JPH02298902A - 偏光膜及びその製造方法 - Google Patents

偏光膜及びその製造方法

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JPH02298902A
JPH02298902A JP11944289A JP11944289A JPH02298902A JP H02298902 A JPH02298902 A JP H02298902A JP 11944289 A JP11944289 A JP 11944289A JP 11944289 A JP11944289 A JP 11944289A JP H02298902 A JPH02298902 A JP H02298902A
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JP
Japan
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film
polarizing
dichroic dye
bilayer
polarizing film
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JP11944289A
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Osamu Shimizu
治 清水
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は偏光膜及びその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来偏光膜を形成する方法としては、ポリビニルアルコ
ールを延伸し、これに沃素や二色性染料を吸着させる方
法が知られている。またガラスや有機膜等に偏光能を直
接形成させる方法としては、ガラスや有mryt等を予
め綿、布、皮、紙等でラビング処理し、その後二色性染
料をコーティングする方法(U、S、P、240087
7 ) 、又ガラス上にガラスやを機膜又は無機膜をコ
ーティングし、そのコーティング層表面に更に二色性染
料を、3重量%〜10重量邪の水を含存する有機溶剤に
溶解させた溶液をコーティングし、そのコーティング層
表面をラビング処理する方法(特開昭53−12695
0号)等が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら二色性染料をコーティングする方法ではい
ずれもラビング処理を必要とし、例えば上記特開昭53
−126950号に開示されている方法においてはコー
ティング層表面をガーゼで約10回一定方向にラビング
するものであり、処理工程としては簡便でなく、量産性
がなく、また偏光能にしてもムラが生じ易いという問題
がある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の偏光膜は、二色性染料及び二分子膜形成化合物
とからなることを特徴とする。
二色性染料と二分子膜形成化合物とは、イオンコンプレ
ックスを形成していてもよ(、また単なる混合物であっ
てもよい。
まず二分子膜形成化合物とイオンコンプレックスを形成
する二色性染料としては、アニオン性であるダイレクク
トダークグリーンBA、ダイレクトファーストスカーレ
ット4BS、スミライトレッド4B、ダイレクトスカイ
ブルー6B、スミノーシフ1−ストレンドGO(いずれ
も商品名、住人化学社製)、またカチオン性であるメチ
レンブルーFZV (商品名、住人化学社製)を使用す
るとよい。
二分子膜形成化合物は、一般には生体膜の基本構造とし
て知られている化合物であるが(例えば国竹豊喜外2名
共著「化学」増刊98「人工細胞へのアプローチ」P1
5〜P30 (1983年2月20日)化学同人社発行
参照)、本発明におし)てはカチオン性化合物として It          CH3 11−10,+2.1 またアニオン性化合物として、 CnH2n++0C−CH2 CIIH21X+IOC−CH−503−Nm”   
    11−12.111等を使用することができる
イオンコンプレックスの調製方法は、まず二分子膜形成
化合物を約70℃の温水中に約1重量%の濃度で分散さ
せた液と二色性染料の約5重量%水溶液とを用意し、二
色性染料水溶液を約7Qtに加熱攪拌しつつ、二分子膜
形成化合物分散液を一気に注ぎこみ、生じる沈澱を濾別
することにより形成され、この際二分子膜形成化合物と
二色性染料はイオン対を形成するように一方がアニオン
性ならば他方はカチオン性のものを用いることによりイ
オンコンプレックスとするものである。
また二色性染料と二分子膜形成化合物との混合物におい
ては、まず二色性染料としてはCH3 ατ、Disperse Yellow56等を使用す
ることができ、二分子膜形成化合物としては上記イオン
コンプレックス作製の際に使用される化合物と同様のも
のを使用するとよく、その混合比はモル比で二色性染料
:二分子膜形成化合物が1=1〜1:10、好ましくは
1:1〜1:3の割合で混合して使用するとよく、その
成膜法としては上記混合物を有機溶剤に溶解した溶液を
ベースフィルム上にコーティングすることにより偏光膜
を作製することができる。
上記偏光膜形成材料をコーティングするには、クロロホ
ルムやジクロロメタン等の有機溶剤に溶解させて、約0
.1重量%溶液としてベースフィルム上にコーティング
するとよく、ベースフィルムとしてはポリビニルアルコ
ール、セルローストリアセテート、ポリビニルブチラー
ル、ポリエステル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リ酢酸ビニル等のホモポリマー、またはそれらのコポリ
マーからなるプラスチックフィルムを使用することがで
きる。
コーティング方法としてはスピンコード、バーコード、
キャスト法、浸漬法等を採用することができる。
またベースフィルムを前もって一方向に配向処理してか
ら偏光膜形成材料をコーティングするか、或いは偏光膜
形成材料をコーティングし、そのコーティング層表面を
一方向に配向処理することにより偏光膜とすることがで
き、配向処理方法としては、綿、布、皮、紙等でう(ン
グ処理してもよいし、また金型等により型押し処理する
ことによってもよい。
また偏光膜を形成した状態ではベースフィルムから剥離
しやすいので偏光股上に保!!膜を形成するとよい。保
護膜としてはセルローストリアセテートフィルム、ポリ
エチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム等のプラス
チックフィルムを、接着剤としてイソシアネート系、ポ
リウレタン系、エポキシ系接着剤を使用して接着形成す
るとよい。
ベースフィルムとして透明なフィルムを使用する場合に
は、保護層としては紙等の不透明材料を使用し、ベース
フィルム側から見てもよい。
〔作用〕
二色性染料等からなる偏光膜は、通常配向処理すること
により偏光能を持たせることができるが、これは配向処
理により二色性染料が一方向に配列することにより偏光
作用を生ずる。したがって二色性染料を配列しやす(し
てやることにより、より簡便な配向処理により十分な偏
光能を持たすことかできる0本発明は自己会合能力の大
きい二分子膜形成化合物を二色性染料と共に使用するこ
とにより、その二分子膜形成化合物の配列性を利用して
二色性染料を容易に配列させることができることを見出
したものである。即ち、第2図に模式的に示すように、
二分子膜形成化合物はその構造中に有する大きな疎水性
基の相互作用のために配列しやすいものであり、二分子
膜形成化合物とイオン対をなすような二色性染料を選択
してイオンコンプレックスとしておくことにより、二分
子膜形成化合物の配列性を利用して二色性染料を容易に
配列させることができるものである。また二分子膜形成
化合物と二色性染料はイオンコンプレックスを形成する
もののみでなく、単に混合したものであっても大きい疎
水性基を有する二色性染料を使用すると、第3図に模式
的に示すように、二分子膜形成化合物の配列作用により
容易に配向させることができ、大きい偏光能を持たせる
ことができるものである。
以下、図面を参照しつつ本発明の詳細な説明するが、本
発明はこれに限定されるものではない、・第1図は本発
明の偏光膜を形成した偏光板の断面図、第2図は偏光膜
形成材料としてイオンコンプレックスを使用した場合の
コーティング層断面一部における二色性染料と二分子膜
形成材料の配列状態を示す模式図、第3図は偏光膜形成
材料として混合物を使用した場合のコーティング層断面
一部における二色性染料と二分子膜形成材料の配列状態
を示す模式図であり、図中1はコーティング層、2はベ
ースフィルム、3は接着層、4は保護膜、5は二色性染
料、6は二分子膜形成化合物を示す。
〔実施例1〕 二分子膜形成化合物として を約70℃の温水中に約1重量%の濃度で分散させる。
一方二色性染料であるソーラーオレンジ(商品名、住人
化学製)の約5重量%水溶液を約70℃に加熱、撹拌し
つつ、上記で調製した二分子膜形成化合物の分散液を、
二分子膜形成化合物と二色性染料の混合比が1:1 (
モル比)となるように−気に注ぎ、混合させる。混合後
液温を保持しつつ約1時間撹拌を続けると沈澱物を生じ
、その沈澱物を濾取し、水洗、乾燥させて固体状のイオ
ンコンプレックスを得た。
得られたイオンコンプレックスを、クロロホルムに溶解
して0.1重量%溶液とし、ベースフィルムとしてトリ
アセチルセルロースフィルム2上に、キャスト法により
、1μmの膜厚でコーティング1した。室温で乾燥後、
綿棒により3回ラビング処理をして配向処理した。この
偏光膜呈上に接着剤3としてエポキシ系接着材を使用し
てポリエチレンフィルム4を保護膜として積層し、接着
させ、偏光板を作製した。得られた偏光板は偏光度60
%を示し、簡単な配向処理により偏光板を作製しえた。
〔実施例2〕 二色性染料として、上記Dlsperse Red 6
0を使用し、また二分子膜形成化合物として を使用して、モル比がに1となるように混合し、クロロ
ホルムに溶解して0.1重量%溶液を調製した。
この混合溶液をキャスト法によりコーティングし、室温
乾燥後、実施例1同様にして偏光板を作製した。
実施例1同様に簡単な配向処理により容易に偏光板を作
製することができた。
〔発明の効果〕
本発明は二色性染料と二分子膜形成化合物とのイオンコ
ンプレックス、或いは混合物により偏光膜を形成するも
のであり、これにより二色性染料の配向性を向上させる
ことができるために配向処理工程を簡便化することが可
能であり、偏光板の生産性を向上させることができ、生
産設備の簡略化を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の偏光膜を形成した偏光板の断面図、第
2図は偏光膜形成材料としてイオンコンプレックスを使
用した場合のコーティング層断面一部における二色性染
料と二分子膜形成材料の配列状態を示す模式図、第3図
は偏光膜形成材料として混合物を使用した場合のコーテ
ィング層断面一部における二色性染料と二分子膜形成材
料の配列状態を示す模式図である。 図中1はコーティング層、2はベースフィルム、3は接
着層、4は保護膜、5は二色性染料、6は二分子膜形成
化合物を示す。 出  願  人  大日本印刷株式会社代理人 弁理士
  内1)亘彦(外5名)第1図 第2図 第3図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)二色性染料及び二分子膜形成化合物とからなるこ
    とを特徴とする偏光膜。
  2. (2)上記二色性染料及び二分子膜形成化合物がイオン
    コンプレックスを形成しているか、又は混合物である請
    求項1記載の偏光膜。
  3. (3)ベースフィルム上に二色性染料及び二分子膜形成
    化合物とからなるイオンコンプレックスを有機溶剤に溶
    解した溶液をコーティングし、次いで該コーティング層
    表面を配向処理するか、或いは予め配向処理したベース
    フィルム上に上記溶液をコーティングすることを特徴と
    する偏光膜の製造方法。
  4. (4)ベースフィルム上に二色性染料及び二分子膜形成
    化合物とからなる混合物を有機溶剤に溶解した溶液をコ
    ーティングし、次いで該コーティング層表面を配向処理
    するか、或いは予め配向処理したベースフィルム上に上
    記溶液をコーティングすることを特徴とする偏光膜の製
    造方法。
  5. (5)上記配向処理方法が、コーティング層表面をラビ
    ング処理、または型押し処理による方法である請求項3
    、又は4記載の偏光膜の製造方法。
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