JP H0230171 Y2 JPH0230171 Y2 JP H0230171Y2 JP 1982055224 U JP1982055224 U JP 1982055224U JP 5522482 U JP5522482 U JP 5522482U JP H0230171 Y2 JPH0230171 Y2 JP H0230171Y2
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JP
Japan
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drilling
drill
clamp
saddle
attached
Prior art date
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JP1982055224U
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JPS58157513U (ja
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  • Drilling And Boring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ドリリング装置において、板材に対
してドリリングする場合のクランプ装置に関す
る。
〔従来技術〕
橋梁の桁板とか、超高層ビルの梁等の継手に使
用するスプライスプレート等で、例えば6mm程度
の厚さの板材に対するドリリングには、第1図に
示す如く、ドリリング装置の加工テーブル1上に
板材2を複数枚(15〜20枚程度)を重ね合わせて
載せ、抑え金3によつて数個所をクランプしてド
リリングする、いわゆる重ね明けが行われる。
上記するように重ね合わせた複数枚の板材2に
対するドリリングの場合には、加工歪により板材
2が撓み、ドリリング時の切粉が板材2間に挟ま
り、上位の板材2を浮き上がらせることがあり、
その結果穴明け精度を悪くするばかりでなく、ド
リリング中にドリリング部の板材2の撓み具合の
変化(板材の動き)に起因してドリリング時にド
リル刃が欠損する等の問題がある。
そこで、このような不具合を排除するために、
従来は重ね合わせた複数枚の板材2をボルト4で
強固にボルト締めしてドリリングすることが実施
されている。(第1図には中央付近一個所をボル
ト締めしたものを例示している。) 〔考案が解決しようとする課題〕 ところが、上記するように複数枚の板材をボル
ト締めして行うドリリングにおいては、ドリリン
グ位置がボルト締め位置や抑え金によるクランプ
位置から離れていたりすると、やはり切粉が板材
間に挟まつたり、ドリリング中にドリリング部の
板材2の撓み具合の変化もあるので、ドリリング
位置近くで先行してドリリングされた孔を利用し
てボルト締めし、そのボルト締め位置を次々に変
えてドリリングすることが行われており、多くの
手間を要する。
また、幅の広い一枚の薄板鋼板等に対するドリ
リングの場合にも、通常は加工テーブル上の受け
金具によつてドリリング部を加工テーブル上から
浮かせた状態でドリリングするため、ドリリング
時のドリル側からの押圧力で板材が撓み、この撓
み具合が変化することによつて重ね合わせた複数
枚の板材に対するドリリングの場合と同じように
ドリル刃が欠損することがある。
本考案は上述の点に鑑みなされたものであつ
て、板材に対するドリリングにおいて、ドリリン
グ位置近傍を適宜の圧力で押圧してドリリング中
における重ね合わせた板材間に切粉が挟まること
をなくし、また、ドリリング部の板材の撓み具合
の変化をなくするようにしたドリリング用クラン
プ装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するための本考案の要旨とす
るところは、加工テーブル上方でクロスレールに
沿つて横方向に移動するサドルと、該サドルに装
着されて上下方向に移動する主軸頭と、該主軸頭
に装着したドリルを備えたドリリング装置におい
て、前記サドルにクランプシリンダを装着し、該
クランプシリンダのロツドにクランプ金具を取着
し、ドリルの上下動とクランプ金具の上下動を
別々に行えるようにしたことを特徴とするドリリ
ング用クランプ装置にある。
〔作用〕
上記のように構成した本考案によれば、板材を
加工テーブルの受け金具上に載せ、ドリルをドリ
リング位置上方に位置させ、先ず、クランプシリ
ンダを作動してクランプ金具を板材面上に降ろ
し、クランプ金具によつてドリリング位置近傍の
板材面を押圧し、この状態で主軸頭と共にドリル
を下降させてドリリングする。
こうして、重ね合わせた複数枚の板材に対する
ドリリングでは切粉が板材間に挟まつて板材が浮
き上がることがなく、また、ドリリングに先立つ
て行うクランプ金具による押圧で板材に撓みが生
じても、ドリリング完了寸前にドリリング部にお
ける撓みによるスプリングバツクがないので、ド
リル刃の欠損や穴明け精度を低下させるようなこ
とがなく、作業は能率良く行える。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面によつて説明す
る。
第2図は本考案を装着したドリリング装置の正
面図、第3図は同側面図である。
本考案が適用されるドリリング装置は、次のよ
うな構成からなる。
即ち、ベツド5上に移動自在に加工テーブル1
が配送され、この加工テーブル1に載せた板材2
は抑え金3によつてクランプされる。
ベツド5両側に固設したコラム17上には加工
テーブル1を横切つてクロスレール6が固設さ
れ、このクロスレール6の下をくぐるようにして
加工テーブル1はベツド5上を前後方向(X軸方
向)に移動する。
尚、実施例では、クロスレール6に対して加工
テーブル1が移動する構成を示したが、加工テー
ブル1を固定してクロスレール6を移動させる構
造であつても相対的に同じである。
クロスレール6にはサドル10が駆動軸16を
介してクロスレール6に沿つて左右方向(Y軸方
向)に移動自在に装着され、このサドル10前面
には主軸頭8が上下方向(Z軸方向)に移動自在
に装着され、移動用モータ11に連結している。
主軸頭8にはドリル7が装着され、回転用モータ
9に連結している。
本考案は上記構成のドリリング装置において、
前記サドル10にクランプシリンダ12を装設
し、このクランプシリンダ12のロツド13にク
ランプ金具15を取付けたものである。
然して、クランプシリンダ12と主軸頭10は
サドル10を介してクロスレール6に沿つて一体
で左右方向に移動し、クランプ金具15はクラン
プシリンダ12によつてドリル7とは別々にドリ
ル7に平行に上下動するものである。
次に本考案の作動状態を説明する。
本考案を使用してドリリングされる最適の板材
は、鉄構構造物、橋架等に使用するスプライスプ
レートで、同じ穴位置のボツクスビーム、または
H型鋼の継手に用いる場合である。
第2図において、先ず、板材2を加工テーブル
1上に抑え金3によつてクランプする。
ベツド5上において加工テーブル1は前後方向
に、サドル10はクロスレール6に沿つて左右方
向に、また、ドリル7は主軸頭8を介してサドル
10に対して上下方向に移動可能であり、NC制
御等によつてドリリング位置が決定される。
ドリリングに当たつては、先にクランプシリン
ダ12の作動でクランプ金具15を下降させてク
ランプ金具15でドリリング位置近傍の板材2面
を押圧し、この後に主軸頭8と共にドリル7を下
降させて来てドリリングする。
ドリリングが終了すれば、ドリル7を引き上
げ、次いでクランプ金具15を引き上げる。
次のドリリング位置にドリル7が来たら上記同
様の動作を繰り返してドリリングを行う。
上記実施例では重ね合わせた複数枚の板材2に
対するドリリングについて述べたが、幅の広い一
枚の薄板鋼板等のドリリングの場合にも、クラン
プ金具でドリリング位置近傍の板材面を押圧し、
ドリリング中に板材の撓み具合が変化しない状態
でドリリングする。
〔効果〕
以上説明したように本考案は、加工テーブル上
方でクロスレールに沿つて横方向に移動するサド
ルと、該サドルに装着されて上下方向に移動する
主軸頭と、該主軸頭に装着したドリルを備えたド
リリング装置において、前記サドルにクランプシ
リンダを装着し、該クランプシリンダのロツドに
クランプ金具を取着してドリルの上下動とクラン
プ金具の上下動を別々に行えるようにし、板材に
対するドリリングで、ドリリング位置近傍をクラ
ンプ金具によつて押圧してドリリングするように
したから、重ね合わせた複数枚の板材に対するド
リリングでは、従来のようにボルト締めするよう
な手間が必要なくなり作業能率を向上し、また、
幅の広い一枚の薄板鋼板等を含めて、ドリリング
部はドリリング完了寸前に板材の撓みによるスプ
リングバツクがないので、ドリルの刃を欠損する
ようなこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は複数枚の板材を加工テーブル上にクラ
ンプした状態を示す斜視図、第2図は本考案を装
着したドリリング装置の正面図、第3図は同側面
図である。 1……加工テーブル、2……板材、3……抑え
金、4……ボルトナツト、5……ベツト、6……
クロスレール、7……ドリル、8……主軸頭、9
……モータ、10……サドル、11……モータ、
12……クランプシリンダ、13……ロツド、1
5……クランプ金具、16……駆動軸、17……
コラム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加工テーブル上方でクロスレールに沿つて横方
    向に移動するサドルと、該サドルに装着されて上
    下方向に移動する主軸頭と、該主軸頭に装着した
    ドリルを備えたドリリング装置において、前記サ
    ドルにクランプシリンダを装着し、該クランプシ
    リンダのロツドにクランプ金具を取着し、ドリル
    の上下動とクランプ金具の上下動を別々に行える
    ようにしたことを特徴とするドリリング用クラン
    プ装置。
JP5522482U 1982-04-15 1982-04-15 ドリリング用クランプ装置 Granted JPS58157513U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5522482U JPS58157513U (ja) 1982-04-15 1982-04-15 ドリリング用クランプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5522482U JPS58157513U (ja) 1982-04-15 1982-04-15 ドリリング用クランプ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58157513U JPS58157513U (ja) 1983-10-20
JPH0230171Y2 true JPH0230171Y2 (ja) 1990-08-14

Family

ID=30065815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5522482U Granted JPS58157513U (ja) 1982-04-15 1982-04-15 ドリリング用クランプ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58157513U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS514374U (ja) * 1974-06-25 1976-01-13

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5417579Y2 (ja) * 1975-07-31 1979-07-06

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS514374U (ja) * 1974-06-25 1976-01-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58157513U (ja) 1983-10-20

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