JPH02301230A - 電力線搬送制御システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は電力線の交流電源に重畳した高周波のトーンバ
ースト信号を発信機と受信機との間で送受信して負荷制
御を行う電力線搬送制御システムに関する。

（従来の技術） 一般に、電力線搬送制御システムは屋内電力線を使用し
て発信機から照明器具、エアコン、テレビなどの各種電
気器具などからなる負荷を制御する受信機にデータを送
信して負荷制御を行うものであり、例えば特開昭６２−
２７４８３０号公報に開示されており、第７図に示すよ
うに商用交流電源１に接続された電力線２の図示しない
コンセントに送信回路、受信回路、制御回路を有する発
信機３を接続するとともに、その発信機３と同様に送信
回路、受信回路及び制御回路を有する複数の受信ｔ１４
を接続する。そして、第８図に示すように発信機３から
電力線２の交流電源波形にデータ処理した高周波のトー
ンバースト信号を搬送波として重畳させ、この重畳波形
を受信機４で受信してデータの判読を行い、各々負荷５
のオン、オフを制御するようにしている、この場合、交
流電源波形の半波を１ビット単位とし、第９図に示すよ
うにトーンバースト信号が前半に重畳された場合を“０
”、後半に重畳された場合を“１”とすれば第８図のト
ーンバースト信号は“１００１”の信号となる。そして
、これをコード化すれば電力線２上でデータ伝達が行わ
れる。このコード化された電文フォーマットは例えば電
力線搬送通信調査委員会が昭和６１年７月に発行した報
告書の中で記述され、第１０図に示す共通コマンド、ハ
ウスコード無しの電文フォーマットがある。ここでＰＣ
は優先コード。

ＳＡは自己アドレス、ＤＡは相手アドレス。

ＣＣは制御コード、ＳＣはシステムコード。

ＢＣはデータ長、ＤＡＴＡはデータ、ＦＣＣはフレーム
チェックコード、ＤＣは無信号時間、ＡＣＫは受信完了
コードであり、ＰＣからＦＣＣまでは発信機３から受信
ｔｌ１４に送信されるコード、ＡＣＫは受信機４から発
信機３に送信されるコードである。そして、前記報告書
によれば優先コードＰＣは２ビツト。

自己アドレスＳＡは８ビツト、相手アドレスＤＡは８ビ
ツト、制御コードＣＣは２ビツト。

システムコードＳＣは２ビツト、データ長ＢＣは２ビツ
ト、データＤＡＴＡは８〜３２ビツト、フレームチェッ
クコードＦＣＣは４ビツト、受信完了コードＡＣＫは４
ビツトに各々統一されている。

（発明が解決しようとする課題） 前記従来技術においては、トーンバースト信号によって
電文フォーマットに基づいてコード化されたデータ伝達
が行われるものの、データ通信の電文内容を視認するこ
とができないため、システム設置時や保守点検時などの
テストの際にデータ通信の電文内容が正確であるか確認
し難いという問題があった。

そこで本発明は電文内容を正確に視認できる電力線搬送
制御システムを提供することを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は前記トーンバースト信号の電文内容を表示する
電文表示手段１６を備えたものである。

（作　用） 電文表示手段１６はトーンバースト信号の電文内容を表
示する。

（実施例） 以下、図面に基づいて本発明の一実施例を詳述する。

第１図は商用電源１の電力線２に接続された発信機３と
受信ｆｉ４の回路構成を示しており、これら発信Ｉｉ３
と受信機４とはほぼ同一の回路構成をなすマイクロコン
ピュータ６゜６Ａにより制御されるとともに同一回路構
成の結合回路７．受信回路８．送信回路９．同期回路１
０を有している。マイクロコンピュータ６．６Ａには動
作の基準となるＩＭＨｚのクロック信号を発生する発振
子１１及びコンデンサｃｔ　、Ｃ２が接続されていると
ともにＩＭＨｚのクロック信号を１２５ＫＨｚに分周す
る分周器１２が設けられている。また発信機３の操作部
には第２図に示すように確認したい電文内容を指定する
電文チャンネル設定器１３と、指定された電文内容を表
示する２桁の７セグメント形ＬＥＤからなる電文表示装
置１４と、負荷５にオン・オフ指令を出す複数の操作ス
イッチ１５と、図示しない負荷５の動作状態を表示する
複数の発光表示素子、アドレスチャンネル設定器などが
設けられ、これらはマイクロコンピュータ６に接続され
ている。

また、受信８１４には図示しない電文チャンネル設定器
、電文表示装置１アドレスチャンネル設定器９表示装置
、操作スイッチ、発光表示素子、負荷が接続可能なコン
セントなどが設けられている。また、前記電文チャンネ
ル設定器１３はチャンネル番号０が優先コードＰＣ，チ
ャンネル番号１が自己アドレスＳＡ。

チャンネル番号２が相手アドレスＤＡ、チャンネル番号
３が制御コードＣＣ，チャンネル番号４がシステムコー
ドＳＣ，チャンネル番号５がデータ長ＢＣ，チャンネル
番号６がデータＤ　Ａ　’Ｉ’　Ａ　、チャンネル番号
７がフレームチェックコードＦＣＣ，チャンネル番号８
が受信完了コードＡＣＫに各々設定されている。

そして、マイクロコンピュータ６．６Ａと電文チャンネ
ル設定器１３と電文表示袋Ｗ、１４とにより電文内容を
表示する電文表示手段１６を構成している。送信口８？
１９はアンドゲート１７と増幅用のトランジスタＴｒ＋
　、Ｔｒ２と結合コンデンサＣ３とを有し、アンドゲー
ト１７の一方の入力端子には分周器１２を介して第４図
（ａ）で示す搬送波原信号がマイクロコンピュータ６．
６Ａの出力端子Ｐ１から出力されるとともに、他方の入
力端子には第４図（ｂ）で示す搬送波送信信号が電文内
容に基づいて搬送波を出力するタイミングでマイクロコ
ンピュータ６．６Ａの出力端子Ｐ２から出力され、これ
によりアンドゲート１７の出力端子には第４図（Ｃ）、
第８図（ｂ）で示すトーンバースト信号が得られる。こ
のトーンバースト信号はトランジスタＴｒｙ、’Ｔｒ２
で電流増幅され結合コンデンサＣ３を通して結合回路７
へ出力される。結合回路７は結合コンデンサＣ４と結合
コイルＬｌ　、Ｌ２および共振用コンデンサＣ５とを有
し、結合コイルＬ２と共振用コンデンサＣ５とによりト
ーンバースト信号を共振させて送信時にはトーンバース
ト信号を第８図のように交流電源波形に搬送波として重
畳させ、受信時には電力線２からの重畳波形からトーン
バースト信号のみを取り出して受信回路８へ出力する。

受信回路８はバッファ１８を有し、結合回路７から出力
された第５図（ａ）に示す受信搬送波はバッファ１８の
スレシュホールド電圧Ｖ７Ｈ以上の入力電圧がＨ、Ｖ　
ＴＨ以下がＬのパルス波形に第５図（ｂ）のように波形
整形されてマイクロコンピュータ６．６Ａの入力端子Ｐ
３へ出力する。同期回路１０はダイオードブリッジＤ・
Ｂと分圧抵抗Ｒ１、Ｒ２とインバータ１９とを有し、第
６図（ａ）に示す電源波形をダイオードブリッジＤ−Ｂ
により全波整流して第６図（ｂ）に示す全波整流波形に
変換するとともに分圧抵抗Ｒ１、Ｒ２により分圧しイン
バータ１９により第６図（Ｃ）で示すゼロクロス点のパ
ルスに波形整形してマイクロコンピュータ６．６Ａの入
力端子Ｐ４へ出力して、通信の同期をとっている。

次に、このように構成される本実施例の動作を説明する
。先ず、操作者は発信Ｒ３の図示しないアドレスチャン
ネル設定器を操作して制御したい負荷５を接続している
受信ｔＲ４のチャンネルに設定する。そして、例えば負
荷５に指令を出す操作スイッチ１５を押すと、設定され
ているチャンネルのアドレスデータとオンを示す制御デ
ータが送信回路９を介してトーンバースト信号としてデ
ータ処理され、このトーンバースト信号は結合回路７を
介して第８図のようにして電力線２の交流電源波形に重
畳され、電力線２を介して受信Ｒ４へ送られる。そして
、受信機４では結合回路７゜受信回路８を介してマイク
ロコンピュータ６Ａがデータを読み込みアドレスデータ
に該当するチャンネルに設定しである受信機４に従属す
る負荷５を制御データに基づいて制御するとともに、負
荷の状態を確認データとして発信機３へ返信する。この
場合、受信機４において電力線２上にトーンバースト信
号を検知したならば電文内容を受信し、マイクロコンピ
ュータ６Ａにデータを読み込み、マイクロコンピュータ
６Ａは電文チャンネル設定器１３で指定された番号を判
断し、この番号に応じた電文内容を電文表示装置１４に
表示する。

次に電文表示手段１６の動作を第３図のフローチャート
を参照して説明する。先ず、電力線２の図示しないコン
セントに発信機３．受信機４を接続して電源を投入して
操作スイッチ１５を押すとトーンバースト信号から構成
される電文が電力線２上を介して送られ、このトーンバ
ースト信号を検知すると、つまり電文フォーマットの優
先コードＰＣの最初のビットが受信されるとマイクロコ
ンピュータ６Ａに電文が受信されるとともにマイクロコ
ンピュータ６Ａは電文チャンネル設定器１３で指定され
たチャンネルを読み込み、これに応じた電文内容を１６
進数で電文表示装置１４に表示する。例えばこのチャン
ネルが１番であると自己アドレスＳＡを電文表示装置１
４にＯＯ〜ＦＥで表示する。またチャンネルが７番であ
るとフレームチェックコードＦＣＣを電文表示装置１４
に０〜Ｆで表示し、チャンネルが８番であると受信完了
コードＡＣＫを電文表示装置１４に０〜Ｆで表示する。

このように本実施例ではトーンバースト信号によって発
信機３と受信機４との間で送受信している電文のうち電
文チャンネル設定器１３で指定された内容を電文表示装
置１４に視認可能に表示しているので、システム設定時
などのテストの際に電文内容が正確であるか容易に判断
することができる。

なお本発明は上記実施例に限定されるものではなく本発
明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である
。例えば電文表示手段は発信機または受信機の少なくと
も一方に設けていればよい、また電文表示手段の電文チ
ャンネル選定器および電文表示装置の種類は適宜選定す
ればよい、また交流電源波形に対するトーンバースト信
号の重畳される位置。

長さ、あるいは電文フォーマットの種類などは適宜選定
することができる。

［発明の効果］ 本発明はトーンバースト信号の電文内容を表示する電文
表示手段を備えることにより、電文内容を正確に視認で
きる電力線搬送制御システムを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第６図は本発明の一実施例を示し、第１図は
発信機と受信機の回路図、第２図は発信機の操作部を示
す正面図、第３図はフローチャート、第４図（ａ）（ｂ
）（ｃ）は送信回路における信号の波形を示す波形図、
第５図（ａ）（ｂ）は受信回路における信号の波形を示
す波形図、第６図（ａ）（ｂ）（ｃ）は同期回路におけ
る信号の波形を示す波形図、第７図乃至第１０図は一般
の電力線搬送制御システムを示し、第７図は概略説明図
、第８図（ａ）（ｂ）（ｃ）（ｄ）は同波形図、第９図
は送信波形図、第１０図は電文フォーマットの一例を示
す説明図である。 ２・・・電力線 ３・・・発信機 ４・・・受信機 ５・・・負荷 １６・・・電文表示手段 特　許　出　願　人　　　東芝熱器具株式会社代　理　
人　弁理士　　　牛　　木　　　　護同　　　弁理士　
　　薄　１）長　四　部第８図 ビット１　　　　　　ビア）０ 第９図 第１０図 平成１年９月１日 特許庁長官　　吉　１）文　毅　　殿 ６゜ １、事件の表示　　平成１年特許願第１２０９６３号２
、発明の名称　　電力線搬送制御システム　　　　　　
７゜３、補正をする者

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 高周波のトーンバースト信号を搬送波とし て電力線の交流電源に重畳させて前記電力線上を搬送さ
   せ、発信機と受信機との間で前記トーンバースト信号の
   送受信を行う電力線搬送制御システムにおいて、前記ト
   ーンバースト信号の電文内容を表示する電文表示手段を
   備えたことを特徴とする電力線搬送制御システム。