JPH0229820Y2 - - Google Patents

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JPH0229820Y2
JPH0229820Y2 JP1982062133U JP6213382U JPH0229820Y2 JP H0229820 Y2 JPH0229820 Y2 JP H0229820Y2 JP 1982062133 U JP1982062133 U JP 1982062133U JP 6213382 U JP6213382 U JP 6213382U JP H0229820 Y2 JPH0229820 Y2 JP H0229820Y2
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JP
Japan
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brushes
commutator
motor
speed switching
brush
Prior art date
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JP1982062133U
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JPS58166275U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電装モータ等の整流子付モータの雑
音防止構造に関する。
自動車のワイパー駆動用モータ等にあつては、
速度切換のために複数の速度切換用ブラシを設け
た構造が一般的である。このため、ブラシと電機
子側の整流子との間の火花雑音が外部に出るのを
防止するには各ブラシに対して夫々雑音対策が必
要となる。また、速度切換のためにブラシの接続
を変更する場合には速度切換スイツチ作動時に大
きな逆サージが現れるのでこれについても充分考
慮しなければならない。
第1図は、従来の整流子付モータの雑音防止構
造を示す。この図において、整流子付モータ1
は、電機子側整流子に接触するブラシ2A,2
B,2Cを有しており、ブラシ2Aはモータフレ
ーム3に接続されるとともに直流電源4の負極に
接続される。ブラシ2B,2Cは夫々速度切換用
であつて、速度切換スイツチ5を介し直流電源4
の正極に接続される。ここで、雑音防止のために
ブラシ2B,2Cと直流電源4との接続線路に
夫々独立したチヨークコイルL1,L2が挿入さ
れ、さらにコンデンサC1,C2が各ブラシ2
B,2Cとモータフレーム3との間に設けられ
る。
ところで、上記の構成では、速度切換用の各ブ
ラシ2B,2Cに対応して独立したチヨークコイ
ルL1,L2を設けなければならず、しかもこれ
らはモータフレーム3内に入れる必要があるた
め、小型化の妨げとなり、コストの面でも不利で
ある。さらに、切換スイツチ5を操作したときに
生じる逆サージに耐え得るようにコンデンサC
1,C2の耐圧を高く設定しなければならない。
すなわち、コンデンサC1,C2がない場合は第
5図Aの如く逆サージは非常に大きく現れ、コン
デンサC1,C2を入れた場合第5図Bの如くな
るが、それでもコンデンサC1,C2にはかなり
の耐圧のものが必要である。このことは、コンデ
ンサの価格が高くなることを意味する。
本考案は、切換用の各ブラシは常に1個のみが
選択され同時に複数個通電することがないことに
着目し、1個の磁性コアに速度切換用のブラシ数
に対応した複数の巻線を設けて各巻線をそれらの
ブラシと電源との間に挿入するとともに、コンデ
ンサのリード線にフエライトビーズを設けてサー
ジの一部を吸収することにより、小型化及びコス
ト低減を図つた整流子付モータの雑音防止構造を
提供しようとするものである。
以下、本考案に係る整流子付モータの雑音防止
構造の実施例を図面に従つて説明する。
第2図において、整流子付モータ1は、ブラシ
2A,2B,2Cを有しており、ブラシ2Aはモ
ータフレーム3に接続されるとともに直流電源4
の負極に接続される。ブラシ2B,2Cは夫々速
度切換用であつて、速度切換スイツチ5を介し直
流電源4の正極に接続される。ここで、チヨーク
コイルL3は、第3図の如く、フエライトコア1
0にブラシ2B,2Cに対応した2個の巻線N
1,N2を独立に巻回したものである。巻線N
1,N2に同時に電流が流れることはないので、
巻線方向は問はない。そして、雑音防止のために
ブラシ2B,2Cと直流電源4との接続線路にチ
ヨークコイルL3の独立した巻線N1,N2が
夫々挿入され、さらにコンデンサC1,C2が各
ブラシ2B,2Cとモータフレーム3との間に設
けられる。さらに、コンデンサC1,C2のアー
ス側(モータフレーム側)にはフエライトビーズ
F1,F2が夫々嵌挿されている。なお、チヨー
クコイルL3及びコンデンサC1,C2はモータ
フレーム3内のなるべくブラシ近傍位置に設ける
ことが望ましい。
上記実施例によれば、次のような効果を上げる
ことができる。
(1) チヨークコイルL3の1個のフエライトコア
10に速度切換用のブラシ数に対応した複数の
巻線N1,N2を設けて各巻線を速度切換用の
ブラシと電源との間に夫々挿入することによ
り、小型化及びコスト低減ができる。
(2) コンデンサC1,C2のリード線をフエライ
トビーズF1,F2に夫々挿通したので、切換
スイツチ5作動時の逆サージをフエライトビー
ズF1,F2で一部吸収できる。すなわち、第
5図Cの如くフエライトビーズF1,F2を設
けたことにより、コンデンサC1,C2の両端
(リード線の基部間)のサージはかなり小さく
なる。これにより、コンデンサC1,C2とし
てサージ耐圧の低い安価なものを使用でき、ま
た従来と同じサージ耐圧としたときはコンデン
サの信頼性を向上させることができる。
なお、第4図のようにコンデンサC1,C2の
リード線に1個のフエライトビーズFを共通に設
けるようにしてもよい。
以上説明したように、本考案によれば、1個の
磁性コアに速度切換用のブラシ数に対応した複数
の巻線を設けて各巻線をそれらのブラシと電源と
の間に挿入するとともに、コンデンサのリード線
にフエライトビーズを設けてサージの一部を吸収
することにより、小型化及びコスト低減を図つた
整流子付モータの雑音防止構造を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の整流子付モータの雑音防止構造
を示す回路図、第2図は本考案に係る整流子付モ
ータの雑音防止構造の実施例を示す回路図、第3
図は実施例で用いるチヨークコイルの斜視図、第
4図はフエライトビーズの設置位置の変更例を示
す回路図、第5図は実施例の効果を説明するため
のグラフである。 1……整流子付モータ、2A,2B,2C……
ブラシ、3……モータフレーム、4……直流電
源、C1,C2……コンデンサ、F,F1,F2
……フエライトビーズ、L1,L2,L3……チ
ヨークコイル、N1,N2……巻線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電源の一方の電極に接続される第1のブラシ
    と、電源の他方の電極に接続される速度切換用の
    複数のブラシとを具備した整流子付モータにおい
    て、1個の磁性コアに複数の巻線を施したチヨー
    クコイルの各巻線を夫々前記速度切換用の複数の
    ブラシと電源との間に直列に挿入し、それらの速
    度切換用の複数のブラシと前記第1のブラシとの
    間に夫々コンデンサを接続するとともに、該コン
    デンサのリード線をフエライトビーズに挿通した
    ことを特徴とする整流子付モータの雑音防止構
    造。
JP6213382U 1982-04-30 1982-04-30 整流子付モ−タの雑音防止構造 Granted JPS58166275U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6213382U JPS58166275U (ja) 1982-04-30 1982-04-30 整流子付モ−タの雑音防止構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6213382U JPS58166275U (ja) 1982-04-30 1982-04-30 整流子付モ−タの雑音防止構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58166275U JPS58166275U (ja) 1983-11-05
JPH0229820Y2 true JPH0229820Y2 (ja) 1990-08-10

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ID=30072298

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6213382U Granted JPS58166275U (ja) 1982-04-30 1982-04-30 整流子付モ−タの雑音防止構造

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2808135B1 (fr) * 2000-03-30 2002-07-05 Valeo Systemes Dessuyage Dispositif de filtrage et d'antiparasitage d'un moteur electrique

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5749571Y2 (ja) * 1978-04-07 1982-10-29

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JPS58166275U (ja) 1983-11-05

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