JPH02297013A - 光干渉角速度計 - Google Patents

光干渉角速度計

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JPH02297013A
JPH02297013A JP1119297A JP11929789A JPH02297013A JP H02297013 A JPH02297013 A JP H02297013A JP 1119297 A JP1119297 A JP 1119297A JP 11929789 A JP11929789 A JP 11929789A JP H02297013 A JPH02297013 A JP H02297013A
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optical fiber
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Munehiro Ishigami
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、零位法セロダイン変調方式の光干渉角速度
計に関する。
「従来の技術」 広ダイナミツクレンジおよび低ドリフトの光干渉角速度
計として、光ファイバコイルの一端側および他端側に、
それぞれ光導波路に対して一対の電極が形成されて構成
されたバイアシング位相変調部およびランプ位相変調部
を設け、そのバイアシング位相変調部およびランプ位相
変調部にバイアシング電圧およびランプ電圧を印加して
、それぞれ光ファイバコイルを伝搬する二つの光の間に
位相差を与えるとともに、光検出器の出力から光ファイ
バコイルを伝搬して干渉する二つの光の間の位相差を検
出し、その検出出力によって、その位相差が所定値にな
るようにランプ電圧の極性と周波数を制御するものが考
えられている。
第8図は、従来の、このような零位法セロダイン変調方
式の光干渉角速度計の一例で、リニア位相ランプ方式の
場合である。
光源11からの光1が光結合器13および偏光子14を
通じて光分岐結合器15に供給されて二つの光5a、5
bに分岐され、その二つの光5a。
5bが、一方の光5aは光ファイバコイル17の一端1
7aから、他方の光5bは光ファイバコイル17の他端
17bから、それぞれ光ファイバコイル17に供給され
て、一方の光5aは左回り光として、他方の光5bは右
回り光として、それぞれ光ファイバコイル17を伝搬し
、この光ファイバコイル17を伝搬した二つの光7a、
7bが、一方の光7aは光ファイバコイル17の他端1
7bから、他方の光7bは光ファイバコイル17の一#
A17 aから、それぞれ光分岐結合器15に供給され
て互いに干渉し、その得られた干渉光9が偏光子14お
よび光結合器13を通じて光検出器19に供給されて電
気信号に変換される点は、−般の光干渉角速度計と同じ
である。
そして、並行して形成された光導波路92および96に
対して、それぞれ一対の電極93.94および97.9
8が形成されて2個の位相変調部91および95が構成
された位相変調器90が設けられて、その光導波路92
が光分岐結合器15と光ファイバコイル17の一端17
aとの間に接続されるとともに、光導波路96が光分岐
結合器15と光ファイバコイル17の他端17bとの間
に接続され、位相変調部91の電極93.94間にバイ
アシング電圧発生回路51からバイアシング電圧Biが
印加されて位相変調部91において光ファイバコイル1
7の一端17aから光ファイバコイル17に供給される
光5aおよび光ファイバコイル17の他端17bから光
ファイバコイル17を伝搬して光ファイバコイル17の
一端17aから光分岐結合器15に供給される光7bの
位相が偏移されるとともに、位相変調部95の電極97
.98間にランプ電圧発生回路61からランプ電圧Ra
が印加されて位相変調部95において光ファイバコイル
17の他端17bから光ファイバコイル17に供給され
る光5bおよび光ファイバコイル17の一端17aから
光ファイバコイル17を伝搬して光ファイバコイル17
の他端17bから光分岐結合器15に供給される光7a
の位相が偏移され、光検出器19の出力電圧Vaが同期
検波回路71に供給されてバイアシング電圧発生回路5
1からのバイアシング電圧Biにより同期検波されて光
分岐結合器15において干渉する二つの光7a、7bの
間の位相差Δφが検出され、同期検波回路71の出力電
圧VcがPIDフィルタ(比例積分微分フィルタ)72
に供給され、PIDフィルタ72の出力電圧Veがラン
プ電圧発生回路61に供給されて、上記の位相差Δφが
所定値になるように、すなわち、位相差Δφから位相変
調部91にバイアシング電圧Biが印加されることによ
って生じる位相差を除いた、光ファイバコイル17に入
力角速度Ωが加えられることによって生じるサニヤック
位相差ΔφSと位相変調部95にランプ電圧Raが印加
されることによって生じる位相差Δφrの和の位相差Δ
φsrがゼロまたは2πラジアンの整数倍になるように
、般にはゼロになるように、ランプ電圧Raの極性と周
波数が制御される。
バイアシング電圧Biは、光が光ファイバコイル17を
伝搬するのに要する時間τを半周期とする第2図に示す
ような正弦波電圧で、これによる位相変調部91におけ
る位相変調は、光ファイバコイル17を伝搬して干渉す
る二つの光7a、7bの間にπ/2ラジアンの位相差を
与えて光干渉角速度計の動作点を設定するものである。
ランプ電圧Raは、第2図の実線または破線で示すよう
な正または負の鋸歯状波電圧で、これによる位相変調部
95における位相変調は、光ファイバコイル17を伝搬
して干渉する二つの光7a。
7bの間に最大で2πラジアンの整数倍になる、一般に
は2πラジアンになる位相差Δφrを与えて上記のよう
にサニヤック位相差ΔφSを打ち消すものである。
すなわち、光分岐結合器15において干渉する二つの光
7a、7bの間の位相差Δφから位相変調部91にバイ
アシング電圧Biが印加されることによって生じるもの
を除いたものは、上述したように Δφsr=ΔφS+Δφr     ・・・・・・ (
1)で表されるが、そのサニヤック位相差ΔφSは、周
知のように で表される。ただし、Rは光ファイバコイル17の半径
、Lは光ファイバコイル17における光ファイバ長、λ
は光ファイバコイル17を伝搬する光の波長、Cは真空
中における光速である。
そして、位相変調部95においては、光ファイバコイル
17の他端17bから光ファイバコイル17に供給され
る光5bが、その時のランプ電圧RaO値に応じた位相
偏移を受け、さらにrの時間を経て、光ファイバコイル
17の一端17aから光ファイバコイル17を伝搬して
光ファイバコイル17の他端17bから光分岐結合器I
5に供給される光7aが、その時のランプ電圧Raの値
に応じた位相偏移を受けるが、入力角速度Ωが右回り方
向に加えられてサニヤック位相差ΔφSが負になるとき
には、PIDフィルタ72の出力電圧Veによってラン
プ電圧Raが正の鋸歯状波電圧にされて、位相変調部9
5にランプ電圧Raが印加されることによって生じる上
述した位相差Δφrが第9図の左側に示すように正にな
り、入力角速度Ωが左回り方向に加えられてサニヤック
位相差ΔφSが正になるときには、PIDフィルタ72
の出力電圧Vsによってランプ電圧Raが負の鋸歯状波
電圧にされて、上述した位相差Δφ「が第9図の右側に
示すように負になる。
したがって、ランプ電圧Raの周期をT1周波数をfと
すると、第9図から明らかなようにΔφr=2kg  
−=2にπ−r f  −(3)となり、光ファイバコ
イル17における光の屈折率をnとすると、 の関係があるので、 となる、したがって、(1)式で表される位相差Δφs
rがゼロになるように、すなわち Δφr−−ΔφS         ・・・ (6)き
なるようにランプ電圧Raの極性と周波数fが制御され
ることによって、 2にπ・nL =−ΔφS 2にπ ・ nL 2にπ ・ nL       λC kn λ となり、 R で表される。ただし、入力角速度Ωが負方向である右回
り方向に加えられてランプ電圧Raが正の鋸歯状波電圧
になるときにはkが1)になり、入力角速度Ωが正方向
である左回り方向に加えられてランプ電圧Raが負の鋸
歯状波電圧になるときにはkが−1になる。
したがって、ランプ電圧Raの極性と周波数rから入力
角速度Ωの方向と大きさを計測することができる。
ディジタル位相ランプ方式の場合には、系統図を省略す
るが、基準クロックによってバイアシング電圧Biとし
て上述した時間τを半周期とする第4図に示すような矩
形波電圧が得られ、このバイアシング電圧Bjが上述し
た位相変調部91の電極93.94間に印加されるとと
もに、基準クロックによって制御される制御発生回路か
らディジタル信号が得られ、そのディジタル信号がアナ
ログ電圧に変換されてランプ電圧Raとして上述した時
間τごとに電圧値が階段状に変化する第4図の実線また
は破線で示すような正または負の階段波電圧が得られ、
このランプ電圧Raが上述した位相変調部95の電極9
7.98間に印加され、また、上述した光検出器19の
出力電圧Vaが基準クロックによって同期検波ないしサ
ンプリングホールドされ、その得られた電圧がディジタ
ル信号に変換され、そのディジタル信号が上記の制御発
生回路に供給されて、上述した光ファイバコイル17を
伝搬して干渉する二つの光?a、7bの間の位相差Δφ
が所定値になるように制御発生回路からのディジタル信
号の発生が制御される。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上述した零位法セロゲイン変調方式の光干渉
角速度計においては、例えば第8図に示したリニア位相
ランプ方式の場合において、ランプ電圧Raが正の鋸歯
状波電圧であるときのランプ電圧Raの立ち下がり時間
およびランプ電圧Raが負の鋸歯状波電圧であるときの
ランプ電圧Raの立ち上がり時間がゼロでないときには
、第9図から明らかなように厳密には上述した(3)式
が成立せず、入力角速度Ωとランプ電圧Raの周波数f
との関係が(7)式ないしく8)式の関係からずれて、
光干渉角速度計の出力にスケールファクタエラーを生じ
るように、鋸歯状波電圧または階段波電圧であるランプ
電圧Raの立ち上がり時間および立ち下がり時間が光干
渉角速度計の性能に大きく影響し、ランプ電圧Raの立
ち上がり時間および立ち下がり時間が長いほど光干渉角
速度計の性能が劣化する。
しかしながら、リニア位相ランプ方式の場合を第8図に
示した上述した従来の零位法セロゲイン変調方式の光干
渉角速度計においては、光ファイバコイル17の片側の
位相変調部95にランプ電圧Raを印加するので、ラン
プ電圧Raとして波高値(ピーク・トウ・ピーク値)の
大きなものを必要とし、それに伴って鋸歯状波電圧また
は階段波電圧であるランプ電圧Raの立ち上がり時間お
よび立ち下がり時間が長くなって、光干渉角速度計の性
能が劣化する不都合がある。
すなわち、上述した位相変調器90のような位相変調器
は、−aに、ニオブ酸リチウムなどからなる電気光学結
晶にチタンの拡散などによって光導波路を形成し、その
先導波路に対して一対の電極を形成して構成するが、こ
のような位相変調器における光の位相偏移量φは、一対
の電極の長さlと、これに印加される電圧の値Vpに比
例し、単位長さ・単位電圧当たりの位相偏移量をKとす
れば、 φ±に−ffi・Vp          ・・・ (
9)で表される。そして、上述した従来の光干渉角速度
計においては、光ファイバコイル17の片側の位相変調
部95の電極97.98間にランプ電圧Raが印加され
ることによって光ファイバコイル17を伝搬して干渉す
る二つの光7a、7bの間に最大で2πラジアンになる
位相差Δφrが与えられるので、位相変調部95の電極
97.98の長さを20とすると、ランプ電圧Raの波
高値■rとしては、(9)弐に φ=2z (rad) 、  1.=!!、o、  V
p=Vr  =・GO)を代入した 2π(rad) =に−go・Vr      ・=(
Inから、 Vr=2+z (rad)/に−ffo      −
(J7Jで表される値を必要とし、例えば、 K −50rad/ V =rn          
−Q’りffio=10mm=10X10−3m   
  −o4とすると、波高値Vrは、 V r=4 x (V) ”i12.6 (V)   
   −(15)という大きな値になり、鋸歯状波電圧
または階段波電圧であるランプ電圧Raの立ち上がり時
間および立ち下がり時間が長くなって、光干渉角速度計
の性能が劣化する。
ちなみに、バイアシング電圧Biの波高値vbについて
はミ位相変調部91の電極93.94間にバイアシング
電圧Biが印加されることによって光ファイバコイル1
7を伝搬して干渉する二つの光7a、7bの間にπ/2
ラジアンの位相差が与えられるので、位相変調部91の
電極93,94の長さを位相変調部95の電極97.9
8の長さioと等しくすれば、上記のランプ電圧Raの
波高値Vrの1/4になる。
もっとも、00式ないし02)式から明らかなように、
電[97,9Bの長さ20を大きくすれば、ランプ電圧
Raの波高値■「を小さ(することができ、鋸歯状波電
圧または階段波電圧であるランプ電圧Raの立ち上がり
時間および立ち下がり時間を短くすることができる。し
かしながら、このように電極97.98の長さioを大
きくすると、位相変調器90の寸法が大きくなり、位相
変調器90を光ファイバコイル17の内側に配する場合
には光ファイバコイル17のループ径を大きくしなけれ
ばならないというように、光干渉角速度計が大型になる
不都合がある。
そこで、この発明は、零位法セロダイン変調方式の光干
渉角速度計において、位相変調器の寸法を大きくしなく
ても、したがって光干渉角速度計の大型化をきたすこと
なく、ランプ電圧の波高値を小さくすることができ、鋸
歯状波電圧または階段波電圧であるランプ電圧の立ち上
がり時間および立ち下がり時間を短くすることができ、
光干渉角速度計の性能を高めることができるようにした
ものである。
「課題を解決するための手段」 この発明においては、位相変調器として、一端側光導波
路および他端側光導波路と定義する二つの先導波路が並
行して形成され、その一端側光導波路に対して、それぞ
れ一対の電極が形成されて一端側バイアシング位相変調
部および一端側ランプ位相変調部が構成され、その他端
側光導波路に対して一対の電極が形成されて他端側ラン
プ位相変調部が構成されたものを設けて、その一端側光
導波路を光ファイバコイルの一端と光分岐結合器との間
に接続するとともに、その他端側光導波路を光ファイバ
コイルの他端と光分岐結合器との間に接続し、バイアシ
ング電圧を一端側バイアシング位相変調部に印加すると
ともに、ランプ電圧を一端側ランプ位相変調部および他
端側ランプ位相変調部に、同一時点において−#l側ラ
ンプ位相変調部を通過する光と他端側ランプ位相変調部
を通過する光が互いに逆方向の位相偏移を受けるように
印加する。
「作 用」 上記のように構成された、この発明の光干渉角速度計に
おいては、光分岐結合器において分岐されて光ファイバ
コイルの一端および他端から光フプイバコイルに供給さ
れる光が、それぞれ一端側ランプ位相変調部および他端
側ランプ位相変調部において互いに逆方向の位相偏移を
受け、さらに光ファイバコイルの一端および他端から光
ファイバコイルを伝搬して光ファイバコイルの他端およ
び一端から光分岐結合器に供給される光が、それぞれ他
端側ランプ位相変調部および一端側ランプ位相変調部に
おいて互いに逆方向の位相偏移を受けて、一端側ランプ
位相変調部と他端側ランプ位相変調部が、ランプ電圧に
よる位相変調によって光ファイバコイルを伝搬して干渉
する二つの光の間に与えられる最大で2πラジアンにな
る位相差Δφrを分担する。
したがって、それぞれの位相変調部における単位長さ・
単位電圧当たりの位相偏移量をKとし、一端側ランプ位
相変調部の長さをl1a−α、一端側バイアシング位相
変調部の長さをj!o−(j!a−α)、他端側ランプ
位相変調部の長さを1.a+α、したがって一端側ラン
プ位相変調部の長さと一端側バイアシング位相変調部の
長さの和を20、一端側ランプ位相変調部の長さと他端
側ランプ位相変調部の長さの和を2ffiaとすると、
ランプ電圧の波高値Vrは、上述した(9)式にφ−2
π(rad) 、  42 =242a、  Vp=V
r・・・0ω を代入した 2rt (rad) =K・21.a ・Vr    
  −Qηすなわち rt (rad) =に−1,a−Vr       
 −08)から、 Vr=x (rad)/に−fa        −(
19)で表され、この09式を上述した02)式で割る
と、となるので、 l a >e o/ 2           − (
21)とすることによって、■式で表される割合Gは1
より小さくなり、位相変調器の寸法を大きくしなくても
、したがって光干渉角速度計の大型化をきたすことなく
、ランプ電圧の波高値Vrを小さくすることができ、鋸
歯状波電圧または階段波電圧であるランプ電圧の立ち上
がり時間および立ち下がり時間を短くすることができ、
光干渉角速度計の性能を高めることができる。
「実施例」 第1図は、この発明の光干渉角速度計の一例で、ランプ
電圧が鋸歯状波電圧であるリニア位相ランプ方式の場合
である。
光a11、光結合器13、偏光子14、光分岐結合器1
5、光ファイバコイル17、光検出器19、バイアシン
グ電圧発生印加部50を構成するバイアシング電圧発生
回路51、ランプ電圧発生印加部60を構成するランプ
電圧発生回路61、および同期検波回路71とPIDフ
ィルタ72を有する位相差検出制御部70からなる系が
設けられることは、第8図に示した従来の光干渉角速度
計と同じである。
そして、この発明の、この例においては、位相変調器2
0として、一端側光導波路21および他端側光導波路2
5が並行して形成され、その一端側光導波路21に対し
て、それぞれ一対の電極32.33および42.43が
形成されて一端側バイアシング位相変調部31および一
端側ランプ位相変調部41が構成され、その他端側光導
波路25に対して、それぞれ一対の電極36.37およ
び46.47が形成されて他端側バイアシング位相変調
部35および他端側ランプ位相変調部45が構成された
ものが設けられて、その一端側光導波路21が光ファイ
バコイル17の一端17 aと光分岐結合器15との間
に接続されるとともに、その他端側光導波路25が光フ
ァイバコイル17の他端17bと光分岐結合器15との
間に接続され、バイアシング電圧発生回路51から得ら
れる、光が光ファイバコイル17を伝搬するのに要する
時間τを半周期とする第2図に示すような正弦波電圧で
あるバイアシング電圧Biが一端側バイアシング位相変
調部31および他端側バイアシング位相変調部35に、
同一時点において一端側バイアシング位相変調部31を
通過する光と他端側バイアシング位相変調部35を通過
する光が互いに逆方向の位相偏移を受けるように印加さ
れるとともに、ランプ電圧発生回路61から得られる、
第2図の実線または破線で示すような正または負の鋸歯
状波電圧であるランプ電圧Raが一端側ランプ位相変調
部41および他端側ランプ位相変調部45に、同一時点
において一端側ランプ位相変調部41を通過する光と他
端側ランプ位相変調部45を通過する光が互いに逆方向
の位相偏移を受けるように印加される。
ただし、この例は、上述したαがゼロにされる場合で、
すなわち、この例においては、第5図にも示すように、
一端側ランプ位相変調部41および他端側ランプ位相変
調部45の長さが、すなわち電極42.43および46
.47の長さが、それぞれl・aにされ、一端側バイア
シング位相変調部31および他端側′バイアシング位相
変調部35の長さが、すなわち電極32.33および3
6゜37の長さが、それぞれ1o−1aにされる。もち
ろん、一端側ランプ位相変調部41の長さと他端側ラン
プ位相変調部45の長さの和は21aであり、また、一
端側バイアシング位相変調部31の長さと他端側バイア
シング位相変調部35の長さの和は2 (Ilo−/!
a)である。
したがって、この例においては、ランプ電圧Raによる
一端側うンプ位相変調部41および他端側ランプ位相変
調部45における位相変調については、光分岐結合器1
5において分岐されて光ファイバコイル17の一端17
aから光ファイバコイル17に供給される光5aおよび
光ファイバコイル17の他端17bから光ファイバコイ
ル17に供給される光5bが、それぞれ一端側ランプ位
相変調部41および他端側ランプ位相変調部45におい
て、その時のランプ電圧Raの値に応じた互いに等量の
、かつ互いに逆方向の位相偏移を受け、さらにτの時間
を経て、光ファイバコイル17の一端17aから光ファ
イバコイル17を伝搬して光ファイバコイル17の他端
17bから光分岐結合器15に供給される光7aおよび
光ファイバコイル17の他端17bから光ファイバコイ
ル17を伝搬して光ファイバコイル17の一端17aか
ら光分岐結合器15に供給される光7bが、それぞれ他
端側ランプ位相変調部45および一端側うンプ位相変調
部41において、その時のランプ電圧RaO値に応じた
互いに等量の、かつ互いに逆方向の位相偏移を受けて、
一端側ランプ位相変調部41と他端側ランプ位相変調部
45が、ランプ電圧Raによる位相変調によって光ファ
イバコイル17を伝搬して干渉する二つの光7a、7b
の間に与えられる最大で2πラジアンになる位相差Δφ
rを均等に分担する。
また、バイアシング電圧Biによる一端側バイアシング
位相変調部31および他端側バイアシング位相変調部3
5における位相変調については、光分岐結合器15にお
いて分岐されて光ファイバコイル17の一端17aから
光ファイバコイル17に供給される光5aおよび光ファ
イバコイル17の他端17bから光ファイバコイル17
に供給される光5bが、それぞれ一端側バイアシング位
相変調部3jおよび他端側バイアシング位相変調部35
において、その時のバイアシング電圧Bjの値に応じた
互いに等量の、かつ互いに逆方向の位相偏移を受け、さ
らにτの時間を経て、光ファイバコイル17の一端17
aから光ファイバコイル17を伝搬して光ファイバコイ
ル17の他端17bから光分岐結合器15に供給される
光7aおよび光ファイバコイル17の他端17bから光
ファイバコイル17を伝搬して光ファイバコイル17の
一端17aから光分岐結合器15に供給される光7bが
、それぞれ他端側バイアシング位相変調部35および一
端側バイアシング位相変調部3】において、その時のバ
イアシング電圧BiO値に応じた互いに等量の、かつ互
いに逆方向の位相偏移を受けて、一端側バイアシング位
相変調部31と他端側バイアシング位相変調部35が、
バイアシング電圧Biによる位相変調によって光ファイ
バコイル17を伝搬して干渉する二つの光7a。
7bの間に与えられるπ/2ラジアンの位相差を均等に
分担する。
したがって、位相変調器20のそれぞれの位相変調部3
1,35,41.45における単位長さ・単位電圧当た
りの位相偏移量をKとすると、上述したようにランプ電
圧Raの波高値Vrは0弐で表され、(21)式の条件
が満たされることによって[相]式で表される割合Gが
1より小さくなり、位相変調器20の寸法を大きくしな
くても、したがって光干渉角速度計の大型化をきたすこ
となく、ランプ電圧Raの波高値Vrを小さくすること
ができ、ランプ電圧Raが正の鋸歯状波電圧であるとき
のランプ電圧Raの立ち下がり時間およびランプ電圧R
aが負の鋸歯状波電圧であるときのランプ電圧Raの立
ち上がり時間を短くすることができ、光干渉角速度計の
性能を高めることができる。なお、バイアシング電圧B
iの波高値vbは、(9)式に φ=x/2 (rad) 、  Q=2 (ffo−f
fia)。
Vp−Vb              ・・・(22
)を代入した π/2 (rad) =K”2 (j2o−1a>  
・Vb・・・ (23) から、 で表される。
具体例として、KおよびIloが上述したα■式および
041式で示される値として、 2aミ8 mm −8X 10−’m     ・・・
(25)i o−1,a−2mm−2X 10弓m  
・” (26)にされる。したがって、このとき、ラン
プ電圧Raの波高値Vrは、100式から、 V r w2.5π〔■〕−7.9  (V)   ・
・・(27)となり、QI弐で表される割合Gが0.6
25になることからも明らかなように、第8図に示した
電極93.94および97.98の長さが(ロ)式で示
され、かつKが03)弐で示される従来の光干渉角速度
計のそれの約63%になるとともに、バイアシング電圧
Btの波高値vbは、(24)式から、Vb=2.5g
(V)’i7.9(V)   −(28)となりで、ラ
ンプ電圧Raの波高値Vrと等しくなる。
なお、バイアシング電圧Biとしては正弦波電圧の代わ
りに矩形波電圧が用いられてもよい、また、PIDフィ
ルタ720代わりに同様の機能を有する電気フィルタが
用いられてもよい。
第3図は、この発明の光干渉角速度計の他の例で、ラン
プ電圧が階段波電圧であるディジタル位相ランプ方式の
場合である。
ディジタル位相ランプ方式の場合には、クロック発生回
路81から得られる上述した時間τを一周期とする第4
図に示すような基準クロックCOによってバイアシング
電圧発生回路51からバイアシング電圧Biとして時間
τを半周期とする第4図に示すような矩形波電圧が得ら
れ、このバイアシング電圧Biが一端側バイアシング位
相変調部31および他端側バイアシング位相変調部35
に第1図に示した例と同様の1!1様で印加されるとと
もに、基準クロックCoによって制御される制御発生回
路82からディジタル信号Drが得られ、そのディジタ
ル信号DrがD/Aコンバータ65によってアナログ電
圧に変換されてD/Aコンバータ65からランプ電圧R
aとして時間τごとに電圧値が階段状に変化する第4図
の実線または破線で示すような正または負の階段波電圧
が得られ、このランプ電圧Raが一端側うンプ位相変調
部41および他端側ランプ位相変調部45に第1図に示
した例と同様の態様で印加され、また、光検出器19の
出力電圧Vaが同期検波回路を兼ねたサンプリングホー
ルド回路74に供給されて基準クロックCoによってサ
ンプリングホールドされ、その得られた電圧VsがA/
Dコンバータ75によってディジタル信号Dcに変換さ
れ、そのディジタル信号Dcが制御発生回路82に供給
されて、光ファイバコイル17を伝搬して干渉する二つ
の光?a、7bの間の位相差Δφが所定値になるように
制御発生口882からのディジタル信号Drの発生が制
御される。
したがって、この例においても、第1図に示した例と同
様の作用によって、位相変調器20の寸法を大きくしな
くても、したがって光干渉角速度計の大型化をきたすこ
となく、ランプ電圧Raの波高値Vrを小さくすること
ができ、階段波電圧であるランプ電圧Raの立ち上がり
時間および立ち下がり時間を短くすることができ、光干
渉角速度計の性能を高めることができる。
なお、バイアシング電圧Biとして矩形波電圧が用いら
れる場合には、そのバイアシング電圧Biの立ち上がり
時間および立ち下がり時間が光干渉角速度計の性能に影
響し、バイアシング電圧Biの立ち上がり時間および立
ち下がり時間が長いと光干渉角速度計の性能が劣化する
が、一端側バイアシング位相変調部31の長さと他端側
バイアシング位相変調部35の長さの和を上述した具体
例の程度に大きくすれば、バイアシング電圧Biの波高
値vbも(28)式で示される程度に小さくすることが
でき、矩形波電圧であるバイアシング電圧Biの立ち上
がり時間および立ち下がり時間を光干渉角速度計の性能
を損ねない程度に短くすることができる。
第6図に示す例のように、上述したαがゼロにされずに
、一端側バイアシング位相変調部31および他端側バイ
アシング位相変調部35の長さが互いに変えられ、かつ
一端側ランプ位相変調部41および他端側ランプ位相変
調部45の長さが互いに変えられてもよく、この場合も
、一端側ランプ位相変調部41の長さと他端側ランプ位
相変調部45の長さの和が21aになり、一端側バイア
シング位相変調部31の長さと他端側バイアシング位相
変調部35の長さの和が2 (j!o−j!a)になる
ので、ランプ電圧Raの波高値■「は0式で表され、バ
イアシング電圧Biの波高値vbは(24)式で表され
る。
さらに、第7図に示すように、上述した他端側バイアシ
ング位相変調部35の長さがゼロにされても、すなわち
他端側光導波路25に対してはバイアシング位相変調部
が設けられなくてもよい。
なお、光分岐結合器15が第1図および第3図に示す例
のように先導波路によって構成される場合には光分岐結
合器15を位相変調器20と一体に形成することができ
るが、光分岐結合器15としては光フアイバカブラが用
いられてもよい。
「発明の効果」 上述したように、この発明によれば、位相変調器の寸法
を大きくしなくても、したがって光干渉角速度計の大型
化をきたすことなく、ランプ電圧の波高値を小さくする
ことができ、鋸歯状波電圧または階段波電圧であるラン
プ電圧の立ち上がり時間および立ち下がり時間を短くす
ることができ、光干渉角速度計の性能を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の光干渉角速度針の一例を示す系統
図、第2図は、そのバイアシング電圧およびランプ電圧
の例を示す波形図、第3図は、この発明の光干渉角速度
計の他の例を示す系統図、第4図は、その基準クロック
、バイアシング電圧およびランプ電圧の例を示す波形図
、第5図、第6・図および第7図は、それぞれ、この発
明の光干渉角速度計における位相変調器の例を示す図、
第8図は、従来の光干渉角速度計の一例を示す系統図、
第9図は、そのランプ電圧による位相変調の態様を示す
図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光源と、 光ファイバコイルと、 上記光源からの光を二つに分岐して上記光ファイバコイ
    ルの一端および他端から上記光ファイバコイルに供給す
    るとともに、上記光ファイバコイルを伝搬した二つの光
    を干渉させる光分岐結合器と、 この光分岐結合器から得られる干渉光を検出する光検出
    器と、 上記光ファイバコイルの一端と上記光分岐結合器との間
    に接続された一端側光導波路に対して一対の電極が形成
    されて構成された一端側バイアシング位相変調部、上記
    一端側光導波路に対して一対の電極が形成されて構成さ
    れた一端側ランプ位相変調部および上記光ファイバコイ
    ルの他端と上記光分岐結合器との間に接続された他端側
    光導波路に対して一対の電極が形成されて構成された他
    端側ランプ位相変調部を有する位相変調器と、 バイアシング電圧を発生し、そのバイアシング電圧を上
    記一端側バイアシング位相変調部に印加するバイアシン
    グ電圧発生印加部と、 ランプ電圧を発生し、そのランプ電圧を上記一端側ラン
    プ位相変調部および上記他端側ランプ位相変調部に、同
    一時点において上記一端側ランプ位相変調部を通過する
    光と上記他端側ランプ位相変調部を通過する光が互いに
    逆方向の位相偏移を受けるように印加するランプ電圧発
    生印加部と、 上記光検出器の出力から上記光分岐結合器において干渉
    する二つの光の間の位相差を検出し、その検出出力によ
    って、その位相差が所定値になるように上記ランプ電圧
    発生印加部を制御する位相差検出制御部と、 を備える光干渉角速度計。
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