JPH0229758A - 静電荷像現像用トナーおよび静電荷像現像剤 - Google Patents

静電荷像現像用トナーおよび静電荷像現像剤

Info

Publication number
JPH0229758A
JPH0229758A JP63182397A JP18239788A JPH0229758A JP H0229758 A JPH0229758 A JP H0229758A JP 63182397 A JP63182397 A JP 63182397A JP 18239788 A JP18239788 A JP 18239788A JP H0229758 A JPH0229758 A JP H0229758A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
toner particles
developing
electrostatic image
particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63182397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2784923B2 (ja
Inventor
Yoshito Nihei
義人 仁平
Kazuharu Shimoyama
下山 一春
Satoru Murakami
悟 村上
Toshihiko Amano
敏彦 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP63182397A priority Critical patent/JP2784923B2/ja
Publication of JPH0229758A publication Critical patent/JPH0229758A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2784923B2 publication Critical patent/JP2784923B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/0821Developers with toner particles characterised by physical parameters
    • G03G9/0823Electric parameters
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/083Magnetic toner particles

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、電子写真において潜像を現像するための静電
荷像現像用トナーと、この静電荷像現像用トナーとキャ
リア粒子とを含有する2成分系の静電荷像現像剤とに関
する。
〈従来の技術〉 電子写真装置における静電荷像現像は、通常、下記のよ
うに行なわれる。
■感光体表面を正または負に帯電させる。
■感光体表面に原稿からの反射光を照射する。
■感光体は光の照射により導電性を増すため、感光体表
面には原稿からの反射光の強弱に対応して帯電が消失す
る部分と帯電が残存する部分とが生じ、感光体表面に潜
像が形成されることになる。
■感光体表面の帯電と逆極性に帯電した現像用トナーを
、静電引力によりトナー担持体等から感光体表面に付着
させて顕像化する。
■この顕像な転写紙表面に転写した後、加熱、圧着等に
より定着する。
このような静電荷像現像において、上記■の現像用トナ
ーとしては、l成分系あるいは2成分系トナーが用いら
れている。
2成分系現像用トナーは、着色剤を含有する樹脂粉から
なるトナー粒子と、鉄あるいはフェライト等からなるキ
ャリア粒子とから構成される。 この2成分系現像用ト
ナーの帯電は、トナー粒子とキャリア粒子との摩擦によ
り行なわれる。 また、帯電極性は、キャリア粒子構成
材料の選択・キャリア粒子表面の樹脂コート・現像用ト
ナーに含有させる荷電制御剤の選択等により制御される
一方、l成分系現像用トナーはキャリア粒子を使用せず
、例えば、米国特許第3909258号明細書、同第4
121931号明細書に示されるように、それ自身着色
剤である磁性粉を含有する磁性トナー粒子からなる。
このようなl成分系現像用トナーの帯電は、磁性トナー
粒子と、これが接触するブレード・トナー担持体等との
摩擦、あるいは磁性トナー粒子同士との摩擦により行な
われる。 し かし、このような摩擦による帯電では、
すべてのトナー粒子を同一極性に帯電させることが難し
く、また、帯電量も不十分である。
このように不十分な帯電量しか保持していない磁性トナ
ーが現像トナーとして使用されると、画像が乱れたりす
る画質劣化を生じやすい。 したがって、安定的に高画
質画像を得る方法としては、十分な帯電量を保持してい
る2成分系現像用トナーを用いることが望ましい。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、2成分系現像用トナーには、下記に示すような
問題がある。
■トナー粒子の帯電がキャリア粒子との摩擦により行な
われるため、キャリア粒子表面がトナー粒子の成分によ
り汚染され易い。
■トナー粒子個々は不定形で分布を持つことから、それ
自身荷電制御が不完全である。
■キャリア粒子劣化に伴ないトナー(%)のコントロー
ルが不十分となり、トナー粒子補給時に悪影響をおよぼ
す。
以上より、キャリヤ粒子と混合したとき帯電の立ち上り
が遅く、またトナー粒子の帯電量の経時変化が太き(、
画像濃度・カブリ・解像力といった画質に与える影響も
大きくなる。 更に、現像用トナーの機内飛散をも引き
起こす。
本発明は2成分系現像用トナーにおける上記問題を解決
するためになされたものであり、帯電量の経時変化・画
像濃度の経時変化が小さく、カブリが少なくまたその経
時劣化が小さく、解像力が高(またその経時劣化が小さ
く、迅速に帯電が立ち上がり、機内飛散の少ない静電荷
像現像用トナーおよび静電荷像現像剤を提供することを
目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的は、下記の本発明により達成される。
すなわち、本発明は、下記(1)〜(10)である。
(1)荷電性絶縁性非磁性トナー粒子およびこれと同極
性を有する荷電性絶縁性磁性トナー粒子を含有すること
を特徴とする静電荷像現像用トナー (2)前記荷電性絶縁性非磁性トナー粒子および前記荷
電性絶縁性磁性トナー粒子の導電率が10−” mho
/cm以下である上記(1)に記載の静電荷像現像用ト
ナー (3)前記荷電性絶縁性非磁性トナー粒子の体積平均粒
径が5〜30μmであり、前記荷電性絶縁性磁性トナー
粒子の体積平均粒径が2〜10μmである上記(1)ま
たは(2)に記載の静電荷像現像用トナー (4)前記荷電性絶縁性非磁性トナー粒子100重量部
に対し、前記荷電性絶縁性磁性トナー粒子を0.01〜
10重量部含有する上記(1)ないしく3)のいずれか
に記載の静電荷像現像用トナー (5)前記荷電性絶縁性磁性トナー粒子の飽和磁化(σ
m)が、2〜45emu/gである上記(1)ないしく
4)のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー (6)前記荷電性絶縁性非磁性トナー粒子および荷電性
絶縁性磁性トナー粒子が、スチレン−アクリル共重合体
樹脂を含有する上記(1)ないしく5)のいずれかに記
載の静電荷像現像用トナー (7)前記荷電性絶縁性非磁性トナー粒子と同極性の流
動化剤を含有する上記(1)ないしく6)のいずれかに
記載の静電荷像現像用トナー (8)前記流動化剤が、コロイダルシリカである上記(
7)に記載の静電荷像現像用トナー(9)上記(1)な
いしく8)のいずれかに記載の静電荷像現像用トナーと
、キャリア粒子とを含有する静電荷像現像剤。
(10)前記キャリア粒子がCu−Zn系フェライトで
ある上記(9)に記載の静電荷像現像剤。
なお、特開昭53−35546号公報には静電荷像現像
用の現像剤が開示されているが、この現像剤は導電性磁
性粉体(導電率io−’〜10−” m h o/ c
m)と絶縁性非磁性粉体(導電率10−” mho/c
m以下)との混合物であり、キャリア粒子を用いない1
成分系の現像剤である。 しかも、同公報の記載によれ
ば、これら導電性磁性粉体と絶縁性非磁性粉体は、2成
分系においてトナー粒子とキャリア粒子とが逆の極性に
帯電するのと同様に、互いに逆の極性に帯電するもので
ある。 したがって、この公報記載の静電荷像現像剤は
、上記本発明の静電荷像現像用トナーとは構成を全く異
にするものである。
以下、本発明の静電荷像現像用トナーを2成分系現像剤
に用いる場合、すなわち、キャリア粒子と混合して用い
る場合の具体的構成について、詳細に説明する。
本発明の静電荷像現像用トナーは、荷電性絶縁性非磁性
トナー粒子(以下、非磁性トナー粒子という)およびこ
れと同極性を有する荷電性絶縁性磁性トナー粒子(以下
、磁性トナー粒子という)を含有する。
非磁性トナー粒子に加え、同極性の磁性トナー粒子を含
有することにより、トナー補給時における帯電の立ち上
がりを迅速にし、そのことで帯電量の経時変化を抑制し
、画像濃度・カブリ・解像力等を安定的に持続させ、更
には現像用トナーの機内飛散についても防止する効果を
もつものとなる。
本発明において、非磁性トナー粒子および磁性トナー粒
子の導電率は、好ましくはIQ−1lm h o / 
c m以下、より好ましくはto−14m h o /
 c m以下である。 導電率が上記範囲を超えると、
カブリや解像力といった、いわゆる画質に悪影響をおよ
ぼしやすくなる。
非磁性トナー粒子は着色剤を含有する樹脂から構成され
、必要に応じて荷電制御剤、ワックス、抵抗調整剤等が
さらに含有される。
磁性トナー粒子は磁性粉を含有する樹脂から構成され、
必要に応じて荷電制御剤、ワックス、着色剤、抵抗調整
剤等がさらに含有される。
非磁性トナー粒子の体積平均粒径は、好ましくは5〜3
0μm1特に5.0〜20.0μmより好ましくは9.
0−12.0μmである。
体積平均粒径が上記範囲未満となるとトナー凝集が発生
し、高帯電となりやすく、画像濃度低下やクリーニング
不良を引き起こしやす(なる。 上記範囲を超えると低
帯電となり、カブリ悪化や機内飛散の悪化を生じやすく
なる。
磁性トナー粒子の体積平均粒径は、好ましくは2〜10
μm1特に2.0〜9.5μm1より好ましくは7.0
〜9.0μmである。 体積平均粒径が上記範囲未満と
なると高帯電となり、画像濃度低下を生じやす(なり、
上記範囲を超えると黒ベタ画像部上にトナークランプを
生じやすくなる。
これらのトナー粒子の含有量比は、非磁性トナー粒子1
00重量部に対し、好ましくは磁性トナー粒子が0.0
l−to重量部、特に0.03〜5.0重量部、より好
ましくは0.1〜0.7重量部である。 磁性トナー粒
子の含有量比が上記範囲未満となると現状2成分トナー
の諸問題を生じやす(、上記範囲を超えると非磁性トナ
ーと磁性トナーの選択現像が起こりやすくなる。
磁性トナー粒子の飽和磁化(0m)は、好ましくは2〜
45 e m u / g 、より好ましくは3〜30
 e m u / gである。 amが上記範囲未満と
なると現状2成分トナーの諸問題を生じやす(、上記範
囲を超えると感光体劣化が促進されやすくなる。
本発明において、非磁性および磁性トナー粒子に用いる
樹脂は、加熱あるいは圧着等の定着方法に応じて公知の
樹脂から選択すればよく、特に制限はない、 本発明に
おいて好適に用いられる樹脂は、例えば以下に挙げるも
のである。
すなわち、ポリエチレン、ポリプロピレンのようなオレ
フィン樹脂、ポリメタクリル酸エステル、メタクリル酸
共重合体、アクリル酸共重合体のようなアクリル樹脂、
スチレン−アクリル共重合体などのスチレン共重合体、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル等各種
のビニル樹脂;重合脂肪変性ポリアミドのようなポリア
ミド樹脂;フタル酸樹脂、マレイン酸樹脂のようなアル
キド樹脂;エポキシ樹脂;フェノールホルムアルデヒド
樹脂のような合成樹脂;さらには、ポリエステル樹脂等
の各種樹脂の1種以上を用いればよい。
これらの樹脂のうち、特に、スチレン−アクリル共重合
体樹脂およびポリエステル樹脂、特にスチレン−アクリ
ル共重合体樹脂を用いることが好ましい。
この場合、スチレン−アクリル共重合体は、スチレンお
よびその誘導体と共重合可能な(メタ)アクリル系単量
体との共重合反応により得られるものである。
共重合可能なアクリル系単量体としては、アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、ア
クリル酸n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、
アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキ
シプロピル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル
、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル
、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n−ヘキシル
、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2−ヒドロキシ
エチル、メタクリル酸ヒドロキシプロピルなどのアクリ
ル酸エステルまたはメタクリル酸エステル類などの1種
以上が挙げられる。
着色剤は、目的に応じて選択すればよく、特に制限はな
い。 好適な着色剤としては、例えば、カーボンブラッ
ク、銅フタロシアニン、デュポンオイルレッド、キノリ
ンイエロー メチレンブルー、クロームイエロー アゾ
系染料、ニグロシン系染料等の顔料および染料等が挙げ
られる。
このような着色剤の含有量は、非磁性トナー粒子の樹脂
100重量部に対し3〜20重量部程度であることが好
ましい。 また、着色剤が磁性トナー粒子に含有される
場合、磁性トナー粒子の樹脂100重量部に対し1〜1
0重量部程度であることが好ましい。
荷電制御剤は、帯電極性、帯電量等を制御するために必
要に応じて添加される。 本発明では、目的とする極性
、帯電量等に応じて公知の適当な帯電制御剤を選択すれ
ばよく、特に制限はない。 例えば、金属錯塩アゾ系染
料、ニグロシン系染料等が挙げられるが、これらは要求
特性に応じて選択されるものである。
このような荷電制御剤の含有量は、非磁性トナー粒子に
おいては樹脂100重量部に対し0.3〜5重量部程度
であることが好ましい。
また、磁性トナー粒子においても、樹脂100重量部に
対し0.3〜5重量部程度であることが好ましい。
ワックスは離型剤として、オフセット防止のために必要
に応じて添加される。 本発明では用いるワックスに特
に制限はなく、公知の種々のワックス、例えば、ポリエ
チレンワックス、ポリプロピレンワックス、シリコンワ
ックス等を用いればよいが、これらは要求特性に応じて
選択されるものである。 このようなワックスの含有量
は、非磁性トナー粒子においては樹脂100重量部に対
し2〜7重量部程度であることが好ましい、 また、磁
性トナー粒子においては、樹脂100重量部に対し1〜
7重量部程度であることが好ましい。
磁性トナー粒子に含有される磁性粉に特に制限はなく、
公知の磁性粉、例えば、マグネタイト、各種フェライト
等を用いればよいが、これらは要求特性に応じて選択さ
れるものである。
このような磁性粉は、磁性トナー粒子のσmが上記範囲
になるように含有されればよ(、磁性粉の種類によって
も異なるが、例えば、磁性トナー粒子の樹脂100重量
部に対し5〜70重量部程度含有されることが好ましい
なお、非磁性トナー粒子および磁性トナー粒子には、こ
れらの他、抵抗調整剤が含有されていてもよい。
非磁性トナー粒子および磁性トナー粒子は、通常のトナ
ー製造法により製造すればよく、例えば、下記のように
して製造される。
上記したような着色剤・荷電制御剤・ワックス・磁性粉
・その他の添加剤等のうちから必要なものを選択し、こ
れらの所定量と樹脂とを溶融・混練し、冷却後、ハンマ
ーミル、カッターミル等により粗粉砕する。 次いで、
ジェットミル、オングミル等により微粉砕した後、好ま
しくは上記体積平均粒径範囲になるように分級して非磁
性あるいは磁性トナー粒子を得る。
このようにして得られた非磁性トナー粒子および磁性ト
ナー粒子は、ヘンシェルミキサーグラインドミキサー等
で混合され、非磁性トナー粒子表面に磁性トナー粒子が
付着した状態にされて、静電荷像現像用トナーとして用
いられる。
本発明の静電荷像現像用トナーは、非磁性トナー粒子お
よび磁性トナー粒子に加え、これらと同極性の流動化剤
を含有することが好ましい。 流動化剤は、非磁性トナ
ー粒子および磁性トナー粒子と同極性であれば公知の流
動化剤のいずれを用いてもよいが、本発明において特に
好ましい流動化剤は、コロイダルシリカである。 コロ
イダルシリカはシリカの微粒子であり、本発明では平均
粒径0.O1〜0.5μm程度のコロイダルシリカが好
適に用いられる。
流動化剤の含有量は、非磁性トナー粒子100重量部に
対し、好ましくはO,1〜2重量部、より好ましくは0
.3〜0.8重量部である。 流動化剤の含有量が上記
範囲未満となるとトナー凝集が起こり、流動性は悪化し
やす(なる。 上記範囲を超えると、感光体劣化や帯電
量の不安定性を引き起こすことで画質に影響を与えやす
い。
本発明の静電荷像現像用トナーに流動化剤が含有される
場合、上記と同様に非磁性トナー粒子、磁性トナー粒子
および流動化剤がヘンシェルミキサー等で混合され、非
磁性トナー粒子表面に磁性トナー粒子および流動化剤が
付着した状態にされて、静電荷像現像用トナーとして用
いられる。
本発明の静電荷像現像用トナーは、通常、キャリア粒子
と混合され、2成分系の静電荷像現像剤として用いられ
る。
用いるキャリア粒子に特に制限はなく、Fe、・各種フ
ェライト等から構成される公知のキャリア粒子を用いれ
ばよいが、帯電制御が容易であることがらCu−Zn系
フェライトを用いることが好ましい。 Cu−Zn系フ
ェライトのうち、特・に好ましいものは、M g −C
u −Znフェライトである。
本発明において、キャリア粒子の体積平均粒径は、好ま
しくは40〜120μm1さらに好ましくは75〜12
0μmである。
このようなキャリア粒子と上記の静電荷像現像用トナー
とから構成される静電荷像現像剤中において、静電荷像
現像用トナーの含有量は、好ましくは2〜10wt%、
より好ましくは3.5〜4.5wt%である。
このような本発明の静電荷像現像剤は、2成分系現像剤
として磁気ブラシ現像法、カスケード法、毛ブラシ法、
パウダークラウド法などの乾式現像法に用いられて所定
の効果を発揮する。
なお、本発明の静電荷像現像用トナーは、キャリア粒子
と混合せずに1成分系の現像剤としても用いることがで
きる。 例えば、特公昭41−9475号公報、同45
−2877号公報、同54−3624号公報、米国特許
第2895847号明細書、同3152012号明細書
等に記載されているジャンピング法、インプレッション
法、タッチダウン法等にも好適に用いることができる。
 さらに、特開昭57−114163号公報に記載され
ているFEED現像法にも好適に用いることができる。
〈実施例〉 以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明をさらに詳
細に説明する。
[実施例1−11 スチレン/アクリル樹脂 (スチレン70−メチルメタクリレート20−ブチルア
クリレート10) 85重量部 ポリプロピレンワックス (三洋化成工業社製ビスコール550P)3重量部 カーボンブラック (三菱工業化成社製MA−100) 10重量部 荷電制御剤(保土谷化学社製TRH) 2重量部 上記物質を溶解・混線後、冷却し、ハンマーミルにて粗
粉砕した。 次いでジェットミルにて微粉砕し、分級し
て各種非磁性トナー粒子を作製した。
次に、 ス、チレン/アクリル樹脂 (スチレン78−ブチルアクリレート22)83重量部 マグネタイト (ティーデイ−ケイ株式会社製TFP−2)15重量部 荷電制御剤(保土谷化学社製TRH) 2重量部 上記物質を溶解・混線後、冷却し、ハンマーミルにて粗
粉砕した。 次いでジェットミルにて微粉砕し、分級し
て各種磁性トナー粒子を作製した。
上記のようにして作製した非磁性トナー粒子および磁性
トナー粒子と、流動化剤(コロイダルシリカ:日本アエ
ロジル社製R−972)とをヘンシェルミキサーにて混
合し、表1に示すトナーNo、1〜5を得た。 これら
のトナーを透過型電子顕微鏡および、EPMAにて観察
した結果、非磁性トナー表面に、磁性トナーおよび流動
化剤が付着していることが確認された。 なお、非磁性
トナー粒子、磁性トナー粒子および流動化剤は、すべて
同極性であった。
各トナー中の非磁性トナー粒子、磁性トナー粒子および
流動化剤の含有量を、表1に示す。
また、非磁性トナー粒子の導電率および体積平均粒径と
、磁性トナー粒子の導電率、体積平均粒径およびσmを
表1に示す。
[実施例1−2] 非磁性トナー粒子および磁性トナー粒子の原料を下記の
ものとした以外は、実施例1−1と同様にして表1に示
すトナーNo、ll−13を作製した。
(非磁性トナー粒子) ポリエステル樹脂 82重量部 ポリプロピレンワックス (三洋化成工業社製ビスコール550P)3重量部 カーボンブラック (三菱工業化成社製MA−100) 10重量部 荷電制御剤(保土谷化学社製TRH) 5重量部 (磁性トナー粒子) ポリエステル樹脂 82重量部 マグネタイト (ティーデイ−ケイ株式会社製TFP−2)15重量部 荷電制御剤(保土谷化学社製TRH) 3重量部 [比較例1−1] 比較のために、磁性トナーを含有しない他は実施例1−
1と同様にして表1に示すトナーNo、101−103
を作製した。 また、磁性トナー粒子を含有せず、体積
平均粒径の異なる2種の非磁性トナー粒子を含有するト
ナーNo、104も作製した。 これらのトナーに用い
た非磁性トナー粒子および磁性トナー粒子は、実施例1
−1と同組成とした。
[比較例1−2] 比較のために、磁性トナーを含有しない他は実施例1−
2と同様にして、表1に示すトナーNo、lLlを作成
した。
[実施例2−1] 上記実施例1−1で作製した各種トナーとM g −C
u −Z nフェライト製キャリア粒子(ティーデイ−
ケイ株式会社製TFC−040)とを混合し、それぞれ
トナーを4.01t%含有する各種現像剤を得た。 各
現像剤が含有するトナーNO,を表2に示す。
[比較例2−1] 上記比較例1−1で作製した各種トナーを用い、実施例
2と同様にしてそれぞれトナーを4.0wt%含有する
各種現像剤を作製した。
実施例2−1および比較例2−1で作製した現像剤を電
子写真式複写a(株式会社東芝製BD−7720)に適
用し、下記の項目について評価を行なった。 なお、複
写原稿は、データクエストチャート、電子写真学会チャ
ート、ランニングテストパターン等を使用した。 結果
を表2に示す。
(画像濃度) 初期および5万枚複写後の複写画像濃度を、フォトボル
ト濃度計(東京重色(株)製)により測定した。
(帯電量) 初期および5万枚複写後のトナーの帯電量を、ブローオ
フ帯電、量測定装置(株式会社東芝ケミカル製TB−2
00)により測定した。
表2に示す測定値は、10秒値である。−(カブリ) 初期および3万枚複写後のトナー画像(電子写真学会チ
ャート)の白地部と、普通紙白地部との差を、フォトボ
ルト濃度計(東京重色(株)製)により測定した。
(解像力) 初期および5万枚複写後の複写画像の解像力をライン濃
度計(東京重色(株)製)により測定した。
(fil内飛散) 5万枚複写後に、複写機内の現像剤飛散を測定した。 
表2に示す評価の詳細は下記のとおりである。
○:微小 Δ:中程度 ×:犬 (トナークランプ) 初期および5万枚複写後の黒ベタ画像にお6sで、トナ
ークランプの発生を目視により確認した。
○:なし ×:有 表2から明らかなように、磁性トナー粒子を含有しない
現像剤No、lO1〜103は、解像力、カブリおよび
機内飛散に関して不十分な結果を示した。 また、磁性
トナー粒子を含まず、替わりに磁性トナー粒子と同一の
体積平均粒径を有する非磁性トナー粒子を含有する現像
剤No、104も、各特性の経時変化が大きいものであ
った。
なお、現像剤N014は、帯電量の変化および画像濃度
変化は若干大きいが、解像力、カブリおよび機内飛散に
関しては、きわめて良好な結果を示した。
[実施例2−2] 上記実施例1−2で作製した各種トナーとMg−Cu−
Znフェライト製キャリア粒子(ティーデイ−ケイ株式
会社製TFC−040)とを混合し、それぞれトナーを
4.0wt%含有する各種現像剤を得た。 各現像剤が
含有するトナーNo、を表3に示す。
[比較例2−2] 上記比較例1−2で作製した各種トナーを用い、実施例
2−1と同様にしてそれぞれトナーを4.0wt%含有
する各種現像剤を作製した。
実施例2−2および比較例2−2で作製した現像剤を電
子写真式複写機(株式会社東芝製BD−7720)に適
用し、上記と同様の項目について評価を行なった。
結果を表3に示す。
ただし、画像濃度、帯電量、カブリ、解像力、機内飛散
およびトナークランプについては、3万枚複写後の値で
ある。
[実施例3] 上記現像剤No、2.4および102についてボールミ
ル攪拌を行ない、帯電量の立ち上がりを測定した。 結
果を第1図に示す。  なお、帯電量の測定は、上記と
同様にして行なった。
第1図から明らかなように、現像剤No。
102は帯電量の立ち上がりが悪い。 これに対し、本
発明の現像剤である現像剤N002および4では、良好
な立ち上がりを示し、表2からも帯電量の経時変化およ
び画質の経時変化、機内飛散防止効果に優れていること
がわかる。
〈発明の効果〉 本発明の静電荷像現像用トナーおよび静電荷像現像剤は
、トナー補給時に迅速な帯電の立ち上がりが得られるた
め、帯電量の経時変化・画像1度の経時変化が小さい。
 また、カブリおよびその経時劣化が小さい。 さらに
、解像力が高く、しかもその経時劣化が小さいといった
いわゆる高品位画像を安定的に持続させる効果をもつも
のである。 そして、現像剤の機内飛散も少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の静電荷像現像剤の帯電量の立ち上が
りを示すグラフである。 特許出願人 ティーデイ−ケイ株式会社代  理  人
  弁理士   石  井  陽  −P    2.
7 ゛r?、−1−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)荷電性絶縁性非磁性トナー粒子およびこれと同極
    性を有する荷電性絶縁性磁性トナー粒子を含有すること
    を特徴とする静電荷像現像用トナー。 (2)前記荷電性絶縁性非磁性トナー粒子および前記荷
    電性絶縁性磁性トナー粒子の導電率が10^−^1^2
    mho/cm以下である請求項1に記載の静電荷像現像
    用トナー。(3)前記荷電性絶縁性非磁性トナー粒子の
    体積平均粒径が5〜30μmであり、前記荷電性絶縁性
    磁性トナー粒子の体積平均粒径が2〜10μmである請
    求項1または2に記載の静電荷像現像用トナー。 (4)前記荷電性絶縁性非磁性トナー粒子 100重量部に対し、前記荷電性絶縁性磁性トナー粒子
    を0.01〜10重量部含有する請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の静電荷像現像用トナー。 (5)前記荷電性絶縁性磁性トナー粒子の飽和磁化(σ
    m)が、2〜45emu/gである請求項1ないし4の
    いずれかに記載の静電荷像現像用トナー。 (6)前記荷電性絶縁性非磁性トナー粒子および荷電性
    絶縁性磁性トナー粒子が、スチレン−アクリル共重合体
    樹脂を含有する請求項1ないし5のいずれかに記載の静
    電荷像現像用トナー。 (7)前記荷電性絶縁性非磁性トナー粒子と同極性の流
    動化剤を含有する請求項1ないし6のいずれかに記載の
    静電荷像現像用トナー。 (8)前記流動化剤が、コロイダルシリカである請求項
    7に記載の静電荷像現像用トナー。 (9)請求項1ないし8のいずれかに記載の静電荷像現
    像用トナーと、キャリア粒子とを含有する静電荷像現像
    剤。 (10)前記キャリア粒子がCu−Zn系フェライトで
    ある請求項9に記載の静電荷像現像剤。
JP63182397A 1988-07-20 1988-07-20 静電荷像現像用トナーおよび静電荷像現像剤 Expired - Lifetime JP2784923B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63182397A JP2784923B2 (ja) 1988-07-20 1988-07-20 静電荷像現像用トナーおよび静電荷像現像剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63182397A JP2784923B2 (ja) 1988-07-20 1988-07-20 静電荷像現像用トナーおよび静電荷像現像剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0229758A true JPH0229758A (ja) 1990-01-31
JP2784923B2 JP2784923B2 (ja) 1998-08-13

Family

ID=16117597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63182397A Expired - Lifetime JP2784923B2 (ja) 1988-07-20 1988-07-20 静電荷像現像用トナーおよび静電荷像現像剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2784923B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5785060A (en) * 1980-11-17 1982-05-27 Mita Ind Co Ltd Composite developer
JPS59218458A (ja) * 1983-05-25 1984-12-08 Hitachi Metals Ltd 静電荷像用現像剤
JPS63206765A (ja) * 1987-02-23 1988-08-26 Kyocera Corp 電子写真用現像剤

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5785060A (en) * 1980-11-17 1982-05-27 Mita Ind Co Ltd Composite developer
JPS59218458A (ja) * 1983-05-25 1984-12-08 Hitachi Metals Ltd 静電荷像用現像剤
JPS63206765A (ja) * 1987-02-23 1988-08-26 Kyocera Corp 電子写真用現像剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP2784923B2 (ja) 1998-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0371812B1 (en) Toner composition
US4837101A (en) Negatively charged colored toner compositions
US4963454A (en) Method for developing electrostatic images using magnetic brush
JPH02120865A (ja) カラートナー粒子
JP2784923B2 (ja) 静電荷像現像用トナーおよび静電荷像現像剤
JPH0296184A (ja) 現像剤用キャリア
JP2767840B2 (ja) 静電荷現像用トナー
JPS6346472A (ja) 正荷電性緑色トナ−
JPH0264655A (ja) 現像剤用キャリア
JP2694551B2 (ja) 静電荷像現像用負帯電性二成分系現像剤
JP2645500B2 (ja) トナー組成物
JP3241148B2 (ja) 電荷制御剤を含有しない2成分系現像剤用トナー
JPH04281463A (ja) 静電荷像現像用トナー
JPS59197049A (ja) 静電荷像現像用摩擦帯電性トナー
JPH0876485A (ja) 二成分系現像剤
JP2004309756A (ja) 静電荷像現像用トナー
JPH08297381A (ja) 静電潜像現像用キャリア
JPH08123067A (ja) 画像形成用トナー
JPS6346473A (ja) 正荷電性緑色トナ−
JPS58187951A (ja) 磁性カラ−トナ−
JPH04367867A (ja) 磁性トナー
JPH0876514A (ja) 二成分系現像剤
JPH0876482A (ja) 二成分系現像剤
JPH0356973A (ja) 二成分系磁性現像剤
JPH0876474A (ja) 二成分系現像剤