JPH02301229A - 電力線搬送制御システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は電力線の交流電源に重畳した高周波のトーンバ
ースト・信号を発信機と受信機との間で送受信して負荷
制御を行う電力線搬送制御システムに関する。

（従来の技術） 一般に、電力線搬送制御システムは屋内電力線を使用し
て発信機から照明器具、エアコン、テレビなどの各種電
気器具などからなる負荷を制御する受信機にデータを送
信して負荷制御を行うものであり、例えば特開昭６２−
２７４８３０号公報に開示されており、第５図に示すよ
うに商用交流電源１に接続された電力線２の図示しない
コンセントに送信回路、受信回路、制御回路を有する発
信機３を接続するとともに、その発信Ｉ！３と同様に送
信回路、受信回路及び制御回路を有する複数の受信Ｒ４
を接続する。そして、第６図に示すように発信機３から
電力線２の交流電源波形にデータ処理した高周波のトー
ンバースト信号を搬送波として重畳させ、この重畳波形
を受信機４で受信してデータの判読を行い、各々負荷５
のオン、オフを制御するようにしている、この場合、交
流電源波形の半波を１ビット単位とし、第７図に示すよ
うにトーンバースト信号が前半に重畳された場合を“０
”、後半に重畳された場合を“１”とすれば第６図のト
ーンバースト信号は“１００１”の信号となる。そして
、これをコード化すれば電力線２上でデータ伝達が行わ
れる。このコード化された電文フォーマットは例えば電
力線搬送通信調査委員会が昭和６１年７月に発行した報
告書の中で記述され、第８図に示す共通コマンド、ハウ
スコード無しの電文フォーマットがある。ここでＰＣは
優先コード。

ＳＡは自己アドレス、ＤＡは相手アドレス。

ＣＣは制御コード、ＳＣはシステムコード。

ＢＣはデータ長、ＤＡＴＡはデータ、ＦＣＣはフレーム
チェックコード、ＤＣは無信号時間、ＡＣＫは受信完了
コードであり、ＰＣからＦＣＣまでは発信機３から受信
ｒＲ４に送信されるコード、ＡＣＫは受信ｆｉ４から発
信機３に送信される受信完了コードである。

ところで、このような電文フォーマットを構成するトー
ンバースト信号を送受信するために発信機３と受信機４
には送信回路と受信回路が設けられており、送信回路に
は制御回路を構成するマイクロコンピュータから通常第
９図（ａ）に示す１２５ＫＨｚの高周波の搬送波原信号
が出力されている。そして、搬送波原信号は送信回路に
おいて電文内容に基づいてマイクロコンピュータから出
力する第９図（ｂ）の搬送波送信信号により第９図（ｃ
）のようにデータ処理され第６図（ｂ）で示すトーンバ
ースト信号が得られるようになっている。また、受信回
路は第１０図（ａ＞に示す受信搬送波を第１０図（ｂ）
に示すパルス波形に波形整形してマイクロコンピュータ
へ出力するようになっている。

（発明が解決しようとする課題） 前記従来技術においては、送信回路、受信回路を介して
トーンバースト信号を送受信している状態を確認するこ
とができないため、発信機３から制御データが送信され
ているか、あるいは受信機４からの受信完了コードが受
信されているかを正確に判断し難くテスト時などに問題
があった。

そこで本発明はトーンバースト信号の送受信状態を正確
に確認できる電力線搬送制御システムを提供することを
目的とするり ［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は前記トーンバースト信号の送受信状態を表示す
る表示装置２１．２３を備えたものである。

（作　用） 表示装置２１．２３はトーンバースト信号の送受信時に
点滅表示する。

（実施例） 以下、図面に基づいて本発明の一実施例を詳述する。

第１図は商用電源１の電力線２に接続された発信機３と
受信機４の回路構成を示しており、これら発信機３と受
信Ｒ４とはほぼ同一の回路構成をなすマイクロコンピュ
ータ６゜６Ａにより制御されるとともに同一回路構成の
結合回路７．受信回路８．送信回路９．同期回路１０を
有している。マイクロコンピュータ６．６Ａには動作の
基準となるＩＭＨｚのクロック信号を発生する発振子１
１及びコンデンサｃ、、ｃ２が接続されているとともに
ＩＭＨｚのクロック信号を１２５ＫＨｚに分周する分周
器１２が設けられている。また発信機３の操作部には第
２図に示すようにモードを切換えるモードチャンネル設
定器１３と、自己アドレスＳＡ、システムコードＳＣな
どを設定する第１と第２のアドレスチャンネル設定器１
４、１５と、設定されたアドレス、コードなどを表示す
る７セグメント形ＬＥＤからなる第１と第２のアドレス
表示装置１６．１７と、負荷５にオン・オフ指令を出す
複数の操作スイッチ１８と、動作状態を表示する複数の
発光表示素子１９とが設けられ、これらはマイクロコン
ピユータ６に接続されている。また、受信機４には図示
しないチャンネル設°定器１表示装置、操作スイッチ、
発光表示素子、負荷が接続可能なコンセントなどが設け
られている。

送信回路９はアンドゲート２０と増幅用のトランジスタ
Ｔｒ１　、Ｔｒ２と結合コンデンサＣ３とＬＥＤからな
る送信表示素子２１と電流制限用の抵抗Ｒ１とを有し、
アンドゲート２０の一方の入力端子には分周器１２を介
して第９図（ａ）で示す搬送波原信号がマイクロコンピ
ュータ６．６Ａの出力端子ＰＩがら出力されるとともに
、他方の入力端子には第９図（ｂ）で示す搬送波送信信
号が電文内容に基づいて搬送波を出力するタイミングで
マイクロコンピュータ６．６Ａの出力端子Ｐ２がら出力
され、これによりアンドゲート２０の出力端子には第９
図（Ｃ）、第６図（ｂ）で示すトーンバースト信号が得
られる。このトーンバースト信号はトランジスタＴｒｌ
、Ｔｒ２で電流増幅され結合コンデンサＣ３を通して結
合回路７へ出力される。この場合、アンドゲート２０の
他方の入力端子には抵抗Ｒ１を介して送信表示素子２１
が挿入接続されているため、送信表示素子２１はマイク
ロコンピュータ６．６Ａの出力端子Ｐ２から出力する搬
送波送信信号により点滅表示する。結合回路７は結合コ
ンデンサＣ４と結合コイルＬｌ　、　Ｌ２および共振用
コンデンサＣ５とを有し、結合コイルＬ２と共振用コン
デンサＣ５とによりトーンバースト信号を共振させて送
信時にはトーンバースト信号を第６図のように交流電源
波形に搬送波として重畳させ、受信時には電力線２から
の重畳波形からトーンバースト信号のみを取り出して受
信回路８へ出力する。

受信回路８はバッファ２２とＬＥＤからなる受信表示素
子２３と電流制限用の抵抗Ｒ２とを有し、結合回路７か
ら出力された第１０図（ａ）　　　゛に示す受信搬送波
はバッファ２２のスレシュホールド電圧ＶＴＲ以上の入
力電圧がＨ，ＶｔＨ以下がＬのパルス波形に波形整形さ
れてマイクロコンピュータ６．６Ａの入力端子２３へ出
力する。この場合、バッファ２２の出力端子に抵抗Ｒ２
を介して挿入接続された受信表示素子２３は波形整形さ
れたパルスにより点滅表示する。同期回路１０はダイオ
ードブリッジＤ・Ｂと分圧抵抗Ｒ３、Ｒ４とインバータ
２４とを有し、第３図（ａ＞に示す電源波形をダイオー
ドブリッジＤ−Ｂにより全波整流して第３図（ｂ）に示
す全波整流波形に変換するとともに分圧抵抗Ｒ３、Ｒ４
により分圧しインバータ２４により第３図（Ｃ）で示す
ゼロクロス点のパルスに波形整形してマイクロコンピュ
ータ６．６Ａの入力端子Ｐ４へ出力して、通信の同期を
とっている。尚、送信表示素子２１と受信表示素子２３
は第２図で示すように第２のアドレス表示装ｒＩｔ１７
の側部に設けられている。

次に、このように構成される本実施例の動作を説明する
。先ず、操作者は発信機３の例えば第１のアドレスチャ
ンネル設定器１４を操作して制御したい負荷５を接続し
ている受信６１４のチャンネルに設定する。そして、例
えば負荷５に指令を出す操作スイッチ１８を押すと、設
定されているチャンネルのアドレスデータとオンを示す
制御データが送信回路９を介してトーンバースト信号と
してデータ処理されるとともに送信表示素子２１が点滅
表示してトーンバースト信号が送信されていることを表
示する。このトーンバースト信号は結合回路７を介して
第６図のようにして電力線２の交流電源波形に重畳され
、電力線２を介して受信機４へ送られる。そして、受信
機４では結合回路７．受信回路８を介してマイクロコン
ピュータ６Ａがデータを読み込みアドレスデータに該当
するチャンネルに設定しである受信Ｉ１４に従属する負
荷５を制御データに基づいて制御するとともに、負荷の
状態を受信完了コードとして発信機３へ返信する。この
場合、受信８１４において制御データが受信回路８から
マイクロコンピュータ６Ａの入力端子Ｐ３へ出力される
ことにより受信表示素子２３が点滅表示するとともに、
発信１１１３において受信完了コードが受信回路８から
マイクロコンピュータ６の入力端子Ｐ３へ出力されるこ
とにより同様に受信表示素子２３が点滅表示して各々ト
ーンバースト信号の受信状態が表示される。尚本実施例
では送信時に送、受信表示素子２１．２３の双方が点滅
表示し、受信時には受信表示素子２３のみ点滅表示する
ように回Ｆ＃１梢成されている。

このように本実施例ではマイクロコンピュータ６．６Ａ
の出力端子Ｐ２から送信回路９へ出力される搬送波送信
信号によって送信表示素子２１を点滅表示することによ
り、トーンバースト信号の送信状態を表示させ、受信回
路８からマイクロコンピュータ６．６Ａの入力端子Ｐ３
へ出力されるパルスによって受信表示素子２３を点滅表
示することにより、トーンバースト信号の送信状態を表
示させるものであるため、発信機３から制御データが送
信されているか、あるいは受信機４からの受信完了コー
ドが受信されているかを正確に判断することができる。

第４図は本発明の第２実施例を示し、前記実施例と同一
部分に同一符号を付し、同一部分の説明を省略して詳述
すると、この例では送受信表示装置としてマイクロコン
ピュータ６．６Ａに接続された第１と第２のアドレス表
示装置１６．１７の第１と第２のドツトポイント１６Ａ
、　１７Ａを用いており、第１のドツトポイント１６Ａ
を構成する表示素子の端子をバッファ２２の出力端子に
挿入接続して受信表示素子とし、第２のドツトポイント
１７Ａを構成する表示素子の端子をアンドゲート２０の
入力端子に挿入接続して送信表示素子としたものであり
、マイクロコンピュータ６．６Ａの出力端子Ｐ２から出
力される搬送波送信信号によって第２のドツトポイント
１７Ａが点滅表示し、バッファ２２から出力されるパル
スによって第１のドツトポイント１６Ａが点滅表示する
ことによりトーンバースト信号の送受信状態を確認でき
るようにしている。そして、本実施例では送受信表示用
として別個の表示装置を設ける必要がないため前記実施
例に比ヘスペース上の制約を受けないとともにコストの
低減を図ることができる。

なお本発明は上記実施例に限定されるものではなく本発
明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である
０例えば送信表示装置、受信表示装置は発信機または受
信機の少なくとも一方に設けていればよい、また送信表
示装置、受信表示装置をマイクロコンピュータの端子に
接続して搬送波送信信号あるいはパルスをマイクロコン
ピュータから出力することにより送受信の表示を行うよ
うにしてもよい、また送信表示装置の種類は適宜選定す
ればよく、また表示装置とともにブザーなどのアラーム
発生器を設けてもよい、また第２実施例においてドツト
ポイントを用いるアドレス表示装置のセグメント形状は
第１１図（ａ）〜（ｄ）に示すような各種のものに適用
可能であり、また交流電源波形に対するトーンバースト
信号の重畳される位置、長さ、あるいは電文フォーマッ
トの種類などは適宜選定することができる。

［発明の効果］ 本発明はトーンバースト信号の送受信状態を表示する表
示装置を備えることにより、トーンバースト信号の送受
信状態を正確に確認できる電力線搬送制御システムを提
供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の第１実施例を示し、第１図
は発信機と受信機の回路図、第２図は発信機の操作部を
示す正面図、第３図（ａ）（ｂ）（ｃ）は同期回路にお
ける信号の波形を示す波形図、第４図は本発明の第２実
施例を示す発信機の操作部の正面図、第５図乃至第１０
図は一般の電力線搬送制御システムを示し、第５図は概
略説明図、第６図（ａ＞（ｂ）（ｃ）（ｄ）は同波形図
、第７図は送信波形図、第８図は電文フォーマットの一
例を示す説明図、第９図（ａ）（ｂ）（ｃ）は送信回路
における信号の波形を示す波形図、第１０図は受信回路
における信号の波形を示す波形図、第１１図（ａ）（ｂ
）（ｃ）（ｄ）は本発明の他の実施例を示すアドレス表
示装置の説明図である。 ２・・・電力線 ３・・・発信機 ４・・・受信機 ５・・・負荷 １６Ａ・・・ドツトポイント（受信表示装置）１７Ａ・
・・ドツトポイント（送信表示装置）２１・・・送信表
示素子（送信表示装置）２３・・・受信表示素子（受信
表示装置）第３図 第４図 ピットｌ　　　　　　ピｙｓ。 第７図 第８図 第９図 笛１０図 第１１図 手続補正書く方式〉 １．事件の表示　　平成１年特許願第１２０９６２号２
、発明の名称　　電力線搬送制御システム３、補正をす
る者

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 高周波のトーンバースト信号を搬送波とし て電力線の交流電源に重畳させて前記電力線上を搬送さ
   せ、発信機と受信機との間で前記トーンバースト信号の
   送受信を行う電力線搬送制御システムにおいて、前記ト
   ーンバースト信号の送受信状態を表示する表示装置を備
   えたことを特徴とする電力線搬送制御システム。