JPH0229760A - 電子写真複写機の電子写真網掛け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は電子写真網複写機における網掛は装置に関する
ものであり、さらに詳しくは写真原稿をオフセット印刷
するために、その中間調を表現する手段に関するもので
ある。

〔従来の技術〕

従来の電子写真網複写機にあってはオフセット印刷を行
う場合、印刷インキは印刷用紙に付着するか、または付
着しないか、つまり印刷インキが黒の時は印刷の出来上
がりは黒か白かがはっきりしている。

このままでは、写真原稿などの中間調は表現できないの
で中間調に対しては中間調を細かいドツトすなわち網点
の集まりに変換して疑似的に中間調を表現する必要が生
じる、これを網分解という。

網点を形成する方法として、銀塩方式を用いた製版カメ
ラ装置ではコンタクトスクリーンやガラススクリーンが
使用されており、また網分解専用機としてスキャナーが
使用されている。

一方、電子写真方式に、ガラススクリーンを使用した実
施例として同一出願人により提案された「電子写真網分
解装置」　（実公昭４ｌ−７９０５）がある。

これは移動感光台上の露光位置に、網分解するときはス
クリーンを載せ、網分解しないときはスクリーンのみを
取外せることができるようにし、スクリーンの距離は支
杆によって調節するようにしたものである。

〔発明が解決しようとした課題〕

従来の上記電子写真網分解装置は性能、操作性、入手性
、価格などから近年用いられていない。

一方、コンタクトスクリーンは本来銀塩方式のフィルム
や印画紙に使用することを目的として作られたもので、
電子写真方式に使用した場合、感光体面に電荷を荷電す
るため、このコンタクトスクリーンを密着あるいは、ス
クリーンを剥離する時に放電破壊が生じ、画像に致命的
な影響を与える欠点がある。

本発明はこれらの欠点を解消するためになされたもので
あって、性能、操作性、入手性、価格ともに従来のもの
に比して改良され、且つ放電破壊を防止することの可能
な電子写真網掛は装置を提供することを目的としている
。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するための本発明の電子写真網掛は装置
においては感光体を画像を形成する所定の位置に移動し
、停止せしめる手段と、前記画像を連続階調の網点に分
解するコンタクトスクリーンと、該コンタクトスクリー
ンを前記感光体の表面に密着、剥離せしめるローラーを
そなえた密着剥離手段と前記コンタクトスクリーンの密
着、剥離時に前記感光体と前記コンタクトスクリーンの
なす角度が３０〜９０°に位置せしめる手段とを備えた
ものである。

なお、剥離時に発生する放電破壊を防止するために前記
密着剥離手段のローラーに対して電圧を印加することが
望ましい。

〔作　用〕

以上説明したように、剥離ローラーと感光体との剥離角
度を３０°以上にすると共に密着剥離ローラーに電圧を
印加することにより従来の欠点であった放電破壊を防止
することができると共に、性能、操作性の優れた電子写
真網掛は装置を提供することができる。

（実施例） 以下本発明の実施例を図面により詳細に説明する。

第１図は本発明の実施例であり、給紙部ｌＯ、チャージ
ャ一部２０、露光部３０、現像部４０、定着部５０、光
学系６０より構成されている。

給紙部１０の感光体１１はチャージャ一部２０より荷電
され露光部３０に搬送される。ここで、露光ランプ６２
、ミラー６３、レンズ６４より構成される光学系６０に
より原稿６１の反射光を露光部に投影し、感光体に静電
潜像が形成される。

さらに感光体１１は現像部４０に送られ可視像にされ、
定着部５０により感光体に定着される。

第２図（Ａ）および（Ｂ）は第１図における露光部３０
の詳細図であり、第２図（Ａ）に示ずごと（サクション
ボックス３９はバキューム３１ベルト３２および駆動ロ
ーラーにより構成されている。

一方テンションローラー３５、密着剥離ローラー３６は
ワイヤー３４を介して、モータ３３に連結している。ま
たテンションローラー３５、密着剥離ローラー３６はガ
イド棒３７を移動すると共にコンタクトスクリーン３８
を感光体面１１に密着、剥離するように移動する。荷電
された感光体１１はバキューム３１に吸収されながらベ
ルト３２面を搬送され第２図（Ｂ）に示すごとく、露光
部３０の定位置に停止する。ここで、モータ３３が駆動
し、ワイヤー３４を介してテンションローラ−３５密着
剥離ローラー３６がガイド棒３７にそって移動すること
により、コンタクトスクリーン３８は感光体１１に密着
される。密着完了後、露光ランプ６２が点灯し、原稿６
１からの反射光はレンズ６４を通り、コンタクトスクリ
ーン３８により連続階調の網点に分解され、感光体１１
に画像形成される。

露光が完了するとモータが動作し、テンションローラー
３５、密着剥離ローラー３６が移動すると共にコンタク
トスクリーン３８は感光体１１より剥離され、感光体１
１は現像部４０に送られる。

このような動作により写真原稿などの中間調を連続階調
の網点に分解すると共に感光体とコンタクトスクリーン
の密着、剥離を行うことにより電子写真とくゆうの放電
破壊を防止することができた。

第３図は密着剥離部の本発明にかかる実施例であってマ
スターペーパー（感光体）ＩＬコンタクトスクリーン３
８密着剥離ローラー３６と高圧電源４、サクション板５
の相互関係が示されている。

つぎに動作は以下の様になる。帯電されたマスターペー
パー（感光体）１１がサクション板５に搬送される。次
にこのマスターペーパー１１の感光層側に密着剥離ロー
ラー３６を押しつけながらころがすことによりコンタク
トスクリーン３８の密着及び剥離を行なう。この密着、
剥離の動作中に密着剥離ローラー３６をＧＮＤと導通状
態、または高圧電源４を用いて電圧の印加を行なう。第
３図においてθは剥離角度である。この剥離角度θとマ
スターペーパー１１に形成された画像の評価との関係を
第４図に示す。画像評価の基準としてｌ（悪い）〜５（
良い）とし４以上を実用上使うに当って支障がないとし
た。第４図より密着剥離ローラー３６の材質が金属及び
「−」電圧を印加した条件において剥離角度θが３０°
以上の範囲で画像上の放電破壊が実用上問題ないといえ
る。

なおマスターペーパー１１の帯電電位がかわれば剥離角
度θも変化することはパッシェンの法則から容易に説明
できる。

またマスターペーパー１１は「−」帯電で使用するが「
＋」帯電の感光材料を用いた場合は高圧電源４は「＋」
電圧を印加し同様の効果が得られる。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明したように、本発明は感光体とコンタク
トスクリーンの剥離において、密着剥離ローラーの材質
を金属とし電圧を印加した状態で３０°以上の剥離角度
で剥離を行ない画像上の放電破壊を実用上問題ない程度
まで防止したものであって、電子複写機の性能操作性お
よび信転性の向上にあたってその効果は甚だ大なるもの
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の電子複写機の側面図、 第２図（Ａ）および（Ｂ）は第１図における電子複写機
の露光部の詳細図、 第３図は第２図の露光部における密着、剥離部の詳細図
、 第４図は第３図に示す密着剥離部における剥離角度と画
像評価の関係を示す図である。 ４・・・高圧電源、　　　　５・・・サクション板、１
１・・・感光体（マスターペーパー）、３０・・・露光
部、　　　　３１・・・バキューム、・・・ベルト、　
　　　３３・・・モータ、・・・ワイヤー　　　３５・
・・テンションローラ、・・・密着剥離ローラ、３７・
・・ガイド棒、・・・コンタクトスクリーン、 ・・・サクションボックス。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、電子写真複写機における電子写真網掛け装置におい
   て、感光体を画像を形成する所定の位置に移動し停止せ
   しめる手段と、前記画像を連続階調の網点に分解するコ
   ンタクトスクリーンと、該コンタクトスクリーンを前記
   感光体の表面に密着、剥離せしめるローラーをそなえた
   密着、剥離手段と、前記コンタクトスクリーンの密着、
   剥離時に前記感光体と前記コンタクトスクリーンのなす
   角度が３０〜９０°に位置せしめる手段とを備えた電子
   写真複写機の電子写真網掛け装置。 ２、前記密着、剥離手段の前記ローラーに対し、電圧を
   印加することを特徴とした請求項１記載の電子写真網複
   写機の電子写真網掛け装置。