JPH0229736A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料、特に掻く低銀化
されたにもかかわらず、反射濃度が高いハロゲン化銀写
真印画紙に関するものである。

【発明□の背景】

一般に、ハロゲン化銀写真感光材料は、ゼラチンのよう
な親水性バインダが用いられており、高温高湿下におい
ては表面の接着性が増大する。 この接着性の増大は感光材料同志のくっつきを引き起こ
すことになり、又、感光材料とこれが取り汲われる装置
との間の接触によって、その表面に損傷が起きる。 特に、写真用印画紙については、ロール状の製品形態で
あって、露光時には高速で走行することが多く、この高
速走行によって乳剤面のスリキズが発生し易く、このス
リキズは現像処理後に黒化マークとなり、画像品質を著
しく低下させる。 このような不都合を解消する為に、感光材料の裏面層を
その粒径が小さなマット剤の使用によって粗面化するこ
とが考えられている。 すなわち、マット剤はハロゲン化銀乳剤層の保護層及び
／又は裏面層最外層に含有させられ、これによって接触
面の接着性が軽減され、感材同志のくっつきやスリキズ
の発生が軽減される。 尚、マット剤としてその粒径が大きなものを用いると、
フィルムの場合には、粒径の大きなマット剤がある部分
でピンホールを引き起こすようになることから、粒径の
大きなマット剤の利用は良くないと思われてきた。 ところで、最近の省資源、低コスト化の時代に適応する
為に、例えば塗布銀量が１．０Ｈ／ｍ’以下といった銀
量の掻く低減化された写真用印画紙の開発が重要になっ
てきた。 このような銀量の少ない写真用印画紙のハロゲン化銀乳
剤層の最上層に、塗布銀量の多い写真用印画紙に適用さ
れる量に相当する、すなわち多量のマット剤を含有させ
ると、現像処理後に黒化部の最大反射濃度が低下し、画
像の著しい品質低下を招く。 そこで、低銀量化された写真用印画紙においては、その
最大反射濃度低下を防ぐ為に写真乳剤層の最上層に添加
するマット剤量を低減し、裏面層最上層にマット剤を新
たに含有させたりして、前記の欠点を解決する方法も考
えられた。 しかし、実質的に最大反射濃度の低下が問題ならない程
度まで乳剤層側のマット剤量を低減する′と、前記装置
との接触によるスリキズが一段と発生し易くなり、又、
裏面層側のマット剤を増加させると、感光材料製造時の
塗布乾燥後の巻取り時や裁断加工時等に、感光材料の表
面と裏面との摩擦による乳剤層側のスリキズが発生し易
くなったりする。 すなわち、反射濃度低下、感光材料同志のくっつき、及
びスリキズ発生といった欠点のいずれをも同時に克服す
ることは未解決のまま残されていた。

【発明の目的】

本発明の第一の目的は、低銀量化したにもががわらず、
最大反射濃度が高いハロゲン化銀写真感光材料を提供す
ることにある。 又、本発明の第二の目的は、感光材料同志のくっつき及
びスリキズ発生程度が改良されたハロゲン化銀写真感光
材料を提供することにある。

【発明の開示】

本発明の上記目的は、紙支持体の一方の側に少なくとも
一層のハロゲン化銀写真乳剤層及び保護層を有するハロ
ゲン化銀写真感光材料において、該写真乳剤層の銀量が
１．０ｇ７ｍ２以下であり、かつ、該保護層に平均粒径
が５μ鏑以上のマット剤を含有するハロゲン化銀写真感
光材料によって達成される。 尚、マット剤は平均粒径フル２０μ謡のものが好ましく
、より望ましくは１０〜２０μｍであることが好ましい
。 これは、マット剤の平均粒径が２０μ鋼を越えた大きず
ぎるものになると、塗布時の圧用故障が生じ易くなった
り、乾燥時もしくは包装加工時にマット剤の剥離による
製造工程の汚染を生じようになったりする傾向があるこ
とがら、マット剤の平均粒径は２０μ諭以下であること
が望ましい、逆に、マット剤の平均粒径が５μ輪未満の
小さすぎる場合には、マット剤添加による本発明が目的
とした効果が得られない。 そして、このマット剤の保護層における含有割合は、マ
ット剤添加による効果を充分に発揮させる為１０〜８０
ｍｇ／＊”であることが望ましい。 又、写真乳剤層の銀量が１．０ｇ７ｍ”以下であり、か
つ、保護層に平均粒径が５μ納以上のマット剤を含有す
る本発明のハロゲン化銀写真感光材料の表面の中心線平
均粗さＲａは１．２μｍ以下であることが望ましい。 さらに好ましくは、Ｒａが０．３〜１．０μ鏑であるこ
とが望ましい、すなわち、Ｒａが０．３μｍ未満の小さ
すぎる場合には、処理後の写真感光材料を原稿として製
版カメラで撮影する際に、フレアー光が問題となる傾向
にあり、逆に、Ｒａが１．２．ｕｓを越えた大きすぎる
場合は、最大反射濃度が低下する傾向にあるからである
。 尚、ここで中心線平均粗さＲａとはＪＩＳ　Ｂ　０６０
１で規定される値である。 本発明の写真感光材ｒ＋の支持体としてはその用途に応
じて各種のものが考えられるが、特には、両面がポリオ
レフィンで被服された紙支持体が望ましい。 尚、ポリオレフィン被覆紙のポリオレフィンとしては、
低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン、ポリペンテ
ン等のホモポリマー又はエチレン−プロピレン共重合体
等のオレフィンの二つ以上からなる共重合体及びこれら
の混合物があり、各種の密度及び溶融粘度指数（メルト
インデックス）のものを単独にあるいはそれらを混合し
て使用できる。 又、本発明に用いられるポリオレフィン樹脂被覆紙の樹
脂層中には、酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、炭酸カル
シウム等の白色顔料の他に、ステアリン酸アミド、アラ
キシン酸アミド等の脂肪酸アミド、ステアリン酸亜鉛、
ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、
バルミチン酸カルシウム等の脂肪酸金属塩、群青、コバ
ルトバイオレット等の顔料及び染料、酸化防止剤、蛍光
増白剤、紫外線吸収剤等の各種の添加剤を適宜組合せて
加えることができる。 特に、樹脂被覆紙の写真乳剤層を塗設する側の樹脂層に
酸化チタンを加える場合には、酸化チタンの添加量が樹
脂屑に対して５〜２０重景％の範囲であることが好まし
い。 又、酸化チタン等の白色顔料と併用して樹脂層に群青を
加える場合には、群青の添加量が樹脂層に対して０，０
１〜１．０重歌％の範囲が好ましく、特に０．０４〜０
．５重量％の範囲であることが好ましい。 本発明に用いられるポリオレフィン樹脂被覆紙は、通常
走行する基体上に加熱溶融した二酸化チタン顔料を含む
樹脂組成物をスリットダイからフィルム状に溶融押出塗
工して製造される。尚、溶融押出温度は２００〜３５０
℃であることが好ましい。 又、樹脂組成物を紙基体に塗布する前に、紙基体にコロ
ナ放電処理、火炎処理等の表面活性化処理を施しておく
ことが好ましい。 樹脂被覆紙の樹脂層の厚さとしては、特に制限はないが
、一般に５〜５０ミクロン程度の厚さに押出塗工したも
のが有利である。 又、紙基体の両面が樹脂によって被覆された通常の樹脂
被覆紙においては、二酸化チタン顔料を含む樹脂表面は
、その用途に応じて、光沢面、マット面、絹目面等を有
してもよいが、写真乳剤層側・の表面はその表面の中心
線平均粗さが１．２μｍ以下の場合に本発明の効果が著
しい。 反対側の裏面は通常無光沢面であり、必要に応じて裏面
にもコロナ放電処理、火炎処理等の活性化処理すること
ができる。 本発明に用いられるポリオレフィン樹脂被覆紙の紙基体
は１通常の天然パルプ紙あるいは合成紙のいずれでもよ
いが、針葉樹パルプ、広葉樹パルプ、針葉樹・広葉樹混
合パルプの木材パルプを主成分とする天然パルプ紙が有
利に用いられる。 又、紙基体の厚さに関しては特に制限はないが、表面の
平滑性のよい紙基体が好ましく、その坪量は５０ｇ、／
ｍ’〜１２０ｇ／ｍ”のものが好ましい。 本発明の実施に有利に用いられる天然パルプを主成分と
する紙基体には、各種の高分子化合物、添加剤を含有せ
しめることができる。 例えば、乾燥紙力増強剤としてカチオン化デンプン、カ
チオン化ポリアクリルアミド、アニオン化ポリアクリル
アミド、カルボキシ変性ポリビニルアルコール、ゼラチ
ン等、サイズ剤として脂肪゛酸塩、ロジン誘導体、ジア
ルキルゲテンダイマー乳化物、石油樹脂エマルジーン、
スチレン−無水マレイン酸共重合体アルキルエステルの
アンモニウム塩等、顔料としてクレー、カオリン、炭酸
カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン等、湿潤紙力増
強剤としてメラミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ化ポリア
ミド樹脂等、定着剤として硫酸アルミニウム、塩化アル
ミニウム等の多価金属塩、カチオン化デンプン等のカチ
オン変性ポリマー等、ｐ１調節剤として苛性ソーダ、炭
酸ソーダ、劃り無機電解質として食塩、芒硝等、その他
染料、蛍光増白剤、ラテックス等を適宜組合せて含有せ
しめることができる。 本発明の写真感光材料において、各写真構成層は次のよ
うなバインダを含むことができる。 例えば、親水性コロイドとしてゼラチン、コロイド状ア
ルブミン、カゼイン等の蛋白質、カルボキシメチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース化
合物、寒天、アルギン酸ソーダ、澱扮誘導体等の誘導体
、合ｖｉ、ｓｉ水性コロイド例えばポリビニルアルコー
ル、ポリ−Ｎ−ビニルピロリドン、ポリアクリル酸共重
合体、ポリアクリルアミド又はこれらの誘導体及び部分
加水分解物等が挙げられる。尚、必要に応じてこれらの
コロイドの二つ以上の混合物を使用する。 この中で最も用いられるのはゼラチンであるが、ここに
言うゼラチンはいわゆる石灰処理ゼラチン、酸処理ゼラ
チン及び酵素処理ゼラチンを指す。 ゼラチンの一部又は全部を合成高分子物質で置きかえる
ことができるほか、いわゆるゼラチン誘導体すなわち分
子中に含まれる官能基としてのアミノ基、イミノ基、ヒ
ドロキシ基又はカルボキシル基をそれらと反応しうる基
を一個持った試薬で処理改質したもの、あるいは高分子
物質の分子鎖を結合させたグラフトポリマーで置きかえ
たものを使用してもよい。 本発明の写真感光材料に用いられるハロゲン化銀乳剤は
、通常、水溶性銀塩（例えば硝酸銀）溶液と水溶性ハロ
ゲン塩（例えば臭化カリウム）溶液とをゼラチンの如き
水溶性高分子溶液の存在下で混゛合して作られる。 ハロゲン化銀としては塩化銀、臭化銀のほかに混合ハロ
ゲン化銀、例えば塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀等を
用いることができる。 写真乳剤は必要に応じてシアニン、メロシアニン、カル
ボシアニン等のポリメチル増感色素類の単独あるいは組
合せ使用、又はそれらとスチリル染料等との組合せ使用
によって分光増感や強色増感を行なうことができる。 又、本発明に用いられる写真乳剤には感光材料の製造工
程、保存中あるいは処理中の感度低下やカブリの発生を
七メｊぐ為に種々の化合物を添加することができる。 それらの化α物としては、４−ヒドロキシ−６−メチル
−１，：ｌ、３ａ、７−テトラザインデン−３−メチル
−ベンゾチアゾール、ｌ−フェニル−５−メルカプトテ
トラゾールを始め多くの複素環化合物、含水銀化合物、
メルトカプト化合物、金属塩類等極めて多くの化合物が
古くから知られている。 ハロゲン化銀写真乳剤がカラー写真感光材料用として用
いられる場合には、カプラーをハロゲン化銀乳剤層中に
きませてもよい。 この様なカプラーとしては４当員型のジケトメチレン系
イエローカプラー　２当量型のジケトメチレン系イエロ
ーカプラー、４当量型又は２当量型のピラゾロン系マゼ
ンタカプラーやインダシロン系マゼンタカプラー、α−
ナフトール系シアンカプラーやフェノール系シアンカプ
ラー等を用いることができる。 本発明の写真感光材料におけるハロゲン化銀乳剤層及び
その他の層は、各種の有機又は無機の硬化剤（単独又は
組合せ）により硬化されうる。 代表的な例としてはムコクロル酸、ホルムアルデヒド、
トリメチロールメラミン、グリオキサール、２．３−ジ
ヒドロキシ−１，４−ジオキサン、２．３−ジヒドロキ
シ−５−メチル−１，４−ジオキサン、サクシンアルデ
ヒド、グルタルアルデヒドの如きアルデヒド系化合物、
ジビニルスルポン、メチレンビスマレイミド、１，３．
５−１−リアクリロイル−へキサヒドロ−５−ｔ−リア
ジン、１．．３．５−トリビニルスルホニルへキサヒド
ロ−５−ｔ〜リアジンビス（ビニルスルホニルメチル）
エーテル、１．３−ビス（ビニルスルボニルメチル）プ
・ロバノール−２−ビス（α−ビニルスルホニルアセト
アミド）エタン等の活性ビニル系化合物、２．４−ジク
ロロ−６−ヒドロキシ−ｓ−トリアジンナトリウム塩、
２，４−ジクロロ−６−メドキシーｓ−トリアジン等の
活性ハロゲン化合物、２，４．６−　）−リエチレンイ
ミノーｓ−トリアジン等のエチレンイミン系化合物等を
挙げることが出来る。 本発明の写真構成層には、界面活性剤を単独または混合
して添加してもよい。 それらは塗布助剤として用いられるものであるが、時と
してその他の目的、例えば乳化分散、増感その他の写真
特性の改良、帯電防止等の為にも適用される。 これらの界面活性剤はサポニン等の天然界面活性剤、ア
ルキレンオキシド系、グリセリン系、グリシドール系等
のノニオン界面活性剤、高級アルキルアミン類、第４級
アンモニウム塩類、ピリジンその他の複素環類、ホスホ
ニウム又はスルホニウム類等のカチオン界面活性剤、カ
ルボン酸、スルホン酸、リン酸、硫酸エステル、リン酸
エステル等の酸性基を含むアニオン界面活性剤、アミノ
酸類、アミノスルホン酸類、アミノアルコールの硫酸又
はリン、酸エステル類等の両性界面活性剤にわけられる
。 これら使用しうる界面活性剤化合物例の一部は米国特許
第２．２７１，６２３号、同２，２４０，４７２号、同
２．２８８，２２８号、同２．７３９．８９１号、同３
，０６８，１０１号、同３，１５８，４８４号、同３．
２０１．２５３号、同３，２１０，１９１号、同３，２
９４．５４０号、同３，４１５，６４９号、同３，４４
１，４１３号、同３，４４２，６５４号、同３，４７５
，１７４号、同３，５４５，９７４号、同３，６６６．
４７８号、同３，５０７，８６０号、同１，１９８，４
５０号を始め、小口１良平他著「界面活性剤の合成とそ
の応用」（槙書店、１９６４年）、Ａ、Ｗ、ペリイ著［
サーフイス　アクティブ　エージェンツ」（インターサ
イエンス　パブリケーション　インコーボレーティド、
１９５８年）、Ｊ、Ｐ、シスリー［エンサイクロペディ
ア　オブ　アクティブ　エージェンツ第２巻」（ケミカ
ル　パプリッシュ　カンパニー１９６４年）等の成書に
記載されている。 本発明の写真感光材料には、その他必要に応じて各種の
写真用添加剤を使用することができる。 例えば、紫外線吸収剤、蛍光増白剤、酸化防止剤、ステ
ィン防止剤、金属イオン封鎖剤、増粘剤、マット剤、ハ
レーション防止染料、イラジエーシ田ン防止染料等を使
用できる。 以−Ｌのような構成要素をもつ感光性ハロゲン化銀乳剤
層中のハロゲン化銀陰有量は、本発明においては、省資
源及び低コスト化の為、塗布銀量概算して１．０ｇ／翰
２以下と掻く少量の場合に限定されている。 本発明においては、ハロゲン化銀乳剤層の最外層に保護
層が設けられ、その中には前述のような平均粒径５μ輪
以上のマット剤を含有する。 マット剤の種類は、特に限定されるものではないが、有
機系及び無機系のものがあり、具体例としては次のよう
なものがある。 例えば、スイス特許第３３０，１５８号明細書に記載の
シリカ、仏国特許第１，２９６，９９５号明細書に記載
のガラス粉、英国特許第１，１７３，１８１号明細書に
記載のアルカリ土類金属又はカドミウム、亜鉛等の炭酸
塩等の無機物粒子、米国特許第２，３２２，０３７号明
細書に記載の澱粉、ベルギー特許第６２５，４５１号あ
るいは米国特許第９８１，１９８号明細書に記載された
澱粉誘導体、特公昭４４−３６４３号公報に記載のポリ
ビニルアルコール、スイス特許第３３０，１５８号明細
書に記載されたポリスチレンあるいはポリメチルメタク
リレ−１・、米国特許第３，０７９，２５７号明細書に
記載のポリアクリロニトリル、米国特許第３．０２２，
１６９号明細書に記載のポリカーボネートのような有機
物粒子等がある。 又、マット剤が含有せしめられる保護層の厚さは、特に
限定されるものでもないが、例えば０．８〜２．０μ論
の範囲であれば本発明の目的とする効果は充介に得られ
る。 本発明のハロゲン化銀写真感光材料を現像する場合に用
いられる現像主薬としては、具体的に製造された感光材
料に応じて種々の任意のものを挙げることができる。 例えば、１１０−（ＣＩｌ＝ＣＩｌ）ｎ−０１１型現像
主薬の代表的なものとしては、ハイドロキノンがあり、
その他にカテコール、ピロガロール及びその誘導体並び
にアスコルビン酸、クロロハイドロキノン、ブロモハイ
ドロキノン、イソプロピルハイドロキノン、１〜リハイ
ドロキノン、メチルハイドロキノン、２゜３−ジクロロ
ハイドロキノン、２．５−ジメチルハイドロキノン、２
．３−ジブロモハイドロキノン、２．５−ジハイドロキ
シアセトフェノン、２．５−・ジエチルハイドロキノン
、２．５−ジ−ｐ−フェネチルハイドロキノン、２．５
−ジベンゾイルアミノハイドロキノン、カテコール、４
−クロロカテコール、３−フェニルカテコール、４−フ
ェニル−カテコール、３−メトキシ−カテコール、４−
アセチル−ピロガロール、４−（２−ヒドロキシベンゾ
イル）ピロガロール、アスコルビン酸ソーダ等がある。 又、１１Ｇ−（Ｃｌｌ□ＣＩＩ）ｎ−Ｎｌｌｚ型現像剤
としては、オルト及びパラのアミノフェノール又はアミ
ノピラゾロンが代表的なもので、４−アミノフェノール
、２−アミノー６−フェニルフェノール、２−アミノ−
４−クロロ−６−フェニルフェノール、４−アミノ−２
−フェニルフェノール、３．４−ジアミノフェノール、
３−メチル４．６−ジアミノフェノール、２．４−ジア
ミルゾルシノール、２，４．６−１−リアミノフェノー
ル、トメチル−ｐ−アミノフェノール、Ｎ−β−ヒドロ
キシエチルｐ−アミノフェノール、ｐ−ヒドロキシフェ
ニルアミノ酢酸、２−アミノナフトール等がある。 さらに、ＩＩＪ−（Ｃｌｌ・Ｃ１１）ｎ−Ｎｌｌｔ型現
像剤としては、例えば４−アミノ−２−メチル−Ｎ、Ｎ
−ジエチルアニリン、２．４−ジアミノ−Ｎ、Ｎ−ジエ
チルアニリン、Ｎ−（４−アミノ−３−メチルフェニル
）−モルポリン、ｐ−フェニレンジアミン、４−アミノ
−Ｎ、Ｎ−ジメチル−３−ヒドロキシアニリン、Ｎ、Ｎ
、Ｎ、Ｎ−テトラメチルパラフェニレンジアミン、４−
アミノ−Ｎ−エチル−Ｎ−（β−ヒドロキシエチル）−
アニリン、４−アミノ−３−メチル−Ｎエチル−Ｎ−（
β−ヒドロキシエチル）−アニリン、４アミノ−Ｎ−エ
ヂルー（β−メトキシエチル）−３−メチルアニリン、
４−アミノ−３−メチル−Ｎ−エチル−Ｎ−（βメチル
スルホンアミドエチル）−アニリン、４−アミノートブ
チルートγ−スルホブチルアニリン、１−（４アミノフ
エニル）−ピリジン等がある。 ヘテロ原型現像剤としては、１−フェニル−３−ピラゾ
リドン、ｌ−フェニル−４，４−ジメチル−３−ピラゾ
リドン、１−フェニル−４−メチル−４−ヒドロキシメ
チル−３−ピラゾリドン、１−フェニル−４−メチル−
４−ヒドロキシメチル−３−ピラゾリドンのような３−
ピラゾリドン類、１−フェニル−４−アミノ−５−ピラ
ゾロン、１−（ｐ−アミノフェニル）−３−アミノ−２
−ピラゾロン、１−フェニル−３−メチル−４−アミノ
−５−ピラゾロン、５−アミノウラシル等を挙げること
ができる。 その他、Ｔ、Ｈ，ジェームス著ザ　セオリティオブ　ザ
　フォトグラフィック　プロセス第４版（Ｔｈｅ　Ｔｈ
ｅｏｒｙ　ｏｆ　ｔｈｅ　Ｐｈｏｔｏｇｒａｐｈｉｃ　
Ｐｒｏｅｅｓ＋。 ＦｏｕｒＬｂ　ＥｄＬｉｏｎ）第２９１〜３３４頁及び
ジャーナル　オブ　ザ　アメリカン　ケミカル　ソサア
テイ（Ｊｏｕｒｎａｌ　ｏｆ　Ｌｌ＋ｅ　Ａ＋＊ｅｒｉ
ｃａｎ　Ｃｈｅｍｉｃａｌ　５ｏｃｉｅｔｙ）第７３巻
、第３，１００頁（１９５１）に記載されている如き現
像剤が本発明に有効に使用し得るものである。 これらの現像剤は単独で使用しても二種以上組み合わせ
てもよいが、二種以上を組み合わせて用いる方が好まし
い。 又、本発明の写真感光材料の現像剤に使用する現像液に
は、保恒剤として例えば亜硫酸ソーダ、亜硫酸カリ等の
亜硫酸塩を用いても本発明の効果が損なわれることはな
い。 尚、保恒剤としてヒドロキシルアミン、ヒドラジド化合
物を用いてもよい。 その他一般白黒現像液で用いられるような苛性アルカリ
、炭酸アルカリ又はアミン等によるｐｌ＋の調整とバッ
ファー機能をもたせること、及びブロムカリ等無機現像
抑制剤及びベンゾトリアゾール等の有機現像抑制剤、エ
チレンジアミン四酢酸等の金属イオン捕捉剤、メタノー
ル、エタノール、ベンジルアルコール、ポリアルキレン
オキシド等の現像促進剤、アルキルアリールスルホン酸
ナトリウム、天然のサポニン、糖類又は前記化合物のア
ルキルエステル物等の界面活性剤、グリタルアルデヒド
、ポルマリン、グリオキザール等の硬膜剤、硫酸ナトリ
ウム等“のイオン強度調整剤等の添加を行うことは任意
である。 本発明において使用される現像液には、有機溶媒として
アルカノールアミン類やグリコール類を含有させてもよ
い。 上記の組成になる現像液のｐ■値は９〜１３がよいが、
保恒性及び写真特性上からはｐ■値は１０〜１２の範囲
が好ましい。 本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、種々の条件で処
理することができる。 処理温度は例えば現像温度は５０℃以下が好ましく、特
に３０℃〜４０°Ｃの範囲が好ましく、又、現像時間は
３分以内に終了することが一般的であるが、特に好まし
くは２分以内が好結果をもたらすことが多い。 又、現像以外の処理工程、例えば水洗、停止、安定、定
着、更に必要に応じて前硬膜、中和等の工程を採用する
ことは任意であり、これらは適宜省略することもできる
。更に、又、これらの処理は皿帽り枠現像等いわゆる手
現像処理でも、ローラー現像、バンカー現像等機械現像
であってもよい。

【実施例】

以下に本発明を実施例により説明するが、本発明はこの
実施例に限定されるものでないこと言うまでもない。 実施例−１ ハロゲン化銀組成が臭化銀９０モル％、塩化銀９モル％
、沃化銀１モル％からなり、平均粒子サイズが０．６７
１ｍの１４面体ハロゲン化銀乳剤を調製し、続いて金増
感及びイオン増感を施した。 この乳剤に増感色素として下記構造式（１）、（１１）
の化合物をそれぞれｌｏｏｍｇ１モル八ｇ添加し、さら
に安定剤として４−ヒドロキシ−６−メチル−１，３，
３ｍ、７−チトラザインデン１ｇ１モル＾ｇ、メルカプ
ト基を有する複素環化合物、塗布助剤としてトリアロビ
ルナフタレンスルホン酸ナトリウム１ｇ１モル＾ｇ、被
膜物性改良剤としてポリエチルアクリレートラテックス
８０ｇ１モル＾８とジエチレングリコール２０ｇ１モル
＾ぎ、増粘剤としてスチレン−無水マレイン酸共重合体
５ｇ１モル＾ｇ、硬膜剤としてテトラキス（ビニルスル
ホニルメチル）メタンとタウリンカリウム塩のｌ　：０
．２５モル反応生成物をゼラチン１ｇ当り３０ｍｇ添加
し、クエン酸でＰＨ＝５．５に調整して写真乳剤層用塗
布液を調製した。 増感色素Ｉ Ｃｌ１□Ｃ１ｂＯＨ 増感色素■ 次に、ゼラチンバインダ中に、表−１記載のマット剤を
添加し、塗布助剤として２−スルホネートコハク酸、ビ
ス（２−エチルヘキシル）エステルナトリウム塩３０−
ｇ／−２、含フツ素界面活性剤として下記［１１１］の
化合物を２（ＩＢ／ｍ２、増粘剤としてスチレン−無水
マレイン酸共重合体１ｏｏ輸ｇｌｕｍ”、硬膜剤として
テトラキス（ビニルスルホニルメチル）メタンとタウリ
ンカリウム塩の１：０．２５モル反応生成物をゼラチン
１ｇ当り３０輪ｇ添加し、クエン酸でｐ１１５．５に調
整して保護層用塗布液を調製した。 ［１［１］ ｅｌｌｓ−ＣＯＧ（：１ｌｔ−（−ＣＦｔ）ｓ−ＩＩＮ
ａ０３Ｓ−Ｃｌｌ−ＣＯＯＣＩＩｔ−（−ＣＦｚ）ｓ−
Ｈこのようにして調製された写真乳剤層用塗布液及び保
護層用塗布液を、親水性コロイドバッキング層（支持体
のハロゲン化銀°乳剤層を少なくとも−ａ有する面と反
対側に設けられる）と下塗層を有する厚さ１１０μ麹の
ポリエチレンコート紙のバッキング層の設けられていな
い面上に重層塗布した。 尚、使用したポリエチレンコート紙の表面の中心線平均
粗さＲ＆は表−１に記載の通りでる。 そして、塗布銀ｊｌＯ１９ｇ／■２、ゼラチン塗布量は
乳剤層が２．０ｇ／ｍ”、保護層が１．２ｇ／ｍ”であ
った。 このようにして得られた試料を光学クサビを通してキセ
ノンフラッシュで１０Ｉ秒の閃光露光した後、下記組成
の現像液［Ｗ　、１を用いて、３８℃、２０秒の現像条
件で処理した。さらに通常の方法で定着、水洗、屹燥を
行なった。 現像液［■１ 純水（イオン交換水）　　　　　　　　　　８００ｍ１
亜硫酸カリウム　　　　　　　　　　　　６０ｇエチレ
ンジアミン四酢酸二ナトリウム塩　２ｇ水素化カリウム
　　　　　　　　　　　１０．５ｇ５−メチルベンゾト
リアゾール ジエチレングリコール　　　　　　　　　２５ｇｌ−フ
ェニル−４．４−ジメチル−３−ピラゾリデイノン００
ｍｇ １−　７　ｘ　ニル−５−ｆｉ　ルカフトテトラゾー）
ｋ　　６０ｍ１１臭化カリウム　　　　　　　　　　　
　３．５ｇハイドロキノン　　　　　　　　　　　　２
０ｇ炭酸カリウム　　　　　　　　　　　　　１５。 純水（イオン交換水）を加えて１，０００ｍｌに仕上げ
る。 現像処理して得られた結果を表−２に示す。 くっつきに対する評価は、各誌１．ｉ　１０ｃｍＸ　１
０ａｍの大きさ．のらのを用意し、用対湿度５０％で充
分調湿した後、５０枚重ねとし、上から２Ｋｇの荷重を
かけたまま旧１７０％条件下で３日間放置した。 放置後、２５枚目の試料の上下の接着を観察し、全く接
着していないものをランク５、かなり接着しているもの
をランク１として、目視評価した。 ランク３以上が実用上の使用に耐えうるちのである。 スリキズに対する評価は、各試料２０ｃｍＸ　２０ｃ消
の大きさのものを２枚ずつ用意し、乳剤面を上にして重
ね合わせ、上に２Ｋｇの分銅を乗せて下の試料を固定し
、上の試料を水平に引き、そして下の試料を前記現像Ｈ
ｌ’、　［Ｖ　］を用いて、３８℃、２０秒の現像条件
で処理し、さらに常法で定着、水洗、乾燥を行なった。 得られた試料に生じたスリキズによる黒化マークをｌ［
Ｉｌ察し、スリキズが全く発生ないものをランク５、発
生の著しいものをランク１として目視評価した。 ランク３以上が実用上の使用に耐えられるもめである。 表−２から明らかなように、本発明に係る試料は比軸例
に対し最大反射濃度が高く、かつ、耐接着性及びスリキ
ズ耐性に優れていることが明らかである。 表−２

【発明の効果】

本発明よれば、感光材料同志のくつつきやスリキズが改
良され、かつ、低銀棗化されたものであるにもかかわら
ず、最大反射濃度の高いハロゲン化銀写真感光材料が得
られる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 紙支持体の一方の側に少なくとも一層のハロゲン化銀写
   真乳剤層及び保護層を有するハロゲン化銀写真感光材料
   において、該写真乳剤層の銀量が１．０ｇ／ｍ＾２以下
   であり、かつ、該保護層に平均粒径が５μｍ以上のマッ
   ト剤を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光
   材料。