JPH0229894Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0229894Y2
JPH0229894Y2 JP18047483U JP18047483U JPH0229894Y2 JP H0229894 Y2 JPH0229894 Y2 JP H0229894Y2 JP 18047483 U JP18047483 U JP 18047483U JP 18047483 U JP18047483 U JP 18047483U JP H0229894 Y2 JPH0229894 Y2 JP H0229894Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seaweed net
frame
vertical
seaweed
net
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18047483U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6087543U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18047483U priority Critical patent/JPS6087543U/ja
Publication of JPS6087543U publication Critical patent/JPS6087543U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0229894Y2 publication Critical patent/JPH0229894Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cultivation Of Seaweed (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は浮き流し式海苔養殖における海苔網干
出装置に関するものである。
従来、この種の海苔網干出装置として例えば特
公昭54−20436号公報に、複数個の円弧状FRPロ
ツドがT型パイプにて連結一体化されると共に相
対向され、相対向するFRPロツド間に海苔網が
展開され、該海苔網の一端に海苔網を引上げる滑
車が取着された海苔網干出装置が開示されてい
る。
しかしながら、かかる海苔網干出装置は隣接す
る円弧状FRPロツドがT型パイプにて連結一体
化されて剛性があり、波浪による上下動に沿つて
揺動しがたく、曲げ応力がかかり破損されやすい
という欠点がある。
又、海苔網の一端に滑車が取着されて干出時の
引上げが容易である反面、干出後の海苔網を海中
に沈める場合海苔網自身の自重により沈めるため
海苔網の浮力により沈降が円滑に行われない欠点
がある。
さらに、海苔網を複数列展開する場合、干出す
る海苔網の列の数だけ干出装置が必要であり、設
備費が高くつく欠点がある。
本考案者はかかる従来の欠点に鑑み鋭意工夫の
結果、上述の欠点を解消した海苔網干出装置を提
供するものである。
以下、図面を参照しながら本考案について説明
する。
図面において、1は支持枠体であつて、基枠2
と干枠3から形成されている。基枠2と干枠3は
それぞれ相対する縦桟21,21,31,31が
横桟22,32により連結されている。支持枠体
1はほぼ垂直となされた基枠2の縦桟21,21
の上端部に干枠3の縦桟31,31が斜め方向に
連結されている。例えば第1図の場合は縦桟2
1,31の上端部どうしが接続金具11により連
結一体化されているが、長尺の部材が曲折されて
縦桟21,31が一体的に作製されてもよい。縦
桟21,31の下端部どうしも水平方向の部材に
より連結一体化されてもよい。又、縦桟21,3
1のなす角度は30〜70度程度の範囲であれば後述
の海苔網8に連結された摺動体7の上下動が行え
好ましい。特に45〜60度の範囲内であれば、摺動
体7の上下動が円滑となり一層好ましい。
基枠2及び干枠3を形成する縦桟21,31及
び横桟22,32はそれぞれ鉄、アルミニウム、
ステンレススチール等の金属管、ポリ塩化ビニ
ル、FRP等の合成樹脂、ポリエチレン、ポリ塩
化ビニル等の金成樹脂が被覆された金属管等から
作製されている。又、縦桟21,21と横桟2
2、縦桟31,31と横桟32はそれぞれ予め一
体的に作製されていてもよいし、別途作製後継
手、溶接、ねじ止め、接着、嵌合等により連結さ
れて基枠2、干枠3を形成するようになされても
よい。縦桟21,21間及び縦桟31,31間の
間隔は後述の海苔網8の幅よりも広くなされてい
る。又、干枠3の縦桟31の上下には係止部3
3,33′が設けられ、後述の摺動体7の摺動範
囲を規制しうるようになされている。
4は筏組みロープであつて、複数個の支持枠体
1,1…を揺動自在に連結するものである。該筏
組みロープ4により連結される支持枠体1,1…
の個数は通常5〜10個程度であり、これらの支持
枠体1,1…がほぼ等間隔をおいて一列状に設け
られ、各支持枠体1の基枠2、干枠3の縦桟2
1,31がそれぞれ筏組みロープ4により連結さ
れ、支持枠体1,1…は筏組みロープ2部分で揺
動自在となされている。又、支持枠体1,1…は
第1図の如く複数列設けられ、列間の間隔は後述
の海苔網8の幅より広くなされている。なお、筏
組みロープ4の両端部はそれぞれ枠網41に連結
されている。
5は浮玉であつて、中空のガラス球、ポリエチ
レン球、発泡ポリスチレン等から作製されてい
る。該浮玉5は支持枠体1に浮力を補い支持枠体
1の少なくとも上半分が水面上に突出する如く浮
上されるものである。又、浮玉5の個数、取着位
置は浮力が減じない範囲で適宜設けられればよ
い。
6は連結桟であつて、支持枠体1と同様の材質
から作製されている。該連結桟6は相隣る列の相
隣る支持枠体1,1の基枠2,2の縦桟21,2
1上端部間にさし渡され、支持枠体1,1を連結
するものである。又、連結桟6の両端部にはエル
ボ状の継手61,61が設けられ、継手61,6
1を介して連結桟6が上述の縦桟21,21に着
脱自在に連結されるものである。すなわち連結桟
6は海苔網8の干出時に相隣る支持枠体1,1を
連結し海苔の摘採時には取りはずして摘採作業が
しやすいようになされている。
7は摺動体であつて、支持枠体1の干枠3の縦
桟31に沿つて上下の係止部33,33′間で摺
動自在となされている。摺動体7は例えば第1図
の場合は縦桟31の外径より大径の環状体となさ
れているが、縦桟31に沿つて上下動可能であれ
ばよくその形状を特に限定しない。なお、第1図
の場合は接続金具11を上方の係止部33′の代
用としているが、別途に専用の係止部33,3
3′が設けられてもよい。なお、上方の係止部3
3は摺動体7が縦桟31の上方に摺動される際、
摺動体7に取着された海苔網8が水面上に引上げ
られる程度の位置に形成され、下方の係止部3
3′は摺動体7が縦桟31の下方に摺動される際、
海苔網8が完全に水没する程度の位置に形成され
ればよい。例えば第1図の場合、浮玉5を支持体
1,1に取着するロープ51を該支持枠体1,1
間の筏組みロープ4よりもたるませれば筏組みロ
ープ4は水中に没し、該筏組みロープ4の支持枠
体1への結束部も水没し、該結束部を下方の係止
部33′として利用すると摺動体7が下方にくれ
ば水没することができるのである。なお、第3図
イの如く、後述の海苔網引上用滑車9が取着され
ている支持枠体1の場合は該滑車9を引上げる引
上げロープ91の取着部分を上方の係止部33の
代用としてもよい。
8は海苔網であつて、その長さが筏組みロープ
4により連結された複数個の支持枠体1,1…の
長さにほぼ等しく、その幅は支持枠体1の縦桟2
1,21又は31,31間の間隔よりも狭くなさ
れている。海苔網8は支持枠体1,1…の列及び
列間に沿つて支持枠体1,1…間に展開されてい
る。具体的には海苔網8の両側縁に各支持枠体
1,1…の干枠3,3…の縦桟31,31…に対
応してロープ81,81…が取着され、ロープ8
1,81…の先端が摺動体7,7…に取着されて
いる。又、支持枠体1,1…の列間に展開される
海苔網8の流側縁のロープ81,81が取着され
る摺動体7,7は第2図の如く、支持枠体1,1
…の列に沿つて展開される海苔網8の両側縁のロ
ープ81,81が取着される摺動体7,7と交互
に上下に位置するように干枠3の縦桟31に取着
されている。すなわち、海苔網8の干出時には第
2図の左側から右側へ順次海苔網8が干出され、
海苔網8の水没時には上述と逆に右側から左側へ
順次海苔網8が水没されるようになされており、
海苔網8の干出、水没作業が第2図の一方側から
他方側へと片道作業ですみ作業性の面で好まし
い。
9は海苔網引上用滑車であつて、支持枠体1の
干枠3の縦桟31上端部側の海苔網8の一端部に
取着されている。例えば第1図の場合、該滑車9
の軸孔に挿通されたロープが海苔網8の最端部の
ロープ81に結束され、一端が干枠3の縦桟31
のほぼ上端に取着された引上ロープ91が滑車9
の溝に沿わされて上方に折り返されている。海苔
網8の干出に際しては、引上げロープ91の端部
を引上げることにより滑車9が上方へ回動され、
その状態で引上げロープ91の端部を干枠3の縦
桟31に結びつければよい。
10は海苔網水没用錘であつて、干枠3の縦桟
31下端部側の海苔網8の他端部に取着されてい
る。該錘10は上述の滑車9を引上げている引上
げロープ91を弛めることにより海苔網8を水没
させるためのものである。又、錘10の重量、個
数、取着位置等は特に限定しない。
以上詳述した如く、本考案海苔網干出装置は支
持枠体の干枠の縦桟に沿つて摺動自在となされた
摺動体に海苔網引上用滑車が取着され、干枠の縦
桟下端部側の海苔網の他端部に海苔網水没用錘が
取着されているので、滑車を用いて海苔網を干枠
の縦桟に沿つて引上げた際に錘により海苔網がた
るんで水に触れることが避けられ、干出を効果的
に行うことができる。しかも、海苔網の水没時に
は錘により海苔網自身の浮力が減じられ、海苔網
の水没を確実に行うことができ、海苔の品質を向
上させることができる。
又、支持枠体が筏組みロープにより摺動自在に
連結されているので、波浪によつて上下動しやす
く、支持枠体に無理な力がかかるのを防ぐことが
でき、従来の如く曲げ応力がかかつて破損するよ
うなことがない。
さらに、相隣る例の相隣る支持枠体が連結桟に
より連結され、支持枠体の列及び列間に沿つて支
持枠体間に海苔網が展開されているので、海苔網
の1列当り、すなわち海苔網の1枚当りの設備費
が少なくてすむと共に、効率的に海苔網を展開干
出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案海苔網干出装置の一実施例を示
す一部切欠斜視図、第2図は本考案海苔網干出装
置における海苔網の取着状態を示す説明図、第3
図イは本考案海苔網干出装置における海苔網の干
出時の説明図、第3図ロは同水没時の説明図であ
る。 1……支持枠体、2……基枠、21……縦桟、
22……横桟、3……干枠、31……縦桟、32
……横桟、33,33′……係止部、4……筏組
みロープ、5……浮玉、6……連結桟、61……
継手、7……摺動体、8……海苔網、9……海苔
網引用滑車、10……海苔網水没用錘。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支持枠体1はそれぞれ相対する縦桟21,2
    1,31,31が横桟22,32により連結され
    てなる基枠2と干枠3から形成され、ほぼ垂直と
    なされた基枠2の縦桟21,21に干枠3の縦桟
    31,31が斜め方向に連結されており、上記支
    持枠体1が複数個適宜間隔をおいて一列状に筏組
    みロープ4により揺動自在に連結されると共に複
    数列設けられ、しかも浮玉5により浮上するよう
    になされ、相隣る列の相隣る支持枠体1,1の基
    枠2,2の縦桟21,21上端部間に連結桟6が
    さし渡され、支持枠体1,1…の列及び列間に沿
    つて支持枠体1,1…間に海苔網8が展開され、
    該海苔網8の両側縁がロープ81を介して干枠3
    の縦桟31に設けられた摺動体7に取着され、該
    摺動体7は上記縦桟31に沿つて摺動自在となさ
    れており、干枠3の縦桟31上端部側の海苔網8
    の一端部に海苔網引上用滑車9が取着され、上記
    縦桟31下端部側の海苔網8の他端部に海苔網水
    没用錘10が取着されてなる海苔網干出装置。
JP18047483U 1983-11-22 1983-11-22 海苔網干出装置 Granted JPS6087543U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18047483U JPS6087543U (ja) 1983-11-22 1983-11-22 海苔網干出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18047483U JPS6087543U (ja) 1983-11-22 1983-11-22 海苔網干出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6087543U JPS6087543U (ja) 1985-06-15
JPH0229894Y2 true JPH0229894Y2 (ja) 1990-08-10

Family

ID=30391310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18047483U Granted JPS6087543U (ja) 1983-11-22 1983-11-22 海苔網干出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6087543U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6087543U (ja) 1985-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1037794A (en) Supporting structure for fish nets or the like
US20130298841A1 (en) Structure for Aquatic Farming
JPH0229894Y2 (ja)
PT94944A (pt) Dispositivo hidrodinamico de abertura de uma rede de arrasto
JPH0232048Y2 (ja)
JP5041489B2 (ja) 活魚生け簀の曳航方法
JP2007000079A (ja) 海苔網設置構造
JPH023745Y2 (ja)
KR20140144780A (ko) 공기부양식 김양식장치
RU2314684C1 (ru) Искусственный биотоп
JPH0244489B2 (ja)
JPS6340129Y2 (ja)
JPH0416614A (ja) 海洋フェンス
JPH023744Y2 (ja)
JPH05168357A (ja) 浮流式海苔養殖資材の干出装置
JPS5939882Y2 (ja) 海苔養殖用ポ−ル
JPS583467Y2 (ja) 水中杭の引き抜き用治具
JPS5939883Y2 (ja) 海苔網水没養殖伸子
KR20240041543A (ko) 물김 채취 장치
JPS5942869Y2 (ja) 浮魚礁
JPH0139184Y2 (ja)
JPH0513172Y2 (ja)
JPH0324031Y2 (ja)
JPS6040132Y2 (ja) 浮流し養殖装置の干出用支柱
JPS6142526B2 (ja)