JPH02299838A - 硬質塩ビシート - Google Patents

硬質塩ビシート

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JPH02299838A
JPH02299838A JP11878189A JP11878189A JPH02299838A JP H02299838 A JPH02299838 A JP H02299838A JP 11878189 A JP11878189 A JP 11878189A JP 11878189 A JP11878189 A JP 11878189A JP H02299838 A JPH02299838 A JP H02299838A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、硬質塩ビシートに関するものである。
【従来の技術1 従来硬質塩ビシートには、耐久性、防汚性を向上せしめ
る目的で、アクリル樹脂など比較的耐候性の優れた被覆
材で保護コートしたものが多(利用されている。
[発明の解決しようとする課題J 従来、防汚性の優れた硬質塩ビジ−ドアクリル樹脂をコ
ーティングしたりアクリルフィルムを積層するものがあ
った。しかしこれらは保護コートとシートとの密着性が
悪く、充分使用に耐え得るものではなかった。
本発明は、上記従来技術の問題点を解消する、即ち、耐
候性に優れかつ防汚性が長期に保たれ、保護コートの密
着性の優れた硬質塩ビシートを提供することを目的とす
るものである。
【課題を解決するための手段] 本発明は、前述の課題を解決するためになされたもので
あり、熱可塑性樹脂シート上に、架橋部位を有する含フ
ッ素共重合体(a)および(a)と相溶するアクリル系
重合体(b)を主成分とする塗料の被膜を形成してなる
硬質塩ビシートを提供するものである。
本発明の硬質塩ビシートの基材としての熱可塑性樹脂と
しては、塩化ビニル樹 脂、ポリエチレン樹脂、ポリエステル樹脂などが例示さ
れる。中でも、塩化ビニル樹脂、特に軟質塩化ビニル樹
脂が最も一般に用いられている。かかる塩化ビニル樹脂
としては、塩化ビニルの単独重合体のほかに、塩化ビニ
ルと酢酸ビニル、エチレン、プロピレン、アクリル酸エ
ステル、メタクリル酸エステルなどの単量体の少なくと
も一種の40重量%以下、好ましくは30重量%以下の
量との共重合体、及びこれら単独重合体または共重合体
に対して相溶性のある重合体1例えば、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体など
がブレンドされていてもよい、また、塩化ビニル樹脂に
は適当量の可塑剤が配合され、軟質塩化ビニル樹脂とし
て使用されることが多い、可塑剤の配合量としては、塩
化ビニル樹脂100重量部当なり、30〜70重量部程
の範囲が好ましく採用される。また、可塑剤としては、
フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル、アジピン酸ジ
イソデシル、リン酸トリクレジル、エポキシ化大豆油、
エポキシ化アマニ油などが例示される。また、塩化ビニ
ル樹脂には、滑剤、酸化防止剤。
帯電防止剤、熱安定剤1着色剤、難燃剤などの通常の添
加物が添加されていてもよい。
さらに、塩化ビニ°ル樹脂には防曇を目的として界面活
性剤が添加されていてもよい、かかる界面活性剤として
はノニオン系界面活性剤が好ましく採用される。
また、形状は波状、板状などまたリボン状のものでもよ
い。
本発明において、上記熱可塑性樹脂シート上に被膜を形
成する塗料としては、架橋部位を有する含フッ素共重合
体(a)及び(a)と相溶するアクリル系重合体(b)
を主成分とするものが採用される。
ここで、架橋部位を有する含フッ素共重合体(a)とし
ては、フルオロオレフィン単位に基づ(フッ素含有量が
10重量%以上である溶剤可溶性含フッ素共重合体が好
ましく採用される。
上記の(a)の含フッ素共重合体はフルオロオレフィン
単位に基づくフッ素含有量が10重量%以上、好ましく
は10〜70重量%、さらに好ましくは15〜50重量
%であって、未硬化の状態でテトラヒドロフラン中で測
定される固有粘度が0、O1〜4.0dl/ gのもの
が用いられる。而して、フッ素含有量が10重量%より
少ないと目的とする耐候性の向上効果は低下する。また
、固有粘度は上記の範囲において塗料としての塗装性が
良好となり、しかも形成される被膜の物性も優れたもの
となる。かかる含フッ素系重合体としては、フルオロオ
レフィンおよびフルオロオレフィンと共重合可能な共単
量体として、エチレン性不飽和化合物との共重合体が好
ましく採用される。
かかるフルオロオレフィンとしてはテトラフルオロエチ
レン、クロロトリフルオロエチレン、トリフルオロエチ
レン、フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロピレン、
ペンタフルオロプロピレンなどが例示される。これらの
うち、特にテトラフルオロエチレン、クロロトリフルオ
ロエチレン、フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロピ
レンが好ましく採用される。ま′た、フルオロオレフィ
ンと共重合可能な単量9体′としてのエチレン性不飽和
化合物としては、オレフィン類、ビニルエーテル類、ビ
ニルエステル類、アリルエーテル類、アリルエステル類
、アクリロイル基含有の化合物、メタアクリロイル基含
有の化合物などが例示される。
これらのうち、特にフルオロオレフィン類との共重合性
に優れるオレフィン類、ビニルエーテル類、ビニルエス
テル類、アリルエーテル類の炭素数1〜lθ程度の直鎖
状、分岐状あるいは脂環状のアルキル基を有するものが
好ましい。
含フッ素共重合体(a)において、フルオロオレフィン
に基づ(単位は30〜70モル%含有するのが好ましく
、30モル%以下であると耐候性の向上効果は充分でな
く、70モル%を越えると溶剤に対する溶解性が低下す
る傾向があり、塗料としての塗布作業に支障を生ずるこ
とがある。また、共重合体において、フルオロオレフィ
ンおよびエチレン性不飽和化合物は、それぞれ単独であ
ってもよいし、二種以上が併用されたものであってもよ
い。
本発明の塗料の主要構成成分における(a)の含フッ素
共重合体において架橋部位を有するものは、他の成分、
硬化剤、あるいは共重合体間で反応して三次元網状構造
を形成し、被膜の耐溶剤性、耐−5耐アルカリ性が向上
するという好ましい結果を与えるので架橋部位を有する
ものが好適に採用される。
而して、架橋部位としては、水酸基、カルボン酸基、酸
アミド基、アミノ基、メルカプト基などの活性水素含有
基や、エポキシ基、炭素−炭素不飽和基、臭素、ヨウ素
などの活性ハロゲン基などが挙げられる。これらのうち
、活性水素含有基は通常硬化剤として使用されるイソシ
アネート系硬化剤、アミノブラスト系硬化剤などとの反
応性に優れるという点において好ましく、特に水酸基が
好適である。
かかる架橋部位の共重合体への導入方法は、例えばヒド
ロキシアルキルビニルエーテル、ヒドロキシアルキルア
リールエーテル、ヒドロキシアリールビニルエーテル、
ヒドロキシアルキルアリルエーテル、ヒドロキシアリー
ルビニルエーテル、グリシジルビニルエーテル、アクリ
ル酸、メタクリル酸、アリールビニールエーテル、ジア
ミノエチルビニルエーテルなどの架+a反応部位を有す
る単量体を共重合せしめる。あるいは含フッ素共重合体
に酸無水物、インシアナート、アルキル(メタ)アクリ
レートなどを反応させて付加せしめる方法などが採用さ
れる。また、共重合体の一部を分解せしめる方法として
、加水分解可能なエステル基を有する単量体を共重合せ
しめた後、共重合体を加水分解することにより共重合体
中にカルボン酸または水酸基を生成せしめる方法も採用
される。さらに、水酸基含有共重合体にコハク酸なとの
二価カルボン酸無水物を反応させてカルボン酸基を導入
する方法も採用される。
本発明の塗料の主要構成成分である前記含フッ素共重合
体(a)と相溶するアクリル系重合体(b)は、アクリ
ル酸またはメタクリル酸の炭素数1〜12のアルコール
エステルであって、分子ff1500〜80.000の
アクリル系重合体である。かかるアクリル系重合体とし
ては、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エ
チルアクリレート、エチルメタクリレート、プロピルア
クリレート、プロピルメタクリレート、n−ブチルメタ
クリレート、1so−ブチルメタクリレート、 ter
t−ブチルメタクリレート、n−ブチルアクリレートお
よびtert−ブチルアクリレートアクリロニトリル、
メタアクリロニトリ゛ルなどが例示される。また、好ま
しくは、これら単量体の2種以上よりなる共重合体、あ
るいは上記例示以外のアクリル酸のアルコールエステル
、スチレン、マレイン酸、ビニルエステル類(酢酸ビニ
ルなど)、ビニルシランなどとの共重合体が使用される
。さらに好ましくは、アクリル系重合体において、架橋
部位を有する重合体は含フッ素共重合体の架橋部位との
反応によって架橋され、塗料の被膜は三次元網状構造と
なり、優れた特性を示す。
ここで、(b)のアクリル系重合体において架橋部位と
しては、水酸基、グリシジル基、アミド基、シラノール
基などであるのが好適であり1例えば水酸基の導入は、
2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレ
ート%2−ヒドロキシメタクリレート、3−ヒドロキシ
プロピルアクリレート、3−ヒドロキシプロピルメタク
リレート、2−ヒドロキシブチルアクリレート、2−ヒ
ドロキシブチルメタクリレート、3−ヒドロキシブチル
アクリレート53−ヒドロキシブチルメタクリレート、
4−ヒドロキシブチルアクリレート、4−ヒドロキシブ
チルメタクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロ
ピルアクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピ
ルメタクリレートなど、またグリシジル基の導入はグリ
シジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、(β
−メチル)グリシジルアクリレート、(β−メチル)グ
リシジルメタクリレートなど、さらにアミド基の導入は
アクリルアミド、メタクリルアミド、ジメチルアクリル
アミド、ジメチルメタクリルアミド、N −tart−
ブチルアクリルアミド、N −tert−ブチルメタク
リルアミド、N−オクチルアクリルアミド、N−オクチ
ルメタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、ジア
セトンメタクリルアミドなど、またシラノール基の導入
はビニルシランなどの単量体と前記のアクリル系重合体
あるいは共重合体を与える共単量体とを共重合させるこ
とによって行なわれる。
また、シラノール基は、水酸基含有アクリル系重合体に
イソシアネートシランまたはシラン系カップリング剤な
どを付加する方法でも導入することができる。
ここで、(b)のアクリル系重合体は、架橋部位を有す
る重合体と架橋部位を有さない重合体との混合物であっ
てもよく、架橋部位を有さない重合体とは、上記例示の
水酸基、グリシジル基、アミド基などを有する単量体と
の共重合体を含むものではない、而して架橋部位を有さ
ないアクリル系重合体の割合は、好ましくは架橋部位を
有するアクリル系重合体に対し50重量%までである。
さらに、塗料の主要構成成分である(a)および(b)
に対し硬化剤を配合することは勿論可能であり、(a)
の含フッ素共重合体および(b)のアクリル系重合体と
相溶し、それらを硬化せしめるものが用いられる。かか
る硬化剤としては、ポリイソシアナート系1例えばヘキ
サメチレンジイソシアナート、インホロンジイソシアナ
ートなどの無黄変ジイソシアナート類ならびにその付加
物、インシアネート基をフェノールなどのブロック化剤
でブロックしたブロックイソシアネートなどが好適なも
のとして採用し得る。また、メラミン系、金属アルコキ
シド系、尿素樹脂系、多塩基酸系、エポキシ系、シラノ
ール系など種々の硬化剤も使用可能である。ここで、含
フッ素共重合体(a)の架橋部位が水酸基である場合、
ポリイソシアナート系、金属アルコキシド系が好適であ
る。またメラミン系硬化剤としては特にメタノール、エ
タノール、プロパツール、ブタノールなどの低級アルコ
ールの1種または2種以上により部分的にエーテル化さ
れたメラミンは好適なものとして採用される。かかる硬
化剤は架橋部位を有する共重合体あるいは重合体の三次
網目構造の形成に極めて有用な作用を与える。
硬化剤とともに硬化を促進させる目的から。
触媒が併用されてもよく、かかる硬化助剤として例えば
イソシアネート系硬化剤にジブチルチンラウレートが、
またメラミン系硬化剤にパラトルエンスルホン酸系など
の触媒が含フッ素共重合体100重量部に対し0.00
1〜2重量部の割合で用いられる。
本発明の塗料における主要構成成分のそれぞれの割合は
、(a)の含フッ素共重合体30〜90重量%、(b)
のアクリル系重合体lO〜70重量%であるのが好適で
ある。含フッ素共重合体が少ないと、フッ素含有量が減
少し、目的とする耐候性の向上効果が達成されず、一方
アクリル系重合体が少ないと、基材への接着性が低下す
る。
而して、含フッ素共重合体およびアクリル系重合体それ
ぞれは上記の割合の範囲内において1種に限定されるこ
となく2種以上を併用してもよいことは勿論である1次
に硬化剤は含フッ素共重合体とアクリル系重合体の合計
量に対し0〜20重量%の割合で用いられる。
塗料には、主要構成成分の他に、含フッ素共重合体およ
びアクリル系重合体の合計量に対し0.5〜20%の紫
外線吸収剤が含まれることによって耐候性をさらに向上
させることが可能である。かかる紫外線吸収剤としては
、従来公知ないし周知の2−ヒドロキシベンゾフェノン
、2゜4−ヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
ド4−n−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
−4−(l−メチル−2−ヒドロキシ)エトキシベンゾ
フェノン、2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3
−メタクリロキシ)プロポキシベンゾフェノンなどのベ
ンゾフェノン系あるいは2−(2°−ヒドロキシ−5°
−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール。
2−(2°−ヒドロキシ−3゛、5“−ジ−t−ブチル
フェニル)ベンゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾー
ル系のものが単独または併用して用いられる。
さらに、かかる塗料にはフルオロアルキル基を有するア
クリル系重合体(c)を添加し、プラスチックシートの
撥水性などを向上せしめてもよい、かかるフルオロアル
キル基を有するアクリル系重合体(c)としては、前記
含フッ素共重合体(a)またはアクリル系重合体(b)
と同様の架橋部位を有するものを採用°すると、油水性
などが長期にわたって保持されるため好ましい。
また、かかるフルオロアルキル基を有するアクリル系重
合体(c)の添加量は、含フッ素共重合体(a)および
アクリル系重合体(b)の合計100重量部当たり0.
1〜30重量部程度の範囲で採用することが好ましい。
その他、特性の向上を目的として、塗料には、例えば消
泡剤、帯電防止剤、顔料、分散安定剤、粘度調節剤、レ
ベリング剤、ゲル化防止剤などの添加剤を配合すること
もできる。顔料の配合は被膜の陰蔽性という効果を有す
る。
また必要なすりキズ密着性など得る目的でブライマーを
使用することも勿論可能である。
本発明の塗料は前記の如き、含フッ素共重合体(a)お
よびアクリル系重合体(b)などの主要構成成分さらに
必要に応じ硬化剤、紫外線吸収剤、フルオロアルキル基
を有するアクリル系重合体(e)その他の添加剤を有機
溶媒に溶解せしめることによって得られるが、用いられ
る溶媒としては例えばトルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素類、プロパツール、ブタノールなどのアルコー
ル類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン
類、エチルセロソルブの如きグリコールエーテル類、さ
らに市販の各種ジンナール類なと、種々の一般有機溶媒
である。塗料成分の濃度としては1〜60重量%、好ま
しくは5〜sO重量%に調製されてなるのが被膜を形成
する作業性において好適である。
塗料の調製に際しては、例えばボールミル、ペイントシ
ェーカー、サンドミル、ジェットミル、三本ロール、ニ
ーダ−などの通常の塗料化に用いられる種々の機器を用
いることによって行なわれ、特に限定されない、この際
に、前記例示の如き添加剤を添加することができる。
本発明において、熱可塑性樹脂シートに塗料の被膜を形
成する方法は、成形体上に塗料をへヶ塗り、スプレー吹
付、フローコータなどにより塗布する、あるいは塗料中
にシートを浸漬することによって塗布′し、溶媒を揮散
させるに充分な乾燥を行ない、次に加熱あるいは室温で
放置せしめて被膜とする。この際の加熱処理は。
成形体の変形しない温度以下とし、例えば60℃にて1
0分間の処理で充分である。
形成される塗料被膜の厚さは2〜1100uにおいて充
分なる効果が認められる。被膜の厚さの調製は、塗料の
成分濃度と塗布条件によって決定されるが、多層被膜に
形成されても何ら問題ない、成形体の形状も何ら限定さ
れない。
【実施例J 実施例1−11.比較例1〜3 第1表に示す組成よりなる塗料No、1−13を調整し
た。硬質塩ビシートの表面に塗料No、1〜13をフロ
ーコーターにより形成される被膜の膜厚が15μmにな
るように調整して塗布し、室温にて乾燥後60℃にて1
0分間加熱することIこよって硬化被膜を形成した。
このようにして被膜を形成したシートについて、次の評
価試験を行なった結果を第2表に示した。
接触角:水及びn−へキサデンカンの接触角を測定した
密着性:被膜の密着性をASTM−3359の方法に従
い ■初期、■温水浸漬後(60℃×30日)、■サンシャ
インウェザーメーター1000時間処理後のそれぞれで
測定し残った マス目数で評価する。
耐候性:サンシャインウェザーメー°り1000時間処
理前後においてカラー測定機(ス ガ試験機社製= 5M−3)で測定し、その黄変劣化を
処理前後の差(ΔY、I)として求める。
第1表中、含フッ素共重合体の F−Aは%TFE / HOVE/n−RYE = 4
8.1/12.6/39.4(重量%)の割合で共重合
であり、テトラヒドロフラン中30℃で測定される固有
粘度([η1という)が0.15(di/g)である共
重合体、(以下、同じ) F−8は、CTFE/ HOVE/ C1(WE/ E
Vε= 56.415.7/12.4/25.5. [
η] +=0.21/dl/g 。
F−Cは、flFP / HBVE/ n−BYE =
 66、7/8.0/25.3゜[η] =0.08/
di/g 。
F−ロ は、 TFE  /C1,C00CR=C)1
./CHI−CI(c:Hヨ0CRsCH,0H=53
.7/23.1/23.2.  [η] = o、 1
8di/g。
F−Eは、CTFE/EVE /HBVE/ヘオバ9 
: 39.4/17.2/9.5/33.9.  [η
] =0.40dl/g。
F−Fは、TFE / EVE / HBVE/ C)
1*二CHOCHs(:FtCF−H=57.0/22
.4/10.8/9.8.  [η] = o、 10
d)/g。
(TFEはテトラフルオロエチレン、HBVEはω−ヒ
ドロキシブチルビニルエーテル、n−BVEはn−ブチ
ルビニルエーテル、 CTFEはクロロトリフルオロエ
チレン、CHVEはシクロヘキシルビニルエーテル、E
VEはエチルビニルエーテル、RFPはへキサフルオロ
プロピレン、ベオバ9はシェル化学社製、炭素数9の分
岐上のアルキル基を有するビニルエーテルである。) トlは、1so−ブチルメタクリレート/n−ブチルア
クリレート/2−ヒドロキシエチルメタクリレート=7
72/l  (モル比)の割合で共重合した共重合体(
以下同じ)。
ト2は、メチルアクリレート/n−ブチルアクリレート
/グリシジルアクリレート= 8/1/l 。
ト3は、n−ブチルメタクリレート/1so−ブチルメ
タクリレート/アクリロニトリル/2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート=1/7/l/1 。
M−4は、メチルメタクリレート/n−ブチルメタクリ
レート=575゜ を表わす。
フルオロアルキル基含有アクリル重合体はCHI=CH
COOCHIC1(l (cF、) l oF/1so
−ブチルメタクリレート/n−ブチルアクリレート/2
−ヒドロキエチルメタクリレート: 20/60/10
/10重量%の共重合体。
イソシアネート硬化剤は、コロネートEH(日本ポリウ
レタン社製)。
紫外線吸収剤は、バイオソーブ130(共同薬品g)で
ある。
第2表 比較例2は、塗料の被膜が形成されていない硬質塩ビシ
ートである。
実施例12 実施例1において、乾燥条件を120℃、1分間とする
他は同様にして行なったところ、はぼ実施例1と同様の
効果が得られた。
[発明の効果1 本発明の硬質塩ビシートは、特定の塗料の被膜が良好な
密着性を保持して、形成されているために、耐候性にき
わめて優れたも“のである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.熱可塑性樹脂シート上に、架橋部位を有する含フッ
    素共重合体(a)および(a)と相溶するアクリル系重
    合体(b)を主成分とする塗料の被膜を形成してなる硬
    質塩ビシート。
  2. 2.塗料がさらにフルオロアルキル基を有するアクリル
    系重合体(c)を有する請求項1の硬質塩ビシート。
  3. 3.アクリル系重合体(b)が架橋部位を有する請求項
    1の硬質塩ビシート。
  4. 4.塗料がさらに硬化剤を含む請求項1の農業用プラス
    チックシート。
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