JPH02300065A - 線条巻き取り装置 - Google Patents

線条巻き取り装置

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JPH02300065A
JPH02300065A JP12117989A JP12117989A JPH02300065A JP H02300065 A JPH02300065 A JP H02300065A JP 12117989 A JP12117989 A JP 12117989A JP 12117989 A JP12117989 A JP 12117989A JP H02300065 A JPH02300065 A JP H02300065A
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pot
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穂積 要次
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文夫 中野
Toyoharu Koizumi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は線条巻き取り装置、特にハンダめっきワイヤ等
の線条をパックに巻き取る装置に関する。
〔従来の技術〕
線条巻き取り装置、特にハンダめっきワイヤ等の線条を
パックに巻き取るための装置は、巻き取り釜とこれに接
して回転する押さえローラを取りつけたフライヤを用い
、押さえローラの回転に伴い繰り出されるワイヤが、自
重で落下してパックの上に取りつけられたテーパキャッ
プに沿って巻き込まれる形式のものが広く用いられ、6
0m/min未満の巻き取り速度では充分実用できるも
のであった。
第3図はこの線条巻き取り装置を示し、固定ガイドプー
リ17を介して供給されるワイヤ16が、補助プーリ1
9を経てガイドプーリ18によって巻き取り釜3に巻き
つけられ、巻き取り釜3に接して回転する押さえローラ
4から繰り出され、パック8と同軸上に位置するテーパ
キャップ5に沿って落下して、パック8に巻き取られる
。パック8に所定の量のワイヤ16が巻き取られて満巻
きになると、満巻きパック14となって所定の位置へ移
送される。
第4図は巻き取り釜3の部分を拡大したものであり、駆
動モータ1の回転がギヤ21.22を介して中空シャフ
ト23に伝達されて、フライヤ20を回転させる。フラ
イヤ20には押さえローラ4およびガイドプーリ18が
取りつけられていて、フライヤ20と一緒に回転する。
巻き取り釜3は固定系25に固定されており、巻き取り
釜3の外周に押さえローラ4が接触して回転する。ワイ
ヤ16はガイドプーリ17から中空シャフト23の中空
部を通り、補助プーリ19を経て、回転するガイドプー
リ18によって巻き取り釜3に巻きつけられる。巻きつ
けられたワイヤ16は、巻き取り釜に接触して回転する
押さえローラ4から繰り出され、テーパキャップ5(第
3図)の外周に沿って落下する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来の巻き取り装置によると、巻き取り速度を
60m/min以上にした場合、第5図に示すように巻
き取り釜3から繰り出されるワイヤ16が遠心力で回転
軸の外側へ向かって膨らみ出し、巻き取りパック8の外
へ飛び出すため、巻き取りが困難であった。
他の線条巻き取り装置として、特開昭56−14507
3号公報に示されるものがある。この線条巻き取り装置
は、巻き取り釜に相当する巻きつけブロックを回転させ
てその外周にワイヤを巻きつけてから、パックに落下さ
せるようにしているため、高速化による遠心力でワイヤ
が外方へ膨らむ問題は解決されるが、ワイヤを直接パッ
クへ落下させているので、こすり傷を受は易いハンダメ
ッキ線を高速で巻き取ることが困難である。
従って、本発明の目的は、高速巻き取り、例えば60m
/min以上の巻き取り速度でも、ワイヤが遠心力で巻
き取りパックから飛び出ることなく正常に巻き取ること
ができる、線条巻き取り装置を提供することである。
本発明の他の目的は、ハンダメッキ線等の傷を受は易い
ワイヤであってもワイヤにこすり傷等を付けないで高速
に巻き取ることができる、線条巻き取り装置を提供する
ことである。
本発明の更に他の目的は、60m/min以上の巻き取
り速度でも、パックの切り替え中にワイヤの供給を中断
することなく巻き取りを続けることができる、線条巻き
取り装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために本発明では、線条巻き取り装
置を、ワイヤを巻き取るための巻き取りパックの直上に
設けられた巻き取り釜と、巻き取り釜にワイヤを巻きつ
けるためのガイドプーリと、巻き取り釜に巻かれたワイ
ヤを押さえつつ巻き取り釜からワイヤを繰り出す押さえ
ローラと、ガイドプーリと押さえローラとを巻き取り釜
の周りに一定の位置関係を保って回転させるフライヤと
、巻き取り釜から繰り出され自重で落下するワイヤを案
内するための案内部材と、巻き取りパ・ンクの上に巻き
取りパックと同軸にしかし分離して設けられたテーパキ
ャップと、巻き取り釜から繰り出されるワイヤを巻き取
るために巻き取りパ・ンクを回転させるパック回転手段
とから構成した。
即ち本発明の線条巻き取り装置は以下の手段または部材
を有している。
(1)巻き取り釜 円柱または円筒状の固定された部材で、外周の一部に巻
きつけられたワイヤを再び放出することにより、ワイヤ
のループを形成させる役目をする。
巻き取り釜の下には、後述するテーパキャ・ンプが設け
られる。
(2)  ガイドプーリ 巻き取り釜の外側に巻き取り釜に接してまたは接近して
、巻き取り釜の軸に対し傾斜して設けられるプーリで、
後述するフライヤにより巻き取り釜の周りを回転(公転
および自転)し、ワイヤを巻き取り釜に巻きつける案内
手段として作用する。
ガイドプーリは通常巻き取り釜より小さい径をもち、後
述する押さえローラに対しほぼ対称の位置に、設けられ
る。
巻き取り釜の周りでガイドプーリと押さえローラの位置
関係は、対称の位置とは限らず、例えば2/3周、ある
いは3/4周、隔てて設けられてもよい。
(3)  押さえローラ 後述するフライヤにより、巻き取り釜の周りを巻き取り
釜に接して回転しく公転と自転)、巻き取り釜に巻きつ
けられたワイヤを繰り出して、後述するテーパキャップ
を介して下方に位置する巻き取りパックに供給する。フ
ライヤに取りつけられたガイドブーりと押さえローラは
、巻き取り釜の周りに常に一定の位置関係を保って、例
えば対称の位置で回転する。ガイドプーリによって導か
れたワイヤは巻き取り釜に巻きつけられ、押さえローラ
の回転に伴って、押さえローラと巻き取り釜の間から繰
り出される。
(4)フライヤ 従来の装置と同様、ガイドプーリによって導かれ巻き取
り釜に巻きつけられたワイヤは、押さえローラと巻き取
り釜の間から繰り出される。そのために、ガイドプーリ
と押さえローラを巻き取り釜の周りに常に一定の位置関
係を保って回転させる手段が必要である。この手段とし
て通常のようにフライヤを用いる。
本発明では従来の装置と異なり、フライヤは巻き取り釜
の上に設けられる。フライヤにはガイドプーリと押さえ
ローラが取りつけられ、巻き取り釜の軸の周りに回転す
る。フライヤにはさらに必要に応じて、ガイドブーりに
ワイヤを導くための手段、例えば補助ローラが取りつけ
られてもよい。
第4図に示した従来の装置では、巻き取り釜の下にフラ
イヤ20と補助プーリ19が設けられているので、テー
パキャップを巻き取り釜の下に吊り下げることができな
いが、本発明のような構造にすると、巻き取り釜の下に
テーパキャップを吊り下げることができる。後述するよ
うに、テーパキャップを巻き取りパックと分離した本発
明の装置では、テーパキャップは巻き取り釜に固定する
はかないので、上記構造は好都合である。
(5)巻き取りパック 巻き取り釜および後述する案内部材の下に位置し、回転
手段により回転されて、巻き取り釜から供給されたワイ
ヤを巻き取る。巻き取り速度が大きいときは、巻き取り
釜と巻き取りパックの間隔を大きくする方がよい。
(6)案内部材 巻き取り釜の下方に設けられ、巻き取り釜から繰り出さ
れて自重で落下するワイヤを、高速の巻き取りの際に遠
心力で巻き取りパックの外に飛び出すことなく、巻き取
りパックの中に確実に巻き込まれるように、案内する。
ワイヤを内周で案内するガイドリング、またはガイドリ
ングとさらにその下に後述のテーパキャップを囲むよう
に設けた円筒状ガイドとから構成する。巻き取り速度が
比較的大きいときは両者を併用するのが好ましい。
円筒状ガイドは巻き取りパックと共に回転させてもよい
が、固定しておく方がよい。円筒の内径は巻き取りパッ
クと同じか、または若干小さい径とするが、上部は巻き
取りパックの内径より広がったラッパ状の形状とする方
が好ましい。
ガイドリングおよび円筒状ガイドの上端にはワイヤが直
接接触するので、比較的柔らかい材質とする必要があり
、例えば軟質のナイロンが好ましい。ガイドリングには
ナイロンチューブを用いるのが好ましい。
(7)  テーパキャップ 巻き取りパックの上に巻き取りパックと同軸に設けられ
た円錐または円錐台状の部分をもつ部材で、案内部材に
より案内されたワイヤを、巻き取りパック中に確実に送
り込まれるように内側から案内する。テーパキャップは
全体が円錐または円錐台状でなくてもよく、円錐または
円錐台状の部分の下に円柱状の部分を有してもよい。円
錐または円錐台状の部分(あるいはその下の円柱状の部
分)の直径は巻き取りパックの芯の直径と同じかそれよ
り若干大きい方が好ましい。テーパキャップの上部は前
記ガイドリングの内側を貫通してもよい。
従来の装置ではテーパキャップを巻き取り パックと共
に回転させたが、本発明では装置の運転を停止せずにパ
ック交換をするため、テーパキャップはパックと分離し
て固定される。固定するには前記の巻き取り釜に適当な
支持部材で吊り下げる。巻き取り速度が大きいときは、
テーパキャップは比較的長くした方がよい。
(8)パック回転手段 巻き取り釜から繰り出され案内部材により案内されたワ
イヤが、巻き取りパックの中に巻き取られるように、巻
き取りパックを回転させる手段である。回転速度は、巻
き取り速度に応じた速度に設定する。巻き取りパックは
回転と同時に、通常行われているように、上下に振動さ
せることが望ましい。
本発明の巻き取り装置は、連続巻き取りを実現するため
に、さらに次のような手段を具えてもよい。
(9)  シャッタ 前記テーパキャップと巻き取りパックとの間に設けて、
巻き取りパックが一杯になったときにはこのシャッタを
閉じることにより、パックへのワイヤの巻き取りは一時
中止され、シャッタの上にワイヤが一時保留される。シ
ャッタの形状は例えば2本またはそれ以上の棒体、ある
いは格子である。
00)パック移動手段 シャッタでワイヤの巻き取りが一時中断されている間に
、巻き取りを完了した(満巻き)巻き取りパックを移動
し、新たな空パックを巻き取り位置に設定する。移動は
直線上でも円周上でもよいが、円周上の、例えばターレ
ットによる移動が、便利であり、広く利用される。
(印 カッタ シャッタでパックへのワイヤの巻き取りを一時中断し、
巻き取りを完了した(満巻き)巻き取りパックをパック
移動手段により移動した後、巻き取り済みパックにまだ
繋がっているワイヤ(渡りワイヤと呼ばれる)をシャッ
タとパックの間で切断する。切断後シャッタが開放され
ると、新たなパックへの巻き取りが開始される。
02)渡りワイヤ案内部材 シャッタでパックへのワイヤの巻き取りを一時中断し、
巻き取り済みパックを移動した後、巻き取り済みパック
に繋がっているワイヤ(渡りワイヤ)をカッタで切断す
る際に、渡りワイヤをカッタの位置まで移動させる手段
で、例えば先端に分岐を有する前進・後退が可能なアー
ムから成る。
〔作用〕
上記のように構成された線条巻き取り装置において、ワ
イヤは、巻き取り釜の周りをフライヤにより回転するガ
イドプーリによって導かれて、巻き取り釜に巻きつけら
れ、巻き取り釜と巻き取り釜の周りをフライヤにより回
転する押さえローラとの間から繰り出される。繰り出さ
れたワイヤは、外側からは案内部材、例えばガイドリン
グと円筒状ガイド部材により、内側からはテーバキャッ
プにより案内されつつ、自重により落下し、巻き取りパ
ックに収容される。巻き取りパックは所定の速度で回転
しているので、その中にワイヤは円または花弁状に巻き
取られる。従来の巻き取り装置ではテーバキャップは巻
き取りパックに固定されていたが、本発明の装置ではテ
ーパキャ・ノブはパックと独立しており、回転しない(
回転しても構わないが、少なくとも回転させる必要はな
い)。
連続巻き取りに特に好適な装置では、巻き取りパックが
一杯になると巻き取りパック上にシャッタが突き出し、
パックへの巻き取りが中断され、シャッタの上にワイヤ
が一時保留される。この間に巻き取り済みのパックは、
パック移動手段、例えばターレットにより移動され、新
たな空きパックが巻き取り位置に供給される。巻き取り
済みバンクに繋がったいわゆる渡りワイヤは、渡りワイ
ヤ案内部材により切断位置に導かれて、カッタにより切
断される。この後シャッタを開放すれば、新たな巻き取
りパックに再び巻き取りが続行される。パックの切り替
え中にワイヤはシャッタにより保留されるので、装置へ
のワイヤの供給を中断することなく、連続した巻き取り
を続けることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の線条巻き取り装置を実施例により詳細に
説明する。
第1図および第2図に本発明の線条巻き取り装置の一実
施例を示す。装置の下部に、巻き取りパック8および1
4を載置したターレット13が設けられている。図示さ
れていない回転手段により、ターレット13は反時計方
向に回転することができ、また巻き取りパックは反時計
方向に自転することができる。また巻き取りパック8に
は、図示しない振動手段により上下に振動が与えられる
巻き取りパック8の上に接近して、上部に径の大きいラ
ッパ状部を有するほぼ同じ径の円筒状ガイド7が設けら
れている。装置の上部には巻き取り釜3と、それを挟ん
で互いに対称の位置に、フライヤ20(第1図では図示
されていない)に取りつけられて回転するガイドプーリ
18及び押さえローラ4が設けられている。フライヤ2
0は、ギヤボックス2の内部に設けられた遊星歯車機構
(図示しない)により、モータ1の回転を受けて回転す
る。フライヤ20には補助プーリ17bも取りつけられ
ている。巻き取り釜3およびフライヤのさらに上には、
固定ガイドプーリ17aが設けられ、ワイヤ16をガイ
ドプーリ18へ導く。
上部が円錐状、下部が円柱状になったテーパキャップ5
が、巻き取り釜3の中心から吊り下げられている。巻き
取り釜3と円筒状ガイド7の間には、ガイドリング6が
設けられている。巻き取り釜3、円筒状ガイド7、テー
パキャップ5、巻き取りパック8は、中心線が一致する
ように設けられている。
テーパキャップ5と巻き取りパック8との間には、ワイ
ヤの巻き取りを一時中止する際にワイヤを一時保留する
ためのシャック10が設けられ、シャッタ作動シリンダ
9に連結されている。
巻き取り済みパック14に繋がった渡りワイヤの通る経
路の付近には、渡りワイヤ24を切断するためのカッタ
12、渡りワイヤ24をカッタ12による切断位置に導
くための、作動シリンダ15によって駆動される渡りワ
イヤ案内アーム11が設けられている。カッタ12は、
図示されていないカッタ駆動手段により必要に応じて作
動する。
以下に実施例の装置の動作を説明する。
ワイヤ16は固定ガイドプーリ17aおよび補助プーリ
17bを経てガイドプーリ18に導かれ、巻き取り釜3
に巻きつけられる。フライヤ20の回転に伴い、ワイヤ
16は押さえローラ4から排出される。排出されたワイ
ヤ16は、外側からはガイドリング6および円筒状ガイ
ド7により、内側からはテーバキャップ5により案内さ
れつつ、自重により落下し、巻き取りパック8に巻き取
られる。巻き取りパック8は適当な速度で反時計方向に
回転しているので、その中にワイヤは円または花弁状に
巻き取られる。
巻き取りパック8が一杯になると、巻き取りパック8の
上にシャッタ10が、シャッタ作動シリンダ9を作動さ
せることにより突き出され、パンク8への巻き取りが中
断され、シャッタ10の上にワイヤが一時保留される。
この間に巻き取り済みのパックはターレット13により
巻き取り済みパックの位置(14として示されている)
へ移動され、新たな空きパック8が巻き取り位置に供給
される。移動の間巻き取りパックの回転(自転)と振動
は停止される。巻き取り済みパック14に繋がった渡り
ワイヤ24は、渡りワイヤ案内アーム11の前進により
切断位置に導かれ、カッタ12により切断される。この
後シャッタ作動シリンダ9の作動を解いて、シャッタ1
0を開放すれば、新たなパック8に再び巻き取りが続行
される。
パックの切り替え中ワイヤはシャッタ10により保留さ
れるので、ワイヤ16の供給を中断することなく高速の
巻き取りを続けることができる。巻き取りが開始された
新たな巻き取りパック8には再び回転(自転)と上下振
動が与えられる。
実施例ではフライヤ20および巻き取りパック8の回転
方向を反時計方向としたが、勿論時計方向の回転として
もよい。
ターレットのようなパック移動手段は、手動でもよいが
、パックの充満を検出するか、あるいは予定のワイヤ長
さごとに、パックを自動的に切り替えるようにしてもよ
い。特に巻き取り速度を大きくしたときには、自動切り
替えが好ましい。
占積率を上げるため巻き取りパックには、通常行われる
ように、巻き取り中上下に振動を与えることが望ましい
以上の実施例から明らかなように、本発明の装置では、
ワイヤを遠心力によってパックより外側へ膨らまないよ
うに案内部材によって案内し、かつ案内部材の表面を軟
質のものとしたので、ハンダメッキ線であってもこすり
傷が発生しない。またテーパキャップを吊り下げ静止型
にしてパックと独立させたので、装置の動作の停止をし
ないでパックの交換を行うことができる。
〔発明の効果] 本発明の線条巻き取り装置によると、巻き取り速度を6
0m/min以上にしても、ワイヤが巻き取りパックか
ら飛び出ることなく正常に巻き取ることができる。発明
者の試験によると、ハンダメッキワイヤで巻き取り速度
150m/minまで支障なく巻き取ることができた。
本発明の装置は、柔軟な表面を有するハンダメッキワイ
ヤのパック巻き取りに有用であるが、それ以外の線条類
、例えばエナメル線等の巻き取りにも有用である。
また本発明のシャッタ、パック移動手段、カッタおよび
渡りワイヤ案内部材を具えたパンク巻き取り装置による
と、ワイヤの供給を中断することな(連続して巻き取り
を続けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の線条巻き取り装置の一実施例の斜視図
である。第2図は本発明の線条巻き取り装置の一実施例
の一部断面図である。第3図は従来の線条巻き取り装置
の一部断面図、第4図は従来の線条巻き取り装置におけ
る巻き取り釜とその周辺の一部断面図である。第5図は
第3図の装置において線条送り速度を大きくした場合の
線条の状態を示す説明図である。 符号の説明 1−・−・−・−駆動モータ 2−・・−・−・−ギヤボックス 3・・・・−−−一−−・巻き取り釜 4−−−−−−・−・−押さえローラ 5−−−−−−一・・・・テーバキャップ6・−・・−
・−ガイドリング 7・・−・−・−・円筒状ガイド部材 8−・・−・・−・−・−巻き取りパック9−・・−・
−シャッタ作tllシリンダ10・−・−シ、ヤッタ 11−・−・・・−渡りワイヤ案内アーム12・−・・
・−カッタ 13−・−・−ターレット 14−・・−・−巻き取り済みパック 15−−−−−−一渡すワイヤ案内アーム作動シリンダ
16−・・・・−ワイヤ 17.17a・・・−固定ガイドプーリ17 b−・−
・補助プーリ 18−・−一一一ガイドプーリ 19・・−−−−一補助プーリ 20−・・−フライヤ 21・・・・−駆動モータ側ギヤ 22・・・・・・−フライヤ側ギヤ 23・・−・・−・中空シャフト 24・−−−−−一渡りワイヤ 25−・・・−固定系

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ワイヤを巻き取る巻き取りパックの直上に設けら
    れた巻き取り釜と、 前記巻き取り釜にワイヤを巻きつけるためのガイドプー
    リと、 前記巻き取り釜に巻かれたワイヤを押さえつつ前記巻き
    取り釜からワイヤを繰り出す押さえローラと、 前記ガイドプーリと前記押さえローラとを巻き取り釜の
    周りに一定の位置関係を保って回転させるフライヤと、 前記巻き取り釜と巻き取りパックの間に位置し、前記巻
    き取り釜から繰り出されたワイヤを案内する案内部材と
    、 前記案内部材の内側に、前記巻き取りパックの上に同軸
    にしかし分離して設けられたテーパキャップと、 前記巻き取り釜から繰り出されるワイヤの繰り出し速度
    に応じた速度で巻き取りパックを回転させて、ワイヤを
    巻き取らせるパック回転手段とから成る線条巻き取り装
    置。
  2. (2)前記案内部材が、前記巻き取り釜から繰り出され
    るワイヤを内接させて前記ワイヤの遠心力による膨らみ
    を抑えるガイドリングと、前記テーパキャップを囲んで
    その間にワイヤを案内する空間を形成する固定された円
    筒状ガイドとから成る請求項第1項の線条巻き取り装置
  3. (3)前記テーパキャップが、前記巻き取り釜の直下に
    静止状態で吊り下げられている構成の請求項第1項の線
    条巻き取り装置。
  4. (4)前記テーパキャップと巻き取りパックとの間に設
    けられ、前記巻き取りパックによる巻き取りを中止して
    いる間ワイヤの落下位置に突出してワイヤを保留するシ
    ャッタと、 巻き取りを完了した巻き取りパックを移動し、新たな空
    パックを巻き取り位置に設定するパック移動手段と、 前記パック移動手段により移動された巻き取り済みパッ
    クに繋がっているワイヤを前記シャッタと前記巻き取り
    済みパックの間で切断するカッタを具えた請求項第1項
    の線条巻き取り装置。
JP12117989A 1989-05-15 1989-05-15 線条巻き取り装置 Expired - Lifetime JPH0671988B2 (ja)

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JPH02300065A true JPH02300065A (ja) 1990-12-12
JPH0671988B2 JPH0671988B2 (ja) 1994-09-14

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