JPH02293858A - トナー - Google Patents

トナー

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JPH02293858A
JPH02293858A JP1114206A JP11420689A JPH02293858A JP H02293858 A JPH02293858 A JP H02293858A JP 1114206 A JP1114206 A JP 1114206A JP 11420689 A JP11420689 A JP 11420689A JP H02293858 A JPH02293858 A JP H02293858A
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Toshiyuki Ukai
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Hiroyuki Kobayashi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電子写真法に用いられるトナーに関するもので
ある。
[従来の技術] 電子写真法については、米国特許第2297691号、
特公昭42−23910号、特公昭43−24748号
公報等に記載されているごとく、光導電層上にコロナ放
電によって、一様に静電荷を与え、これに原稿に応じた
光像を露光させる事により露光部分の電荷を消滅させ潜
像形成を行なう。この得られた静電潜像上に微粉末検電
物質、所謂トナーを附着させることにより現像を行なう
ものである。トナーは光導電層上の電荷量の大小に応じ
て静電潜像に弓きつけられ、濃淡を持った1〜ナー像を
形成する。
このトナー像は必要に応じて紙又は布帛等の支持表面に
転写し、加熱、加圧又は溶剤処理や上塗り処理など適当
な定看手段を用い支持表面に永久定着する。またトナー
像転写工程を省略したい場合には、このトナー像を光導
電層上に定着することもできる。電子写真法に用いられ
る現像剤としては、従来種々のタイプのものが知られて
いるが、それらのうち、二成分現像剤は他のものに比べ
て鮮明な画像が得られる点で好ましいものである。
前記、静電潜像の現像において、二成分現像剤はトナー
と比較的大粒子であるキャリアとが混合されて用いられ
る。トナーとキャリアの両者の組成は、相互の接触摩擦
により、トナーが光導電層上の電荷と反対の極性を帯び
るように選ばれる。
また両者の接触摩擦の結果、キャリアはトナーを表面に
静電的に付着させ、現像剤として、現像装置内を搬送し
、また光導電層上にトナーを供給する。
現像剤の現像方法としては、米国特許第2,618,5
52号記載のカスケード現像法、米国特許第2,874
,083号記載の磁気ブラシ法、米国特許第2,895
,847号記載のタッチダウン法、特開昭62−639
70号公報に開示されているJ/B現像法などがある。
これらの中で代表的な方法である磁気ブラシ法は、キャ
リアとして鋼、フエライトなど磁性を有する粒子を用い
る。トナーと磁性キャリアとからなる現像剤は磁石で保
持され、その磁石の磁界により、現像剤をブラシ状に配
列させる。この磁気ブラシが光導電層上の静電潜像面と
接触すると、トナーのみがブラシから静電i替像へ引き
つけられ現像を行うものである。
また、J/B現像法は上記磁気ブラシ法に加えて現像剤
担持体と光導電層の間に交流成分と直流成分から成るバ
イアス電界を印加し、現像を行うもので一般に絶縁性ト
ナーが用いられる。
斯かるブラックトナーを用いて、電子写真法により複写
された画像は、鮮鋭な黒色を呈し、文書や図面の文字や
細線がかすれず、太らず、高濃度でくっきりとしており
、ベタ部の階調性が良好で白部分には画像汚れのない原
稿を忠実に再現した画像でなければならない。
そのためには、解像度の向上は必須であり、トナー平均
粒径の微細化は不可欠である。しかしながら、トナー粒
径を微細化する程、トナーの流動性は低下し、トナーと
キャリア間のすみやかな摩擦帯電を阻害し、カブリや飛
散を引き起こす結果となったり、また、転写率やクリー
ニング性の低下につながる。
また、小粒径トナーを用い、電子複写装置で複写を行な
うと、初期には解像度の高い良好な画像が得られるが、
数万回複写後には画像の輪郭部が強調されるエッジ効果
を生じ階調性、鮮明性、ベタ部一様性が低下したり、特
に高湿下においてカブリ、飛び散りの目立つ貧弱な画像
となるのが現状である。また、帯電不十分なトナーの飛
散による機内汚染も好ましいものではない。とりわけ、
消費量の多いカラー複写には上記の現象は顕著となる。
これは、トナーの流動性が悪いために、補給トナーと現
像剤中のキャリア間においてすみやかに摩擦帯電されな
いために、帯電不十分なトナーや、部分的な11Fiの
偏在のあるトナーが現像に関与したためと思われる。
また、トナーの流動性が悪いために、補給ホツバー内又
は補給管内で補給トナーが@果し、円滑な搬送、補給の
妨げとなるばかりでなく、場合によってはトナーのプロ
ツキングにより補給管内搬送スクリューの切断を招く恐
れもある。
一方、トナーの流動性が悪いということは、流勅性向上
剤の分級品表面への分散性、付着性力{悪いことである
。従って、トナーの流動性力《悪レAトナーの一部、特
に流動性向上剤が感光体表面上にブレード等の外力など
により徐々にフイルム状の薄膜を形成する所謂フイルミ
ング現象を話発する。
即ち、流動性向上剤が分級品表面に均一に強く付着され
ていない為に、遊離した流動性向上剤又は単独で存在す
る流動性向上剤の凝集物が感光体表面に静電付着し、外
力によってフイルムを形成し、画像に影響を与える結果
となる。
従来、現像剤に使用される着色剤としてレよ、カーボン
ブラックが最も一般的である。
該カーボンブラックの使用例としては、特開昭59−2
18463号公報などが開示されてレ)る力{、この場
合、トナー中に含有するカーボンブラックh<トナー総
重量に対し15wt%以上の割合で含有されており、非
画像部へのトナー付着であるカブリや、分散性の低下、
低温低湿・高温高湿の各環境間において摩擦帯電量の差
異が生じる。また特開昭60−129756号公報など
においては逆にカーボンブラックの含有量が結着樹脂1
00重量部に対して0.1乃至2.0重量部であり、こ
れらの含有量では画像濃度の低下や掃き目を生じる等の
問題を招く。
また、着色剤にカーボンブラックを用いるかわりに、2
種以上の着色剤を併用して黒色を呈する先行技術も開示
されているが、微妙な色調制御の難しさや複写プロセス
に高精度が要求され、また顔料のようなコストの高い着
色剤を用いたトナーはコストアップに大きく反映する等
の問題を生じているのが現状である。
また、トナー粒径の微細化に関しては、特開昭58−1
29437号公報、特開昭59−45452号公報等に
記載されているが、いずれの技術も、流動性に関して物
性の規定もなく前記のトナー小粒径化に伴なう弊害が発
生する危険性が犬であった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、上記欠点を解決したブラックトナーを
提供するものである。すなわち、本発明の目的は、鮮鋭
な黒色を呈し、解像力が高《、高濃度でベタ階調性が良
好であり、カブリや1・ナー飛敗などによる画像汚れの
ない原稿を忠実に再現した画像の得られるブラックトナ
ーな提供するものである。
また別の目的は、転写率やクリーニング性の良い乾式ブ
ラックトナーを提供するものである。
また別の目的は、多数枚の連続複写後であっても画像劣
化が少なく、フィルミング現象の起こらないブラックト
ナーな提供するものである。
さらにまた別の目的は、円滑な搬送、補給の出来るブラ
ックトナーな提供するものである。
[課題を解決するための手段及び作用]本発明の特徴は
、少なくとも着色剤含有樹脂粒子及び流動性向上剤を有
するトナーにおいて、(a)着色剤として粒径50〜7
0mμ、吸油量50〜100cc/100gであるカー
ボンブラックを樹脂100重量部に対して2.1〜10
.0重量部含有し、(b)該カーボンブラックを含有し
たトナーの体積平均粒径が5pm以上10μm以下であ
り、流動性指数が5%以上25%以下であることを特徴
とするトナーにある。
本発明に使用されるカーボンブラックの粒径は50〜7
0mμであり、好ましくは50〜60mμである。粒径
が50mμ未満のカーボンブラックを含有したトナーは
色度が黄味に移行し、鮮鋭な黒色が得られないばかりで
なく、カーボンブラックの分散が非常に困難となりトナ
ー表面に露出するカーボンブラックが不均一となる為に
流動性向上剤の付着性が悪化し流動性が著しく低下する
ため良好な摩擦帯’t量が得られず結果としてカブリや
トナー飛散の原因となる。また粒径が70mμを越える
場合はカーボンブラックの黒色度が低く鮮烈な黒色を呈
する画像は得られない。
吸油量は50〜100cc/loogであり、好ましく
は60 〜80cc/l00gである。吸油量が100
cc/loOgを越えると、カーボンブラックのストラ
クチャーが長くなり、導電性が増加するとともにトナー
の摩擦帯電量が低下しカブリや飛散の原因となる。また
吸油量が50cc7100g未満であると高画像濃度が
得られない。
樹脂中に含有される該カーボンブラックは、樹脂100
重量部に対して2.1〜10.0重量部、好ましくは3
.0〜6.0重量部である。カーボンブラック含有量が
2.1重量部未満であると高画像濃度が得られず、ベタ
部一様性が低下し、l0.0重量部を越えると充分な摩
擦帯電量が得られない。
上記カーボンブラックの物性測定において粒径は走査電
子顕微鏡写真の粒子径を直接選別的にカウントすること
により測定した。
また、吸油量については以下の方法をとって測定した。
吸油量( DBP法) 吸油量の測定はASTM法D 2414−79に準拠し
て行なう。
アブソーブトメーターのコ・ソクを}桑イ乍し、自動ビ
ュレット系統に気泡が残らない様に完全にDBP(ジブ
チルフタレイト)を満たし、装首の各諸元を次の条件に
する。
(1)スプリング弓長力   2.68kg/cm(2
)ロータ一回転数   125 rpm(3)  I−
ルク用リミットスイッチの目盛 5(4)ダンパーバル
ブ   0.150(5) DBPの滴下速度   4
  mil/minDBPの滴下速度を実測により調整
したのち、アブソープトメーター混合室に一定量の乾燥
試料を入れ、ビュレットカウンターな0点に合わせ、ス
イッチを自動にして滴下を開始する。トルクが設定点(
この場合5)になるとリミットスイッチが作動して滴下
が自動的に停止し、その時のビュレットカウンターの目
盛(Vlを読み、次式によって吸油量を算出する。
■ OA= −x  100 W OA=吸油量(ml’/100g) ■=終点(リミットスイッチ作動点)までに用いたDB
Pの使用量(mi+) W:乾燥試料の重さ(g) また、本発明によれば、トナーの体積平均粒径が5μ0
以上10μm以下好ましくは6μm以上9μm以下であ
り、トナー粒径の微細化により、従来の粒径のものより
画像の解像度が高く、文字や細線がぽっきりとしており
、絵や写真の再現性が良好である。また、流動性指数が
5%以上25%以下、好ましくはlO%以上23%以下
であることにより、トナー平均粒径の微細化に伴なう弊
害を防止している。
本発明における流動性指数とは、少なくとも着色剤含有
樹脂粒子及び流動性向上剤を含むトナーにおいて、着色
剤として粒径50〜70mμ、吸油量50〜100cc
/l00gであるカーボンブラックを樹脂100重量部
に対して2.1〜10.0重量部含有し、該カーボンブ
ラックを含有したトナーの体積平均粒径が5μm以上1
0μm以下である分級品に、流動性向上剤を添加したと
き、どの程度流動性向上剤が分級品表面に均一に強く付
着しているかの指標である。この数値が小さい程、流動
性向上剤が均一に強《付着され、流動性は向上するもの
である。
すなわち、流動性指数を5%以上25%以下、好ましく
は10%以上23%以下にすることにより、トナーの流
動性が向上しトナーとキャリア間の摩擦帯電が速やかに
行なわれるために、帯電の偏在したトナーや帯電不十分
なトナーによるカブリ、飛散、飛び敗りがなく、ベタ部
が一様であり鮮明な画像が得られ、また、連続複写によ
っても画質劣化が少なくなるものである。
また、転写率が良く高濃度を与え、クリーニング性も良
好でクリーニング不良による画像汚れがなく、さらにト
ナーの円滑な搬送、補給が保証できるものである。また
、流動性向上剤がトナー分級品に強く付着しているため
、遊離した流動性向上剤による感光体へのフィルミング
を防止できるものである。
流動性の測定には、従来公知のものが種々ある。例えば
、パウダーテスター(ホソカワミクロン社製)を用いて
測定する安息角、圧縮度、スパチュラ角、均一度、凝集
度等があるが、これらは本発明の如き平均粒径の細かい
粉体においては、流動性に対して測定値に差が見られず
、不適である。
本発明のトナーを従来の測定法(パウダーテスター.凝
集度)と、本発明の測定法で測定したと籾の値を下記に
示す。
そこで、本発明におけるトナーの流動性指数は、従来公
知のパウダーテスター(ホソカワミクロン株式会社製P
T−D型)により以下の方法をとって測定した。
測定環境を23℃.60%RHとする。
(1)トナーを測定環境下に12時間放置した後5.0
gを正確に計り取る。
(2)振動台に、上から100メッシュ(目開き150
μm )  200メッシュ(目開き75μm)400
メッシュ(目開き38μm)のふるいを重ねてセットす
る。
(3)精秤した5.0gのトナーを静かにふるい(l0
0メッシュ上)にのせ、振巾1 mmで15秒間振動さ
せる。
(4)静かに各ふるいの上に残ったトナー量を精秤する
b 流動性指数(%)=a+b+c 本発明におけるトナー粒径は以下の方法をとって測定し
た。
測定装置としてはコールターカウンターTA−11型(
コールター社製)を用い、個数平均分布.体積平均分布
を出力するインターフェイス(日科機製)及びCX−1
パーソナルコンピュータ(キヤノン製)を接続し電解液
は1級塩化ナトリウムを用いて1%NaCR水溶液を調
製する。
測定法としては、前記電解水溶液100〜150mJl
中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベン
ゼンスルホン酸塩を0.1〜5mJ!加え、さらに測定
試料を0.5〜50mg加える。
試料を懸濁した電解液は超音波分散器で約1〜3分間分
散処理を行い、前記コールターカウンターTA−II型
により、アパチャーとして100μmアバチャーを用い
て2〜40μmの粒子の粒度分布を測定して体積平均分
布,個数平均分布を求める。
これら求めた体積平均分布,個数平均分布より、体積平
均粒径.個数平均分布の5.04μm以下、体積平均分
布の16.00μm以上の各値を得る。
本発明のトナーを達成するためには、着色剤として粒径
50〜70m+4c、吸油量50 〜100cc710
0gであるカーボンブラックを樹脂100重量部に対し
て2.1〜10.0重量部含有したトナーの体積平均粒
径が5μm以上lOμm以下、好ましくは6.0μm以
上9.0μm以下である分級品に、以下に示すような流
勅性向上剤を適当量加え、混合機例えばヘンシエルミキ
サー ■型ブレンダー ナウターミキサー等を用いて適
当な混合条件により混合分散させることにより達成され
る。
本発明に用いられる流動性向上剤としては、例えばフッ
素系樹脂粉末、すなわちフッ化ビニリデン微粉末、ポリ
テトラフルオ口エチレン微粉末など;又は脂肪酸金属塩
、すなわちステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム
、ステアリン酸鉛など;又は金属酸化物、すなわち酸化
亜鉛粉末など;又は微粉未シリカ、すなわち湿式製法シ
リカ、乾式製法シリカ、それらシリカにシランカツブリ
ング剤、チタンカップリング剤、シリコンオイルにより
表面処理をほどこした処理シリカなどがある。
好ましい流動性向上剤としては、ケイ素ハロゲン化合物
の蒸気相酸化により生成された微粉体であり、いわゆる
乾式法シリカ又はヒュームドシリカと称されるもので、
従来公知の技術によって製造されるものである。例えば
四塩化ケイ素ガスの酸水素焔中における熱分解酸化反応
を利用するもので、基礎となる反応式は次の様なもので
ある。
SICi’4+  2 H2+ 02→Sj02+  
4 HCjl又、この製造工程において、例えば塩化ア
ルミニウム又は塩化チタンなど他の金属ハロゲン化合物
をケイ素ハロゲン化合物と共に用いる事によってシリカ
と他の金属酸化物の複合微粉体を得る事も可能であり、
それらも包含する。
その粒径は平均の一次粒径として、0.001〜2μm
の範囲内である事が望ましく、特に好ましくは、0.0
02〜0.2μmの範囲内のシリカ微粉体を使用するの
が良い。
本発明に用いられるケイ素ハロゲン化合物の蒸気相酸化
により生成された市販のシリカ微粉体としては、例えば
以下の様な商品名で市販されているものがある。
AEROSIL              130(
日本アエロジル社)200 TT600 MOX170 MOX  80 0Oκ 84 Ca−0−Sil、 ( CABOT Co .社) M−  5 MS−  7 MS−75 HS−  5 EH−  5 Wacker  }IDK  N  20( WACK
ER−CIIEMIE GMBH社)Vl5 N20E T30 T40 D−C  Fine  Silica (ダウコーニングCo.社) Fransol ( Fransil社) さらには、該ケイ素ハロゲン化合物の気相酸化により生
成されたシリカ微粉体に疎水化処理した処理シリカ微粉
体を用いることがより好ましい。
該処理シリカ微粉体において、メタノール滴定試験によ
って測定された疎水化度が30〜80の範囲の値を示す
ようにシリカ微粉体を処理したものが特に好ましい。
疎水化方法としてはシリカ微粉体と反応、あるいは物理
吸着する有機ケイ素化合物などで化学的に処理すること
によって付与される。
好ましい方法としては、ケイ素ハロゲン化合物の蒸気相
酸化により生成されたシリカ微粉体を有機ケイ素化合物
で処理する。
その様な有機ケイ素化合物の例は、ヘキサメチルジシラ
ザン、トリメチルシラン、トリメチルクロルシラン、ト
リメチルエトキシシラン、ジメチルジク口ルシラン、メ
チルトリクロルシラン、アリルジメチルク口ルシラン、
アリルフエニルジク口ルシラン、ベンジルジメチルクロ
ルシラン、プロムメチルジメチルクロルシラン、α−ク
ロルエチルトリクロルシラン、ρ−クロルエチルトリク
ロルシラン、クロルメチルジメチルク口ルシラン、トリ
オルガノシリルメルカブタン、トリメチルシリルメルカ
ブタン、トリオルガノシリルアクリレート、ビニルジメ
チルアセトキシシラン、ジメチルエトキシシラン、ジメ
チルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、
ヘキサメチルジシロキサン、1.3−ジビニルテトラメ
チルジシロキサン、1.3−ジフェニルテトラメチルジ
シロキサンおよび1分子当り2から12個のシロキサン
単位を有し末端に位置する単位にそれぞれ1個宛のSt
に結合した水酸基を含有するジメチルボリシロキサン等
がある。これらは1種あるいは2種以上の混合物゜で用
いられる。
その処理シリカ微粉体の粒径としては0.003〜0.
1umの範囲のものを使用することが好ましい。
市販品としては、タラノックスー500(タルコ社) 
, AEROSIL R−972  (日本アエロジル
社)などがある。
また、必要に応じて、上記流動性向上剤をあらかじめ粉
砕機により解砕した後、ヘンシェルミキサー等で分級品
と混合分散してもよい。
本発明トナーに適用する結着樹脂としては公知のものが
すべて使用可能であるが、例えばボリスチレン、ボリp
−クロルスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン
及びその置換体の単重合体、スチレンーp−クロルスチ
レン共重合体、スチレンープロピレン共重合体、スチレ
ンービニルトルエン共重合体、スチレンービニルナフタ
リン共重合体、スチレンーアクリル酸メチル共重合体、
スチレンーアクリル酸エチル共重合体、スチレンーアク
リル酸ブチル共重合体、スチレンーアクリル酸オクチル
共重合体、スチレンーメタクリル酸メチル共重合体、ス
チレンーメタクリル酸エチル共重合体、スチレンーメタ
クリル酸ブチル共重合体、スチレンーα−クロルメタク
リル酸メチル共重合体、スチレンーアクリロニトリル共
重合体、スチレンービニルメチルエーテル共重合体、ス
チレンービニルエチルエーテル共重合体、スチレンービ
ニルメチルケトン共重合体、スチレンーブタジエン共重
合体、スチレンーイソプレン共重合体、スチレンーアク
リロニトリルーインデン共重合体、スチレンーマレイン
酸共重合体、スチレンーマレイン酸エステル共重合体な
どのスチレン系共重合体、ポリメチルメタクリレート、
ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸
ビニル、ポリエチレン、ボリブロビレン、ポリエステル
、ポリウレタン、ボリアミド、エボキシ樹脂、ポリビニ
ルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性口ジ
ン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族又は脂環族
炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、
パラフィンワックスなどが単独或いは混合して使用でき
る。
本発明の実施上特に好ましい樹脂としてはスチレンーア
クリル酸エステル系樹脂、ポリエステル樹脂がある。
特に、次式 (式中Rはエチレンまたはブロビレン基であり、x, 
yはそれぞれ1以上の整数であり、かつ)(+yの平均
値は2〜10である。)で代表されるビスフェノール話
導体もしくは置換体をジオール成分とし、2価以上のカ
ルボン酸又はその酸無水物又はその低級アルキルエステ
ルとからなるカルボン酸成分(例えばフマル酸、マレイ
ン酸、無水マレイン酸、フタル酸、テレフタル酸、トリ
メリット酸、ピロメリット酸など)とを少なくとも共縮
重合したポリエステル樹脂がシャープな溶融特性を有す
るのでより好ましい。
本発明のトナーと混合して使用ざれるキャリアとしては
、例えば表面酸化または未酸化の鉄、ニッケル、銅、亜
鉛、コバルト、マンガン、クロム、希土類等の金属及び
それらの合金または酸化物及びフエライトなどが使用で
きる。又その製造方法として特別な制約はない。また必
要により、キャリア表面を樹脂等で被覆することもでき
る。
これらキャリアの平均粒径は20〜100μm、好まし
くは25〜70μm1 より好ましくは30〜65μm
を有することが好ましい。本発明のトナーと混合して二
成分現像剤を調製する場合、その混合比率は現像剤中の
トナー濃度として、2重量%〜10重量%、好ましくは
3重量%〜8重量%にすると通常良好な結果が得られる
。トナー濃度が2%以下では画像濃度が低く実用不可と
なり、10%以上ではカプリや機内飛散を増加せしめ、
現像剤の耐用寿命を短める。
本発明に係るトナーには、負荷電特性を安定化するため
に、荷電制御剤を配合することも好ましい。その際トナ
ーの色調に影響をあたえない無色または淡色の負荷電性
制御剤が好ましい。負荷電制御剤としては例えばアルキ
ル置換サリチル酸の金属錯休(例えば、ジーターシャリ
ープチルサリチル酸のクロム錯体または亜鉛錯体)の如
き有機金属錯体が挙げられる。負荷電制御剤をトナーに
配合する場合には、結着樹脂100重量部に対して0.
1〜10重量部、好ましくは0.5〜8重量部添加する
のが良い。
本発明のトナーの一般的な製造方法については先ず樹脂
及び着色剤(場合により帯電制御剤)をヘンシェルミキ
サー等で均一に分散させた後、二一ダー エクスルーダ
ー ロールミル等で溶融混練する。次に混練物をカッタ
ーミル、ハンマーミル等で粗粉砕し、さらにジェットミ
ル、■式ミル等で微粉砕する。微粉砕物をDS、ジグザ
グ分級機で分級し、分級物中に流動性向上剤をヘンシェ
ルミキサー等で分散させる。
[実施例コ 以下に実施例をもって本発明を詳しく説明する。
実施例−1 上記各処方量をヘンシエルミキサーで予備混合を行いロ
ールミルで溶融混練した。冷却後、混合物をハンマーミ
ルを用いて約1〜2mmに粗粉砕し、ジェットミルにて
微粉砕した。微粉砕物をDS分級機により分級し体積平
均粒径8.2μlの分級品を得た。
上記分級品10001i量部に対して、流動向上剤7重
量部をヘンシェルミキサーを用いて3分間混合分散させ
、流動性指数13%のトナーを得た。
このときのヘンシェルミキサー混合時間と流動性指数、
また、下記の要領で調製した現像剤の23℃.60%R
l1環境下における連続複写試験の際のフィルミング発
生状況を第1図に示す。
キャリアとしてはCu−Zn−Fe系のフエライト粒子
をコア材とし、被覆材としてスチレン、アクリル酸2−
エチルヘキシル、メタクリル酸メチルを使用したものを
用いた。
上記トナー5重量部とキャリア95[i 量部をターブ
ラ・シェーカーミキサーTZC型で混合し現像剤とした
上記現像剤を市販の電子写真複写機( CLC−1改造
機キヤノン製)を用いて、23℃,60%RH環境下で
複写したところ、画像濃度1.52 (マクベス社製R
D−918型反射濃度計)の鮮烈な黒色を呈し、カブリ
、飛び散りがなく原稿を忠実に再現した良好な画像が得
られた。このときのべタ画像をCA−35型高速分光光
度計(村上色彩研究所製)により、390〜730nm
の範囲で分光反射率を測定し、次にJIS規格2−87
22,  r 2度視野XYZ系による物体色の測定方
法」にもとづきX,Y,Zの刺激値を求め、色度(Lm
. am. b*)を求めたときのグラフを第2図に示
す。
さらに1万枚の連続複写試験を行ったところ、画像劣化
の少ない鮮明な画像が得られ、連続耐久試験を行った感
光体を光学顕微鏡で観察したところフィルミング現象は
見られなかった。
このとき、トナー表面への流動性向上剤付着写真(走査
電子顕微鏡撮影)を第3図に示す。トナー表面に流動性
向上剤が均一に強く分散されていることが観察される。
比較例−1 実施例−1において使用する着色剤をカーボンブラック
B(粒径23mμ、吸油量xoscc/toog)に変
更する以外は同様にして現像剤を調製した。このと詮ト
ナーの体積平均粒径は7.8μm、流動性指数は20%
であった。
上記現像剤を用いて実施例−1に従い複写したところ、
高画像濃度を呈し、カブリや飛散による画像汚れもなか
ったが、全体的に黄色味を帯びた黒画像となった。この
とき、実施例−1に従って測定した色度データを第2図
に示す。
火庭里ニュ 実施例−1において、流動性向上剤をヘンシエルミキサ
ーで混合分散させる際の混合時間を2分間にして流動性
指数24.5%のトナーを得た。
実施例−1に従い現像剤を調製し23℃.60%RHで
複写したところ、高画像濃度1.54の鮮烈な黒色を呈
し、カブリ等の画像汚れのない良好な画像が得られた。
またこの現像剤を10℃.20%RH環境下で1万枚の
複写を行ったところ、画像劣化もほとんどなく、初期同
様鮮明な画像が得られ、感光体上のフィルミング現象も
見られなかった。
比較例−2 実施例−1において、流動性向上剤をヘンシェルミキサ
ーで混合分散させる際の混合時間を1分間に短縮したと
ころ、流動性指数52%のトナーを得た。
実施例−1に従い現像剤を調製し、複写したところ、高
画像濃度は保証できたものの、非画像部にカブリを生じ
、画像部のベタ均一性が悪くハーフトーンの階調性の悪
い貧弱な画質となり、連続1500枚の複写で画像部、
感光体周方向に白いすしが発生し、感光体表面を光学顕
微鏡で観゜察したところ、フィルミング現象が見られ、
実用上不可と思われるものであった。
このとき、トナー表面への流動性向上剤付着写真を第4
図に示す。流動性向上剤の凝集物が存在しトナー表面に
均一に分散されていないことが観察される。
[発明の効果] 本発明によれば、鮮鋭な黒色を呈し、解像力が高く、高
濃度でベタ階調性も良好で、また連続複?によっても画
像劣化が少なく、画像汚れのない高品質の画像を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例−1において使用されるトナーのヘンシ
ェルミキサー混合時間に対する流動性指数及びフィルミ
ング発生枚数を示す。 第2図は実施例−1及び比較例−2において使用さ■れ
るトナーの色度データを示す。 第3図及び第4図はトナー表面への流動性向上剤付着写
真である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  少なくとも着色剤含有樹脂粒子及び流動性向上剤を有
    するトナーにおいて、 (a)着色剤として粒径50〜70mμ、吸油量50〜
    100cc/100gであるカーボンブラックを樹脂1
    00重量部に対して2.1〜10.0重量部含有し、 (b)該カーボンブラックを含有したトナーの体積平均
    粒径が5μm以上10μm以下であり、流動性指数が5
    %以上25%以下である、 ことを特徴とするトナー。
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