JPH022976B2 - - Google Patents
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- JPH022976B2 JPH022976B2 JP56050717A JP5071781A JPH022976B2 JP H022976 B2 JPH022976 B2 JP H022976B2 JP 56050717 A JP56050717 A JP 56050717A JP 5071781 A JP5071781 A JP 5071781A JP H022976 B2 JPH022976 B2 JP H022976B2
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は練絹調の風合を有するポリエステル嵩
高糸の製造方法に関し、さらに詳しくは特定の複
屈折率を有するポリエステルマルチフイラメント
からなる未延伸糸ないし低延伸糸を低延伸下に仮
撚り加工する前記嵩高糸の製造方法に関する。
単一の熱固定域を有する仮撚り加工機ととも
に、仮撚りスピンドルの前後に第一および第二の
二つの熱固定域を設けた仮撚り加工機が使用され
ており、このような多段熱固定域を有する仮撚り
加工機の具体例として例えば実公昭41−20590号
公報に記載された仮撚り加工装置を挙げることが
できる。この仮撚り加工装置によつて製造された
仮撚り加工糸は、低いトルクを有するものの解撚
後に二次熱固定域において熱固定されるため、周
知のイタリー式捲縮加工機あるいは単一の熱固定
域を有する仮撚り加工機による加工糸と同様に合
成繊維特有のワキシー感を解消することができ
ず、練絹調の触感としなやかなドレープ性が要求
される編織布の形成素材としては適性を欠いてい
た。
本発明者等は在来の仮撚り加工糸に認められて
いた前記のような欠点を解消すべく鋭意研究し、
特定の複屈折率を有するポリエステルマルチフイ
ラメントからなる未延伸糸ないし延伸糸を延伸下
に仮撚り加工すると共に、その二次熱固定を解撚
と同時に行うことによつて練絹調の質感、ふくら
み、ドレープ性とともに適度のシヤリ味を有する
編織布の形成素材として好適な嵩高糸を製造し得
る事実を見出し本発明に到達した。
したがつて本発明は、複屈折率△nが0.008な
いし0.120のポリエステルマルチフイラメントか
らなる未延伸糸ないしは低延伸糸を延伸しながら
仮撚り加工するに際し、下記の式()に規定す
る延伸倍率DRを維持しながら該糸条を連続的に
仮撚り域、一次熱固定域、および解撚・二次熱固
定域に導入し、上記一次熱固定域において糸条加
熱温度HT1が160℃ないし200℃の一次熱固定を
行ない、上記解撚・二次熱固定域において糸条加
熱温度HT2が180℃ないし220℃、前記HT2と
HT1との差HT2−HT1が20℃以上の二次熱固定
を解撚と共に行う練絹調嵩高糸の製造方法を要旨
とする。
こゝに
0.51(1+ε)≦DR≦0.65(1+ε)()
(ただしεは未延伸糸または低延伸糸の破断伸
度)
以下、添付図面の例示に基いて本発明を詳述す
る。図面において第1図は本発明の第一の実施態
様を例証する仮撚り加工工程の説明図であり、ま
た第2図はホツトピンを有する仮撚り加工機によ
る本発明の第二の実施態様の説明図である。
第1図において複屈折率△nが0.02ないし0.12
のポリエステルマルチフイラメントよりなる低延
伸糸Aは、ヤーンガイドを通り供給ローラ1によ
つて仮撚り域へ導入される。仮撚り域は前記供給
ローラ1と仮撚りスピンドル5の間に形成され、
該仮撚り域には糸条の走行方向に沿つて第1の熱
固定用ヒーター4が配置されている。また該仮撚
り域の下流には送り出しローラ2が設けられ、該
送り出しローラ2と仮撚りスピンドル5の間の解
撚域には糸条の走行方向に沿つて第2の熱固定用
ヒーター6が配置されている。仮撚り域に導入さ
れたポリエステルマルチフイラメントAは、供給
ローラ1と送り出しローラ2の速度差を利用して
式()で規定される特定倍率の延伸下に仮撚り
捲縮を与えられる。即ち、仮撚りスピンドル5に
よつて延伸下に仮撚りを与えられた糸条Aは、第
1の熱固定用ヒーター4による一次熱固定を受け
た後、解撚・二次熱固定域に導入され該区域にお
いて解撚張力ならびに解撚トルクの作用下に第2
の熱固定用ヒーター6による二次熱固定を受け、
次いで捲取りローラ3により嵩高糸7として捲取
られる。
第2図は仮撚り域にホツトピン15および撚止
めガイド9を付設した仮撚り加工装置による本発
明方法の例示である。この実施態様においては、
複屈折率△nが0.008ないし0.02のポリエステル
マルチフイラメントよりなる未延伸糸Bがヤーン
ガイドを経て供給ローラ8により仮撚り域に導入
されるが、該仮撚り域には供給ローラ8から仮撚
りスピンドル14に向かう糸条の走行経路に沿つ
てホツトピン15、撚止めガイド9および第1の
熱固定用ヒーター12が順次設けられている。こ
のため未延伸糸Bは、一次熱固定域への導入に先
立つて撚止めガイド9によつて仮撚りスピンドル
14による撚りの遡上を制限された状態下にホツ
トピン15上で加熱下に一次延伸される。したが
つて、該一次延伸は糸条Bが第1の熱固定用ヒー
ター12へ導入される以前に行われ、糸条Bはこ
の後ホツトピン15と送り出しローラ10を通過
する糸条の速度差を利用する二次延伸下に前記第
1の熱固定用ヒーター12による一次熱固定を受
け、次いで仮撚りスピンドル14と送り出しロー
ラ10との間の第2の熱固定用ヒーター13によ
る解撚張力ならびに解撚トルクの作用下の二次熱
固定工程を経て捲取りローラ11により嵩高糸1
6として捲取られる。なおこの実施態様において
は、一次延伸倍率と二次延伸倍率との積が式
()に規定する延伸倍率DRに対応する。
第1図および第2図に基いて本発明の二つの実
施態様を説明したが、何れの場合にも本発明は複
屈折率△nが0.008ないし0.120のポリエステルマ
ルチフイラメントからなる未延伸糸ないしは低延
伸糸を式()に規定する特定の延伸倍率DRに
従つて延伸下に仮撚り加工することを必須の構成
要件とするものである。この条件を満たすことに
よつて、トルクが低くしかも適度の伸縮復元率と
ヤング率とを有する練絹調の嵩高糸が安定に製造
され得る。
これに反し仮撚り加工条件が本発明の好適範囲
から外れる場合には、解撚トルクの発生と同時に
比較的長い糸条走行区間において応力緩和を緩や
かに進行させる本発明特有の作用効果が達成され
ないため、嵩高糸の物性が損われる。例えばDR
<0.51(1+ε)なる延伸条件を採用する場合に
は、延伸と同時に仮撚り加工を施しても得られた
嵩高糸の伸度は過大になり未解撚が発生する。逆
にDR>0.65(1+ε)なる延伸条件を採用する場
合には、嵩高糸の風合に合成繊維特有のワキシー
感が残存し本発明の目的を達成することができな
い。
本発明の実施に際し、嵩高糸の物性を改良する
ため一次熱固定域ならび解撚・二次熱固定域にお
ける糸条加熱温度HT1ならびにHT2は、それぞ
れ160℃≦HT1≦200℃、180℃≦HT2≦220℃、
かつHT2−HT1≧20℃の範囲を満足するように
設定される。例えば、HT1を160℃未満に設定す
ると、一次熱固定が十分に行われないため後加工
工程において製品の寸法安定性が損われ、反対に
HT1が200℃を越えると糸条には部分的に未解撚
が発生する。またHT2が180℃未満の場合には二
次熱固定が不足するためトルクの低い糸条が得ら
れずこのため最終製品である編織布に斜行が発生
する。これとは逆にHT2が220℃を越えると二次
熱固定による熱セツト効果が過剰になり嵩高糸の
捲縮形態が損われ嵩感が減少する。
また本発明方法において糸条に与えられる仮撚
り数(T/M)は下記の式()によつてその好
適範囲を決定することが望ましい。即ち、仮撚り
数N(T/M)は、式
1.32T≦N≦1.40T ()
に従つて設定することが望ましい。こゝにおいて
Tはヘバラインの公式、T=(275000/D+60)+
800によつて算出される定数、またDは得られる
嵩高糸のトータルデニールである。
糸条に与えられる仮撚り数Nが1.32T未満の場
合には、加撚状態が弱いためクリンプが粗くな
り、伸縮復元率が低下する。したがつてこの嵩高
糸から編織した布帛は嵩感と形態安定性が不十分
である。これとは逆に仮撚り数Nが1.40Tを越え
る場合には、過剰な仮撚りに起因する二重撚り現
象が発生し、後続工程おいて織り斑、編み斑ある
いは糸切れ等のトラブルが頻発する。
本発明は上記の好適条件を満足することによつ
て、練絹調のふくらみ、しなやかなドレープ性な
らびに適度のシヤリ味、腰を有する布帛形成素材
として好適な嵩高糸を製造することができる。
以下、本発明の好適な実施態様を実施例に基い
て説明する。
実施例 1
複屈折率△nが0.0391のポリエステルマルチフ
イラメント、(130・1d・36フイラメント)より
なる低延伸糸(ε=1.39)を第1図に示す仮撚り
加工機に供給し、下記の条件に従つて仮撚り加工
を施こした。
仮撚りスピンドルの回転数 300000r.p.m
延伸倍率DR 1.53
仮撚り数N 左撚り 3630T/M
一次熱固定域の温度 190℃
二次熱固定域の温度 215℃
得られた嵩高糸の物性を測定した結果を下記に
示す。
伸縮復元率 12%
(JIS L−1090に準拠して測定)
トルク 14T/M
(JIS L−1090に準拠して測定)
ヤング率 841Kg/cm2
(JIS L−1073に準拠して測定)
この嵩高糸のトータルデニールは86dであり、
これを経糸ならびに緯糸として織成した布帛は織
り斑のない練絹調の表面効果とふくらみを有し、
ドレープ性とシヤリ味も極めて良好であつた。
実施例 2
複屈折率△nが0.11のポリエステルマルチフイ
ラメント(105d・96フイラメント)よりなる低
延伸糸(ε=1.02)を第1図に示す仮撚り加工機
に供給し、下記の条件に従つて仮撚り加工を施こ
した。
仮撚りスピンドルの回転数 300000r.p.m
延伸倍率DR 1.28
仮撚り数N 左撚り 3680T/M
一次熱固定域の温度 180℃
二次熱固定域の温度 210℃
実施例1の測定方法と同一要領で得られた嵩高
糸の物性を測定した。測定結果を下記に示す。
伸縮復元率 16%
トルク 12T/M
ヤング率 904Kg/mm2
この嵩高糸のトータルデニールは85dであり、
これを経糸ならびに緯糸として経糸密度119本/
25.4mm、緯糸密度90本/25.4mmの平織組織の織成
布を製造した。得られた布帛はしなやかなドレー
プ性とふくらみを有し、富士絹によく似た滑らか
な触感を備えていた。
実施例 3
複屈折率△nが0.012のポリエステルマルチフ
イラメント(142d・72フイラメント)よりなる
未延伸糸(ε=2.70)を第2図に示す仮撚り加工
機に供給し、下記の条件に従つて仮撚り加工を施
こした。
仮撚りスピンドルの回転数 300000r.p.m
延伸倍率DR 2.23
仮撚り数N 左撚り 4050T/M
ホツトピン温度 110℃
一次熱固定域の温度 170℃
二次熱固定域の温度 200℃
次に比較例として上記実施例3と同一のポリエ
ステルマルチフイラメントよりなる未延伸糸を嵩
高糸の形成素材として使用し、下記の加工条件に
従つて仮撚り加工を実施した。
仮撚りスピンドルの回転数 300000r.p.m
延伸倍率DR 2.80
仮撚り数N 3900T/M
ホツトピン温度 100℃
一次フイード率 +3.1%
一次熱固定域の温度 215℃
二次フイード率 +10.0%
二次熱固定域の温度 220℃
なお上記比較例における一次フイード率とは、
在来の仮撚り加工機における糸条供給ローラの、
仮撚りスピンドルと解撚域ヒーターとの間のデリ
ベリーローラーに対する糸条フイード率を意味
し、また二次フイード率とは、前記デリベリーロ
ーラの送り出しローラに対する糸条フイード率を
意味する。
実施例3で得られたトータルデニール65dの嵩
高糸と比較例で得られたトータルデニール51dの
嵩高糸を用いて、経糸密度90本/25.4mm、緯糸密
度86本/25.4mmを有する二種類の羽二重織物を製
造した。この後常法に従つて同一条件で染色仕上
げを施こし最終製品の物性測定と管能検査による
風合の評価を実施した。測定ならびに評価結果を
下記第1表に示す。なお官能検査において○は良
好を、△は一応使用可能を、また×は不良を示
す。
【表】DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION The present invention relates to a method for producing bulky polyester yarn having a silk-like texture, and more specifically to a method for producing undrawn yarn or low-drawn yarn made of polyester multifilament having a specific birefringence index. The present invention relates to a method for producing the bulky yarn, which involves false twisting while drawing. In addition to false-twisting machines with a single heat-setting zone, false-twisting machines with two heat-setting zones, a first and a second heat-setting zone, are used before and after the false-twisting spindle. A specific example of a false-twisting machine having a wide range of areas is the false-twisting machine described in Japanese Utility Model Publication No. 41-20590. Although the false-twisted yarn produced by this false-twisting device has a low torque, it is heat-set in the secondary heat-setting zone after untwisting, so it can be heated using a well-known Italian crimping machine or a single heat-setting device. Like yarn processed by a false twisting machine with a fixed area, it cannot eliminate the waxy feel characteristic of synthetic fibers, and is suitable as a forming material for knitting and woven fabrics that require a silk-like feel and supple drapability. was lacking. The inventors of the present invention have conducted extensive research in order to eliminate the above-mentioned drawbacks of conventional false-twisted yarns.
Undrawn or drawn yarn made of polyester multifilament having a specific birefringence index is false-twisted while being stretched, and the secondary heat setting is performed at the same time as untwisting to create a silk-like texture and fullness. The present invention was achieved by discovering the fact that it is possible to produce a bulky yarn suitable as a forming material for knitted and woven fabrics, which has both drapability and moderate shirring. Therefore, in the present invention, when undrawn yarn or low-drawn yarn made of polyester multifilament with a birefringence Δn of 0.008 to 0.120 is subjected to false twisting while being stretched, the stretching ratio DR specified by the following formula () is applied. The yarn is continuously introduced into a false twisting area, a primary heat setting area, and an untwisting /secondary heat setting area while maintaining ℃ primary heat setting is performed, and the yarn heating temperature HT 2 is 180℃ to 220℃ in the above untwisting/secondary heat setting area, and the above HT 2 is
The gist of the present invention is a method for producing a kneaded silk-like bulky yarn in which secondary heat setting is performed at a temperature where the difference between HT 2 and HT 1 is 20° C. or higher, together with untwisting. Hereinafter, 0.51(1+ε)≦DR≦0.65(1+ε)() (where ε is the elongation at break of the undrawn yarn or the low-drawn yarn) The present invention will be described in detail below with reference to the accompanying drawings. In the drawings, FIG. 1 is an explanatory diagram of a false twisting process illustrating a first embodiment of the present invention, and FIG. 2 is an illustration of a second embodiment of the present invention using a false twisting machine having hot pins. It is a diagram. In Figure 1, the birefringence △n is 0.02 to 0.12
A low-drawn yarn A made of polyester multifilament is introduced into the false-twisting zone by a supply roller 1 through a yarn guide. A false twisting area is formed between the supply roller 1 and the false twisting spindle 5;
A first heat-setting heater 4 is arranged in the false twisting area along the running direction of the yarn. Further, a feed-out roller 2 is provided downstream of the false-twisting area, and a second heat-setting heater 6 is provided in the untwisting area between the feed-out roller 2 and the false-twisting spindle 5 along the running direction of the yarn. It is located. The polyester multifilament A introduced into the false twisting area is given false twist crimp while being stretched at a specific magnification defined by formula () using the speed difference between the supply roller 1 and the delivery roller 2. That is, the yarn A that has been false-twisted while being drawn by the false-twisting spindle 5 undergoes primary heat-setting by the first heat-setting heater 4, and then is introduced into the untwisting/secondary heat-setting area. and in that area under the action of untwisting tension and untwisting torque the second
After undergoing secondary heat fixation by the heat fixation heater 6,
Then, it is wound up as a bulky yarn 7 by a winding roller 3. FIG. 2 is an illustration of the method of the present invention using a false-twisting apparatus provided with a hot pin 15 and a twisting guide 9 in the false-twisting area. In this embodiment,
An undrawn yarn B made of polyester multifilament with a birefringence △n of 0.008 to 0.02 is introduced into a false twisting area by a supply roller 8 via a yarn guide; A hot pin 15, a twisting guide 9, and a first heat-setting heater 12 are provided in this order along the traveling path of the yarn toward the thread 14. For this reason, before introducing the undrawn yarn B into the primary heat-setting zone, the undrawn yarn B is first stretched under heating on the hot pin 15 while the twisting guide 9 restricts the twist run-up by the false twist spindle 14. be done. Therefore, the primary drawing is performed before the yarn B is introduced into the first heat-fixing heater 12, and the yarn B is then subjected to the speed difference between the yarns passing through the hot pin 15 and the delivery roller 10. During the secondary stretching to be used, the first heat setting heater 12 applies the first heat setting, and then the second heat setting heater 13 between the false twist spindle 14 and the feed roller 10 applies untwisting tension and unraveling. The bulky yarn 1 is processed by winding rollers 11 after undergoing a secondary heat setting process under the action of twisting torque.
It is rolled up as 6. In this embodiment, the product of the primary stretch ratio and the secondary stretch ratio corresponds to the stretch ratio DR defined by formula (). Two embodiments of the present invention have been described based on FIG. 1 and FIG. An essential component is that the drawn yarn be false-twisted while being drawn in accordance with a specific draw ratio DR defined by formula (). By satisfying this condition, it is possible to stably produce a silk-like bulky yarn that has low torque and has appropriate elastic recovery and Young's modulus. On the other hand, if the false-twisting processing conditions are outside the preferred range of the present invention, the effects unique to the present invention of generating untwisting torque and at the same time slowly relaxing stress in a relatively long yarn running section cannot be achieved. Therefore, the physical properties of the bulky yarn are impaired. For example, DR
When drawing conditions of <0.51 (1+ε) are adopted, the elongation of the obtained bulky yarn becomes excessive even if false twisting is performed at the same time as drawing, and untwisting occurs. On the other hand, when drawing conditions such as DR>0.65 (1+ε) are adopted, the waxy feel characteristic of synthetic fibers remains in the texture of the bulky yarn, making it impossible to achieve the object of the present invention. In carrying out the present invention, in order to improve the physical properties of the bulky yarn, the yarn heating temperatures HT 1 and HT 2 in the primary heat-setting region and the untwisting/secondary heat-setting region are 160°C≦HT 1 ≦200°C and 180°C, respectively. ℃≦ HT2 ≦220℃,
And it is set so as to satisfy the range of HT 2 −HT 1 ≧20°C. For example, if HT 1 is set below 160℃, the dimensional stability of the product will be impaired in the post-processing process because the primary heat setting will not be sufficient.
When HT 1 exceeds 200°C, the yarn becomes partially untwisted. Furthermore, when HT 2 is less than 180°C, secondary heat fixation is insufficient, making it impossible to obtain a yarn with low torque, which results in skewing in the finished textile fabric. On the contrary, when HT 2 exceeds 220°C, the heat setting effect due to secondary heat setting becomes excessive, the crimp form of the bulky yarn is impaired, and the bulkiness is reduced. Further, in the method of the present invention, it is desirable to determine the preferred range of the number of false twists (T/M) given to the yarn using the following formula (). That is, the number of false twists N (T/M) is preferably set according to the formula 1.32T≦N≦1.40T (). Here, T is Heberlein's formula, T=(275000/D+60)+
800, and D is the total denier of the resulting bulky yarn. When the number of false twists N given to the yarn is less than 1.32T, the twisted state is weak, the crimp becomes rough, and the expansion/contraction recovery rate decreases. Therefore, fabrics knitted and woven from this bulky yarn have insufficient bulk and morphological stability. On the other hand, if the number of false twists N exceeds 1.40T, a double twist phenomenon occurs due to excessive false twisting, and problems such as uneven weaving, uneven knitting, or yarn breakage occur frequently in subsequent processes. do. By satisfying the above-mentioned preferred conditions, the present invention makes it possible to produce a bulky yarn suitable as a fabric-forming material that has a silk-like bulge, supple drapability, as well as an appropriate amount of shear and elasticity. Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described based on Examples. Example 1 A polyester multifilament (130・1d・36 filament) with a birefringence index △n of 0.0391 and a low draw yarn (ε=1.39) was supplied to the false twisting machine shown in FIG. 1 and subjected to the following conditions. False twisting was performed according to the method. Rotation speed of false twisting spindle 300000r.pm Stretching ratio DR 1.53 Number of false twists N Left twist 3630T/M Temperature in primary heat setting area 190℃ Temperature in secondary heat setting area 215℃ Results of measuring the physical properties of the obtained bulky yarn is shown below. Elasticity recovery rate: 12% (measured according to JIS L-1090) Torque: 14T/M (measured according to JIS L-1090) Young's modulus: 841Kg/cm 2 (measured according to JIS L-1073) The total denier of the thread is 86d,
Fabrics woven with this as warp and weft have a silk-like surface effect and fullness without uneven weaving,
The drapability and the silkiness were also very good. Example 2 A low-drawn yarn (ε=1.02) made of polyester multifilament (105d/96 filament) with a birefringence index △n of 0.11 was supplied to the false twisting machine shown in Fig. 1, and was twisted according to the following conditions. False-twisted. Rotation speed of false twisting spindle 300000r.pm Stretching ratio DR 1.28 Number of false twists N Left twist 3680T/M Temperature in primary heat setting area 180°C Temperature in secondary heat setting area 210°C Obtained using the same method as in Example 1. The physical properties of the bulky yarn were measured. The measurement results are shown below. Stretching and recovery rate: 16% Torque: 12T/M Young's modulus: 904Kg/mm 2The total denier of this bulky yarn is 85d,
This is used as warp and weft at a warp density of 119/
A woven fabric with a plain weave structure of 25.4 mm and a weft density of 90 threads/25.4 mm was manufactured. The resulting fabric had supple drape and fullness, and had a smooth feel similar to Fuji silk. Example 3 An undrawn yarn (ε=2.70) made of polyester multifilament (142d/72 filament) with a birefringence index △n of 0.012 was supplied to the false twisting machine shown in Fig. 2, and was twisted according to the following conditions. False-twisted. Rotation speed of false twisting spindle 300000r.pm Stretching ratio DR 2.23 Number of false twists N Left twist 4050T/M Hot pin temperature 110℃ Temperature in primary heat setting area 170℃ Temperature in secondary heat setting area 200℃ Next, perform the above as a comparative example An undrawn yarn made of the same polyester multifilament as in Example 3 was used as a material for forming the bulky yarn, and false twisting was performed according to the following processing conditions. Rotation speed of false twisting spindle 300000r.pm Stretching ratio DR 2.80 Number of false twists N 3900T/M Hot pin temperature 100℃ Primary feed rate +3.1% Temperature of primary heat setting zone 215℃ Secondary feed rate +10.0% Secondary heat Temperature in fixed area: 220℃ The primary feed rate in the above comparative example is:
The yarn supply roller in a conventional false twisting machine,
The term "secondary feed rate" refers to the yarn feed rate to the delivery roller between the false twisting spindle and the untwisting zone heater, and the term "secondary feed rate" refers to the yarn feed rate of the delivery roller to the delivery roller. Using the bulky yarn with a total denier of 65d obtained in Example 3 and the bulky yarn with a total denier of 51d obtained in the comparative example, two types of yarns having a warp density of 90/25.4 mm and a weft density of 86/25.4 mm were prepared. Manufactured Habutae textile. Thereafter, the finished product was dyed and finished under the same conditions according to a conventional method, and the physical properties of the final product were measured and the texture was evaluated by a pipe test. The measurement and evaluation results are shown in Table 1 below. In the sensory test, ◯ indicates good, △ indicates usable, and × indicates poor. 【table】
第1図は本発明の第一の実施態様の説明図であ
り、第2図は本発明の第二の実施態様の説明図で
ある。
A,B:未延伸糸ないしは低延伸糸、1,8:
供給ローラ、4,12:一次熱固定用ヒーター、
5,14:仮撚りスピンドル、6,13:二次熱
固定用ヒーター、2,10:送り出しローラ、
3,11:捲取りローラ、7,16:嵩高糸、1
5:ホツトピン、9:撚止めガイド。
FIG. 1 is an explanatory diagram of a first embodiment of the present invention, and FIG. 2 is an explanatory diagram of a second embodiment of the present invention. A, B: undrawn yarn or low drawn yarn, 1, 8:
Supply roller, 4, 12: primary heat fixing heater,
5, 14: False twisting spindle, 6, 13: Secondary heat fixing heater, 2, 10: Delivery roller,
3, 11: Winding roller, 7, 16: Bulky yarn, 1
5: Hot pin, 9: Twisting guide.
Claims (1)
テルマルチフイラメントからなる未延伸糸ないし
低延伸糸を延伸しながら仮撚り加工するに際し、
下記の式()に規定する延伸倍率DRを維持し
ながら該糸条を連続的に仮撚り域、一次熱固定域
および解撚・二次熱固定域に導入し、上記一次熱
固定域において糸条加熱温度HT1が160℃ないし
200℃の一次熱固定を行い、上記解撚・二次熱固
定域において糸条加熱温度HT2が180℃ないし
220℃、前記HT2とHT1との差HT2−HT1が20℃
以上の二次熱固定を解撚と共に行うことを特徴と
する、高いヤング率と低いトルクを有する練絹調
の風合を有する高嵩糸の製造方法。 0.51(1+ε)≦DR≦0.65(1+ε)() (ただし、εは未延伸糸または低延伸糸の破断伸
度) 2 仮撚り域において糸条に与えられる仮撚り数
N(T/M)が下記の式()で規定される特許
請求の範囲第1項に記載の練絹調の風合を有する
嵩高糸の製造方法。 1.32T≦N≦1.40T ()[Claims] 1. When false-twisting undrawn yarn or low-drawn yarn made of polyester multifilament with a birefringence index △n of 0.008 to 0.120 while stretching,
The yarn is continuously introduced into a false twisting area, a primary heat setting area, and an untwisting/secondary heat setting area while maintaining the draw ratio DR specified by the following formula (), and in the primary heat setting area, the yarn is Row heating temperature HT 1 is 160℃ or more
Primary heat setting is performed at 200℃, and the yarn heating temperature HT 2 is 180℃ or higher in the above untwisting/secondary heat setting area.
220℃, the difference between HT 2 and HT 1 is 20℃
A method for producing a high bulk yarn having a silk-like texture and a high Young's modulus and low torque, the method comprising performing the above secondary heat setting together with untwisting. 0.51(1+ε)≦DR≦0.65(1+ε)() (However, ε is the breaking elongation of undrawn yarn or low-drawn yarn) 2 The number of false twists N (T/M) given to the yarn in the false twist region is A method for producing a bulky yarn having a silk-like texture according to claim 1, which is defined by the following formula (). 1.32T≦N≦1.40T ()
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5071781A JPS57167425A (en) | 1981-04-03 | 1981-04-03 | Production of bulky yarn with silk like feeling |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5071781A JPS57167425A (en) | 1981-04-03 | 1981-04-03 | Production of bulky yarn with silk like feeling |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57167425A JPS57167425A (en) | 1982-10-15 |
JPH022976B2 true JPH022976B2 (en) | 1990-01-22 |
Family
ID=12866631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5071781A Granted JPS57167425A (en) | 1981-04-03 | 1981-04-03 | Production of bulky yarn with silk like feeling |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS57167425A (en) |
Families Citing this family (3)
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JPS62299529A (en) * | 1986-06-18 | 1987-12-26 | 帝人株式会社 | Interlaced yarn |
JP5762290B2 (en) * | 2009-08-19 | 2015-08-12 | ショーワグローブ株式会社 | Work gloves |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5358029A (en) * | 1976-11-04 | 1978-05-25 | Toray Ind Inc | Production of textured fluffy filament yarns |
-
1981
- 1981-04-03 JP JP5071781A patent/JPS57167425A/en active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5358029A (en) * | 1976-11-04 | 1978-05-25 | Toray Ind Inc | Production of textured fluffy filament yarns |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57167425A (en) | 1982-10-15 |
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